桃の中から生まれた人間が鬼を退治するものがたり。
最終更新:2024-05-18 19:42:21
762文字
会話率:0%
バイオリンの名手であるレオンシュタイン・フォン・シュトラントは伯爵家の三男でありながら、100kg超えの体重と消極的な性格のため、見合い10連敗という記録を更新。伯爵家で馬鹿にされ、肩身の狭い生活を送っていた。
ティアナは常に黒い仮面を被
っている伯爵家のメイド。レオンシュタインの唯一の理解者だが、城中の人から忌み嫌われていた。
父シュトラント伯爵の急逝により、二人は追放同然に修行の旅へ。様々な困難の中、バイオリンの音色が幸運を引き寄せ、出会うのは美少女や有能人材ばかり。
レオンシュタインは旅の先に何を見つけるのか。ちくわ天。第一作目の異世界ファンタジー。
※カクヨムで「ノイエラント ~バイオリン無双。音色が領土をつくるま
で~」という作品名で投稿しています。内容は同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:40:00
419853文字
会話率:32%
5人の少女達に頭の中から聞こえてくる「声」、いろいろ言ってきたり相談にのったり話し相手になったり話しかけても黙ってきたりさまざま燦々、でもそんな「声」も1つだけ共通して同じことを言ってくる。だけど彼女たちは青春真っ盛りの中学生!しつこい「声
」よりも自分達のほうが大切なのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:28:24
24394文字
会話率:34%
少女はやってくる、あなたが本当に欲しいものを渡すために。願いを叶えてあげるために。
最終更新:2019-05-04 19:01:11
110218文字
会話率:38%
昔の地球と瓜二つの世界セテルニウス。
だがその地形と法則は、天魔大戦と呼ばれる天使と魔族の戦いによって大きく変わっていた。
ある秘密を体に宿すクレイは天使へと転生し、神や龍すらその身に宿す偉大な力を得て、衰退する世界を救う至高の存在へ昇り詰
めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:28:06
1096769文字
会話率:44%
「我々は400年前にいるのか」
1941年12月、大東亜戦争開戦に伴い、マレー、フィリピン制圧のために、海上移動していた大日本帝国陸海軍、皇軍の諸部隊は驚愕することになった。
状況の異変を把握し、更に情報収集に努めるのにも、中々皇軍は手
間取ってしまい、1541年12月にいることが、ようやく分かった。
取りあえず、フィリピンを仮の根拠地にした皇軍の主力は、祖国の日本を目指す。
戦国時代の戦乱の下にあり、困窮している天皇陛下をお救いし、衰微している国体を回復するために。
そして、この出来事は、当時の日本に割拠していた諸勢力にも多大な影響を与え、更に世界にも徐々に影響を与えることになり、歴史を大きく変えていった。
また、その皇軍の中には、上里松一という海軍少尉がいた。
対米戦の中で戦死を覚悟していた彼は、戦国時代に生きる中で家族を作り、更にその家族が更なる人とのつながりを育んでいく。
その中には、史実で名を馳せた人物もいることになる。
そして、史実で名を馳せた人物も、また史実とは異なる人生を歩むことになる。
そんな80年余りの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:22:46
2353284文字
会話率:23%
松平信康に転生していたことに気づいた際には、自分は絶望したくなりました。
どう考えても織田信長と徳川家康を敵に回して、その二人を打倒して生き延びる等は無理ゲーです。
そのために「良い子」になって懸命に頑張って、海上自衛官幹部としての教
育を少しでも活かして、長命しようと考えたのですが。
却って、それが良くなかったようで、私の知る歴史が徐々に変わってしまい、自分の歴史知識が完全に役立たたなくなる事態に至りました。
でも、今更、どうしようもありません。
やれることをやり、畳の上で死ねるように自分は頑張ろう、と考えたら、更に歴史が変わることに。
本当に私が生きようとすることだけで、歴史が変わって良いのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 18:54:50
182135文字
会話率:19%
保元・平治の乱と一緒くたにされがちな平治の乱ですが、背景や流れが明快な保元の乱と比較して、今一つ背景や流れが、平治の乱は謎めいています。
