「き、君はいったい誰なんだ!? なぜ僕の部屋のベッドで寝ているの!!」
まるで子犬みたいな無邪気な目をした美少女――黒髪清楚な女子高生と僕は運命的な出逢いをしてしまった。
それも自分の部屋のベッドの上で!?
「興奮してご主人様をぺ
ろぺろしちゃうかも。でも私は子犬だからどうか許してね。わん♡」
僕――猪野宣人(いのせんと)には誰にも言えない秘密の力がある。相手が心の中に抱えたもっとも悲しい記憶が視える不思議な力だ。
その力を発動させるには対象の相手と抱擁(ハグ)する必要がある。でも人の悲しみをのぞき見していったい何の得がある? 暗い気持ちに引きずり込まれるだけだ。
最初に力を発動させたのが若い女性だったトラウマから僕は高校一年生になっても女の子と接するのが大の苦手だった。
もちろん恋なんて一生出来っこない。そう思っていたはずなのに……。
「……オリザ、行く場所がない。おりこうにするからご主人様とここで暮らしたい」
部屋のベッドで寝ていた美少女はオリザと名乗った。なんと自分を犬だと信じ込んでいる。そんな訳ありな彼女を家に連れて来た僕の親父は多くを語ろうとしない。
「宣人、今日からお前が世話をしろ。それが部屋を使う条件だ」
「ふざけんなよ!! 誰が新しい犬の世話なんかするもんか」
子犬を飼うはずじゃなかったのかよ!? それが黒髪清楚な女子高生だと!! 他人との身体接触が苦手な僕がどうして女の子とひとつ屋根の下どころか離れにある個室部屋で暮らさなきゃならないんだ……。
なし崩し的に始まった奇妙な同棲生活、謎に包まれていたオリザの素性が次第に明らかになる。
彼女は隣町にある名門お嬢様女子高に通っていたそうだ。どうして彼女はそれまでの記憶をなくして自分を犬だと信じ込んでしまったのか?_
オリザの過去に隠された悲しい出来事を知った時、僕は人生最大の決断を迫られる
彼女と出会った頃の自分はその事実を知るよしもなかった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:10:00
101462文字
会話率:49%
小学生、中学生、高等生......そんなあたしの青春時代はバラ色だった。暖かい家族が居て、親友に囲まれて、大好きな彼氏まで居て......でもそれは悲しいかな、高校2年生までの話。
大事な人を亡くしてしまったあの事件をきっかけに、あた
しの人生は大きく変わってしまった。その時受けた精神的ダメージは、図り知れないものが有ったんだろう。
事件後、あたしは2つの大きな宝物を失った。1つは事件前の全ての記憶。つまり幸せいっぱいだった青春時代の記憶が全て失われたってこと。世間一般で言うところの『記憶喪失』ってやつ。
それともう1つ、失われたあたしの大きな宝物。それはなんと全ての『感情』。分かり易く言うと、喜ぶことも、怒ることも、哀しむことも、楽しむことも全て忘れてしまったってこと。
そんな訳だから、人から何を言われても無反応だし、何が起こっても無関心。過去を悔やむことも無ければ、未来に希望を抱くことも無い。それってもうただの置き物だよね。
大事な人達はどんどんあたしの前から消え去っていくし、周りからは変人扱いされるし。とにかく悲惨だった。
でもある時を境にして、これじゃダメってことに気付いたの。みんなみたいに幸せにならなきゃってね。
あたしの名前は花咲向日葵(はなさきひまわり)。若干22才になったあたしこと向日葵は、17才の時に故郷で起きた壮絶なる過去に立ち向かっていくことを決意した。それはもう想像を絶する試練の連続だった。
世の中には死にたくなる程に辛い思いをしてる人が今も沢山居ると思う。でも人生って意外と捨てたもんじゃ無いってことを、あたしはそんな人達に伝えたていきたい。
だから今あたしは、そんな自身の壮絶なる半生を記録に残しておくことにした。この記録を通じて、今辛い思いをしてる人達が少しでも希望を持ってくれたらいいなぁって思って。
そんなあたしの記録だけど、最後まで付き合ってくれたら嬉しいな。じゃあ早速記録を取り始めることにするね。乱筆だけど許して。 花咲向日葵
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 00:00:00
