董星(とうせい)は父王とその後妻から疎まれ、山中の離宮で王子の身分を隠して暮らす。
ある日森で倒れたところを央華(おうか)という少女に助けられ、女として女人だけの神殿に連れていかれる。間もなく董星は男であることが知れ、董星と央華はお互い
に淡い恋心を抱いたまま別れる。
成長して二人は再会するが、その時央華は董星の義兄の結婚相手として王宮に迎えられていた。結婚式を目前に義兄は愛人と共に姿を消し、菫星は探索に乗り出すのだが……。
※全29話(一話が短め)完結済み。※アルファポリスにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 23:34:10
37922文字
会話率:37%
これは、2月14日以外の全てがバレンタインデーな少年と、その幼馴染みとの物語。「万年バレンタイン現象」の真実に迫る、淡い恋心をテーマとした1万文字の短編です。
最終更新:2023-02-14 06:00:00
8258文字
会話率:40%
九ヶ崎白馬は自分の名前が好きではなかった。
おとぎ話などで知られる『白馬に乗った王子様』とは、必ずと言っていいほど王子様にフォーカスが当てられている。王子様とお姫様の出会いの場面では、それを羨むように隣に据え置かれ、より王子様を引き立
てるために背景に徹するのが『白馬』の役割だ。例え白馬がお姫様に淡い恋心を抱いていたとしても、その恋が実る事はまずないだろう。九ヶ崎白馬もまた、その名前により人生の肩書きまでもが決まってしまっているように思えていた。お姫様の近くに居ながら、見向きもされていない事ほど辛いものはない。
そんな性分とトラウマを受け入れながら、彼が『白馬』という名の生を受けて十七年目の春を迎えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 19:25:29
69091文字
会話率:46%
田舎の子爵令嬢のフローナは、隣の領地のウルスに淡い恋心を抱いていたが、ウルスはフローナの従姉に一目惚れし後に婚約する。その後、フローナは貴族の子女として王都の学園に入学し、勉学に勤しみつつ、なるべく目立たないような生活をおくる予定だった。と
ころが、なぜか高等部の高位貴族ご子息のアルバストに捕まり、アルバストらの仕事を手伝うはめになる。目立てば嫉妬や嫌がらせ。フローナとしては修学後は速やかに領地に戻りたいのだが……。
本作は、たこす様主催の「だ~れだ企画」に冒頭部だけ載せたものを、加筆修正しています。R15等は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 22:13:40
100331文字
会話率:30%
「その傷は治らないわ、フローガ」とあの女は笑いながら言った。
王妃レフコー。手に持っていたのは呪いの剣。少年フローガの実母である。
王妃であり実の母親は、フローガに刃を振り下ろした。フローガの左頬と右足のくるぶしは、パックリと割れた。
「こ
れでこの国は、ブロンティのもの」
ブロンティは雷神の加護を受けた第二王子であり、少年の実弟である。
王妃に好かれているとは思わなかったが、ここまで嫌われているとも思いたくなかった。
ようよう辿り着いた僻地の小屋で、フローガは少女ソフィーリアと出会う。
フローガの目には炎のように赤い髪と、緑の瞳を持つ少女に見えたソフィーリアは、この国では稀な治癒の魔術を使える少女だった。
命を救われたフローガは、実母と実弟を王宮から放逐し、国の実権を握ることを決める。
ソフィーリアは辺境伯の次女。父はソフィーリアの姉のトリアナティを溺愛し、ソフィーリアはいつも置き去りだった。
トリアナティは紅がかった金髪と蒼い目の少女。容姿だけはずば抜けていたが、それ以外は問題のある女性。ソフィーリアは、白色に近い金髪と琥珀色の目を持つ地味な容姿の少女である。
ソフィーリアの治癒の力は、父方の祖母から受け継いだもの。両親も姉も、その力を知らない。
