1945年、連合国に降伏した大日本帝国は解体され、日本本土は米軍の占領下に入った。帝国陸海軍は武装解除、将兵は復員し、軍隊は消滅する。軍国主義を主導した戦争犯罪者は逮捕され、極東軍事裁判所が開廷した。GHQは日本政府を指揮して戦時体制の
廃棄と民主化を推進する。急激な変革だった。特高警察の廃止とは共産党員の釈放であり、経済民主化は経営陣の追放だ。宇垣内閣はポツダム宣言の履行と内政の安定に邁進する。
第二次世界大戦に勝利した連合国だったが、早くも対立と分裂の危機に直面していた。欧州では、ドイツとその占領下にあった中欧・南欧の処遇をめぐって新たな緊張が生まれる。極東では、対日参戦を履行できなかったソ連に対してヤルタ密約が破棄された。中近東と東亜では独立を宣言した国々が武装蜂起する。連合国は国際連合を組織して結束を強化しようとした。だが、大戦の勝利者である米英中ソの各国にはそれぞれ山積する問題があった。
1947年5月、中ソ国境で軍事衝突が起きた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 09:00:00
26011文字
会話率:64%
昭和二〇年八月七日、ついに大日本帝国はポツダム宣言を受諾し、連合国に降伏した。連合国にとっては意外な急転直下の大戦終結だった。太平洋方面の主軍たる米軍は、フィリピン、硫黄島、沖縄と増大する日本軍の抵抗に、本土決戦は必至であり、激戦と甚大な
損害は免れないものと覚悟していたからだ。
予想外の状況は、ソ連軍が侵攻した樺太と満州でも起きた。樺太守備の日本軍は逆襲し、ソ連領内まで攻め入った。満州の関東軍の抵抗も頑強で、撃退に成功するかと思われた。結局、米軍の満州領内への進撃と原爆投下があって、一五日に日ソ両軍は停戦した。ともあれ、あと一年は続くとされていた戦争の終結に連合国は安堵した。
早すぎる終結は連合国の準備不足を意味した。大日本帝国の解体と占領は既定事項だったが、その詳細計画は未定だったし、大東亜に大きく広がっていた日本軍の占領地については何も考えられていなかった。単に日本軍を武装解除し解散させれば済む問題ではない。日本軍の消滅は力と統治の空白を生む。すでに、ビルマとベトナムには独立政権が存在し、インドネシアでも独立が宣言された。大東亜各地で大きな混乱と騒乱、そして内戦が予想される。
いよいよ連合軍の進駐と占領が開始される。先行きは予断を許さない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 12:00:00
185529文字
会話率:59%
大日本帝国は終焉の時を迎えていた。
昭和二〇年八月六日、突如、ソ連が満州に侵攻して来た。その急報の直後、広島に新型爆弾が投下された。その日は、九州、四国、東京でも大規模な空襲があった。混乱の中、大本営と政府は徹夜で会議を行う。
七日
、モスクワの佐藤大使はモトロフ外相から宣戦布告を告げられた。満州の都市が空襲され、また樺太や千島でも空襲があった。鈴木内閣が進めていたソ連の仲介による連合国との講和は完全に瓦解した。その夜、スイスとスウェーデンに向けて日本はポツダム宣言受諾を発信した。急転直下の中で、帝都東京ではいくつもの事件が起きる。
八日朝、政府はポツダム宣言の受諾と無期限停戦を発表した。鈴木首相の声明に国民は仰天した。連合国の要求により、降伏軍使を乗せた緑十字機が米軍占領下の沖縄へ出発する。そして正午、ラジオは天皇陛下の玉音を放送した。ここに、大日本帝国は連合国に降伏する。
九日、マニラで開かれた降伏軍使と連合国との会議は難航した。日本がソ連との停戦を拒否したからである。ポツダム宣言は米英中三国の声明であり、ソ連は署名していなかった。満州や樺太における対ソ戦闘は無警告奇襲に対する自衛行動であると日本は主張した。
一〇日、降伏軍使は降伏文書と天皇布告文の草案を携えて帰路に着く。日本と米英中との停戦は守られていた。だが、満州でも、樺太や千島でもソ連との戦闘は続いている。正午、満州国はソ連に対して宣戦布告した。そして、宇垣一成陸軍大将を首相とする新内閣が成立する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 12:00:00
158992文字
会話率:55%
1945年、大日本帝国は沖縄を占拠され、戦艦大和を失った。
これをうけて、大本営は作戦「に号作戦」を立てた。
これは、すべての残存艦艇を集結させ、本土攻撃をしにきたアメリカ軍を撃滅し、
起死回生を図るというもの。
この小説には、利根や伊勢、
天城やキ83、連山、烈風、震電、流星など、
思うように活躍できなかった数々の艦艇や機体が出てきます!