209312文字
会話率:34%
「何これ、雑巾?」
”番が見つかった”という理由で幼馴染に婚約破棄された男爵の娘、リリィ・フローレンス。
彼女は領地で、農作業に明け暮れていた。
ある嵐の夜。玄関先に大きなボロ雑巾____かと思いきや、瀕死の青年が落ちていた。
必死に
看病した数日後、ようやく目を覚ましたボロ雑巾、もとい青年は開口一番「番だ」とリリィに向かって言った。
「”つがい”ってあの番!?」
しかも、この男は記憶を失っているらしい。
名前も、何も分からないという青年に戸惑いながらもリリィは少しづつ心を許していく。
こんな日々がずっと続きますように。
けれど、そのささやかな幸せは、冷たい青色の目の魔女の手によって一瞬の内に崩れ去っていく。
「お前のその愛。どれほどのものか試してやろう」
深く傷ついたリリィは決心する。
「番なんてもう二度と信じないわ」
傷ついた少女と記憶を取り戻した青年。
二人の描く”番”を越えた物語の結末は_____。
うたた寝をした時に見た夢を好き勝手書いてます。
※後半かなりシリアスです・・・多分予定では。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:00:00
14791文字
会話率:27%
【毎日更新】閉館寸前の海辺のプラネタリウム「海星館」で、星野詩織は祖父の遺した投影機にだけ心を許していた。
真夏の午後、都会から来た少女カメラマン・月島澪がファインダー越しに詩織と投影機を切り取った瞬間、世界は静かに軋み始める。
レンズを向
けられる痛みと、レンズ越しに世界を切り取る悦び――相反する感情に揺れながら、二人は「なくなっちゃいそうな場所」の最後の光を追い、互いの未来を投影し合う。
夏休みが終わる日、海星館のドームにはどんな星空が映るのか。ファインダーと星図が結ぶ、一度きりの青春グラビティ・ロマンス・ガールミーツガール。
ご覧いただきありがとうございます。
感想・評価・ブックマークをいただけると幸いです。とても嬉しいです。カクヨムでも連載しております。原則としてカクヨムでの投稿が先行しますので、もしよろしければカクヨムの方でもご覧いただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:04:49
47598文字
会話率:38%
目覚めたとき、私は“瀬奈”という少女になっていた。
けれど、私の中には――裏切りと共に命を落とした、公爵令嬢エレオノーラの記憶が残っていた。
なぜ転生したのかはわからない。けれど今度こそ、私は愛されたい。
そんな願いを抱えながら、瀬奈とし
ての生活を始めた私の前に現れたのは、幼馴染を名乗る青年・蓮。
穏やかで優しく、毎日のように顔を見せてくれる彼に、少しずつ心を許していく私。
……だけど、ふとした瞬間に感じる彼の視線は、どうしてこんなにも深く、苦しいの?
****
初めての投稿になります。
自分の好きだけ詰め込みました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:00:00
1051文字
会話率:3%
後三年の役[1083~1087年]の奥州遠征準備の為に武蔵国府、府中に滞在した源氏の嫡流源義家が大國魂神社の宮司一族の娘との間に1084年、男子を授かった。奥州遠征に勝利した源義家は府中に凱旋、自身の三男と認知して朝廷から立花姓を賜り立花家
を創設、1099年元服した三男は立花義輝と名乗ったのだが、歴史の流れからその流れが消滅した。
令和の世、東京都府中市大國魂神社にお詣りにやって来た主人公は突然現れた大國魂神社の大神様と源義家公に過去の時代に転生して歴史の流れを修正する事を命じられた。
訳のわからぬまま戦国時代に転生した主人公、先乗りで転生した祖父と父と協力して歴史を修正しようと志すが、史実と異なる戦国大名立花家に古河公方家、関東管領山内上杉家、扇谷上杉家、北条家などの強敵に囲まれる状況を打開出来るのか?大國魂の大神様(おおくにたまのおおかみさま)と源義家公の願いを叶える事が出来るのか?
昭和、平成、令和の知識を駆使して戦国時代を乗り切れるのか?武田信玄、上杉謙信、今川義元の動静が鍵を握るかも?
