子宮全摘出の手術を受けた少女は胎の中からする声に耳を傾けた。
ただ何かがおかしい。
胎の穴の中に潜む怪物の正体とは。
狂気と妄執、処女と穢れの螺旋が一つの胎洞で渦巻く。
最後に少女が知ること。
空洞には何が宿るのか。
最終更新:2022-05-26 20:20:28
8115文字
会話率:18%
「彼女の半径2メートル以内に存在していたい」
そう言って周囲をドン引きさせたこともある情報屋見習いのジンジャーは、
とある件を気に幼馴染のアイシャを全力で口説くことを決心した
善悪の区別が曖昧な俺は正義感あふれる彼女が好きで好きでたまらな
い。
溺愛…いや、いっそ妄執と言っていいレベルのジンジャーの執着を全く意に介さないアイシャ。
「好きだと告白しても響かないんじゃ、まったく意味がない」
「金貨を数枚貧乏人の家の花壇にまいておけば、彼女はきっとあわを食って俺を頼ってくるだろう」
情報屋の情報網をフルに使ったジンジャーの絡め手はどうすれば鉄壁のアイシャのハートに届くのか。
殺伐とした世界観がうっすら見える『とある国』の呑気で平和なラブストーリー。
この恋の駆け引きの勝敗はどっちだ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 19:00:00
9454文字
会話率:45%
大正時代。悪鬼に惨殺された妹の仇討ちのため、復讐に取り憑かれた特別高等警察の青年の物語。
最終更新:2022-03-31 18:28:11
132298文字
会話率:45%
諸君は夢見たことはないだろうか。
躍動感溢れる描写、燃えるような展開、
全身で感じる枷、劇的な物語を。
しかしながら、それは夢にすぎない。
夢は夢。いつか覚めるのが道理だと誰かが言った。
所詮紛い物。今ある世界のみが現実だと。
いつしか人
は諦めた。それでも発展を止めなかったどのような結末が待っているのか考えずに。
淀んだ視界で進み続けた。
そしてついに人は理想の一歩を踏み出した。
もうひとつの世界の創造である。
叶うはずのないもの。赦されざるもの。
その全てがここにある。
遥か遠くにあるはずの人の業、逃れられぬ本能。
それを今呼び覚ます、コンクリートに投げ捨てた、
あの日の激情を、妄執を、探しに行こう。
人類最期の願い、足掻き、人が人である故の、
生きるからこそ忘れられぬ故郷と懐郷を。
MaskedfearONLINE サービス開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 20:19:50
128404文字
会話率:45%
珍しく純粋な創作です。というだけなので自慢にはなりませんが。それと着想は、ちゃんといただきました。
最終更新:2022-02-11 13:00:00
595文字
会話率:0%
十三夜。
秋の実りに感謝する月見の夜。
別名、豆名月、栗名月。
十三夜にちなんだ小話3話。
最終更新:2021-10-23 14:00:00
6748文字
会話率:17%
江戸川乱歩の「蟲」(著作権切れ)をオマージュした作品です。死体姦の設定はそのままに、配役を男×女から男×男(ショタ)に変えたBL系の作品です。原作については、設定を借りただけで、内容はかなり異なる物となっています。
昭和初期。大阪船場
の料亭の息子・信は、ある歌舞伎役者に恋をした。彼の心の闇から生まれた悪魔。その奸計か? 恋の憧れは妄執さらには嫉妬に変わる。ある日、女遊びが過ぎた歌舞伎役者は、逆恨みにより刺殺。全ては悪い夢。忘れようとする信。だが、悪魔は……。
18禁の音声作品として作成したものですが、アダルト部分を廃し、ストーリーを生かす形で小説化しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 20:00:00
10786文字
会話率:31%
「私、死んだの」
そう言った少女に色彩はなかった。
15歳の誕生日の前日。アウラは城から逃げ出した。生きるために。
「俺の経歴を傷つけたやつは、一発殴ってやらなくちゃな」
お人好しのソリドゥムと、指名手配犯のアウラは、城を目指して旅をする。
しかしアウラにはどうしても言えない秘密があった──
