とある下位の伯爵令嬢が、王太子殿下の婚約者の最有力候補になった。
その伯爵令嬢は伯爵家の中でも序列が低い家の出身だったが、非常に優秀な才女として有名だった。
高位貴族令嬢達の面目は潰され、恥を掻かされたと伯爵令嬢へ陰湿な嫌がらせを始める
のに然程さほど時間は掛からなかった。
伯爵令嬢は、それでも耐えた。そして、その令嬢の健気さに王太子殿下も絆され、彼女との距離が段々と縮まり――――やがて、彼女を特別扱いするようになって行った。
そんな中、本命となった伯爵令嬢が王太子の婚約者候補を降りると言い出した。
王太子殿下は、突然のことに狼狽。
誰よりも淑女らしく、人柄も申し分なく、諸外国の地理や言語に精通し、政治的なバランス感覚も持ち合わせ、家格以外は次期王妃として不足無し。そう称された伯爵令嬢へ、聞き取り調査をすることになったワケだが――――
愛していなければ、耐える必要は無いのですね!
どうしてもと王太子殿下のご命令が下されるのであれば、王城へ召し上がります。それでも宜しければ、王太子殿下の婚約者になって……死ねと、わたくしへ直接ご命令くださいませ。
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:32:39
4420文字
会話率:0%
フランカは二十二歳にしてバツイチになった。
これまで国内では、男は複数の妻を持つのが黙認されていたが、一夫一妻が正式に制定。
ずっと放置されてきた白い結婚状態のフランカに対し、「これからは妾として男児を産め」と急に迫ってきたことに我慢がな
らず、離縁を叩きつけた。
男なんてろくなもんじゃない、これからは女だって自立する時代よ!
母校の貴族学院を通じて、貴族令嬢の家庭教師を始める。
しかし、男性優位の社会において、女のほうから離縁した気の強いフランカの扱いは悪い。貴族社会における『元夫人』は、一夜の遊び相手としてしか見られないときている。
今日も今日とて、男たちに下世話な誘いを受けていたところ、助けが現れた。
それは、フランカの実家に仕える騎士一家の子。王宮騎士を目指して上京した幼なじみのアーサーだった。
出戻り男爵令嬢と平民出の護衛騎士が、誤解と勘違いをしながら結ばれる、両片思いな身分差ラブコメです。
**********
全13話
初回2話投稿のあとは、20:00更新予定です。
e-ブランより配信される電子書籍「婚約破棄されたので、「王太子の婚約者」を妹にゆずったら、上司の王弟殿下が迫ってきました」のスピンオフとなっておりますが、こちら単体でも読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:00:00
49010文字
会話率:38%
貴族学院の回廊で、王太子のフォーアン殿下から婚約破棄を告げられたクラリス。その理由は、クラリスが我が国において初の女性文官として仕事に邁進し、婚約者としての立場を蔑ろにしているから、らしい。
「夫となる俺を立てず、いつも上からものを言う態
度も気に喰わぬ」
「仕方がありませんわぁ殿下。お姉さまは子どものころから、ああいう性格なのですものぉ」
殿下は、クラリスの妹アイラを隣に配し、婚約者を変更すると宣言。
事態を収拾すべく動いたのは、クラリスに同行していた、職場の上司にして王弟のローウェル。
彼は、貴族階級の婚姻・出生管理を取りまとめる部署の室長だった。
夫が複数の女性を家に置くことが黙認されている王国で、妻の定義について考えるおはなし。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 20:25:46
15768文字
会話率:41%
宮廷医師である祖父の元で働くジャスミンは、土だけが入った鉢植えを常に持っていることで有名な変わり者だが、もっと変わっている点は、「人の頭頂部に、その人物の心理を反映した色の花が咲いているのが見える」ことである。
ジャスミンの好きなひとは、王
家筋のガリエ公爵家の次男グレン。つれない態度で「何を考えているのかわからないから怖い」とヒソヒソされがちだが、彼の頭頂部には菫色の小さな花。感情に合わせて色を変え、萎れたり、揺れたり。とっても感情豊かで可愛いひとなのだ。
