東ローマ帝国史上、最強にして最狂の戦略家――皇帝バシレイオス2世。
その男によって幽閉され、一生を孤独に過ごすはずだった皇女ゾーイを……妊娠させてしまった。
去勢を免れるには、皇帝の座を奪うしかない――!
命懸けの皇位継承戦が、いま始
まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:03:02
65513文字
会話率:23%
陽希は真面目で誠実な営業マン。ある日、会社から突然の辞令が下り、新規事業の営業チームに配属されることになった。その新規事業とは、異なる時代や場所へ移動し、その時代の英雄や偉人たちに現代の商品を売り込むという、突飛な内容だった。同行者は、金型
工として働く職人気質の莉桜。彼女は新しいことに挑戦するのが大好きで、ポジティブ思考の持ち主だ。
初めての営業先は、紀元2世紀のローマ帝国。相手は懐疑主義哲学者のセクストス・エンペイリコスだ。持っていく商品は、まさかの「エプロン」。果たして、哲学者に現代のエプロンを売り込むことができるのか?
陽希はセクストスに対し、「エプロンは“使ってみなければ分からない”という懐疑主義にも通じる考え方だ」と説得し、なんとか納得させることに成功する。セクストスがエプロンを受け入れたことで、陽希と莉桜は初めての営業を無事に乗り越える。
その後、陽希と莉桜は様々な時代と場所へ飛び、次々と現代の商品を偉人たちに売り込んでいく。ラーマに錫製のスープスプーンセットを、ハゲネに折りたたみバケツを、ジャンヌ・ダルクには防水リュックを――。時代背景や文化の違いを乗り越え、奇想天外な商品を売りつける二人の奮闘は続く。
営業先の偉人たちの考え方や価値観をどう攻略し、現代の商品を売りつけるのか?笑いあり、困惑あり、時には感動ありの奇想天外なタイムトラベル営業記が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:00:00
166681文字
会話率:51%
「ブルガリア人殺し」そう称される皇帝に仕えるプライポシトス――皇帝の代弁者。
高位でありながらも宦官でもある彼は、策謀が飛び交う宮廷内で上手く立ち回り、官僚達を御さなくてはならない。
数少ない信頼できる友人と共に、宮廷を守れ。
最終更新:2025-05-13 06:00:00
63692文字
会話率:43%
皆がすなる「俺tueee」といふものを我もしてみんとてするなり。
要は「独りだけ銃を持つ」が俺Tueee!だろ?
・・・・違う?
かくして、日本が異世界に転移します。
そこは中世ヨーロッパにファンタジーを足したような異世界。
その世界は魔
法と竜騎士を要する世界帝国によって新たな時代を迎えようとしていました。
世界帝国を創ろうってくらいですから、その国家が無能なわけがないですよね。
モンゴル帝国とオスマン・トルコ帝国とローマ帝国を足して煮詰めたような、極めて合理的で優秀な国家です。
そして転移してほどなく、日本列島には国際連合が再編成されました。
ほぼ同時に国連軍が異世界に「合法的に」侵攻します。
緒戦を圧勝で飾った国連軍。
広大な異世界を前にして、世界帝国とにらみ合い。
互いに相手を滅ぼすつもりでしょうか。
そんな世界大戦のど真ん中。
・・・・・・・・・・・・・・の端っこ。
戦争で一番難しいのは、戦場ではなく占領。
世界帝国の領土を半減させた国連軍。
命令。
一個分隊にて一国を占領すべし。
腹黒上司に左遷させられた事務系自衛官。
やる気なし、技能無し、実績なし。
ニートになりたい。
星に誓った幼いあの日を忘れない。
こまめに邪魔するパワハラ上司!!
目指せ即日解雇で失業保険!
頑張らないで無病息災上官退散!
降り立ったのは未占領の5万人都市(手始め)。
出迎えたのは貧乏くじを押し付けられた魔法使いの少女。
ハブられ者同士が、なんやかんやと(たぶん)幸せをつかむまでの物語。
テンプレートにツッコミをしたら出来上がった小説です。
ただし、否定してもつまりません。
「きっとこうなっているんだろうから説明はつく!」
という具合にシュミレーション。
日本まるごと異世界転移、中世ファンタジー世界、強大な異世界帝国との戦争、自衛隊VS魔法使い、近代兵器VSドラゴン、などなど「よくある」材料多数。
こんなネタが好きなあなたは考えたことがあるハズ。
自衛隊って戦えるの?
