本作品は古典文学作品『虫愛ずる姫君』の翻案小説です。
毎度、馬鹿馬鹿しい噺を一席。
昔々のそのまた昔、今からおよそ千年昔の平安時代。
花の都のとある、お邸で大納言様の姫君が、御両親様たちから大切にされながら暮らしておられました。
この姫君
、美しく聡明で心優しい、端から聞くと正に完璧な貴族のお姫様なのですが、何の因果かとにかく虫が大好きなのでございます。
その上、化粧もしないし、召し使っている幼い男の子達と一緒になって貴族男性の目も気にせずに庭で遊びまわっております。
とにかくやることなすこと、もうメチャクチャ。到底、上級貴族の姫君とは思えないことばかりいたします。
これは、そんな奇妙な姫君にまつわるお話でございます。
それに加えてまずは、言うまでもないことでございますが、ご覧の通り本作品はあくまでも小説──すなわち、全くの作り話にすぎません。つまり、これから語られる話はあくまでも虚構の中のお話しでございまして、例えその内容がどのように尤もらしく聞こえようとも、それらは全て私が口から出任せ出放題の嘘八百を、無責任に並べ立てただけのシロモノに過ぎず、したがって現実世界におけるいかなる人物、団体、あるいは言説等々との関係は一切ございません。ですから皆様方におかれましても、本稿において語られる言葉の一部始終を決してお信じになられぬよう、切にお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 19:45:04
64842文字
会話率:18%
アインスが新議長となった円卓会議から離反したシロエ達。
マリエは複雑な立場となり、新組織互助会の財源をどうするかで議論は起こる。
そんな中でも、シロエはセララと班長の仲に、他ならぬ恩人である班長自身の為に心を痛め―――
そして、互助会のリー
ダーに選ばれた人物は、意外過ぎるあの人で―――――
「さて、それじゃあ、折角円卓も無くなった事だし、僕達は、本当にしたい事を好き放題やる事にしようか」
絶望の次には、新たな挑戦が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 00:00:00
230709文字
会話率:50%
それはまだシロエ達が現実の地球で、ただのプレイヤーだった時代のお話。
ミチタカのプレイヤーは、PC画面に度々繰り返される、とある生産コマンド失敗画面に遂にキレる。
そして集まるそうそうたる面子。
生産系ギルドの、ゲーム運営会社へのあ
くなき挑戦。
巻き込まれてしまった可哀そうなお〇〇ヲタクのプレイヤー『よっし―』の運命はいかに?
そして意外な結末とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 22:38:39
2531文字
会話率:82%
異世界セルデシアに閉じ込められた人々。
やがて環境にも慣れた人々は地球の娯楽を懐かしがっていた。
そう、シロエにとってはプラモデル。
それもガ〇プラ―――
本当にしょうもない日常コメディーです。
よくこんなにしょうもない作品を書けたと我な
がら感心しますが、ツボに入る人にはウケるはずと自負しております(本当か?)。
理工系ヲタクな人々のケ〇ロ軍曹の如き日常と悪戦苦闘、そして、最後にほんのちょっぴりの恋愛のスパイスをお楽しみあれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 16:20:17
6434文字
会話率:29%
ここは美少女ゲームの世界だ――――桐谷奏斗がそう気付いたのは小学校四年生の頃。
教育熱心で厳しい家庭に生まれ育った前世では、勉強も運動も完璧にこなすことを強要され、何一つ自由などなかった。
親に敷かれたレールの上を進むだけの人生に
意味を見出せないまま、難関国立大学の試験会場に到着する。そこで包丁を持った青年に刺されて死んでしまったのだ。
そんな呆気ない幕切れを果たした前世だが、唯一生きがいとも呼べたものがあった。
超有名美少女ゲーム『ガールズ・ガーデン』。通称GG。
そして今、奏斗が生きるこの世界は、まさしくガールズ・ガーデンの世界だった。
それも、奏斗は推しヒロインである姫川詩葉の幼馴染として生まれ変わったのだ。
前世の記憶が蘇った奏斗は誓った――今世では自由に自分のやりたいことをやる。
「推しヒロイン姫川詩葉の恋を応援し、絶対にこの世界の主人公とハッピーエンドを迎えさせてみせるッ!!」
奏斗は前世でやり込んだこのガールズ・ガーデンの知識をフル活用し、推しヒロインと主人公とのハッピーエンドに全青春を捧げる――ッ!!