史実通り織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下の流れとなるのか?結末は決めてないので筆者にもわかりません。
初投稿なので不備な点が有りましたら優しくゆるーく許してください。武将の個人名、城の名前は史実と創作をミックス致します。北条家の養子、嫁入り等は変化する可能性があります。
筆者は大國魂神社が大好きで、いつの日か戦国時代小説を書いてみたい、大國魂神社をストーリーに入れたいと考えておりました。
大國魂神社大宮司、猿渡一族の皆様、大國魂神社に携わる全ての皆様、架空の戦国時代小説の題材にする事をお許しください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:37:51
1079947文字
会話率:17%
「守りたい人が出来た。私はその人を正妃にしたい」
幼い頃から想いを寄せていたラドネラリア王国の王太子であり、婚約者のアルバートから婚約解消を言い渡されたリュセラーデ侯爵令嬢のベアトリス。
想い人である婚約者から次々と紡ぎ出される言葉にベア
トリスは傷付き、涙が枯れるまで泣いた。
だがその一週間後、婚約解消の申し出は突然ひっくり返った。
「ベアトリス。昨日までの私はどうかしていた。だから、婚約解消の話しをなかったことにして欲しい。この通りだ!!」
深く傷つけられたベアトリスにとって、それは簡単に許せることではない。だけど、長年の恋心は中々消えてくれず、ベアトリスは戸惑う。
そんな中、これまでとは違いアルバートが少しずつ変わり始める。
「ベアトリスが私に不信感を抱く気持ちは分かる。だから、私は君の信頼を取り戻すために変わる努力をしているところだ。少しずつでいい。私を許してくれないだろうか?」
婚約者のその言葉に、すぐには無理でも彼を信じてみても良いのかもしれない。ベアトリスはアルバートに対してそんな風に思い始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:10:00
165657文字
会話率:40%
狙って、撃つ。倒して、漁る。そして最後まで残ったプレイヤーが勝ち。
それは、そんなよく聞くルールの下で行われる、ゲーマーなら誰もが知る人気なFPSゲームだ。
大きな島に降り立ち、武器や資材を集め、時折ミッション等をこなし、他のプレイヤーと
戦って生き残るそのゲームに熱中していた青年──『七ヶ岳 海人』がいる部屋に運悪く落雷が直撃し、死んでしまう。
「ごっめーん、雷で遊んでたら落っこちてキミに当たっちゃった。まあキミみたいな変人なら、こっちでも上手くやれそうだし異世界転生で許してちょ。お詫びにキミだけはそのゲームで出来ることの全てを授けようじゃないか」
「それ転生先によってはだいぶ強さ変わらない? まあ、相手が誰だろうと俺は俺のプレイスタイルで戦うだけか。一度でも死んだら終わりのデスゲーム……汚く生き抜いて、楽しく謳歌してやろうじゃん」
特に上手くもなく下手でもない、対面勝負は全力回避な陰キャプレイヤーは最後まで生き残る為に、あらゆる手段で異世界で起こる問題を解決していく。そして徐々に同じような転生者が現れ、協力し、敵対することになるのをまだ海人は知らない……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:06:25
587311文字
会話率:51%
ミレーネ・ドトレスト侯爵令嬢は、愛するロシュア・シャルマン伯爵と結婚し、幸せな毎日を送っていた。はずだった。
ロシュアと二人でシャンパンを開けた夜、いつの間にか眠ってしまっていたミレーネが目覚めたのは、十ヶ月後のこと。その間、ミレーネは死ん
でおり、生家は没落していたのだ。
死に戻ったことが理解できないミレーネを、ロシュアは拒絶する。ロシュアは既にジェニファーという新しい妻と暮らしていた。
絶望し、途方に暮れるミレーネを救ったのは、幼馴染のカルロス・スノウレスト伯爵。「僕と結婚しないか?」想い人がいるはずのカルロスからの唐突な提案に戸惑いながら「死に戻りの自分が役に立つならば」ミレーネは、匿ってくれるお礼として契約結婚を交わす。
ある時、ミレーネはひょんなことから自分の容姿を見てしまう。それは死ぬ前とは大きく異なっていて…。カルロスが、屋敷中の鏡を外していたことに気がついたミレーネは彼の本当の優しさに触れていく。
「カルロスが想いを寄せていたのは…あの方だったのね。だから私と契約結婚したのだわ」
ミレーネは、自分の本当の気持ちに気がついたと同時に恋心を終わらせようとする。なのに、カルロスはなぜか離れることを許してくれそうになくて…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 14:12:01
125605文字
会話率:55%
8年前、トラックから人を庇ったことで異世界に転移させられた高校生・ユキヒロ。
魔王討伐という使命を終え、ようやく現実世界へと帰還した――はずだった。
だが帰還直後に拾ってくれたのは、かつての幼馴染・歌住 広。
8年ぶりに再会した彼女は、ユ
キヒロの話を妄想だと思いながらも、なぜか同居を許してくれて…?