日本列島だけだと自活できない?
海外に、ただ行くだけで予防注射とか必要だよ?
「異世界」の人と言葉が通じても話が通じる?
在日米軍はなにしているの?
日本列島に何百万といる外国人はどうしているの?
日本が無い地球はどうなった?
何で戦争になるの?
などなど。
その答えは本編にて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 02:05:30
4774402文字
会話率:6%
一年中、晴れない日々 夏に雪、氷雪
世界各地での異常気象
古代の時代に近世の時代
人達は飢えに時には疫病に…。
静かなる悪夢
例えば火山の大噴火が引き起こしたもの
アイスランドのラキ山の大噴火
成層圏にまで覆う火山灰、欧州に
影響する。
それに小さな氷河期
長い天候の異常は人々を飢えせ、フランス革命の引き金の一つに……。
日本でもほぼ同時期に
浅間山の大噴火、天候の異常
長く光は地上には届かずに動植物に人々が死んでゆく
或いは385年前後の火山の大噴火
後にカタストロフを引き起こす
東ローマ帝国
其処には後に大帝と呼ばれる皇帝が治めていた。
妻は恋慕った
彼に出会うまでは、幸薄かった元踊り子のテオドラ
彼の出自も苦労人で、人柄は良く優秀な人物
法典を作り上げ
領土は広く、繁栄して未来は明るく輝いていのだ
遠い地での火山の大噴火が引き起こしたもの
飢えと疫病…免疫力を失い疫病が民を殺し尽くす。
他サイトあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 03:20:27
376文字
会話率:0%
ローマ帝国支配下の古代イスラエル。その地に年老いた母と暮らすひとりの盲目の漁師の若者シモン。彼の村には死者をも蘇らせる奇跡を起こすという奇妙な男の噂が流れる。ある日の朝、彼はその男とおぼしき人物に出会うが…
最終更新:2024-11-25 19:22:00
4763文字
会話率:21%
40歳になるロシア帝国陸軍のヴァレリー・エル・ルシードは「とある理由」から皆の前から姿を消していた。その身をサンクトペテルブルクのとあるカフェの女主人、クララ・スヴェトラーナ・スプツニカヤに匿われていたが、彼女はそのルシードの身がここにいる
ことを彼の部下たちに知らせてしまう。
そして、ルシードはロシア帝国女帝イゾルデ1世から下った「反乱軍討伐」の勅命を実行するが、「ある判断」がイゾルデの逆鱗に触れてしまう。その後、憲兵から監獄に投獄されたルシードであったが、そのルシードの軍事的指揮力に期待した女が神聖ローマ帝国からロシア帝国にやって来たのであった・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 17:00:40
57870文字
会話率:19%
ゼノビア暦1626年、神聖ローマ帝国プロテスタント側最高司令官ミネルヴァ・フォン・イシュタールはロシア帝国からヴァレリー・エル・ルシード、ジグムント・カミンスキーなどの将官の率いる援軍を率いて、フランス王国、スウェーデン王国、そして、神聖
ローマ帝国のカトリック側の軍勢と雌雄を決する戦いを仕掛けようとしていたが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-28 21:35:47
18511文字
会話率:49%
梗概:フランス王国軍のアゼリア・ラ・トゥールモンドは副官のパトリック・ヴェリエと共に、神聖ローマ帝国プロテスタント軍の最高司令官ミネルヴァ・フォン・イシュタールに夜襲を掛けようとしていた。しかし、それが失敗すると41歳のフランス王国の宰相ア
ルマン・ジャン・デュ・プレシー・ド・リシュリューはその2人の行動を許し、2人を新しい任務に就かせる、そして、フランス王国の君主であるルイ13世はイシュタール打倒を軍議で決定し、リシュリューの方はSTAP細胞問題の当事者であるケイト・ノエル・ラングレーを自らの私邸の近くに住み寄せたり、イングランド共和国に若い理系の専門職の者たちを派遣したりしていたが、この時、中華帝国清朝の武漢で新型コロナウイルスという悪性の伝染病が発生したことを耳にする・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 20:39:04
19024文字
会話率:54%
北海道の農家の娘で農大生でもある坂田遊里はエゾシカをはねてしまい、車のフロントガラスを突き破って飛び込んできたそれに押しつぶされ死んだと思ったらなぜか16世紀初頭のオーストリアに似た国へと紛れ込んでいた。
この世界では迷い鳥と呼ばれる、他
の世界からやってくる者がおりそれにより国が繁栄するとつたわっていた。
これごく普通の農大生が救世主として持ち上げられ四苦八苦するお話。
ヨーロッパの食糧危機を救ったアメリカ新大陸からもたらされた食材というと多くの人が思い浮かぶのは”じゃがいも”だろう。
しかし、実際には”トウモロコシ”のほうがヨーロッパの食糧事情に早く広く影響をあたえていたことをご存知だろうか?
