戦後――
人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分かれた。
オルランド公国、ヒルデガルト共和国、カザック自治領。
ある者は敗戦で苦汁をなめ、ある者は戦勝気分で沸き立つ世間を、綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは、
メイド兼従者兼馭者の吸血鬼ズデンカと時代遅れの馬車に乗って今日も征く。
綺譚――
面白い話、奇妙な話を彼女に提供した者は願いが一つ叶う、という噂があった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 23:25:26
1228682文字
会話率:37%
【不思議な宝石、鑑定・買い取りいたします】
不思議なお店の2人と、不思議な宝石たちとのお話です。
最終更新:2024-11-08 19:37:52
6868文字
会話率:44%
病弱で寝たきりの妹と、そんな妹を付きっ切りで介護する姉。
二人は元女神で、双子の姉妹だった。
そんな二人はお互いに恋愛感情を抱いているが、『今の関係が壊れるかもしれない』という恐怖と、『自分のせいで相手を苦しめている』という罪悪感から
、お互いあと一歩を踏み出せない。
それでもお互いは幸せで、充実した毎日を送っていた。
しかし、それは人間の手によって突然壊される。
かつて妹を助ける為に力を使い果たした姉と、そもそも病弱な妹は、為す術なく捕らえられてしまう。
ある実験の為に姉は感情を奪われ、妹は殺された後その魂を姉の中に入れられた。
しかし、妹は姉の中で生きていた。
「わたしの権能《夢幻》で創った世界で、今度こそ幸せに暮らそう」
そう語りかけてくる妹の声に、姉は感情を取り戻し――、―――、ある決断をして――、権能《破壊》を行使し、自分もろとも今のこの世界を破壊した。
ここは妹が権能《夢幻》で創り出した、『姉妹』と『家族』だけの為の夢の世界。
巨大な世界樹と大森林。その上には巨大な浮遊島がある、小さな世界のはずだった。
しかし、とある理由により一時的に権能が解除されたこの世界は、妹の意思とは無関係に広がり、一つの巨大な世界が出来上がってしまった。
更に、周辺国家が勝手に大森林を開拓し自国の領土とした挙句、姉の為に創造した幻獣たちまで殺される始末。他にも問題は山積みで……
「ねえ、わたしがお姉ちゃんと家族の為に創った世界で……なにしてるの……?」
その事実を妹が知った瞬間、周辺国家が滅びるまでのカウントダウンは始まった――
全ては『お姉ちゃん』と『家族』の為の世界を取り戻す為に――
『お姉ちゃん第一主義の妹』と『妹第一主義の姉』、そしてそんな姉妹を温かく見守る『家族たち』による、蹂躙冒険譚&百合系のんびりスローライフ!
そして『姉妹の恋』の行方は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 20:08:06
20814文字
会話率:49%
鉱物×京都×怪異
迷い込んだ店で 彼女は特別な力を持つ石と出会う
石に隠された秘密
不穏な影
目的を果たすため石を手にした彼女は
災いの渦中へと飛び込んでいく
この古都で真実を手に入れるために
第十三話まで毎日更新
その後は不定期更新
掲載サイト:
カクヨム
NOVEL DAYS
アルファポリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 23:00:00
522636文字
会話率:36%
常陸を舞台に、〈百瀬探偵結社〉の探偵・破魔矢式猫魔、萩月山茶花、小鳥遊ふぐりたちが遭遇する怪奇事件の数々。果たしてこの迷宮に終わりはあるのか!?
*この作品は作者の虚構に基づくフィクションであり、登場する団体、職名、氏名その他において、万
一符合するものがあっても、創作上の偶然であることをお断りしておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 16:25:07
87762文字
会話率:43%
時は大正と昭和の境目。
帝都一の歓楽街 浅草に、一人の少年が住んでいた。
彼の名は銀次(ぎんじ)。
口八丁だけで芸を売る根っからの香具師(しょうにん)だ。
この頃の浅草には関東大震災で家を失った
多くの少年・少女が住んでいた。
彼らは人
さらいや悪徳警官など汚い大人たちから身を守るために、
浅草黒団(こくだん)、浅草紅団(くれないだん)などの徒党を組んで、力を合わせて日銭を稼ぎ、暮らしていた。
そんな中、銀二は一人、誰とも組まずに
元浅草十二階下のさびれた地区で暮らしている。
彼は二つの商いをしていた。昼間は古臭い覗きカラクリ屋。
そして夜は——誰にも言うことのできない仕事——探しモノ屋だ。
探しモノ屋。それは、人々が失ったモノを取り戻し返す仕事。
当時の日本は大震災の影響で、誰もが何かを失って生きていた。
家族、恋人、仕事、家、命……。
銀次はそんな人々の依頼を受け、なくしたモノを探しに
十二階跡地の奥にある浅草裏町へと日々、通っていた。
浅草裏町——幻橙町(げんとうちょう)。
普通の人には見えない、奇怪なモノたちが集まるこの町では、
代償さえ払いさえすれば手に入らないものはないという。
「ここには自分の取り戻したいものも、きっとあるはず」。
そう思いながら、銀次は探しモノ屋の商いを続けていた。
そんなある日、銀二のもとに、
失踪した浅草紅団団長の紅子(べにこ)を
探して欲しいという依頼が入る。
ひょんなことから黒団団長で幼なじみでもある
辰政(たつまさ)と幻橙町で一緒に紅子を探すことになった銀次。
果たして紅子は見つかるのか、
そして、銀次の探しているモノはどこにあるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 22:00:00
35913文字
会話率:36%
お友達と遊ぶ約束をした前日の事。
待ち合わせまでに時間がある事に気が付きました。
ええ、それならばと思い立ったのです。
モーニングを頂こうと。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
紆余曲折を経て、運命的に来ることになりました。
モーニング食べるぞーーーー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 09:05:07
1034文字
会話率:0%
俺の嫁は最強だった……!!
