顔に傷があるレイラ・フェアルーズは、王子であるロラン・ロラン・エヴィデンに婚約破棄を言い渡される。
傷心のレイラであったが、彼女の前にフィン・スターロードが現れ、彼女の心の傷を癒すのであった。
最終更新:2025-06-06 19:10:00
3269文字
会話率:37%
ある日、重たい頭を上げると、目の前には壮麗な王城の大広間だった。
レイラは、異世界に転生したのだ。
苦労人の書店員。理不尽な上司と親の借金に追われた人生を経験しているため、元より持っていた雑草メンタルで乗り切っていく。
しかし、目覚めたの
が、よりにもよって「悪役令嬢の処刑寸前」とは。
そして、レイラはチートの魔眼を持ち、真実を解き明かしてゆく。
幾度となく降りかかる、嘘という断罪イベントに追い込もうとする者達に、何度もざまぁ展開で抵抗するレイラ。
だが、この断罪の舞台は、レイラにとってもはや恐怖の場所ではなかった。彼女の魔眼は、記録の矛盾、証言の嘘、表情の揺らぎすら見逃さない。
自分を追い詰めようとする者たちが繰り返す茶番劇――
そのたびに、彼女は静かに立ち上がり、鮮やかに嘘を断ち切る。
そうして、レイラの周囲にはいつしか、沈黙していた者たちが集まり始める。
謎の青年セインもレイラの活劇に加わり、やがて物語は王家の存在そのものを揺るがす大事件へ発展する。
彼女の魔眼が照らすのは、ただの嘘ではない。王国そのものの真実なのだ――――。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、会社等とは一切関係はありません。
©相田ゆき Yuki Aida All Rights Reserved. Reproduction and translation are prohibited.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 11:50:00
21904文字
会話率:34%
魔王を倒した――治癒士を除いて生き残りはいなかった。
最後に生き残ったのは、補助職の治癒士・レオン。
誰よりも仲間を癒し、支え、彼らの想いを胸に勝利を果たした。
だが、王都で待っていたのは歓喜ではなく、冷遇だった。
「生き残ったのはお前
だけ。魔王と通じていたに違いない」
その一言で、全ての功績と名誉を奪われ、冤罪のままレオンは追放されてしまう。
失意のなか辿り着いたのは、辺境の片田舎。
誰にも知られず、静かに生きていくはずだった。
……そんなある日、彼の前にひとりの少女が現れる。
「私、魔法がどうしても使えるようになりたいんです!」
才能ゼロと周囲に蔑まれてきた少女・ミナ。
だが教えてみれば、彼女の中には確かに“創造”の素質が眠っていた。
「お師匠様!」「お師匠様は、なんでこんなにすごいのに無名なんですか!?」
「……そんな大したもんじゃないさ。ただの田舎のオッサンだよ」
過去を語るつもりはない。英雄の名も、功績も、墓の下に埋めた。
けれど――
「私、もっと学びたいです! お師匠様の“癒し”って、あったかいから……!」
純粋なミナのまなざしに、かつての仲間たちの姿が重なる。
これは、裏切られた最強治癒士が、辺境で“未来”を癒していく物語。
そしていつか、少女は知ることになる。
この男こそが、魔王を倒し、世界を救った“英雄”だったということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 18:30:00
9554文字
会話率:40%
ダンジョンが出現して十数年。異界とつながった世界では、ダンジョン攻略がエンタメと化し、戦いは「配信」で視聴される時代になっていた。
美少女アイドルとして絶大な人気を誇るマリア・スノウリリィは、“遺伝子改造によるエルフ型異能者”でもあり、ダ
ンジョン配信者としても活動中。
