かつてその身を呈して世界を救った男、クロム 体の大半を失いながらもたどり着いたのははるか遠い別の世界 「人々を救う」そのために生きてきた男は新たなる地で何を想い、何を成すのか 全ては彼の思うがままに
最終更新:2023-08-19 16:40:00
286259文字
会話率:49%
辺境のど田舎を領地としている騎士爵家の四男エルシード、通称エル五歳。
貴族と言っても名ばかりの、食べるだけで精一杯な貧乏騎士爵家とその領民達。広大すぎる森が領地なので少しでも住み易くするためそして生きるために、領主一家と領民達とで開墾作業
と畑仕事に勤しむ毎日。
そんな田舎で暮らすエルの夢は、美味しい物をお腹一杯に食べる事、そして食べ物に困らない生活。しかし、幼いエルにはそのために何をすれば良いのか解らないので毎日訳も解らずに、姉兄と共に畑でのお手伝いをする事しか出来ない。
そんなエルを突然襲った謎の体調不良と、その後の異常な回復。
体調不良からの回復後から始まる、新たな彼の成長の記録。美味しい物をお腹一杯食べるためには何をすべきなのか?そして、この世に一体どんな美味しい食べ物が有るのか?
貧乏な貴族の家に生まれた幼い男の子が、少しずつ成長していくお話です。見守って頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 07:16:55
162327文字
会話率:65%
※主婦と生活社PASH!ブックス様より書籍化!6巻目8/25発売です!
キアラは伯爵家の養女。王妃の女官にされる予定で引き取られたが、そのために二回り年上の人と結婚するよう命じられる。絶望した彼女の頭の中に湧きだしたのは、前世の記憶。そして
よく遊んでいたゲーム「ファルジア王国戦記」のことと、そこに登場する敵の女魔術師のことだ。
「結婚したら、まんま敵キャラと同じ名前になっちゃう!」
彼女は嫌すぎる結婚と敵キャラになって死ぬ運命から脱出するため、逃亡を企てる。その際、こっそり便乗させてもらった馬車には、なんだか見たことがあるような人達が乗っていて……。
現在王都へ向かって進軍中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 19:07:44
1015052文字
会話率:29%
前世をなによりも尊ぶ国アロイス。そこでは前世で縁があった相手を伴侶に迎えることが最高とされている。ただし、そのためには前世が正しいものであるということを、司祭達の行う『審判』という術で証明されねばならない。
その審判結果を理由に、アーシ
ャは顔見知りの地主ロンハに拉致された。もちろん彼女は逃げ出したが、途中で司祭エクレシスに出会う。訳を話してロンハが不正をしたに違いないと訴えたアーシャだったのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-08 23:00:00
29680文字
会話率:31%
世界に魔法が発展した世界--
人々は魔法を使える人間を進化した人類として呼称される"進"人類が、魔法を使えない新人類を排斥。
日本の東西が分断され、それぞれが独立した国となった。
人々が魔法を頼るようになった結果、科学が
劣り始め、科学の進歩が停滞した。
もう一方では、科学が"進"人類との戦争により財源が尽き、破滅の一途を辿り、科学の進歩は無い。
東に追いやられた新人類の国が破滅に向かう一方、"進"人類が住まう西の国では魔法により
そんな世界でも犯罪は起こり、そのために警察がいる。
警視庁の公安部総務課特別庶務係に所属する警部補:先崎 埼(さきざき さき)は、庶務係であるにも関わらず特別という名のもとに捜査員としてある事件に出向く。
しかし捜査に進展はなく、すっかり夜も更けたため、夜食がてら近くのバーに立ち寄るが、席を外した際に落としてしまった資料をバーのマスターに見られてしまっていた。
だが彼は資料を見ながらこう言った、
「今すぐ現場に連れて行ってくれないか。」--
魔法が広まった世界で起こる、魔法があるからこそめちゃくちゃ出来る新感覚魔法ミステリ?
