第二次世界大戦前夜のヨーロッパ、に似た異世界ファンタジー。
幻影術を操る少年バーナムは戦火を逃れる旅の途中、自分を火の神アフラ・マーダだと自称する女性に出会う。
なぜか全裸の彼女に幻影術で服を着せてあげたことをきっかけに、一緒に旅をすること
になる二人。
バーナムは常識はずれな彼女の言動に戸惑いながら、その神秘的な魅力に徐々に惹かれていく。
トリックスターな少年バーナムと、すごいんだかすごくないんだかよくわかんないアフラ。
二人のときに笑えてときにシリアスな旅路をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 21:09:50
508文字
会話率:5%
名家のご令嬢にして最強の女子中学生、羅城門真綾ちゃんが、異世界転移してしまった。もともと武芸の達人だったのに、戦前の豪華貨客船〈熊野丸〉と召喚契約した彼女は、戦艦並みの力と防御力を始めとする異能を貰ったうえ、異世界の魔法攻撃が効かないらし
い……。あの子、優しいけど武闘派なんだよね……ヤバい、異世界が……。
これは、魔物が跋扈する異世界でマイペースに無双し、やらかしまくった末、皇帝にされそうになる彼女の姿、そして、異世界のためにも早く真綾のことを取り戻そうと焦る、ちっさい親友を描いた物語である。……誰がちっさいだ!
この作品は、『やまとなでしこ異世界無双 前日譚 ~真綾ちゃんは異世界へ行くらしい~』を読んでからのほうが楽しめると思います。
『カクヨム』でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 05:18:59
623486文字
会話率:42%
武門の名家、羅城門家のお姫様である真綾ちゃんは、戦前の豪華貨客船〈熊野丸〉を召喚する能力に目覚めた翌年、町から忽然と姿を消してしまった。
物静かで優しいけど武闘派な彼女は、どうやら〈異世界転移〉してしまったらしいんだよ、召喚契約時に得た
絶大な力を携えて……。ヤバい、異世界が……。
これは、真綾ちゃんが異世界へ転移するまでの、ちょっと不思議でまったりした日々と、魔物が跋扈する異世界に行ってもマイペースな彼女の姿、そして、なんとか真綾ちゃんを取り戻そうと焦る、ちっさい親友を描いた物語である……。誰がちっさいだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 17:22:24
227601文字
会話率:46%
戦前の物資を漁って生計を立てながら旅をしているスカベンジャーの少女・アリサ。
儲け話を聞かされて同業者たちと赴いた街は、戦時中の激戦区――今は無法者たちが占拠する廃墟都市だった。
差別や迫害にさらされながら過酷な戦いを続けるくず鉄拾
いたち。それでも生きる意味を求めて、少女は愛銃である散弾槍を手に取る。
※作中のイラストは山桃氏(twitter:@yamamomoplank)に描いていただきました。
※イラストを掲載しているお話はタイトル右に★マークを付しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:32:11
328441文字
会話率:0%
アラフォー女子(未婚・歴女)が、お約束のトラック事故で転生。
前世の記憶を持ったまま幼児に転生したと思ったら、転生先は異世界ファンタジー世界ではなく「戦前の日本」。
それでも華族にして財閥の家に転生したのでイージープレイと思いきや、記憶を辿
るとその世界は彼女がよく知る乙女ゲームの再現世界かもしれなかった。しかも彼女の転生先の体は、お約束の『悪役令嬢』。
その上、『悪役令嬢』でなかったとしても、このまま歴史が推移すれば戦争で日本は敗北して華族(貴族)にして財閥である彼女の家は破滅する未来が待っている。
(悪役令嬢ものですが歴史ジャンルにしました。恋愛要素は徐々に出てくる予定です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 10:06:51
2563335文字
会話率:45%
今回のテーマは、『大日本帝国』そのものです。日本を、軍人が偉そうにしているステロタイプな『大日本帝国』らしい大日本帝国として存続させたままの存続を目指します。そして米蘇冷戦時代に持ち込み、21世紀まで残こる時間軸を中心に据えたいと考えていま
す。