彼女の視聴数は絶大。だが、ある日——誰にも認知されていない“無職の青年”が、彼女の前に現れる。
彼——遠野無色は、異形と契約した異能者だった。
人外との契約。配信の裏側でうごめく視聴者カルト。企業、軍、犯罪組織——複数の勢力が、ダンジョンという名の資源を狙い、暗躍する。
「君を“推す”のは、この世界か、それとも深淵か?」
これは、“推される”ことで光を放つ少女と、“推されず”に闇に堕ちた男の物語。
現代ファンタジー×異能×悪魔契約×配信バトル、開幕。
★更新は不定期です★
★本作はカクヨム、アルファポリスに重複投稿しています★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 04:10:00
13442文字
会話率:14%
神によって剣と魔法のファンタジーに転生した少年、獅童三千矢。彼が転生したのは、とある戦記乙女ゲームの世界であった。
その世界で、強き力を持つ皇族の一人でありながらも自身への【回復】【補助】の魔法が逆に【ダメージ】【妨害】の魔法として機能する
呪いを持ち一切の魔法が使えない忌み子である|攻略対象《ヒーロー》、第七皇子ゼノとなった彼は、ゲーム版での知識を糧に現状を打開しようと考える。
目指すのは、自分が生き残り世界も救われる原作のとあるルート。
他にもゲームの知識を記憶として持ち、好き勝手に自分一人の都合の良いように世界を変えようとする者が居るなど知るべくもなく。
これは、原作通りに幼少期に出会う本編主人公、何故か目の前に現れたラスボスの妹、隣国の教皇の娘等、様々な美少女に囲まれた第七皇子という割と自由な立場の転生皇子が、原作を自分の楽しみのために破壊しようとする転生者相手に、原作ハッピーエンドを目指す物語である。
乙女ゲーモチーフかつヒロイン転生ではありませんが、ヒロインざまぁ要素はありません。乙女ゲームのヒロインなんて健気で純情で努力家で優しくてヒロイン度高くて当然だろうの精神の作品です。
今作はハーメルン投稿作品のなろうに後追い掲載版となります。
ハーメルン版タイトル:蒼き雷刃の|真性異言《ゼノグラシア》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 19:00:00
2177538文字
会話率:42%
前世は、灰色の人生。上司に媚び、同僚に嫉妬し、可愛い妹に劣等感を抱きながら死んだ私が転生したのは――よりにもよって、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢の継母、エレオノーラだった。
待っているのは、継子を虐げた末の破滅エンド?
冗談じゃない
わ。もう誰かに虐げられる人生なんて、うんざりよ!
目の前に現れた継子リリアーナは、ゲームの立ち絵よりもずっと幼く、小動物のように愛らしい少女だった。
その無垢な瞳に、一瞬だけ心が揺らぐ。……なんて、あるわけないでしょ?
その『可愛さ』こそが、私の底なしの悪意と、前世からの歪んだ嫉妬を最高に刺激するのだから!
この美貌、この地位、そして『原作知識』。全てを使い、私は決めた。
この可愛いリリアーナを、私の手で、誰もが憎悪し、軽蔑する完璧な『悪役令嬢』に仕立て上げ、華々しく断罪させてあげる。
父親の愛を奪い、友人を遠ざけ、希望を砕き、その秘めた魔法の才能すら『呪い』へと変えてみせる。
聖母の仮面の下で、私は彼女が絶望に堕ちていく様を、最高のエンターテイメントとして愉しむのだ。
これは、よくある「ざまぁ」や「逆転」の物語ではない。
これは、悪が知略の限りを尽くして善を蹂躙し、悪だけが笑ってハッピーエンドを迎える、救いのない悲劇。
リリアーナの破滅は、私の輝かしい未来のための、ただの踏み台に過ぎないのだから。
他サイト様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 03:27:05