王太子の婚約者が正式に決まり、選考に漏れた令嬢たちによる「高位貴族の令息をゲット」レースが佳境を迎えるなか、グレンにも魔の手が伸びるけれど、彼の気持ちが揺るがないことはわかっている。というか「見えて」いる。
けれどジャスミン自身の頭頂部は、雑草ひとつ生えていない、空虚だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 20:18:42
13690文字
会話率:35%
前世日本人の記憶を持って生まれてきたエステルは自分が生まれ変わったのが乙女ゲームの世界だとは知らない。エステルはいわゆる悪役令嬢だが、何も知らないまま王太子の婚約者となり、魔法学院の卒業パーティで婚約破棄、断罪されることになった。しかし、残
念な王太子から婚約破棄されて、エステルはむしろホッとした。今後は前世のように真面目に働き、一般庶民として普通の生活を送るのだ。しかし、国外追放されたエステルを助けてくれた恩人が子供を出産してすぐに亡くなってしまった。生まれたばかりの赤ん坊を引き取って育てながら懸命に働くエステルの店に、いかにもお忍びの貴族という青年が現れる。そこから彼女の運命の歯車が動きだした。
*後半は特に溺愛、激甘予定です。苦手な方はご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 00:00:00
313552文字
会話率:36%
『へちまの可能性は無限』
そう信じる植物オタクのセシリア・ヘイズ公爵令嬢は、王太子の婚約者だったが他に好きな人ができたと告げられ婚約は解消された。セシリアはその後に出会った伯爵令息ドナルドに熱烈に求婚され結婚することに。ドナルドとは別居生活
だが、それほど苦にはしていない。
彼女には愛してくれる両親と子供の頃から大切にしてくれる侍女マリアと従者オスカーがいる。内気で引っ込み思案のセシリアは毎日植物を愛でながら平和に暮らせればそれで良かったのだ。
ところが身の回りで不穏な出来事が起こり始め……。でも、大丈夫。セシリアには沢山の味方がいて愛されている。
最後はスッキリざまぁ、ハッピーエンドです。
*R15は保険です
©北里のえ, Noe Kitasato, 2025. All Rights Reserved. Reproduction and translation are prohibited. 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 07:00:00
50645文字
会話率:52%
訳あって男装して騎士として過ごしているリューカだが、王太子の専属護衛の就任早々に男装していることがバレて「罰として俺と婚姻しよう。」と言われていた。
そこから婚姻まで1年間の有余をもぎ取り男として護衛を続けているが、ストレートな王太子の求愛
に心が揺らぐ。自分の恋心を自覚し始めたリューカだったが、その王太子の婚約者候補が来訪して…!?
「俺の護衛がこんなにかわいいのが悪い!」「護衛対象の王太子殿下のキラキラしてうざい」「護衛対象にドキドキなんてしない。決して。…多分。」になんとなく続いてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:36:15
3303文字
会話率:31%
魔力量の多さから王太子の婚約者の一人に選ばれていたルティナ・エングルフィールド公爵令嬢は、ある日突然魔法が使えなくなってしまった。
代わりに従妹のマデリーンが王太子の婚約者となり、ルティナは婚約破棄されてしまう。
しかし、実はルティナの魔力
を奪ったのはマデリーンだった。
マデリーンの悪意に気付かないまま領地に帰ったルティナを優しく迎えたのは、ーーー長年塩対応の義弟スノウだった。
幼い頃は仲がよかったのに、ルティナが王太子の婚約者として城に上がってからは一転して冷たくなった義弟。
王家のお茶会では『王太子にまとわりつく義姉様はまるで蛾のよう』と言われ、手紙の返信も事務的だった。
そんな義弟の邪魔にならないように新しい縁談を探すルティナに、なぜかスノウが求婚してきてーーー!?
