昭和初期まで日本人は和服を着ていた。和服は平面的で西洋の衣服のように、体のラインに沿わない衣服。現代でもその文化はジャポニスムとして確立している。その中でも庶民の和服として主流だったのが紺絣である。紺絣は、藍草で染められた和服。藍草は比較的
手に入れやすく身近な染料だった。
そんな時代を生きる幼い主人公と母の物語。善意があれば人は幸せになれる訳ではないし、それが善意かは分からない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 23:59:22
580文字
会話率:12%
令和の自衛隊が昭和初期の世界に転移してしまった。
第二次世界大戦の敗戦を阻止できるのか
最終更新:2024-02-21 20:26:56
2984文字
会話率:78%
くいっさ(山本九一)は明治40年の生まれ。尋常小学校を出るとすぐに常滑の関製陶所に就職。土管造りに励んだ。大正年間から昭和初期の太平洋戦争までの常滑は土管造りで栄えていた。
当時の土管造りはほとんどが手作業だった。くいっさが関製陶所に入
って数年後に社長の1人娘の綾さんが生まれる。この綾さん、鄙にまれな美貌の持ち主。小さいころから土管場の窯場や作業場を遊び場としてた。他の女の子の様にままごと遊びにには興味を示さず、百人近くいる従業員の仕事ぶりばかり見て育っていた。特にくいっさがお気に入りで、仕事中でもくいっさにまとわりついていた。
綾さんが中学校を出て数年後、くいっさと共に釉薬の研究を始めた。その後、綾さんは東京の建材店の勧めで、釉薬の研究をするために東京に出かけた。
それから2年後、綾さんは殺された。遺骨が奥さんの胸に抱かれて帰ってきた。この時くいっさは言いようのない絶望感に襲われた。
それから数か月後、1人の流れ者が関製陶所に雇われた。くいっさと同じ部屋で寝泊まりした。彼の名は“のぶ”と言った。のぶは小柄で痩せてはいたがすぐにも土管造りの作業に馴れていった。数か月して、綾さんと共に始めた釉薬の研究や窯焚きも手伝わせた。
ある夜,くいっさはのぶが真夜中に外に出ていくのを知った。後をつけると墓場であった、関家の墓の前で蹲り、墓の中から白い骨を取り出してしゃぶったりしていた。くいっさは慄然としたがその行為をとがめて連れt還った。
そしてのぶが綾さんを殺した事、綾さんを愛するあまり、ここまで来た事を告白した。
くいっさはのぶを殺した。釉薬用の窯にのぶの死体を入れて、釉薬の見本と共にのぶの死体を焼いた。
焼きあがった釉薬のなかに、綾さんの肌色そっくりの色見本が出てきた。
くいっさはそれを終生大切の持っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 09:25:31
23262文字
会話率:17%
時は昭和初期。
震災から復興した帝都では、演劇が盛んに行われ…数多の劇団が旗を揚げていた。
しかし帝都といえども広くはない。時間も場所も、演者どころか客すらも限られているこの場所では…劇団は、多すぎた。
帝都では劇団同士の潰し合いが横行し、
遂にはそれにルールが設けられる始末。
そうして始まったのが「舞台戦争」劇団同士の誇りを、存続をかけ、全力で潰し合いをする劇団同士の疑似戦争だ。
震災でトップスタァと専属戯作家を失い、没落したかつての「帝都一の劇団」こと「劇団舞鳥」もまた、舞台戦争に参戦していた。
かつてより衰えた彼らは、俺が初めて舞台を観劇した際…所属団員は団長を含めてたったの三人。うち一人は、八歳の新人戯作家だった。
これは舞鳥がかつてとは異なる舞台戦争という環境で、帝都一に返り咲くまでの軌跡と
それを裏で支えた戯作家の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 02:00:00
13131文字
会話率:64%
初出:カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816452219772069292/episodes/16817330663379781132
大正、或いは、昭和初期のカフェー
好もしい相手に、思いを寄せると
いうことも――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 19:42:09
3428文字
会話率:21%
作家、蒼翅碧花が同居人ともども雲隠れしてから数か月。ある冬の朝、彼は自宅の庭で変わり果てた姿で見つかった。その傍らには一体の白骨死体が土から上半身を出している。一体この家で何があったのか?