カクヨムにて先行連載中!
既存作品の改稿版となっております!
(話の流れが途中から大きく違います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 22:45:35
39537文字
会話率:29%
俺――『宮前優斗』には大好きな幼馴染『氷室碧』がいる。
幼い頃から恋人になることを夢見て毎日欠かさず「好きだ」と言い続けているが、返事は変わらず「はいはい」と受け流されるばかり。
仲はとても良い。それなのにフラれ続けるのには理由が
あった。
――碧は恋愛感情というものがよくわからない。
それでも俺は諦められない。絶対に碧を惚れさせて恋人になってやろうという気合で、自分磨きをしながら、毎日葵に告白し続けた。
しかし、高校二年生になったばかりのある日、そんな日々に終止符が打たれる。
「私のこと、覚えてますか……?」
前に一度会ったことのある一つ年下の少女『結城楓香』が、同じ高校の後輩となって再び俺の前に現れたのだ。
そして、俺は人生初めての告白を楓香から受けることとなった。そのことを知った碧は、自分の中に嫉妬心があることに気付く。
「……ボク以外の女の子を好きにならないでよ」
碧に未練があるものの楓香との新しい恋に目を向けるべきかと迷う『俺』×恋愛感情はわからないけど俺を他の誰かに取られたくない『碧』×俺を何としてでも惚れさせようと積極的に迫る『楓香』=青春の大三角爆誕ッ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 12:48:58
69543文字
会話率:46%
ここは美少女ゲームの世界だ――桐谷奏斗がそう気付いたのは小学校四年生の頃だ。
教育熱心で厳しい家庭に生まれ育った前世では、勉強も運動も完璧にこなすことを強要され、何一つ自由などなかった。そして、親に敷かれたレールの上を進むだけの人生に意
味を見出せないまま、難関国立大学の試験会場に到着すると、包丁を持った青年に刺されて死んでしまった。そんな呆気ない幕切れを果たした前世だが、唯一生きがいとも呼べたものがあった。それが有名美少女ゲーム『ガールズ・ガーデン』だ。そして今、奏斗が生きるこの世界はまさしくガールズ・ガーデンの世界だった。それも、奏斗は推しヒロインである姫川詩葉の幼馴染として生まれ変わったのだ。
前世の記憶が蘇った奏斗は誓った――今世では自由に自分のやりたいことをやる。そう、推しヒロイン姫川詩葉の恋を応援し、絶対にこの世界の主人公とハッピーエンドを迎えさせてみせるッ!! と。
奏斗は前世でやり込んだこのガールズ・ガーデンの知識をフル活用し、推しヒロインと主人公とのハッピーエンドに全青春を捧げる――ッ!!
(カクヨムにて先行連載中作品!https://kakuyomu.jp/works/16817330652917640901)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 12:00:00
120210文字
会話率:53%
20XX年、ある日突然、世界は<ダンジョン>に侵蝕された!
未知の新能力<スキル>に覚醒めた人類は自らの世界を救うべく<ダンジョン>攻略へ乗り出すが、魔物の群れが立ちふさがる。
世界の危機を前に、人類は初めて手を取り合った。対<ダンジョン>
協力機関を設立。いわゆる世界政府の樹立である。
ほどなくして各国の連携と協力は功を奏し、<ダンジョン>の侵蝕速度を大幅に減少させることができた。
だが、未だ世界は<ダンジョン>の脅威から逃れられたわけではない。
<ダンジョン>は歩を緩めつつも、着々と世界を侵しつつあった……。
俺、能見琴也は<ダンジョン探検者>を夢見るどこにでもいる普通の15歳……ではなかった。
病院で<魔力不能症>を告げられたその日から、俺は無能の烙印を押されてしまった。
はい、やさぐれましたよ。<ダンジョン探検者>の夢を断たれたらもう生きていく気力すらわきません。一時は死すら頭をよぎった。
だがある日、気を紛らわすために流行りのファンタジーRPGをプレイ中、なかなか倒せないボスを倒すためにレベル上げをしているときにあることに気付いた。
あれ? <スキル>が無くても脳筋プレイでなんとかなるんじゃね?