つい最近、歴史学者の桃崎有一郎氏が、平治の乱は二条天皇陛下が真の黒幕だった、という新説を発表されま
した。
私なりにこの新説が妥当なのか否か、考察したいと考えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 19:11:31
14970文字
会話率:1%
地方公務員としての第一歩を踏み出した熊谷蒼(あお)22歳。
配属されたのは市が運営する音楽ホール。
どうやらそこは「流刑地」と呼ばれていて――。
慣れない毎日は目まぐるしく過ぎ、やっと音楽ホールの職員としてやっていこうと心に決めた蒼の目の
前に現れたのはドイツ帰りの生意気ヴァイオリニスト関口蛍(けい)。
二人は反発し合いながらも少しずつお互いのことを理解し、そして過去を乗り越えて未来を切り開いていく。
さあ今日も二人を巻き込んだ群像劇のスタートです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:11:38
43718文字
会話率:50%
はた迷惑な自称管理者によって精神生命体への進化を強いられる人々の物語
最終更新:2024-05-18 19:10:00
728066文字
会話率:62%
これは、この世界とはちょっと違った世界の人々の、自称管理者に翻弄される日常を覗き見た物語である。
自作小説、「管理者の同族作成記」の1話あたり手軽に読める文量の物語を何話かまとめたものになります。
「管理者の同族作成記」の各章が終わり次
第、こちらに纏めて投稿するという形になります。
管理者の同族作成記:https://ncode.syosetu.com/n9022hu/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 12:00:00
156067文字
会話率:68%
書籍版「従魔とつくる異世界ダンジョン」全三巻、発売されています。
ひょんなことからマンションの自室に異世界への門を発見した主人公は、好奇心から門をくぐってみる。着いた先は異世界の洞窟。そこで瀕死の小動物たち(モフモフにあらず)を見つけた彼
は、動物たちに救いの手を差し伸べる。そうこうするうちに、自分がいつの間にやらダンジョンマスター(?)になっているのに気づいた主人公は、従魔となった小動物たちとの目立たず静かな引き籠もり生活を守るために孤軍奮闘する。ところが、この世界の異分子である主人公の行動は、本人が予想もしない方面に影響を及ぼし始める。挙げ句にはどこで間違えたのか、黒幕として亡国の陰謀を巡らす始末。引き籠もる予定はどこへいった。
自重を捨てた、あるいは熟慮を捨てた主人公の行動を誤解して振り回される王国首脳ほかのお偉方。そして、お偉方の反応に逆に困惑させられる主人公。両者が紡ぎ出す誤解と勘違いのスパイラルは、この世界の歴史に斜め方向のベクトルを与えてゆく。
主人公は可能な限り人との関わりを避けようとします。
ダンジョンコアは少し遅れて登場します。
一話の長さは基本的に短めです。
R15と残酷描写は保険です。
書籍版のストーリーも基本的にはWeb版と変わりませんが、新たに二名の女性キャラが追加になっています。カバーイラストおよび詳細情報については活動報告をご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
2550237文字
会話率:61%
なんだかんだありながらもある程度の成果を挙げた「女性だけの町」。
しかしそれではまだ満足できない女性たちによる、「第二の女性だけの町」が作られようとしていた。
だが彼女たちは自分の正義に溺れ……。
※この作品はここでもカクヨムでも基本週6
日更新・1日休み×6章+外伝7日連続更新+2日休み×四部のローテーションで回します。
またこの作品は基本的にバッドエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
72988文字
会話率:40%
1588年。豊臣秀吉は刀狩令を出し農民から武器を取り上げる。
その光景を冷たく睨む男がいた。
その名は、石川五右衛門。
織田信長の出兵により故郷の伊賀を焼かれた抜け忍は、農民でありながら武士の頂点に立とうとしている秀吉にたった一人で戦
いを挑む。
そしてその五右衛門が目を付けたのが、伊達政宗だった。
梁上の君子と独眼竜が、豊臣秀吉に戦いを挑む……。
※この作品はカクヨムにも同時投稿されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 19:00:00
