皇歴三〇七九年、後に、歴史上最悪と言われる世界大戦の始まりである。
ここプシュケー皇国もまた、戦争に参加した国である。
だが、皇国にはどの国からも中立条約を申し込まれるだけの力があった。
それは、若き英雄と呼ばれた戦略家の事である。
その
戦略家の名を、アルタイルと呼ぶ。
アルタイルは、齢15にして軍に入り、それから二年程で大尉にまで昇進した。
19になる頃には中将にまで上り詰めた程である。
アルタイルは、世界大戦になる前に起こった
ほぼ全ての戦争を勝利に導くと共に、国の技術水準も高めていった。
それは近隣諸国の中でも異様な速さで進んでいき、
世界大戦前には、どの国も手出しが出来なくなる程であった。
、、、これが、現在表上で語られている、戦略家アルタイルの歴史である。
事実は違う、いや、事実からは少し切り抜かれている部分がある。
この世界に真実が書かれている物は一つしかない。
それは、アルタイルの右腕と呼ばれた男の日記である。
これは日記に書かれていた真実の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 08:00:00
918文字
会話率:35%
ただ人を助ける。これほどにまで単純で難しいことはない。
だけど俺はウィリーの意思を継いで人を助ける。あいつが願っていたから。
最終更新:2021-12-24 23:35:43
5171文字
会話率:43%
「オレさ、もとはこっちの人間なんだよ。正確には、前世はこっちで生まれ育って……死んで、日本人に生まれ変わったっていうか」
召喚された異世界は、前世の世界だった?でも、記憶にあるはずの世界となんだか違うような。
謎だらけの召喚――その真実を見
つけ出すため、リラは再び旅に出る。かつての仲間たちを頼って。
……でも、大きな問題がひとつ。
「前世で魔王との決戦前に仲間たちから告白されたんだけど、返事する前に死んじゃったから、すごく会いづらい」
※安定の逆ハーレムで特定の男を選ばないパターンです。貞操観念ゆるめのチョロインなので、苦手な方は要注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 06:10:15
477678文字
会話率:37%
日本史最大の英雄、織田信長。
彼の名を、彼の人物像を、知らないと言う日本人はほとんどいない。しかし、信長は時代が移り変わると共にその人物像も変化してきた、時代の映し鏡だった。
天皇中心の時代であった戦前には、「勤皇の先駆けとなった革新者」
。
敗戦を経た現代においては、「天皇・将軍・寺社の権威を否定し、中世を破壊した魔王」。
時代が変わり、大衆の価値観が変わるごとに、英雄像も生まれ変わって来たのである。
では、実際の信長はどんな人間であったのか。本当に、足利将軍を傀儡にして天下を我が物にしようと野望を抱いていたのか。使えない家臣を切り捨てる非情な独裁者であったのか……?
「俺が出した命令に不満があるのに、おべっかを使うのはよくない。言いたいことがあるのなら、きちんと主張しろ。話はちゃんと聞いてやる」
(信長が柴田勝家に出した掟書より)
「秀吉の意向に背く輩をかくまうな。わしは亡き信長様のように甘くはないぞ」
(秀吉が脇坂安治に送った書状より)
「信長は気質は寛大で(中略)絶えず日本人の心をつかんでいた」
(ルイス・フロイスの書簡より)
この物語は、平成が終わり新時代「令和」が始まろうとしている今、新たな英雄伝説に挑もうとする歴史ロマン小説である。
新たな信長伝説、今ここに開幕す!!
