かつて別世界で互いに干渉せず暮らしていた人、獣人、妖。遥か昔に獣人界と妖界に天変地異が起こり住処を追われ獣人と妖は人界に身を寄せる事に。
しかし…人界の環境に獣人と妖は適さず“黒点病(ダークスキン)”という病に罹り全滅の危機に…化学・医学が
発達した現代でも原因が分からない病。そんな“黒点病(ダークスキン)”を防ぐ方法はある。それは…異類婚姻譚。この“黒点病(ダークスキン)”に免疫のある人間との交わる事で人界を住処とし、獣人と妖は生き残れる事になった。異類婚姻譚を義務付けられたこの世界で数奇な運命を背負った伽奈(かな)の恋愛物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
39713文字
会話率:52%
<2021/1/17 歴史[文芸]ジャンルランキング 日間1位、週間1位、月間1位!ありがとうございます!>
明治34年、五摂家の1つである鷹司家の末娘、耀子は、わずか4歳にして薬液から白い糸を合成する方法を発明する。この糸は史実では「6
6ナイロン」と呼ばれ、アメリカで発見されるはずの物質でできていた。それもそのはず、鷹司耀子は120年以上も未来の令和の時代を生きた高分子化学者が、記憶をそのままに転生した娘だったのである。
これは、高分子のこの字もない時代に転生した高分子屋が、日本の歴史を変えるために奮闘する物語。
※時代柄、戦争を扱うので念のため「残酷な描写あり」としています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 14:02:24
510644文字
会話率:61%
「この世界はおかしい」
それが、恭哉の口癖だった。
この世界には『死んだ人の記憶が消える』法則がある。
勿論、その法則を恭哉達が知ることは出来ない。
死んだ瞬間に生きている人の記憶から消えてしまい、存在していたことすら、なかったことになるの
だから……。
それでも、それぞれのきっかけから世界を疑い、『死』という概念に気づいた6人は、変人と名高い恭哉の元へと集結し、この世界の謎に立ち向かう。
『消える世界の法則』という、『失われた死の概念』の謎を解明する為に、巨大な世界そのものを相手にすることになる6人は、いくつもの苦難を共にし、絆を結んでいく。
ーーそして、少年少女は惹かれ合い、初めての恋を知る。
6人の不器用で繊細な少年少女による、甘酸っぱくも切ないボーイミーツガール!
青春SFミステリーな連載スタートしました。
【忙しい人の為のプロローグ】
※これで1話から読めます!!
化学の発達した近未来。その技術は戦争の道具となり、人類は滅亡の危機を迎える。
生き残ったのは全世界で僅か二千人。大切な人を失った人達に残ったのは、深い悲しみだけだった。
「僕達で、世界を作り変えよう」
一人の科学者が言った。残された人類が求めたのは『悲しみのない理想郷』
これ以上、苦しまない為に、人類は『死を忘れる』ことを選んだのだ。
新たな悲しみが生まれていることに、気づかずに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:31:11
76787文字
会話率:57%
我々人類は、この広い宇宙の中で本当に孤独なのだろうか。誰しも一度はそんな疑問を抱いたことがあるだろう。
今までの観測結果によると、生命が生まれる可能性のある惑星や衛星は、この広い宇宙の中に無数に存在している。
その疑問を解消するため
に、人類は無人探査機を数多く打ち上げてきた。その観測結果によると、木星の第3衛星であるガニメデには、何らかの生命体が存在しているであろうことが判明した。ガニメデの表面上に、隕石で出来たとは思えない程の数、様々な形の穴が空いていたからだ。
まだ理由はある。分厚い氷の地面には、土などないにもかかわらず、苔か藻類のようなものが点々と生えていたのである。更に、ガニメデに近付くと、法則性のわからない、微弱な電波が検出された。
何者かはわからないが、厚さ150kmというこの分厚い氷の下には、何らかの生命が誕生している可能性が高いと、科学者達は分析した。