135952文字
会話率:21%
元男爵令嬢のリリスは行き倒れていた。世間知らずなせいでまともな給金をもらえず、食べ物もろくに買えない。そんな人生に彼女は絶望していた。
しかし、そんな彼女の前に軍服を着た男が通りがかる。男はリリスを抱えると、レストランに連れていき、食事を御
馳走してくれた。あまりの空腹に出された料理を食べ切ったリリスだが、その支払いの代償として体で支払うことを求められてしまう。
食べた自分が悪いんだとリリスは諦め、男に連れていかれる。しかし、連れていかれたのは男が住んでいる屋敷。侍女として働いて返せばいいということだった。
優しい使用人たちと共に仕事をこなし、何かと気にかけてくれる男にリリスは徐々に惹かれていく。しかし、男の正体は国内有数の大貴族であり、最強の魔術将軍だった。それを知り、リリスは恋心にそっと蓋をする。
女性不信の将軍と、平民落ちの元男爵令嬢の、すれ違いラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 18:00:00
85555文字
会話率:34%
バルタニス連邦は戦争を繰り返し、領地を増やしてきた大国だった。
古くは獣人たちと戦ってきたが、科学技術が進んだ後は、獣人たちを平伏させ、従わせた。
屈服させた獣人たちの力を隣国にぶつけ、さらなる大国を目指していた。
少なくなった獣人たちは
【獣人連隊】として、人間の指揮官の元で戦わされ、無謀な命令の前にさらに数を減らした。
その連隊の一つ、第三獣人連隊の指揮官【ケルビン】は獣人たちを能動的に指揮し、多くの勝利をもたらした。
だが、軍の上層部は第三獣人連隊の人的被害が少ないことを、卑怯な戦いと評し、決してケルビンとその部下の獣人たちを評価しようとしなかった。
しかし、ケルビンは愚直に任務をこなし、周りの軍人からも嘲笑の目で見られていた。
そんなある日、上層部はケルビンをいつものように叱責するが、彼らは今日が何の日かを忘れていた。
「さて、本日、午後一時を持って、自分の従軍契約期間は終了しました。
それでは、9千キロ㎡を制圧した自分に相応の見返りを渡していただきたい。
……渡せないとおっしゃるなら、我が連隊の全力を持って、奪うしかありませんが?」
否定ばかりで見返りを与えようとしない連邦に、ケルビンは刃を向けた。
ケルビンら、第3連隊は今まで自分たちが制圧した9千キロ㎡の土地を見返りとして求め、連邦に対し、進軍を開始した。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 10:10:00
151548文字
会話率:33%
名家の御曹司・高城遼のもとに届いた、匿名の刑事告訴状。それは、かつて大学で起きた壮絶ないじめ・暴行事件の「記録」が、ついに社会の光の下に晒された瞬間だった。告発の裏にいたのは、被害者でありながらすべてを記録し、徹底的な準備の末に復讐を開始し
た青年・神谷悠。彼は海外から、動画・音声・証言を駆使して加害者たちとその家族、さらには事件を黙認した大人たちまでも社会的に追い詰めていく。
告発は瞬く間にSNSで拡散され、世論は「正義」と「復讐」の狭間で揺れ動く。加害者グループは反撃を試みるが、神谷の用意周到な戦略の前に次々と崩壊。家族の自殺未遂、企業の破綻、大学の不祥事暴露――“記録”は社会をも巻き込む連鎖となる。
やがて神谷の行動は、ネット社会に新たな「声を上げる者」たちを生み出し、被害者たちの連鎖的な告発を誘発する。一方で、行き過ぎた社会的制裁が新たな悲劇を生み、正義と復讐の境界はますます曖昧になっていく。
「痛みを記録する者は、どこまで裁く資格があるのか――」
被害者と加害者、正義と暴力、声と沈黙。その全てが交錯する現代社会で、神谷悠が最後に選ぶ“裁き”とは。記録と告発が世
