天空に浮かぶ学園島セレスティア・アカデミー――そこでは年に一度、「異世界空中学園」の名を冠した魔法試練が開催される。魔力ゼロの高校生・神楽坂颯は、自分など何の役にも立たないと思い込み、参加を半ば諦めていた。しかし、風属性トップの才女・風祭莉
玖、火属性剣術科最強の先輩・火野紅、碧霧見習い魔女のロリっ子・小鳥遊すずね、黄昏の歌姫ユイ、4人のヒロインに導かれ、颯は“風の契約”を結ぶことになる。
初めは魔力を持つ仲間に頼り切りだった颯だが、試練を重ねるごとに「知識×肉体×絆」が真の力を生むことを学んでいく。浮遊神殿で幻晶獣を討伐し、重力反転の迷宮を抜け、幻影図書館で古の魔法を解析し、元素の泉で四属性の精霊と対峙――仲間との連携が深まるたび、颯の“無力”という殻は粉々に崩れ去った。
だが学園理事長の野望は、試練の裏で「碧霧(エメラルドフォグ)」を兵器化し、学園島を支配することにあった。裏切りの側近・蒼井の陰謀をすずねが盗み聞きしたことで、颯たちは真実を知り、理事長との最終対決に挑む。霧の魔導王へと覚醒した理事長を相手に、颯は仲間4人との合体奥義「蒼天絆滅」を放ち、ついに島を覆う霧を浄化する。
霧が晴れた朝、学園島は生徒たちの祝福に包まれる。颯はすずねを隣に誘い、莉玖と紅から祝福の言葉を受けながら、新たな冒険へと足を踏み出す。その背中には、どんな“無力”も超える、確かな「絆」の翼があった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 12:10:00
81069文字
会話率:52%
書籍版:1~6巻発売中。
コミックス:1~2巻発売中・WEBにてコミカライズ連載中!
舞台版DVD1月29日に発売。
「なぜ、こんなことに……?」
大国ティアムーン帝国の皇女、ミーア・ルーナ・ティアムーンは断頭台(ギロチン)の上でつぶや
く。
彼女を取り囲む観衆の顔には、例外なく怒りの色があった。
重税に耐えかねた民衆の革命、その手にかかって、ミーアは断頭台で処刑されてしまう。
けれど次に目が覚めた時、彼女はベッドの上に寝ていた。
八年も前、まだ子どもだった頃の姿で……。
一瞬、夢か? と安心しかけるミーアだったのだが、その枕元には彼女自身が綴った血染めの日記帳が転がっていた。
豪奢な皇女の部屋に、ミーアのあられもない悲鳴が響いた。
これは、やり直しの物語。
それほど悪辣ではなかったけれど、他人の痛みにも空腹にも思いを致すことができなくて……それを知った時にはすべてが手遅れだった姫殿下。過去の自分へと逆行転生した彼女は、血染めの日記帳と自らの記憶をもとに、西へ東へ奔走する。
斜陽の帝国の未来を救うため?
内戦により命を落とす多くの兵士のため?
民衆を飢饉から救うため?
否、彼女の目的はただ一つ。
「すべてはギロチンの運命を回避するために!」
TOブックスさまより書籍化決定いたしました。
※COMICOチャレンジ http://novel.comico.jp/challenge/21171/
に投稿している「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる姫の逆転ストーリー~」を、吹き出し無しの小説形式にリメイクして投稿して来ましたが、COMICOさんの方は完結。その後、書籍化に伴い削除いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 12:00:00
3773363文字
会話率:34%
エルフの大森林、ドワーフの火山、魔族の魔界が突如出現した世界。異世界人との円滑なコミュニケーションを図るべく、急遽、各種族の子弟を集めた学校が設立する。生徒会長に選ばれた少年、殿ヶ池告(とのがいけつぐる)が各種族代表とまったり会話をしつつ、
各種の問題に対処していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 16:00:00
92575文字
会話率:47%
星庭神成(ほしにわ のあ)、31歳。システムエンジニアとして毎日を仕事に追われる生活を送っていた彼は、夢も希望も見失い、心身共に限界を迎えていた。ゲーム開発に熱中していた過去も遠い思い出となり、今やバグ修正と納期に追われる日々に絶望しながら
「もう働かなくていい世界があれば」と心の中で願う毎日だった。
そんなある日、神成の目の前に突如として現れた謎のスクリーン。彼はその光に吸い込まれるようにして異世界へと転移してしまう。目を覚ますと、そこは彼が知る現実とは全く異なる世界だった。無機質な神の声に告げられ、神成は異能「妖精想造(メイクフェアリー)」の力を授けられる。この異能は、彼の代わりに小さな妖精たちが様々な仕事を行ってくれるというもので、神成にとってまさに理想的な能力だった。
異世界での生活が始まる中、神成はこの世界で「救世主」として召喚されたことを知る。だが、魔王の脅威に立ち向かってほしいという期待に対し、彼は「働きたくない」と断固拒否。そのまま神殿から追い出され、自由気ままなスローライフを目指すことを決意する。
神成は、妖精の力を使いながら、古い屋敷を自分好みに整え、のんびりとした生活を始める。しかし、この異世界には様々な問題が渦巻いていた。瘴気に覆われた砂漠のサナムーン王国や、魔獣の脅威にさらされるサナサの首都。そして、その中には強力な魔王の存在も…。異世界の人々は、次第に神成の力に気付き始めるが、彼はひたすら関わることを避け、妖精任せの生活を追求していく。
一方、神成は異世界で出会った仲間たちと共に、少しずつこの世界での自分の役割や、本当の「自由」を見つけ始める。妖精たちが支えてくれる快適な日々と、異世界の問題との狭間で、彼は一体どのように生きていくのか――「働かない」ことを信念に、神成はこの新しい世界で、彼だけのスローライフを追い求めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 11:56:01
141184文字
会話率:40%
婚約者は、生真面目でうぶなワンコ系王弟殿下でした!
