一ノ瀬一二三(いちのせ ひふみ)はフリーのライターだ。
取材対象は怪談、都市伝説、奇妙な事件。どんなに不可解な話でも、彼にとっては「興味深いネタ」にすぎない。
彼にはひとつ、不思議な力がある。
――写真の中に入ることができるのだ。
しかし
、それがどういう理屈で起こるのか、なぜ自分だけに起こるのか、一二三自身にもわからない。
写真の中の世界は静かで、時に歪んでいる。
本来いるはずのない者たちが蠢いていることもある。
そして時折、そこに足を踏み入れたことで現実の世界に「何か」を持ち帰ってしまうことも……。
だが、一二三は考える。
「どれだけ異常な現象でも、理屈を突き詰めれば理解できるはずだ」と。
「この世に説明のつかないものなんて、きっとない」と。
そうして彼は今日も取材に向かう。
影のない女、消せない落書き、異能の子、透明な魚、8番目の曜日――。
それらの裏に隠された真実を、カメラのレンズ越しに探るために。
だが彼の知らぬところで、世界の歪みは広がっている。
写真の中で見たものは、果たして現実と無関係なのか?
彼が足を踏み入れることで、何かが目覚めてしまったのではないか?
怪異に魅入られた者の末路を、彼はまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 07:00:00
64385文字
会話率:18%
佑という主人公が、コンタクトレンズを使う事により、様々な分野に入り込んでいく。その中で佑が、どの様な成長をしていくのかを描写したものです。
最終更新:2025-03-21 20:11:21
29831文字
会話率:0%
主人公の彼氏は、SNSの写真共有サイトで「プロ並みの撮影をすること」で有名な高校生。しかし三年間一緒に過ごす中で、主人公は彼氏に二つの不満が生まれていた。
一つ、かなり寡黙なこと。
二つ、絶対に主人公を被写体にしないこと。
彼女失格だと
落ち込む主人公。そんな時、彼氏が急に「山へ行こう」と言い出して…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 00:11:17
5247文字
会話率:35%
中学2年のクリスマスの日に幼馴染が事故に遭ってしまう。
待ち合わせに自分が遅れたせいだと罪悪感に押しつぶされた主人公の瞳に映る世界は色を失ってしまう。
どれだけ後悔しても時間は戻らず、周りの人達は時間が経つと共にどんどん先へと進んでいく。
主人公は幼馴染の趣味だったカメラを手に取り、レンズを通して幼馴染と同じものを見たいと願う。
色を失った主人公は事故から1年間どれだけ足掻いても幼馴染と同じ景色を見ることはできなかったが、高校入学をきっかけに出会う人達と関わることで世界は少しずつ色を取り戻していく。
主人公は色を取り戻して幼馴染と同じものが見られるようになるのか、それともレンズを通して新しい景色を見ることができるのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 21:00:00
37363文字
会話率:63%
旧題『山野太一の、勘違いと愚痴と、それから……』
個人主催 : 第一回いっくん大賞 キャラクター部門受賞作
ーー毎週月曜12時更新ーー(たまに更新を忘れます許してください)
山野太一は小中を過ごした土地に別れを告げ、とある地方都市の
進学校へ入学する。
太一にとって都合の悪いことに、その学校は部活動が強制され、必ず一つの部活に所属することが義務付けられていた。中学生時代のイザコザから、人のいない部活を選び、入部を決める太一。
その部活の名は「発掘部」。
いったい何をする部活なのかは分からずに、何の気なしに入部届けを出しに部室へ赴くと、そこには気を失うほど綺麗な先輩がいた。
その先輩は部室の下に穴を堀り秘密基地を作り、バニースーツで誘惑してきたり…?