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 18:00:00
44029文字
会話率:27%
伯爵家の冷たい屋敷で、妻として、ただ「役目」を果たすだけの日々を送っていたエリナは、夫・カーディスの度重なる裏切りに耐えきれず、ついに離婚届を残し、館を去る決意をする。
たどり着いた先は、幼い頃に過ごした父の兄が治める領主館。
そこには、
かつての幼馴染であり、今は館を護る騎士隊長となったアレクの姿があった。
再会した二人──静かに笑顔を浮かべるエリナと、彼女を見つめるアレクの心には、言葉にできない想いが渦を巻く。
エリナの無理に作る笑顔、優しさを忘れずにいる強さ、そして背負ってきた痛みを、アレクは胸の奥でそっと抱きしめながら見守り続ける。
しかし、かつて何もできなかった後悔と、彼女を守りたいという想いが、日常の中で次第に膨れ上がり、アレクの心を揺さぶる。
一方、元夫・カーディスは、エリナがいなくなった現実に直面し、焦燥感と苛立ちを募らせる。周囲の噂でエリナとアレクの関係を知り、理不尽な独占欲と支配欲に突き動かされ、二人の前に立ちはだかろうと決意する。
「もう、見ているだけでは駄目だ」
アレクの決意と、エリナの新たな一歩。
再び交わる二人の想いの先に、過去の後悔を超えた未来が待っているのか──これは、そんなエリナのが幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:00:00
28978文字
会話率:25%
「――好きな人ができたんだ、リリア」
侯爵令嬢リリア・ブロージェットは、婚約者にそう言われ――あっさりと、婚約を破棄された。
泣きもせず、怒りもせず、ただ静かに「わかりました」と頷いた彼女は、社交界で『氷の令嬢』と噂されるほど感情を表に出
さない淑女。
……でも本当は、ちょっぴり寂しがり屋で、家族想いの『普通の女の子』
そんな彼女の前に現れたのは――王位を放棄した元第一王子、ウィンセント・エヴァルド。
「俺の妻にならないか、リリア」
「……は?」
それから彼女の幸せの日常はスタートされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 02:41:56
9632文字
会話率:45%
異世界に聖女として召喚され三年、民のために祈りと癒やしを捧げ続けたハナ。
だが平和が訪れた瞬間「あなたの力は不要」と言い放たれ、崖へと突き落とされた。
誰より尽くした国に、あっさりポイ捨てされた聖女の運命は、そこで終わるはずだった。
目を覚
ますとそこは魔王城で、目の前には魔王の姿があった。
「ハナ、ボクと結婚しよう」
聖女と魔王、真逆の存在からまさかの溺愛プロポーズ!
かつて捨てられた聖女は、魔族の女王としてよみがえる。
彼女は祈る。裏切った人間たちには“復讐”を、魔族たちには“癒し”を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 21:13:15
6061文字
会話率:18%
「どうして誰も信じてくれないの……?」
社交界の華やかな光の裏で、謂れのない悪評に傷つき、孤独に涙する令嬢リリアーナ。姉の婚約者である王太子を誘惑したという汚名を着せられ、家族からも冷遇される日々。彼女の世界は、厚い絶望の霧に覆われていた。
そんな彼女の凍てついた運命が、ある夜会での再会をきっかけに、激しく動き出す。
目の前に現れたのは、遠い昔、心の片隅に温かな記憶を残した少年──今や隣国の王子となったフィリクス。
「ずっと君を探していた」
その一言は、リリアーナの凍てついた心に一筋の光を灯す。
これは、自らを犠牲に生きてきた孤独な令嬢が、真実の愛を知り輝かしい未来を掴み取るまでの物語。彼女の選択が、周囲にどのような波紋を広げていくのか──?
