あたし、「ステラ・ムーン・トリエステ」はトリエステ王国の第三王女にして四人兄妹の末っ子として産まれた。
そんなあたしは、食事やダンスの作法や練習よりも騎士たちに混じって剣の稽古をするのが好きな自他ともに認めるお転婆姫だった。
その
ためか、上の二人の姉のように隣国へ政略結婚に出される訳でもなく、この国の跡取りも兄がいるため、生まれてからこの18年、あたしは割と自由奔放にお城で過ごしていた。
しかし、不自由は無いけど、逆に無さすぎで退屈な日々……。城から外を見ると、仲間と街を楽しそうに話しながら歩いている冒険者の人々が見えた。
そうだ!あたしも冒険者になろうっ!
しかし、仮にも一国の王女が、しかも冒険者をしていると言うのがバレるのは流石にマズイ。
そうだ!変装をしようっ!
名案とばかりに思いついたあたしは変装をし、「ルーナ・ランカスター」と偽名まで使い、街へと繰り出そうとする。
しかし、運悪く、あたしの幼馴染でお目付け役である騎士の「クロト・ローランド」とその妹で専属メイドの「アリア・ローランド」に見つかってしまう。
そうだ、こうなったら二人も連れて行こう!あたしはクロト達を巻き込むと城下街である「トリスタ」へと繰り出す!
こうしてあたし、「ルーナ」と「クロト」、「アリア」との物語が幕を開くのであったっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 06:00:00
61338文字
会話率:51%
路銀を得るために出場した剣術大会が、剣聖を決めるための由緒正しきものだったと気づいたときにはもう遅い。
果たして優勝してしまったベルガ・トリスタッドは剣聖として国に仕えることとなった。
剣聖と呼ばれることになった彼だったが、賢者と呼ばれる
ために田舎を出てきたというのにどういうことなのと戸惑っている内に、王女様たちの剣術指南役に納まってしまう。
ゆるふわに見えて実は? 第一王女アルル。
物ぐさお姫様の中身は? 第二王女メル。
ツンツン姫様の正体は? 第三王女カタリナ。
三人のお姫様と強くなるためのお勉強を通して紡がれる絆と成長。
これは剣聖と呼ばれた男が賢者ではなく、英雄と呼ばれる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 22:25:07
446207文字
会話率:49%
『月の妖精』と美貌を謳われるマルティナは、一年後の結婚式までに無口で無表情の婚約者トリスタンに「愛してる」を言わせたい。「そのためにわたくしは今、誘拐されています!」
婚約者が大好きで彼を喜ばせるために無鉄砲な方法で頑張るマルティナのお話で
す。※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 21:10:00
65633文字
会話率:49%
花婿探しの舞踏会の後、王女プリシラが貴族の青年トリスタンに誘拐された!トリスタンに惹かれながらも自由を求めるプリシラ。一族のために弟トリスタンと王国の世継ぎプリシラを結婚させようとするカールセン公爵。囚われの王女プリシラを救い出そうとする騎
士ピーター。それぞれの思惑が交錯するなか、宮廷では陰謀がはりめぐられされていた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 11:22:46
3027文字
会話率:31%
世界最強の『剣聖』を排出してきたトリスタン家の長男として生まれたルーシェルは、将来を嘱望されながらも、身体が弱いという理由で山に捨てられてしまう。
魔獣がいる山に、たった4歳で放り出されたルーシェル。しかも病気が再発し朦朧とする中、自分を
食べようとしたスライムを思わず口にする。その瞬間、病気の症状が軽くなることを知ったルーシェルは、魔獣を食べることによって不思議な力を得ることを悟る。
その後ルーシェルは『魔獣食』の研究に没頭し、いつしか自分が何故山にいたのかすら忘れてしまった。
気が付けば300年……。ひ弱で病弱だった身体は頑丈で病気に強いどころか、ドラゴンの肉を食べて不死の身体になっていった。身体も若返り、子どもの姿で過ごしていたルーシェルの下に公爵貴族の騎士たちが現れる。
その生い立ちを知った騎士たちは、公爵家の養子として育てられ、溺愛されることになるのだが……。
「炎が全く効かないのだが……」
「火の鳥の料理を食べてもらいました」
「竜すら殺せる毒だぞ! 何故死なん?」
「毒? ちょっと強めの山椒かと思ってました」
「その落花生、見たことないんだけど……」
「体力の実です。食べますか?」
「そんな高価な実をおやつ感覚で食べないで!」
料理も、剣(包丁)の腕も規格外のルーシェルが巻き起こす無双『食』ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 00:00:00
696429文字
会話率:38%
