とある高校のクラス全員が異世界の神によって召喚された。
クラスメイト達が神から【剣技(極)】や【高速魔力回復】といった固有スキルを受け取る中、九条 祐真に与えられたスキルは【特許権】。スキルを与えた神ですら内容をよく理解していないモノだった
。
「やっぱり、ユーマは連れていけない」
「俺たちが魔王を倒してくるのを待ってて」
「このお城なら安全だって神様も言ってる」
オタクな祐真は、異世界での無双に憧れていたのだが……。
彼はただひとり、召喚された古城に取り残されてしまう。
それを少し不憫に思った神は、祐真に追加のスキルを与えた。
【ガイドライン】という、今はほとんど使われないスキル。
しかし【特許権】と【ガイドライン】の組み合わせにより、祐真はこの世界で無双するための力を得た。
「静寂破りて雷鳴響く、開闢より幾星霜、其の天楼に雷を蓄積せし巍然たる大精霊よ。我の敵を塵芥のひとつも残さず殲滅せよ、雷哮──って言うのが、最上級雷魔法の詠唱だよ」
中二病を拗らせていた祐真には、この世界で有効な魔法の詠唱を考案する知識があった。
「……すまん、詠唱のメモをもらって良い?」
「はいコレ、どーぞ。それから初めにも言ったけど、この詠唱で魔法を発動させて魔物を倒すとレベルアップの時にステータスポイントを5%もらうからね」
「たった5%だろ? 全然いいよ。ありがとな、ユーマ!」
たった5%。されど5%。
祐真は自ら魔物を倒さずとも、勝手に強くなるためのステータスポイントが手に入り続ける。
彼がこの異世界で無双するようになるまで、さほど時間はかからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 19:30:00
50693文字
会話率:40%
20XX年。
優秀な工学博士ケント・クラウチと、その妻で神経外科医のマリナが研究開発に勤しむ医療機器メーカー「クラウチ製作所」は脳から神経を介して相互伝達される神経信号のデジタル信号化に成功した。
これにより障碍を持つ肢体不自由者本人が、自
分の意志で自由に動かすことができる義手や義足が実現することになった。
2人は特許を取らずにその原理を公開し、そのことによって瞬く間にこの画期的なシステムは世界中に広まった。
しかしサイボーグシステムで動くのが機械である以上、改造をしてパワーアップすることもできる。
もちろんそのようなことは法律で規制済みなのだが、世の中にはその法律を破るのが大好きな人種がいる。
違法パーツの装着手術により、常人を超えるパワーを持つ犯罪者が世に現れるようになると、もう警察では手に負えなくなり、そこで発足したのが「CCS(Cyborg Crime Squad=サイボーグ犯罪対応班)」
そしてそのなかにサイボーグシステムの開発者であるケントとマリナの1人娘シーナが居た。
鍛えられた精鋭の軍人たちとシーナが、サイボーグ犯罪に立ち向かうSFアクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 11:38:30
498079文字
会話率:39%
どうもどうも、えー、騙し騙されっていうのは世の常、人の常でありますが、おっとっと。専売特許とまでは申しませんがねぇ元祖、騙す動物と言えばそう、タヌキとキツネですねぇ。
この二匹、昔から競い合ってきたもんでね。そりゃもう人間なんて手首を捻
るようなもんですよっとね、へっへっへ。
そう、昔々のこと。とある少年がおつかい帰りに山道を歩いていました。
片手にはお母さんにお土産に、と叔母に持たされた蜜柑を包んだ風呂敷。もう片方の手は道中で拾った長い木の棒。
おっと今、棒を捨てて、また新たに木の棒を拾いました。先程のよりも長いかなと地面に置いて見比べ、むむむっとまあ退屈しのぎですな。道のりはまだまだ長いですのでね。
さて、そんな彼に朗報。何やら先のほうで物音がしました。はてさて猪だろうかそれともイタチ?