※若干のざまぁ展開ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 07:01:38
7833文字
会話率:34%
11歳の誕生日、アシルは未来の記憶を思い出した。
分家の生まれだが光魔法の最上位『天光』の才能をその身に秘めるアシル。だが、未来での彼は本家に売られ、『光の楔』を心臓に打たれて自由と意思を、才能を支配されてしまう。
本家の暗殺者とし
て使い潰された挙げ句、最後は命じられるままに自害して死んだ……はずだった。
だが今、過去へ戻ったアシルは決意する。
「これは復讐でもなければ報復でもない。未来の僕を縛ったお前達への――逆襲だ」
彼の前に立ち塞がるのは巨大な権力を持つ皇族、九頭大蛇【ヒュドラ】と称される九大公爵家。
世界を敵に回しても、今世は己の意思を貫き通す。
かくして、覚醒を果たした少年アシルの快進撃と逆襲がここに始まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:07:27
73695文字
会話率:33%
男爵令嬢マチルダが現れてから、王子ベイジルとセシリアの仲はこじれるばかり。婚約破棄も時間の問題かと危ぶまれる中、ある日王宮から、公爵家のセシリアに呼び出しがかかる。
なんとベイジルが王家の禁術を用い、過去の自分と精神を入れ替えたという。
(
つまり今目の前にいる十八歳の王子の中身は、八歳の、私と仲が良かった頃の殿下?)
ベイジルの真意とは。そしてセシリアとの関係は改善されるのか。
※設定ゆるめの勢い短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 06:10:35
8932文字
会話率:42%
子爵家長女マルティナは、「役立たず」と罵られながら、王城勤務で報われない日々を過ごしていた。
義妹ナディアの悪質な嫌がらせと吹聴のせいで、誤解が続く毎日。
もう少しで婚約者と結ばれる、それだけを希望に励んできたが、ある日、王都上空に守護竜が
現れた。
「我が息子に、"花嫁"を求める」──。
花嫁と言ってもきっと生贄。そして選ばれたのは、マルティナ。
泣く泣く赴いた竜の指定場所には、もうひとり、年端もいかない子どもが佇んでいた。
「この子も花嫁? 逃がしてあげよう! それが私のささやかな抵抗よ」。手をつないで山を降りるはずが、どうもおかしい。子どもはなんと竜で、マルティナの夫となる相手だった!!
カウンセリング上手な竜と暮らして、生き生きとした自分を取り戻したマルティナの前に、自分勝手な王都の人々が、再び彼女を利用するため魔の手を伸ばす。
それ、竜の逆鱗に触れますからね?
王道展開に好きをたくさん詰め込んで、安心安全ハッピーエンドのお話です。愛されて輝くマルティナの変化をお楽しみください!
---
※この作品は『見捨てられた令嬢。竜の花嫁として捧げられましたが、黙って従う気はありません』の加筆版となります。文字数制限で語らなかった箇所を数話分足しています。
---折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-24 11:20:43
44468文字
会話率:34%
子爵家長女マルティナは、「役立たず」と罵られながら、王城勤務で報われない日々を過ごしていた。
義妹ナディアの悪質な嫌がらせと吹聴のせいで、誤解が続く毎日。
もう少しで婚約者と結ばれる、それだけを希望に励んできたが、ある日、王都上空に守護竜が
現れた。「我が息子に、"花嫁"を求める」──。
花嫁と言ってもきっと生贄。そして選ばれたのは、マルティナ。
泣く泣く赴いた竜の指定場所には、もうひとり、年端もいかない子どもが佇んでいた。
「この子も花嫁? 逃がしてあげよう! それが私のささやかな抵抗よ」。手をつないで山を降りるはずが、どうもおかしい。子どもはなんと竜で、マルティナの夫となる相手だった!!
カウンセリング上手な竜と暮らして、生き生きとした自分を取り戻したマルティナの前に、自分勝手な王都の人々が、再び彼女を利用するため魔の手を延ばす。
それ、竜の逆鱗に触れますからね?
王道展開に好きをたくさん詰め込んで。安心安全ハッピーエンドのお話です。
愛されて輝くマルティナの変化をお楽しみください!
※猫じゃらし様個人企画『獣人春の恋祭り』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 12:03:36
18906文字
会話率:35%
強いのと弱いのってどっちがいいんだろう?