魔法師団第3隊に入隊しているエメリナは、継母から疎まれ、父親に厄介払いで魔法使い団に送り込まれた過去を持つ。家族に愛されることなく育った彼女が心を許せるのは、優しく面倒を見てくれた19歳の先輩トリスターノだけ。彼への恋心は募るばかりだが、ト
リスターノは彼女を子ども扱いするばかり。花祭りで踊れば永遠に結ばれるという伝説を聞き、彼を誘う勇気を振り絞るが、「お前も仕事だろ」と軽く断られる。歳の差ラブロマンス?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 20:22:51
15898文字
会話率:45%
69億年前「ソラト」は、いくつかの恒星系を作った。
生命や魂の実験場として。
銀河を移動して生きる悠久の時の中、彼等は気づいた。
大きな過ちに。
彼らは、すぐに数億の恒星系を消滅させた。
しかし、恐れていたことが起きてしまった。
最後の一つの恒星系の第3惑星トリスタンで。
力を与えられ過ぎた創造物。
粘土から作られた生き物達。
それらは、自らを「アマト」と呼び、銀河の覇者である「ソラト」に成り代わろうとし始めた。
「ソラト」は天の炎で「アマト」生きたまま焼き、「アマト」は「ソラト」母艦ピットを惑星トリスタンに墜落させた。
「ソラト」と「アマト」の戦いは続く。
その末裔を通して。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 00:04:53
2484430文字
会話率:23%
大学街カトルフォードのスペリオル学寮で老齢の学寮長が急死した。
学寮付の医師によれば死因は心臓発作で、取り立てて不審なところはない。
しかし、死亡現場にはあるべき品がなかった。
代々の学寮長が受け継ぐ〈ブラウニーの指輪〉だ。
スペリ
オル学寮の長は、この指輪を受け継ぐことで、学寮付の土地精霊であるブラウニーを使役できるのだ。
首府タメシスで活躍する気鋭の諮問魔術師エレン・ディグビーは、恩師の魔術史教授からの依頼で、兄のトリスタンとともにカトルフォードへ調査に向かう――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 12:01:57
60971文字
会話率:39%
ヒカル・イッタは、悲惨な事故から子供を救おうとして亡くなった26歳の男性です。死後、ヒカルはゼイ・サンホウという名の少年として別の世界に転生します。新しい世界では、ゼイは他人の能力を分析してコピーするという珍しい能力のせいで、村から追放され
、見捨てられます。
村から追い出された後、ゼイは森をさまよい、そこでエルフの少女レイナ・ミツキと出会い、トラの襲撃から彼女を救います。レイナはゼイを、伝説の中にしか存在しないと考えられている隠された村、イン・シイ・ヤンに連れて行きます。そこでゼイは成長し、13歳になるまで生き残り、戦闘スキルを学びます。そして、初心者冒険者として新しい冒険に乗り出すことを決意します。
ゼイは並外れた能力のおかげで、FからB+冒険者のランクを急速に上げます。しかし、彼の旅は危険に満ちており、12人の魔王の1人に遭遇して命を奪われそうになった。ゼイは強力な冒険家であるヒル・タカナに救われ、2人でクレナイ・マスタリー組織を結成。この組織は最終的に世界最強の組織となる。
イウク・アカデミーで教えている間、ゼイはS+ランクの冒険家であるエリラと出会い、彼女は半人半悪魔の鬼人であることが判明する。エリラはクレナイ・マスタリーに参加し、一緒にティナ・デクエン(アーチ・デーモン)、リン・ヒャック(グリーター・デーモン)、フリントレッサ・ティルタ(ロード・デーモン)を含む新しいメンバーを募集する。この3人は「第9王者ペンジャガ」または「第12王者ペンジャガ・ゼイ」の一部となる。
クリズモン・ダイジとウィザード・クライの組織が攻撃したとき、対立はピークに達する。ゼイは、クリシュモン・ダイジのリーダーの個人的な復讐に立ち向かい、魔王ハンダラ・ティランスが率いる巨大な軍勢と戦わなければなりません。壮大な戦いの中で、ゼイは敵を倒し、友人を救うために魔王になることを決意します。
トリスタンの助けを借りて、ゼイは10万人の兵士の魂を集め、敵を倒すのを手伝ってくれる古代の魔族の使い魔、トリスタンを召喚します。この勝利の後、ゼイは銀河の王となり、銀河とその惑星を支配し、倒れた兵士全員を蘇らせます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 20:58:13
882文字
会話率:25%
アネットは両親の死後、名ばかりの女性男爵となった。
借金は全てを売ってほとんど相殺となったが、爪に火を灯すような貧しい暮らしを余儀なくされていた。
そんな中、アネットに縁談話が持ち込まれる。
相手は平民だが魔法省高官の超エリート。
平民ゆえ
の軋轢を回避するために、名ばかりでも男爵位を持つアネットに白羽の矢が立ったのだ。
見合い相手のトリスタンは札束で鼻をかめると揶揄されるほどの金持ち。
だがその性格はかなり難ありで……?
