星たちがうっすらと散りばめられた夜明けを、一隻の飛行船が翔けていく。針路の先、遥か彼方には逆さになった城が浮かび、まるで絨毯を敷くように無数の飛行岩が流れている。
舞台は、飛行石の恩恵を受けた、魔術と古代遺物の世界『レストリア』。
安住の地
を求めて追手から逃げ続ける少女イユは、異形の翼と耳を持った『龍族』の少年リュイスに助けられる形で、飛行船『セーレ』に同乗することになる。
『異能者』であることでセーレの船員たちから厭われつつも、少しずつ打ち解けていくイユ。しかし彼女は、リュイスたちには知られてはいけないある秘密を抱えていたのだった。
これは、思いのままに生きようと足掻く少女の、生き様を綴った冒険譚である。
※更新:火、木、土(火、木は19時or20時台、土は不定)
※感想、評価、ブクマ、誠にありがとうございます。非常に励みになります。頑張ります! 誤字報告もとても助かります。
※クリスマスショートストーリーは、一番下のリンクよりお読みいただけます。(2018.12.25/2019.12.24/2020.12.24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:04:42
3099564文字
会話率:41%
赤ずきんのオオカミ
彼は石を詰められ湖に沈められかけるも復活を果たす。
しかしそれを見つめる影ひとつあり。
亀・かぐや姫・浦島太郎をはじめとする個性豊かなキャラクターたちが織りなすハーモニー。
ぜひ一度彼らの物語、のその後を覗いてくだされば
何か新たな発見が…?
この作品は「カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816700427516100449」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 07:40:00
15885文字
会話率:35%
(あぁ、これが走馬灯ってやつか)
致命傷を受け、血で真紅に染まった絨毯に倒れた私は、頭の中を次々駆け抜ける懐かしい記憶達に、そんな事を考えた。今際の際だというのに、我ながら呑気なことだ。
純粋で、幼馴染に淡い恋をしていた、幸福な平民の少
女だった頃の記憶から、自分の無力さをひたすらに呪った、後悔した、あの忌まわしい日の記憶。ここにきてからの灰色の日々。今の私とは似ても付かない、昔の、ただ幸せだった記憶が蘇る…
これは、どこかの物語の、とある悪役の半生を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:32:45
10419文字
会話率:60%
普通の人には見えないモノ、妖怪や幽霊の類が見える少女、仁南《にな》はその能力ゆえ、妖怪に狙われて困っていた。見かねた祖母は、その分野の専門家である僧侶、重賢《じゅうけん》の元へ、高校の三年間、預けることにした。
しかし、京都に到着したと
たん、迎えに来た遥とともに、妖怪に誘拐されてしまう。その先にいたのは、鬼と吸血鬼、さっそくトラブルに遭遇して前途多難の予感。
平安時代から妖怪退治を生業としている綾小路家の人たちや、縁のある妖怪たち、鬼の珠蓮《じゅれん》と出会う。強い霊力を持つが故に、妖怪がらみの事件に巻き込まれていくが、その過程で、自分の出生の秘密や、右目に宿る悪魔の正体を知っていくことになる。
この物語は、前作『金色の絨毯敷き詰められる頃』で書き切れなかった鬼の珠蓮のエピソードを完結するための物語です。
前作を読んでなくても楽しんでいただけますが、興味を持っていただいたなら、是非、読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:00:00
225270文字
会話率:50%
住宅街にひっそり佇む古寺、悠輪寺の本堂は、現世と幽世の狭間にある空間、銀杏の森への入口になっていた。霊木大銀杏が守り、霊気に満ちた場所は、憩いを求めて妖怪達が集う。
最終更新:2022-11-18 22:00:00
314941文字
会話率:46%
始まりの魔女、ベルドール・エーレンドはその類まれな才能で数々の魔道具を作り出し、この地に魔法という唯一無二の文化を築き上げた。現在は国民のおよそ半数が魔法の能力に覚醒し、街では箒と絨毯が日常的に飛び交っている。
魔法が人々の暮らしを豊か
にしていき、誰もが与えられた平和を疑いもしない世界。
街外れのカルミラという村に住む、魔法使いを父に持つミシェル・メルダと、魔法使いを夢見るイリーナ・マーヴェリ。二人はいつか魔法使いの街、ワズランドに住むことを目標としていたが、魔法の才能に覚醒する日はいつまで経っても来ることは無かった。
しかし人の言語を話す謎の魔獣が村を襲撃し、事態は大きな変化を迎える……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:37:43
253434文字
会話率:47%
好きな物を語る企画、フェイバリット企画にて、コロンは「やかん」にしようか「絨毯」にしようか迷って、絨毯の話をした。
なので今回はやかんの話をします。
最終更新:2025-06-02 10:28:35
1724文字
会話率:21%
マイ⭐︎フェイバリット
ヤカンの話?絨毯の話?どっちが聞きたい?