かつては勇者、今は無職。
現代社会で平穏な生活を送るつもりだったユキヒロだが、
気がつけば異世界から仲間たちまで現れて――
「……もう戦いたくない。けど、のんびりもさせてくれない!」
異世界帰りの元勇者が現代日本で送る、トラブルだらけ(なのにちょっと青春)なスローライフ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:26:20
35967文字
会話率:42%
中央ヨーロッパのとある都市。この街には、人間の濁った魂を食らう悪魔が現れていた。その悪魔を祓い、濁った人間の魂を救う特別な力を持つ『使徒』と呼ばれる者たちは、人々にヒーローのように慕われていた。
ある日、使徒の戦いに遭遇したペトロはユダ
に声を掛けられ、仲間になってほしいと誘われる。使徒にはなれる条件があり、それを自覚するペトロは使徒になることを決意する。
使徒の一員となったペトロは、仲間たちと共同生活を始める。世間に存在を認められている使徒は企業のイメージキャラクターを生業にするモデルの一面もあり、事務所も立ち上げていた。戦いの経験を積み、使徒とモデルの二足のわらじが始まると、記憶喪失でありながらも社長を務めるユダが自らマネージャーとなり、二人三脚で仕事をしていく。ペトロに恋愛感情を抱くユダは少しずつ思いを伝え、優しいユダにペトロも次第に心を許していくが……。
ある時、悪魔とは違う存在が現れる。その名前は『死徒』。この世に彷徨う怨念の集合体で、『ゴエティア』という悪魔を使役する彼らの存在は新たな戦いを呼ぶとともに使徒の精神を脅かし、ユダとペトロの運命を動かし始める。
ユダの記憶喪失と関係する、彼に課せられていた“責務”と、死徒との“因縁”。それが明らかとなった時に突き付けられる現実とは。
使徒は亡き者たちの思いを受け止め、未来を切り開けるのか。そして、ユダとペトロの未来は……!?
この世界はいったい誰のせいなのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:10:00
404947文字
会話率:59%
オレ、ゼクス・レヴィト・ユ・サン・フォラナーダには妹がいる。名をカロラインと言い、金髪と紅眼が美しい、とても可愛い女の子だ。それはもう、世界で一番愛くるしいと評しても過言ではないほどの少女で、その笑顔はまさに天使と断言できる。
目に入れて
も痛くないくらい愛おしい妹だが、実は死ぬ運命が定まってしまっている。
この世界は、前世のゲーム『東西の勇聖記』という恋愛ゲームと類似しており、ゲームでカロラインは、主人公である聖女のライバル――悪役令嬢として登場する。そして、彼女はどのルートにおいても非業の死を遂げてしまうんだ。
最愛の妹が死ぬ?
そんな理不尽な未来を許しても良いのだろうか、いや良くない!
そういうわけで、オレは運命に抗うことにした。
ゲームそっちのけで妹を清く正しく育て、数多の死亡フラグを力技でねじ伏せていく。
その先に、オレとカロラインの明るい未来があると信じて。
これは妹を守るために最強になったオレと、世界で最もカワイイ妹カロラインの物語である。
※30話前後までは毎日投稿予定。
※一話あたり2300~5000文字程度を目安に執筆しております。
※R15と残酷な描写は保険です。
※男の娘キャラが登場します。
※キーワードに乙女ゲームとありますが、その要素は薄いかもしれません。
※カクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:02:50
3873585文字
会話率:31%
兄に毒を盛られ、家督の破棄を迫られる。
転生後最大の危機は突然訪れた。
また10代で死んでたまるか!
どうやら父と長男は家督を奪うために次男によって毒殺されたようだ。
兄のいう通りに家督を破棄して、生き残るため他にも譲歩する。兄は譲歩の内
容に納得したのか、家から出ていくのを許してくれた。
俺は命かながら家から出て、魔法を使い解毒を試みる。解毒に成功すると、生き延びられた喜びと同時に、なぜこんな状態になったのか……。父と長男はもう生まれ故郷にはいない。故郷にいては命が狙われると通っている王立魔法学園がある王都へと向かう。
王立魔法学園に戻ってきた俺は汗だくになって体を鍛える。
転生した異世界セリアンスフィアには魔法がある。
しかし、地球でイメージするような遠距離魔法を使うには膨大な魔力が必要となる。魔力の少ない俺は身体強化で魔法を使うしかない。脳筋魔法使いをやめて錬金術師になりたいが、貴族は錬金術師になれない。
家督を放棄した今なら学園をやめて錬金術師なれる! ……え? 無理?