子供を助けようと川で溺れた私は、目覚めると「公爵令嬢 クラリッサ・マリエル・ボッティータ」になっていた。
クラリッサは王太子妃の座を狙っていたのに王弟の婚約者にされ、王子に付きまとい婚約
者に嫌がらせをしていた“悪役令嬢”――つまり、ろくでもない女である。
池で溺れたクラリッサ(中身アラサー)を心配したのは、婚約者のユリウスただひとり。
不器用なほど誠実で、能力もあるのに報われない……そんな彼は、「しっかり者の年上男子」であろうと頑張るけれど、実は誰かに甘えたい、寂しがりな年下くん(私目線)だった。
王宮に渦巻く、ユリウス――いや、ユリくんを傷つけようとする陰謀。
この婚約は、彼の不幸を願う者の企みなの?
――よろしい、そんなものは私がぶち壊して、ユリくんを守ってみせる!
ユリくんを幸せにするのは、私の運命だ!
中身アラサーの悪役令嬢が、真面目な王弟殿下を甘やかして甘やかされる、再生系逆溺愛ラブコメ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 10:44:00
7825文字
会話率:27%
真刀ティア15歳は、とある神様に名前が似ていたため、以前「女神様」というあだ名で呼ばれていたことがあった。
夢の中と認識していた意識の中で貴族のような少女から「女神様」と呼ばれ、国を救ってほしいと祈りを捧げられる。女神様と呼ばれたことで、当
時のことを思い出しつつ懐かしさを感じながら何気なくその願いを承諾してしまう。
すると、光に包まれ、その少女がいた神殿の祭壇らしき所に召喚された。――と思われたのだが召喚完了寸前に祭壇が崩壊、そのあおりを受け意識を失ってしまう。気が付くと、見知らぬ森の中に放り出されていた。
自分の置かれた状況を理解できないまま森の中で出会った二人の少女と行動を共にすることになるのだが......
果たしてティアはこの世界の女神なのか? 冒険の中で明かされる衝撃の真実。彼女が下す決断は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 10:10:00
254623文字
会話率:36%
第一王位継承権を持つ主人公『龍神の騎士姫(りゅうじんのきしひめ) 』の二つ名持ちの王女は、邪馬台国の神殿内にある魔法陣の上に突如として出現した。
邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)女王と出会ったことで王女フラウリーデのその後の
運命は大きく変化していく。
彼女は卑弥呼から呪術能力を継承し、巨大帝国侵略軍を退け、最終的にその帝国を滅亡に追いやる。一方で、王国を盤石(ばんじゃく)な体制にするためには科学の発展が欠かせないと考え、豊富な資金と黒い水(石油)により近代国家へと変貌(へんぼう)を遂げさせる。
だが、その最中、王国を二分するような内乱が勃発する。その叛乱軍を二度の合戦で科学力と知力で鎮圧し統一した。そして王国は恒久的な平和を掴んだかの様に見えた。
彼女が生涯心血を注いだ石油を用いた産業革命による文明の進歩は世界中に富をもたらした。だがその一方で、それはやがて人類の滅亡の引き金となっていく。
彼女が天寿を全うして約千年後、進み過ぎた科学発展によりその星のあらゆる生物は死に絶えてしまった。、、、かのように思われた。
女王が最も幸せだったのは、その世界が栄華の絶頂期で没したことであろう。
あらゆる生物が死に絶えたと思われたその世界から、ある日一隻の超弩級空母(ちょうどきゅううちゅうくうぼ)が宇宙へと向かって旅立っていった。
居住可能な惑星探しの旅である。
それから約千年近くが経過し、一人の若い少女が再びその世界へと降りたった。百人の子供達と動物を連れ、そして食用となる植物の種を持って、、、。
そしてその星に新しい小さな世界を作り始めた。
彼女が創世したその世界は、時間が忘れ去られたようにゆっくり、ゆっくりと流れているようであった。
その新世界の名は耶馬台国(やまたいこく)、若い王女の名前は卑弥呼(ひみこ)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 09:09:40
575965文字
会話率:26%
塾の帰り道、いきなり異世界へと転位された少年。
転位先は、ジャングル奥地のオークの集落でした。
そこで待っていたのは、美人で大雑把なオークの首長。
着くといきなり婿殿と言われて、子作り生活。
さてさてこれと言って、運動能力に長けて
もいない、主人公の少年。
どのような異世界夫婦生活が、始まるのでしょうか?