写真を多用していますので、通信環境にご注意下さい。
最終更新:2025-03-07 11:50:18
2482文字
会話率:2%
毎日投稿、完結済みです。
ばっふんっ!!
一瞬宙を浮いたカラダは、ふわふわのクッションに受け止められた。
「は?」どういう事?
目をパチクリして周りを見る。
アパートではない高い天井。
窓には壁に沿うように重厚なベルベット
のカーテンが下がり、床には赤を基調とした細かい織りの厚手の絨毯が敷かれている。
私はその部屋の中央にあるベッドの上にいた。
ベッドの天蓋には、繊細な刺繍の入った豪華なカーテンが幾重にもかけられている。
これだけ天蓋が必要ならば夜は相当冷えるのだろう。
カーテンを見ても、絨毯を見ても、天蓋を見ても「冷える。寒い」が想像出来た。
やだな。
つか寒い。
寒い寒いとクッションに埋もれたカラダを起こすと、レーシーで薄々、布の面積は最小限で皮膚の面積は最大限な破廉恥極まりない下着しか着けていなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 06:03:39
25862文字
会話率:30%
公爵家の令嬢、エレノア・クロレディアは学園のパーティで婚約者の王子から婚約破棄を告げられ、地下の懲罰室に閉じ込められる。それは彼女が、「呪われた娘」であるからだった。見張りを任された学園で働く召使、ミラは小さなきっかけから、彼女を匿うことに
なる。
……学園の、図書室前の談話スペース。そこに飾られている甲冑の、模造刀の剣の柄。それを決められた角度に回すと絨毯の下、地下室への扉の鍵が開かれる。地下から地下へ逃げ込んだ公爵令嬢、そこには大きな秘密が眠っていて---?
エレノアを探す王家や王子の恋人、あらわれる隣国の王太子。
そうして知る、この国と彼女の真実とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 20:02:17
122318文字
会話率:40%
フラメンコを踊る、あいつはサンダーダンサー。
最終更新:2025-04-29 11:03:59
301文字
会話率:0%
絶望以外の花を咲かせられるのなら、咲かせてみようぜ。
最終更新:2024-08-18 07:00:00
363文字
会話率:0%
白猫は、ただの真っ白いかたまりではない。
最終更新:2024-02-29 07:00:00
218文字
会話率:0%
春の訪れとともに、新しい生活が始まった。
入学式を終えたばかりの春乃は、人混みを避けるように校庭の隅へと歩く。
そこに広がっていたのは、一面の桜の花びらの絨毯――そして、その木の下に佇むひとりの少年。
ひらりと舞い落ちる花び
らに導かれ、ふたりの視線が交わる。
「綺麗だね、桜。」
その言葉が、春乃の心を小さく震わせた。
それは偶然か、それとも運命か。
柔らかい春の風の中で、ふたりは少しずつ言葉を交わし始める。
静かな桜の木の下で芽生えた出会いは、やがて季節の移ろいとともに、かけがえのない時間へと変わっていく――。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 02:23:30
18933文字
会話率:33%
四十八歳の聡が、若かりしころに友人たちと過ごした海岸通りの思い出を辿る物語。免許を取ったばかりの十八歳の頃、彼らは海岸沿いのハンバーガーショップに集い、小高い丘で夜景を見ながら夢を語り合った。
「春の夜の夢の浮橋とだえして 峰に別るる横雲の
空」という西行の和歌が示すように、当時の友人二人はすでに他界し、あの頃の夢や希望は途切れた浮橋のようだ。認知症の母が息子の知らない記憶を持ち、かつてのハンバーガーショップは形を変えて存続していることに気づいた聡は、人生の儚さと継続性を同時に感じる。
絵画のような海岸線—朝の真珠の輝き、昼の群青色の絨毯、夕暮れの錦絵のような彩り、夜の銀の道—を背景に、聡は過去と現在を行き来しながら、夢が途切れるのは終わるからではなく、形を変えて続いていくからだと悟る。浮橋が一つ途切れても、別の浮橋がどこかで繋がっているという希望を胸に、聡は再び海へと向かう。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-24 21:11:56
3564文字
会話率:34%
異世界の冒険者の街で出会った魔法使いの大樹とポーション調合師の里香。偶然の小競り合いがきっかけで始まった二人の関係は、モンスターの襲撃を共に乗り越えたことで、少しずつ信頼と絆を育んでいく。伝説の剣を求めて旅に出た彼らは、迷宮や呪われた湖、氷
の城、古代の神殿、そして空を舞うドラゴンとの出会いを経て、幾度もの試練を分かち合う。闇の魔王との死闘では互いをかばい合い、時には涙と愛の言葉で命を救い合うほど深く結ばれていく。
戦いの果てに訪れた平和な日々の中でも、二人は魔法の指輪やペンダント、詩や庭園といった“魔法の贈り物”を通じて心を通わせ続ける。そして最後には、空飛ぶ絨毯と翼獣を連れ、新たな冒険へと旅立つ――これは、魔法と愛が織りなす、すべての奇跡を紡いだ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 19:10:00
21576文字
会話率:44%
此岸と彼岸の境に存在する忘川河(ぼうせんが)。
