「お詫びに君の見送りは私が務めよう」
そう言って差し出されたユベールの手を、フルールは……取らなかった。
だというのに、この日を境にフルールは苦悩することになる。
(どうして?どうして!?
わたくし、またユベール様とのお約束が出来ているでは
ありませんか!!)
今日も今日とてフルールの悲鳴が木霊する。
――長らく幼馴染の関係を続けてきた、アレット、ダニエル、そしてフルール。
しかし、ダニエルのお見合い話を聞き、フルールはダニエルへの胸の痛みを覚え、これは恋心なのではと思い至る。
そんな時、テラスで話す令嬢達の話が聞こえてきた。
曰く、想い人の恋の相談役をしていたという令嬢が、恋を諦めた想い人から晴れて選ばれ、見事婚約者の座を射止めたのだという。
「……恋の相談役になれば、わたくしも……」
そうしてダニエルの恋の相談役になろうと意気込むフルールだったが、どういうわけか公爵令息のユベールに構われはじめ、相談に乗ってもらうことに……?
これは素直で天然なフルールが、周りを巻き込み噂や誤解を膨らませ、あらぬ方向に迷走しながらも恋と愛を知り、幸せを得る物語である。
※あまり書くことのないラブコメを書き始めました!しんどい所はほぼないので、素直で天然、時々独壇場な暴走ヒロインをご堪能下さい(キリッ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:00:00
61954文字
会話率:31%
【包帯公爵】の異名を持つ、ベスキュレー公爵家当主アルフレッド。他人と関わることを避け、領地に引きこもっていたのにどういう訳か国王命令で結婚することになった。恐ろしい噂の絶えない【包帯公爵】相手に、花嫁の方から逃げるだろうと思っていたのにやっ
てきた花嫁シエラはアルフレッドに好意を寄せてきて……?!
<新婚旅行編あらすじ>
ヴァンゼール王国国王ザイラックからのプレゼントで、友好国であるロナティア王国へ新婚旅行に旅立ったアルフレッドとシエラ。本物の夫婦としての絆を深めたい二人だったが、この新婚旅行の裏には様々な問題があった。
波乱だらけの新婚旅行、包帯公爵夫妻は甘い蜜月を過ごすことはできるのか……!?
※気まぐれに番外編を更新します。
【カクヨムでも掲載中】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 16:29:22
443894文字
会話率:27%
母を幼くして亡くし、継母に虐げられながら成長した男爵令嬢のアメリア。唯一の肉親であった父まで事故で亡くして悲しみに暮れていたところ、偶然継母が遺産を独り占めするためにアメリアを殺す計画を立てていることを知る。
そして、アメリアは親しくし
ていた商家の息子ローレンスに助けを求めた。しかし、彼の提案で駆け落ち同然で領地を出たのに、「必ず迎えに来るから、君はここで待っていてくれ」とアメリアは置いていかれてしまう。
アメリアは、彼が迎えに来てくれるのをずっと待っていた。母が遺した魔法道具により、アネモネの花に姿を変えて。
しかし、ひと月経っても、半年経っても彼は迎えにこない。そのうち人の姿へ戻ることもできなくなり、彼を捜しに行くこともできずにいた。
そんなある日、魔獣に襲われそうになっていたアメリアは、破魔の騎士クラウドに救われる。よほど花が好きなのか、クラウドは「怖かっただろう、もう大丈夫だ」と花(アメリア)を家まで持ち帰る。
アメリアは助けられた恩を返そうと、クラウドが留守の間に何かできることはないか……と軽く掃除を始めたのだが。
「君がいてくれるだけで、心が癒される」「君は今日も美しい」
花に語りかけるだけにしてはいやに熱っぽい言葉に、ドキドキが止まらない。
花の姿で持ち帰られてしまった男爵令嬢アメリアと、実はアメリアの本来の姿に一目惚れをした騎士クラウドの、少しズレた恋物語。
【カクヨムでも掲載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 01:22:29
139722文字
会話率:26%
王子様からのキスで目覚めた白雪姫―エリネージュ。
毒林檎を食べて仮死状態になっている間に、何故か面識のない敵国の王子レクシオンに身柄を引き取られていたらしい。
小人たちと暮らしていた不可侵の森へ帰りたいと願うも、それはできないと断られる。
なんと、レクシオンは死んでいたエリネージュに一目惚れをしたというのだ。
「君以上に美しい死人にはもう会えないだろう。僕のために、死んでくれないか?」
「絶対に、お断りですっ!」
命を狙われる王女と死体を愛する(?)変態王子の問題だらけの前途多難な恋物語。
※タイトルのとおり、白雪姫をモチーフとした(ちょっとダークな)ラブコメです。
※ラブコメといいつつ、後半重くなりがちです。R15指定は保険で追加しました!