そんな事をして過ごしていると、独り暮らしの家の戸を叩く音。魚眼レンズを除いてみれば、ロリ巨乳の姿がそこにはあった。
明らかに違法な容姿の先輩に、胃袋と通帳と、もしかしたら貞操と、そんなあれこれを握られながら、始まる同棲生活。
まさかの二重苦に見回れた太一。しかし、二度ある、いや、二つあることは三つ目もある。
「俺に出来ることなんて、誰にでも出来る」そう嘯く太一に、迫る魔の手。
その正体は、世界を揺るがす最高峰の頭脳を持った兄だった。
「お前は俺以上の天才だ」
と言う、兄の言葉に耳も貸さず、
「兄さんの尻拭いくらいはする」などと言う太一。
人は、どこまで自分のことを卑下できるのか。真価を発揮し続ける天才は孤高で、しかしいつまでもシリアスはやってこない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 23:51:12
736905文字
会話率:36%
高校生活を送りながら、友人との距離感に悩む草牧三葉。どこか冷めた目で周囲を見ていた彼女は、人間関係が次第に希薄になっていくことに不安を抱えながら、日々の中で埋められない空虚感を感じていた。そんな三葉の前に、同じ部活の先輩、貴則(通称:キノ)
が現れる。彼はいつも明るく、周囲と自然に関わっていく存在だが、三葉の心にはなぜか届かない部分があった。しかし、何気ない会話から次第に打ち解け、三葉は彼に悩みを打ち明けるようになる。
キノはただ聞くことに徹しながら、時折、写真のように一瞬を切り取ることで「普通」の日常の中にも意味があると教えてくれる。その言葉に心を動かされ、三葉は次第に自分の気持ちに向き合い、変化し始める。写真を通して見つめなおす自分の歩みが、三葉にとって新たな気づきを与え、心の中で色づき始めた感情が、どこかで特別に輝き始める。
そんな日常の中で、三葉はあたり前の日々にこそ価値があると気づき、やがて心を開いて新たな一歩を踏み出すことができるようになる。そして、いつの間にか、彼女の中にある優しさと一歩踏み出す勇気を見つけた彼女は、愛と友情という形で、新たな人間関係を築いていく。
「普通の中に潜む輝き」と「気づく勇気」を描いた青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 06:48:10
8870文字
会話率:50%
どこにでもいるただの女子高生である私。そんな私には好きな人がいる。その人とは学校のクラスが同じで、最初は全く話さなかったしただのクラスメイトって感じだったけど、私の中でのその人に対しての認識がぐるりと大きく変わったのは隣の席になったのがき
っかけだった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-17 00:17:49
2993文字
会話率:48%
街は、無数の言葉で溢れている――。
写真家志望の椎名楓が捉えるレンズの向こうには、都市の何気ない詩情が潜んでいた。古びた喫茶店で出会った葉月深月は、その風景を言葉に変える不思議な少女。二人は街角に隠された「言葉」を探す旅を始める。
けれど、思いがけない別れが訪れる。東京と地方、離れ離れになった二人を繋ぐのは、写真と詩、そして確かな想い。距離は、かえって二人の絆を深めていく。
「私たちには、言葉があるから」
都市の喧騒の中で紡がれる、新しい恋の形。写真と詩が織りなす現代の百合小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:00:00
11158文字
会話率:51%
冷たい冬の夜空は星がきれい。
最終更新:2025-01-02 07:00:00
484文字
会話率:0%
あたしはあたしだけど、あたしがてら、つきあってやらなくもない。
最終更新:2024-06-13 07:00:00
237文字
会話率:0%
メガネの魅力について、400文字でまとめたレポートです。
最終更新:2023-08-27 11:41:16
400文字
会話率:0%
俺の高校には本物のアイドルがいる。
夜明けのアイドルなんて呼ばれている、今、人気上昇中のアイドル様だ。
廃校の危機で芸能クラスが新設された高校で、唯一の本物。
昼休みに校庭で行われているライブに熱狂する級友たち。その気持ちはわから
ないでもないけど、アイドルに興味のない俺からすると、彼らの応援は騒音以外のなにものでもなかった。
だから、静かな場所を求めて校舎裏に来たのだけど、すでに人がいた。
同級生。
大きいレンズの眼鏡をかけて、三つ編みをした地味な見た目の女の子だ。
悩んだけど、ここ以上に落ち着ける場所を思いつかなくって。
校舎裏唯一のベンチに座る彼女に、隣に座っていいかって声をかけると、お弁当をひっくり返しそうなぐらいあたふた。話し方もおどおどしていて、人馴れしていない小動物を思わせた。
そんな彼女にどうにか許可をもらってお昼を食べていると、おずおずと尋ねられる。アイドルに興味はないのか、って。ない、って答えて、それで終わり。
そう思ったけど、彼女はおもむろに眼鏡を外して、
「興味、……ない……?」
夜明けのアイドルと称される、宇宙一かわいい双子の姉にも負けない"素顔"を見せてきた。
==============
『芸能クラスに人気アイドルの双子がいるひとりぼっちな同級生は、俺にだけ姉に負けない素顔を見せてくる。』
個人電子書籍準備中!
https://nanayonovel.wixsite.com/book-1/hitori1
※この作品は『カクヨム』『小説家になろう』にて公開しております※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 08:10:00
144880文字
会話率:27%
天才発明家、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
自作の怪しい実験装置が暴走し、目が覚めたらなんと現代日本の女子高生「宮原カオリ」になっていた!
