外国暮らしをしてきた男子高生・秋矢碧はある雪の日の夜、妖精のような少女——〈スノーホワイト〉と呼ばれる学校一可憐な優等生・楪くるみと出会い、助ける。
律儀な彼女のお礼をきっかけに交友が始まったふたりは、何もかもが真逆。
閉じた世界で育ち世情
に疎いくるみは、自由奔放な一人暮らしの碧に何かと世話を焼いてきたうえ、とある取引を持ちかける。
「晩ごはんをつくってあげる代わりに、あなたの見てきた世界のこと教えてくれる?」
そうして始まる小さな約束とふたりの歩み寄り。
初めての鯛焼き、初めて影踏み、初めて見る景色——彼らの世界は少しずつ交わり始め、互いを大切に想うように。
果たして、惹かれ合うふたりの行きつく先とは……?
奔放で優しい帰国子女の男子高生×尽くし系の可愛らしい才女が紡ぐ、温かな恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 20:32:10
504256文字
会話率:45%
西暦3000年は経過した地球。だが人類の愚かな所業により、その星は破滅まで後一歩のところまで来ていた。そんな凄惨な状況でも生き残ろうと必死に逃げ惑う美少女、大島美玖こと通称ミーク。彼女は左腕と左目に最先端の技術を組み込まれたサイボーグである
。
だがそれも、自動攻撃型ドローンの一斉照射にて命を絶たれてしまう。
しかし死んだ筈の彼女は目を覚ます。するとそこは、これまで見た事の無い不思議な世界だった。
神の気紛れで異世界にやって来た近未来サイボーグの、異世界冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:46:48
371307文字
会話率:52%
【ハズレ二人の成り上がり】
超絶女嫌いの高校生・八薙黎一は、級友たちと剣と魔法技術が支配する異世界に転移した。
親の顔より見た展開と、せせら笑ったのも束の間。
転移者の特権である「勇者紋」の力により、クラスのマドンナである蒼乃月と強制ペア
になってしまう。
だが黎一がもらったスキルは、魔力の色が見えるだけ。
月がもらったスキルは、魔力を追尾できるだけ。
級友たちが次々と戦闘向けのスキルを引く中、二人とも明らかに戦闘には不向きなハズレスキルだった。
そんな二人が冒険者としてギルドの運搬業務で隣村を訪れると、魔物の襲撃で村が燃えている!
窮地にどこからともなく聞こえた声に導かれ、二人が力を合わせた時、勇者紋の真の力が解放される。
魔物を退けた黎一と月は祭り上げられ、成功への階段を駆け上がっていく。
これは負け犬二人が成り上がり、真の勇者になるまでの物語。
* * * *
◆更新頻度:
5/26~5/27で1~10話を投稿。
以降、1章完結(約10万字)まで毎日18:00に1話ずつ更新。
◆注意事項:
ネット小説大賞応募用の登録です。
本更新はノベルアッププラスにて更新中。
お気に召しましたら、ノベプラ版をどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:20:00
595740文字
会話率:38%
『警察省 刑事捜査局 非違検察課』捜査一班の刑事・北瀬優(きたせ・ゆう)。
容貌は、桜花の花吹雪に惑い、消えゆきそうな儚げな美青年。反してその性質は、素手で銃弾を弾き、車の扉を引きちぎる、縦横無尽な暴れん坊。
一方、北瀬とバディを組むのは
、冷徹にすら見える鋭い眼差しに、重ね合わせての無表情を保持する男、那世玲(なせ・りょう)。
理性的な常識人の様相から、さぞ相方相手に苦労しているだろうと見せかけて――その実、壊れたブレーキ程度にしか北瀬を制御してくれない、いいコンビである。
彼らは少しだけ、組織において特別だった。それは〈あやかし〉と契約者たる〈人〉のバディであるということだ。
〈あやかし〉は、人と似て異なる存在。異能と呼ばれる不可思議な力と身体的能力の高さが特徴だが、その能力は、人間と契約しなければ使えない。