※この作品はフィクションです。実際の人物、団体、事件とは一切関係ありません。
※この作品は無断転載禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 00:03:56
16307文字
会話率:56%
物心ついたときから、勇者になるんだぞと村の人に期待されて育った。
そのために読み書きや算術は7歳までにすべて学び終えたし、7歳からは剣術学校と魔術学校に通った。
この世界にはいろいろな種族がいて、俺らのような平地に住む人族、森に住むエルフ、
地下に住むドワーフ族などが共生し合っている。
しかし、世界の中心にある大陸に住む魔族だけは共生せずに敵対している。どのような種族にも王がいるが、魔王に関しては、次の魔王が生まれ育つと前魔王は力を継承して死ぬらしい。力の継承を受けた次期魔王はその瞬間から現魔王となる。俺が旅立つ頃はその継承が行われた直後で、魔族の勢力は最大限に弱い時期というわけだ。
俺は18歳になった。
魔族の王を倒すためにここまで育てられ、鍛えられてきた。
魔族というものがどういう種族か直接見たわけではない。しかし、生まれながらの教育というものは恐ろしいもので宗教並みの刷り込み力がある。魔族は悪い生き物だ、滅ぼさなければ滅ぼされる。確かに悪戯好きな魔族も多いし、歴史的に見ればかなり激しい戦闘をしてきた。これからも共生なんてことはなかなか難しいだろうと思う。だから俺は魔王を倒しに行かなければならなかった。
俺は剣術学校や魔術学校の成績的にもトータルで言えば1番だった。それで勇者なんてもてはやされて魔王討伐の旅に出た。その旅の途中で魔王と出会う。俺から見ればそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 16:33:24
4996文字
会話率:46%
私の名前はリリー・ホールズワース、十六歳。
私には前世の記憶がある。
可愛がっている妹エリーがまさかの悪役令嬢ポジションだった。
エリーには幸せに暮らしてもらいたい。
そのためにできることはなんでもしよう!
最終更新:2023-08-16 13:14:49
55441文字
会話率:46%
荒波 優太(37)
太ったサラリーマンのゲーマーだった。
そう”だった”
俺は気づいたら、好きだったゲームの
“永遠の光”の悪役、ダーラン・クロムエルになっていた。
このキャラは、小太りのずる賢い学園の同級生として、主人公達の前に立ち塞
がるが、覚醒した主人公に一瞬で倒されてしまう。
そこで、俺は考えた。
痩せて良い人になろうと、そうすれば、倒されることもなく、平穏に過ごせると思った。
そう”思った”
俺は、そのために必死に努力をした。
毎日走って、毎日食事制限をして、毎日早く寝た。
その結果、”痩せず”主人公に嫌われている!
何故だぁぁぁぁあ!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 23:00:00
3833文字
会話率:34%
人生に疲れていたおっさん(38歳・独身)は夜の公園で暴漢に襲われて死んだ。
かと思いきや、目覚めればそこはダンジョン!
傍らには毒舌女子高生!
おまけにどういう訳か若返っていた!
アラフォーおっさんは人生をやり直すために動き出す!
モンスタ
ーを倒し、依頼をこなし、スローライフを実現するのだ!
そのために――まずはアンデッドが跋扈するダンジョンを脱出せよ!!