「これからはもう遠慮はしません、義姉様。僕はずっとあなたが好きだった」
実は幼い頃からずっと一途に義姉を愛していたスノウが、婚約破棄されたルティナを溺愛する物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:00:00
109466文字
会話率:35%
ある日突然、幼い頃から大好きな初恋の相手でもある婚約者ダニエルが一通の手紙を残していなくなった。
その手紙には“運命の人に出逢った”と記されていた。運命の人って…
ショックを受けているのも束の間、さらなる衝撃が。なんとお相手は王太子の婚約者
でこの国を守護している伝説の女神の生まれ変わりと言われる公爵令嬢であった。
そんな相手を連れ去ったダニエルが万が一他国へ渡ったとなれば捕らえられ極刑は免れない。
そんな事はさせないと、お互い婚約者に逃げられた王太子と共に二人を保護するために探し始めるのだが、気付けば王太子との距離が近づき…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:34:53
235245文字
会話率:49%
セシル・ラグランジュ侯爵子息が王太子殿下に刃を向けた。
セシルは王太子の側近候補で、幼いころから仲が良く、婚約者も交えて交流しており、学園中から憧れられていた。
セシルの婚約者が突然亡くなってしまうまでは。
セシルの婚約者が亡くなって
数ヶ月後、二人は学園に転入したとある男爵令嬢に夢中になる。王太子の婚約者が諫めても耳を貸さなかったらしい。
そして、事件は起こった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:38:45
37334文字
会話率:14%
アベル王国の公爵令嬢フォラウニアは、ブルド王太子の婚約者として完璧な未来を夢見ていた。
しかし、ブルドが平民のソニアを愛妾にすると宣言し、関係は冷え切る。結婚式直前、ブルドとソニアが失踪してしまい。新たなる婚約者として、王弟殿下ロイドが浮上
するが、フォラウニアは思う。
彼はブルド殿下とソニアの失踪に関わっていないの?
真実はどこにあるの?
闇と愛が交錯する物語。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-25 21:36:01
6068文字
会話率:33%
ファルド・ランテス男爵令息は、とても可愛いアリス・エリド男爵令嬢という幼い頃からの婚約者がいる。
そのアリスから王都のカフェで婚約解消を宣言されるファルド。
「私、王子様と結婚するの。だから、貴方とは婚約解消するわ」
って、王太子の婚約者は
公爵令嬢エリーヌ。
公爵家を怒らせてどうするんだ?慌てたファルドは公爵令嬢エリーヌに謝りにいったり、アリスを領地へ連れ帰ろうとしたが、王太子殿下にアリスに近づくなと言われて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 14:23:43
5549文字
会話率:31%
フィレンシア・マレリレス公爵令嬢は、愛する婚約者ロイドがいる。それにも関わらず、バルト王太子の婚約者候補に選ばれてしまった。
奴隷のような王立学園での日々。でも、卒業式で自由になれると思っていた。自分は他の二人と比べて、地味な令嬢でバルト王
太子に気に入られていない。それなのに、優秀だからと婚約者に選ばれてしまって。
地獄の日々を生きることになってしまった。
心をロイドに残したまま……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 14:14:50
9368文字
会話率:25%
大陸の西の果てにあるスフィア王国。
その国の公爵家令嬢エリスは、王太子の婚約者だった。
だがある日、エリスは姦通の罪を着せられ婚約破棄されてしまう。
そんなエリスに追い打ちをかけるように、王宮からとある命が下る。
それはなんと、ヴィスタ
リア帝国の悪名高き第三皇子アレクシスの元に嫁げという内容だった。
結婚式も終わり、その日の初夜、エリスはアレクシスから告げられる。
「お前を抱くのはそれが果たすべき義務だからだ。俺はこの先もずっと、お前を愛するつもりはない」と。
だがその宣言とは違い、アレクシスの様子は何だか優しくて――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 09:49:43
307415文字
会話率:25%
短編「真実の愛に気付いたと言われてしまったのですが」の連載版です!