きちんと調査し、編成とかもしっかりと考えた架空戦記を、どうぞお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 15:50:22
12475文字
会話率:25%
第一次世界大戦に参戦した日本は、そこで数多の血を流し、多くの戦訓を得た。
欧州で見た死と破壊を日本本土で起きさせまいと、富国強兵と国内開発に邁進しつつ、国際協力を行ってきた日本。
最終更新:2024-04-13 05:00:00
27449文字
会話率:20%
【仮想戦記×異世界】奴らは月からやってきた
―喪われた戦争―
1941年、大日本帝国とアメリカ合衆国は太平洋の覇権をかけて一触即発の状況にあった。
合衆国主導の石油制裁により、窮地に陥った日本はついに状況を打破するため対米開戦を決断す
る。
太平洋の波濤を越えて、日本海軍はハワイ沖に空母機動部隊を送り込んだ。
現地時間12月7日、真珠湾に駐留する合衆国艦隊を奇襲するため、183機の攻撃隊が飛び立って征く。
しかし彼等の奇襲は未遂に終わった。
そこで彼等が目にしたのは、異形の怪物に蹂躙される合衆国艦隊の惨状だった。
その日を境に世界は回転した。
ドラゴンに、クラァケン、ヒュドラ……空想上の化け物が次々と出現し、人類は試練の時代を迎える。
※第七回ネット小説大賞の感想ピックアップにてご紹介をいただきました。
誠に有り難うございます。
※楽しんでいただけましたら感想・評価・ブックマーク等をいただけますと、幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 00:00:00
1029931文字
会話率:42%
太平洋戦争。それは一九四一年十二月八日、大日本帝国の奇襲攻撃(真珠湾攻撃)によって始まった。最初は快進撃を続ける大日本帝国だったが、ミッドウェー海戦の大敗によって戦局は一変。日本軍はその後ずるずると敗退していった。それから起こったことは悲劇
だった。ガダルカナル島の戦い、硫黄島の戦い、東京大空襲、沖縄戦そして、広島と長崎への原爆投下。
大日本帝国は敗戦した……
しかし、勇ましく戦い続けた兵士たちの思いは現代でも語り継がれてれている……
この話は、そんな大日本帝国軍人の生まれ変わりたちが繰り広げるストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 20:18:54
136926文字
会話率:71%
もし、大日本帝国が順調だったら、、、というお話です。
しかし、これは戦争を肯定するものではないのでそこはご理解をお願いします。
誤字脱字が多いので日々見つけるたびに訂正などをさせていただいてます。
ここが違うとかがあれば気軽に教えてもらえる
と幸いです。
今作品はpixivメインに投稿しておりますのでそちらを見ていただく方が良いかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 22:42:32
10427文字
会話率:30%
歴史を、変えるー
若くして病に倒れた主人公は、「主」に強制的に時代を遡らされ、より日本を発展させるように命じられる。脳内に間借りした“オモイカネ”を名乗る思念体と共に、彼は日本を、そして世界を動かしていく。
※処女作です。基本ローペース気
味かつ知識がガッバガバなのでご都合主義的な一面もあるかもしれません。耐えられなくなったらそっ閉じ推奨です。
・この作品はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 20:00:00
308831文字
会話率:60%
時は西暦1941年の日本を取り巻く状況は最悪と言っていい状態であった。
1931年、名将“石原莞爾”中将直々の満洲事変を切っ掛けに中国と泥沼状態の戦いに陥ると共に米国との関係も日が経つにつれて極端に悪化していた。
政府や軍部は最早、対米
戦争を回避できない事態を考慮して一撃必殺の作戦を以て米国に大打撃を与えて早期講和を締結してこの泥沼の状況から脱しようと考えていたのである。
その一環として最初における作戦として連合艦隊司令長官『山本五十六』大将提案の真珠湾上陸作戦及び米国本土上陸作戦が採用されて現時点での最新鋭空母を含む大機動部隊を投入する事が決定される。
だが、その作戦に石原莞爾がとんでもないことを新たに提案してくる。
そこから新たな歴史のイチページが開かれることになる。
昭和16年11月28日、択捉島単冠湾から『南雲忠一』中将率いる第一機動部隊が出航する。
航空母艦“赤城”“加賀”“蒼龍”“飛龍”“瑞鶴”“翔鶴”