だから〈あやかし〉にとって契約者は、特別で、そして――契約する人間にとっても、〈あやかし〉は特別だった。
契約を結び合った〈あやかし〉と人の関係は、時に麗しい絆と讃えられ、時に――異能で罪に手を染める結末を招くこととなる。
北瀬と那世が所属する非違検察課は、そうした〈あやかし〉の異能が関わる事件について、国内の横断的捜査を担当する部署だ。
異能が関わった犯罪は、往々にして不可解に曇り、なにも見通せなくなる。
それを解決するために、彼らがいるのだ。
互いに埋まらぬ溝と忌避を抱きながら、それでもなお――共に歩む道を選んだ人と〈あやかし〉のために。
日々全国を飛び回る北瀬たちのチームが、ある日訪れた八房署。
そこはいままさに、大事件に上へ下への大騒ぎの真っただ中だった。単純なAVの万引き事件から、未成年の拉致監禁・強姦事件が顔を覗かせたのだ。
さらに捜査を進めるうちに、事件は連続婦女殺人事件にまで繋がり、事態は急転。
しかしどこからも不自然なほど証拠が〈見えない〉。〈あやかし〉の異能が関わっていることは間違いなかった。
巨大ぬいぐるみを携えた頼れる情報捜査官・東間。
微笑みと共に供述をずるずる引き出す取調べの達人・長洲野。
北瀬すら御してみせる小柄で豪胆な班長・南方。
頼れるチームの仲間たちとともに、次々と押し寄せる不可解を、絶対の信頼を最大の武器に、バディ刑事が解決していく。
※カクヨムにも掲載しています。(一部加筆修正箇所あり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
216767文字
会話率:52%
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかっ
た。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
カクヨムでも掲載。
更新不定期、ネトコン用にとりあえず公開したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 18:00:00
543383文字
会話率:34%
何度も死んだ。
他の者に殺されたり、時には同族と争ったり、餓死することもあった。
それでも何度も生き返った。
正確には転生した。
何度も、何度も。
望んでいないのに何度も転生させられて、そして死んだ。
人に転生できたならまだやり
ようがあったかもしれない。
けれど何度転生しても、どんな死を迎えてどんなに期待をしても、なぜなのか転生してしまうのだ。
“ゴブリン”に。
次の生こそは生き延びる。
次こそは転生などしないで死んでやる。
何度死んでもゴブリンに転生する男ドゥゼアのゴブ生はいったいどうなっていくのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 10:00:00
466286文字
会話率:28%
夢とは儚いもの。
少しばかりたくわえを作ってのんびりと田舎で暮らす。
ささやかな夢であった。
しかしそんな夢を目前として、男は死んでしまった。
ドラゴンと戦って。
ドラゴンを倒して。
しかしそんな男に機会が訪れる。
過去の善行と合
わせて男は生き返ることになった。
けれどもそれもただではない。
代わりに魔王を倒すことになってしまったのである。
引退してのんびりと暮らしたい。
そのためには魔王を倒して平穏を取り戻さねばならない。
とりあえず戦ってはみるよ。
カクヨムでも掲載
ネトコン用にとりあえず出した更新不定期小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 18:00:00
43711文字
会話率:22%
若き皇帝の側近として働く“黒の騎士”アルファ。 彼は“箱舟教団”から1人の少女を救出することになる……。 その少女は未来を“視る”目を持っていて……。 天使と魔王が暗躍する世界の中、騎士と少女のラブストーリーが始まります!