異世界恋愛、ラブコメ始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 09:00:00
346064文字
会話率:21%
時は昭和。それも、もうすぐ平成の世となる頃のお話です。
まだまだ地方では、コンビニエンスストアも余り無いそんな時代です。
主人公山本翔太は田舎のとある小さな購買部で女性を助け、保護します。
まあ、保護して助けるのだけなら良いですが。な
んとその女性は宇宙人、ではなくて、異世界からきた勇者様なので御座います。
まあ、その事を知らない翔太は、勇者を助け自身のアパートへと連れて帰り彼は渾身的に介護するのですが。
当の勇者は目が覚めれば、己の身体は甲冑を着衣した状態では無く。裸体の上に。勇者自身の記憶が魔王城での魔王との出逢い。戦いの最中? 終わり? まあ、そのぐらい迄の記憶しか彼女にはなく。
裸体の己の容姿を女性が見れば、直ぐに脳裏に浮かぶことは裸体イコール強引な凌辱行為を受けたと勘違いの上に。主人公である翔太のことを魔王と勘違いするといった良くあるお話の上に、人身を凌辱したオスを殺すこともできない女性の性と言うか? これも良くある話しの魔王と勘違いをしている翔太に責任を取れ! と、の押しかけ女房のお話で御座いますが。
もしかすると? 突然勇者嫁に時空を開く能力が授かるかも知れないお話? もしも授かれば? 昭和の時代の終わり。そう、ワンレン・ボディコン仕様か? 特攻服かボンタンジャージの容姿をしたヤンキーエルフの勇者様が、異色の恰好。仕様で。己の産まれ故郷へと、婿殿を連れて帰還…。
その後は、良くある話しの通りで、異世界と日本を行ったり来たりの商い日和のお話になるかも?
まあ、作者にも先が解らない。昭和の時代も異世界ゲートは開かれたお話で御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 08:00:00
206312文字
会話率:11%
第3回カクヨミコンテスト・ラブコメ部門・中間選考作品の改修版です。
カクヨムさまと小説家になろう様の両投稿サイトでPV数75万突破した作品の改修版で、ヒロインをレビィアにしたお話で御座います。内容の方も大幅に改修していますので、内容自体の大
幅に変わります
夫を早く亡くされた? いや、行方不明? のレビィア姫さま……。次元の空間に飲み込まれた夫を待ち続け、行年……と、言っても、彼女はドラゴンなので、もう既にいなくなった夫を待ち続け百年? いや、そこまでは経っていないかな? 本人も言葉をもらしていたので。
と、言う事で、多分数十年は待ち続けたのですが、一行に戻ってはきてはくれません。
まあ、そんな中、ある日突然、妹のリムが結婚をしたい男性がいると、母であるエリカさまと姉のレビィアさまに告げてきたのですが。妹のリムの話しだと、その男性はどうやら人種の男性のようででございまして。二人にその殿方を見て欲しいと嘆願をしたのですよ。
でも、余り気の乗らないレビィア姫さまは、最初は放置……。だから仕方なく、母であるエリカさまが、リム姫さまお気に入りの殿方を確認したのですが。思わずエリカさまの口から「あなた……」と、言葉が漏れたのです。
それを聞き、レビィア姫さまは、母であるエリカさまに、「お母さま、あなたって、もしかして、お父さま?」と、声をかけながら、慌ててリム姫さまが婿にしたいと申している殿方の確認をすると……。
レビィア姫さまの口からも「あなた……」と、言葉が漏れました。
……ん? ここまで呼んで、皆さんは、あれ? と、思ったかも知れませんが。ドラゴンの夫婦は一夫多妻のハーレムなので、こんな言葉が漏れたのですよ。
でッ、エリカさまとレビィアさまのお二人が「あなた~」と、口の漏らしたのは、レビィア姫さまやリム姫さまの御父上に似ている殿方ではなく。レビィアさまが待ち続ける旦那様に良く似た男性だったのですよ。
それと先程、エリカさまが口に漏らした通りで、どうやら母であるエリカさまも、行方不明の旦那様の妻のようですね。
まあ、その辺りは話しを読んでもらえればわかりますから、お時間あればお読みください。
異世界ファンタジーにラブコメ、恋愛、お店の経営に領地経営……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 22:00:00
45951文字
会話率:12%
ハートネル侯爵家の長女エリッサは、フルヴィオ王太子の婚約者。やがては王太子妃となりフルヴィオを支えるために、幼い頃から自己研鑚を重ねてきた。外交が苦手なフルヴィオをフォローするためにと、エリッサは学園を休学しながら近隣諸国を飛び回り、外交
や異文化の勉強に努め、次期王太子妃として人脈も広げていた。
そんなある日、国外にいたエリッサの元に国王陛下崩御の知らせが。慌てて帰国すると、自分の婚約者であるはずのフルヴィオ王太子の隣には、エリッサの実妹キャロルが寄り添っていた────