かつて王国の誇りとされた名家の令嬢レティシア。王太子の婚約者として誰もが認める存在だった彼女は、ある日、突然の“婚約破棄”を言い渡される。
――理由は、「真実の愛に気
づいてしまった」。
その一言と共に、王家との長年の絆は踏みにじられ、彼女の名誉は地に落ちる。だが、沈黙の奥底に宿っていたのは、誇り高き家の決意と、彼女自身の冷ややかな覚悟だった。
動揺する貴族たち、混乱する政権。やがて、ノーグレイブ家は“ある宣言”をもって王政と決別し、秩序と理念を掲げて、新たな自治の道を歩み出す。
一方、王宮では裏切りの余波が波紋を広げ、王太子は“責任”という言葉の意味と向き合わざるを得なくなる。崩れゆく信頼と、見限られる権威。
そして、動き出したノーグレイブ家の中心には、再び立ち上がったレティシアの姿があった。
※日常パートとシリアスパートを交互に挟む予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 13:31:33
90788文字
会話率:35%
侯爵令嬢リシェル・アルセインは、王太子の婚約者として誰もが羨む立場にあった。
しかし王都の舞踏会の夜、彼女は突然の婚約破棄を突きつけられる。
相手は“変態王子”と陰で囁かれる王太子ユリウス。
その傍らには、“真実の愛”を語る平民の少女――
マリアの姿があった。
そんな彼を受け入れたリシェルだったが、事はそれで終わらなかった。
親友クラリッサの協力で動き始めた“ある計画”が、やがて王都の空気を一変させていく。
これは、誇りを捨てずに立ち上がった令嬢と、彼女を信じた者たちによる、華麗なる逆転劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 09:34:49
5509文字
会話率:43%
かつて王太子の婚約者だった令嬢レティアーナは、突然の婚約破棄と、その直後に届いた「戦死」の報により、全てを失ってしまう。
失意のまま、小さな町でひとり静かに生きてきた彼女の前に、ある日、“死んだはずの彼”によく似た青年が現れる。
最終更新:2025-05-13 11:01:32
5720文字
会話率:18%
「恋文の返事はこれでよろしいでしょうか?」
ノルディア王国軍元帥の娘であり、王太子の婚約者ユフィルナ。
常に冷静であれ、感情に溺れるなとの父からの教えに従い、婚約者の冷たい態度にも目をつぶってきた。
だがある日、ユフィルナは王太子から、軍事
機密を盗んだ罪を着せられ、国外追放・婚約破棄を突きつけられる。
窮地に立たされた彼女の前に現れたのは、若き将軍で、父の腹心でもあるゼルナーク。
彼はユフィルナの無実を証明すると宣言するとともに、彼女との婚約を望んできてーー?
数日前に友人の代筆で恋文を書いたことをきっかけに運命が動き出す。
この想いは叶わないと思っていたのに――。
知略と恋が絡み合う両片思いラブストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 13:46:21
10988文字
会話率:34%
王太子の婚約者である公爵令嬢は学院に入学して出会った伯爵令嬢に嫌悪感を抱いていた。貴族令嬢らしからぬ振る舞いに注意をするが、周囲は伯爵令嬢の味方をし、公爵令嬢が逆に悪いとつまはじきにされてしまう。その結果──
文章力アップのため、短編を定
期的に投稿していこうと思います。
作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 12:00:00
2674文字
会話率:24%
ハートネル侯爵家の長女エリッサは、フルヴィオ王太子の婚約者。やがては王太子妃となりフルヴィオを支えるために、幼い頃から自己研鑚を重ねてきた。外交が苦手なフルヴィオをフォローするためにと、エリッサは学園を休学しながら近隣諸国を飛び回り、外交
や異文化の勉強に努め、次期王太子妃として人脈も広げていた。
そんなある日、国外にいたエリッサの元に国王陛下崩御の知らせが。慌てて帰国すると、自分の婚約者であるはずのフルヴィオ王太子の隣には、エリッサの実妹キャロルが寄り添っていた────
「君がこの国にいない間、キャロルはいつも俺のそばで、俺を支えてくれていた」「フルヴィオ様があたしを必要だと言うの。ごめんなさい、お姉様……!」
自分が国外を飛び回っていたのは全てフルヴィオのためだった。そう訴えるエリッサに、フルヴィオと妹キャロルのみならず、両親までもエリッサを咎める。