黒板、スマホ、3Dプリンター、果ては量子制御技術――15世紀イタリアの知識では想像もできない超文明が詰ま
った世界に大興奮。
ならばこの奇跡的環境を活用して、新発明してみようじゃないか!
スチームパンク風の改造自転車に、量子結晶レンズを組み込んだ異形のガジェット、そして学園祭では、文化祭の熱気と電磁波を利用して時空の裂け目を安定化!? そんなSF(少しだけ不思議な)現象にクラスメイト達は大混乱!
この時空歪曲は、ダ・ヴィンチを元の時代に戻す手がかりなのか、それとも更なる未知の世界への扉なのか――?
青春と発明、量子回路と歴史的天才性、そしてJK生活をカオスに楽しむ、転生学園SFコメディ、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 19:36:00
4973文字
会話率:24%
とある事件をきっかけにネガティブで卑屈な性格に豹変してしまった高校生、豊はある日道で青みがかった綺麗なレンズのメガネを見つける。そのメガネはかけた瞬間に綺麗な青空色が視界一面に広がり、思ってもないような明るい言葉が次々と浮かんでくるメガネだ
った。豊はこのメガネを一度は捨てようとするが...? そもそもなぜそんなメガネが豊の前に現れたのか?このメガネを手にした豊にはどんな結末が待ち受けているのだろうか? 1つのレンズを通した淡い物語が今始まる___。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 11:29:20
4753文字
会話率:20%
広告会社で働く辻村大介は、職場での人間関係に悩む日々を送っていた。ある夜、彼は偶然出会った不思議な店「サジタリウス未来商会」で、他人の視点を体験できる魔法のレンズを手に入れる。それを通じて同僚や上司、部下が自分をどう見ているかを知り、衝撃を
受けるが、それをきっかけに自分の行動を見直し始める。人間関係に悩む人にこそ読んでほしい、温かく心に響く物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-07 06:10:00
1863文字
会話率:41%
【コミカライズ】
漫画連載:コミックライドアイビー様(2024/06/20~)作画/颯壱幸先生
風景写真家を目指し上京したものの、平民のレオは思うように活躍できない現実に打ちのめされる。今はゴシップ誌に席を置き、カタログ撮影や有名人のスキ
ャンダルの盗撮で生計を立てている。
ある晩、帰宅途中の川で、どこかから流されてきた令嬢ソフィアを拾う。身内に命を狙われ、帰るあてのないソフィアを仕方なく匿うことになるが――。
実家を追われた伯爵令嬢とやさぐれカメラマン。交わるはずのなかった2人の恋のお話です(R15は念のため)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 20:00:00
65947文字
会話率:39%
西暦2045年、少しだけ技術が進化した近未来。
無人水素タクシーが走るパリの街並みにカメラを向ける超色覚<テトラクラマシー>の少女、アーティ。
多くの秘密を抱えた色弱オッドアイの美青年カメラマンのマコト。
写真を通じて出会った
2人がレンズを向けるのはデイドリーマーズ。凶悪事件、怪異、戦争、疫病、天災などを引き起こす、不可視の怪物だ。
「想像は理解の前段階だ。不可視の存在は、理解を経て初めて人の目に映る」
誰かに理解してほしい。自分を見つけてほしい。認めてほしい。
承認欲求でシャッターを切る2人は、ウォッチャーと呼ばれるデイドリーマーズの監視・駆除を行う者たちに狙われ、硝煙漂う暗闘に巻き込まれていく。
「知らないから、私は先生を理解したいと思うの」
恐れるのは相手を知らないから。知ってほしいから知りたいと願う。特別を当たり前にしたい。だから、理解したい。
色鮮やかな視界でピントを合わせて、あなたを知る。そうすれば、私たちはもう独りぼっちじゃない。
色覚と視覚をベースに不可視の怪物が闊歩する世界を描く近未来SFファンタジー。
ひたむきなアーティに愛されることで、くすんでいたマコトの視界は少しずつ色づいていく。
難しいことは考えず、モノクロの文字で綴る色彩豊かなファインダーを覗いてみてください。