ハーレム展開もあるよ(3名攻略済)
※報告※
2020年09月19日 第3巻発売
2020年03月21日 第2巻発売
2019年08月24日 第1巻発売
2019年05月17日 ノベルアップ+様に投稿開始しました。
2018年12月02日 書籍化に伴い、タイトルを変更しました。
2018年10月19日 HJ ネット小説大賞2018受賞しました。
2018年09月14日 HJネット小説大賞2018 二次選考通過しました。
第3回ツギクル小説大賞 一次選考通過しました。
2018年08月15日 HJネット小説大賞2018 一次選考通過しました。
2018年07月03日 MAGNET MACROLINK(旧:マグネット!)様に投稿を開始しました。
2018年06月30日、7月1日 1話当たりの文量を調整しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 19:28:41
934894文字
会話率:51%
『スタミナ無尽蔵=無敵!ダンジョンにずっと潜れるスキルで最弱から世界一へ!』
世界中に『ダンジョン』と呼ばれる特異な地下空間が出現し、それが日常となった現代。
ダンジョン内にはダンジョン資源と呼ばれる貴重な産出物が存在しており、それらを持
ち帰る『探索者』と呼ばれる職業が人気を博していた。
高ランク難易度のダンジョンに潜る事ができれば、無一文でも億万長者になれる。
主人公の『眠士郎(ねむり・しろう)』は15歳。
探索者になるための専門学校に通っている。
彼の夢は世界一の探索者になること。
家が貧乏であり、
また探索者としてもレベルが低いことからクラスメートにバカにされていた彼は、
世界一の探索者になりたいと強く思っていた。
だが現実は厳しい。
世界一どころか、五歳児ですら勝てるスライム相手にすら苦戦する体たらく。
その様をクラスメートにして日本一の女子高生探索者であるヒロインから嘲笑されてしまう。
こんなんじゃ、世界一になんてなれない。
彼が自らの無能っぷりに絶望していたその時、スキルのレベルが上がる。
彼が持つスキルの名は『仮眠』。
3秒以内に眠れるというだけの、便利だがダンジョン探索には全く向かないスキルだった。
それが覚醒する。
仮眠を取ることで、『スタミナ値』を回復できるようになったのだ。
スタミナ値はダンジョンに潜ったり、ダンジョン内で活動することにより減る耐久力の数値である。
このスタミナ値には限度があり、長時間の睡眠を取ること以外に回復する手段がない。
そのためにどんなに強い探索者でも1日に1度ないし2度しかダンジョンに潜ることができなかった。
そんな中、眠だけがスタミナ値を回復できる手段を手に入れたのである。
世界でただ1人彼だけが、1日に何度もダンジョンに挑戦できるようになったのだ。
眠は誓う。
この仮眠スキルで、俺は必ず世界一になってやる!
※作品フォロー・☆評価を入れてもらえるとやる気が出ます!
※3話からレベル上げを開始します。
※毎日投稿&作品完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 23:04:28
177056文字
会話率:14%
冒険者の主人公アルタが前世思い出して、追放を回避しようとする話。
アルタは追放回避するために計画を立てる。
1パーティに入らない。
2ヒーラーの重要性をわからせる。
3色恋沙汰とは巻き込まれないようにする。
そのためにいいヒト止まりを目指す
。
etc
しかし、その計画は一人のパーティメンバーカンダによって、ことごとく潰される。
果たしてアルタは、パーティがキングモンスター討伐まで、追放回避できるのか。
pixivにも投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/series/9498747折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 08:19:30
34299文字
会話率:23%
「大日本帝国には、あの悲惨な敗戦を経験しない未来もあったのではないか」
そうした思いは、近代日本の歴史を見ているとどうしても沸き上がってしまいます。
私の創作活動は、基本的にそこが原点でした。
では、大日本帝国にはどのような歴史
の可能性があったのか、あるいはその可能性を選び取るためにはどのような要素が必要であったのか。
そのために調べるべき事項は多岐にわたります。
私が創作活動の中で調査したこと、考察したこと、それら備忘録的なメモをこの度、創作論という形の随筆に落とし込んでみることにいたしました。
ここでは、史実の歴史や架空戦記小説という分野から、大日本帝国の可能性について考えていくことといたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 15:00:00
90511文字
会話率:1%
デイジーには買われた婿と呼ばれる婚約者がいる。
婚約者は文武両道、頭脳明晰で見た目も麗しい。
そのために女性に大人気でよく嫌味なども飛び交う。
だがいきなり現れた少女に「解放しろ。」なんて言われるとは思ってもみなかった。
最終更新:2023-07-27 18:46:50
12189文字
会話率:28%
冒険者のアランは世界のための犠牲にされた。
勇者を召喚し、世界を救ってもらう。そのために邪魔になると判断されたアランは、ダンジョンの奥深くへと投棄された。
奇跡的に生還したアランは、全てを失ったことを知る。
冒険者としての実績は過去のものと
して忘れ去られていた。
頑張って稼いだ金も、冒険者としての活動を支えた優秀な装備も、幼馴染の美女さえもが、全て勇者に与えられていた。
全てを知ったアランは復讐を決意する。
「世界を救った勇者を倒し、奪われたもの全てを取り返す!」
こうして世界の犠牲となった男の復讐が……なかなか始まらなかった。
「この勇者、へっぽこ過ぎる!」
召喚された勇者は弱かった。このままではいつになったら世界を救うために旅立てるのかも分からない。
こんな勇者で大丈夫か?