この作品は「https://kakuyomu.jp/」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 15:00:00
111728文字
会話率:29%
人間と、人ならざる人類『亜人』との大戦争から6年。
戦後復興を果たさんとしている人間世界に今また、戦乱の兆しが見えようとしていた。
半年前より王国にて『魔剣騒動』を、共和国にて『魔眼事件』を引き起こした邪悪なる組織『オロバ』の悪辣な陰謀
が、今度は大陸北部の連邦領にて発動しようとしているのだ。
『オペレーション・魔獣』……天命へと至るおぞましい儀式は、連邦各地にて大量の行方不明者を生み出していた。
悪辣なる陰謀へと立ち向かうは一人の男。
その名もクロード──かつて『魔剣騒動』において『オロバ』に与した風の魔剣士。新時代の英雄の最凶の宿敵、だった者。
苦々しい敗戦から今ではすっかり落ちぶれやさぐれ果てた彼が、今度は邪悪との戦いに身を投じることとなる。
死を望みながらも殺し続ける。そんなクロードの元、人間も亜人も問わず戦士たちが集結する。
世界最高の冒険者集団『クローズド・ヘヴン』。
S級冒険者『獅子』。
かつての仇敵、水の魔剣士。
そして──共和国を護り抜いた少女、『特務執行官』。
集いし英雄たちの戦いの果て、クロードの錆び付いた心が変化していく。
過去から続く現在が、やがて未来へと繋がるように。かつて道を踏み外した男にも、新たな道が開かれるのだ。
これは第三の戦い『連邦魔獣戦役』──よみがえる刃に纏わるエピソード。
守護者から刃へ。錆び付いた刃が輝きを取り戻す物語。
そして。妄執に狂った一つの魂が、救われるための物語。
※Twitterやってます
@tentacle_clow
http://twitter.com/tentacle_clow
↑こちらになります
最近ではほぼ設定資料集と化しています
質問とか感想もあれば喜びますので是非ともご覧ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 20:58:21
191581文字
会話率:54%
呪炎剣の征四郎と呼ばれる凄腕の剣士である三十代半ばのおっさんと、血の繋がりはないが十歳くらいの娘であるスラーニャは、街に戻る途中馬車が襲撃される現場に居合わせてしまう。
征四郎親子も目撃者として殺されそうになり、逆に襲撃者を殺してしまいカム
ラ王国のお家騒動に巻き込まれた。
助けた王の甥グラルグスは、その腕を見込んでと半人半蛇の化け物退治を持ちかけた。
その怪物がいると言う場所に赴いた征四郎は、そこで呪われたカムラの姫君と出会う。
蛇巫女と呼ばれる存在に呪われて半蛇となったその姫君の名はロズワグン、王の甥グラルグスの実姉であった。
彼女の佇まいや美しさを見て、そして何よりスラーニャが懐いてしまった事で征四郎は怪物退治を断念。
逆に、傷癒えたグラルグスが実の姉を国の為に殺そうと兵を雇い迫ると、彼らの前に立ちふさがる。
敵方にも知り合いが混じっており、彼らは征四郎親子に加勢し状況は混迷を極めた頃、呪いの元凶たる蛇巫女まで現れ事態は一気に加速する。
旧き支配者がその体を奪おうとロズワグンに迫る中、征四郎は戦いの最中に己の心をに湧き立つ感情が何かを知る。
「人の恋路を邪魔する奴は、私に斬られて朽ち果てろっ!!」
過去の妄執と因縁を断ち切るのは、銃砲が支配する戦場でも剣を練り続けていた異世界軍人の征四郎の呪炎剣。
異世界転移+痛快時代劇風ファンタジー、ここに開幕!
更新は暫くはそれなりに、一段落が付けばその後は週に一回程度
カクヨムでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 16:19:35
11292文字
会話率:34%
旅は終われど怨嗟は消えぬ。
この作品は自サイト・カクヨム・ノベプラにも掲載しています。
最終更新:2021-03-13 18:00:00
479文字
会話率:0%
感染すれば数秒のうちに命を絶つ細菌を操る誓約者、タツミ・セイジの遺言を聞いた唯一の人間、藤崎耀真は息を呑んだ。
「娘を、守ってくれ」
娘は父親の能力を継承しているのか?