成人したフローガは、焼き尽くす王子と呼ばれ、王妃も実弟も幽閉し国の実権を握る。ようやく、王妃を娶る時期を迎えた。しかし、縁談を申し込んだ相手はトリアナティであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 22:15:20
14902文字
会話率:19%
学校生活を送る上で、隣に誰が座るのかはかなり重要だ。五年生のトモキは、クラスで一番美少女の隣を狙っていたのだが、無情にも夢は潰える。新しくお隣さんになったのは、成績は優秀だが「関取」と呼ばれるシノブだった。テンション下がりまくるトモキだった
が、彼の心中などお構いなしに学校生活は進んでいく。トモキの淡い恋心は、果たして叶うだろうか。
本作品は、黒森 冬炎氏主催の「移動企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-05 20:00:54
17766文字
会話率:32%
ローゼリア王国の王太子リオネルと公爵家長女のミレッタは、すでに婚約していてもおかしくない関係。しかし、ミレッタが社交界デビューをしても兄妹のような関係は変わらなかった。「自分が知らないところで他国の姫君との縁談がまとまっているのかもしれない
」と、ミレッタが淡い恋心に蓋をした矢先に、リオネルが爆弾発言をして……?XI様主催「真・恋愛企画」の参加作品です。企画のテーマが「ガッチガチの恋愛」ということで、甘いお話になるように頑張ってみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 12:56:46
6819文字
会話率:54%
妖精の取り替え子・ジゼルはその人間離れした見た目から家族にも愛されず、孤独な毎日を送っていた。
七歳になったある日、顔合わせのために訪れた王宮で婚約者であるこの国の王太子・アルベルトと対面する。
紳士的な彼に淡い恋心を抱き始めた矢先、池に
落ちた衝撃で前世の「橋本つぐみ」としての記憶を思い出してしまう。
ジゼルを助けようと後を追った王子もまた、前世の――つぐみの兄だった記憶を思い出していた。
兄妹で結婚なんてできるわけない!
貴族や妖精界を巻き込んだ、婚約破棄を目指す奔走ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 18:00:00
18219文字
会話率:49%
【アイヴィス】という名のアンドロイドが蔓延する近未来。人々はその利便性に依存するも【アイヴィス】は人間と同じく病を患う機械だった。病から時に暴走する彼らを治療する機械療法士《レイバー》。主人公の長瀬カズキは《レイバー》の育成学校に通う平凡な
少年だった。
ひょんなことからカズキは〈イロハネ〉という神のゲームに選ばれアイヴィスと融合する能力を手に入れる。
〈イロハネ〉のゲームに勝った者が新たな時代を作る。それは体的な技術・産業に基盤レベルの革命を起こし、いわば世界観を設定する権利を得られるバトルロイヤル!
そんな彼の前に現れたのは、神によって生み出された〈アクマ〉の少女。
少年の葛藤と苦悩、そして淡い恋心が長瀬カズキの運命を翻弄する。
※この作品は小説投稿サイト【カクヨム】にも掲載しています。
➡https://kakuyomu.jp/works/16817139557658159424
※現在はこの作品の続編(スピンオフ)を掲載しています。
【イロハネ ―美少女アンドロイドばかりの世界で機械を治療できる俺―】
➡https://kakuyomu.jp/works/16817139558579721605折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 16:00:00
45929文字
会話率:37%