その他南北アメリカ大陸の原産の食材はその後に大きな影響をあたえたのです。
【舞台】16世紀初頭のオーストリア(っぽい国)
※秋の歴史2024「分水嶺」参加作品。多分に創作を含んでいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 17:28:36
33187文字
会話率:29%
カナンの地を治める神々の一柱バアルは、唯一神を信奉するヘブライ人たちを率いた預言者ヨシュアと大天使ミカエルに敗れ、子供の姿の半神半魔に堕とされてしまう。
復讐を誓ってローマ帝国の巨大な領土をさまようバアルが、古き神々を信奉するゲルマン族であ
りながら、ミカエルに異教徒を殲滅する戦士、祓魔師(エクソシスト)として育てられた少女マリアと出会い見つけるものとは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 12:34:59
11727文字
会話率:26%
恋愛短編は処女作です。普段はエッセイ専門ですが、筆者なりに読んだことも書いたこともない恋愛作品などをここに(おい)。女主人公とも男主人公ともとれるお話。けっこう怒涛の展開となるので、ご都合主義な溺愛ものみたいにはなっておりません。ひょっとす
るとサスペンスか、これ? 主人公がいったい誰なのか最後まで分からないお話。舞台は中世の架空の神聖ローマ帝国風。貴族社会の裏物語とでもいっておきましょう。連載や時代小説でもないのに、なんでこんなに冗長にあらすじを書いているのかというと、それは秘密です(筆者の他作品であるエッセイを参照)。とりあえず美男、美女の挿絵(画像)が出てきます。まあまあイメージどおり、画像生成のAIで作れたので、それだけでもご覧ください。物語の最後が、まさに今から始まる壮大な物語の序章のようになっております。戦記モノになって騎士たちが戦争へと明け暮れるような展開もよし、無血クーデターを起こすトリッキーな宮廷闘争の物語にするもよし、どうとでもなりそうな結末。え、これほんとうに恋愛小説なのかって? ん、あとがきでも書いているけど筆者的には十分最高のカップルになったんじゃないかな、と思うよ(思うよ)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 20:26:38
3266文字
会話率:52%
複数の部族が共存する島パナケアに、大陸のホルタリア帝国が侵攻する。泉の女神を祀る部族の祭祀長の娘イグレインは、第三皇子にして征服軍の若き総司令官ルシアスに見初められ、彼の虜囚となる。ルシアスはイグレインを手元に置くものの、話をするだけで手を
触れようとはしない。部下から敬愛され、支配下のパナケアの民も保護するなど征服者らしからぬ態度を示すルシアスを、イグレインは部族の敵として憎みながらも興味を抱いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 22:07:12
33056文字
会話率:35%
1683年、城塞都市ウィーンはオスマン帝国の大軍に包囲されていた。
第二次ウィーン包囲である。
戦況厳しいウィーンからは皇帝も逃げ出し、市壁の中には守備隊の兵士と市民軍、避難できなかった市民ら一万人弱が立て籠もった。
彼らをまとめ
、指揮するウィーン防衛司令官、その名をシュターレンベルクという。
敵の数は三十万。
戦況は絶望的に想えるものの、シュターレンベルクには策があった。
ドナウ河の水運に恵まれたウィーンは、ドナウ艦隊を蔵している。
内陸に位置するオーストリア唯一の海軍だ。
彼らをウィーンの切り札とするのだ。
戦闘には参加させず、外界との唯一の道として、連絡も補給も彼等に依る。
そのうち、ウィーンには厳しい冬が訪れる。
オスマン帝国軍は野営には耐えられまい。
そんなシュターレンベルクの元に届いた報は『ドナウ艦隊の全滅』であった。
もはや、市壁の中にこもって救援を待つしかないウィーンだが、敵軍のシャーヒー砲は、連日、市に降り注いだ。
【主な登場人物】
シュターレンベルク…ウィーン防衛司令官。オスマン軍の包囲から市を守る。
リヒャルト…シュターレンベルクの息子。プライドは高いが無能っぷりをさらけ出してしまう。
マリア・カタリーナ…シュターレンベルクの娘で、フランツの妹。偏屈でトラブルメーカー。