霊魂が渡ると今世の記憶を忘れてしまうという忘却の河川のほとりで、彼岸花園を管理する見習い鬼使いがいた。
彼はいわゆる落ちこぼれであった。同じ時期に就任した同朋は、すでに多くが高位に進んでいる。
仕事に勤しむ同朋を遠くから眺め、彼岸花の絨毯で惰眠を貪る日々。
そんな彼はある日、とある迷魂の未練晴らしの依頼を任せられる。
しかしその依頼は、今までにない困難なものだった。
冥土の淵をさまよい続けた鬼使いは、現世へ降り立ち、他人の心に触れる。世界に触れる。
これは、未練に囚われたさまよえる魂の救済の物語。
※カクヨム版:https://kakuyomu.jp/works/16817330647584711728折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 12:25:59
19955文字
会話率:21%
これは勇者と聖女が魔王を倒したあとの物語。
聖女である私クリスティーネは、勇者ランスロットと幸せな結婚生活を送っていました。
ある日、勇者ランスロットが二人の旅の思い出が詰まった魔法の絨毯を、なんと雑巾として使い始めたのです。
「なぜ、あ
の絨毯を…?」
実はクリスティーネには、誰にも言えない過去の秘密がありました。そして、ランスロットもまた、彼女に隠していることがあるよう。
二人の間にある愛と秘密。雑巾が示す真実とは?
これは、過去の罪と向き合い、愛を信じて未来を切り開く、聖女と勇者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 22:58:49
8148文字
会話率:26%
泥沼のベトナム戦争の最終局面。戦争傍観者に終始したニッポンで、口角泡を飛ばして激論を交わしていた二人の男とは。
最終更新:2025-02-15 15:26:28
1313文字
会話率:70%
ハリー・ポッターのクィディッチに似たスポーツが出てきます。使うのは箒ではなく絨毯。
憎い国王に立ち向かう青年の物語です。
舞台は近世のヨーロッパをイメージしています。
主人公はモテますが、恋愛に興味が無いです。
アクション要素はありますが、
メインではありません。ただただ主人公が敵を倒し続けるような作品ではないです。頭を使って問題解決をしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 16:20:00
399556文字
会話率:48%
“ぶったりしてごめんね、愛しくて仕方なかった”
から始まるaikoのえりあし。高校生だった私たちの不器用なラブ・ランゲージそのものだ。
キーワード:
最終更新:2024-12-24 11:00:07
827文字
会話率:4%
青みがかったピンク色の恋の詩
キーワード:
最終更新:2024-12-24 10:43:35
370文字
会話率:0%
とある学園でおきた、大暴露事件。
じっくり書いたら阿鼻叫喚の混沌になりそうなお話です。
1000文字の超短編に挑戦してみました。
最終更新:2024-12-19 04:46:31
911文字
会話率:6%
あらすじ
魔女に母を殺されたレオが、フェレットのマロンや魔法の絨毯と旅をして、魔女の城を目指す物語。
最終更新:2024-10-01 00:00:00
6258文字
会話率:54%
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。
そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の
生存権を脅かし始めた。
10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。
渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。
そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。
全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。
本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。
止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。
遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。
死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。
(毎日更新、全十話程になる予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:30:00
17137文字
会話率:38%
入江姉妹はデルムントの能力で異世界に飛ばされた。そこはアラビアン・ナイトのような国だった。
最終更新:2024-09-14 00:08:03
30670文字
会話率:43%
赤い絨毯と花びらの変更点などの覚書
キーワード:
最終更新:2020-06-11 17:56:16
451文字
会話率:0%
「赤い絨毯と花びら」の字数が足りないため、エピソードごとに思いついたら書いていきます。
キーワード:
最終更新:2020-06-08 20:50:41
749文字
会話率:58%