いつもながらの完全ご都合主義。
ノーリアリティノークオリティなお話です。
あー……誤字脱字?うん、ごめんね?<(_ _*)>ペコリ
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 21:00:00
51474文字
会話率:38%
学院から邸に戻ると、今日から婚約者になったというトリスタンが私を待ち構えていた。それから1年後……結婚式当日、伯母に誘われた早朝散歩中での出来事。私と伯母が目にしたものは――。「マリアナは、知らぬ顔で結婚式に出るのです」そう言って、伯母は何
かを閃いたかのように瞳を輝かせた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 22:10:53
14602文字
会話率:36%
<注意>
ピッコマノベルズ大賞第3シーズンに応募した小説です。大幅に加筆修正して投稿しています。
<あらすじ>
第一王位継承者である婚約者マルクスから一方的に婚約破棄を言い渡され断罪されたイジー・ヴォルフハート公爵令
嬢。断罪中に運悪く落下してきたシャンデリアの下敷きになってしまい、次に目が覚めたときにはマルクスの護衛騎士であるトリスタンと入れ替わっていた……。しかもお互いに16歳だったはずが10歳の子どもに逆行してしまう。幼少期のイジーをいじめていた悪辣なメイド長をやっつけて一安心かと思いきや、誘拐されたり、魔力が暴走したり、婚約前のマルクスとも再会――!?
果たしてイジーは元の年齢・体に戻れるのか。乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 22:00:00
72536文字
会話率:47%
レノン伯爵の愛人の子として伯爵家内と学園で居場所が無いミアは、唯一ミアに優しい婚約者の侯爵令息トリスタンの事が大好きだった。ミアとトリスタンは相思相愛なのだと、そう思っていた。ミアの異母妹でトリスタンの幼馴染であるジャクリーンが現れるまでは
。
元々トリスタンは平民の愛人から生まれた庶子のミアではなく、伯爵夫人から生まれた異母妹のジャクリーンと婚約する予定だったらしい。ジャクリーンは6歳の時に、急遽レノン伯爵家から親戚のハモンド公爵家に養子に出され、第一王子の婚約者候補になった。ミアはジャクリーンの代わりにトリスタンと婚約するためだけに伯爵家に引き取られたのだ。
ジャクリーンは第一王子の婚約者候補にもかかわらず養子入りした公爵家の嫡男と恋仲という噂があり、そのせいで第一王子から疎まれるようになってしまった。優しいトリスタンは孤立している幼馴染のジャクリーンを放っておけない。トリスタンが気に掛けるせいでジャクリーンはますますふしだらで男好きだと言われて立場を悪くしていく。15歳になったジャクリーンはとうとう第一王子の婚約者候補を解消され、公爵家からミアのいる伯爵家へと帰って来てしまった。
トリスタンはミアに「ジャクリーンとミアと私の3人で仲良くしよう。ジャクリーンもそうしたいと言ってるんだ」と言い、その翌日からトリスタンとジャクリーンはまるで婚約者かのように振る舞い出す。
ミアとトリスタンが魔法学園を卒業するまで、つまり、ミアとトリスタンが結婚するまであと3ヶ月となった年末のダンスパーティーの最中、トリスタンはミアと婚約破棄してジャクリーンと婚約すると宣言した。
こちらは「私のことはどうぞお気遣いなく、これまで通りにお過ごしください。」の主人公メリッサの元友達ジャクリーンとその異母姉ミアのスピンオフです。
ネット小説大賞11の二次選考を通過したお祝いとして描き始めました。
本編を読まなくても楽しめるように書いているつもりですが、本編も読んでいただいた方がより楽しめると思います。(本編にミアとトリスタンは出てきません)
※アルファポリスへ先行投稿しているものを改稿して投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 18:34:42
85167文字
会話率:26%
大聖マグノリア帝国、ノルドベルノルティング公爵領に属するホーンフルッセ伯爵領。
その領主たるグラーフ・トリスタン=ルートヴィヒ・フォン=ヅィークシュタインは、空に浮かぶ二つの月を眼前に、一人黄昏れていた。
最終更新:2024-01-14 19:31:02
5830文字
会話率:30%
遠くて近いかも知れない未来、世界全てを巻き込んだ戦争があった。
あったが、JK達は適当に集まって適当に駄弁って青春していた。
これはそんなJK型アンドロイドたちの記録。
JK=justice of Kawaii
最終更新:2023-09-14 04:17:50
5800文字
会話率:56%
- トリスタン王国 アナクロス領 アナクロス家 屋敷 -
12月の寒空の中、レイは、兄のアホーズと模擬戦を行っていた。
「くっ、、、!」
兄の激しい攻撃に、レイの手から剣が離れる。
「、、、。参りました、アホーズ兄さん。」