※この作品は、カクヨム、エブリスタ、セルバンテスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 20:00:00
907119文字
会話率:39%
本能寺の変の最中、昭和天皇の要請に応じる形で織田信長は昭和十二年への転世を果たします。
350年の時を超え、信長が見た日本は、強国アメリカ、ソ連にさまざまな罠をしかけられ、しかも日中戦争によって焦土作戦の泥沼に引き込まれている状況にありまし
た。
天皇の依頼を受け、大日本帝国憲法の摂政の規定に則り、征夷大将軍として軍事と外交を総攬する幕府を率いることになった信長は、赤坂宮として日本へ伸ばされる国際的な陰謀を避けるため、日中戦争から撤収、軍を改革し、外交方針と国家戦略を一新します。
そんな時、ノモンハン事件が勃発、情報を探り対策を入念に練った関東軍はこれを見事に阻止、戦利品としてソ連軍の最新鋭戦車と、優秀な機甲師団指揮官を手中に収めます。
これを日本の産業構造を大きく変えるものとして活用した赤坂宮は、外交ではイギリスと英連邦諸国へと急接近を試み、国際社会における日本の立ち位置を好転させてゆきます。
アメリカ、ルーズベルト大統領の張る、巧妙な日本参戦シナリオを回避しながら、アメリカを日本にとって危険の無い国に改造していく、という赤坂宮の計画が着々と進められていきます。
第一巻は史実では真珠湾攻撃が行われる昭和16年12月までを、第二巻は昭和十八年、第三巻では昭和十九年を描いています。
日本の置かれた厳しい状況に織田信長はどのように立ち向かうのか。
戦国時代の知恵を戦前の日本に活かした信長の活躍をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 00:00:00
493171文字
会話率:25%
洋画家望月ヤマト(1888~1927)の作品のキャプション・ボードと残された落書きたち。
最終更新:2021-11-06 00:00:00
3090文字
会話率:0%
通知表の評価が甲乙丙でつけられていた時代。
四つのテロルと四人の少年。
人間は想像することができる。
だが、結局、テロルの正体を知ることのできるのはテロリスト本人のみ。
これは三つの想像と一つの確信。
最終更新:2021-09-04 00:00:00
3046文字
会話率:0%
急流のある温泉町。
わたしは妻を殺そうとする。
というのも、それは妻ではなく、妻に化けたきつねなのだ。
最終更新:2021-06-05 00:00:00
1953文字
会話率:38%
~~要約~~
魔王に操られ、人間を絶滅させてしまった世界最強たる魔王軍幹部が、今度は10年前の貴族令嬢に転生し、前世の知識やスキルを活かしながら仲間をつくって、魔王軍――特に最強魔族たる"かつての自分"を打ち倒し世界
を救おうとするはなし。
~~梗概~~
ある日勃発した人魔大戦の結末は、人類側の全滅という魔王軍の圧勝で幕を閉じた。
"ラーゼオン"はその大戦の英雄である。彼はなんとこの大戦において、人類のおよそ全てをその手で葬っている。皆は彼を讃えた。しかし彼自身は、その結果に出来上がった暗黒の世界に深く絶望していた。
"なぜぼくは人を皆殺しにしたのか?"
その答えは魔王にあった。魔王は全血族を意のままに操る術により、彼に無理矢理虐殺を遂行させていた。
秘密を掴むも、奸計により無念のまま魔王に殺されるラーゼオン。
だが次に目を覚ました時、彼は10年前の世界にいた。開戦前のその時代に生きる人間の貴族令嬢"ジェシカ"に転生していたのだ。
ただしこの世界にもかつての自分である"ラーゼオン"は存在している。歴史通り戦争が始まれば、人類は皆殺しにされるだろう。
そんな中で、魔族とはまるで違う、人間の温かみに触れ、やがて彼は決意する。
『人間を守ろう』
最強だった自分を殺せるのは、自分しかいない。
歴史を変える。
自分を殺し、人類滅亡の未来を回避するのだ。
そうしてジェシカはひ弱な人間の身体を鍛えあげ、大戦に勝利するべく行動を起こしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 20:42:34
66052文字
会話率:38%
舞台は、第二次世界大戦前後のポーランド。
幼なじみのポーランド人少女とユダヤ人少年。
二人は、これからもずっと一緒にいられるはずだった…
そう、戦争が始まるまでは。
ナチス・ドイツによるホロコーストを題材とした、ある少年少女の物
語。
※本作は、「エブリスタ」、「野いちご」、「ベリーズカフェ」、「ノベマ!」でも掲載している作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 04:00:00