337830文字
会話率:56%
よく言われる「女性だけの町」を作ったらどうなるかとか言う筆者なりの実験です。
と言いますが実際は作られた後と言う事になるかな、と。
一応三部構成で
第一部:女性だけの町の暮らし
第二部:女性だけの町の問題
第三部:女性だけの町の動乱
となっ
ております。
また一話が短め(だいたい2000字ぐらい)ですのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 19:00:00
286289文字
会話率:43%
元軍人と少年の旅路を描いた長編小説。
退役した青年が帰郷後に目にしたのは、ゲリラの襲撃によって無残に焼け落ちた村と、その中でただ一人生き残った少年の姿だった。一方その頃、遠く離れた亜州で新型兵器が使用されたという情報が入るが……。
故郷を
失った二人の旅が始まる――。
第1章完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
222529文字
会話率:32%
6人の社員へのインタビューから見えてくる、複雑で単純な人間関係。
僕たちは常に、誰かのことを想いながら生きている。
目に留めていただきありがとうございます。
全6話の短編連載となります。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
最終更新:2024-05-18 19:00:00
2820文字
会話率:0%
パンチラ、パンチラ、パンチラ。
ひたすらパンチラ。
最終更新:2023-06-24 19:00:00
8347文字
会話率:24%
時間と空間の呪縛から解き放たれたカトリーヌ・ド・猪熊こと女流マンガ家・猪熊和楽は、この宇宙の過去と現在、だけではなく、自らがつくり出した創作の世界をも往き来する、奇妙な時空間旅行者となっていた。
いたずら好きの双子とダンスを踊り、行
方不明の女性飛行士と空を飛ぶ。美貌の悪魔や“ときを見た少年”と言葉を交わし、日々の締め切りに追われる猪熊。
そんな彼女はあるとき、初恋の男性と再会するのだが……、時間と空間の迷路のさきに、彼女が見つけた希望とは?
売れない貧乏小説家・樫山泰子が、人気マンガ家・猪熊和楽の正体に迫る、ウソッぱちノンフィクション・ノベル (仮)、先ずは一場の、はじまり、はじまり。
※この小説の内容は、予告なく変更される可能性があります。
〇全十三話(全二十六回)を予定。
第一話「ときを見た少年」
第二話「丸いおでこ、ひかるあの子」
第三話「僕らとフリオと公園で」
第四話「天使たちの時間」
第五話「肉体と悪魔」
第六話「練馬のシルバーバック」
以下、鋭意製作中……
※『ノベルアップ+』様との重複投稿作品です。
※更新は、毎週水曜日と土曜日の19:00を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
93420文字
会話率:36%
『怒りを歌え、女神よ。
かくて、炎の時は来たり。』
――ホスタージ『ナホトセット』より。
星団歴4259年に起きた別々の二つの事件――第十一代東銀河帝国皇帝コンパルディノス二世の崩御と、ロウスティス橋事件を引き金とした
第二次オートマータ戦争の開戦――は、仮初めの平和を謳歌していた東西銀河を再びの乱世へと陥れた。
と、このように書いてみせれば、後世の史家は安心するのかも知れない。
が、しかし、この世の乱れや平穏は、淀みに浮かぶ泡沫の如く、勝手に消えては生まれ、勝手に生まれては消えを繰り返しているものでもない。
そう。
それらはまるで、互いが互いの旧知の如くに、互いが互いの連結連環構造の一部を成しつつ、存在しているのである。
そう。
この物語は、皇帝崩御に始まる東西銀河の混乱を主軸に、これら乱れと何かしらの“縁”を持つ幾つかの歴史的事件を取り上げつつ、ひとりの少女と、彼女との“縁”を持つに至ったふたりの男についての、その“愛”と“怒り”についての物語を、語ろうとするものである。
…………多分ね。
※同時公開『銀河漂流ウラシマン (ディレクターズカット版)』
※『ノベルアップ+』様との重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 18:00:00
1000791文字
会話率:33%
“ふたり、ひみつの合図をわすれて、
うつむいていた。”
――佐野元春『フルーツ』より。
そのとき私は、あたらしく出来た図書館みたいなところで途方に暮れたような顔をして立っていましたから、とその夫人は言った。