僕・葉桜夜凪には、小さい頃からの幼馴染がいる。棚町陽依。彼女のことを女の子として意識してしまうようになったのは、小学校高学年くらいからだろうか。随分と前からということになるけど、自分に自信が持てなかった僕は、何年もの間ずっと、その淡い恋心を
胸の内に閉まっておくことしかできずにいた。そんな自分から脱却したくて…学生生活を終えて一人前の大人になったら、陽依に告白することを決意する。だが、もう遅かった。陽依の傍には別の男の存在があった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 21:03:22
7725文字
会話率:7%
恐ろしい魔獣の跋扈する荒野が広がり、人の住む土地を侵食している、そんな世界。
とある国の辺境の町には、魔獣と戦う兵団が基地を構えていた。
基地の厨房で働きながら一人で暮らす少女・シヴィは、かつて養父母の食堂で出会った年若い兵士・イストに、淡
い恋心を秘めていた。
不器用に、けれど懸命に。辺境の小さな町で生きる二人を結ぶのは、感謝の言葉を紡ぐ優しい声。
*全6話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 20:25:30
27841文字
会話率:34%
君に僕の心臓を食べてほしい。
最終更新:2022-10-10 03:00:00
1421文字
会話率:23%
女性型セイレーンであるディーネは、幼馴染のレトに淡い恋心を抱いていた。その幼馴染が、ある日から、急に様子がおかしい。大切な幼馴染にいったい何が起きたのか、彼女なりに懸命に考えて辿り着いた答えは、とても辛く苦しいものだった。
『身を焼くほどの
恋、それは文字通りの。』に登場する、ディーネ視点のその後のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 00:06:38
5454文字
会話率:12%
町にやってきて誰かを待ち続ける彼女。僕は彼女に淡い恋心を抱く。
最終更新:2022-06-04 16:25:54
2733文字
会話率:40%
ある夏の日、離ればなれになりたくない3人の男女は約束をする。
向田マリは高校1の夏に3年生の先輩に告白した。先輩は頭が良くて運動も出来てさり気ない気遣いが出来る。そんな幼馴染のお兄さんに小さい頃から、淡い恋心を抱いていた。
その彼と
幼馴染である妹はこの夏が終わったら北海道へと行く事になる。
恋心を無にしたくないマリは、彼が東京に居る間に告白をして断られてしまう。
けれど、ある約束を二人とする事になった。
2年後、北海道へと行った時に幼馴染から彼のある秘密を告げられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 19:11:34
1988文字
会話率:65%
登校中、主人公・蒼葉は憂鬱な学校に行くため桜の道を歩いていた。そこに急に現れた女の子……。
2人の淡い恋心を描いた悲しさが少しある青春話。
最終更新:2022-05-22 11:00:00
537文字
会話率:19%
彼女の追悼式の日に行われた同窓会。
15年振りに揃ったクラスメイト達が織りなすのは、懺悔か後悔か。
あの日、一人の女子生徒が死んだ。
明かされる真相にかつての記憶が交錯する。
「きっと、恋していたんだと思う。だから、許せないんだろうね」
淡い恋心とともに滅んだ世界。
儚い少女たちの夢は、静かに散っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 09:23:54
29533文字
会話率:73%
突然知らない乙女ゲームの悪役令嬢に転生したら、あなたはどうしますか?
頭を打って目覚めると、悪役令嬢アイリスに転生していた私、ミホ。
予想するバッドエンド回避のために日々翻弄するも、全部裏目に出てしまう。
イケメン王子をフろうとしたら逆
に告白され、その弟にはライバル認定からの恋人候補!?
友達からの淡い恋心を完璧に無視。そして毎日届く謎の手紙とはー?