おぞましくも悲しい二人の最期を紐解く、和風怪奇BL
譚。
***
登場人物
・蒼翅碧花(あおばね へきか)※攻め
作家。酒と美男美女が好きな遊び人。
・北村瑤(きたむら よう)※受け
蒼翅碧花の同居人。近くの喫茶でボーイとして働く青年。
・小暮(こぐれ)
この作品の語り手でもある、蒼翅碧花の友人。
※他サイトにて連載、完結しているものの転載になります。カクヨムとノベルアップ+に同じ内容のもの、アルファポリスにR18版を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 10:54:53
33037文字
会話率:36%
日本の様な世界の大正〜昭和初期の田舎での話。
世界各地で昔からよくある話。今でもあるかも?
突然時代や場面が切り替わります。
直接的な発言はありませんが容姿での差別があります。
上記が苦手な方は、ブラウザバックをオススメします。
最終更新:2023-07-19 10:08:23
1901文字
会話率:30%
舞台は昭和初期。河原に佇んでいた男の独白は、母親への歪んだ愛情だった。
最終更新:2023-06-02 12:10:43
4172文字
会話率:0%
比較してみたかったので、政府公式の文献を元に、明治天皇、大正天皇、昭和天皇の葬儀に参列した外国人招待者の一覧を作ってみました。インターネット上には大正初期と昭和初期の参列者について書いている人がいないように感じたので、葬儀関係の資料が好きな
人に刺さればいいなと思っています。
ただの一覧だと読みずらかったので、クソブログ構文を利用してみました。
好評でしたら、世界の宗教別葬儀方法とか、葬儀に関する歴史とか、様々な埋葬方法についてとか、死に関する行事や、死を媒介とした世界の実在する呪術などについてもエッセイ?を書いてみたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-12 09:00:00
10325文字
会話率:0%
迷宮の管理者になるはずだった魔物――イルは、不運なタイミングで生まれてしまったばかりに死にかけの迷宮に閉じ込められ、長い年月を過ごす。ようやく地上に出てみれば、迷宮攻略など遠い昔。鉄道は走り電気も普及しつつある。そんな平和な世界だった。
それが15年前のこと。辺境の村で人間社会を学んだ彼は、今日晴れて人権を得て都会を目指す。
服を買い、住むところを探し、職を得て、生活を謳歌しようとする121歳――但し人間社会15年目の――顔は良いが頭の中はちょっと残念な所もある魔物の、生暖かい生活記。
※ 一章(15万字)まで予約済み。昭和初期+α の時代感。一話平均5千字。タイトルに*があるものは別視点 or 三人称。超遅筆につき二章更新は相当先。カクヨムとなろうで掲載。
※ 主人公は人型で、首から下は鎧のような黒く薄い甲殻に覆われ、ツノと蹄があって背中に蛇腹剣のような形の触手っぽいものが生えている魔物です。顔は人間基準で良いです。ガチの人外を求めて来たならミスマッチの可能性高し。
※ 動植物の名称・曜日・月・単位系などにおいて地球上のものを使い、天ぷら等を普通に食べます。転生転移の伏線ではなく単に設定がゆるいだけです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 21:12:04
177625文字
会話率:39%
2022年春。曾祖母が死んだ。死の間際、彼女は私にとある二冊の日記を託した。
古びた臙脂色の表紙。そこに薄らと浮かび上がる、『紀元二千六百年』の文字。それは1941年、近衛師団所属の陸軍少尉であった曽祖父の直筆手記であった――
これは、昭
和初期、激動の時代を生き抜いた2人の若人の物語。
2冊の手記は戦争を語る。良くも悪くも、鮮やかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 10:05:05
4609文字
会話率:45%
昭和初期、とある田園に沿ってなりたつ集落で古くからの社にそびえ立つ神木にまつわる話。
最終更新:2022-10-22 20:17:32
204文字
会話率:0%
昭和十五年八月。港には少年と俯く異国の少女の姿があった。
「私、帰る事になったから、きっともう会えないと思う。さよなら」
その後、戦争が始まると少年も戦地に赴く。少女の国と戦うために。
昭和二十年四月。青年は沈みゆく洋上の城に居た。
俺も
ここまでかと目を閉じると轟音と共に意識が消えた。
目を覚ますと何故か居る異国の少女。あの頃と変わらぬ笑顔のままで。
どうやら開戦前に戻ってきたらしい。
変えてやる。彼女から笑顔を奪った開戦の歴史を……
※この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 20:14:06
37657文字
会話率:48%