復讐を果たす前に勇者が死んでしまわないかと、ハラハラしながら見守る日々が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 00:00:00
234455文字
会話率:6%
伯爵家令嬢のレミリア・マクマホンは、実の姉であるミディア・マクマホンから婚約者であった公爵家の長男――グランツ・オーレンを寝取った。
理由は才色兼備でスタイル抜群の自分ではなく、内気で根暗で読書好きなミディアが王族との繋がりもあるオー
レン公爵家の夫人になってしまうからだった。
だからレミリアは姉から婚約者を寝取った。
それだけではない。
レミリアは貴族たちを集めたパーティーで、グランツ自身の口からミディアと婚約破棄する宣言をさせる計画を立てて実行しようとした。
そのためにレミリアはパーティーが開かれる前に、グランツに婚約破棄の宣言をする詳細な文言まで考えてグランツに練習させた。
あとはパーティーが開かれるのを待ち、宴もたけなわな頃にグランツに婚約破棄の宣言をさせて自分自身が登場するだけ。
そうして無事にパーティーが開かれ、あと少しで公衆の面前での婚約破棄の幕が上がると期待に胸を躍らせていたときだった。
人知れず隠れていたレミリアは、後ろから誰かに口を塞がれてしまう。
そして――。
※他サイトさまにも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 19:11:22
6933文字
会話率:13%
母親も父親もいない楓は姉の桜希(さき)に恋をしていた。
そんな楓と桜希に悲劇が起こる。
事故で桜希を失ってしまう。楓は姉を、最愛の女性を失ったが彼女はあきらめることはなかった。
この世から私の、いや僕の平穏を奪うすべての存在を消してし
まえばいい。
姉の仇を必ず取ってやる。そのためには自分を捨てる覚悟が僕にはある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 17:00:00
24286文字
会話率:45%
物語。それは人の数だけ存在する。
その物語の欠片を集めて、たった一つの完全な物語を創造する。
……つもりは無いけど、人間を愛する彼女は、事あるごとに人間に関わりたがる。
そのために始めた『何かしら屋』で、今日も人助けしたりしなかったりす
る、そんなお話。
彼女の望み、真意と目的は何なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 22:15:24
7961文字
会話率:27%
世界のバランスを保っています。 それは、誰もが幸せになるためのものであり、誰もが危険を心配せずに平和に暮らせる場所です。
少なくともそれができるはずですが、もちろんそれは不可能です。 悪意は必ずある、人間は自我と感情と意志を持った生き物だ
だからこそ「バランス」が必要なのです。 全員を幸せにするわけではありませんが、ほとんどの人を幸せにします。 でもそのためには「犠牲」が必要だ
他のすべての人間から痛みをすべて引き受けて、それを感じないようにする人々、この世界が提供する罪悪感や絶望感を感じないようにします。
ある日、この世界に異常事態が到来する。 「バランス」を保つ使命を持った異常者
しかし時が経つにつれ、メンバーの一人が感情をコントロールできなくなったことで、その「バランス」が崩れ始めた。
世界のバランスを保つために、異常者が彼女を直すか置き換えるかを選択しなければならない時が来ました。
とても単純なことだと彼は思ったが、いざ選択しようとすると、どの選択肢も自分が思っていた幸せな世界に繋がらないことに気づく。
もし世界がまだ痛みと苦しみに満ちているとしたら、この「バランス」とは何だろうかと彼は考え始めた。
絶望の中で幸せな世界を目指した彼を待ち受けていたのは、残酷な世界の真実だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 02:04:14