戦艦 “比叡”“霧島”
巡洋艦 “利根”“筑摩””阿武隈“
駆逐艦 “谷風””浦風””浜風””磯風””陽炎”“不知火”“霞”“霰”“秋雲”
艦載機 350機
日本陸軍3個師団を満載した大輸送船団と共に……。
ここから新たな歴史が記されていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 22:02:49
201680文字
会話率:39%
戦争の真っ只中に生まれてしまった少女の悲運な運命。
キーワード:
最終更新:2024-03-20 05:44:26
246文字
会話率:0%
『機動兵器』ギアの登場により第二次世界大戦中は更に激化した、当時傭兵として戦場を渡り歩いていた主人公『神風凪兎』はある時に相棒を失った。戦争が講和という形で終結し、彼が自殺すら考え始めたその時、ある噂が耳に入る、日本のパイロット育成学校に失
った相棒のデータが残っているとのことだった。
※この作品はプロローグ的な物で人気が出たら続きが出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 17:38:29
28823文字
会話率:58%
短編集
1&2.四次元の部屋
不思議な空間を漂う、不思議な男のいる部屋。そこへ迷い込んだ人々の物語。
3. 南の島の精霊
南の島に住む金持ちと、そこを巡回する商人との物語
4. 湖畔の幻影
何かのはずみで不思議な”モノ”が見える
ようになった人の物語
5.ウーマン・イン・ザ・ダーク
女が悪魔と出会った時の会話劇
6.マジック・フェロモン
よくある? 人恋しく肌寒い年末男女ゆきずり物語
7.名家の一族(トリッキー・サーカス前日譚1)
先祖代々続く名家の一族同士の人づきあい物語
8.演劇青年
演劇の世界に嵌りこんでしまった男の物語
9.リアリティーショー
リアリティーショー出演者になってしまった男の物語
10&11 タイムスリップ軍人さん
時を越える大日本帝国軍人の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 07:37:54
162263文字
会話率:26%
西暦1894年。世界中で突如謎の大樹と異形の生物が大量発生し、人類は破滅の一途を辿った。
しかし人類は終わらなかった。異形の生物と共に現れた大樹は、次第に不思議な果実を実らせる。その果実を取り入れた人間は、この世の物とは思えない程の超人
的な力を手に入れられる事が分かった
その事が判明すると、その果実と異形の生物を研究する組織が各地で生まれ、彼らの技術は世界中へと伝播。大樹を基盤とした都市復興が行われ、人類はかろうじて衰退を止めた。
大樹と化け物の出現から150年経った西暦2044年。新大日本帝国の帝都外縁部の孤児である"森羅真希"は、父や憧れの人と同じく、異形の化物である"魔物"に対抗する国家組織軍"対魔隊"への入隊を志す。しかし、彼には他の人とは違い、果実によって与えられる能力が無く……。
これは、マキという1人の少年を主軸に大樹と異形の化物"魔物"を巡る、少年少女の青春群像ファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 15:59:14
76132文字
会話率:68%
――某日。東郷平八郎、率いる大日本帝国海軍は、日本海にて世界最強のバルチック艦隊と衝突――敗北した。元帥の東郷をはじめ、大将以上の軍人は殆どが戦死、艦隊の大半が沈没させられ、日本中に衝撃が走る。その中、海軍を任されたのは、当時、大将候補であ
り、中将だった近藤 蒼だった。混乱する国内、迫るロシアの魔の手、そして、時を超え“霊明”という時代から来たという少女。少女の知識を頼りに、史実より四十年近く早く、戦艦“大和”を開発する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 18:14:14
12215文字
会話率:25%
差別の本質
民族の繁栄
国家とは何か
臣民のなすべきことは何か
大日本帝国と大和民族の復権
最終更新:2024-03-02 08:02:29
3069文字
会話率:0%
大日本帝国を復権させるには
時代の反芻
汚職政治家がなぜ裁かれないのか
内務省の復権
警察の堕落
大日本帝国の建設
最終更新:2024-02-24 22:27:29
1540文字
会話率:0%
大東亜戦争はこのように進行した
最終更新:2019-11-24 19:55:39
1897文字
会話率:0%