大事なことはラノベ、アニメ、ゲームから学んできた俺は脳筋プレイに活路を見出した。
その日から俺は肉体の鍛錬に腐心した。
<スキル>を使わずとも<ダンジョン>の魔物たちをこの手でぶちのめすために……!
☆☆☆
完結確約! 全て執筆済みなのでどうぞ安心してブクマしてください!
オモシロイ! と思ったら評価もよろしく! 励みになります!
コメントも随時受付中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 02:00:00
186059文字
会話率:29%
かつて敵対していた天使と悪魔。彼らは100年間戦いを繰り広げた後、互いに干渉をしない事を取り決めた。それから1000年。魔王の娘シロは領土拡大を目的とした侵略のため、人間が暮らす境界へとやって来た。一方、神の弟クロもその風習に従い境界へと
降り立つ。何の偶然か、ふたりは同じ家で暮らす事に。これは、天使と悪魔の小さな恋の物語である。
※「カクヨム」様でも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 13:24:38
521059文字
会話率:63%
我が家は破綻してしまったのか。いや、そんなことは無い。未だにそう信じている。
最終更新:2024-01-27 01:48:51
6127文字
会話率:0%
「キャッチボールしませんか!!!」唐突なその言葉から俺達の関係は始まった。
最終更新:2024-01-22 02:12:38
4704文字
会話率:25%
日々をそれなりに過ごしていた青年、里見颯(さとみ はやて)。彼には思春期にありがちな、しかして無下には出来ない望みがあった。それは『彼女が欲しい』という平々凡々ながらも果たせないものだった。いつも通り誰もいない、誰も来ない教室で自習に励んで
いた彼の元に、颯の落としたシャーペンを拾って届けに来た女の子、胡桃沢茜(くるみざわ あかね)が現れる。彼女と会話を続ける中で、唐突に彼は告げられた。「わ、わたしと! キャッチボールしませんか!!!」予想だにしないアグレッシブなお誘いに彼は「はい!」と即答してしまう、控えめながらもアグレッシブな言動を取る茜との、それなりじゃない日々が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 13:45:45
2547文字
会話率:26%
維谷空は、そういう奴だった。読書感想文は最低5枚書かなきゃならないとしたら、4枚半は埋めて出した。通学のために使う電車は、常に一本早いやつに乗ってた。学校で掃除しなきゃならない時は、全ての箇所を掃除し終えたあと
、時間が余っていても、とりあ
えず箒でそこらを掃いてた。つまり、維谷空はそういう奴だった。怯えながら、不安を常に携えながら、人生を歩む彼の目にふと──教室の窓ガラスが目に入った。ただ、特に理由とかはなく、叩き割った。血で滲む手に構うことなく、叩き割り続けた。なんとなく思いついて起こしたこの行動は、彼を否が応でも進ませる起爆剤となるのだった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 00:39:41
324文字
会話率:0%
遠い昔、ギリシャのデルフォイという土地に、名高い「神託所」があった。
政治的に重大な局面にたったとき、あらゆる都市国家はかならず神託所に使者をおくり、決して外れることがないという予言の神アポロンの神託をもとめ、その言葉に従ってきた。
だが、神託所には裏の顔があった。
それが神託情報機関Ε(エプシロン)、すべての都市国家の機密情報を収集し、古代ギリシャの歴史を動かしてきた秘密組織である!