レイが両手をあげ、「参った」のポーズをみせる。
「はっ!相変わらず張り合いがねぇな!練習にもならねぇ。そんな実力じゃ、もらえるギフトもたかがしれてるだろうな。」
「、、、。そうかも知れません。」
「アナクロス家は剣でのし上がった家だ。剣が振るえないやつはいらねぇ。授かるギフトによっては、お前、覚悟しといた方がいいぜ。」
そう言って、アホーズは屋敷に帰っていった。
12歳になると、ギフトを授かることができる。
今日はレイの12歳の誕生日だ。
アポーズは12歳の時に【剣豪】というギフトが与えられた。
その日を境に、レイを「模擬戦」と称していじめるようになった。
「僕はどんなギフトをもらえるのかな、、?」
---------------------
「、、、?ギフト【異世界兵器】??」
レイはギフトを授かったが、
しかし、聞いたこともない名前だった。
周りも首をかしげている。
「な、なんと!!剣で名を馳せた我が家において、【剣士】も授からないとは、、、!しかも、揃って使えないギフトじゃないか!」
「貴様ら無能などいらん!!家から出ていけ!!」
そして、レイはそのギフトを授かったことで、
家を兄弟で追放されることになる。
-数年後--
「な、なんだ!その力は!?」
「いや、まあ★★★★★★★のギフトなんで」
これは【異世界兵器】をさずかった少年が世界を無双する物語。
※ざまぁ系はそこまでありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 02:00:21
65547文字
会話率:61%
やべぇお話、ガチの閲覧注意。登場人物やべぇの揃ってます。なんでも許してくださる方だけどうぞ…。
彼は妻に別れを告げる決意をする。愛する人のお腹に、新しい命が宿っているから。一方妻は覚悟を決める。愛する我が子を取り戻す覚悟を。
アルファポ
リス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 16:53:32
1444文字
会話率:52%
第一王子を舞台から引き摺り落とすこと前提に仕組まれた、伯爵令嬢クレアと素行の悪い第一王子殿下の婚約。
トリスタンは本件に於いて、クレアの護衛を任されていた。
なにも知らないまま駒として動かされ、王子や周囲の嫌がらせに疲弊しながらも『第一王子
の婚約者』としての責務をひたむきに取り組むクレアに、トリスタンはいつしか心惹かれていた。
陛下夫妻不在時に行われた夜会と身勝手な婚約破棄。廃嫡理由として決定的になるであろう出来事。これで彼女は自由になる──それはわかっていても、クレアの気持ちを思うとこの状況を素直に喜べず、憤り、己の無力さに打ちひしがれるしかないトリスタン。
「ああっ! 俺に力があれば!!」
『その願い、叶えてしんぜよう』
謎の声と共に、変化する身体。
彼の身に一体なにが!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 17:22:08
6696文字
会話率:30%
地下に広がる広大なダンジョンを活用し、冒険者産業で栄華を極めているアルスタイン伯国の第二王女、イズマイアは宗主国である帝国の学院で皇子ナスルからいきなりの婚約破棄を申し付けられる。
その理由は精霊王の愛し仔、聖女エリオを数年かけていじめ
抜いたからという、ものだった。
冤罪で裁かれそうになったイズマイアは、学院の教師の手引きで密かに故郷へと生還を果たす。
名誉を汚されてどこにも行き場が無くなったイズマイアにもたらされた新たな婚約。
それは地下ダンジョンのとある階層を支配する魔族の王、デュラハンのトリスタン大公との縁談だった。
(主人公がデュラハン大公に嫁ぐまでの前日譚です)
他の投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 23:40:23
12534文字
会話率:32%
「マリーズ。すまないが君との婚約を破棄させてもらう」
長年連れ添ってきた婚約者のトリスタンに、マリーズは婚約破棄を突きつけられる。
これまで献身的に尽くしてきたにもかかわらず、理不尽な婚約破棄。
仕方ないかとマリーズは諦め、父に命令されて
次なる婚約者を探していた。
ある日、夜会帰りにマリーズは賊に襲われてしまう。
そこを通りかかった伯爵令息、ローティスに助けられる。
「マリーズ嬢……叶うことなら、君と一緒に幸せを掴みたいものだな……」
次第にローティスと絆を深めるマリーズ。
両親もその気になってローティスとの婚約を望み始めた。
「まずは謝罪させてほしい。君に婚約破棄を突きつけたことを」
そんな折、マリーズに婚約破棄を突きつけたトリスタンが戻ってくる。
しかし、彼は人が変わったように誠実な性格になっていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 14:06:10
55973文字
会話率:36%