芙美子は家の手伝いをしながら仲の良い家族と暮らす、絵を描くことが好きな女性。血のつながらない軍人の兄・孝太郎淡い思いを抱く芙美子だが、家族であることと、引っ込み思案な性格も災いして気持ちに蓋をしている。ある日、軍務で調査に出かけた孝太郎が行
方不明になり――★★全20話予定です。イメージは大正~昭和初期ですが、あくまでイメージです。内容は全くの創作ですので、史実等と合わなくてもスルーしてお読みください。★★なお、R15は保険ですが、内容に一部戦闘シーン、部位欠損等の表現がございます。苦手な方はブラウザバックをお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 19:00:00
61116文字
会話率:44%
さえない会社員『橘裕也』は祖父の家で一人暮らしを満喫していた。しかし、男の一人暮らしは部屋が荒れ放題。そこで親の紹介でお手伝いさんを雇うことに。やってきたのは昭和初期の無表情女中さんの『ミツ』だった。
昭和と令和のジェネレーションギャップに
戸惑いつつも二人は交流を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 21:06:40
13790文字
会話率:51%
とある少年からの手紙と、その返信。漂う程度のBL風味ですが、本筋は家族愛(のつもり)です。昭和初期をイメージしています。
〇この作品はpixivにも掲載しています。https://www.pixiv.net/novel/show.php?i
d=14468450折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 17:43:06
9125文字
会話率:0%
大正~昭和初期の兄弟の一幕。兄に執着する少年、盛夏に駆ける。想像の中ですが、お魚さんが可哀想な目に遭うのでご注意ください。
〇この作品は、「pixiv」にも掲載しています。https://www.pixiv.net/novel/show.p
hp?id=12677497折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 18:29:12
599文字
会話率:0%
木津根(きつね)財閥の一人娘、貴子は、毎夜「祓い屋」として悪霊退治をしていた。
木津根家では、家が祀っている「白狐様」との契約で、巨万の富を得る代わりに霊力を持った子が悪霊退治をしなくてはならないのだ。
ある日、貴子は、仕事中に宇佐木(う
さぎ)という男に助けられる。
宇佐木は戦争から帰ってきたばかりの傷痍軍人だった。
「なぜこんなか弱いご令嬢が戦わねばならないのでしょうか。世も末ですね」
「そんなに言うならあなた、わたしに協力なさい」
行く当てのなかった宇佐木は貴子に拾われ、貴子の執事となるが、後に「貴子と似た境遇」の家の嫡男だったことがわかる。
奇妙な縁で主従となった二人が、徐々に絆を深めていく、和風ダークファンタジー。
※大正~明治初期あたりをモデルとした異世界です。
※秋月忍様主催の『男女主従祭企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 20:18:32
10840文字
会話率:37%
昭和初期、とある山の頂に、妖魔を引き寄せる血を持つ女がいた。
彼女の名は籠野朱鷺子(かごのときこ)。その能力は代々女にしか継承されず、政府にひそかに保護される存在だった。
夜毎集まってくる妖魔たちを、彼女の屋敷の使用人たちが切り伏せる
。屋敷一の腕を持つ、有明(ありあけ)の目を通して語られる籠野家の各顛末。
これは生者と死者すべてを魅惑する、血の宴の物語――。
※当作品は秋月忍さま主催の「和語り」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 12:00:00
7062文字
会話率:53%
これから語る物語は、僕らが解決した事件の一つである――。
昭和初期、伝統とモダンが新たな文化を花開かせる帝都。
華族の父とドイツ人の母を持つ美貌の青年・千崎理人は、職を得ようと訪れた乙木サロンで、謎の少年と出会う。少年『小野カホル』は、理
人の望み――職と住まいを用意する代わりに、グリム童話になぞらえた『名前当て』の賭けと、カフェーの仕事を持ち掛けて……。
そんなある日、理人とカホルは、カフェーの客から明治末期に活躍した窃盗団『音楽隊』と、その手口に似た強盗団の噂を耳にする。
その夜、乙木サロンの画家の青年・宇崎善太郎と、音楽家の青年・吉永侑哉、さらに声楽家の美女・長尾寧々子と知り合った理人と一谷は、怪談話の最中に『幽霊屋敷』の話を聞き、肝試しに行くことになる。
そこで本当に幽霊が出て、一行は慌てふためき逃げ帰る。
一方、カホルは乙木夫人から新しい依頼の電話を受けて……。
帝都メルヒェン探偵録の舞台用に書き下ろした、オリジナルストーリーの原案!