(サイト「カクヨム」にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 00:00:00
137886文字
会話率:28%
公爵令息のファビアンは、侯爵家のリンネアと幼い頃から婚約をしていた。だが、その侯爵家は問題を抱えていたのである。侯爵夫人は妹のヘルカを溺愛し、侯爵は面倒くさいと放置していた。ファビアンは幼いながらも手を打つが、姉妹達は……。
※「妹が好き
なら、婚約破棄して差し上げますので、どうぞお幸せに」のファビアン視点です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 12:33:09
7002文字
会話率:34%
私の名前は、アリア・フルール。公爵令嬢。
ある日突然甦った記憶は、私の生きているこの世界が、とある腐女子向けBLゲームの世界であるということ。
公爵家の御子息と婚約?
――いえいえ、貴方が好きなのは、三年後に再会予定の主人公(美少年)のは
ずですよね!?
でしたら偽装婚約致しましょう。
だって、"私"が望むのは、イケメン同士のアレコレを、自分自身が見ることだもの!
"私"が恋愛したいわけじゃない!
だったらこんな美味しい立ち位置、他の誰にも譲れませんっ!
この物語は、BL大好き腐女子の少女が、自分好みのカップリングを作るべく奮闘していたところ、気づけばその婚約者から溺愛され、みんなに愛されていく恋愛ファンタジー。
▷▷▷三章展開中▷▷▷
「好きだ。愛してる」「お前は、オレのものだ」「誰にも渡さない」
その言葉、本当は、私に向けられるものじゃないのに――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 21:00:00
1383351文字
会話率:36%
ジョゼットは従兄の美しい王太子エドワールを「お兄様」と呼び、慕っている。
ところが、聖女が現れてエドワールの婚約者候補となったり、ジョゼットが国のために政敵に嫁ごうとしたりする内に、エドワールの様子がどんどんおかしくなっていく。
そしてジョ
ゼットも、固く蓋をしていた自分の恋心を自覚しはじめて……?
ジョゼットを溺愛するエドワールと、王子の重い愛に気がつかないジョゼットのじれじれラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 20:00:00
45662文字
会話率:28%
セラフィナは「お針子令嬢」と呼ばれている。
魔力もなく容姿も平凡で、刺繍だけが取り柄の彼女は、ある日、婚約者を美しい妹に奪われてしまう。
ところが、傷心の彼女に求婚する男性が現れた。
アレクシス・ミドルトン伯爵、別名「氷の伯爵」が持ちか
けたのは、ベッドを共にしない「白い結婚」。
結婚すれば城の裁縫室を好きに使っていいと言われ、セラフィナは即座に承諾する。
お飾りの妻として刺繍三昧の生活……のはずが、アレクシスと共に過ごす内に、噂と違って優しい彼に惹かれていく。
さらに、セラフィナの刺繍には不思議な力があることがわかってきて……?
「白い結婚」から始まるラブストーリーです。
全17話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 07:00:00
62892文字
会話率:33%
読書好きで口下手な令嬢エレシアは、26歳になっても結婚相手を見つけられずにいた。
ある夏、親の友人のカントリーハウスに滞在すると、ふとしたきっかけで令嬢たちから一番人気の黒獅子騎士団長ライオネルと親しくなる。
夢は見ないと決めていたのに、一
緒にいるとなぜか居心地の良い彼に惹かれていくエレシア。
ところが、ライオネルは若くて魅力的な別の令嬢と婚約するともっぱらの噂。さらに彼はエレシアにさよならも言わず王都へ帰ってしまう。
王都に戻ってもライオネルのことが忘れられないエレシアだったが、ある日、偶然再会して……。
♪楠結衣さま『騎士団長ヒーロー企画』への参加作品です♪
(作品中に入れた要素)
・短髪ヒーロー
・溺愛
・頭ぽんぽん
・花束を贈る
・キス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 20:00:14
17251文字
会話率:28%
「―――私、ちょっと死んでまいります」
ミッテルハム王国に属するシュヴァルツァー伯爵家の長女、クリスタ・シュヴァルツァーが遺書を残して姿を消した。
その理由は―――
え、好きな人のところへ行くから―――!?