時は折しもペロポネソス戦争のさなか、ひとりの少女が「Ε」にやってきた。
彼女と仲間たちの活動は、歴史の大きなうねりの中に、ひそやかに入りこんでゆく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 21:04:38
51830文字
会話率:63%
私ミリア・オッカネは前国王の養女です。12歳になったので隣国シロイナ王国のドバン伯爵の子ダムラと結婚することになりました。伯爵邸のの門で待っていたらドバン伯爵と息子のダムラが来ると、ダムラは私の顔を見るなり「こんなドブスは嫌だ。美人って言う
から買ったのに!!要らない!パパ、違う王族の子を買ってよ!」
伯爵は私を睨んで
「そこのブスはいらん。帰れ」
と言うなり振り向きもせず邸宅に戻ってしまった。
帰るお家もなく、嫁ぎ先にも断られ、私の手元には荷車に積まれた家庭菜園の野菜……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 12:28:12
9096文字
会話率:55%
辺境の村に住んでいた少年が強気な男の娘と冒険する話。
以前投稿していた「シロツメクサの契り」のリメイク作品です。
カクヨムでも投稿してます。
最終更新:2024-01-19 23:47:44
16901文字
会話率:42%
十一年前の出来事。人々は『究極龍ギデオネル』による甚大な家畜の被害や街の破壊に悩まされていた。
五年の時を経て冒険者『ヴィファール』が究極龍を討伐し、彼は勇者の称号を受け取る。
そして勇者ヴィファールのような英雄になるため、世界を股
に掛ける幾多もの冒険者が立ち上がったのだった。
そんな世界に、冒険者に憧れるあまり、冒険者を嫌う少年『アルト・クラバー』がいた。彼は辺境の名もなき村に住む村人で、世界各地を旅するような金も、外敵から身を守る力も持っていない。
それ故、彼が冒険者になろうものなら飢え死にするか、魔物や盗賊に殺されるかの二択だけしか用意されていなかった。
だが、冒険だけが危険とは限らない。
アルトは森にある果実を採りにいく道中、オークに遭遇し、絶体絶命の状況に陥ってしまう。
死を覚悟したその瞬間、冒険者『ナナツキ・カイム』が颯爽と現れ、オークを瞬殺して自分を救ってくれた上、彼と同行するなら冒険者になるための修行をつけてくれると言うではないか。
さらに旅費は全額彼が負担するとのことだ。
そんな上手い話には裏があるというものだが、裏があっても結果は同じ。冒険者になれずに死ぬだけだ。
アルトは上手い話に乗って、英雄への道を歩んでいくのであった…………。
これは夢を諦めた少年が、再び夢を追う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 19:00:00
45898文字
会話率:47%
神様とは何か?人間(人生)とは何か?
宇宙とか、地球、この世とあの世、存在する全ての根本や、つながり
意図された何かがある。
宗教や科学、多くの疑問のヒントがここにあるかも?
最終更新:2024-01-17 12:32:59
940文字
会話率:8%
主人公たちは、シロツメクサ。四つ葉のクローバーを探す人間たちを恐れ、怯えながら暮らしていた。そんなある日、人間に潰されて怪我を負った主人公に、ある異変が訪れる。周囲の三つ葉たちが突然、主人公を無視し始めるのだ。何も思い当たる節などなかった主
人公は、一か八かの賭けに出る。
「私の葉っぱって、今何枚ある?」
葉っぱの枚数に踊らされた、悲しき植物の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 07:41:20
3907文字
会話率:42%
古より存在する人類の天敵「ウィッチ」。
それに立ち向かうべく超常の力を身につけた守り手「魔法つかい」
二十世紀の末。
高校生、御剣昴一郎は満月の晩、純白の戦衣を纏った「剣の魔法つかい」の少女、斎月くおんとウィッチの戦闘に巻き込まれ、体に重
大な問題を抱えてしまう。
彼の庇護を買って出たくおんと共に生活することになる昴一郎だったが……
大好きなものだけをコトコト煮詰めるようにして書いている小説です。
1クールものの深夜アニメを見るような気分で、気軽に眺めていってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 23:30:26
421074文字
会話率:35%
それは、御剣昴一郎と斎月くおんが出会う、10年前。
昴一郎の「兄」祇代マサトが、目にしたものとは――
「シロガネノカゲヅキ」とは異なる、もう一つの物語。
(「魔法少女くおん―シロガネノカゲヅキ―」をお読みになってからの方が楽しめま
す。念のため)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 22:24:27
150860文字
会話率:30%
神様しかいない土地で、万事屋を営む男
そんな、男の元にいろんな神様が、悩みを抱えて訪れる
ある日、オオクニヌシとイナバノシロウサギがやってきて......