「君がこの国にいない間、キャロルはいつも俺のそばで、俺を支えてくれていた」「フルヴィオ様があたしを必要だと言うの。ごめんなさい、お姉様……!」
自分が国外を飛び回っていたのは全てフルヴィオのためだった。そう訴えるエリッサに、フルヴィオと妹キャロルのみならず、両親までもエリッサを咎める。
「承知いたしました。殿下、私を解放していただきます」
これからは自分のための人生を生きよう。そう思い再び国を出たエリッサの元に、両親から縁談の知らせが届き────
※いつもの全てがファンタジーな世界です。何もかもファンタジーです。現代風にアレンジしてある箇所も多々ございます。ご都合主義なお話です。
※この作品はアルファポリス、カクヨムにも投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 08:43:34
150276文字
会話率:43%
父であるクルース子爵が友人に騙されて背負った莫大な借金のために困窮し、没落も間近となったミラベルの実家。優秀なミラベルが隣のハセルタイン伯爵家の領地経営を手伝うことを条件に、伯爵家の嫡男ヴィントと結婚し、実家と領地に援助を受けることに。と
ころがこの結婚を嫌がる夫ヴィントは、ミラベルに指一本触れようとしないどころか、ハセルタイン伯爵一家は総出で嫁のミラベルを使用人同然に扱う。
夫ヴィントが大っぴらに女性たちと遊ぼうが、義理の家族に虐げられようが、全てはクルース子爵家のため、両親のためと歯を食いしばり、耐えるミラベル。
しかし数年が経ち、ミラベルの両親が事故で亡くなり、さらにその後ハセルタイン伯爵夫妻が流行り病で亡くなると、状況はますます悪化。爵位を継いだ夫ヴィントは、平民の愛人であるブリジットとともにミラベルを馬車馬のように働かせ、自分たちは浪費を繰り返すように。順風満帆だったハセルタイン伯爵家の家計はすぐに逼迫しはじめた。その後ヴィントはミラベルと離婚し、ブリジットを新たな妻に迎える。正真正銘、ただの使用人となったミラベル。
ハセルタイン伯爵家のためにとたびたび苦言を呈するミラベルに腹を立てたヴィントは、激しい暴力をふるい、ある日ミラベルは耳に大怪我を負う。ミラベルはそれをきっかけにハセルタイン伯爵家を出ることに。しかし行くあてのないミラベルは、街に出ても途方に暮れるしかなかった。
そこでミラベルは、一人の少女がトラブルに巻き込まれているところに出くわす。助けに入ったその相手は、実はこのレミーアレン王国の王女様だった。後日王宮に招かれた時に、ミラベルの片耳が聞こえていないことに気付いた王太子セレオンと、王女アリューシャ。アリューシャを庇った時に負った傷のせいだと勘違いする二人に、必死で否定するミラベル。けれどセレオン王太子の強い希望により、王宮に留まり手当を受けることに。
王女アリューシャはミラベルをことのほか気に入り、やがてミラベルは王女の座学の教育係に任命され、二人の間には徐々に信頼関係が芽生えはじめる。そして王太子セレオンもまた、聡明で前向きなミラベルに対して、特別な感情を抱くように。
しかし新しい人生を進みはじめたミラベルのことを、追い詰められた元夫ヴィントが執拗に探し続け……。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 17:15:20
156428文字
会話率:42%
侯爵令嬢のクラリッサは、幼少の頃からの婚約者であるダリウスのことが大好きだった。優秀で勤勉なクラリッサはダリウスの苦手な分野をさり気なくフォローし、助けてきた。
しかし当のダリウスはクラリッサの細やかな心遣いや愛を顧みることもなく、フィ
ールズ公爵家の長女アレイナに心を移してしまい、無情にもクラリッサを捨てる。
傷心のクラリッサは長い時間をかけてゆっくりと元の自分を取り戻し、ようやくダリウスへの恋の魔法が解けた。その時彼女のそばにいたのは、クラリッサと同じく婚約者を失ったエリオット王太子だった。
一方様々な困難を乗り越え、多くの人を傷付けてまでも真実の愛を手に入れたと思っていたアレイナ。やがてその浮かれきった恋の魔法から目覚めた時、そばにいたのは公爵令息の肩書きだけを持った無能な男ただ一人だった─────
※※作者独自の架空の世界のお話ですので、その点ご理解の上お読みいただけると嬉しいです。
※こちらの作品はカクヨム、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 10:00:00
166945文字
会話率:44%
クレオード殿下、契約しましょう。
救世主の座を奪い、聖女に一泡吹かせるために。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
サファイア国の宮殿で開かれた親交パーティー。
そこで行われるのは、王太子ユリウスの婚約者である公爵令嬢マリーゼの断罪。
罪状
は聖女セシルを虐げたというもので、その罰は王宮追放、身分剥奪、婚約破棄である。