カクヨムにも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:00:00
683527文字
会話率:41%
普段はそれほどでもないけど繫盛期になると残業代はきちんと払うから帰る事はゆるさんと言うブラックかホワイトか解らない上司の下で働く本郷美晴さん
10日ほどの地獄週間を越えて帰宅後、明日は休みだからとお酒を飲みながらネトゲの日課を初めて寝
落ちしたのが運のつき。
目が覚めるとそこは見知らぬ場所、その上なんじゃこりゃと叫んでみればなぜか少女の声。
魔王を信仰する者たちによって顕現させられたのは自分がやっていたネトゲのキャラだった。
キャラ性能や持っているアイテムは、この世界で言うとそのすべてが規格外、でも中身はしがないサラリーマンの主人公が戦乱や魔物たちによって不幸振りまかれる世界をのほほ~んと生活していく物語です。
主人公は最強ですが、俺Tueeeeeeeeeeeeeeee!はしませんし、魔王の手下たちと死闘を繰り広げるなんてことはありません。
ただ、ご近所の平和くらいは守ってもいいかなぁと考えながら生活する、ゆるゆるぐだぐだな物語です。
また、例のごとく残酷な表現タグはついていますが念のためなのでそれを期待しないように。まず出てこないので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:00:00
161468文字
会話率:37%
毒キノコ食べて転生したら最弱?になった俺
腹が減ったのでスライム食べます
なんてしてたら魔王様に拾われた
え?邪神倒す?無理無理
なんて言いながら世界を救う?物語かな?
最終更新:2025-07-23 09:00:58
217490文字
会話率:75%
「私が世界を救う事を許してくれますか?」
月の結晶石を体内に封印する天界の姫レティシアは、変わり果てた兄から逃れる為、下界へと降り立った。
傷だらけの彼女を救ったのは龍神界の青年アレス。二人は成り行きで同行する事となった獣王ロッドを仲間に
加え、結晶石の謎を解く為に世界を駆け巡る。
その旅の先に待ち受けていたのは、止まない慟哭と切ない男の願いだった。
世界を知らない姫と不器用な青年が紡ぐ、王道の切ない恋愛ファンタジー。
※他の投稿サイトでも投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:00:00
536986文字
会話率:46%
前世で幼女を守って死んだ主人公、夢咲真白は、目覚めると不思議な空間にいた。そこで出会ったのは、なんと全ての神の長たる創造神ノエル。唐突な神様の出現に驚く真白だったが、ノエルが何事かと身構える真白に放ったのはプロポーズの言葉だった。
なんやか
んやでその告白を受け取った(?)真白はノエルと共に異世界に旅立つ。
全てはスローライフを送るために!
・・・・・・・・・しかし、現実はそんなに甘くない!?
五人の奴隷少女との出会いによって運命の歯車は動き出し、やがて世界を飲み込む闇と成る!
スローライフ願望を持つ最強主人公と奴隷少女、さらには神様や魔王までもが織りなすハーレムストーリー・・・・・・・・・みたいな感じです。
スローライフ願望と言いながらも、結構戦うんですよ、この主人公。
ちなみに、ちょっとえっちぃシーンもあります( ˙-˙)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:10:59
1363645文字
会話率:23%
兄弟がいない一人娘の伯爵令嬢ノーラは、次期伯爵になるために幼い頃から厳しい当主教育を受けていた。
13歳の時に母が亡くなり、当主教育に加えて女主人の仕事もこなすようになったノーラ。その過程で父の頼りない仕事ぶりを実感し、亡き母が父の仕事を補
助していたことで伯爵家が成り立っていたことを知る。
そのため、ノーラは腹心の従者ルカの手を借り、当主教育と女主人の仕事に加え、父の政務の手伝いまで行っている。
母の死から2年後、父は亡くなった愛人が生んだ庶子を伯爵家に向かい入れ、ノーラにはフィーネという1歳上の異母姉ができた。フィーネは小柄で素朴な容姿に、怖がりで人見知りだが心を許した人にだけ甘え上手な少女だ。
父はフィーネを溺愛し、ノーラの婚約者キャルムは『元平民のために周囲から浮いているフィーネが可哀想だから』と言い学園でフィーネと行動を共にしている。フィーネが姉になってからのノーラは、それまで心を許していた人たちとの距離を感じるようになっていった。