フランツ…シュターレンベルクになつくパン屋。変人。
グイード…シュターレンベルクの従兄弟で右腕的存在。歌手志望だが、ひどい音痴。
バーデン泊…有力諸侯。シュターレンベルクに反発心を抱いている。
ルイ・ジュリアス…フランス出身の貴族。リヒャルトと仲が悪い。
ヨハン…ウィーン市長。シュターレンベルクとはそりが合わない一面も。
アウフミラー…ウィーンに住む絵描きの青年。マリア・カタリーナの恋人。
エルミア…シュターレンベルクの愛人。
※完結済。毎日更新します※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:00:00
174111文字
会話率:20%
背景は異世界のローマ帝国——アノール帝国滅亡の五年前。
主人公アンナベスは異世界の原住民で、転生前は帝国の歴史に熱中する引きこもりの女子学生だった。彼女は悪魔と契約を結び、帝国を救わなければ地獄に落ちるという条件を受け入れた。
物語の冒頭、
アンナベスは次の状況に直面する:
兄であり前皇帝のジュリアンが禁衛軍に殺される;
国庫は借金で崩壊寸前、神殿と元老院は皇室に敵対的;
四面楚歌の状態で、すべての敵が死にかけている帝国から一部を奪おうと狙っている;
——これらの要素が揃った地獄のような開幕。
これは中国の小説の翻訳です、日本語はあまり上手ではありません、もし間違いがあれば大目に見て指摘してください。
ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 20:38:42
6205文字
会話率:10%
『アラビアンナイト』に纏わる不吉な因果の輪…陥落寸前のコンスタンティノープルで、斜陽のオスマン帝国で、革命前のベルサイユで王たちの運命を狂わせた千一夜目のラストシーン。
稀覯本『アルフ・ライラ・ワ・ライラ』の完全版を求めてヨーロッパを彷徨っ
た私と元総理はついにその幻の千一話目を目にする。
しかし私にとってそれは予想もつかない異様な物語であった。
…というようなお話です。このあらすじほどスケールの大きなドラマにはなりません。だいたい4~5回で完結します。よろしければ…ぜひ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 21:26:57
36288文字
会話率:31%
先の大戦でロシア帝国とイングランド王国との連合でフランス=オスマン同盟に挑み、敗北し、植民地を失った神聖ローマ帝国は、強硬派として知られる、フランデンブルク辺境伯にして皇太子、ヴィルヘルムを新皇帝に選ぶ。
その一方で、大戦後にローマ植民地を
奪還し、経済成長により列強となった東アジア諸国への脅威論は帝国内で日に日に高まる。
果たして新皇帝は帝国をどこへ導くのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 21:43:44
12975文字
会話率:9%
遠い昔 はるかかなたの 新大陸で・・・。
婚約は破棄された! ヌエバ・エスパーニャ公爵令嬢エリーゼ・コルテスは未来の皇妃から一転、公の場で断罪されてしまう。
皇太子フェルディナントたちから糾弾され、一族もろとも破滅の危機に瀕する
エリーゼ。宮廷には陰謀が渦巻き、悪意はいたる所に存在する。
帝国を揺るがす大事件を危惧したカトリック教会は、新世界に平和と正義を取り戻すべく、神罰と秩序の代行者たる3人のシスターを密かに派遣したのであった・・・。
自由気ままな楽天家のフランカとクールで生真面目なエリーゼ、二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:20:00
12922文字
会話率:38%
時は西暦36年5月。
古代ローマ帝国ティベリウス帝時代。
時期皇帝の息子ルキウスは、ローマ随一の巫女プリューラに毒殺されました。
その直後にプリューラは護衛兵によって即座に命を絶たれます。
2人は幼い頃から両思いであったはずなのに。なぜ殺
さなければならなかったのか。なぜ、死ななければなるなかったのか。
無念のうちに亡くなったプリューラは自覚します。
そうか、これはわたしの物語。
全力で偉くなって、
全力で恋をして、
全力であの人を守る。
あの未来を、全力で回避する!