最終更新:2024-05-02 17:10:02
28140文字
会話率:61%
時は大正時代。とある日不思議な笛の音色に導かれた青年、宮森司は、満開の桜の下で天女のような絶世の美女に出逢う。どうやらその美女は桜の精霊らしくて……。
これは桜の精霊と優しい青年が送る、切なくて儚いラブストーリーである。散りゆく桜のよう
な一瞬の恋物語を楽しんでいただけたら幸いである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:29:34
4967文字
会話率:55%
男女比1:10の世界に転生した主人公。
目立ちたくない彼は目立たたずに生きて行こうとするが、男女比1:10の世界では当然上手く行く事は無かった。
最終更新:2024-05-02 16:17:40
157165文字
会話率:54%
平々凡々・平穏無事に生きる事を目的としたおっさん(20代後半)が周りに巻き込まれながら面倒な事に絡まれるお話です。
正直毎日更新等は出来ませんので、ゆる~く読んで頂ければ幸いです。
最終更新:2023-06-08 21:00:00
40697文字
会話率:36%
娘から突如出た言葉は「わたくし悪役令嬢になりますわ!!」
意味もわからず母は困惑するが、それでも娘の我が儘を叶えようと奮闘する。
普通ではない訳アリな婚約者、主人に馴れ馴れすぎるメイド……
母親を取り巻く環境はもはや平穏ではいられない!?
娘の成長を見守りつつ、周りを巻き込んでいく悪役令嬢の母が織りなすコメディータッチなお話。
(たまにシリアスにもなります)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 16:05:52
48044文字
会話率:48%
現代日本だけどここはパラレルワールド。
ある探偵社に勤める独身女性の奇妙奇天烈な仕事のお話し。
SF、ホラー、ラブストーリー、H、なんでもアリ。
わたしは、影がうすいだけで普通の人間よ。
獄門島愛。
最終更新:2024-05-02 14:37:14
484705文字
会話率:57%
田舎から王都へ出た来た冒険者セシリア。銀色の髪に幼く可愛らしい顔立ちの彼はちょっぴり非力だけど優しい男の子。
立派な冒険者になろうと受けたクエストはいきなりの失敗! でもこれは始まり、なぜか戦乙女だとか聖女とか呼ばれ始めて、老若男女問わずモ
テ始め気が付けば世界の厄災の元凶を倒すため人々を導いていくことになっていくのです。
初めは思い描く冒険者像とかけ離れていく現状に困惑するけど、周りがどんどん担ぎ上げるものだから身を任せて戦いに身を投じるしかないわけで、気が付けばみんながセシリアの為に頑張ってくれる!
異世界に今まで存在しなかった姫プレイなるものを生み出しちゃうのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 12:08:45
832357文字
会話率:47%
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれる
ことになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半(第二章辺りまで)は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 12:00:00
1297464文字
会話率:34%
十七年の生を突然に終えて異界の地へとやって来た彼女は、十歳で受けた『神託の儀』の時に前世の記憶が蘇り、それと同時に神様との約束も思い出す。それは、創造したばかりであるこの世界『ティエルナ』を旅して見歩く事だった。
神託の儀によって得た
魔術と神様より授かった能力を磨き、少しづつ旅立つ為の準備を始めた彼女。すべてが順調に進むかと思われた旅立つ準備も王都の陥落という事態に中断を余儀なくされる。
王都陥落から運良く逃れる事が出来た彼女達は、偶然に出会った冒険者達を護衛に雇い入れて、ひとまず東に約七日の場所にある実家を目指した彼女達だったが――
・ゆっくり更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 10:12:37
137779文字
会話率:57%
何処ぞへと行った酒好きの兄貴の部屋を借りた犬神金糸雀(いぬがみかなりあ)は同じく大の酒飲み、それゆえ大学の歓迎コンパやサークルの飲み会でその酒豪っぷりに引かれ結局一人で宅飲みする方が性に合っていると、あらゆるお酒が買い揃えられた兄貴の部屋
で飲もうとすると来訪者。
それが異世界から迷い込んだ住人らしいのだが、金糸雀からすればお酒におつまみがあり、そして語り合えれば、少し動物みたいな耳があろうが、羽があろうが、人間じゃなかろうが、問題なし!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 09:10:00
476019文字
会話率:56%
──空、太陽を見たい。そして、駆け巡りたい
地下世界で、戦うための教育を受ける俺の夢はそんなものだった。
誰かに買われ、見上げるほどの大きなロボに乗り、命を懸けて戦う。
そんな世界で生きる俺の、夢。
ある日、事故に巻き込まれた俺は
生死をさまよい、どうにか目覚めた。
『よう、俺。空を見たくないか?』
その日から、頭に響くもう1人の俺の声。
戸惑いと、夢がつかめるかもしれないという望みを胸に、前を向く。
目標への道は、戦いの先につながっている。
その道は、一人では進めない……そんな時。
「あの、私と……!」
おせっかいで、どこか抜けていて、危なっかしいお嬢様がやってきた。
謎多き地下世界を、太陽輝く空を目指して生き抜いて見せる!