知らないことは知りたくなるのが、人というものである。ついには、2130年、有人宇宙飛行船をガニメデに飛ばす計画が立った。
〈トムソン号〉と名付けられた有人宇宙飛行船が、ガニメデに到達するのは、7年後である。
ストレス耐性が高く、それぞれの部門で優秀な科学者である人物が、厳正なる試験によって選抜された。人類が、今の技術で作ることのできる宇宙飛行船は、驚く程に狭く、収容可能な人数は5人までとなった。
超高難度の試験を突破した、忍耐力のある英雄たちは、以下の通り。
パイロット ジョージ・エヴァンス
副パイロット ルイス・エヴァンス
通信士 デヴィット・アンダーソン
生物化学者 立花 里香
医師 アルベルト・ホフマン
これは、この5人が繰り広げる、ガニメデの冒険と宇宙の旅の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:11:39
12087文字
会話率:64%
木星の衛星ガニメデに、有人宇宙飛行船を飛ばす計画が立った。内部に海があり、そこに生命が生まれていることはわかったが、無人探査機だと調査に限界が来た。
人の手や臨機応変さが必要になる。厳正なる試験により、それぞれの部門で優秀な科学者であ
る人物が選ばれた。
これは、パイロット、副パイロット、通信士、生物化学者、医師の5人の長い宇宙の旅の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 12:58:11
1574文字
会話率:0%
OL小柴寛子は40代の大台にのり、見事お局様の称号を手に入れた。
ある日、残業を行っていた時に新人の一人がお疲れ様です、どうぞ。とお茶を持って来たのだ。
まぁめずらしい。と思いながら好意を無碍にしないため、勢いよく飲んだ。そして、死ん
だ。
お茶に入れられていた雑巾の絞り汁が超化学反応を起こして激毒になっていたのだ。
気が付けば幼き少女ロゼッタとして新たな生を受けていた。
寛子の記憶を持ったロゼッタは、自分が新人たちの話に合わせようとやり込んだゲームの悪役令嬢であると気付く。
このままでは第一皇子に婚約破棄を突き付けられてのデッドエンドしかないと気付いた彼女は、バッドエンドを回避すべく動き出す。
念には念を、彼女の性格により起こす行動の結果が明後日の方向に向かうことなど気付きもせずに。
予定として一章は努力で能力上昇。二章は自分で自由にできるお金を手に入れるために商業開始。三章は王国軍総司令官に就任予定。
※主人公の妄想が爆発、またキーリさんが暴走しそうなのでボーイズラブタグとガールズラブタグを保険で付けときます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:00:58
2734796文字
会話率:38%
世紀の発見となるはずが、一転、物理実験の失敗によって起こった爆発で、別世界に飛ばされ転生した。自我をもったマジノ粒子により強力な力を授かった主人公カタロは目覚めるとなんと赤ん坊になっていた。
そこは思いを形にできる―魔法を使える世界。
新たな世界でプヨンとして生きることとなる。
前世の物理知識を使いつつ、どれだけ魔法を使えるようになっていくのか!?
この世界で出会ったユコナやサラリス達とともに、知る人ぞ知る魔法の使い手として、人助けをしたり戦ったりと強力な力を活かしていく。
ちょっとお間抜けなプヨンの新たな冒険が始まる!
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読んでいただき、ありがとうございます。
もし、差し支えなければコメントいただけたらと思います。今後の参考にさせていただきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 09:13:30
1598335文字
会話率:43%
進級しても、戦いは続く!?
空満(そらみつ)大学文学部日本文学国語学科公認のサークル「日本文学課外研究部隊」、愛称「スーパーヒロインズ!」がまたまた人々の心を守るため羽ばたく!
読書家でおはじきの達人、隊長・大和ふみか(3回生)!