娘の行方を探る耀真の前に立ち塞がるエリシオンの異端審問官、さらには
現行最強と謳われる誓約者ケヴィン率いるテロリスト集団、リデェクターが襲い来る。
悲哀と妄執の先に垂れた蜘蛛の糸。果たしてそれは、悪魔の罠か、希望の一筋か。優しさと強さをもって、己の道を突き進む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 00:34:56
100372文字
会話率:61%
過去のインターネットへの偏愛、妄執から、脱却するには、自分と向き合うことです。
政治の季節だからこそ、本を読むことをお勧めします。
この小説を読んでみてください。
最終更新:2020-12-24 13:19:41
485文字
会話率:0%
未来永劫、愛してる。
最終更新:2020-08-26 22:22:29
6126文字
会話率:11%
怪異調伏の専門家、遠見摩耶は失踪した兄に代わって深山守護の任に就く。
半人前であるが故、兄の友人に助力を請うことに相成ったものの、件の男は『無職』、『酒呑み』、『女好き』、三拍子揃った駄目男。
そんな二人のあれやこれ。
今日も今日と
て、来歴不明の霊刀片手に、愛染妄執魑魅魍魎、人身に裁けぬ現世の業を、怪僧『渡浪』が黄泉路へ送る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 21:56:20
261800文字
会話率:39%
『「リアリティのあるドラマ」を作らなくてはならない。
そんな妄執に捕らわれた結果、世界の全てを救ってしまう男の話。』
を現実にしたいと思っている男の話。
最終更新:2020-07-16 00:58:04
2070文字
会話率:7%
両親を早くに喪った少女、夜館珠理
彼女の講師であり『天上の音楽』に妄執する"先生"
月光ソナタに乗せて奏でるのは、救いと献身の旋律
※ エブリスタ(https://estar.jp/novels/25601164
)に
2020年2月17日に投稿した同名小説の修正+微改稿版となっております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 01:12:15
5607文字
会話率:34%
平和な時代を謳歌する豊かな王国、ノリック王国に邪悪なる魔の手が迫っていた。
かつて君臨した魔王の、忠実なる僕であるグランベル家の五百年の妄執が、今まさに芽吹こうとしていた。
事前に察知した二人の王子によって、邪悪の徒、ガイナス・グランベルは
討たれた。
だが、それをあざ笑うかのようにガイナスは謎の力によって過去へと遡ったのだった……。
はたしてノリック王国はこの未曽有の危機を乗り越えることができるのか。
荒れ狂う民衆のデモ(大きすぎる貧富の差によるもの)、レジスタンスのクーデター(人種差別撤廃のため)、魔王軍の復活(なお自作自演のプロパガンダ)、貴族の裏切り(中央集権への反発)、飢饉(大穀倉地帯ガイナス領を除く)。
これは、そんな王国へのクーデターを企む、邪悪なる魔王の僕、ガイナス・グランベル侯爵子息の忠義と欲望の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 00:00:00
2867文字
会話率:32%
とある廃ビルの屋上で、中年の男が飛び降り自殺をしようとしていた。
意を決して踏み出したその瞬間、男は一人の少女に大声で呼び止められる。
男が驚いて振り返ると、そこには、金色の髪に青い瞳をした、小さな外国人の少女が立っていた。
少女は
青い瞳に涙を溜め、大きな声で「ワタシは生きたいぞ! 生きていたいぞ!」と叫んだ。
わけがわからず自殺する気がそがれた男は、少女の言葉に耳を傾けることにした。
それからこの廃ビルの屋上で「お嬢ちゃん」と呼ばれるようになる、生きたがりの少女が、「おっちゃん」と呼ばれるようになる、死にたがりの男を、生きたくなるようにさせるための、二人だけの不思議な密会が始まった――
※カクヨムにも同時掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 00:09:56
36874文字
会話率:57%
飲み会の帰りに夜道を歩いていた主人公は、森の中から聞こえてくるカーンという音が気になって、森の中へと進み、そこで白装束に身を包んだ女が行っていた丑の刻参りを見てしまった。
主人公はばれない内にその場を去ろうとするが、携帯電話が鳴り、白
装束の女に覗き見ていたことがバレてしまう。女は手に持った木槌と五寸釘を振りかざしながら奇声を上げて主人公に走り寄って来たが、主人公は死ぬ気で走りなんとか命からがら逃げ切って家に帰ってきた。
だが、家に帰ってほっとしたのもつかの間、主人公は保険証やら免許証やらが入っていた財布をあの森に落としてしまったことに気付き心臓が止まる思いをする。
翌日、主人公は個人情報の詰まった財布取り戻すため、もう一度あの丑の刻参りが行われていた場所に行くことを決意し、震える脚をなんとか動かしながら、昨日の丑の刻参りが行われていた樫の広間にたどり着くも、財布は落ちておらず、主人公は自分の住所があの白装束の女にばれてしまったと、顔面蒼白に、精神的に大きな衝撃を受ける。
そしてダメ押しに、主人公が打ち付けられたわら人形に目をやってみると、何故かそのわら人形に貼り付けられていた顔写真は、主人公の写真だったのだ。
それ以来主人公は、住所がバレたあの女がいずれここまでやってくる、あの女は俺を呪っているんだ、俺はあの女のことなんか全く知らないのに! と、どんどんと急速に精神を病んで行き、奇行を繰り返し、そして、高みへと達するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 03:07:24
27337文字
会話率:44%
妻と娘を残して自殺した資産家の男が残した、遺書のようなものの全文。
そこには、男が自殺に至った経緯と、尋常ではない苦悩の記憶が書き綴られていた。
最終更新:2017-12-17 12:57:54
48018文字
会話率:7%
人類の正気を疑った女は、正気ではなかった。
妄執を追って、虚構の正義を胸に、空想の異界を目指し、行いはカルマとなって嗤い降り注ぐ。
誰のものかもわからないナレーションで、奇怪奇抜奇妙奇特の、女の顛末を辿ってみまいか?
最終更新:2019-11-18 20:41:07
7835文字
会話率:19%