そんな中で突然の事故に倒れた父は死の床で次期伯爵にフィーネを指定してしまう……。
伯爵家と領民と父のためにとひたむきに頑張っていたノーラは、それまでの努力や成果を顧みられず無に還され、信用してた人達に見捨てられていく。そんなノーラが困難を乗り越えようともがく様子を書いた山も谷も控えめな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
71700文字
会話率:16%
ふわふわのピンクの髪にクリッと丸くて大きい赤い瞳の男爵令嬢イエル・ドルチェは、その男好きする容姿と低い家格のせいで、貴族令息が後腐れなく遊ぶのに丁度良いからと隣国への留学生に選ばれてしまった。
留学して来たイエルへ声を掛けてきたのは、なんと
、婚約者がいる王太子レオポルド。周囲に「イエルは友人だから」と言いながら、まるで恋人のようにイエルを連れ回すレオポルドのせいで、将来の王妃として学園中の生徒から敬われているフィオレ・カファロ公爵令嬢から睨まれてしまう。
イエルの記憶の中ではいつも穏やかに笑いかけてくれていた努力家で優しいフィオレに、計画を教えないせいで暗くて冷たい顔をさせてしまうのだと気付いたイエルだが、留学期間が終わると同時に自分とフィオレの長年の夢は叶うのだと、そのためにレオポルドの愚行を利用しているだけなので許して欲しいと、心の中でフィオレに謝ることしか出来ない。
そんなイエル、フィオレ、レオポルドが叶えたい、叶える、叶えたかった夢のお話。
(こちらのあらすじはイエル視点だけのため、全て正しいとは限りません)
※アルファポリスへ先行投稿したものを改稿しこちらへ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 20:47:41
87528文字
会話率:15%
私が書いた物語の乙女ゲームに召喚されてしまった私はうっかり茫然としているうちに一緒にくっついてきた女に「私が聖女です!」宣言され、名前を名乗れば何と邪教の女神として、地下牢にぶち込まれてしまいました。
私、作者ですよ!? この世界の女
神様ですよ!?
もう、知った事じゃありません! 私以上にこの世界を知ってる人はいないんですから、それを利用して帰らせてもらいます!
だから、世界が滅んでしまっても許してね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 11:10:00
32268文字
会話率:53%
晩夏の蜂蜜宴(ハネムーン)* ヘイゼル×ルチシャ
竜王×人間の異類婚姻譚。
「封印を解いてくれたこと、心から礼を言うよ」
暦(月の巡り)を司り、太古の森を守護する高位精霊である竜王は、竜種にしては穏やかな気質であり、数多の知識を有する
賢者であると評されている。
けれどもそれはあくまで『竜種にしては』穏やかなだけで、人間の基準ではやはり、脅威は脅威でしかない。
そして彼の得意とする『呪い』は、じわりと染み入る毒のように、肉体から精神に至るまで自由自在に蝕む悪辣さを有している。
▽
「僕は暴力には向かないんだ」
「……。(他の竜の鱗を悉く剥いだって言っていたような…)」
「加減がうまくないからね」
「……。(察し)」
「呪いは万能だから、こちらの方が扱いやすい」
「……私の事は呪わないでくださいね?」
「必要がなければ、呪わないよ」
ハシバミ色の瞳に宿る蜂蜜のような甘さに絆されて、ルチシャはいつも、それならば良いかと許してしまうのだ。
▼プロローグ
耽溺という言葉の意味を身を以て思い知ったのは、ルチシャが十九歳になった晩夏の頃。
地上で最も力ある竜である竜王に、嫁入りしてからの事だった。
深い深い太古の森のなかに佇む、木と漆喰壁で出来た大きく荘厳なお屋敷、その一室。
部屋の主が竜の姿に戻っても困らぬよう、主寝室は人間には想像できないくらいに広く、天井も高い。
そんな寝室に置かれた、人間が五人くらいは横になれるサイズのベッドに、人型になった竜王とその妻であるルチシャはぎゅっと身を寄せ合って横になっている。
自分を抱き込むようにして眠る竜王の立派な体躯に頬を寄せながら、ルチシャは小さく欠伸を噛んだ。
目を閉じれば今でも思い出せる。
ルチシャが生まれ、十八年間を過ごしたカントリーハウス。
その裏手の森にひっそりと佇んでいた、竜が眠るという伝承を持つ祠石。
すべてはそこから始まったのだわ…と、ルチシャは夢と記憶の狭間にその身を委ねた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 08:36:36
181703文字
会話率:36%