マリーゼは、断罪の直前に前世を思い出す。
この世界は、前世でプレイしていた乙女ゲーム『聖女の薔薇恋』の世界。人々は誰しもが魔法能力を所持し、エルフや魔物も存在する。
主人公(ヒロイン)は聖女セシル、攻略対象は王太子ユリウス。
そして、敵役は公爵令嬢マリーゼ。
前世のマリーゼ──真璃は、催眠魔法で男たちを攻略していくセシルを好きになれず、悪役令嬢であるマリーゼを推していた。
推しに転生したことに気がついたマリーゼは、冤罪であるが自身の罪を受け入れ、大人しく王宮から追放されることにする。
それは、敗北を認めたのではない。
マリーゼとしての人生を謳歌するため。悪役令嬢が幸せになるためである。
マリーゼは、セシルとユリウスに復讐したいと考えるうちに、"救世主計画"を思いつく。
その夜、マリーゼは計画を実行すべく、薔薇恋の攻略対象であったエメラルド国の王太子クレオードと契約し、彼の婚約者となる。
前世を思い出したことにより規定の断罪ルートから脱線するマリーゼは、騎士団長やエルフなど他の攻略対象たちも魅了しながら異世界を渡り歩いていく。
原作には存在しない悪役令嬢の逆転劇が今、幕を開ける──。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
*地の文の一人称「私」は主に莉亜の人格。一人称「わたくし」はほとんど会話。(今までのマリーゼとしての人格を演じている)
*救世主への道のりがメイン。ざまぁ展開は終盤の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 08:10:00
53634文字
会話率:35%
転移した異世界では、俺が持ってた英単語集は高等魔術書に等しかった。俺が英単語を唱えると、呪文のような効果を発揮するのだ。チートじゃん。
高校生の俺こと五代勇希は、転移した異世界で地竜に襲われていた幼い皇女アリシエラと従者を救う。
皇女ア
リシエラの<詠唱官>に任命され、皇都で暮らすことになった俺だが……
・アリシエラの姉である美しい第二皇女サマースター
・彼女たちの兄である巨体の<賢竜猛帝>皇帝スカイラー陛下
・サマースターのこどおじ詠唱官
・謎の<灰色の貴公子>
など、宮廷には濃いキャラの住人たちが暮らしている。
大冒険が始まるかと思いきや、とりあえずアリシエラが取り組んでいるのは民のための農地拡大だった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 08:10:00
67352文字
会話率:32%
転生先の異世界から消えてしまうまでの有期契約期間は、たったの百日間。チートを駆使して、魔王を倒し、正規契約を勝ち取ることができるのだろうか。
異世界チート&ハーレム物です。
九重空(ここのえそら)は、この異世界の住人である。
正確に言えば
、つい先ほどこの異世界の住人になった者だ。
ただし、住人であるのかどうかも怪しい。
もっと正確に言えば、有期契約のこの異世界の住人なのだ。
期間は、百日間。
正規契約への昇進あり。
昇進条件は、ただ一つ。
昇進条件は、魔王ディストピアを倒すこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:35:35
1755069文字
会話率:18%
私の名前は、雨空傘音(あまぞらかさね)。
いつもどおりの朝を迎えていつもどおりにクローゼットを開けると、見たことのない男の人がいた。
違う、見たこともない男の人の死体があったのだ。
私は、すぐに知ることになる。
私の部屋の呪縛の糸にすでに捕
らわれてしまっていることを……
※全三十一回で完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-17 20:27:35
1089文字
会話率:10%
平凡な学園生活を送っていた少年と異能力者である少女たちとの出会いから始まる、美少女学園アクションファンタジー。この作品は、オリジナル対戦格闘ゲーム「floating pallet」の小説版です。
朝川彼方(あさかわかなた)にとって、御月七
色(みつきなないろ)は寡黙な高嶺の花と称される同級生の一人だった。
世界の理の外の存在である“爛(らん)”を討つ“月詠みの巫女(つきよみのみこ)”御月七色と朝川彼方を巡る物語が、動き出す。
格闘ゲームは、「Kyanpisia(http://www2.tba.t-com.ne.jp/kyanpisia/)」にて公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-23 17:05:01
299619文字
会話率:41%
帝国の中心である天空宮殿。そこでは、賄賂、忖度などが横行し、腐った上級貴族が特権階級として君臨し続けていた。ある上級貴族が言った。「天空宮殿に住まわぬ貴族など、人ではない」と。そんな中、平民出身の帝国将官ヘーゼン=ハイムが地方の最前線に派