なので今日は、
その夫人から聞いたある七月の夏の日のお話を書きのこしておこうと想う。
*「ノベルアップ+」さまとの重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 12:00:00
4130文字
会話率:29%
優しくない世界なら、優しい世界を作ればいいんだ。
あなたがしあわせになるなら、どんなことでもするよ。
自由国家アルセンの城下に存在する酒場『J'A DORE』と、その裏の顔である国家公認ギルド『j'a dore』。
酒場に住むマ
スターとその夫、そしてその子供。性格もばらばらな借り宿の面子。今日もまた依頼も問題も舞い込むが、面白おかしく毎日を過ごす面々。
血と怨嗟に塗れた姿も、夜の闇に紛れれば見えなくなるから。
世界を呪い、運命を呪い、神をも呪う男の叶えたかった世界、それが『今』。
運命の転がる音は、もう既に聞こえていた。
アルセンの方舟三部作、完結編
第一部『アルセンの方舟 ―国家公認裏ギルド狂騒曲―』
第二部『アルセンの方舟 ―国家公認裏ギルド夜想曲―』
結末が、此処に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 19:00:00
1153015文字
会話率:48%
世界は救われた。
私以外の仲間達の力で。
足手纏いだと言われて勇者パーティから追放された吟遊詩人イブシュ。救われた世界で、一人空虚に生きているのは悲しみから立ち直れていないから。
繰り返す日々に鬱々と過ごしている中、突然イブシュを尋ねて来
た男テオノード。彼の目的は? そしてイブシュの悲しみの本当の理由は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 23:48:20
21195文字
会話率:39%
【アルセンの方舟】第二部
【第一部】アルセンの方舟 ―国家公認裏ギルド狂騒曲―
https://ncode.syosetu.com/n1953du/
※続き物ではありません
※第一部を読まなくても問題ないようにはなっています
※第一部
との違いは『ある部分』の相違によって展開が変わっている所です
『叶ってはいけなかった願いが叶った世界線』。
自由国家アルセンの城下に存在する酒場『J'A DORE』と、その裏の顔である国家公認ギルド『j'a dore』。
酒場と裏ギルド両方のマスターであるディルにより言いつけられた『仕事』をこなしていく―――、しかし憂いを浮かべるその表情が晴れる事は無い。
一癖あるギルドメンバーが酒場の上階で暮らすこの場所に、今日も依頼と問題が舞い込んでくる。
親に捨てられたきょうだい、村を追われた魔女、恋人に逃げられた結婚詐欺師、記憶をなくした王女、世界を呪う王子、そしてマスター・ディル。
手にした何もかもが砂のように零れ落ちた男の世界の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 22:00:00
1482525文字
会話率:40%
事故により意識不明になった吉田正義。 再び体に戻るには、別の世界で「神」となり、皆の信仰を受け、弱った精神を回復させることだった。 さっそく異世界に飛ばされるものの、そこに人間の姿はなく…
最終更新:2024-05-18 18:54:09
24685文字
会話率:30%
読書が趣味という竹久優真をはじめとした青春群像劇
現実世界はつまらないと考え、読書の世界に耽る竹久は自己肯定感の低いままに高校生になり、それなりの生活を送る。
しかし、それは視点を変えてみることで見える世界はまるで変わるような劇的な世界で
生きていることを、本人はまだ知らない
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:50:00
63817文字
会話率:39%
僕らは『読み』を間違える 未公開SS
最終更新:2023-04-04 00:27:27
1422文字
会話率:50%
清華家のご令嬢・清華アリサは、念願だった純桜福音女学院に新入生代表として入学を果たす。
純桜では三学年上の上級生が新入生の『お姉さま』となって手助けをするスリーズ制度があり、アリサは憧れの姉・セイラとスリーズになることを夢見ていたが、不運に
も願いは叶わず、スリーズになったのは同じく新入生代表である稲羽舞白だった。セイラと徐々に親しくなっていく舞白を見て、アリサは焦燥感を覚え始める。