セントリアン王国第二王子主人公レイはある理由から弱い人を演じている。
けど、本当は数万年に一度の逸材。
そんな彼は学力、知力、体力、機転力、精神力、運命力。
多くの力が一定水準以上ないと入学で
きないドライアド学園に通っている。
本当は強いとはいえ弱き人を演じている彼が、何故この学園に入学できたのだろうか?
そこには自分の親の陰謀や因果、因縁が深く絡んでいた・・・。
訪れる多くの困難や試練。
それを目の前にして彼は変わる。
「もう、僕の強さを隠していてはダメだ」
弱い人物を演じることをやめた主人公レイが様々な敵、仕組まれた数々の罠、世界の謎。大小問わず様々な人物相手に、自分の強さを解放し、無双する物語が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 01:10:00
48684文字
会話率:39%
主人公の咲良倉 隠花(さくらくら いんか)は地味な学生生活を送っていた。
そんな中、光の魔法少女アイドル・ショウカが隠花の学校へ転校してきたのだ。
隠花の憧れであるショウカと仲良くなれる事を期待していた隠花だったが、ショウカからは奴隷同然の
待遇を強要されてしまう。
クラスの誰の助けも逃げ道も無くなって絶望していた最中、隠花の前に謎の男が現れると、「現状を、変えたくないか?」と告げられる。
隠花は意味が分からなかったが、藁にもすがる思いで契約する。
まさかその契約内容が、人知れず世界に巣食う光を討つ”闇の姫魔女”になる事だと知らずに……。
これは、闇の姫魔女として世の中の理不尽をザマァする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 06:20:00
144576文字
会話率:43%
侯爵令嬢ユリシア・エルダインは、王太子により婚約を破棄され、無実の罪で社交界から追放された。
王妃候補から一転、“断罪された女”として世間から嘲笑と侮蔑を受ける中、彼女の前に突如として空から一人の男が現れる。
名をカインと名乗る謎の剣士は
「君を迎えに来た」と告げ、過去に交わされた“誓い”を手にしていた。
やがて明かされる陰謀、黒環と呼ばれる禁術結社の暗躍、そして王太子の失脚——
すべては、ユリシアを消し去るために仕組まれた策略だった。
「私は、誰にも使い捨てにされない」
誇りを取り戻し、剣を再び握った令嬢は、空から降ってきた騎士と共に王都へと帰還する。
これは、“断罪された”令嬢が運命の男と歩む、逆転と恋と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 10:10:00
11072文字
会話率:58%
侯爵家令嬢だったリネアは、王子との婚約破棄と冤罪によって全てを失い、城下町で花を売って暮らしていた。
「呪われた令嬢」と囁かれながらも、それでも毎朝、花を束ねることで日々を繋いでいた彼女の前に現れたのは、正体を隠した謎の青年・ディアル。
彼
こそ、王家の陰謀で死んだことにされた“もう一人の王子”だった。
「君の呪いと、僕の呪い。交換してみないか?」
静かに手を取り合った二人は、腐敗した王宮に静かな反逆の花を咲かせる。
そして──呪われたはずの花は、やがて国を変える灯火となる。
これは、“捨てられた者たち”が、希望を咲かせるまでの恋と革命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 10:00:00
11389文字
会話率:37%
貴族令嬢アメリア・ヴァレンタイン。その正体は、異世界から転生してきた元OL。
チートもなく、婚約者は王太子、人生ハードモード気味……と思いきや、運命の転機は突然に。
――「僕は聖女様と恋に落ちた! 君との婚約は破棄する!」
公開処刑ばりの
婚約破棄宣言、いただきました☆
婚約破棄イベントが来たからには、ざまぁの準備は万端!
そんなアメリアの前に現れたのは、辺境伯家の養子にして元・処刑人、“最強”の男・レオン。
無表情クール系かと思いきや、ノリも煽りも全力な偽装結婚候補だった!