※自身の既投稿作品より一部設定をベースに使用しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 07:10:00
160526文字
会話率:31%
「アタシ、女が嫌いなの」
──これからパーティを組む相手にそう言われたアクレアは、呆然と「え?」と聞き返してしまった。
とある事情でソロで冒険者をすることになった魔法使いの「アクレア」。ソロの魔法使いではこれから生きていくに
は厳しいと感じたアクレアは、受付嬢が紹介してくれたとある美男「ヒイラギ」とパーティを組むこととなる。
しかし、その美男はとてつもなく女嫌いであった───。
極度の女嫌いで時には女の顔を見るだけで吐きそうになる剣士のヒイラギと、複雑な事情が積み重なって訳あり魔法使いとなってしまったアクレアのパーティは、数々の試練や壁にぶち当たっていく。
果たして彼らは、己に嵌められた枷を解き放つことが出来るのか。
これは、心に深い傷を負い、全てを無くしてしまったとある冒険者"達"の物語である。
※この物語はボーイズラブ、並びにガールズラブの表現があります。閲覧する際はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 07:01:53
72373文字
会話率:45%
エリザベートは六歳の公爵家の娘。
国一番のフェアレディと呼ばれた母に厳しく礼儀作法を教え込まれて育てられている。
母の厳しさとプレッシャーに耐えきれず庭に逃げ出した時に、護衛の騎士エクムントが迎えに来てくれる。
エクムントは侯爵家の三男で、
エリザベートが赤ん坊の頃からの知り合いで初恋の相手だ。
エクムントに連れられて戻ると母は優しく迎えてくれた。
その夜、エリザベートは前世を思い出す。
エリザベートは、前世で読んだロマンス小説『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』で主人公クリスタをいじめる悪役令嬢だったのだ。
その日からエリザベートはクリスタと関わらないようにしようと心に誓うのだが、お茶会で出会ったクリスタは継母に虐待されていた。クリスタを放っておけずに、エリザベートはクリスタを公爵家に引き取ってもらう。
前世で読んだ小説の主人公をフェアレディに育てていたら、懐かれて慕われて、悪役令嬢になれなかったエリザベートの初恋を叶える物語!
毎朝7時更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 07:00:00
1220464文字
会話率:53%
男女が逆転した世界では、皇帝は女性で後宮には男性が侍る。
日の国にの当主の家系に生まれた千里(せんり)は、皇太子アッザームの初めての夫に選ばれた。
その理由というのが、アッザームは男性嫌いで、自分に閨事を教える男性を切り殺し、その後も男性
を拒んでいたため、穏やかで優しい千里の元に縁談が持ち込まれたのだ。
千里ならば殺されずにアッザームの心を開かせることができるだろうと送り込まれた寝室で、千里は十五歳のアッザームに拒まれてしまう。
「私は誰とも床を共にせぬ! さっさと消えろ!」
言い放つアッザームに物語を読み聞かせ、何もしないまま眠る千里。
千里は十五歳で子どもを産まされる皇帝や皇太子のあり方に疑問を抱いていた。
アッザームが十八歳になるまで体を繋げないと誓う千里に、アッザームは心を開いていく。
一方、皇帝が治める月の帝国ではアッザームのよくない噂が流れていて。
十五歳の皇太子と十八歳の夫が愛を育む、真実の愛の物語。
※完結まで予約投稿してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 07:00:00
198992文字
会話率:49%
八岐大蛇(やまたのおろち)信仰と製鉄・鍛冶の里『八畑村(やはたむら)』では八つの家が管理するたたら場で神代より鉄を鍛え続けてきた。その八家(はちけ)には神器と神通力が伝承され長きに渡りこの地を妖(あやかし)から守り続けている。
そんな
八畑村に事件が起きる。なんと八家筆頭当主が病に倒れ幼い一人娘が家督を譲り受けることとなった。その娘『八早月(やよい)』は当時わずか八歳、しかし周囲の不安と心配を意に介さず、彼女は歴代最高の巫(かんなぎ)と称された。
