※この作品には、虐待などの暴力表現、社会的差別、薬物とその売買、近親相姦、異性愛、同性愛などの要素が含まれています※
昔むかし、ある街で、特定の病をもつ人々を「人魚」と呼び 湖のほとりに隔離する風習がありました
「人魚」は独特の聴覚と声を
持ち 「ヒト」とは区別…差別される存在でした。
彼等の住む夜の街を「水中」と呼び、表社会では違法とされるような商いや実験がそこでは行われていました。そのうちに、いつしか水中は人魚たち以外にも表社会から移住した落伍者たちの集う街になっていきました。
しかしそんなに遠くない昔、ある人魚が水中を作り上げたヒトとその関係者をもろとも殺したことで
水中の統治は崩壊し、
人魚たちはヒトの中に紛れはじめます。
これはそんな過渡期の物語であり
ヒトと人魚の共存を目指した青年たちの物語です。
https://494979.tumblr.com/page/2 に掲載しているものと同じ作品です。
その街に伝わる都市伝説
夕暮れを境に「水中」へ沈む
人魚達が泳ぎ、歌う
引きずり込まれてしまうから、夜に出歩いちゃいけないよ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:02:41
147016文字
会話率:35%
かつて広大な領土を得、人間社会を滅ぼそうとしていた魔王がいた。
だがあと一歩のところで、彼は勇者によって封印されてしまう。
それから永き時を経て……遂に舞い戻る魔王。
しかしそこは彼の知る土地ではなく、温暖化によって海面が上昇した、海ばかり
の世界であった。
領土となり得る陸地がほとんど無い世界で、魔王は新たな覇業にとりかかることとなる。
さしあたっては歴史の勉強だ!? だがしかし、史料がない。
資料を探し、遺跡を探し、現地の文化・風習と衝突しながら、魔王は海の旅を続ける。
彼の旅路に加わるのは、臣下ではなく仲間。
新たに手にするのは、厳めしい鎧ではなく家にもなる船。
そして、彼を支える少女たち。
長き旅路の果て——その先にあるものは、はたして……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 23:36:22
1136087文字
会話率:50%
関ヶ原の戦いで徳川家康に敗れた石田三成。
京都六条河原にて処刑された次の瞬間、彼は21世紀の日本に住む若い夫婦の子供になっていた。
しかし、三成の第二の人生は波乱の幕開けである。
「是非に及ばず」
転生して現代に生まれ出でた瞬間に、
混乱極まって信長公の決め台詞をついつい口走ってしまった三成。
結果、母親や助産師など分娩室にいた全員が悲鳴を上げ、挙句は世間すらも騒がせることとなった。
そして、そんな事件から早5年――
『石家光成』こと石田三成も無事に幼稚園児となっていた。
右を見ても左を見ても、摩訶不思議なからくり道具がひしめく現代。
それらに心ときめかせながら、また、現世における新しい家族や幼稚園で知り合った幼い友人らと親交を深めながら、光成は現代社会を必死に生きる。
しかし、戦国の世とは違う現代の風習や人間関係の軋轢も甘くはない。
現代社会における光成の平和な生活は次第に脅かされ、幼稚園の仲間も苦しい状況へと追い込まれる。
大切な仲間を助けるため、そして大切な仲間との平和な生活を守るため。
光成は戦国の世の忌むべき力と共に、闘うことを決意した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 13:47:41
798255文字
会話率:27%
昭和30年代前半。
上総のどこかの里山に茅葺屋根の古民家で暮らす娘さんがおりました。
田の神山の神である姫神様のお世話をしながら、狐の少年とともに昔ながらの道具を使ってのんびりと、ときには年中行事で季節を彩りながら穏やかな毎日を過ごしていま
す。
でも最近は毎晩村の青年医師が訪ねてきて、何やら変化がある様子。
はたして二人の恋の行方は?
ノスタルジック恋愛ファンタジーをどうぞお楽しみください!