20653文字
会話率:12%
誰もを魅了する美貌をもったアユール・マーフィ。
彼女にはとある噂が囁かれていた。
曰く、『男に不埒な思いを抱かせないアユール・マーフィは【不能魔女】だ』と。
これは、鉄壁の自己防衛を誇る美女と男の誇りを失いたくない騎士との恋愛攻防戦前
日譚である。
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設定ゆるゆる。
書き殴ったネタを昇華させたくて整えたお話ですが力尽きて攻防戦までいかず。
それでもよろしければ、お暇な時にでも覗いてみてくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 12:57:52
9973文字
会話率:6%
コロナ禍でマスク登校を強いられるひ孫の姿に、戦前、戦中と女学生だった姉と自分と妹を回想する、老婆の物語。
最終更新:2021-08-16 10:03:17
4370文字
会話率:20%
ふりがなさんが、話題の転売について書いてみたお話です。
転売屋「物流コスト上げてけ↑」
消費者「製品が届かない(T0T)」
メーカー「製品が届かない(T0T)」
戦前の日本は、流通事情が悪すぎて製品が届かない事を指摘されていました。
果たして、転売は流通事情を改善する行為なのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 07:38:56
1382文字
会話率:0%
とある豪華客船の事故をきっかけに、第一次世界大戦前にレーダーとソナー開発されてしまいます。おかげで潜水艦は戦力価値がなくなり、航空機の脅威も激減します。
海軍の主力を相変わらず戦艦が占める時代が続き、各国は超弩級戦艦の建造に走ります。
そして第二次世界大戦。Z計画に従い巨艦を建造したドイツは、同じく巨艦を有する英国に再び戦いを挑みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 00:00:00
24895文字
会話率:40%
2話構成の前半の1話です。後半は明日投稿します。
最終更新:2021-08-03 18:19:10
4182文字
会話率:63%
「途中で勝手にいなくなるし、荷物は放り出すしでマジでおまえ何したいの? やる気あるの? もう追放ね」
魔王決戦前夜。この日、俺はとうとう勇者パーティを追放された。
それもそのはず。俺だって納得している。なぜなら、俺はここ数ヶ月間、まとも
に人前で戦っていないからだ。
剣士として、勇者パーティの一員として戦ってきた俺は、ある日……敵の攻撃を受けた後遺症によって眠っていたスキルが覚醒した。その名も『変性』。
男の俺が、超絶美少女(または美幼女)に変身することによって強力な戦闘力を得るというもの。
A級冒険者に匹敵する俺の戦闘力は20万。勇者は30万オーバだった。
しかし、俺が第二形態へと変身すると……幼女になってしまうが戦闘力50万。さらに、その数十倍も戦闘力が引き上げられる変身を、あと三回も残していた。
なので、俺は正体を隠し、戦闘時には美少女となって勇者パーティと共に戦っていたのだが……俺の苦労など知る由もなく、勇者パーティを追放されてしまう。
仕方ないことだろう。とはいえ、この力を持て余すには惜しい。
そういうわけで、俺はその日のうちに魔王城へ殴り込み。半日にもわたるタイマンののちに勝利し、魔王(美女)を従え、俺が魔王となって君臨することに。
そこへ、勇者パーティ率いる十万の人間軍が攻め込んできて……!
「くっ……」「なんだ、この魔王……手追いのくせになかなか強かったぜ。けどこれでもうおまえの国は――」「残念だが勇者……私はもう、魔王ではない」「な…………に?」「――俺が魔王だ」「ま、まさかあなたは……あの時の幼女さん?いやでも成長してる?」
こうして、魔王となった俺は勇者パーティと対峙するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 20:10:41
88307文字
会話率:45%
一四歳の少年、星野鍵人は母の遺品の中に奇妙な本を発見する。
見たこともない文字が記された、漆黒の本。それは、別世界で作られた魔法の本だった。
本を契機に、鍵人は魔法使いを名乗る少女と出会い、新たな世界へ足を踏み入れる。
踏み入れた先
が、陰謀と闘争にまみれた国と知らずに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 23:35:04
102444文字
会話率:35%
尊敬する科学者糸川英夫氏の著書に関する感想をぽつぽつつぶやきました。一応、災害とかミサイルとか悲惨なシチュエーションが言葉として出てきますので、R15にさせていただきました。糸川英夫氏は御存命ではないですが、第二次世界大戦以前の人かというと