無論、イデオロギーの違いによる分断国家にはしないし、版図も可能な限り戦前の日本と同様を目指します。ただし、米ソに対して完全な第三勢力として自立することは難しいので、この辺りも合わせて考えていければと考えています。
なお、『正確さ』や『リアルさ』は二の次で行われています。内容も、毎度おなじみの我田引水ゴーイングマイウェイで事を運んでいくつもりですので、肩の力を抜いた娯楽として見ていただけたらと思います。
また一部に不快に思われるかも知れない用語、表現などが出てきますが、当時の常識として使われていたものを表現方法としてだけ用いているので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは、此度も虚構の世界へと参りましょう。
(なお、私どもが主宰するホームページに掲載している作品の転載になります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 11:15:33
208732文字
会話率:1%
時代は昭和から平成に変わり、少し時が経った90年代後半。
戦前に各国が研究、開発を進めていた生物工学に関する技術や、人体機能の拡張技術等を戦争終結後各国が取り入れ、実用化した。
それによって人の身体はより良く生まれ変わり、昔より良
い未来がやってくると、皆思っていた。
しかし、実際はその技術がより大きな対立を生み、世界が不安定になる原因となってしまう。
私達は通称宝石少女と呼ばれていて、生まれた時から眼や脳に埋め込まれた機械により様々な能力を持っている。
能力の使用は政府から出生時に配布され、埋め込まれる小さなチップにより初めは制限されていて、ある程度自由に能力を使う為には、日本の各地にある宝石少女を育成する為の学校を卒業しなければいけない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 15:51:27
6012文字
会話率:24%
ゆっくり劇場「とある教育ユートピアの物語」です。「平和的大アジア主義」と「新感覚教育妄想ファンタジー」というコンセプトの二本立てによって、なろう系ラノベの新ジャンルを開拓するライトノベルです。オリジナリティがあれば、設定やコンセプトをコピー
するのは全然構いません。
「平和的大アジア主義」とは、戦前の「大アジア主義」を武力によらず達成する運動です。戦前の大アジア主義は、中国大陸進出の理論として使われ、侵略戦争を招いてしまいました。しかし、「平和的大アジア主義」では日本が戦後築き上げた国際秩序を破壊する事なく、日本の世界におけるプレゼンスを発揮することができます。しかもたぬきといういち民間人が勝手にやる事で、政府がほぼ介入しないものですから、政治的トラブルにも巻き込まれにくいです。平和的に大アジア主義を達成するのなら、資本主義で疲弊した東側世界の住人達にも資本主義に代わる新たな価値観を提示できる。
もうひとつの柱「新感覚教育妄想ファンタジー」というのは、なろう系では異世界転生などの「自分が」頑張る作品が多いですが、そろそろいい年なので近所のおせっかいオバサンのように「若い人が育っていく事を喜ぶ」というのがコンセプトです。どのような教育を受ければどのような影響を受けて出力されるのか?そういうのを想像して、人が変わっていく過程を見るのです。
これ、実は共同体の再生にとってかなり重要な要素で自分ではなく、他者のために惜しげもなく出来ることをする大人によって昔は子育てしました。自分が頑張ることばかりでは、他者に眼が向かないので、若い子を応援する事で成長する事が目的です。
なろう系ラノベの新ジャンル開拓、賛同される方はオリジナリティがあるなら、設定やコンセプトをパクって構いません。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 03:41:11
1258文字
会話率:0%
ミリタニーア王国と魔族との開戦前、王国に召喚された3人の勇者。
その中の1人だけ無人島に召喚され、精霊と出合力を貸してもらいながら、物語が始まる。
最終更新:2024-04-08 12:47:46
899文字
会話率:36%
戦争が終結し、世界人口が戦前の十分の一程に減少した世界で少年たちはどう生き抜くだろうか
最終更新:2024-04-01 00:00:00