――以下が好きな人におすすめです――
昭和、レトロ、郷愁、ノスタルジック、恋愛、人外、古民家、古道具、民具、民俗学、文化、風習、習俗、風俗、年中行事、信仰、儀式、儀礼、歳時記、村、里、山、田舎、料理
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 17:35:43
445697文字
会話率:40%
ある日突然、世界は異世界とゲートで繋がることになった。
そんな折、外務省の若手である白峰晃太は異世界への派遣が命じられることとなった。
異世界の伯爵令嬢、アサ=キィリンも現地の外交官として東京に訪れる。
機械によって文明を築いた世界と、魔法
によって文明を築いた世界。
彼らは言葉も通じなければ、その文化風習もまったくの未知の世界に対し、こちらの情報や交流の意思を伝え、また同時に異世界からの情報も収集する。
それはすべて「異世界との友好的な関係を築くため」に。
【ノベプラ版】
https://novelup.plus/story/201295687
こちらは誤字脱字などの編集を考え、章が一区切り付いたところで投稿する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 12:59:05
774689文字
会話率:50%
顔の痣が原因で不遇な生涯を終えた令嬢オリヴィア。しかし些細な未練から成仏できず、亡者として現世を彷徨っていた。
『きっと生前に婚姻をしなかったから未練を残したに違いない』
彼女を疎む家族はそう考え、死者と生者を結ぶ奇妙な因習「冥婚」を行う。
そして彼女の釣書を拾ったのは、名家の嫡男でありながら民俗学にしか興味のない風変わりな男、クライヴだった。
彼の常識外れな行動に振り回される奇妙な「新婚生活」の中で、孤独だったオリヴィアの心に、初めて知る感情が芽生え始める。
※主人公は最初から死んでますがハッピーエンドです。
※世界観は作者の頭の中。実在の風習・歴史等とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 18:41:06
41236文字
会話率:29%
潮風が吹き抜ける坂の町・風鈴坂。
この町では、夏の終わりに「風送り」という不思議な風習が行われる。
人々は風鈴を吊るし、胸に残る想いや記憶を風に託して手放していくのだという。
ある年の夏、少年と少女は堤防で並んで海を見ていた。
他愛もない
会話、どこにでもある日常。
それは、突然訪れた出来事を境に、かたちを変えていく。
季節が巡り、ふたたび風送りの時期がやってきたとき、
町に吹く風に、微かな違和感が混じり始める。
鈍く軋む風鈴の音、記憶にないはずの場所に吊るされた鈴。
胸の奥に残された後悔と祈りが、風に溶けていくその夜、
ふたりの心は静かに再び重なっていく。
風は何を運び、何を還すのか。
誰もが胸に抱える「忘れたくないもの」を、前に進ませる。
これは、風鈴が揺れる音に導かれて辿り着いた、
ひとつの別れと、ひとつの約束の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 18:00:00
71202文字
会話率:14%
山深い孤立した村――鴉ノ杜村。
外界から切り離されたその地では、「神」と呼ばれる謎の存在が崇拝され、生贄を捧げる古い風習が守られていた。
主人公の相沢結菜は、「呪われた子」として忌み嫌われながらも、いつしか訪れる「生贄の日」を淡々と受け入
れていた。
だが、身体に現れた異形の紋様と激しい幻覚が彼女の運命を揺るがし、村の静かな狂気の裏に隠された真実の断片が徐々に見え始める。
神とは何か?
なぜ生贄は選ばれるのか?
そして、村で密かに起こる失踪事件の真相とは――。
誰も語らぬ謎に包まれた村。
監視と密告、疑心暗鬼が渦巻く閉鎖社会の中で、結菜は失われた記憶と封印された秘密に迫っていく。
これは、ひとりの少女が自らの過去と村の闇を解き明かし、閉ざされた世界の「真実」を暴く話。
⸻
不可解な事件と不気味な静寂が交錯する村で、彼女は何を見つけるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 18:39:28
1617文字
会話率:12%
3年前、狂気の生贄儀式「贄ノ森」を脱した直樹と彩音は、霧隠の里に引っ越す。穏やかな里の裏で、少女・美咲の失踪と古の神の呪い伝説が浮上。霊感が告げる不気味な波動、里人全員の笑顔に潜む狂気、SNSに囁かれる「里の呪い」。直樹と彩音は、葵と悠斗の
霊体に導かれ、美咲を救うため里の闇に立ち向かう。過去の愛と新たな恐怖が交錯し、呪いの祭壇を壊して未来を掴む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 16:28:55
2406文字
会話率:27%
現代の田舎村、毎年20歳前後の若者を神への生贄として生き埋めにする恐ろしい風習が続く閉鎖的な集落。霊感を持つ高校生・直樹と彩音は、それぞれ兄と姉をこの風習で失い、村から逃げ出すが、狂気に満ちた村人たちの執拗な追跡に追われる。ピンチの度に現れ