そっと近づき様子を見ると、はい、お待ちかね。ここで登場でございます。タヌキとキツネであります。
おや、喧嘩かな? と少年は思いました。両者睨み合い、何かを喋っているようでしたが人間には獣の言葉はわかりません。ええ、ええ聞かせようとしなければね。
でも、想像がつきますよね? そう、どっちが上手く化けられるかって話だと。
と、その二匹、動きをピタリと止め、次いで耳だけをピクピク動かし始めました。
少年は自分のことがバレたのかなと思いビクリとしましたが、そのまま見ているとどうも違ったようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:10:00
6498文字
会話率:30%
大学卒業後、特許庁へと就職したが、特許の申請書類に目を通していると、ついつい、自分ならあーする、こうすると空想に耽ってしまい、全く仕事が進まなかった。
「君、いつもいつもぼーっとしてばかりで全然仕事していないじゃないか。新人も入って来たたこ
とだし、このままじゃ示しが着かないよ」
「申し訳ありません」
俺はもう何日も職場では笑うこともなく、声を出すのは「申し訳ありません」ぐらいだ。
ブラックな職場ではないが、周りはそれなりにエリートばかりで仕事の出来ないやつには容赦ない。
自分のような田舎のコンニャク屋の息子には向いていないなぁと、思いながら帰り道を歩いていると、知らず知らずのうちに赤信号を渡ってしまっらしく、
『プーーーーー!』
突然、大きなクラクションが聞こえた思うと、一瞬だけ全身に痛みを感じた後、自分というものがこの世界から消え去った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 19:43:02
97332文字
会話率:39%
自動車の部品を製作している㈱熊久保製作所社長の熊久保の元に一通の手紙が届いた。東京地方裁判所からの通知だった。新型エンジンに合わせて作ったクランクシャフトの部品に関する特許侵害を咎めた内容だった。動揺を隠せず開発部長の井森に相談する。特許使
用料として20億円を支払え、という文言に机を叩き怒りをあらわにした。六角顧問弁護士に相談したところ、出廷する以外ないが勝ち目は薄かった。会社の経理を握り、累積赤字を汁総務部長の石見は「立ち止まったら、『おくり犬』に食われる」と言った。思わず後ろを振り返った熊久保に、残された時間は少ない。社員の生活を守るため知恵を絞るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 18:26:55
7050文字
会話率:29%
主人公の西島は、同僚の滝藤に飲みに誘われる。
1992年9月21日[1][2][3]から発売され、2010年8月まで生産された初代は一般的なカップラーメンで採用されている乾燥麺ではなく、レトルトパウチされた生タイプ麺であることが特徴の商品
であった。「ラ王」は、日本で作られた長期常温保存可能な生タイプ麺のカップラーメンとして、1991年7月発売の明星食品「夜食亭・生タイプ醤油ラーメン / 味噌ラーメン」に続く商品であった[注 1][2][4][5][6]。同時期に東洋水産からも生タイプ麺の製品が発売されていたが、同類の競合商品は夜食亭を含め数年で撤退している。初代は年間300億円[7]を売上たこともあったが、社内外で[8]高品質・高価格帯の競合商品が増加したことで競争が激化して市場占有率が年ごとに落ち込み[7]、2010年8月2日に生産を終了した[9]。
初代が生産を終了してから1か月を経ない2010年8月24日に、惜しまれる声が多かったため独自の特許技術によるノンフライ麺を採用したラ王を復活すると発表され、9月6日から現在の2代目が発売された。
JR渋谷駅ホーム(2012年11月から2016年10月11日まで)および阪急梅田駅改札内(2013年2月16日から3月15日までの期間限定)で、アンテナショップとして日清ラ王袋麺屋を営業し、チャーシューや煮卵などをトッピングし調理した袋麺タイプの商品が250円程度で提供されていた[10][11]。渋谷駅の店舗は、開店から閉店までの約4年間で約38万杯を売り上げた[12]。
2017年に発売から25周年を迎え、2018年1月に初代ラ王の復刻版が限定発売された。「しょうゆ」と「みそ」の2種類で、初代の生タイプ麺のつるみともちもちした食感をノンフライ麺で再現し、当時のパッケージを復刻した[13]。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 01:29:48
344文字
会話率:39%
アレを誰か、温まらないようにしてほしい
キーワード:
最終更新:2023-12-04 05:36:31
527文字
会話率:0%
男はセックスで傷ついたらいけないんだよ。
セックスで傷つくこと、それは女性の専売特許なんだ。
そんなマッチングアプリのヤリモク男子と歳上女性が駆け引きするお話!