遣された。前世最強魔法使いの過去を持つ彼が、派遣先のクズ上官どもを次々と蹂躙していき、中央に戻り、更に次々とクズ上官を、ひたすらに蹴散らしていく物語です。
カクヨムでも先行掲載してます。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883819762
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:28:23
1452411文字
会話率:59%
突然、婚約破棄を受け、兄のエヴィルダースに鞍替えされたイルナス皇子。彼は16歳になっても5歳の頃から一向に成長しなかった。また、本来9歳には授かるはずの魔力もなく、『童皇子』と宮殿中の笑いものになっていた。
そんな中、次期皇太子を決め
る真鍮の儀式が執り行われ、イルナスが皇太子に内定を受ける。しかし、彼には宮殿内での派閥もなく力もないため、唯一の味方であるヘーゼンに亡命の指示をされる。そんな理由で彼を誘拐することになった弟子の美少女、ヤンは彼とともに平民の身分でくらすことを決意するが……
※毎日更新、宮廷ざまぁダークファンタジーです
カクヨムで先行投稿中ですので、そちらもぜひのぞいて見てください
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918369861
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-29 12:22:56
117977文字
会話率:52%
歴史知識がほとんどない非正規労働者の女性が、戦国武将北条氏康の娘、結(ゆい)に転生して二十年あまり…嫁ぎ先である今川家の没落という危機を乗り越えた彼女は、北条家の庇護下でストレスフリーな日々を送っていた。
「放っておいても徳川家康が天下統一
してくれるだろうし、親兄弟のお世話になってのんびり過ごそうっと♪」
しかし再び訪れる数々の危機…。
「え?家康殿を頼る?…今にも滅亡しそうなのに?」
結は、そして夫の氏真(うじざね)は、手を携えて戦国の荒波に挑んでいく。
※拙作「転生したら北条氏康の四女だった件~ところで北条氏康って誰ですか?~」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 06:00:00
78347文字
会話率:37%
「戦国時代に転生⁉でも北条って聞いたことないし、徳川家康も見当たらないし…もしかしてパラレルワールド?」歴史知識がほとんどない女性が、聞き覚えのない大大名の娘、結(ゆい)に転生してしまった。何不自由ない暮らしに名門への嫁入り。一生安泰かと思
いきや…。「え、義父様ってもしかして今川義元?桶狭間で死ぬ?」「松平元信殿が改名した?徳川家康?」あれよあれよと転落人生!結はかつての優雅な生活を取り戻せるのか?それ以前に生き残れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 23:50:00
659092文字
会話率:40%
第一部完結。
現在第二部、水の神殿 椎名編完結しました。
只今推敲作業メインです!一応連載再開!m(__)m
エブさんと累計19万PV突破!感謝です!
君島隼人は高校三年生の夏休み最後の日に、恋人である高野美奈の家で、友人椎名めぐみと工藤
淳也の宿題に付き合ってやっていた。
いつもと変わらない日常を送っていた四人に突如として降りかかった現実は、その平穏な日々を激変させてしまう出来事で……。
恋愛小説『私のわがままな自己主張』のメインキャラクター四人による、異世界ファンタジー。
美奈の部屋から突然瞬間移動のように、どことも知れぬ森に迷い込んだ隼人。近くには工藤がいて、これが夢でなく、紛れもない現実なのだと思い知る。次の瞬間友人の椎名の声が聞こえてきて、二人はその声のする方へと向かう。
合流した四人は近くの村で、この世界が剣と魔法が蔓延る異世界だという事に気づく。
更には自分たちが予言の勇者だなどと言われてしまい、何故か魔族に狙われる羽目に。
この世界の名はグラン・ダルシ。
元の世界に帰る方法を探したいとは思いながらも、戦いの中に身を投じていく事を選択していく四人に待っている未来とは。
絆が織り成す王道バトルファンタジー。
想いが人を強くする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 05:03:40
2080002文字
会話率:28%
【新作大公開ッ! 約2日に1回更新ッ!】
私、リリアーナ・プラチナブロンドは新米聖女ですの。
女神様の加護を授かる修道女として、今日も健気に世のため人のために汗水を垂らして献身させていただいているのでございます。
ふぅむ?
お一つ質問をよろしいか、ですって?
私の主なお仕事内容が知りたい、と?