「ゲーム設定も、攻略対象も知らないのに、どうバッドエンド回避しろっていうの!?」
数ある乙女ゲームを制してきた前世の親友しーちゃんからのうろ覚えの知識で、予測されるフラグを全部叩き割って、ゲームが始まる前に戦線離脱させていただきます。
近々乙女ゲームの悪役令嬢になりそうな、乙女ゲーム未経験者の方必見。破滅フラグの折り方直伝します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 08:00:00
262201文字
会話率:43%
僕が由美を好きになったのは、高校一年生の夏のことだった。一目惚れだった。気付くと目を離せなくなっていた。由美は突然現れ、僕の心を奪い去っていた。
今まで普通に出来ていたことが出来なくなり、今まで当たり前だと思っていた景色が嘘の世界だったよ
うに思えた。今まで何の希望も見出せずに生きてきた僕にとって最大の衝撃であり、喜びだった。由美の事を見ているだけで幸せな気持ちになり、時には切ない気持ちになった。近いようで遠い机の配置に苛立ったこともあった。席替えをするたびに、彼女の席の隣になれるよう願った。学校が終わり、下校する時は、わざと由美が帰りそうな時間に帰るようにもした。
このままでは、ストーカーとなんら変わりはないではないかと思い始めてきた頃だった。初めて、由美と話す機会が巡ってきたのだ。今まで遠くからしか見たことのなかった彼女の顔はやはり可愛かった。遠くから見ていた通り、眼鏡をかけていて、少し丸顔でまん丸の目をした可愛らしい顔だった。せっかく初めて由美と話すことができたというのに、何を話したのかを全く覚えていなかった。
何をやっているのだ。
それ以来、由美とは話す機会がなく、高校二年生の修学旅行になってしまった。
僕は知らない間にどんどん由美のことを好きになっていた・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 20:00:00
65214文字
会話率:12%
遠い昔の出来事を戯曲にし大切にしてきた魔族の国、ファータイル。そこに生まれた三人の子供たち。そのうちの一人であるエラは、将来月と呼ばれながら王家に仕える事が決まっている。
そんなの御免だと抵抗しようとするのだが、何の力も持たない非力な子供で
は抗う事も出来はしない。ならば抗えるだけの力をと士官学校へ入る。
そこで出会った半分魔族、半分人間の王子アルフレッドとの出会いが、彼女の未来を大きく変え、淡い恋心を抱くようになる。
全てを凍てつかせる魔力を使い、少女エラはどう生きるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 23:15:38
397818文字
会話率:51%
人魚姫は、人間になりたいと思いました。
海上を突き進む豪華客船の輝きを目の当たりにして。
そこで楽しそうに過ごす人々をその瞳に映して。
私もその中に混ざれたらいいなと純粋に思いました。
そして王子様に恋をして、人間になる薬を
飲んで、
声を失って、儚い泡となって消え失せる……
――そんな可哀想な子はこの物語にはおりません。
ええ、たったの一人さえも。
事前にお伝えいたします。
この物語の人魚姫は泡となって消え失せてしまう
悲劇のヒロインではございません。
ちょっとおバカでちょっとえっちな女の子です。
といいますかぶっちゃけた話
そもそもカッコいい王子様なんて出てきませんし、
淡い恋心を抱くタイミングだって存在いたしません。
人魚姫。そして、泡。
この二つの単語を聞いて、恥ずかしながら
私は下賎なことしか思い付けませんでした。
ええそうですただの下ネタです!
本当にありがとうございましたッ!
けれどこれだけは言わせていただきたい。
だって純粋に書きたかったんだもぉおおぉおん!
この話のオチを! そして堕ちの話を!
それでも構わんよ。
むしろそういうのこそを待っていたんだよという
お優しい読者の皆様方。
なるほどな! その方向性はズルいな!
と思わせるそれだけの為にこの物語を書きました。
どうかクスリと笑っていただいて
評価ポイントでも感想でもレビューでも
お好きに書き殴っていってくださいませ。
それが何よりハッピーエンドでございます
(*´꒳`*)どちらもWIN-WINっ!
さぁ頑張れ人魚姫。
健気に可憐にストイックに。
とにかく身銭を稼ぐのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 14:56:03
7066文字
会話率:22%
父親と二人暮らしの高槻由真(たかつきゆま)は中学3年生の夏休みに、図書館である人と出会った。彼、吉田鷹広(よしだたかひろ)と、ふとしたことから会話をするようになり、偶然だった出会いはいくつもの偶然が重なっていく。淡い気持ちを抱きながらも、周
りの状況から素直になれない由真。変化していく状況に翻弄されながらも、少しずつ歩み寄っていく二人の関係がどうなっていくのか。
第1部出会い編 第2部受験編
短編 図書館で を連載にしました。
*2019/1/10改稿して、投稿をし直しました。それに伴いあらすじなども直しました。
*タイトル変更。(旧題 夏の日のシチュエーション)
*2020/11/25 あらすじ変更。
水曜日更新予定!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 09:00:00
89935文字
会話率:59%