発明が止まらない化学と歌学の二刀流、技術担当・仁科唯音(大学院修士課程)! 素敵なレディを目指して気炎万丈っ風檣陣馬っ、火元責任者・夏祭華火(1回生)! 豊富な知識を活かして素敵なストーリーを創作中、参謀・本居夕陽(3回生)! ダイスキがいっぱい信仰と絶対天使に全力を注ぐ、遊撃手・与謝野・コスフィオレ・明子(2回生)! なんでも「引く」神様候補、司令官・安達太良まゆみが彼女達を「神代の戦士」へと導く。
不思議な宗教都市・空満が舞台の青春戦隊物語、新章のはじまりはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 09:00:00
137137文字
会話率:54%
陸上自衛隊第一空挺団所属の石動 勤は、休暇中の北海道でエゾ鹿猟を楽しんでいた。
ところが狩猟中に手負いのヒグマに襲われ、撃退するも強烈な前足での攻撃を受けて気を失い、沢へ転落してしまう。
眼が覚めて気が付くと、そこは見知らぬ森で、エルフや世
界樹がある「剣とちょびっと魔法」の世界だった。
スナイパーでガンマニアの石動は、この世界に銃が存在しない事を知り、ショックを受ける。
世界樹の化身から「渡り人」としての目的を尋ねられた石動は、自分の欲望の赴くままに「鉄砲鍛冶でもして銃を造る!」と宣言してしまう。
とは言え、銃を使うことはプロでも造るのは全くの素人である石動は、「渡り人」のスキルや周りの人たちに助けられつつ、試行錯誤し苦労しながら鉄砲鍛冶の道を歩んでいくことになる。
本人は自覚せずとも新兵器である銃の影響は大きく、それにより石動の運命も変わっていくのだった・・・・・・。
*ガンマニアのおっさんが自分が読みたいと思う小説を書いてみました。
色々と読みずらい点もあるでしょうが、広い心で楽しんでいただけると嬉しいです。
また、本職の自衛官やハンターの方にはご不満な点もあると思いますが、御寛恕願います。
ガチのマニアの方には物足りない点もあると思いますが、一般の方が読んで退屈しないよう、マニアックな部分は出来るだけ軽い描写で済ませている事をご理解ください。例えばライフルのサイトインなど細かく書くと普通の人は読み飛ばすと思いましたので・・・・・・。
それでも読みにくいのは筆者の力量のせいです。
火薬や雷管など化学物質の描写もわざと暈したり、必要な成分を書かなかったりしています。
筆者の知識不足もありますが、自己規制のためとご理解願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
305446文字
会話率:29%
「どんな卑怯な手を使おうとも、どんなに犠牲が出ようとも…ね
だから、ボクと彼との仲を邪魔する奴が一人でもいるとボクは安心できないんだよ」
輝く金色と、透き通るような青色のオッドアイの美少女、水野碧唯はそういう。
そんな少し?危険で歪んだ愛
情を持つ彼女は原作で、一番可愛くて、最も残虐なキャラであった。
『七芒星の姫君』という近未来のSFチックなギャルゲーが存在した。
近未来の世界を舞台とした学園バトルものであり、若干のSF要素も含まれている。
今から約数百年前に突如として姿を見せた裏次元変異現象体。通称、怨霊体。それが、人間世界を一変させた。
現存の化学兵器や物理的な攻撃方法では全く歯が立たず。人類は為す術もなく衰退させられていく。
特に被害がひどかったのが、日本。霊脈が何本も走っている日本では怨霊体が他の国とは比じゃない程湧いた。
しかし、一得一失というように霊脈は人類に恩恵も与えた。それが霊脈に流れている霊力を扱うことが出来る超人類の誕生だ。
超人類の体には血管のように術式が刻まれており、そこに霊力を通すことで事象の改変を起こすことが出来き、各々の人間が怨霊体を攻撃することができるようになった。
それから生まれた超人類を育成するという目的で設立させられた七芒都市の七帝学園で少年少女たちは自分の力を高めるために日々切磋琢磨していた。
(七芒星の姫君の公式より抜粋)
じゃあ、憑依した先というのが、勿論主人公―――――という訳ではなく
成田肇、主人公の義兄だ。
これはヤンデレ好きの転生者と、黒幕系ヒロインとの恋愛譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 22:14:42
37936文字
会話率:35%
この世界は物理学や化学、数学など人々が培ってきた様々な学問により成長を繰り返してきた。成長の最中、化学や物理で間違いであったと切り捨てられたものも存在した。
そんなある日世界には、新たな刺激がもたらされた。そんな新たな世界を生き抜く者た
ちのストーリーを描く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 14:24:35
13617文字
会話率:44%
25才の化学系商社に勤める橘守(タチバナマモル)が疲れ果てて帰宅中、アパートの階段を踏み外し落下した。それを、たまたま見ていた神さまが、かわいそうに思い、異世界に転移させてくれた。ただし、異世界の平均寿命は40才だから、あと15年だけ生き
られるという設定。そして、異世界ノベルにありがちの無双スキルは一切なく、ちょっとだけ能力がアップしたことと、生きて行くために必須の良く切れ、曲がらず、錆びない剣を与えてくれた。
マモルは異世界の常識の中で揉まれながら、生きて行く。あと15年しか生きられない、しかし15年も生きられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 07:00:00
2516151文字
会話率:50%
友よ、自由を守れ。
この現代日本、いや世界にとって化学と魔力は欠かせない存在。人間、動物。そして生きる者を襲う魔獣と生きる者を守る聖獣。全ての生きる存在には魔力があり、属性がある。ただし、魔力の量に差はあるが。
そんな世界で生きる二人の
青年の物語。
一人は、失踪した父親のせいで多額の借金を負った柊翔真。
もう一人は、国内の犯罪組織に潜入する警察官である白里慎二。
この二人がそれぞれの目的で所属する先こそ日本にあるマフィア『リベルタファミリー』である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 23:36:01
58568文字
会話率:62%
世界が科学帝国に統治され、国同士の争いがなくなってから数十年。
森の中で平穏に暮らしていたオオカミ族の青年と猫娘の少女は、
世界で起こり始めた事件や異常な出来事に遭遇する。
一見平和に思えるこの世界で何が起きているのか。
出会うべくして
出会った仲間と共に、世界を巡り、謎を解き明かしていく。
少しずつ明らかになっていく秘密と過去。
それぞれの思惑を胸に世界を旅する彼等が辿り着いた真相とは……?