1527文字
会話率:46%
勇者パーティで戦士を営む俺。聖剣に選ばれた本物の勇者アルトや仲間たちと共についに魔王の目前まで迫っていたが、よく考えてみるとここまで俺なんにも活躍してないじゃん…。
せっかくのラスボス戦前になんだか俺だけ虚しさが残っていた。
最終更新:2024-03-27 15:53:44
42367文字
会話率:33%
本当に私が今度の全米チャンピオンタイトル戦の挑戦者に選ばれたんですか」
私は女子プロレスラーの竜胆遥。
遂に全米チャンピオンと闘える。
「今度の全米チャンピオンタイトル戦で負けてくれないか。つまり八百長をしてくれ」
喜んだ矢先にマフィアの
本部ビルに拉致されて、幹部から八百長を持ち掛けられた。
「八百長をしろですって。ふざけないでよ。絶対にお断りよ」
「我々の命令に従わなければ生命の保証は無い」
「・・・・分かったわよ」
マフィアの構成員達から銃口を向けられたので、仕方なく承諾した。
何とか解放されたが、もちろん八百長なんかするつもりは無い。
最強の女子プロレスラーになるのが幼い頃からの夢だ。
やっと全米チャンピオンになるチャンスが巡ってきたんだ。
八百長なんて冗談じゃない。
マフィアなんかに私の夢を潰されてたまるか。
絶対にドタキャンしてやる。
試合直後の航空機のチケットを購入した。
逃走用のレンタカーも用意した。
後は試合で勝って、日本に逃亡するだけだ。
私の実家は戦前からの武闘派ヤクザだ。
たとえマフィアでも簡単に手が出せない筈だ。
試合に勝利して全米チャンピオンのタイトルを獲得した。
着替えもしないで、レンタカーで空港に向かった。
バックミラーを見て、三台の車が追跡しているのを確認した。
「殺されてたまるもんですか」
絶対に逃げきってみせる。
「駄目だったようね」
しかし激しいカーチェイスの果てに追いつめられてしまった。
「我々マフィアを舐めるな」
「愚か者が地獄で後悔しろ」
「裏切り者が死ね」
「「「バァンバァンバァン」」」
「きゃあああ」
結局マフィアの構成員達に射殺されてしまった。
これは貴族令嬢に転生した女子プロレスラーが戦闘狂となり、異世界で大暴れする物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 07:57:09
47610文字
会話率:56%
【Amazonで発売中】現代のスパイ学校とその仲間達の戦いを描いた小説
『シビルミリタリーセルヴス』とは?
無実の罪で囚われた青年がスパイ学校の選抜教育に挑み、冤罪を証明するためチームの仲間と国家に巣食う諜報団や革命集団と闘うSF冒険小説シ
リーズ。
【あらすじ】国際情勢が混迷化した2034年。境正義(さかいまさよし)は定年間際の老練な諜報員。しかし、組織間の利権争いに疲弊し、嫌気が差していた。そんな中、親子ほども年齢差がある厄介者達と組まされることに。会社に捨てられた半導体エンジニア、元運送屋のボクサー、米国有名大卒の少年ハッカー。与えられた職務は、日露和平交渉までに国内の大物ロシア諜報員3名を排除すること。そして「血盟団」と呼ばれる謎の組織と対決することだった。訓練前から誰からも期待されないチームだったが、「日本を2050年まで延命させる」というリアリズムのもと、誰もが予想だにしなかった国家の存亡と未来を懸けた闘いに身を投じる事となっていく。だがいかに一部の人間が優れていても、信念以外に失うものがない集団には太刀打ちできない。そんな強敵達が現れる予感を、境だけが感じ取っていた――。
「日本にはなぜスパイ防止法がないのか?」——戦前から変わらない日本人の民族的イデオロギーと社会不安を加速させる貧困格差。そして「人質司法」と「レンディション」が複雑に絡み合うスパイアクション冒険小説の前編。
【コンセプト】若年層でも読めるテクノスリラー
【ジャンル】ミリタリースパイアクション小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 04:20:14
22841文字
会話率:16%
戦後『古事記』『日本書紀』に記載されている日本神話などの物語や初代神武天皇から続く古代天皇系譜伝承は、戦前の国家主義及び軍国主義の象徴とみなされ、戦後日本の社会と大半の日本人からほとんど拒絶されている。そして特に初代神武天皇及び2代綏靖天
