――彼の愛はまやかし、真夏の夜の夢が醒めたら、この素敵な恋も終わってしまう。
銀色のプレートアーマーで隙間なく身を包んだ鉄仮面の騎士。
その鋼鉄の下に、腐った肉体と崩れた顔面を隠し、
生贄の女を残忍な方法で殺すと恐れられている。彼は魔王の一番弟子、そして呪われた存在。
異世界に転移したのは、原宿に住む高校3年生の水島紅菜《みずしまくれな》。
ハーフで目立つ顔立ちだが、夜7時になると力尽きて朝まで寝てしまうロングスリーパーだ。
そのせいで、友達づきあいも悪く、学校ではいじめらしき仕打ちを受けている。
紅菜には、自身の体力を奪う特殊能力がある。
翌日1日だけの先読みができるのだ。
そんな紅菜は夢の中で鉄仮面の騎士の素顔を見た。
行動をともにしていることで、二転、三転、とする鉄仮面の騎士の姿。
彼は真っ直ぐな心で、強い愛を紅菜にぶつけてくる。
赤い斑点の浮かぶ緑の瞳に、いつしか惹かれていく紅菜。
けれども紅菜は知っている。
鉄仮面の騎士の愛は、誤解と行き違いの偶然の産物。
いずれはすべての絡んだ糸がほどけて、ふたりは離れ離れになってしまうのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-31 18:48:38
123131文字
会話率:30%
「まだやりたいことがあるんだ。」 そう呟いた彼の目の光は一度だけ失われた。今は取り戻せているのかもしれない。 「生きたいんじゃない、守りたいんだ。」 その言葉は何度も言葉された。それでもめげずに言い続けた。 「死にたくないわけじゃない。」
何度か枯れたその声は三度目。もう枯れることは無いだろう。 「夢を見たかったの。」 その声は少ししか夢を見ていない、と言っているみたいだった。 悔いを残して死んだ者達がどんな辛い代償だったとしてもそれを乗り越え、辿り着いた場所で、行き違い、決別、そして和解していく。何があっても生きたかった者達の自己満足の為に繰り広げる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 10:48:11
280文字
会話率:5%
自殺を図った主人公は死後女神によって天使への転生を命じられる。
主人公は嫌がっていたが女神とある約束を交わし渋々天使として天界で働く事になった。
女神様との恋と行き違い、仲間との葛藤。
強力な加護でピンチをきり抜ける爽快バトルコメディ。
最終更新:2017-05-28 23:18:42
70592文字
会話率:30%
章代は親友の珠子とちょっとした行き違いで連絡がとれなくなる。
しばらく会わない内に、友達の存在の大きさにきづく。
最終更新:2017-04-29 09:00:00
6559文字
会話率:44%
本作「切り札」は、開かれた扉、風の剣、少女の翼、の三篇で一つの物語を構成しています。共通のテーマは、世界変えた者たちの物語、です。
まず、開かれた扉は、主人公が乗り合わせた列車が突如として、駅のない線路を延々と走り続けることになります。
他の乗客たちは、先頭車両でゲームを行い、勝者が列車から抜け出せると考えていきます。主人公は違う方法で脱出を図ります。その際、最後方車両で灰色のうさぎと出会います。彼らは力を合わせ、扉を開くことに成功します。しかし、走り続ける列車から脱出するには、飛び出さなければなりません。主人公は恐怖と闘いながら、自らの世界を変えていき、脱出に成功します。
次に、風の剣は、灰色のうさぎが創った物語です。七日間同じ夢を見た少年が村を出て行く決心をする物語です。彼の住む村は、一度村を出た者は二度と戻ることが出来ないという掟があります。後戻りが出来ない選択を少年は、苦しみながら決断します。村を出た彼は、街で魔法使いのおばあさんに出会います。ある洞窟へ行き、彼女の影を取り戻してくるように頼まれます。しかし、洞窟で彼女の影に出会い、彼女が悪い魔法使いだと聞かされます。影の開放は秩序の崩壊に繋がります。少年が洞窟を出るには、影を開放しなければいけません。そこで、彼は影交換を行います。彼女の影は洞窟に留めたままで、自らの影を彼女の元へ送ります。彼の行為は実を結び洞窟からの脱出に成功します。でも、彼には、もう戻るべき場所はありません。自らの居場所を求めて、歩き出します。