こっほん。それはもちろん、物陰に隠れて社会奉仕(意味深)に励んでみたり、他にも桃色の背表紙本から数多の知識を得てみたり、更にはアレやらコレやら何とやら……うふふふふ。
おっと。あくまで息抜きの範疇ですからね?
教えに叛くつもりはありませんので悪しからず。
何より私はセイショクシャなのですから。
人より少しばかり好奇心が旺盛で、茶目っ気に溢れ過ぎているだけで……基本は大真面目なのでございます。
今だってほら、国王陛下からの勅命に応えようと身を粉にして頑張っているわけなのですしっ。
お友達の女勇者さんと一緒に、遠く離れた魔王城を目指して旅を続けている真っ最中なんですのっ。
……あ、でも。本当の本当にお一つだけ。
この胸に秘めた願いがございます。
長い長い旅路の最中。
運命の殿方にお会いできたらなぁ、なんて。
恋に溺れて、愛に堕ちてしまえたらなぁなんて。
私だって、世に生きる一人の乙女なんですもの。
「はぁぁぁ。どこかに素敵な殿方、転がってはいらっしゃいませんでしょうか。片っ端から拾い集めて差し上げますのに」
「あっはは……ほら、リリアちゃん。おバカなこと言ってないで先に進もうよ。ぼーっと突っ立ってたって何も変わらないよ?」
「ふぅむ? あらあら私としたことが。ついつい独り言をこぼしてしまっておりましたわね」
てへりんっぺろりんっでーすのっ。
気を取り直して旅を続けましょう。
国王陛下の勅命はあくまでソレとして。
まだ見ぬ最愛の人と巡り会うためにっ!
――――――――
こちら、破天荒系お嬢様口調な新米聖女様と
ピュア系むっつりな新米女勇者様の二人による
爽快痛快紀行モノ(になる予定)でございます。
おおよそ二日に一回、新話を公開してまいりますので
どうかご気軽にブクマを挟みながら
のんびりとお楽しみいただけますと幸いです。
(*´v`*)ノシ よろしくですのっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 01:17:58
682312文字
会話率:23%
「これは、成るべくしてなった事だと思う」
そう言った彼が口にしたのは豆乳だった。
「俺がのんびり筋トレに励む事が出来る環境を手に入れる事は!」
「何言っているんですか、貴方は」
引っ越しの途中に立ち寄った食堂にて。思わずツッコミを入れてきた
幼馴染みに笑う。
「だって、ずっと気にしてんじゃん。都から俺を引き離す事になったって」
「それはそうですが……。貴方はムキムキだろうが脳筋だろうが王族です。辺境の領地に移るとは」
「はいはい、止め!何か貶された気もするが、感謝してるんだ、ホント。俺だけだったら城から出られてないかもしれない」
それを聞いて彼女は溜め息をついた。本当、いつもほしい言葉をくれる。この男は。
「それにしても、よく彼女たちが着いてくる気になりましたね。自称執事はともかく」
彼女の視線の先には母親と2人の子供が和やかに料理を食べている。その横のテーブルに着いているのが、自称執事の美丈夫と彼らのもう1人の幼馴染みだ。
「そろそろ拠点変えようと思っていたから、丁度よかったんだって。俺の影響なくなるし。だから、成るべくしてなったって思ってる。王位継承権云々関係なくな。ともかく王都脱出お疲れ様」
「貴方こそ」
「俺は馬車の中で腕立てと腹筋していただけだからなぁ」
「そういえばそうでしたね。流石に引きました」
「仕様がないだろ、暇だったんだし。……ん、何かアイツ酔ってる?」
そう言って視線を向けた先は幼馴染みの男。何故か手から水を噴出させている。
「ちょっと!何でお酒飲んでいるのですか!?」
子供たちは喜んでいる。が、彼は普段ならこんな事しない。
「水芸しない!床が濡れる!自称執事、なぜ止めない!「無理」って、最初から諦めるなぁぁっ!」
布巾をひっ掴み、そちらに駆け寄る彼女。
それを見ながら平和だなー、と彼は思った。
--と、いうメンバーでお送り致します。やんごとなき筋肉アニキとその護衛で幼馴染みの筋肉ダルマと幼馴染みのインテリ令嬢、王子様な外見の美中年、母親な料理人とその子供のウサミミフードと義理の息子の辺境のんびり生活(ただし筋トレ重視)。恋愛なんてない!チートもない!あるのは楽しい筋肉生活だけだ!!
筋肉の筋肉による筋肉のための隠遁生活 (スローライフ)、開幕します。
「明日は俺、馬車に乗らずに走るから」
「止めて下さい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 01:00:00
665883文字
会話率:36%
セシル・ラグランジュ侯爵子息が王太子殿下に刃を向けた。
セシルは王太子の側近候補で、幼いころから仲が良く、婚約者も交えて交流しており、学園中から憧れられていた。
セシルの婚約者が突然亡くなってしまうまでは。
セシルの婚約者が亡くなって
数ヶ月後、二人は学園に転入したとある男爵令嬢に夢中になる。王太子の婚約者が諫めても耳を貸さなかったらしい。
そして、事件は起こった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 00:35:29
10975文字
会話率:10%
ある邸で秘密の会議が開かれていた。
そこに出席している3歳児。王弟殿下の一人息子。実は前世を覚えていた。
どうしてちびっ子が秘密の会議に出席するような事になっているのか? 何があったのか?