最終更新:2024-01-12 08:12:29
8216文字
会話率:50%
校庭の外、人類の禁断の地デスバレーで起こる謎の死。 式典前に2年生を殺害したのは誰ですか? 殺人者か、それとも誰かが彼らをダークバレーに誘い込んで殺させるのか? この質問により、ローゼリア王女は慎重に調査を開始し、彼女のステータスと彼女の真
の仲間の真実の画期的な暴露を導きました。 シロン・フレイム・ドラゴンの正体は炎神の生まれ変わりであり、浅野家の長男の二十番目の子供である。 さらに、アカデミーの過去の悲劇のもう一つの秘密が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 03:00:00
6174文字
会話率:19%
東京の大学で電子工学部に通いながら再受験のために勉強していたジェームズ・ナナモは念願の医学部に合格できたが、在学生受験証明書を提出せずに受験したことを穢れとして悔いていた。もしそのことで合格が取り消されたらナナモに課せられたもう一つの定め
である王家の継承者になるための学びもできなくなる。しかし、ナナモは医科大学の学生寮の中で目覚め、寮母に入学式に行くように促された。ナナモは入学を許されたのだと喜んだが、それも束の間、在学生受験証明書の件は何一つ解決していなかったことを知らされる。
ナナモは王家の継承者の学び舎であるカタスクニでの講義のことが気になってはいたが、寮生は何らかの武道を行わなければならないと言われ、仕方なく剣道部を選んだ。竹刀を買い求めるために訪れた場所でナナモは神の託宣を伝えるコトシロの代弁者であり自らの意志を持つカタリベに会い、カタスクニのリモート授業を受けるように言われる。
忙しいが様々なことがナナモに課せられながら学生生活が過ぎて行く中、夏休みに入り全国医学部剣道大会に出場するために京都に来たナナモは、初めての公式戦に緊張し、戦わずして意識を失った。と同時にオンリョウの異世界に誘われる。
ナナモの穢れへの憂いがオンリョウを導いていると考えたカタスクニの面々は、異世界での使命を与えた。そこは平安の京の都だったが、ある巻物をある屋敷の主(あるじ)の元に届けるという簡単な役目だった。平安の貴族の装束に身を包んだナナモは、牛車に乗せられると苦も無く巻物を届けたが、その巻物に書かれているはずだった物語がすべて消えていることを知らされた。ナナモ自身が持ってきたから巻物も穢れてしまったのかもしれない。物語を復活させるため、そして、その物語に振り回わされている姫を助けるために、禊ぎを受け、穢れを祓い、清き水を得ることが必要だと知ったナナモは、格子状に築かれた都の通りを、そして都から離れた聖地を牛車に導かれながら移動し、度重なる難題を解決しながら、その得られた清き水で文字を綴り、最後には物語を蘇らせた。ナナモは物語の秘めたる意味を知るとともに、王家の継承者として、穢れに立ち向かう覚悟を改めて誓う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 17:00:00
441447文字
会話率:40%
記憶を失った青年グレイと少女マシロ。目覚めたのはダストシュートもしくはゴミ箱と呼ばれる最底辺の街だった。喧騒ひしめくこの街で二人は記憶を取り戻す事が出来るのだろうか・・・
最終更新:2024-01-04 14:58:03
4585文字
会話率:65%
提言騒動/先発優先思想への誤解などについて。
最終更新:2024-01-03 08:31:48
1280文字
会話率:0%
現代のフリーターと異世界のネコ。冷蔵庫が繋げる二つの人生。
フリーターの男主人公はリサイクルショップで買った冷蔵庫が普通の冷蔵庫ではないことに気が付く。いろんなものを出し続ける冷蔵庫。それは異世界につながる魔道具だった。
魔道具屋で働く異世
界の白猫族シロは師匠から壊れた聖金級魔道具の黒箱を貰う。ある時、壊れているはずの黒箱が光り、中から不思議なものが出てくる。
現代と異世界、それぞれの世界のアイテムが別世界でもたらす奇跡。
平凡に過ぎようとしていた二人の人生が輝き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 22:00:00
27175文字
会話率:23%
森の奥深く、たった一人の人間マオと神獣ハクによって育てられた少女シロ。
盗賊団ドルトディートによる誘拐で彼女の隠された運命は動き出す。
彼女の出生の秘密とは、失踪したマオの行方は、全てが明らかになった時、彼女が出す答えとは…。
この作品は
Nolaノベル
https://story.nola-novel.com/novel/N-87e1e5e0-669f-47ee-8968-13cf57b27908?utm_source=copy&utm_medium=none&utm_campaign=bookshare_both&utm_id=book_share
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 17:33:10
1020118文字
会話率:58%