皇から9代開化天皇にいたるいわゆる「欠史八代」は架空の存在になったどころか『古事記』『日本書紀』成立直前に国家の歴史を延長させるために「無の状態」から「ビックバン」の如く創作されたという説が戦後の歴史学界と日本国民の常識となって今日にいたって久しい。
しかしその一方で、戦後も一貫して神武天皇といわゆる欠史八代の天皇の実在を主張する歴史学者がいたのである。
さて、戦後の古代天皇実在論者は架空論が主流となった今日までにどのような根拠で特に以下のことを叫んでいたのであろうか?
「そ、それでも……神武天皇は……実在した!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 21:47:14
13484文字
会話率:3%
長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜、野茂英雄、イチロー、大谷翔平の選手としての歴史的評価について記した文章です。
また、戦前の名選手、慶應の宮武三郎、早稲田の小川正太郎についても記述しております。
最終更新:2024-02-14 07:41:36
2390文字
会話率:3%
日本の戦前の植民地及び満洲について書いた2年前の文章。
及び、戦前の中等学校野球大会に参加していた外地の学校について書かれた著作を読んだ際の感想です。
最終更新:2022-10-23 08:05:05
1013文字
会話率:7%
家の前を荷馬車が通った。
最終更新:2024-01-17 20:38:49
352文字
会話率:40%
最終決戦前夜に人の醜さを知った勇者(アレン)。
彼は倒すべき女魔王と手を組み、世界への反転攻勢を決意する。
助けてくれ? 今更遅い。
俺はもう勇者じゃないからな。
最終更新:2024-01-02 09:33:18
165008文字
会話率:27%
1930年の帝都にある谷にある町に一家4人で住んでいた家族の物語。
当時は当然今ほどの大きな都市ではなく、個人が経営する店が帝都にはたくさんあり、
当時開通したばかりの私鉄で郊外に出ると、畑や水田がすぐに表れる、
そのような時代だった。
最終更新:2024-01-01 20:55:14
21417文字
会話率:26%
私立華藏學園は戦前の豪商、華藏鬼三郎が創立した、伝統と格式、創造性と進歩性を尊ぶ名門校である。
高等部一年、真里愛斗は理事長の孫娘にして生徒会長を務めるカリスマ、華藏月子に憧れて高等部生徒会に入るも、度重なる失態を理由に月子会長からい
びられる毎日を送っていた。
ある日愛斗はいつものように月子からミスを叱責され、學園で密かに噂され恐れられている処分『假藏送り』を仄めかされてしまう。
華藏家は華藏學園とは表向き何の関係の無い別の高校『假藏學園』を経営しているが、こちらは名門の華藏學園と異なりとんでもない治安の不良校なのである。
華藏學園はその美名を守る為に相応しくない生徒を強制的に假藏學園へと転向させており、創業者一族である月子には胸先三寸で気に入らない生徒をその恐ろしい不良校に追放処分できると噂されていた。
或る夜、愛斗は月子から學園内の立ち入り禁止区域に建てられた祠に一緒に来るよう命令される。
古びた祠の傍らで何やら怪しげな儀式を始める月子、異様な雰囲気の中気を失ってしまう愛斗。
そして気が付けば翌日の朝、愛斗はそこで信じられないものを目撃する。
華藏學園と假藏學園、創立者を同じくする二つの學園と、その陰で蠢く不穏な「學園の闇」。
少年は我が儘な少女の召使いとなり、恐るべき怪奇と陰謀に立ち向かう羽目に陥る。
※この小説はカクヨム、及びノベルアッププラスでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 12:12:23
413160文字
会話率:52%
世の中には変わって良いものと、変わらなくて良いものがある。
『私』は終戦を16歳で迎えた。
それを機に変わっていく常識、概念、規範。
『私』は振り回されるばかりだった。
だが、変わらないものもあるはずだ。
自分が祈りを捧げる三日月は、戦前で
あろうと、戦中であろうと、戦後であろうと、いつだって自分を見守り、輝いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 19:17:53
1000文字
会話率:8%
固有スキルの判別で出たのは屑スキルの[憑依]?