それから四年、十二歳の少女となった八早月は村の分校を卒業し街にある中学校へと入学した。初めて村を出た八早月は、今までと異なる生活環境に触れ様々な経験をすることになる。それは初めての出会い、友情、出来事、そして初めての――
この物語は、稀有な幼少期を過ごした少女による初めてづくしの体験談―― そんな彼女を取り巻く人々や環境、学園や社会生活における時の移ろいをそっと覗いてみてみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 06:00:00
368343文字
会話率:32%
愛の女神は憂いていた。地球はなんと穢れてしまったのだろう。このままでは天界まで煩悩が積み上がり本当の愛が消えてしまう、と嘆いた愛の女神は一人の天使を地上へ送り対処することにした。
性活改善計画のサンプルとして選ばれたのは、たまたま女神
の目に留まった高校生の男女だ。どちらも乱れた日々を過ごしており、サンプルにはもってこいのはず。女神は二人に純愛の矢を打ちこみ天使に観察・助力するよう命じた。
しかし愛の女神が遣わした天使は、地球の性文化に感化された性欲あふれるポンコツ天使だった。天使はインモラルエナジーを集めて堕天し淫魔になることを目指してるらしい。
ナンパ男とサセ子に純愛を植え付けた女神と、二人を利用して淫魔化を目指すポンコツ天使の行方はいかに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 20:50:36
72820文字
会話率:31%
父親が不慮の事故で死亡し、最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の
中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 18:25:40
163275文字
会話率:32%
世界地図には載っていない、南の島、マギス島。
現代に生きる魔法使いたちが暮らすその島に、ある日、ごく平凡な一般家庭の子ども、日高翔(ひだかしょう)を乗せた飛行機が墜落する。
ただ一人生き残った彼と、魔法使いの卵たちが出会い、現代の「魔法」
をめぐる物語が始まる。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 01:07:36
150688文字
会話率:31%
むかしむかし、あるところに――
こんなフレーズで始まる物語を、知っていますか?
たくさん思い浮かぶでしょう。
子どものころに目をキラキラさせながら何度も聞かせてもらい、自分でも読みましたよね。
少し大きくなってからは、なぜだか彼らを動かすた
めにサイコロを振って、時にリアルバトルに発展したり、時に一人で99年やってみたり、時に動画で楽しみ、いつの間にか地理と駅に詳しくなったこともありますよね。
これは、そんなお話のひとつです。
むかしむかし、あるところに――
とってもふぁんたじーな世界のおかしなお話です。
どうぞ細かいことは気にせず、へろへろとお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 21:05:14
62252文字
会話率:26%
これは王立魔術学校へ入学したとある少女の日記帳です。
偉大な魔術師になることを夢見て、学校の門をくぐった彼女……。
しかし、そんな儚い幻想は入学早々に打ち砕かれます。
なんと魔術適性が平和な現代においてはハズレ枠、戦闘特化の炎属性だったので
す……。
けれど、少女は諦めません……。炎属性魔術に頼らない新たな道を探し続けます。
その名はティコ。歴代最強の炎属性魔術師になると囁かれながら、炎を捨てた異端の魔女。
※カクヨムで随分先まで先行投稿しています(・ω・)b折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 00:03:50
127360文字
会話率:1%
「死神よ、おまえの首は私のものだ。他の誰にも取られるな」
東のアルフェド王国と西のコーングレイス王国。長い間、隣り合う二国は争いつづけてきた。
その争いの中、アルフェドの死神と恐れられる男とコーングレイスの魔女と恐れられる女は出会
い、互いに好敵手として死闘をくり返していく。
しかし思い掛けぬことから二人の距離が近づいていき、やがて運命の転換が訪れる──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 23:42:01
65168文字
会話率:32%