そんな折、友人になった聖澤悠芭が学院の生徒会執行部『篝乃会』や庭園『篝乃庭』にまつわる『初代アリスさま』の伝承を調べており、それが単なるおとぎ話ではなく実際に学院で起きた女学生同士の情死の話と知ると、アリサも次第に興味を引かれるようになり……。
山奥に隔絶された、美しく華やぐ寄宿学校。
少女たちの無垢な友愛と、庭園に秘された女学院の謎が共鳴する
青春群像―アンサンブル―ミステリィ、開演。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:40:00
115940文字
会話率:47%
大陸の中央に位置する巨大帝国パルスナの北端の小さな村。
藍鶲の年、大帝生誕月の満月の日。その日はオヅマにとって一つの選択肢が示される日だった。
この日、母は父を殺す。そうして逮捕されて、絞首刑になってしまうのだ。
それは<夢>で、けれどこれ
から確実の起こりうることをオヅマは知っていた。
この悲劇から紡ぎ出される連鎖を断ち切る為に、オヅマは行動を開始する……。
騎士を目指して、ごくごく普通の生き方を望む少年のお話。
※カクヨム、ノベルアップplus、ハーメルンにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:30:00
1088694文字
会話率:40%
長期探査航海を控えた第13調査大隊は緊急要請にて月研究所からの回収任務を行うが、そこにあったのは人間の脳髄を詰め込んだデバイスが繋がれた、非人道的な戦闘機だった—
近くて遠い未来、太陽系全域に生存圏を広げた人類は、おぞましい侵食性の宇宙生
物との戦いを繰り広げていた。
これは人類の敵の根絶を目指し、太陽系を巡る調査大隊の物語。
過去の戦争で片目を失ったユウと箱詰めのエース、シエロを中心とした第13調査大隊の人類の敵との戦いの記録。
太陽系の果てに、彼らが見たものとは…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:30:00
81002文字
会話率:56%
年の暮れの黄昏時。人の居ぬ間にとある茶室で繰り広げられる、茶道具の付喪神たちによる一夜の茶の湯。
それは夕暮れから始まり、手燭の灯りを頼りに進む「夜咄(よばなし)」という茶事。毎年年末に、主人の留守に行われるその会の呈主は、喚鐘の付喪神。
そして今年の客としてくじで選ばれたのは、抹茶茶碗の付喪神の「天蜘蛛」、茶釜の付喪神の「千猫」、そして茶杓の付喪神の「処心」だ。
それぞれ人のかたちをとった彼らは、呈主の心づくしの夜咄の茶会が和やかに進むなかで、それぞれの思い出話を大いに語り尽くしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:20:00
30391文字
会話率:50%
末期の膵臓癌に侵されて、僕は自分の半生を振り返り、手記を書いている。決して許されることのない行為だと知りながら、僕は捨てて来た妻と息子に対して、浅はかだった過去を振り返り、その胸の内を吐露する。
主人公、僕、天宮秀俊は妻、静子と平穏に暮らし
ていた。衣食住、何不自由なく人並みの生活を送っていた。ただ一つ、秀俊が静子を愛していないことを除けば。そんな二人に、不妊治療の末、初めての子供が生まれた。だがその子は重い障害を持っていた。その子、直也は、行政の助けにより「ひかりの家」と言う福祉施設に入所する。
その一方で、まだ高校生だった友里は自称ミュージシャンの祐一と出会い、愛欲に溺れ、子供、都(みやこ)を身篭る。友里も元々パニック障害を持っていた。育児と家事に追われ、発作を起こした友里は、過って都に大きな怪我を負わせてしまう。一命は取り留めたものの、都にはてんかんという大きな障害が残る。そして行政の勧めで「ひかりの家」へ。
そこで友里と秀俊の二人の人生の歯車は大きく動き出し、運命のいたずらか、どうしようもない苦悩のどん底にいた二人は出会ってしまう。まるでお互いがその傷を舐め合うように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 18:16:01
18597文字
会話率:30%
古く巨大な女子寮、美芳館《びほうかん》が僕の家だった。そこに男は僕一人。生まれた時から周りを女性に囲まれて育ったため、思春期を過ぎても性の隔たりを感じることはなかった。やがて体の性的な変化に戸惑い始めた十五才の春、美しい看護師、宮崎ユキ(以
下ユキ)が引っ越して来た。僕は一気にユキの虜となり、生活は一変する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 08:40:27
31641文字
会話率:44%