そのまま馬車に放り込まれて地方の村に追い出された主人公のケイン!
限界村落の村を魔改造して立派な城塞都市ができた頃に王国連合軍が攻めてきた!
スキル[憑依]を使った大型ロボット(人形?)で反撃
するケイン♪
何故か帝国の第1帝姫まで加わっての反撃が始まる反抗作戦前の話になるのかな?
マァ、気楽に読んでくださいな(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 06:00:00
10560文字
会話率:61%
昭和三〇年代川崎の武蔵小杉で生まれた、私立大学の文学部英文科2年生の洋太は、上野駅から夜行列車に乗り北陸へと一人旅に出る。はじめは孤独感に苛まれ、すぐに帰りたいという気持ちになるが、仕方なく旅を続ける。そして、その旅と並行する形で、毎日、日
が暮れるまで真っ黒になって遊んだ、昭和の伸び伸びとした幼少期の洋太の姿が描かれる。
洋太は、風呂もなくトイレも水道も共同の、古い木造の寮の八畳一間の部屋に、家族四人で暮らしている。まだ貧しかった日本でも、最下層の住宅と言えるような所だった。だがその一方で、野良犬の面倒をみたり、野球をしたり、メンコや駒をしたりすりして遊ぶ日々は、わくわくする毎日で変化に富んでいる。寮の仲間と銭湯に行くのも楽しい時間だった。
しかし、洋太の中学入学に合わせるかのように、寮は取り壊されることになり、住人は新築のトイレバスキッチンもある鉄筋のアパートに入居することになる。洋太は大喜びで引っ越していくが、しばらくすると、そのアパートが冷たいコンクリートの固まりのように思えてくる。そして、まだ取り壊されていない荒れ果てた無人の寮に度々行っては、トイレに座り込んで、涙を流す。生活も、少年時代から一変して、勉強のことを気にして、暗い無気力な毎日を過ごすようになる。
北陸での旅を続ける中、洋太は、これまでしたことのない経験、様々な人々との出会いを通して、普段の生活では全く考えなかった思いを抱くようになる。戦前戦中に青春時代を過ごした両親の人生にも思いを巡らし、深い感謝の気持ちが芽生えてくる。そして少年時代の感情に近い気持ちを取り戻していく。
私がこの小説で描いた、昭和30年代から50年代の日本は、歴史的にも世界的にも人々が最も幸せだった時代であったと確信している。私自身、自分ほど幸せで豊かな子供時代を過ごした人はいないと思っている。
私がこの小説を書いたのは、そのような時代の生の記録を残し、人々の記憶に残したいと思ったからだ。というよりも、それがその時代を生きた人間の使命であり義務であるという思いに突き動かされた、と言った方が良いだろう。なぜなら、そのことによって、あるべき社会・特に目指すべき子供社会の姿のヒントを示すことができると思っている。特に子供たちがスマホやゲームに溺れ、自殺する子供も増えている現状が少しでも良い方向に向かってくれればと願っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 21:00:00
74969文字
会話率:25%