「承知いたしました。殿下、私を解放していただきます」
これからは自分のための人生を生きよう。そう思い再び国を出たエリッサの元に、両親から縁談の知らせが届き────
※いつもの全てがファンタジーな世界です。何もかもファンタジーです。現代風にアレンジしてある箇所も多々ございます。ご都合主義なお話です。
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:05:04
153333文字
会話率:43%
オールディス侯爵家の娘ティファナは、王太子の婚約者となるべく厳しい教育を耐え抜いてきたが、残念ながら王太子は別の令嬢との婚約が決まってしまった。
その後ティファナは、ヘイワード公爵家のラウルと婚約する。
しかし幼い頃からの顔見知りであ
るにも関わらず、馬が合わずになかなか親しくなれない二人。いつまでもよそよそしいラウルではあったが、それでもティファナは努力し、どうにかラウルとの距離を縮めていった。
ようやく婚約者らしくなれたと思ったものの、結婚式当日のラウルの様子がおかしい。ティファナに対して突然冷たい態度をとるそっけない彼に疑問を抱きつつも、式は滞りなく終了。しかしその夜、初夜を迎えるはずの寝室で、ラウルはティファナを冷たい目で睨みつけ、こう言った。「この結婚は白い結婚だ。私が君と寝室を共にすることはない。互いの両親が他界するまでの辛抱だと思って、この表面上の結婚生活を乗り切るつもりでいる。時が来れば、離縁しよう」
一体なぜラウルが豹変してしまったのか分からず、悩み続けるティファナ。そんなティファナを心配するそぶりを見せる義妹のサリア。やがてティファナはサリアから衝撃的な事実を知らされることになる──────
※※腹立つ登場人物だらけになっております。溺愛ハッピーエンドを迎えますが、それまでがドロドロ愛憎劇風です。心に優しい物語では決してありませんので、苦手な方はご遠慮ください。
※※不貞行為の描写があります※※
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:27:32
168351文字
会話率:41%
バーネット公爵家の長女セレリアは、ジャレット王太子の婚約者だった。しかしセレリアの妹フランシスとジャレット王太子が、恋仲になってしまう。
王太子の強い希望により、セレリアとの婚約は白紙となり、フランシスが王太子の婚約者となる。
泣いて
詫びる妹を、大丈夫だと宥めるセレリア。
だが結婚式を目前に、フランシスは何者かによって毒殺されてしまう。
美しく愛らしい、誰をも魅了するフランシス。対して平凡な容姿で、両親からの期待も薄かったセレリア。確たる証拠もない中、皆がセレリアを疑いはじめる。その後、セレリアにフランシスの殺害は不可能だったと証明されるが、フランシスを失った苦しみから半狂乱になったジャレット王太子は、婚約破棄された腹いせに妹を殺したのだと思い込みセレリアを責め立てる。
「お前のせいでフランシスは死んだのだ!お前は呪われた公爵令嬢だ!」
王太子のこの言葉を皮切りに、皆がセレリアを呪われた公爵令嬢と噂するようになり──────
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 22:23:59
144967文字
会話率:44%
オリヴィアはある日、従姉妹のベアトリスから彼女の代役として王宮へ行くよう命じられる。
その目的は「王太子殿下のペットの飼育係」として一週間王宮に勤め、「王太子の婚約者の座を掴む」というものだった。
聞けば、期間内にペットと仲良くなった令嬢を
王太子の婚約者にするというとんでもない企画の候補者に選ばれたようで、ベアトリスは確実にその座を掴むため、生き物の世話が得意なオリヴィアに代役を命じたのだ。
両親や大切な存在を失くし、共に暮すベアトリスや彼女の両親から虐げられる日々——。
——泣くのはこれが最後
——いつか使用人みんなをこの家から解放する
来るその時まで、泣き寝入りに耐えることを選んだのは自分自身だ。
今はまだベアトリスの命令に従うしかない。
唯一の味方である使用人たちを人質に取られたこともあり、やむなく王宮へ向かったオリヴィアであったが、無愛想ながらも優しさの垣間見える王太子エリアスや純粋無垢で愛おしさ溢れるペットのメルクとの出会いが、思いがけず身も心も傷だらけのオリヴィアを癒やしていく。
——私、ここに居たいんだわ
それなのに、エリアスはなにかを抱えているようで……?