魔術と化学、そして異能力が存在するこの世界で、
彼等は正しい答えを導き出し、「大切なもの」を守り抜くことができるのか。
これは人間が住む世界の裏側の、獣人世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 22:40:00
296342文字
会話率:44%
化学実験施設の爆発事故から30年。汚染地域の外れで生まれ育ったアマンダ・ネイルは偶然にも化学物質コピアの使用者コピアガンナーに選ばれる。その力で父がボスを務めるギャングに入り、人々をある運命に巻き込んでいく。
最終更新:2024-04-23 15:43:04
319851文字
会話率:56%
「邪魔するモノは全て、爆薬で吹っ飛ばして差し上げますわ」
立てば爆薬、座ればドッカン、佇(たたず)む姿は決死の花。
行け行け!爆薬令嬢!
数多(あまた)の障害物を吹き飛ばし、主人公も追い落とし、厳しいファンタジー世界を生き抜くのだ!
自
動車部品メーカーでエアバッグの開発をしていた明神さくら。
典型的な理系女子の彼女は、家では乙女ゲームにはまっていた。
異世界に転生してしまった彼女は、そのゲームの悪役令嬢キャサリンになっていた。
このままでは家は没落、彼女自身も殺されてしまう。
エアバッグの爆薬を扱っていた彼女は、豊富な化学知識で破滅を避けるべく行動する。
「陰謀も障害も木端ミジンコですわよっ。でも恋愛成就は苦手かも……」
そしていよいよ運命の分かれ道、ゲームの舞台となった魔法学園への入学の時がやって来る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 15:00:00
1154845文字
会話率:29%
日本の上空に、巨大な飛来物が出現した。
全長35キロメートル 直径6.4キロメートル 重量100億トン以上の質量の巨大な円筒形の構造物が、宇宙空間から勢いを落とすことなく大気圏を突入。
世界中が大パニックの中、構造物は日本の太平洋に浮かぶ島
の沿岸部に何の被害も出さないで突き刺さった。
この異常事態に日本政府は自衛隊と在日米軍の共同調査部隊を派遣。
塔のように聳え立つ謎の構造体の内部調査を開始した、あの日から20年・・・
進化の塔(Tower of evolution )通称「エボevo」と呼称された巨大構造物は世界に解放され、現代に現れた巨塔の謎を解くために世界中から多くの人々が「エボ」の登頂調査に挑戦する様になっていた。
塔の内部はまるでテレビゲームのような未知の敵に溢れ、フロアに複数ある階段を見つけて上層フロアへ上がっていく、まるでダンジョン攻略ゲームの現実版の様な作りで、五階層毎に出現する門を潜る度に、登頂者の肉体や精神に特異な進化が起きる。
進化の塔と称ばれる由縁である。
「ギフト」と呼ばれる進化の力で、人は様々な能力を会得していく。
無数の階層に区切られた空間で数々の守護者(ガーディアン)と呼ばれる敵対者と戦い、塔がもたらす未知のテクノロジーやアイテムと階段(ステア)を探し上階層を目指す人々を、いつしか人は「ステアーズ」と呼ぶようになった。
そんなステアーズを目指し、ステアーズ養成学校「進化学園」に入学した主人公たちの物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 07:00:00
300818文字
会話率:39%
その呪文を唱えると近隣に居る総ての鶏を目覚めさせるという別の意味で色々と恐るべき古代魔法、それが東天紅。
魔法や古代化学兵器、果てはドラゴンに悪魔といった相手に、持ち前の怪力と度胸と東天紅で青年レントが立ち向かう。
愉快痛快主人公頭おかしい
巨編!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 21:48:17