最後の少女の翼は、魔法が存在する世界の物語です。主人公の少女は幼き日に兄を原因不明の病で亡くします。そのことで、行き違いから家族の間に軋轢が生じます。一方、優秀な魔法使いのみが身に付けることの出来るシルバーリングを所持している彼女の両親の存在が彼女を他の学生から、やっかみという形で遠ざけます。孤立を深めていく彼女にある日、十七の誕生日の日に変化が訪れます。今まで飛べなかった彼女が飛べるようになります。魔法使いは箒という道具により飛んでいると思われていましたが、彼女は道具なしで飛ぶことが出来ます。そのことで、世界は驚き、混乱していきます。彼女は、混乱の中で、両親への誤解を解いていきます。また、兄が巻き込まれた物語にも触れていきます。そこで、彼女は自らの世界を確立していくことになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-21 05:27:29
2124文字
会話率:46%
私には、夢があります。どんなことをしてでも叶えたい、ささやかなひとつの夢。
たったひとつの夢なのに、なかなか手に入りません。でも、きっと叶うと思います。信じています。だって、私には、洋一郎さんがいるのですから――。
最終更新:2016-10-09 18:43:43
18362文字
会話率:39%
俺には、悩みがある。想い合っている彼女に、婚約者がいるという噂が流れていたから──。
俺は傭兵上がりの獣人騎士でしかなく、彼女は人間で、由緒ある男爵家の令嬢。獣人と人間の結婚感の違い、身分の差。
噂の真相を確かめたいと思う一方で、肯定
される事が怖くて確かめられない──情けない男だ。
1人でウダウダ悩んでいた時、俺と同じ立場にいる少女と出会い……
何だと? おい、待て。何だってそんな事になっているんだ!? 俺が想うのは彼女だけで、あの女は無関係だ! 俺まであいつらと一緒にするんじゃな──何? そういう事なら同行してやる。
***************
獣人の彼と人間の彼女のコミュニケーションと情報不足による、行き違いの話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 17:13:02
33324文字
会話率:44%
※ハーレクイン+アイドル小説のドッキング。当然ハッピーエンド主義です。
本編は、韓国ボーイズグループ「MaHty」の演技ドル・テオク(T-OK)と日本の一流企業会長の孫娘・百合のラブロマンス。誤解から生じる行き違いが、二人の運命を分かつ?
グループメンバーや、テオクの映画共演者も絡んで、お話は進みます。もちろん!ハーレクインのお約束、すれ違い、勘違い、じれじれもあり。まさかの展開も。また、韓国ボーイズグループの宿命、入隊事情も絡んできます。
はじまりは、横浜での映画関係パーティー。そこで知り合ったテオクと百合は、偶然ソウルでも遭遇します。裕福ながら複雑な事情の家庭に育った二人。その境遇への共感が、思わぬ展開をもたらします。二人の恋は、そこで始まると同時に終わりも迎えたはずだったのですが。
スピンオフで、各メンバーの恋愛事情も準備中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-13 22:19:57
102293文字
会話率:57%
告白しようと思って、学校内にあった古い縁結びの社にお願をした俺の目の前に、幼女が現れた! ちょっとした行き違いからその少女に、告白に失敗すると女体化する呪いをかけられてしまうが?
そんなコメディ、現代恋愛!
2016/8/26 アルファポ
リスに転載しました。→2016/8/29 ポイント確定前に削除しました。
2016/10/21 カクヨムに転載
2018/6/21 マグネットに投稿
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-08 19:34:18
13177文字
会話率:24%
藤宮美実(とうのみやよしみ)、二十四歳。五人姉妹のど真ん中という微妙な存在で、幼い頃は激しく夢見る少女だった彼女は、姉二人の陰謀(?)によって徐々に夢をこじらせ、周囲の迷惑や戸惑いをものともせずに、只今現在妄想街道爆走中。あっという間に六
年越しとなった、顔も稼ぎもそれなりに良い、皮肉屋の恋人あり。商業デビューして執筆活動二年目で、恋も仕事も一見順風満帆の彼女に、ここで予定外の妊娠発覚。このままデキ婚になだれ込むかと思いきや、些細な行き違いと勘違いが積み重なって、事態は思わぬ方向に。果たして彼女は、無事結婚出産できるのか!?
