短編「真実の愛に気付いたと言われてしまったのですが」の連載版です!
かつて王国の誇りとされた名家の令嬢レティシア。王太子の婚約者として誰もが認める存在だった彼女は、ある日、突然の“婚約破棄”を言い渡される。
――理由は、「真実の愛に気
づいてしまった」。
その一言と共に、王家との長年の絆は踏みにじられ、彼女の名誉は地に落ちる。だが、沈黙の奥底に宿っていたのは、誇り高き家の決意と、彼女自身の冷ややかな覚悟だった。
動揺する貴族たち、混乱する政権。やがて、ノーグレイブ家は“ある宣言”をもって王政と決別し、秩序と理念を掲げて、新たな自治の道を歩み出す。
一方、王宮では裏切りの余波が波紋を広げ、王太子は“責任”という言葉の意味と向き合わざるを得なくなる。崩れゆく信頼と、見限られる権威。
そして、動き出したノーグレイブ家の中心には、再び立ち上がったレティシアの姿があった。
※日常パートとシリアスパートを交互に挟む予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 11:06:21
40440文字
会話率:38%
侯爵令嬢クラリッサは、社交界で“高慢で嫉妬深い悪役令嬢”と囁かれていた。
舞踏会の夜、彼女は婚約者から婚約破棄を宣告される。
クラリッサに虐められたと泣くエミリア。
しかしその翌日、告発によって差し出された“真実”が、場の空気を一変させ
ていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 11:01:24
4159文字
会話率:31%
王太子との婚約は、家の誇りであり、自身の信念でもあった。
けれど、王宮の中心で告げられたのは、あまりにも一方的な宣告。
守るべきは誇りか、名誉か、それとも――真実か。
一人の令嬢の決意が、やがて彼女の告発が王政を揺るがす事となる
最終更新:2025-05-11 11:03:26
5775文字
会話率:16%
リーリエは婚約者のノークスに恋をしている。
しかしある日、ノークスが友達と自分のことは政略的な婚約者だ、『ちょうどいい』からこの婚約は為ったんだ、そこに愛だの恋だの持ち出すのは馬鹿げている、と話しているのを偶然聞いてしまう。
その瞬間、リー
リエの初恋は砕け散ったのだった。
うずくまるリーリエ。
そこに手を差しのべてくれたのは面識のないサージェスだった。
初恋に破れたリーリエが新たな婚約者になったサージェスに心を癒され幸せになる話。
※『砕け散った初恋』『砕け散った初恋の傍らで』の連載版です。
ゆっくり進んでいく二人を見守ってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 22:10:00
84074文字
会話率:22%
ごくごく普通の伯爵令嬢アウロラの婚約者は、代々王立騎士団長を務めるレアード侯爵家の令息キリオン。剣術の才に長け、王太子の側近候補として将来を嘱望されているキリオンは、人目を引く圧倒的な美貌と冷静沈着で硬派な印象から「氷の騎士」ともてはやされ
ている。政略的な婚約とはいえそれなりに良好な関係を築いていた二人だったが、王太子の留学が決まるとそれに付き従う形でキリオンも留学することに。一年後、キリオンが隣国の公爵令嬢と懇意になって密かに愛を育んでいるという噂が聞こえてくるようになると、アウロラも幼馴染のルストから「ほんとはずっと好きだった」「キリオンとの婚約が解消になったら俺と婚約してほしい」と告白されてしまう。そんな中、二年間の留学を終えたキリオンが帰国する。その後明らかになる噂の真相と、思いのほか愛が強めだった(アウロラ以外には)とことん無愛想な「氷の騎士」のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 17:15:07
21119文字
会話率:46%
平凡な皇太子アルトは公爵令嬢レイラとの政略的な婚約によって大きな後ろ盾を得ていた。ある日、平民の聖女エリスが現れ一目ぼれ。アルトは自らレイラを手放す。その代償はあまりにも大きかった
最終更新:2024-10-05 15:19:27
8268文字
会話率:34%
ある裕福な伯爵令嬢が、侯爵家の次男に熱烈な愛の詩を捧げられて婚約した。
その婚約者は大陸一と言われる金髪碧眼の美貌の貴公子で、しかも詩人としても人気の高い貴公子で、国内外のご令嬢やご婦人から人気があった。
そんな人気者がいくら裕福とは
いえ、高々伯爵家のしかもきつい顔をした可愛げのない令嬢の婿養子になることを、みんなは納得しなかった。
しかし、これは政略的な婚約なのだ。自分に文句を言われても困る。浮気者の婚約者なんて本当はこちらから婚約破棄したい、と伯爵令嬢は思っていた。
しかし、両家の親も浮気男も婚約の続行を望んだために、その後彼女は嫌々その男と結婚し、跡取りである息子を産む。
案外二人は上手くいっているのか、と誰もが思い始めた頃、馬車の事故で妻が侍従と共になくなった。
するとそれまで神妙にしていた婿が領地を好き勝手に運営するようになった。しかも使用人よ女性に次々手を出す始末。
そんなある日、領地内で幽霊騒ぎが起きる。最初はくだらない話と気にしなかった領地管理人の婿だったが、悪霊に祟られて大怪我を負う者達が続出して、やがて彼は窮地に陥るのだった。
✽✽✽✽✽
メインの四人の中の一名がクズの極悪人なのですが、残りの三人が善人かというとそうめもない少々ダークな話です。完璧な人間なんていないがモットーなので。