そんなヒロインになるわたしの物語なんだ!
と。
プリューラとルキウスのやり直しストーリーです。
死んだ経緯は同タイトル短編を。
5歳まで巻き戻ったプリューラは、ローマ近くの漁師町の子。
父はローマ市民ではあるけれど、海辺で漁をしています。
そんな父と6人の兄の8人暮らし。
ある日、村で1番美しい景色が見られる丘で眠る母のお墓へ供える花を摘みにいくと、ローマでは珍しい、美しい金の髪をした男の子と出会います。
まだ幼いながらも、お互いに惹かれ合います。
それが『恋』だと気付ずに。
幼女が主役のため、ひらがな多用してます。
※現在両想いでほのぼの中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 09:26:40
157263文字
会話率:35%
古代の人々が暮らす世界、アクロポリス。
約2000年前から存在しているこの世界は、『竜族』と呼ばれる魔法使いが、人々の目を逃れて暮らしていた。
彼らが暮らす街は、「壁」の中にある。
ブロック塀や電信柱、路地裏のフェンス、—
—学校。
その、どこにでも。
世界にはもう一つの「世界」があり、それは別名“裏のチャンネル“と呼ばれていた。
その世界では、地球と瓜二つの世界があり、魔法がまだ現存していた。
“瓜二つ”?
いいや、それは似て非なるものなのかもしれない。
『古代の人々』というのは、かつてローマ帝国を率いていた軍勢のことである。
彼らは魔族を率いて、地中海沿岸全域に加え、ヨーロッパはヒスパニア、ゲルマニア、ガリア、ブリタンニア、クリミア、北アフリカ一帯。
西アジアではメソポタミア、シリア、アルメニア、ペルシア西部などをはじめとする広大な地域を中心とした大規模な領土を支配していた。
ハドリアノポリスの戦いでゴート族と呼ばれる人々に敗退したローマ軍は、以後、トラキア地方をはじめ、各地の領土を占領されることになった。
『中世』の始まりである。
戦争に敗れ、滅亡の危機に追い込まれたローマの人々は、世界の「影」になることを決意した。
影は「光」の速度を越えることはない。
同時に、人は自らの影を“捕まえる”ことはできない。
世界の影になるということは、互いに干渉することのない絶対的な境界を敷くということでもあった。
永遠に交わることのない、『事象の特異点』を。
それ故にローマの人々は、「今日」という時間にたどり着くことができなくなった。
あの日から空に飛び立つための翼を失い、世界の「外」へと触れることができなくなっていた。
壁の中の世界は、人々の記憶の断片の中にしか、“存在することができなかった“のだ。
「影」が、光をなくして存在することができないように。
いつかまた、世界の「外」に出る。
その夢を願って、壁を打ち破れる方法を探している。
誤って裏のチャンネルに紛れ込んでしまったある少年。
彼もまた、人間界に戻れる方法を探していた。
竜王の娘、『イヴ』と出会い、人間の心を教えてくれとせがまれながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 17:52:44
2207文字
会話率:8%
天正十五年(1587年)正月、桜島の異常な光に包まれた薩摩半島は、島津家ごと西暦1453年の黒海沿岸に転移してしまう。
島津家の十字の紋を見たビザンツ帝国と戦争中のオスマン帝国皇帝メフメト2世は、謎のキリスト教徒を屈服させるべく、薩摩の地に
踏み入る。
オスマン軍を迎え撃つは、島津家四男・家久。
一方、オスマン帝国によって滅亡の危機に瀕していたビザンツ帝国皇帝コンスタンティノス11世は、起死回生の一手として島津家との同盟を申し出る。
だがそれは、島津家に「ローマ帝国再興」を大義名分としたヨーロッパ征服のお墨付きを与えるものであった。
ビザンツ帝国に臣従し、皇帝を傀儡として神輿に担いだ島津家は、中断された九州平定の憂さを晴らすかの如くヨーロッパ、アナトリア、ロシア、北アフリカで猛威を振るう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 01:00:00
519720文字
会話率:20%
ローマ帝国には様々な食材が集まったという
そんな帝国の一料理人の話
最終更新:2023-10-09 06:53:54
337文字
会話率:0%