【半世紀の契約】続編&スピンオフ作品です。アルファポリス、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-13 00:10:19
348425文字
会話率:68%
家事を総て自動でやってくれるマンションに住んでいる俺は、システム上の行き違いから部屋に閉じ込められてしまった。
スマホを壊したのが原因なのだが、スマホはなおらないし、スマホがなおらないと部屋の玄関ドアは開かない。
どうすればいいんだ!
近未来、全自動オールインクルーシブタイプのワンルームマンションに閉じ込められた男の話。どうやって、彼は部屋から出られたのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 00:33:57
5790文字
会話率:29%
35才のシングルマザーが、ある日突然、女子高生の姿に変身した!
彼女はその姿で、高校生男子に出会う。
見た目は15才の少女でも、心は、35才のまま。おばさん的言動がついつい出てしまい、そのせいで、あらぬ誤解を招くことに……。
正体がおばさんだということを隠したい女 × そうとは知らない高校生男子
勘違いから、恋が生まれるラブストーリーです。
母と息子でもおかしくない、20才差。
頭の中は妄想ばっかりで、恋愛経験ゼロの高校生男子。
そんな高校生男子が必死こいて繰り出すアプローチにまったく気づかず、無自覚に彼を振り回す女。
そんなふたりに、タイトル通りのロマンチックな恋ができるのか?
キュンキュンくる展開なしに、タイトル詐欺で終わるのか?!
【主人公(なつ)の一人称について】
私 →35才
わたし→15才
という風に書き分けています。
【おことわり】
一部の話(21・22・30・34・36・37・45部分)に、男性目線の下ネタが出てきます。苦手な方、すみません!
2015/10/2に改稿したため、掲載日がおかしなことになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-02 07:09:15
91058文字
会話率:31%
幼き想いはすでに
忘却の彼方へ
昔 携帯電話のない時代
二人は
すれ違い
行き違い
運命の女神に
翻弄され
出会い
そして別れ
今なら成就したかも知れない恋も
露ときえる事もありました
他SNSに投稿した作品です
最終更新:2015-08-13 10:51:32
3672文字
会話率:0%
思い出の校舎を訪れた光一と雪は昔の思い出を語り始める。楽しい思い出が溢れる中、1つの記憶の行き違いから恐ろしい記憶が呼び覚まされる。
最終更新:2015-07-15 18:53:39
5257文字
会話率:52%
商人の娘であるアンバーは、両親が決めた結婚に嫌々ながらも仕方なく嫁ぐことを決心するが、なぜか結婚式当日に花婿がアンバーの妹と結婚したいと言い出し、花婿の手によりアンバーの結婚が壊されてしまった。
とかろが、実家に帰るどころか、アンバーの両親
でさえも体裁を気にして帰ってくるなと言いはじめ、おまけに自分を裏切った花婿の家で働けとまで言われる始末。
連続して起きる腹立たしい仕打ちにも、お金も何もないアンバーには逃げ出すこともできなくて、仕方なく親の言う通りに働きだした。
だが、ちょっとした行き違いから屋敷の地下にある反省部屋に入れられてしまったアンバーは、そこで仔ブタの置物を見つける。
ところが、ただの置物だと思っていた仔ブタは、実は生きていて、しかも言葉までしゃべる不思議生物だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-01 13:44:06
57574文字
会話率:36%
夏姫蒼空(なつきそら)は大石特許事務所に入所して五年、弁理士になって三年。昭成(しょうせい)化学から出願された特許番号×××634号の捏造事件の担当者に任命される。634(ムサシ)と呼ばれる特許はメガネからカメラまでを網羅するレンズ材料に関