どこにでもいそうな、引きこもりの社会人山上弘一(24歳)はいつものように家でPCゲームをしていた。(引きこもりといっても平日はダンプの運ちゃんしてるのだが)
しかし眠くなってしまい。眠ってしまった・・・。
目が覚めるとなんとなくおかしいと
思った、まず目の前にある携帯がおかしい。「あれ?俺の携帯ってスマホのはず・・・、なんでガラケーなんだ?」普段使っているはずの携帯が何故かガラケーだった。そして俺は迷うことなく携帯を開いてみた、すると日付を見て・・・「・・・壊れているのか?日付が80年6月18日・・・確か今日は2015年の9月27日だったはず・・・」ふと壁にかかっているカレンダーを見ると頭の上にハテナマークが沢山ついた・・・。
※作者がこんな世界行けたらいいなぁって思って書いてます。ホントに初作品なので・・・そこんところお願いします。
一部著作権を無視して書いてます。本当はダメなんだけど、、、ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 12:45:30
87087文字
会話率:59%
昨日が壊れ、明日が死に、今日が滅びようと進む1999年東京特別政令指定域【古瓦】。別の歴史を歩む大日本帝国は空前の千年祭を前に沸き。数度の戦乱を経て復興へと歩み出そうとしていた。しかし、黎明の闇夜に乗じて湧き出す変異無貌の物の怪達が騒乱を混
沌へと向かわせていく。
神に懇願する狂人、人々に指を伸ばす化物、滅びゆく神々。
今、謎と怪異を退ける者達の戦いが始まる。
異境推理伝奇譚此処に開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 12:00:00
62304文字
会話率:45%
学校では虐められ、会社ではこき使われる碌でもない人生を歩んできた古明地吾は、車に轢かれそうになった少女を庇って死んでしまった。
憐れんだ女神にチートスキルをたくさん付与されて魔法やスキルがある異世界に転生させられた。
ところがそこは、魔法や
獣人と言った存在がいるものの自分が見知った世界だった。
多少の歴史は違えど自分の人生はほぼ同じように進んでいった。
ならばと彼は、前世で出来なかったことを成し遂げるために、虐めた奴に仕返しをするためにこの世界で人生をやり直すことにした。
この作品はカクヨムでも投稿されてます(^^)/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 23:02:17
84674文字
会話率:59%
ここは、あの苛烈な大東亜戦争を生き延びた世界線の大日本帝国が作った火星居住区。
そこに建てられたアパートに住んでいる無職ヒキニートの富士見は、ある日、総理大臣一行に総督府に連れていかれ、そこで極秘の実験に参加してほしいと頼まれた。その実験
とは・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 23:27:41
128528文字
会話率:54%
1930年、宇宙一の軍事力を誇る国家エゲロス皇国は、アメリカ合衆国をわずか七日間で降伏させた。その後、亡命政府を設置したアメリカは、リメンバーセブンデイズウォーをスローガンに大日本帝国、大英帝国、ドイツ国、フランス共和国、イタリア王国、中華
民国、ソ連、などに地球防衛隊としての参加を呼び掛けた。最初は獅子奮迅の戦いをみせた彼らだが、意見の食い違いから1939年9月に第二次世界大戦が勃発。侵略軍(エゲロス、日本、ドイツ、イタリア、フランスetc)と反乱軍(反エゲロスを掲げる星、アメリカ、イギリス、ソ連、中国etc)に分かれて戦争してその結果、1945年8月15日、侵略軍が圧勝しました。その後、日本はアメリカの西海岸とアラスカを、ドイツは東側を、エゲロスはロッキー山脈とその裾野あたりを占領しそれぞれ、アメリカ王国、ロッキー自治区、ナチス合衆国とした。これは、それから五年後の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 23:48:26
71116文字
会話率:51%
堺県和泉市に設けられた大日本帝国陸軍第四師団隷下の信太山駐屯地は、少女士官のみで構成された陸軍女子特務戦隊の専用基地である。
十代や二十歳前後の者も少なくない女子特務戦隊の少女士官達は、間近に迫ったバレンタインデーの準備に余念がなかった。
そんな部下達の賑わい振りを目にした幹部将校の園里香上級大尉は、直近の休暇日に旧友を訪ねる事を決意した。
古都奈良で暖簾を守る和菓子屋の四方黒庵。
ここの若女将である四方黒美衣子は、園里香上級大尉とは士官学校時代の旧知の仲だったのだ…