何考えてるのか知ら
ないけど一途なのはわかるよ系ヒロインと、どうしておまえは気づかないんだ鈍感!系ヒーローの、特大にすれ違う恋の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 19:30:00
103888文字
会話率:29%
竜の血を引くメテオリット家の末っ子パティことパトリシアの悩みは、驚いた瞬間に子犬サイズでピンク色、お腹ぽってりの子竜になってしまうこと。姉は美しくも勇猛な竜に変身できるのに何故!?
そんな彼女が縁談相手に会うために、かつて恐ろしい竜神が
棲んだといわれるシャルベリ辺境伯領に向かうことに。
ところが縁談相手はすでに恋人と同棲中、代わりにその兄であり、同じく縁談相手に逃げられた次期シャルベリ辺境伯で軍司令官を務めるシャルロとの縁談に臨むことに!?
溢れ者同士の初対面の印象は最悪。
だが、シャルロと子竜姿のパティが出会った瞬間、二人の関係は変わり始め……
「まったく……パティはいったい、私をどれだけ悶えさせたら気が済むんだろうね!?」
コンプレックスを抱える箱入り娘と、実は可愛いもの大好きな閣下との年の差ラブストーリー。
※9月1日より第二部連載開始します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 18:11:39
427005文字
会話率:32%
元猫カフェ店員珠子が、真っ白モフモフなネコの異世界転移に巻き込まれてたどり着いたのは、戦後処理に苦心するベルンハルト王国だった。
とある事情と特性により、ミケことミケランゼロ王子の庇護下に置かれる中、捕虜となっていた敵国王子の護送に同行
することになる。
しかしその道中、さまざまな事件に巻き込まれて、珠子は絶体絶命の危機に──
世界征服を目論むネコ! 炸裂する猫パンチ! ミーミーかわいい子ネコちゃん! やはりネコ…! ネコは全てを解決する…!
ネコ一家に最弱認定された珠子だが、重責を担うミケを支えようと前を向く。
【完結まで毎日更新予定】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 17:53:23
180336文字
会話率:40%
享年十八、死因――毒殺。
いずれグリュン国王となるエミール王子の許嫁として清く正しく慎ましく生きてきたアヴィスの魂は、気がつくと魔界で、酔っ払った魔王と愉快な仲間達の血肉により新しい身体を得ていた。
アヴィスを我が子認定した美貌の魔王
ギュスターヴ、堕天使ノエル、従順な屍剣士ヒヨコ、夢魔や女吸血鬼やツンデレメイド、はたまた天使からの溺愛も歪んだ愛もどこ吹く風。
王子が心配で地界に戻ってみたり、攫われたり召喚されたりと慌ただしい中、アヴィスは世界が生前思っていたものとは違うこと、さらに自分を殺した真犯人とそれに天界の思惑が関わっていることを知る。
門限五時、厳守! 他人の大腿骨を振り回しながら全力で第二の人生を謳歌するアヴィスと、その扱いに悩んで育児板を覗きつつも毎回力業で解決してしまう魔王による、面白おかしく血腥く、そして愛に溢れる日々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 20:04:40
183091文字
会話率:35%
こんにちは! 私はステラ。ステラ・ジャレット。
元気いっぱいにご挨拶ができるステラちゃんは今年四歳になる女の子。
彼女のパパは様々な店を展開する大商家の代表で、パパを始めジャレット家のみなさんはステラちゃんを溺愛している。
天使のように愛
らしくて、心優しいステラちゃんは、実は乙女ゲームのモブキャラだった!?
前世の記憶に自覚のないまま愛されて育ったステラちゃんは、乙女ゲーム世界の攻略対象者たちがその身に背負うはずだった様々な苦難を、無意識に蹴散らしていってしまう!?