また、後書きには、舞台の様子や感想を書いております。
舞台を観た方も観ていない方も、楽しんで読んで頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 23:13:22
41218文字
会話率:50%
時は昭和初期。天涯孤独の少女・結月(ゆづき)は霊感が強く、周囲の人達に気味悪がられていた。奉公先を出され、田舎から帝都・東京に出て仕事を探していた結月は、天方(あまがた)家で女中として雇われる。
天方家は、穏やかな主人の涼、朗らかな奥様
の閑子、素っ気ない息子の漣の、一見普通の三人家族。しかし実は、次々女中が辞めてしまう怪現象が頻発する奇妙な家であった。喋る大蝦蟇、夫を迎えに来た謎の女、さまよう子犬の霊……。奇怪な現象が当たり前に起こる天方家には、何やら秘密があるようで――。
「あの、奥様は幽霊なのですか?」
女中の結月が天方家で過ごす、不思議な日常と事件を描いた怪奇幻想譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 00:00:00
113158文字
会話率:35%
1920年代末の日本帝国、光和五年の春を迎えた帝都・東京。ドイツ人の母を持つ美貌の青年・千崎理人(せんざきまさと)は帝大卒のエリートながらも、家も金も職も持たぬ自堕落な生活を送っていた。ある日、居候先から追い出されそうになった理人は、職を
探すため知人のサロンを訪れる。そこで出会ったのは、眠れる一人の子供――謎めいた雰囲気の『小野カホル』との出会いにより、理人は様々な事件に関わることになり……。
大正~昭和初期の架空日本。帝都・東京を舞台に、童話をモチーフにした事件を解決する、自堕落な美青年と謎めいた少年のミステリー短編連作集。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 13:18:44
210625文字
会話率:35%
こちらは支部で連作していた昭和初期風if世界による和ファンタジー幻想奇譚の、第1話に相当する話です。あちらにも重複投稿されています。執拗かつ酷いスプラッタ描写はありませんが、色鮮やかな部分がありますので、苦手な方はご注意ください。
大昔に
小説賞で3次審査まで勝ち残った話の、大幅改定版です。名残は、屋台骨的な構造と一部場面、台詞のみ。……なんつーか、すげぇ駄作でした。無駄に凄惨で無駄に痛々しい感じで。よくもまぁこんなもんで3次とか勝ち抜けたなホントにピンキリ玉石混淆なんだろう! という有様。当時は和物が珍しかった所為もあるかも。多少、マシになってます……多少。
毎日更新、全24話。これ以降は持ってこないので(シリーズ掌・中・長編合わせて100話超えているため)、お気に召したらリンク集【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1094469】から時系列順に読むなり、ホームから投稿順に読むなりしていただければ幸い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 20:00:00
175669文字
会話率:50%
梅雨の合間にふらりと出かけた先で、麟太郎はふと目にとまった卓上ランプに誘われて、とある骨董店に足を踏み入れる。
そして、懐かしさと物珍しさにあふれた店内で出会ったのは、一対の角を生やした鬼女の掛軸だった――
新米編集者の高城が、担当してい
る作家、結城麟太郎の原稿を待っている間に聞かされた、とある骨董店と、そこにあったという品にまつわる顛末。
完結済み。(2015.08.02改訂)
※サイトにて公開している作品の再掲載となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 20:00:00
32035文字
会話率:27%