「夫婦らしく振る舞え? じゃあ初夜から始めようか」
「いやあああああああ!?」
偽装夫婦の仮面の下で、始まるざまぁ計画。
聖女の裏の顔、王太子の腐った根性、そして貴族社会のドロドロを、愛と策略とスカッと感でぶった斬る!
そして72時間後――
「これはもう、偽装じゃない。本気で君を愛してる」
ケダモノ旦那(※でもイケメン)が囁くプロポーズに、悪役令嬢(※でもピュア)が真っ赤になって絶叫するラブコメディ。
ラストは、聖女が山奥で農業して、王太子がニンジン抜いてるざまぁエンド付き!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 11:35:06
5743文字
会話率:49%
生まれ変わると、貴族令嬢に生まれていたエレシア。
二度目の人生を謳歌するんだ!と生き込んでいたが、前世でミッションスクールに通い日々祈りを捧げていたのが運の月で、伝承にある“聖女の祈り”を言ってしまい、聖女としての力を発揮してしまう。
「
神とか信じてないし。信仰心も何もないし。聖女止めたい、ほんとに無理……」
そう日々愚痴を零していたエレシア。
そんな彼女の前に、「自分こそが真の聖女である!」と名乗り出た令嬢が現れた。
「お前は偽物だったんだろう!僕を助けてくれた彼女こそが本物の聖女だったんだ!だから僕はお前ではなく、真の聖女である彼女と結婚する!」
王子と、王子の傍で涙を流す令嬢。
(神様、ありがとうございます!)
その光景を前に、エレシアはかつてないほど、神への感謝の言葉を述べた。
・
脱・聖女希望のエレシア。
短く、ざまぁとロマンスを楽しみたい方にオススメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 05:11:30
10886文字
会話率:38%
学園長ファインツは、王の歳の離れた弟、26歳。学園長をしている。
パーティーの最中、婚約破棄の現場を目撃することになる。
甥の王太子ハーライフが正に婚約破棄を宣言する直前、事件は起きた。
最終更新:2025-05-14 11:04:25
3196文字
会話率:64%
婚約破棄をしようとする伯爵家の二男ニコライは準備万端に、婚約者シャーロットとのお茶会の日に、友人たちを証人として、婚約破棄をし、シャーロットの義妹メロディに婚約を申し込もうとするが、当日、家族から、やめるように説得され、友人たちも来なくなる
。
また、義父、義母になる者も手の平を返し、婚約者の義妹も、婚約を拒否する。
虐げられ子のシャーロットには強力な加護が付いていた。
婚約破棄の前にざまぁ完遂型です。
残酷な表現が随所にあります。
※題名途中で変わるかもしれません。申訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 13:09:32
44047文字
会話率:54%
母親が亡くなり、ピンクブロンドのサリーは孤児院に行くことになる。
この世界はゲームの世界
数年後、男爵家に養子に行く未来はわかっているが、
その前に、この孤児院の待遇が気に入らない。
孤児院を運営している領主の屋敷に孤児たちを引き連れ
直談
判に行く。
そこは宿敵悪役令嬢の父親の屋敷でもあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 20:00:00
6667文字
会話率:56%
かつて王太子の婚約者だった令嬢レティアーナは、突然の婚約破棄と、その直後に届いた「戦死」の報により、全てを失ってしまう。
失意のまま、小さな町でひとり静かに生きてきた彼女の前に、ある日、“死んだはずの彼”によく似た青年が現れる。
最終更新:2025-05-13 11:01:32
5720文字
会話率:18%
十五の春、婚約を交わした青年との恋。
それは、帝都に“完璧”と讃えられた公爵令嬢が、ただ一人の少女として抱いた、美しくも脆い夢だった。
けれど、突然の別れはあまりにも唐突だった。
一通の手紙がすべてを終わらせ、彼女はその痛みさえ気づかれぬ
まま、令嬢としての日々に戻っていく。
そして、五年後――
過去に置き去りにしたはずの名前が、再び彼女の前に現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 12:02:19
5218文字
会話率:12%