『ばぶぁッ!』と元気な声で目覚めた赤ん坊。
おかし
いぞ。確かに俺は刺されて死んだ筈だ。
なのに、目が覚めたら見覚えのある部屋だった。両親が心配そうに見ている。
しかも若い。え? どうなってんだ?
体を起こすと、嫌でも目に入る自分のポヨンとした赤ちゃん体型。マジかよ!?
神がいるなら、0歳児スタートはやめてほしかった。
何故だか分からないけど、人生をやり直す事になった。実は将来、大賢者に選ばれ魔族討伐に出る筈だ。だが、それは避けないといけない。
何故ならそこで、俺は殺されるからだ。
ならば、大賢者に選ばれなければいいじゃん!と、小さな使い魔と一緒に奮闘する。
でも、それなら魔族の問題はどうするんだ?
それも解決してやろうではないか!
小さな胸を張って、根拠もないのに自信満々だ。
今回は初めての0歳児スタートです。
小さな賢者が自分の家族と、大好きな婚約者を守る為に奮闘します。
今度こそ、殺されずに生き残れるのか!?
とは言うものの、全然ハードな内容ではありません。
今回も癒しをお届けできればと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:09:15
372129文字
会話率:55%
コレジャナイ王国(正式名省略)――――
代々の王様は一度や二度は無謀な行いに出て、いつも当初の思惑と違う形の結果をもたらす。しかも大体王様のやりたかった事よりいい結果になってしまうという、大変にはた迷惑な宿命を背負っている国だ。
平
民でありながら登用試験を見事合格したファリス・タリーズは、古代遺跡の研究をしたい夢をかなえて考古学研究所の研究員となり、忙しいながらも充実した日々を過ごしていた。
しかし、在位二十年を迎えた国王陛下がお祝いの演説でブチ上げた暴挙のせいで、ファリスの平穏な日々は終わりを告げる……
王様の暴挙に巻き込まれたファリスは、人使いの荒い上司のせいで全国を飛び回る羽目になる。
古代遺跡に心奪われる好奇心旺盛なファリスだが、持ち前のお節介体質が災いして、あちこちのトラブル解決に駆り出され、欲しくもない実績を着々と積み上がる……
それはお貴族様たちに密使と勘違いされた挙句、隣国との交渉役にされたりだとか、多忙で死にかけた宰相殿の面倒を見る羽目になったりだとか……なんでただの研究員がこんな事やってんだという事ばかり!
この物語は、頑張れば頑張るほど平穏な研究生活が遠ざかってゆく、その癖ちょっぴりトラブルバスターをするのが楽しそうなファリスが、カオスな王国でトラブルを解決しながら、いつの間にか国を救う英雄になってしまう……笑いとドタバタの冒険譚です!
~カクヨムさんにも掲載させて頂いています。よろしくお願いいたします!~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:10:00
62921文字
会話率:46%
炎の女神エイデアリーシェを崇める国フランマテルムで、女神の巫女(リーシェン)であり女神の紅き剣であるカリタリスティーシア。
男神エイディンカを称え、神の巫覡(ディンガー)を最高の栄誉と地位としているグラキエス・ランケア帝国において神の巫
覡であり、神の蒼き槍であるプリメトゥス。
帝国よりの侵攻軍、若き総大将プリメトゥスと迎え撃つカリタリスティーシア、自らをも破壊する能力を持つ二人の闘いはフランマテルムの街に多大な被害をもたらすと思われた。戦うしか能力の使い道がないと蔑まれ続けたにも関わらず、自らを犠牲にしたカリタリスティーシアの献身や彼女の率いる私設騎士団員の犠牲により、エイディンカの神力を阻む結界が築かれた。それにより帝国の侵攻軍は撤退を余儀なくされ、国への侵略を長い年月阻まれる事となった。
神の権威を欲しいままに増長したフランマテルムの女神神殿の神官たちは、次こそは我々が…と先代とは違い侵略侵略を良しとしない、今や皇帝となったプリメトゥスの治める帝国へと武器を向ける。
帝国の炎の女神神殿に所属する若き神編術師フィリオラは、女神よりの警告を天啓として受けた、と皇帝プリメトゥスへ面会を求めて皇帝側近武官の前に現れる。
フィリオラを見て驚く皇帝側近武官にフィリオラが言った言葉は「久しぶりね」であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:00:00
340195文字
会話率:40%