る血まみれの兄姉の霊体に守られながら、二人は村の闇と向き合う。霊感を通じて感じる兄姉の愛と未練、村全体が共犯という衝撃の真相が明らかに。恐怖と絆、ほのかな恋心が交錯する中、風習を終わらせ、未来への希望を見出せるのか。フルマックスの心理的恐怖、3重のミスリード、自然に涙を誘う展開で織りなす、1.5~2万文字の民俗ホラー短編
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 09:22:03
2652文字
会話率:10%
山奥の古びた温泉旅館「幽月荘」に引っ越してきた高校生・悠斗は、幽霊の少女・美月と出会う。彼女は怨念を叶える契約を司る存在だが、その瞳には深い悲しみが宿っていた。村の古い風習—生き埋めや精神を追い詰める呪い—の影が旅館に忍び寄り、悠斗と仲間た
ちは怪奇現象に巻き込まれる。美月の過去に隠された裏切りと、怨霊・凛の憎しみが明らかに。悠斗は美月と共に謎を解き、彼女を殺したのが家族や村の仲間たちだったという衝撃の真相に辿り着く。恐怖と絆、そしてほのかな恋心が交錯する中、呪いを解き、未来への希望を見出せるのか。ホラー8割、ラブコメとラッキースケベ1割の重厚な短編ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 16:43:00
3164文字
会話率:39%
予期せぬ時期に高校へ転校してきた真代未来は、学校に馴染めずにいた。
そんな彼女が夕暮れの中庭で出会ったのは、古びた石碑に腰かけた少女だった。
その出会いは、未来に安らぎを与えてくれた。そして未来もまた、彼女に安らぎを返そうと願った。
……け
れど、そのすべてが“仕組まれたこと”だとしたら?
彼は語る。
「君の物語がそう定められているからだ」と。
これは、終わりを拒んだ誰かの物語。
そして、始まりを祈った誰かの物語。
与えられた物語に意味を求める者たちの、改稿の記録。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・文化・団体とは一切関係ありません。
一部に伝承・風習をモチーフとした要素がありますが、創作としてお楽しみください。
こちらは”君は記憶の石碑に座る〜物語編〜”の続編です。
ただし物語編の終わった後のお話ではありません。
https://ncode.syosetu.com/n9995km/
本編は大体書き終わっていますので随時投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 18:00:00
39583文字
会話率:24%
高校に入学して落ち着き始めたころ、都平阿坂は夕暮れの中庭でひとりの少女と出会う。
古びた石碑の上に腰かけていた彼女は、「クルミ」と名乗った。
阿坂はいつしか、彼女に会うためだけに中庭へ足を運ぶようになる。
弁当を分け合い、取り留めのない話を
して、笑い合う日々。阿坂にとってとても大切な時間であった。
ただ…ぬぐい切れない違和感を抱えて。
季節が変わっても、彼女は何も変わらない。
あの日、確かに存在していたはずの彼女は、いったい誰だったのか。
少年の記憶に、微かに残るひとひらの出会いと別れの物語。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・文化・団体とは一切関係ありません。
一部に伝承・風習をモチーフとした要素がありますが、創作としてお楽しみください。
本編はすべて書き終わっていますので随時投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:00:00
33174文字
会話率:30%
長らくいがみ合っていた獣人の国との国交回復のため、政略結婚の花嫁として嫁いだフェリシア。式を挙げたその日、結婚相手である狼の獣人アルノシュトから「俺は貴方を愛せない」とはっきり告げられる。
これはただの政略結婚なのだから互いに恋愛感情は
必要なく、ただ二国の親交の一助となれればよい。愛されることは望まない。しかし仕事仲間として良好な関係を築きたい。
そう納得して異国の風習に戸惑いつつもアルノシュトと暮らしていたフェリシアだったが、ようやく親しくなってきたと思ったら突然アルノシュトの様子が変わった。フェリシアを前にして赤くなったり、落ち着きがなくなったりするのである。
……何故だろう。旦那の様子が最近、おかしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 10:06:35
139567文字
会話率:50%
時は京の都が栄える平安。
とある村。この村にて、ある風習がある。
それは神に生贄を捧げる悍ましい風習だ。
生贄に選ばれるのは忌み子。
村の繁栄のために殺される。
そして、また一人の少女が殺された。
だが、少女は神に選ばれた。
神は少女をずっ
と見守っていた。
哀れな、清き少女を救うために神に選んだ。
神となった少女が待ち受けるのは温かな炎だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 16:00:00
69104文字
会話率:45%
片田舎でごく平凡な高校生活を送っていたはずなのに、集落の風習に従って、人の住む世界と妖や鬼の住む世界を隔てる結界を補強する役目を背負わされることに、、、!