この作品は中世から近代ヨーロッパ風のイメージですが、あくまでも異世界の話。宗教、思想、倫理観、社会制度は全て作者の想像の産物です。それを承知の方に読んでもらえたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:10:00
61723文字
会話率:15%
大陸の北西部に位置する大国、グラウディファ。第五王女ユーリエは、東の小国アントレアに嫁ぐことが決まっていた。生まれてから一度も王城の外に出たことがないユーリエは、外の世界に憧れを持ちながら、叶うはずがないと諦め、王城にある図書室へ通い本を読
み耽る日々を送っていた。そんなある日、朝目を覚ますと世界の様子がいつもとは違うことに気がつく。天井が高く、ベッドが異様な大きさで広がっている。
「ち、小さくなってる!?」
婚約者が訪れるその日に、人形のように小さくなったユーリエ。そして、そうとは知らずに婚約者のアレクシオスは小さなユーリエと出会う。
「わたしが連れて行ってあげるよ。君が望むだけ、どこまでも、どこへでも」
アレクシオスの優しさに触れ、見守られながら新しい世界へ飛び出す小さなユーリエ。
不思議な古代魔法に導かれ、小さな姫は世界を知る旅に出る。
大国の末っ子王女と小国の王太子、政略的な婚約を結んだ二人が育む恋と冒険の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 12:00:00
78586文字
会話率:42%
「メルクーア…今まで政略的な婚約だったが、愛していたよ。だけど…僕は本当の愛を見つけたんだ」
「……そうですか」
「婚約を破棄して欲しいんだ」
「……かしこまりました」
煌びやかな王宮の夜会には似つかわしくない台詞。
メルクーアは誕生日会で
ある晴れの日に、最愛の人から婚約を破棄されました。
メルクーアが七歳を迎えた数日後、王家から打診された婚約の話。
目の前には可愛さもカッコよさも兼ね備えた無敵の少年。
「メルクーア嬢…よろしくね。僕はルートヴィヒだ」
その少年が名前を告げた後、メルクーアの頭の中には、ここでは無いどこかの場所で女性たちが話している光景が映る。
ちょっと待って…。私…メルクーアという王子に婚約破棄される予定の少女になってない!?
嘘でしょ!?後何年かすれば、王子に捨てられるんじゃん…。
また捨てられるのは嫌っっ!!
絶対に王子の愛を勝ち取ってやるんだからっっ。
彼の気を引くために色々と格闘していると、原作通りに捨てられそうに…なってる!!
結局私の努力は実らなかったらしい。
なら、私は私を愛してくれる人と愛を育んでやるわ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 23:00:00
215815文字
会話率:41%
父が授爵したことで男爵令嬢となったアデルは、外面は嫋やかな淑女、内面は以前のままの商魂逞しい女性実業家だ。しかし貴族になったのだからと受け入れていた政略的な婚約を、相手方に一方的に破棄されて面目丸つぶれ。貴族令嬢的にも商会の会頭としても、こ
のまま泣き寝入りなんて出来ない!アデルは、強い意志で報復を誓う。
一方、貴族の子息でありながらも誰にも見向きされずに生きてきたレギオンは、ボロボロの身なりで裏路地に一人蹲っていた。そんな彼に、アデルはそっと歩み寄る。話してみると二人の利害は一致して、共に協力して自分達を虚仮にした奴等へ、いざ復讐!!負けん気の強い令嬢と、忠犬な青年のハッピーエンド・ラブストーリーです!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 23:47:47
33545文字
会話率:47%
海沿いの小国ウィステリアに住む辺境伯令嬢エレナ・ヴァレンタインは、隣の大国ベガの第二王子チャールズ・ベガから婚約破棄の手紙を受け取る。彼からの強い願いで婚約したはずだったのに、彼は新興王国バーナムの第一王女と結婚するらしい。舞踏会で約束し愛
し合ったあの日のことは嘘だったのか。何の説明もないチャールズを許せないエレナは、直接の謝罪を要求する。しかし、お詫びどころか返事の手紙もよこさないチャールズに、エレナの怒りは爆発する。
「私が、国ごと滅ぼしてやる」
令嬢エレナの恨みから始まる復讐は、大国ベガとの戦争につながるのだった。
※アルファポリスでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 09:37:34
58866文字
会話率:40%
ぬいぐるみを神様と崇めんばかりの女が、まさかの公爵令嬢に転生。そこから始まる推しぬいとのラブラブな日々かと思いきや、まさかまさかの自国の第一王子との政略的な婚約が決定付けられている。周囲の羨む視線も、王子から向けられる甘ったるい視線も、すべ
てをまるっと無視をして令嬢が心を注ぐのはただ一匹。心を傾け過ぎたせいか、ある日突然動き出すようになったぬいに令嬢の愛は深まるばかり。
これは恋の物語。愛を見つける物語。
ぬい狂いの令嬢と、そんな令嬢に恋をする王子と、令嬢に愛されたぬいのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 18:00:00
8947文字
会話率:36%
高嶺の花だと有名な侯爵令嬢クラリスと、政略的な婚約をしていた聖騎士のリド。
ある日リドは、婚約者のクラリスから、婚約破棄を言い渡される。
しかし、なぜかリドのはクラリスの心の声が聞こえてしまい、いつもつれない態度だった彼女の本心を知ってしま
う。
(だって、だって、別れなければリド様を不幸にするわ。わたくしは『好きな人を殺す』呪いをかけられているんだもの!)