——今度は私があなたのお役に立ちたい
ドアマットヒロイン出身の主人公が強くたくましく成長していく、シンデレラストーリー。
※作中に架空の生き物が登場しますので、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:29:07
101088文字
会話率:28%
王太子の婚約者だった公爵令嬢のスーシャは、国王暗殺の濡れ衣を着せられ処刑されそうになったところを、護衛のロイドに助けられて彼の故郷へと逃亡する。
そんな中、追っ手が来ないか心配するロイドに、何故かスーシャは来ないと断言して……。
キーワード:
最終更新:2025-05-11 23:07:36
3617文字
会話率:39%
幼少より王太子の婚約者として育てられた公爵令嬢スフェリアは、婚約発表の席で「真実の愛に気づいた」と一方的に破棄される。完璧すぎると拒絶された彼女は、あらゆる感情を抑えたまま冷静に、王家との断絶と家の政治的中立を宣言。名門アルディナ家を中心に
貴族連合を組織し、王政に代わる新体制を樹立していく。追われた元王太子アレクは雪原の辺境で己を見つめ直し、三年後、二人は“対等な立場”として再会を果たす――。これは、愛を捨てた少女が国の未来を築き、かつての王子と新たな絆を結ぶ、静かで力強い逆転劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 10:10:00
12346文字
会話率:39%
侯爵令嬢フェリシア・エチュバステールは、王太子の婚約者である公爵令嬢アーデルハイト・ブラウミュラーの「腰巾着令嬢」と呼ばれている。
ある日、アーデルハイトが王太子から謂れのない罪をかぶせられ、「悪役令嬢」として物語に出てくるよな断罪イベン
トの実行の最中――「その証拠は全部捏造だと思いますよ。だって――アーデルハイト様は殿下の事を愛していないのですから」という爆弾発言をかまし、アーデルハイトを庇う発言をした。
その結果――実父と継母一家から疎まれていたフェリシアは勘当。
だが、持ち前のポジティブさで平民として逞しく生きていこうとしたその時――。なんと同じく公爵家を勘当されたアーデルハイトがフェリシアを迎えに来た。
そこから始める怒濤のアーデルハイト――いや、アベル(アーデルハイトの男の姿の名)の快進撃。
慕っていたアーデルハイトはどうやら男かも知れないし、何も知らないところで第三王子がアベルと暗躍しているしでフェリシアの脳は大混乱。
こうして、アベルから向けられるクソデカ感情に翻弄されるフェリシアは、何も分からないまま復讐劇に巻き込まれるのであった。
※こちらは以前投稿していた自作品のリメイク版です。
※もしガールズラブにも入れておいた方が良いなどがありましたらご指摘お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 07:00:54
42258文字
会話率:24%
王太子の婚約者であるサフィラは突然声が出なくなった。
原因も分からず治療法もなく三カ月。
これまでの努力は何も意味がなく、王太子は他の令嬢と懇意にし始める。
どうすることもできないサフィラの心のよりどころは、図書館の机に書かれるメッセージだ
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 21:00:00
15095文字
会話率:24%
王太子に近付き婚約破棄をさせ、王妃となった元男爵令嬢のアルトリリー。
しかし贅沢をしすぎて国を傾け、革命が起きる中で自殺したはずだった。
自殺は罪。そのため神により、同じ名前の別人であるアルトリリーになって彼女を幸せにするように「やり直し
」をさせられる。
新アルトリリーは公爵令嬢で、王太子の婚約者。男爵令嬢にその座をおびやかされている女の子だった。
※少し自殺表現あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 21:00:00
12608文字
会話率:38%
王太子の婚約者が身を投げ昏睡状態になって一カ月。長年失敗し続けてきた召喚がとうとう成功し、異世界人が召喚された。
召喚された乙女シズクは、王太子の婚約者の父親にあることを持ちかける。
彼女は一体何者なのか。異世界召喚のもたらす結果とは。
最終更新:2023-02-14 08:00:00
11606文字
会話率:54%
王立学園の卒業パーティで、突如告げられた一人の令嬢への断罪。王太子の婚約者として生きてきた公爵令嬢は、冷静にその場に立ち向かう。誰もが固唾を飲む中、彼女が選んだのは、義務でも忠誠でもない“別の道”だった。優雅で静謐な、逆転劇の幕が今、上がる
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 14:00:00
2746文字
会話率:26%
オトニエル王国の侯爵家に生まれたアンリエットは、八歳の時に視察に行く両親について隣国の辺境伯領地に訪れたが、そこで両親は何者かに襲われ殺されてしまう。一人になったアンリエットを辺境伯二男シルヴァンは王都まで送り届け、いつまでも家族だと約束を
して別れる。その十年後、アンリエットは新しく養父となった叔父には冷たくされ、王太子の婚約者として心身ともに疲れ切っていた。ついには義妹と婚約者の交換をちらつかされ何もかもが嫌になったアンリエットは、平民になってシルヴァンに会いに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 06:00:00
132149文字
会話率:37%