全24話。1〜2日おきに更新します。
最終更新:2023-11-29 12:39:00
44272文字
会話率:6%
完結書き上げ済み 全9回 1話約2000字
大学4年生の夏菜は自他共に認めるコミュ障。
夏休み直前、無事に就職内定をゲットしたのだけれど、コミュ障の自分は社会人としてちゃんとやって行けるのかな?、退職までずっとぼっち弁当になってしまう
んじゃないの?? と不安を募らせる。
夏菜はそんな自分を変えたいと、古民家カフェでアルバイトを始めることにしたのだが、自信のない夏菜は、かけるだけで好感度アップという特許出願中の「眼鏡ラブ」という眼鏡を手に入れて………
青春恋愛コメディ。サクッと読める楽しい作品を目指しました♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 05:51:24
25643文字
会話率:22%
日本政府がスタートアップ元年を発表してから早1年。
スタートアップを取り巻く周囲の環境は驚くほどの変化を見せ、新たな状況が生まれつつある。
特にその変化が睦まじいのが大学であり、数年前は突っ撥ねられていた少子高齢化に対応する新たな大学経営モ
デルというのが今まさに大きく見直され、今まさにスタートアップ起業と大学経営は密接な関連性を築くに至りかけている途上にある。
本エッセイにおいて伝えたい事は表題そのもの。
今後10年、20年、30年にかけて大学の経営を考えた場合、上場するスタートアップを1社も輩出できない大学は、その価値が問われ、最悪の場合統廃合すらありえると考えている。
そのためにはどうすべきか、どうあるべきか、特に理事長サイドなど経営に携わる方々に是非一読いただきたいエッセイ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 07:39:08
13996文字
会話率:2%
ボーイング737MAX問題。
それはボーイングの問題でもあるが運行会社の問題であもる。
それは最新鋭の技術による問題であり、
メーカー側の怠慢による問題であり、
パイロットの習熟に関する問題であり、
現代における悪循環の果ての
問題である。
本作品では短編形式にてそれを多面的に見ながらエッセイ形式で解説しよう。
何が問題でどうすべきか。
事故原因についても筆者が技術雑誌などを見た状況から予想してみる事にする。
結論から言えば、技術革新とは"痛みを伴う"ものであるが決して避けてはいけないことだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 00:36:03
24966文字
会話率:0%
かつて、航空機の花形とされた存在はみんな胴体構造の断面図が楕円であった。
しかし、事故が少ない航空機ほど真円の胴体構造を採用している。
そのため、1980年代~1990年代初頭頃にはにわかに技術屋の中では「真円こそもっとも航空機として優れ
た構造なのである」と囁かれたのだが、ボーイング777という存在によってそれが証明されると、世界の航空機は人によっては浪漫がないような胴体構造の機体ばかりとなってしまった。
このエッセイでは、ボーイング777を中心に航空業界の胴体設計において何が起こったのかを説明し、ちょっとした技術系開発史をライトに解説しようと試みるものである。
そして777の息子は……世界最大のプロペラ機となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 09:00:00
9224文字
会話率:1%
名前だけの、特許ばかりの会社
派遣をいじめる駄目な会社の話
最終更新:2023-10-02 22:55:54
1151文字
会話率:0%
特許のノンフィクション
キーワード:
最終更新:2023-09-13 14:33:31
13022文字
会話率:0%
フルダイブ型VRゲームの実現は不可能とされてから半世紀、それを真っ向から否定し、超新星の如く現れた【ニューロ・ブレイク】。
それは、設計者や開発者など、社名以外は一切明かされぬまま突如としてネット上に設計図や理論などが公開された史上初のフル
ダイブマシンである。
特許権を有するプレートテクトニクス社はあろうことかその特許を、安全規格を満たすのであれば自由に販売して良いといった条件で、無償公開した。
その事件から2年、プレートテクトニクス社が次々とリリースしたVRゲームソフトウェアが人々の関心を集めたことで、ニューロ・ブレイク通称ニューブレは 、2人に1人は所有すると言われるほどにまで人々の間に急速に浸透した。
ハートランド社やジパング社などがその後に続き、空前絶後のVRゲーム発売ラッシュが続いていた。
そんな折、焼き肉を奢るから試しにやってみてという友人の勧誘から、嫌々VRゲームをすることになった主人公、響戯 闘弥は全くの初心者にも関わらず、VR格闘ゲームでランキング1位のアメリア=アイルランドに圧勝してしまう。
闘弥はあまりの手応えのなさに、自分にはゲームを楽しむ才能はないと、焼き肉の誘いを断る言い訳を考えながら、ゲームからログアウトすることにした。
ログアウトメニューに視線が向かったその時、突然声をかけてきたPangeaと名乗る人物から、ある招待状を渡される。
「これ、私からの挑戦状。強そうな人みんなに渡してるの。一番最初にクリアした人に1兆円。おにーさんもどう?」
嘘か真か、そんな一言を残して悠然と消え去った不審人物パンゲア。彼女の一兆円という一言が闘弥をゲームの世界へと駆り立てた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 21:03:05
4951文字
会話率:44%
「さあやってまいりました第一回描写力コンテスト」
ラビットと名乗る司会者が、神であるアダムの描写力を試す。
果たしてアダムは読者の皆様を惹きつける上手い描写が出来るだろうか!?