355333文字
会話率:59%
その砂糖に、水を、掛ける。
特別な水でなく、ごく普通の水でいい。
ただ、その形になって欲しい様に、その形を模して、水を、掛ける。
すると、もくもく、浮き上がる。
雲が湧き出る様に、砂糖から形が、もくもく浮き上がる。
その形は、砂糖から
独立して、空中に、飛び出す。
使用する砂糖によって(サトウキビ系か、テンサイ系か、化学薬品系か、等)、その形は、変わる。
大まかには、変わらない。
が、色や造形が、ディテールのところで、異なる。
飛び出した形は、空中で、大きさを、変える。
そのモノ(形)に、該当する大きさまで、拡大する。
あるいは、縮小する。
該当する大きさまで来ると、モノは、蠢く。
動き出す。
モノによっては、知能も、備え持つ。
そして、砂糖に水を掛けて、自分を作ってくれた者の、下僕となる。
忠実な相棒、となる。
町中では、砂糖製の、いろんな相棒が、浮かんでいる。
空中浮遊して、進んでいる。
作ってくれた人間と並び、進んでいる。
人間と共に、歩むモノも、いる。
人間と共に、飛ぶモノも、いる。
人間を乗せるモノも、いる。
あまりに大きいモノは、人間から距離を取って、人間の進む速度に合わせ、上空で、浮かび進んでいる。
あまりに小さいモノは、人間のポケット等に入り、揺られて進んでいる。
海水耐性の薬剤を飲んだ【造形砂糖モノ】は、服用直後の二十四時間は、海水に、溶けないでいられる。
が、その後の二十四時間は、生体活動が、急低下する。
簡単に云えば、二十四時間後から四十八時間後までの丸々一日、寝たきりになる。
動かず、トイレにも行かず、寝込んでしまう。
所謂、プチ植物人間状態、になる。
リュウは、返事の後、続ける。
「まさか、こうなるとはな」
「ああ」
「竹田のおっさんも、【造形砂糖モノ】、やったわけや」
「そやな」
「ちゅーことは、相木候補も【造形砂糖モノ】の可能性、が ‥ 」
「あり得るな」
「マジか」
ホセとリュウは、何かを思い考え、黙り込む。
バイトは、【造形砂糖モノ】。
そして、竹田権蔵も相木候補も、【造形砂糖モノ】。
町長選挙は、選挙結果予想通り、服部候補が、当選する。
得票数で云えば、一位:服部候補、二位:松本候補、三位:相木候補。
選挙結果予想と、全く同じ順位、になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 10:24:15
22830文字
会話率:31%
西暦2100年頃の地球での過剰な化学発展してしまった世界の話。人々は退化と、エネルギー不足を恐れて、新たなエネルギーを求めて、この世にない物作り出した。
だが、宇宙に行ったり、深海をさまよった結果、人類は、永久にエネルギーを作り出すものを作
ることに成功した。それを見た人は口を揃えて
暗黒物質と名ずけた。
だが、これが悪用されてしまった、
主人公のライナーは、この恐ろしさを、目の前で見てしまった。彼の心に宿るのは、闇かそれとも、火なのか。
この過剰な戦火を止めるのは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 05:00:00
12527文字
会話率:46%
ある出来事を境に、転校を繰り返してきた男子高校生、|佐々波《さざなみ》| 蓮《れん》
親しい者がいない環境を慣れたように過ごす彼の手元に、一通の手紙が届く
めんどくさいという感情と、無視は後々の面倒ごとを招くという理性
その二つを天秤にかけ
てから、彼は重たい腰を上げた
これは、怠惰の享受を至高とする男と、そんな男に影響を受けていく周りの物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 19:27:34
138309文字
会話率:28%