無自覚な愛され幼女が、やがて幸せに育つ日常の日々です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 14:37:55
655753文字
会話率:28%
『私はシンデレラである』
『嘘だ、シンデレラじゃない。嘘ついた。ごめん』
ドロシー・ルーズルースは子爵家の長女。
母の妹である叔母の元で、妹二人と共に暮らしている。
彼女の生活は物語の灰被り(シンデレラ)そのもの。
けれど、まだ救われない
はずの彼女の暮らしは、シンデレラのそれとは違っていた。
前世十七歳まで生きた記憶があるドロシーが、物語の世界へと転生して願ったことは、意地悪なはずの義母の幸せだった。
『絶対私が幸せにしてやるんだから!!』
元演劇部のなんちゃってシンデレラは、ツンデレ義母をハッピーエンドへと導けるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 20:25:25
16887文字
会話率:16%
───ドオン!
爆発が起き、炎が吹き上がる。
さっきまでここは学園の卒業パーティーの会場だったはずなのに。
公爵令嬢レイラ・クランプトンは混乱していた。
震えて掠れる声で呟いた。
「なぜ、王子様方が、聖女様が、私を巡って魔王と戦っているのか
しら……」
転生した先は前世で読んだラノベの世界。
そしてやっぱりというべきか、悪役令嬢な私。
原作ラノベは参考にならず、迎えてしまった卒業パーティーに、お決まりの"断罪&婚約破棄"をされるのならば"ざまぁ"の準備はございましてよと意気込んでいたレイラはしかし、何故か王子に聖女に魔王、果ては隣国の王族や暗殺者までもが参戦した命懸けのバトルの景品にされていた。
「レイラは我が嫁とする」
「あの人を好きにしていいのは私だけよ!」
「君たち、レイラは僕の婚約者だよ」
当てにならない前世知識に、理解不能の急展開。
悪役令嬢レイラ・クランプトンは混乱のままに状況を見守るしかないのだった。
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思いつきの設定で書いています。ごゆるりとお読みいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 14:08:44
20272文字
会話率:25%
「一一お前、女だろう」
バーレイ辺境伯家の令嬢、アイリス・バーレイは男装して王国騎士団の新人騎士として過ごしていた。しかし、騎士団の副団長であり公爵のルイス・オルコットに男装がバレてしまう。男装のことを秘密にして欲しくて取引を提案したら「
俺と婚約をしろ」と言われて一一!?「俺たちは婚約者だ。このくらい普通のことだろう」「一一お前は本当に可愛らしいな」騎士たちから鬼公爵として恐れられているルイスが、婚約したらなぜか溺愛してきて一一!?普段は賢いのに恋愛事になると鈍くなる令嬢が、凄腕公爵様に甘々に愛されるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 06:00:00
152716文字
会話率:50%
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、
城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※アルファポリス、Nolaノベルにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 21:50:00
21267文字
会話率:43%
ミランダは想い人と婚約が成立した翌日、なぜか猫になっていた。
猫をミランダと気づかない父に家から追い出され、助けを求めて婚約者のもとへ。そこで婚約者が浮気をしていることを知る。
途方に暮れ、寒さに凍えているところを動物好きの強面青年に
拾われる。女嫌いの褐色肌筋肉青年に可愛がられ癒やし、癒やされる日々。
そんな、ある日。ふとしたきっかけで猫から人に戻る。そこから、強面青年の態度が変わり……
そこへ浮気をしていた婚約者がやってきて。
ミランダは婚約者の浮気を理由に婚約破棄したいと両親に訴える。しかし、浮気の証拠がないと却下される。