最終更新:2023-07-31 18:29:40
86000文字
会話率:36%
ほんとかウソかスタップ細胞の特許がアメリカで出されたという話がありますよ。
キーワード:
最終更新:2023-02-06 15:40:36
410文字
会話率:0%
軍事レーダー技術の告発
2分で読める軍事特許やニュース
最終更新:2022-12-29 20:55:10
12139文字
会話率:0%
国家犯罪の告発
幻聴幻覚などを引き起こす実在の米軍特許の存在の告発
ボイストゥスカルと呼ばれる特許番号の解説
その特許は60年も前に出ており、マイクロ波を当てて脳の信号の反射波を取りその反射波を解析することで思考の解読が可能とされるものであ
るが、それ以外に解析できるものはないかの考察。
この考察の結果、脳の信号から思考が読み取れるのであれば、そこから映像や音声も取れるのは自明だろうという結論が導き出される。
つまり、我々が生きている社会は、脳の信号によっていつでも我々自身を盗撮盗聴のシステムとして利用することが可能な社会だったという告発である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 22:06:37
43487文字
会話率:2%
実在の特許技術とニュースから、近代の監視社会を論じた。
これは実在の物語である。
最終更新:2022-07-26 22:00:49
13416文字
会話率:2%
新しい魔道具を開発して、順調に商会を大きくしていったリリア=フィミール。しかし、ある時から、開発した魔道具を複製して販売されるようになってしまう。特許権の侵害を訴えても、相手の背後には王太子がいて、特許庁の対応はひどいものだった。
そんな
中、リリアはとある秘策を実行する。
全3話。本日中に完結予定です。設定ゆるゆるなので、軽い気持ちで読んで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 13:29:09
8479文字
会話率:63%
早口言葉を主題にした考察という名を借りた駄文
「東京特許許可局」
キーワード:
最終更新:2022-08-27 18:35:05
2446文字
会話率:19%
侯爵令嬢のカロリーヌ・モンタニエには小さい頃からの天敵がいる。会えば喧嘩ばかりのクロヴィス・レスタンクール。だが魔術学院の卒業を間近に控えたある日、カロリーヌはクロヴィスとの婚約が決まったことを知らされる。どうして嫌われている相手と結婚をし
なければならないの!悪役令嬢になってしまう私の将来は破滅しかない!と未来を恐れるカロリーヌ。幼い頃、従妹に「悪役令嬢のみたいだ」と言われてからというもの、カロリーヌはあらゆる未来と戦うため(敵はいない)、さまざまなスキルを身に着けることで破滅する未来を回避するための努力を重ねる(だが敵はいない)。しかし、『長く想い続ける相手とは結ばれない』という未来だけはどうしても回避できそうにない。それならば婚約破棄をされるまえに、自分から婚約解消をすればいいのだ。見た目はクールビューティーなカロリーヌが、明後日の方向に努力し続ける王道展開です。【”ポンコツ魔力ですが、特許を取って世界を幸せにしたいです。”のスピンオフになります。単独でもお楽しみいただけます。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 23:59:08
54567文字
会話率:43%
小さい頃から魔術が大好きなリディ。しかし、超絶極少ポンコツ魔力の彼女。学院では天才的な学力を誇る一方で、実技は絶望的。それでも楽しい学院生活で友達を作って恋をして、大人になったら魔術で特許を取ってみんなを幸せにしたいのです!
最終更新:2022-03-10 16:11:38
118253文字
会話率:38%
神奈川県警本部の刑事部で、「刑事一課の迷コンビ」として名を馳せるスマホ刑事とマゴリ警部が、滑舌を訓練する痛快な警察漫才です。
いつもは私服のスマホ刑事が警察官の制服姿で登場します。
《コンビの紹介》
寿間穂波(すまほなみ)……ボケ担
当、刑事一課の巡査部長、長身の美人。
馬護律郎(まごりつろう)……ツッコミ担当、刑事一課の課長補佐、強面の体育会系。
(実在の人物や県警とは無関係です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 16:26:35
1405文字
会話率:87%