、戦前生まれで戦中は隼を開発して戦後には著作や芸術活動でも活躍されて天寿を全うされた方だったかと。糸川英夫氏の著作からの連想です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 09:54:31
1850文字
会話率:5%
宮廷の薔薇と謳われたレッドバット公爵家の令嬢、オルトネットは従姉妹と隣国の王子との結婚を妨害したとして、火炙りにされた。
転生した先は、戦前日本の怪しい信仰と恨みが渦巻く山奥の旧家の4女、子取音だった。
迷信深く、呪われた屋敷で妾の子
として虐げられていた音は、前世を思い出したことによって覚醒する。
「前世で、火炙りにされるほど悪いことはしていないわ」
「今生で、こんなに虐げられる理由もないわ」
華やかな異世界ファンタジー世界から、おどろおどろしい和風伝奇ホラー世界に異世界転生。
前世では誰もが敬う大貴族、今生では蔑まれる立場からのマイナススタート。
「成り上がってやろうじゃない?」
今、知恵と美貌とハッタリと、元ハイスペック悪役令嬢の腕が鳴る。
怨念、オカルト、呪いに塗れた村、陰湿な人々や虐めてきた家族たちに報復し、誰よりも富と権力と名誉を手に入れて、こんな山奥からは華麗に脱出するのだ。
「この村の腐った人間、全て私が根絶やしにして差し上げましょう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 15:21:08
41043文字
会話率:45%
【1日置きに更新中〜】
曾祖父の父が戦死した戦場跡、中国の旅順へと赴いた「俺」は不思議な体験をしたのち別世界へと飛ばされた。そこは100年ほど昔の「地球」にそっくりな世界で、アメリカとイギリスを中心とした各国がそれぞれの思惑によって陣営を
組み雌雄を決せんとする世界大戦前夜の状況。迷いを重ねた俺は別世界の「日本」である”皇国ひのくに”の”嶺善班”に所属し軍人として戦うことを決意する。
面倒見がよく”問題児”だらけのメンバーをまとめる嶺善班長、クールでどこか闇の深そうな女性軍人の白楼、親しみやすい凄腕狙撃手の勇田、究極最強の兵と名高いが単独行動しがちな霧雨、戦いよりも武器弄りに命を懸ける黒桐、極悪非道な戦い方も辞さない戦犯候補の光峰、もうすぐ還暦を迎える老兵の神吉、銃を持たずに刀だけで戦場を駆ける徳長、銃どころか刀も持たずスポッター兼メディックを務める女性軍人の信濃原、挙句に元凶悪犯で死刑判決も出されている極悪人の滝隅。
彼らと共に戦いながらそれぞれの生き様を知っていくうち、俺は自分なりの正しさや生き方を見つけていくことになる。
第一次世界大戦をモチーフにした世界観で次々と投入される新しい武器兵器、銃と近接武器が両立される血みどろの戦い、自国や他国の各個人に焦点を当てた苦悩・欲望・思惑、「紺服の兵士」と「赤服の兵士」伝説、そしてこの世界観ならではの人間ドラマを織り交ぜながら「俺」と各人が戦う様を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 18:00:00
407240文字
会話率:45%
――この恋、次に出会ったら。
百年の恋模様。
*お題「場面が3回変わるお話」からの創作です。
*他サイトとの重複投稿です。
最終更新:2021-03-28 01:57:58
9547文字
会話率:22%
――少年の心に潜んでいたのは、菩薩か、夜叉か。
かつて子守りをしていた老婆の語る、美しき少年の記憶。
*戦前の話なので文中の「中学」「高等学校」は旧制です。
*性暴力描写が若干ありますので、苦手な方はご注意下さい。
*他サイトとの重複投
稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 19:34:34
26433文字
会話率:32%
――私があの方について語れるのは、これだけで御座います。
非命に斃《たお》れた「男装の麗人」の真相。
*monogatary.comのお題「『信頼できない語り手』で書いてみた」からの創作です。
*他サイトとの重複投稿です。
*一部、現在で
は差別用語になっている言葉を使用しておりますが、戦前の物語ということでご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 02:40:28
2780文字
会話率:0%
長きにわたる世界規模の戦争が終結した2145年、戦前に建てられた月面基地に生存者がいることが判明し、救出部隊が月へと向かうが…。
カクヨムにて重複掲載。
最終更新:2021-03-26 12:51:38
3937文字
会話率:56%