絶望したミランダは初めて自分の意思で動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 19:51:26
206352文字
会話率:51%
天文物理学者だった主人公は研究成果を横取りされ、酒に溺れ、ショタ沼にはまり、気が付いたら異世界の令嬢に転生していた。そこで前世の知識を活かし、社交界で知識を披露すると、一躍注目の的へ。調子にのって日食を預言して的中させたところ、一転して『
蝕みの魔女』とされ処刑台送りに。
だが、処刑される寸前で主人公は別の世界へ召喚された。その世界は太陽が五つあり、夜がなく、これまでの常識がまったく通じない。しかも、人々は発狂するほど暗闇が苦手。
そこで主人公は、外見はショタだが中身は成人越えのラディと生活をしていたが、ここでも日食が起きる。すると、ラディの姿が黒髪の青年へと変わり……
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 08:00:00
99528文字
会話率:44%
連載版 ママは、黒竜様
以前短編で載せた作品の連載版です。かなり加筆修正しております。ストーリーも登場人物も変更がありますので、ご注意ください。
『呪われた森』の中で、たった一人で暮らす六歳児。 ミミズのような魔物ワームワームだけが
、友達だった。 そこに瀕死の黒竜様が落ちてきた。 命を助けてもらったお礼に、黒竜様は、一つだけ願い事を叶えてやることにした。 幼女の願いは。 ママ、ほし〜 だった。 人間世界を六百年見続けてきた黒竜様は、見よう見まねで子育てを始めることとなった。
そこに、不死の妙薬となる黒竜の肉を求めた者達が、一様に森を目指して進軍を始める。
他にも、毒親に翻弄された少年や、行方不明になった大切な人を探すメイドも交え、幼女と黒竜は、絆を深めていく。
幼女は、はたして黒竜の運命の番なのか?激重な黒竜の溺愛を当たり前に吸収していく幼女の冒険譚?かもしれないお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 16:42:07
61882文字
会話率:41%
第三王子であるアルペジオ・スタッカートは、生まれながらにして尋常ならざる魔力量を誇っていた。そんな彼の十二歳の誕生日会で、見初められたのは魔力吸収しか能力のない三歳児、ナンシー。男爵家の次女なのに、その性質のせいで家族から離され、平民の使用
人達に育てられた。そんな彼女が、あれよあれよと言う間に王家に囲われ、次々と周りのもの人達を魅了し、平民達から絶大なる指示を受ける王妃になるまでのお話。時々事件が起きるけど、優秀な使用人達と彼女を溺愛する婚約者が、バッタバッタと倒していくのでストレスフリーです♥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 12:19:53
13150文字
会話率:21%
婚約者の公爵令嬢を溺愛していたはずの王太子が、夏季休暇を前に、突然断罪を始めた。何を問われても口を開かない公爵令嬢。その理由は、思わぬもので、結果彼の溺愛を深くするだけのものだった。
最終更新:2022-07-18 08:58:01
3680文字
会話率:25%
「おまえを愛することはない」
国王陛下のご命令で私と結婚させられた死神侯爵と呼ばれる旦那様に、愛す気はない宣言された私は、力強く頷いてこう答えたのだ。
「お任せください!」
「おま?お任せ?」
「ご安心ください!」
「ご安心?」
はい。安心
して全て私に、いえ、我々にお任せください!
我が栄光のチルちゃん軍に!
私が幼い頃から魔力を吸わせて丸々と育て上げた、なんだか分からないけれども闇と戦う可愛いチルちゃんとその仲間達。
旦那様は知らないでしょうが、私の実家の領地では、ほとんどの闇を倒した凄腕の軍隊なんです。
小さくて可愛いし、私にしか見えないので誰も知らないですけれど、実績があるんです。
だから、旦那様。あなたの抱えるその闇は、我々にお任せください!
あれ?
旦那様の闇、ちょっと深いですね。チルちゃん軍が、苦戦している。
で、でも、だ、大丈夫です。
我々は安心と信頼のチルちゃん軍!新しい仲間もスカウトしました。兵法の勉強もしました。我々にお任せください!
旦那様の闇を倒した後は、円満に離婚していただけたら大丈夫ですよ。
チルちゃん軍と私は、次の闇との戦いの地へ!