蝶の姿に変わる少女と大鷲に変わる青年と共に、夜な夜な結界の綻びを閉じていく、奇妙な
冒険が始まった、、、。
妖界側で起こっていた前日譚はこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n6131hp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:12:01
1153101文字
会話率:40%
音無町――。
ある水難事故をきっかけに、町の人々は「名前を呼ばれる水」を恐れ、
口を閉ざした。
主人公・海原シグルは、幼くして妹を湖で亡くした少年。
だが、その湖では奇妙な風習があった。
――死者の名前を水に溶かせば、帰ってくる、と。
ある雨の日、シグルの目の前でクラスメイトが水に引き込まれる。
以後、町では不可解な溺死が相次ぎ、
水たまり、風呂、コップ……「どんな水面からも名前を呼ばれる」現象が始まる。
やがてシグルは、忘れたはずの「水葬儀」という禁忌の記憶を取り戻していく。
それはかつて町が隠蔽した“集団水難”と、“罪を背負わされた少女”の霊を巡るものだった――。
そして彼の耳元に、濡れた声が囁く。
「あなたは――誰でしたか?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 00:28:14
33748文字
会話率:41%
海上に浮かぶ魔術都市ハルーン。
この地に住む魔術師たちには、成人の折、魔力の源となる使い魔と契約を交わす風習がある。
魔術の名門であるヴィスアニ家の令嬢マルツィアも、いよいよ成人の年を迎えた。慣例通り、契約のために寺院を訪れるのだが、なん
と使い魔との契約に失敗し、生まれ育った街を追放されることになってしまう。
本土行きの船の中、心機一転前向きに旅を楽しもうとするマルツィア。
けれど船は突如、巨大な白蛇に襲われ転覆してしまい、気づくとマルツィアは美青年の腕の中にいた。
困惑するマルツィアに、青年は衝撃的なことを告げる。
なんと彼は神であり、遥々東方から、マルツィアと会うためにやってきたのだという。
さらに彼は、マルツィアが転生する度に、地の底、天の果て、海の中まで追いかけてきて、毎度生涯を共に過ごしてきたのだとか。
……え、それってもしかして、ストーカー?
愛の重さと異文化にすれ違う二人の、切なさ2:ギャグ8くらいの輪廻転生ラブコメディ!(多分)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 08:20:00
48952文字
会話率:47%
大学生の颯斗(はやと)はある夢に悩まされていた。子供の頃、離島住まいの祖父を訪ねた時の記憶だ。飛び込んだ深く青い海で「何か」を見た──何かは分からないけれど、吸い込まれるような海が繰り返し夢に現れるのだ。
折り良く、颯斗は祖父の法事で思い出
の比彌(ひみ)島を訪れる機会を得る。鹿児島沖の離島で颯斗を待っていたのは気さく過ぎる島民たち、奇妙な風習、遠縁の少女との出会い。そして、海で彼を待つのは「何」なのか──
孤島の伝承にまつわる真相を紐解く土着ホラー、異種間恋愛要素もあります。
全38話完結済、完結まで毎日朝晩2回更新予定です。
カクヨム、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:10:00
122181文字
会話率:49%
スーリヤ国では、貴人が死ぬとその妻も埋葬されるという風習がある。
王妃アイシャも、若くして病死した夫の亡骸と共に墓室に入る。愛する夫にお供できるのは妻として名誉であり幸せのはず──だが、墓室が閉ざされる直前に、アイシャは夫の死の真実を知
らされる。
アイシャの侍女で、夫の側室でもあったダミニが夫を裏切って毒殺していたというのだ。
信頼していたダミニの裏切りに怒り絶望し、夫を助けられなかったことを悔やみながらアイシャは息絶える。やり直したい、と強く願いながら。
そして気付くと、アイシャは十年前の夫との婚礼の席にいた。時を遡った奇跡に驚きつつも、彼女は決意する。今度こそ夫を陰謀から救い出し、共に生きるのだ、と。彼女の決意は、夫との「未来」を、国の在り方を変えることができるのか……!?