【この物語はフィクションです。登場する人物、団体、組織、技術は全て架空のものです。過去の出来事、実在の国名、地名をお借りしていますが、あらゆる人物事に一切関係ございません。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 17:37:46
121776文字
会話率:48%
新種の感染症によって、歩く屍が徘徊する世界。
荒れた道、燃えて朽ちたコンビニ、服を着たまま腐敗した死体――。
世界は終末を迎え、歩く屍だけが“隣人”となった。
初めて殺した“女”を忘れられないまま死んだ街を放浪する男は、手首を血に染めた一人
の少女と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 14:44:02
5582文字
会話率:10%
世界が終末を迎えてから四ヶ月。変異型狂犬病の感染者たちは、狂暴な屍である「保有者」に転化し、辺りを彷徨っていた。転がる死体、放置された自動車、廃墟になった街。そんな中、「少年」はたった独りで日々を過ごしていた。保有者を殺し、本を読み、野菜
を栽培。「もう遅い」と諦めを抱きつつ、かつての仲間が遺した「ルール」通りに平淡な生活を送る。時を同じくして、ある悩みを抱えた「少女」が街を放浪していた。失った仲間を想いながら保有者を殺し続ける少年と、葛藤を抱えながら生存者を探し求める少女。終末の街で二人が織り成す日常とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 20:20:00
278702文字
会話率:8%
放置された車両、転がる腐乱死体。
新種の感染症によって世界は終末を迎えていた。
歩く屍が徘徊する中、『少年』はたった独りで生きている。
かつての仲間を想い、ただひたすら屍を殺し続ける日々。
そして、『その時』が訪れる――。
最終更新:2020-01-09 20:05:58
5573文字
会話率:11%
「僕は何色?」皇子は美しき魔法使いの教師にたずねた…
皇子リムは自分が父のような灰色の人間になりたくなかった。美しい女魔法使いで皇子の教師キムはそんな彼に人間の持つ夢の色が分かるレンズを授ける。それで見た人々の真の姿とは……?
最終更新:2024-10-16 20:42:28
2654文字
会話率:26%
現代でメガネと同じように一般的になった視力矯正器具『コンタクトレンズ』。
買う前にできることは色々あるので、そのご紹介です。
最終更新:2024-09-29 20:02:05
4984文字
会話率:7%
現代の眼科で働いていた主人公・神兵(かんぺい)タケル。ある日の仕事帰り、謎の男に襲撃されたところを患者である少女、アイナに助けられて異世界へ転送される。アイナは異世界に存在する特殊な眼、魔眼を安全に利用することができる『魔眼レンズ』の開発を
しており、タケルはその手伝いをすることになり……
異世界×魔眼×コンタクトレンズなファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 07:01:56
150873文字
会話率:59%
そふとコンタクトレンズ。
きれいな物だな。
キーワード:
最終更新:2024-09-20 17:31:57
203文字
会話率:0%
奏千速(かなでちはや)、大学一年生。学校では目立たず平穏をモットーに過ごす一九歳だ。陰キャだとかオタクだとかいじられながらも健気に大学に通い生きている。そんな俺の楽しみであり生き甲斐は、大好きなアイドル雪野こはる。彼女に会う為に、俺は精一杯
のお洒落をしてライブへと向かう。慣れないコンタクトを入れて、髪の毛をセットして、俺はライブへと向かうのだ。きっと大学の奴らは俺だとわからないだろう。
その日のライブは、今までにないくらい良い席で俺は興奮していた。
ライブが進む中、推しの足元が輝き始める。演出かと思ったが、推しの様子がおかしい。
思わずステージに上がり推しに手を伸ばして、気づいたら。
見知らぬ世界に、推しのアイドルと一緒に飛ばされていた。
使い捨てコンタクトレンズをしていた俺は、替えもなく眼鏡も一緒に異世界には来なかったからほぼ見えない。それでも絶対彼女と元の世界に帰る!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 01:25:13
11930文字
会話率:46%