と思っていたのに、気がついたら死神公爵に溺愛されて離婚を許されなかった、不可思議な私の物語。
五話ぐらいで終わる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 00:21:35
251584文字
会話率:29%
伯爵令嬢のエレノアは過去の事故により、顔に醜い火傷跡が出来ていた。そのせいで、周囲から醜いと嘲られ、罵られ、家族にも無視されて過ごしてきた。そして、ついに婚約者を妹に取られ、婚約破棄をされてしまう。そんなエレノアに手を差し出してきたの
が、国一番の商人、アーノルド・クレイジャーだった。
結婚初夜に彼は告げる。
「俺が君を愛することはない。これは爵位目当ての婚姻だ」と。
しかし、エレノアには別の声が聞こえていた。
『うううっ!こんなこと言いたくない!嘘です!本当大好きです!エレノア様、めちゃくちゃ好き!!』
これは、心の声が聞こえる令嬢が彼女のことが大好きな心の声が騒がしい旦那様のもとで幸せになるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 18:00:00
24179文字
会話率:28%
「感情が読めず冷たそうに見える」という理由から、『氷姫』と呼ばれ、二人の婚約者に浮気され婚約を破棄した過去を持つ公爵家の令嬢オリヴィア。
心の傷が癒えず、いまだに新しい婚約者のいない彼女だったが、そのことを考えている場合ではない。
彼女に
は他にやることがあった。それは────一家断罪の未来を変えること。
実はオリヴィアは、とある乙女ゲームで、ヒロインを虐めた結果家族を破滅に導く悪役令嬢の姉に転生していたのだ。
そこで未来を変えるため、原因を作る妹を矯正した結果、妹は悪役令嬢とは似ても似つかない令嬢に成長し、ゲームとは違い婚約者の王子からも溺愛されていた。
やれることはやったとヒロインのマリアとの出会いに備えるオリヴィアだったが、それとは別に一抹の不安があった。
悪役令嬢にいたのは『姉』ではなく──『兄』だったはずなのだ。
だがこの兄はほとんど登場しないモブキャラであり、モブの性別の違いなど些細なことと言い聞かせ、遂にヒロインが登場する時間軸に突入する。
オリヴィアの予想通り、マリアはゲームと全く同じように登場し、攻略対象者である王子たちもゲームと同じ反応をマリアに見せたことに、オリヴィアはショックを隠せない。
けれどこのあと、オリヴィアが予想しない方向へ事態は転がっていき……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 17:00:00
54900文字
会話率:24%
サラリーマンだった秋山誠(あきやままこと)は、不慮の事故で異世界に転生。しかし目覚めてみると、絶世の美女セリアになっていた!
新たな人生に戸惑いながらも、日常生活をスタートしたセリア。そこに現れたのは、グイグイ攻めてくる肉食系の冒険者アレ
ンと、誠実で優しいお兄さんタイプの魔術師エリオット。
二人から猛烈にアプローチされる中で、元男としての価値観が崩れ始めるセリア。
彼女の揺れ動く心が生む、ドタバタで甘酸っぱい異世界ラブコメ!
(本作は短編版です。試験的な連載版を、カクヨム様で掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 16:53:19
8530文字
会話率:39%
【創作BL/オメガバース】
「離れていた分、愛して愛して、愛し尽くさせて・・・」
クリニックで院長をしているΩ・九条 真(くじょう まこと)は、人には言えない秘密があるーーーーー。それは、自身の番が世界的に有名な俳優・天上院 蓮(てんじょう
いん れん)であること、そして彼との間に子供がいること・・。
だた、自分の番である天上院には恋焦がれる謎の女性「カレン」がおり、それを知った九条は、彼から身を引いて静かに暮らしていた。
愛されていなくても、彼の番であり、彼の子供と暮らすだけで十分と思っていた九条だが、ある日、目の前に天上院が現れて・・・!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:25:25
67865文字
会話率:33%
アルファポリス さんで
完結恋愛の29位に一瞬いて舞いました。←
本日夜までに完結まで順次アップ予定です。。
浮いた話ひとつないルーウェン伯爵家の次男、ライト・ルーウェン。
類まれな剣技と整った容姿の軍人はメキメキとその頭角を現
し、年頃の令嬢たちの視線を攫うに値する結婚適齢期男性の1人だった。
これはそんな彼がある日突然に連れ帰る、1人の女性と魔剣にまつわる恋物語。
※こちらの小説だけで問題なく読める内容になっています。
1万字目指して短く頑張りました!!滝汗
迷走してるので題名などバッサリ変わったりいたします。。。滝汗
自作小説『【完結】前世の男運が最悪で〜』の脇キャラ、『ライト』さんの数年後のアフターストーリーです。
軽くイチャイチャはしてます。
※出来上がったキャラが使い易く、一応混乱させないために↑を記載しましたが前作の宣伝では全くございませんので悪しからず。。。平伏
読んで下さりありがとうございます!!