「好きな人を殺す呪い」をかけられたツンデレ侯爵令嬢(絶対別れなきゃ)VS無骨不器用聖騎士(婚約者が可愛いんですけど!?)の婚約破棄からはじまるラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 05:46:27
7557文字
会話率:29%
ヴィクトリア・ハミングバードとルーカス・クレインは、婚約者同士だ。同じく伯爵位を戴く二つの家の政略的な婚約で、幼い頃から共に過ごしていた。関係の始まり自体は政略であるが、相性は悪くなく問題もなく、まだ学生の二人は友人のような距離感で微笑ま
しいと評判である。
しかしそんな平和なある日、ルーカスがいきなりヴィクトリアに向かって「恋がしたい」と言う。動揺するヴィクトリアにルーカスは続けて「じゃあ、どれからやる!?」と言い出して――
恋愛小説好きの快活な伯爵令息ルーカスと、そんなルーカスに振り回されるちょっとだけ気の強い伯爵令嬢ヴィクトリアの話。R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 00:16:16
19571文字
会話率:69%
ミュリアには忘れられない幼き頃の記憶がある。どうしようもなく嘘つきで、ひねくれていて、それでも大好きな男の子との思い出が。それでも彼女はイルフォルカ公爵令嬢であり、平民の少年といつまでも一緒にはいられなかった。いつしか成長したミュリアの隣に
立っていたのはあの少年ではなく、次期国王たる第二王子であった。第二王子とはあくまで政略的な婚約であり、愛や恋は皆無だったが、ミュリアは婚約者としての勤めは果たしていたはずだ。だというのに第二王子は己の立場も忘れて平民の少女と人目も気にせず触れ合っていた。そのことを注意しただけだというのに、第二王子はみるみる内に不快感を隠すことがなくなり、ついにはパーティーの場で「ミュリア=イルフォルカ公爵令嬢! 貴様との婚約を破棄する!!」と宣言したのだ。それだけでなく、ミュリアが平民の少女を殺しかけたという罪を捏造し、王族としての権力で誰にも邪魔されないようその場で処刑を決行しようとした。そうして今まさに斬り殺されようとしていた彼女の目の前に現れたのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 15:31:22
18738文字
会話率:51%
劣等感の塊と化した地味系宰相令嬢と、秘密と孤独を抱えた美貌の王子の、
不器用でじれったい両片思いの恋物語。
【本編完結済】
【2019年1月15日 KADOKAWAビーズログ文庫様より書籍版1巻発売いたします。】
宰相令嬢・アデライン(
8歳)は、国王の嫡孫ルトヴィアス王子(10歳)と婚約した。
それは国内の政治バランスを考慮した政略的な婚約だったが、金の髪と碧の瞳をもつ美貌の王子にアデラインは一目で恋に落ちる。
しかし7年後。
ルトヴィアス王子はアデラインとは別の女性と恋に落ち、彼女と結婚するためにアデラインとの婚約を解消すると言い出したのだ。
王子との結婚を指折り数えていたアデラインは傷つき、ようやく悟る。この婚約が『政略結婚』であるという、その意味を…。
そして更に3年後。
婚約解消とはならなかったものの、『名ばかりの婚約者』と人々に嘲笑されるアデラインに、ルトヴィアス王子は優しく微笑みかける。その微笑みに隠されていたのは…。
※作中に『猫』は出てきません。
※挿絵があります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 23:52:27
515539文字
会話率:40%
幼い頃に政略的な婚約を結んだ二人は、晴れて結ばれて夫婦になった。
二人は正真正銘"初めて"で、そんな二人の結婚式の日の夜。
短めのギャグです。
直接的な表現は控えたのでR-15です。
最終更新:2022-08-19 19:00:00
2981文字
会話率:33%
王子とメイベルの婚約は、めちゃくちゃ政略的な婚約だった。
パワーバランスは圧倒的に王家の負け。
そんなの王子がメイベルに悪感情を持つのは当然じゃん?