(※本作品は、藤乃 澄乃様御主催の『バレンタイン恋彩2』企画の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 07:22:23
3687文字
会話率:24%
岸和田市の銭湯の娘である友呂岐誉理は、大日本帝国陸軍女子特務戦隊の少女士官としてユーラシア大陸の戦場で雄々しく戦った末に名誉の戦死を遂げた。
そうして戦没者遺族となった友呂岐家の人々の元に郵送されてきたのは、戦地で誉理が最後に記した手紙だっ
た。
この一通の手紙に記された約束が、誉理を失った友呂岐家の人々に新たな活力をもたらすのだった。
(本作品は、家紋 武範様御主催の「約束企画」参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 07:29:29
1834文字
会話率:22%
毎年十月の第二土曜と日曜に開催される堺まつり。
大小路やザビエル公園等を中心に開催されるこの一大イベントは、堺県堺市の秋の風物詩として南近畿地方の人々に長年親しまれている。
堺県堺市を管轄する人類防衛機構極東支部近畿ブロック堺県第二支局も、
警察や自衛隊といった同業の公安系公務員と同様に警備や広報活動といった様々な形で尽力してきたが、この元化二十五年度堺まつりに関しては例年とは異なる形で協力する事となった。
堺市のメインストリートである大小路で開催される大パレードに、大日本帝国陸軍女子特務戦隊の軍装に身を固めて観閲行進を行う少女達の集団。
それは堺県第二支局に所属する少女士官の特命遊撃士達であった。
彼女達が何故、旧軍の軍装に身を固めて大パレードで観閲行進を行う事になったのか。
それは堺県第二支局に所属する特命遊撃士の吹田千里准佐が、京都市嵐山からやって来た霊能力者の少女達と共に挑んだオカルト絡みの事件が切っ掛けだった。
人類防衛機構の少女士官である特命遊撃士と、霊能力に長けた京都の武装集団である京洛牙城衆。
特技も性質も異なる二つの組織の戦士達が力を合わせて挑む敵とは、果たして何者なのか?
※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 05:50:47
30024文字
会話率:22%
時は1939年、史実とは違う道を歩んだ大日本帝国は1750年に鎖国政策を放棄、100年以上早く明治維新を実現、世界最速の産業革命と工業化を経てアジアに帝国を作り上げ、アメリカ大陸やオーストラリア大陸に進出、世界一の大帝国となった。そんなアジ
アの覇者、世界の覇者たる大日本帝国はこの世界で二番目の大帝国である大英帝国との日英同盟を復活させ第一次世界大戦(1939年)に突入するのであった。
*この小説は自己満面が強く、多大な歴史改変を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 08:01:29
90179文字
会話率:55%
【この小説は旧"狂気のワルキューレ"を書き直した小説です。】
【いかなる国家、集団、人種、人物等を差別、卑下する意図はありません。】
1950年代、第二次世界大戦に勝利した大ドイツ國と大日本帝國は互いに衛星国を従え、日独
冷戦を展開していた。世界の西を掌握した大ドイツ國は、"Groß Arier Lebensraum Organisation(大アーリア生存圏機構)"を設立。加盟国全土で"第一次再編成作戦"を実行し、西側世界は支配人種の"ドイチュ・アーリア人"と"ゲルマン・アーリア人"、そして奴隷種の"ウンターメッシュ"に分けられ、それ以外は"最終的解決"がなされた。第二次世界大戦の勝利で、大ドイツ國は世界に名だたる超大国となったのだ。そしてその大アーリア生存圏機構に対抗するのは、大日本帝國を盟主とする"大東亞共榮圈"である。その影響力は、北はシベリア、西はトルキスタン、南は南極、東はカリフォルニアまで及んでいる。アジア人によるアジア統治は、ドイツの"アーリア人による世界支配"と言う概念と対するものであり、大ドイツ國と大日本帝國は日々対立を極めていた…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 23:06:34
11171文字
会話率:36%
【いかなる国家、集団、人種、人物等を差別、卑下する意図はありません。】
1948年、オムスクの地下壕での出来事。
『大ドイツ國は降伏を認めない。絶滅戦争は継続される。』
最終更新:2023-08-09 00:01:05
636文字
会話率:25%