するもので、高屈折率と成形性の良さを併せ持つ画期的な技術で、その汎用性はガラスレンズを圧倒していた。蒼空は初めて大きな仕事を任され心躍らせるのだが、そこには思いもよらない試練が待ち受けていた。文久化学は634特許を手に入れることでメガネレンズで世界のトップメーカになることを模索し、一方の昭成化学は文久化学を一気に追い抜き、日本を代表するメーカに躍り出るという大いなる野望を抱いていた。それぞれの思惑が交錯する中で一つの疑念が持ち上がる。昭成化学の元に文久化学より634特許のデータの多くに捏造があると指摘されたのだ。もしそれが事実なら昭成化学は社会的責任を追及され、最悪の場合、会社の存続すら危ぶまれる状況になる。解決の糸口すら見つかぬまま事務所を出た蒼空は、リウと名乗る青年に出会う。蒼空はリウに言われるがまま自転車型タイムマシンの説明を聞くうちにちょっとした行き違いから一七七六年、江戸の平賀源内の屋敷にタイムスリップしてしまう。ここでは源内が発明したエレキテルが大量に模倣されており、この事件に蒼空とリウは否応なしに巻き込まれていくことになる。江戸での偽エレキテル事件は、源内が長崎で知り合った清次郎(せいじろう)や偽エレキテルを製造した吉松、そして偽エレキテルを販売していた大店の主、阿蘭陀屋善兵衛(おらんだやぜんべい)を巻き込み、人間模様を描きながら繰り広げられる。タイムスリップしてきた蒼空とリウはどようにしてエレキテル模倣事件を解決するのだろうか?現代へ戻ろうとする二人の前に、リウの父ケイが突然、最新式のタイムマシンに乗って現れる。父と子はタイムマシン特許の出願に対して対立するが、そこには地球の全生命体に影響を与えかねない大きな問題と、金と欲、科学者の魂とプライドが絡みあっていた。果たしてタイムマシンの特許はリウの望みどおりに出願されるのだろうか?現実の世界に戻った蒼空は、634特許の捏造事件を解決し、昭成化学を逆転勝利へと導くことができるのだろうか?蒼空とリウのほのかな恋は?二人は過去、現代、未来の三つの時空を超え、捏造事件に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 13:00:00
86356文字
会話率:42%
奥手のはずの妻が若い男を家に引き込んでいる。そんな客観的証拠だけが夫の前に積み重ねられて行く。
夫は精神的なダメージに日常が歪んで行く。妻が状況を把握したとき、言い訳を裏付けられる証拠は何も無かった。
――考え方の些細な行き違いから、深刻な
崩壊の危機へと至ってしまう。自分の殻にこもることでやり過ごそうとする夫と、全身全霊をかけてその殻を溶かそうとする妻との、家庭再生の苦闘の日々を描きます。
自分からは一歩踏み出すことのできない三十代の会社員。頑張って一歩踏み出す二十代後半の妻。
心を拗らせた男のリハビリの面倒臭さ。愛する夫に一途に全力で仕える妻のいじらしさ。
果たして家庭の再構築は成功するのか?
現代劇です。苦いです。夫婦のラブストーリーです。
※実在の人物、企業、団体、歴史上の存在とは全く関係ございません。フィクションです
※特定の職業に就く方達を貶るような意図は全くございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-14 18:30:05
13260文字
会話率:26%
男心と女心の行き違い、
キーワード:
最終更新:2015-01-21 00:14:34
1037文字
会話率:7%
すれ違う兄と弟を題材に、生きていく辛さのようなものを書いた(書いていく)つもりです。
最終更新:2014-09-06 19:00:00
11896文字
会話率:30%
ぞっとする異貌の持ち主、片桐弥一郎は、辻斬りを仕留めてついた異名「鬼の腕」を持つ凄腕。辻斬りの一件をきっかけに妓楼に出入りし、集まる風聞を利用し懐を肥やす悪徳役人となっていく。
膂力、権力を誇る弥一郎だったが、無残な死をとげる。が、下手人
を逃がそうとした彼に、死神にならないか、と勧誘が来る…。
気がかりを残し死んだため、地上に戻る条件で死神になる。
気がかりとは、異貌に恐れも嫌悪も示さず、凛として彼に接する、薄幸の美女、お雪のこと。彼女だけが頑なな弥一郎の心をとかし、弥一郎も恋心をお雪に深く抱く。行き違いがあったものの、お雪の大胆な機転でわだかまりがとけ、二人は結ばれる。
が、その幸せもつかの間で、弥一郎は凶刃に倒れる。
戻った彼が見たのは、地回りに絡まれたお雪。弥一郎は、わずかに触れただけで具合を悪くさせる死神の力で、地回りを追い払う。お雪は彼のあとを追って死ぬつもりだった。死にたがっている者は死神を見られ、お雪も例外ではないが、弥一郎が地上にいる時間は限られている。彼を見られなくなったら、すぐ命を絶とうとするお雪の決心に、お雪に幸せになってもらいたい彼は頭を抱える。地回りからの攻撃をかわしつつ、死にたがる恋人を抱えながら、新米死神の弥一郎の奮闘がはじまる!
自分のブログ「Katsura日和」:http://ameblo.jp/jecris/に連載していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-16 14:55:27
53187文字
会話率:41%