しかし、王子はメイベルを気に入り、メイベルもまた王子を気に入った。
王子は少
し気弱なお坊ちゃん。素直で穏やかな気質。
メイベルはちょっとばかりエキセントリックなお嬢ちゃん。素直で朗らかな気質。
幼い婚約者二人は仲良しこよし。
よかったよかった。
だがそこに現れたのは、メイベルの異母妹。
「お姉様ばっかりズルいわ。私だって王子様と結婚したい!」
聖女を称するずるい妹が二人を引き裂き、婚約破棄。ついにはメイベルは断罪されてしまう。
絶望する王子。
そして事なかれ主義の臆病者だった王子は、ヤンデレに大変身!
逆行してやり直すぞー!
護衛騎士と侍従と、そしてメイベルの変態侍女をお供に、王子はメイベルを取り戻そうと奮闘する。
最後はみんなハッピーエンド!
ただし悪役を除く。そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 18:33:47
15500文字
会話率:26%
国の都合で婚約した王子ヒューゴと公爵令嬢パメラ。お互い政略的な婚約と理解し節度ある関係を築いていたが、ある時期から不仲説が流れる。パメラはヒューゴの冷たい態度に心が折れてしまい━━━変わり果てたパメラにヒューゴは愛を叫ぶ
最終更新:2022-03-18 18:00:00
11671文字
会話率:35%
伯爵家から持ちかけられた政略的な婚約でした。
ただ、その伯爵子息にお目にかかった時、私は一目惚れしたのです。
数年後、2歳年上の彼と同じ学園に通い始めたら彼は周囲には内緒の恋人が居ました。
そこで聞くのです。
私とは結婚するけど、そ
の日のうちにその恋人を伯爵家に連れて来て、3年は愛人として我慢してもらい、3年後に子が出来ない事を盾に私と離婚する、という計画を恋人に話しているのをーー。
ご都合主義のゆるふわ設定。
エブリスタで掲載している【確かに、その通りです。】がベースの全く別物(登場人物が違う、作品の土台が同じの)ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 01:00:00
16104文字
会話率:29%
全ては勘違いから始まった。悪役の役が終わった私は鎧を拾ってしまった。
私はこの国の王子の一人であるラートウィンクルム殿下の婚約者だった。だけどこれは政略的な婚約。私を大人たちが良いように使おうとして『白銀の聖女』なんて通り名まで与えら
れた。
けれど、所詮偽物。本物が現れた時に私は気付かされた。あれ?もしかしてこの世界は乙女ゲームの世界なのでは?
関わり合う事を避け、婚約者の王子様から「貴様との婚約は破棄だ!」というお言葉をいただきました。ありがとうございます。
竜の谷に追放された私が血だらけの鎧を拾い。未だに乙女ゲームの世界から抜け出せていないのではと内心モヤモヤと思いながら過ごして行くことから始まる物語。
*乙女ゲーム要素は少ないです。どちらかと言うとファンタジー要素の方が強いです。
*表現が不適切なところがあるかもしれませんが、その事に対して推奨しているわけではありません。物語としての表現です。
*いつもどおり程々に誤字脱字はあると思います。確認はしておりますが、どうしても漏れてしまっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 22:00:00
160098文字
会話率:39%
いずれはこうなることがわかっていた。
第二王子ロレンツォと政略的な婚約をしていた侯爵令嬢であり王立騎士団、第三師団長のレオノーラは自分が彼に望まれていないことを薄々感じていた。
そしてとうとうある夜会で隣に自分とは違って可愛らしい少
女を侍らせた彼から婚約破棄を言い渡された。
その帰り道、偶然会った同期の第一師団長であるコジモから暴言を吐かれる。
こんな男なんてごめんだ。
翌日、むしゃくしゃして部下たちに八つ当たりしたレオノーラだが、その日から彼の様子がおかしい。
なんでだ。
※『この度“女性”が嫌いだという公爵様と組むことになりましたが、なぜか私にだけ優しくしてくれます!?』と同一世界観…どころか、作中で語られている騎士団長と第一師団長の話です(当時の職位で書いてるので、この部分での誤字報告は受け付けません)。
※こちら単品でも読める仕様になっております。
※他サイトでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 20:21:22
30729文字
会話率:38%