3968文字
会話率:38%
【よくぞ魔王を打ち倒した】
世界を平和にした勇者は、先を歩く。願いは我が家に帰ること。
そのためには100個の願いの欠片を使い他人の願いを叶えなければならない。
全てを救ってもまだ、勇者は人を救わなければいけないのだ。
勇者【アル
ク】はプリーストの【セイヤ】と旅を続ける。
「魔王を倒す力!?そんなものが都合良く!なんの代償も何しに使えると思いますか!?」
アルクの悲しい未来が明らかになる。アルクはもう知っている。自分長く生きれないことに。
それでも歩くのだ。
短編小説で読み切りとなっております。設定では一応上・中・下に別れておりこれは上です。
続きが書かれるかはまだ分かりません。ですがこの小説を読んで少しでも皆さんの生きる糧になってくれるのであれば幸いです。
これは全てを失った勇者が全てを取り戻したいと願いハッピーエンドを目指す物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 12:00:00
6955文字
会話率:30%
皇帝だった父親が崩御し、その跡を継いだはいいものの、四年弱で弟にその地位を簒奪され殺されてしまった。
もう二度と皇位に関わるような家には生まれたくないと願ったのに、産まれた先はまさかの……。
それも、タイミング悪く男児の中では長子とし
て生まれてきてしまった。
このままでは将来、また皇帝にされてしまう。
親王になるまでは我慢できたものの、皇太子に冊封されるのは絶対に避けたい。
そのために、それらしい理由を考え、画策し、どうにか円満な話し合いの元、皇宮から逃げ出すことが出来た。
向かった先は江湖。
武侠が住まう領域。
その中でも最大の勢力を誇る鳳琅閣《ほうろうかく》で修業できることが決まった。
立派な薬術師になり、その実績をもとに放浪を続け、父には諦めてもらわなければならない。
そんな期待を胸に師匠と出会った初日に、どういうわけか正体が露見してしまった。
師匠はいわゆる普通の人間ではなかったのだ。
正直に話すしかない。
皇帝になりたくない理由を前世の思い出と共に師匠へ話すと、なんと協力してくれることになった。
やはり、会話は大事だ。
そして時は過ぎ十二年後。
弟が皇太子として冊封されることが決まった。
まさに順調そのもの……、の、はずだった。
師匠の元へ、皇宮に勤める太監から「お話したいことがあります」と連絡があったのだ。
「皇太子の冊封に、重大な問題がある」と。
そして太監の話を聞いた師匠は、それをすべて教えてくれた。
それでも、皇帝になるわけにはいかない。
無理だ。絶対に。
だから、別の方法で国を救うことにした。
少々荒っぽいが、もうこれしか選択肢はない。
国を、亡ぼすのだ。
※カクヨムにも併載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 23:00:00
127919文字
会話率:47%
聖女殺害未遂でテンプレの如く婚約者である王太子に断罪された公爵令嬢フルール。このまま国外追放かと思いきや、天才魔術師の兄・ノクスがキレてまさかの世界滅亡に!炎で国中が燃え人も建物も燃え尽きる中、フルールが最後に感じたのは兄の口づけ。えっ、お
、お兄様…!?
そのまま息耐えたかと思いきや、気付いたら断罪から1年前の世界だった。どうやら時が巻き戻ったらしい。
これは…平和な未来を目指すチャンスでは?
兄のヤンデレ化なんてごめんだ!処刑エンドもごめんだ!わたくしは平和に普通に過ごしていきたいのです。そのために、今度こそ立派な王太子妃を目指します。
ということで、品行方正、謹厳実直に兄を刺激しないように過ごすことにしたフルールだったが…あれ、もしかして兄にも逆行前の記憶が…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 07:36:10
66022文字
会話率:48%