お気に入りや感想など頂けましたら舞います。←何。
アルファポリス様、カクヨム様、小説家になろう様にも順次投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:40:31
9994文字
会話率:59%
※姉弟メインのお話しですが、血の繋がりはなく、互いに認知もしていますのでご安心(?)下さい。
魔法大国ルーン王国のローレンス魔法学園は、自らに魔法の素養を持つものはとりあえずその門を一度は叩くと言われているほどの名門学園。
そん
な学園に入学した今年度の新入生たちの中で一際異彩を放つ2人ーー姉であるソフィアと噂の特待生であるフィン。
異常とも言えるほどのソフィアへの溺愛ぶりによって、フィンが学園名物の注目エリート兼、前代未聞、歴代1位の問題児となるのに、そう時間は掛からなくてーー?
読んで下さりありがとうございます!!
・明るめギャグ風味。
・ファンタジー+溺愛+恋愛模様
・ちょいシリアス
を目指して書いてます。←欲張りか。。。
もし宜しければご感想など頂けると泣いて喜び次回に活かしたいと思っています……っ!!
誤字報告などもして下さり恐縮です!!
読んで下さりありがとうございました!!
※新入生編について、文量的には短編程度で一区切りの予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 12:58:54
60871文字
会話率:57%
※ドシリアスです。切ないになってるといいな。最後は一応ハッピーエンドと思ってます。が、大手を振ってとは言えないかもです。。
※魔女狩りや拷問もどきに関する描写が出てきます。序盤の扱いが可哀想ですが、基本的に痛い感じはないのでご安心(?)下さ
い。R15でお願いいたします。ご注意下さい。。。
「銀の魔女。死ぬ前に、何か言うことはあるかーー」
「ーーございません」
跪いてその瞳を伏せる女に、男は抜き身の剣をその首に突きつける。
赤い血が首を伝い落ちてすらも微動だにしない女に苛ついて、向きを変えた剣先でその顎を持ち上げた。
「ーー後悔するぞ」
「ーー伯爵様のお心が、少しでもお気の済みますようにーー」
かつて愛したその姿が消えた夜、男は全てを失った。
冷たくなった両親と弟の骸をその腕に掻き抱いて、地に蠢いてうめき苦しむ領民たちを前に、1人呆然とする。
それからずっと、ずっと、ずっと、殺したいほど憎いキミを、黒い亡霊と囁かれながら探し続けていたーー。
完結保証 全10話予定。
読んで下さりありがとうございます!!
お気に入りもエールもいいねもありがとございます!!
やっぱり明るいの見たいよね、と思いつつ、それでも読んで下さりありがとうございます!!
アルファポリスさまの人気恋愛完結の50位に入っておりまして感謝しかございません!!
ありがとうございました!!
一度は書いてみたかった愛憎系。。。
でも途中ちょっと心折れかけながらなんとか書きました←どゆこと。
読んでやってもいいぜ。って人は元気な時に読んで下さい。いや、でも、元気なくなったら申し訳ないので引き篭もりたい時がいい……のか……?滝汗
ひとまずドシリアスな愛憎の闇堕ち系←newとご承知の上でお願いいたします。。。。。。滝汗
ネガキャンが過ぎますが、個人的には結構満足です。。笑←
もし宜しければご感想など頂けると泣いて喜び次回に活かしたいと思っています……っ!!
誤字報告などもして下さりいつも恐縮です!!
読んで下さりありがとうございました!!
アルファポリスさま、カクヨムさま、なろうさまに順次投稿しております。
次回は、明るめコメディ要素を入れた溺愛、執着な恋愛ものを目指す予定です。←温度差。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 20:10:47
20312文字
会話率:44%
幼い頃に家業が傾き、現在没落寸前の伯爵令嬢ケルティ・アレースト 17歳。家を建て直すために金持ちと結婚すると決意して学園に入学。
だが3年間の学生生活はあっという間に過ぎ去り、なんの実りも無いまま最終学年を迎える。そんな春とは無縁の彼女が
この春、運命の出会いを果たす。
ー もう自分にはこの人しかいない!
そう思い勇足で相手に迫ったものの、何やら反応がおかしい…振られ続けてきた彼女がなんと今度は追われる立場に…!?なんで私が!?これ何か裏がある!??
