レノン伯爵の愛人の子として伯爵家内と学園で居場所が無いミアは、唯一ミアに優しい婚約者の侯爵令息トリスタンの事が大好きだった。ミアとトリスタンは相思相愛なのだと、そう思っていた。ミアの異母妹でトリスタンの幼馴染であるジャクリーンが現れるまでは
。
元々トリスタンは平民の愛人から生まれた庶子のミアではなく、伯爵夫人から生まれた異母妹のジャクリーンと婚約する予定だったらしい。ジャクリーンは6歳の時に、急遽レノン伯爵家から親戚のハモンド公爵家に養子に出され、第一王子の婚約者候補になった。ミアはジャクリーンの代わりにトリスタンと婚約するためだけに伯爵家に引き取られたのだ。
ジャクリーンは第一王子の婚約者候補にもかかわらず養子入りした公爵家の嫡男と恋仲という噂があり、そのせいで第一王子から疎まれるようになってしまった。優しいトリスタンは孤立している幼馴染のジャクリーンを放っておけない。トリスタンが気に掛けるせいでジャクリーンはますますふしだらで男好きだと言われて立場を悪くしていく。15歳になったジャクリーンはとうとう第一王子の婚約者候補を解消され、公爵家からミアのいる伯爵家へと帰って来てしまった。
トリスタンはミアに「ジャクリーンとミアと私の3人で仲良くしよう。ジャクリーンもそうしたいと言ってるんだ」と言い、その翌日からトリスタンとジャクリーンはまるで婚約者かのように振る舞い出す。
ミアとトリスタンが魔法学園を卒業するまで、つまり、ミアとトリスタンが結婚するまであと3ヶ月となった年末のダンスパーティーの最中、トリスタンはミアと婚約破棄してジャクリーンと婚約すると宣言した。
こちらは「私のことはどうぞお気遣いなく、これまで通りにお過ごしください。」の主人公メリッサの元友達ジャクリーンとその異母姉ミアのスピンオフです。
ネット小説大賞11の二次選考を通過したお祝いとして描き始めました。
本編を読まなくても楽しめるように書いているつもりですが、本編も読んでいただいた方がより楽しめると思います。(本編にミアとトリスタンは出てきません)
※アルファポリスへ先行投稿しているものを改稿して投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 18:34:42
85166文字
会話率:26%
まだ少し早いですが、「クリスマス」と「婚約解消」を掛け合わせた少し温かいショートショートを書いてみました。みなさんも、素敵なクリスマスが訪れますように。
最終更新:2023-12-02 19:32:23
2587文字
会話率:39%
学生の頃につるんでいた二人。主人公克己、幼なじみの昴。そして高校から澄香も加わり三人に
何気ない、当たり前の学生生活を送り卒業し昴、澄香は大学へ、克己は就職へとそれぞれ進む。
年月が経ち克己、澄香か結婚へと至る。この頃から克己は堕落していく
事に
澄香には内緒で浮気、借金をしてのギャンブル等々どんどんクズになっていってしまう。
何もかもどうでも良くなった克己は異世界行きを望む。そんな願いを叶えてやると出てくる怪しい男に願ってしまい・・・
初めての投稿となります。ずっと前から構造はあったのですが、なかなか一歩が踏み出せなかったのですがこの度チャレンジしてみる事に致しました。宜しくお願い致します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 20:00:00
7875文字
会話率:52%
王太子マリオンは恋人ロザリンを傍らに卒業パーティの場で婚約者である公爵令嬢フランシアに婚約破棄を言い渡す。
公爵の後妻イザベルが公爵家を乗っ取り、その連れ子ロザリンがマリオンを誘惑した結果だ。
マリオンは優秀ではあるが人形のように
無口で表情の変わらないフランシアを、疎ましく思っていた。
婚約破棄すら涼しい顔で受け入れた婚約者に腹が立ったマリオンは、衝動的に彼女の頬に平手打ちをした。
※ハッピーエンドかな……たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 00:00:00
6456文字
会話率:23%
「おにいさん···は、だあれ?」
ガサツで荒々しい筋骨隆々な男、ウィールが出会ったのは何もかもが真っ白な男の子。
「なっ···!」
異界〈ガイア〉の全ての生き物は、持って生まれた『色素』で才能が定まる。才能に沿って魔素を操るこの
世界において、
白だけは絶対に、存在しない。
無垢な少年・ブランカと、心に深く傷を負った男が出会った時、〈ガイア〉の世界樹を巡る物語は動き出す······!!
※初投稿作品なので、誤字脱字及び話が飛躍したりします。温かい目でご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 00:00:00
2357文字
会話率:27%
絶世の美女だった祖母にはあまり似なかった伯爵令嬢は、公爵家の第二子息と婚約をしていたのだが、伯爵令嬢は人ではないと言うつもりか、下女のような扱いをしてくる公爵家子息。おれ様の子息は最近気に入った女性ができたらしい。それで婚約破棄をするつもり
だが、実は伯爵令嬢もその婚約破棄を望んでいて・・・。全く婚約者に興味がなく、一緒に暮らすのさえ嫌だと思っている令嬢は子息に婚約破棄を言わせるつもりだった。それも自分と子息が通う貴族の学校の卒業のパーティで。
実は令嬢には、婚約破棄を言い出させる切実な事情があって、言ってくれなければ困るのだ。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-04 00:40:31
9704文字
会話率:45%
三人の目線から見るよくある婚約破棄のお話
三話完結、サクッと読めるクッキーのようなお話を目標に書きました
お煎餅のようなお話かも
最終更新:2019-11-24 12:45:50
3220文字
会話率:8%
アネッサ=モータリアはこの度、婚約者であるライオット=シネヴァから一方的に婚約を破棄されてしまった。
しかもその理由は、アネッサの大親友に心変わりをしてしまったというあり得ない理由で………。
婚約破棄をされたアネッサは、失意のどん底に突き
落とされたまま、大親友の元へと向かう。
向かう理由は、『この泥棒猫』と罵るためか、『お願いだから身を引いて』と懇願する為なのか。
でも真相は、そのどれでもなく……ちょいとした理由がありました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 20:37:07
6781文字
会話率:18%
主人公悠が一人の少女が亡くなったのをきっかけに物語が動き出します。このあと悠は色んなことを経て真実を導き出し答えを見つけることになります。
最終更新:2016-09-11 08:30:17
602文字
会話率:0%
誰も知らないような片田舎の、聞いたこともないような街の片隅の、うらぶれたようなパン屋で買い物をして出てくると、打ち捨てられたようにそいつはいた。
妖怪も雨宿りします。
妖怪も恋くらいします。
妖怪だって乙女なんです。
そんな口裂け女の
子のショートストーリーです。
カワイイ、かも?
と、思ってしまったあなた。
化かされてるかも知れませんよ 笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 18:42:19
4922文字
会話率:46%