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 09:10:00
76585文字
会話率:32%
人の少ない商店街に残るはんこ屋。
客はおらず店主はかなりご高齢の男性。
どうやって営業しているのかわからない店。
たまたま印鑑が必要な時に通りがかると店先に認印の回転ラックが2台あった。
『ご自由にどうぞ』の文言がついている。ラッキーと思い
自分の名前を探す……
※この作品は同名で「カクヨム」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 01:00:00
2740文字
会話率:36%
20年前のことです。
息子が3歳を迎えた年のゴールデンウィーク、夫の実家に帰省したときの出来事を今でも忘れることができません。
あれがなんだったのか。
今でもちゃんとした理由はわからないままです。
※この作品は同名で「カクヨム」にも
投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 00:00:00
2979文字
会話率:20%
小学校1年生の影山 夕(かげやま ゆう)は、雨に濡れた放課後の西階段で偶然、逆回転する古い映写機を見つける。母親から聞いた「フィルムを巻き戻すと、まだ撮られていない未来の景色が映る」という言い伝えに駆られ、自らハンドルを回すと――教室の風景
が逆再生で蘇り、黒板には「おくり火ざ」という不思議な星図が浮かび上がった。
翌日は、担任の古関先生による「星図の授業」で、クラスごとに“未来の教室”を撮影・編集することに。夕は友人の正夫(まさお)らとともに、逆巻きするプラネタリウム模型や図工室の絵の具を駆使し、自分たちの名前を灯りにした星図を完成させる。だが中心にはまだ、小さな空白があった。
学期末の「送り火フェスティバル」──体育館に集った全校児童の前で、昭和の開校式映像や班作品が上映される中、最後に流された合同映像で灯籠の光が空白を埋め、「夕」という一文字の星が燦然と輝く。映写機の逆回転と祭の灯が交差し、夕は母とともに川辺へ並んで灯籠を流す。闇に溶けた光は新しい星座となり、まだ見ぬ未来へと続く「送り火座」が完成したのだった。
登場人物紹介
・影山 夕(かげやま ゆう)
・年齢・学年:6歳・小学1年生
・性格・特長:好奇心旺盛で内向的な面も。小柄ながら芯が強く、時間や記憶の謎に心惹かれる。透き通るような紫の瞳と丸いほっぺたが愛らしい。
・大切なもの:母譲りの星座ペンダント/逆回転映写機を操作する小さな手
・影山(母)
・年齢・職業:30代後半、かつては図書ボランティアを務めたこともある
・性格・特長:娘を深く想う優しい母親。古い言い伝えや祭りの風習を語り継ぐ。レトロな映写機と灯籠流しの儀式を心に残す。
・大切なもの:紙製ランタン/檜油の香り
・古関先生(こせき)
・年齢・役職:50代前半、小学校教諭
・性格・特長:校史と映像資料を愛する温厚な指導者。児童の創造力を引き出す特別授業「星図の授業」を企画。
・大切なもの:木箱入りのフィルムリール/開校式の記録映像
・正夫(まさお)
・年齢・学年:同じく小学1年生
・性格・特長:クラスのムードメーカー。女子にも男子にも友だちが多く、思いつきのアイディアを素直に提案する行動派。
・大切なもの:タブレット(撮影用)/金魚袋風の灯籠折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 01:18:29
7270文字
会話率:23%
夏の午後、ナズナと総一郎はひとつの遊びを始める──百の物語を語り、最後に“何か”が起こるとされる、古い風習。冷房のきいた部屋、整然と並ぶLEDキャンドル、流しそうめん機とアイスの箱。
これは些細なひと夏の想いで
最終更新:2025-05-16 11:53:07
1333文字
会話率:25%
七がつく年の七月、
白無垢の花嫁たちは、山へ入る──
消滅寸前の集落に伝わる、奇妙な風習。
「私も、選ばれるかもしれない」
そう語った依頼人の少女は震えていた。
だが、調査の果てにナズナが見たのは、
“消えたはずの花嫁たち”の、意外な行
き先だった。
神とは誰か。祈りとは何か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 07:50:39
3537文字
会話率:17%
安楽椅子ニート 番外編24 風習 1話
火野御影は、掲示板で話題の”生け贄の風習のある村”の話を聞かされる。
※会話劇
(他小説投稿サイト投稿済)
最終更新:2025-05-15 18:02:27
32363文字
会話率:91%