ケルティは一心に向けられる深い愛情に戸惑いながらも、自分の心と向き合い成長していく、そんな物語になる予定です。
※R15のタグは念のためです。
※相変わらず設定緩め。
※男性サイドの愛重め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 19:14:06
104068文字
会話率:44%
次期王妃として、幼少期から感情を持つことを許されず、厳しく育てられた主人公アレシア。
どんな時も微笑みを絶やさず、怒りも悲しみも喜びも、その一切を顔に出さない姿を、周りからはドール(人形)と揶揄されていた。
『アルティーノ家のドール』
それが彼女の別名だ。
アレシアは、自分には心そのものがないと本気でそう思っていた。意思のない自分は、言われた通りの人生を歩むべきだ、自分には感情など必要ではない、と。
しかし、ある日突然思い出した前世の記憶とともに、強烈な感情を抱いた。それは拒絶だった。
一度嫌だと思ったら止まらなくなったアレシア。
言いたいことはガンガン言おう。
我慢なんてもう無理。
婚約も解消しよう。
自分がやりたいことをやるのよ。
覚醒したアレシアと喜んでそれに巻き込まれる王子のドタバタラブコメディ(予定)です!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 22:11:18
193848文字
会話率:41%
全く自分と合わない世界に転生した、ケルシュ・トーレン伯爵令嬢。
10歳の時に前世の記憶を取り戻した時からこの世界で生きていく覚悟を決めたのに、彼女にはたった一つだけどうしても耐えられないことがあった。
そんな彼女が知らぬ間に運命の相手と
出会って縁を結び、愛し愛されいく溺愛系ラブコメ物語。
※相変わらずの設定緩め
※男性サイドの愛が重め
※コメディ要素が多くなる予感
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 16:00:00
131690文字
会話率:37%
突如として王子から婚約破棄を突きつけられた、嫌われ者の魔女令嬢。
彼女は婚約者として課せられた責務のせいで、老婆の姿を余儀なくされていた。
指輪で魔力を奪われ続け、本来の姿を奪われていたのだが、婚約者から強制的に指輪を外されたことで、ようや
くその呪縛から解き放たれる。
国外追放すると迫っていた王子は、すべてを知って必死に彼女を引き留めようとするけれど――。
これは、理不尽な扱いを受けていた魔女令嬢がざまぁして、可愛い黒猫ちゃんと幸せになる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 19:13:35
9981文字
会話率:48%
そこは宝石を生み出す魔法の力を持つ人々が暮らす、宝石の王国。
そんな王国で、小さな石ころしか出せない石クズ令嬢クリスタは無能者と蔑まれていた。
唯一、可愛がってくれていた祖母が亡くなると、クリスタは婚約を破棄され、家族からも見捨てられ、川に
突き落とされる。
どんぶらこっこと流されていった先、クリスタを拾い上げたのは、残忍な怪物と噂の辺境伯だった――。
これは、無価値と捨てられた石クズ令嬢が真価を認められ、最強の辺境伯から溺愛されて、ざまぁして幸せになる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 08:06:03
22254文字
会話率:50%
氷の騎士様は塩対応で有名な私の推し様です。ですが、最近どうにも塩対応のキレが悪く、何やらお悩みのご様子で……なんと、推し様が叶わぬ恋を!? お任せください推し様、私が全力でサポートいたしますから!
※塩対応していた美形騎士が全力で推し活して
くる限界オタクを溺愛するラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 03:02:22
26371文字
会話率:36%
公爵令嬢シャーロットの結婚が決まった。
相手は過酷な国境警備を勤め上げた騎士隊長キール。
彼との幸せな生活を期待するシャーロットだったが、キールと二人きりになった際に彼から衝撃の言葉を告げられる。
『貴女を愛することはできない』
理由は
キールが愛を知らないから。
親から愛されずに育ったキールは、愛を知らない自分ではシャーロットを愛することが出来ないのだと言う。
そんな彼の話を聞き、シャーロットは閃いた。
「それなら私がキール様に愛を教えてさしあげます!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 15:00:00
84454文字
会話率:39%
貧乏男爵家の令嬢エステルの元に、肖像画を見たと人嫌い公爵アレン・クラヴェルからの婚約が舞い込んでくる。
アレンの元へと嫁いだエステルだが、彼や屋敷の者達はエステルが結婚が嫌で入れ替わった偽物だと勘違いしてしまう。
更にアレンは偽物だと勘違い
したうえでエステルの事を愛してくれて、エステルを失うまいとついてもいない嘘に騙されたふりをしてくる始末で……。
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本人よりもだいぶ儚く繊細に描けてしまった奇跡の肖像画が引き起こす、結局は相思相愛な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 23:24:07
109454文字
会話率:31%