先生を退け、生徒会を牛耳った伝説の女……。
その英雄綺譚である!!
(短編なので、オーバー表現である)
今回は短編ですが、様子見です。
其処まで最強な訳ではなく、コメディーです。
連載を開始してから、最強を生み
出します。
キャッチコピー
俺の生き様を見な!! (蓬莱彩香)
↑カボチャさん作
原案:カボチャ
構成:りんご
作者:秋暁秋季折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-27 20:42:20
1459文字
会話率:33%
世界の果てに、忘れ去られた図書館があった。そこでは1人の人間ととある存在が幸せに過ごしている。これは、この図書館が出来るまでの物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※R15、残酷な描写あり は保険です。
外伝ですが、本編はまだ
ありません。
拙い文章ですが、読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 23:37:37
1904文字
会話率:0%
自分の過去も本当の名前も思い出せないジュリアーノ・ソレルとしての人生を歩むことになった主人公は、目覚めると結婚式の場であった。果たして本当の愛はあるのか。異世界での第二の人生で人類は何を学ぶのか。
最終更新:2024-04-30 19:06:44
45928文字
会話率:58%
異世界に転生した主人公は、目を覚ますと目の前に広がる風景が全く異なる世界に自分がいることに気づく。戸惑いながらも、彼は自分が異世界に転生したことを受け入れる決意を固める。
その世界が魔法や神秘的な力で満ちていることに驚く。彼は自らの魔法の
才能に気づき、それを磨くために修行を始める。彼は古代の魔法の奥義や術式に興味を持ち、自らの能力を高めるためにさらなる知識を求めて旅に出ることを決意する。
旅の途中で、さまざまな人々と出会う。彼らはそれぞれ異なる能力や背景を持ち、旅をより豊かなものにする。彼らとの出会いや絆を通じて、自らの目的や使命についてより深く考えるようになる。
しかし、旅は容易ではない。彼は数々の困難や試練に直面し、自らの力や信念を試されることになる。それでも彼は決して諦めず、自らの成長と世界の平和を求めて、前進し続ける。
やがて、世界を脅かす邪悪な勢力が現れる。自らの力を駆使し、仲間たちと共にその脅威に立ち向かう決意をする。彼らは友情と勇気を武器に、世界を救うために壮大な冒険に身を投じるのだった。(仮)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:31:32
4150文字
会話率:19%
月ノ塚学園高校一年生の幸村伊与は目覚めると記憶をなくしていた。「学校への行き方」「誕生日」「持病があり、決まった時間に薬を飲まないといけないこと」自分に関することは覚えているが、どうしても「親の顔」「中学時代」「友達」など16年の人生の思
い出がすっぽり抜け落ちているのだ。そして彼女は人には見えざるものが見えた。彼らは妖と呼ばれる類のもので、この記憶喪失の原因は彼らにあると考えた伊与は普通の高校生を演じながら失った記憶を探していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 04:35:47
57964文字
会話率:61%
天正十年六月、本能寺にて織田信長が家臣の明智光秀の謀反によって討たれた。
その後、光秀も羽柴秀吉との山崎の合戦に敗れ、敗走中の小栗栖において落武者狩りをしていた百姓の竹槍によって命を落とす。
通説はこうであるが、実はこれらに隠された話があっ
た。
歴史最大のミステリー「本能寺の変」に隠された真相と共に、光秀終焉の地「小栗栖」において起こった一夜の出来事をダイナミックに時にコミカルに斬新な仮説を元に描かれる歴史アクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 18:18:09
134342文字
会話率:33%
少年は復讐を誓っていた。異能を操る『能力者』と呼ばれる者たちを目の敵する組織に命を奪われかけただけでない。双子の姉が深く傷つき、また自分の不甲斐なさを思い知らされる。それからはかつて自分の命を脅かした『能力者の殲滅』を目的とした組織を壊滅さ
せることに身命を捧げた。ひたすら能力を活かした任務をこなすための研鑽の日々であった。
ところが恩義ある能力者一族のトップに立つ人物から、家族にならないかとくる。しかも学校へ行き、普通の少年としての生活を送らせたい意図も見えた。
少年は復讐に生きたかった。だから敵組織の動向情報に飛びついた。
カクヨムにもアップしている作品となります。
夕刻と定められた15時から19時は、予測不能な不可思議現象が起こり、解明不能な情報通信網のプラックアウトや謎の電波障害、取り締まり不能ゆえ殺人を始めとしてあらゆる犯罪が許される「無法の時間帯」が法令化された『逢魔街』世界で最も危険とされる場所で動きが見えるという。
少年は復讐を続けたかった。学校へ行くような生活は送りたくなかった。だから敵組織壊滅へ気合いを込めて彼の地へ訪れる。
少年が逢魔街へ乗り込んだ矢先に出会った、カノジョ。運命的な出会いには違いなかったが、ここは逢魔街。住む人々もひと癖どころか二癖もある者たちだ。カノジョとその周囲にいる人たちだけでなく、実の姉やいずれ義理とはいえ父母に兄となる者たちも加わって・・・。
てんやわんやしていた少年が、やがてする決意。それは世界の命運に関わることだった。
これは苦境を潜り抜けても成長しているかどうか微妙な少年のボーイ・ミーツ・ガールの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 13:24:27
380051文字
会話率:30%
独り店番していた、この街で最強と目されている能力者「黎銕烈」は突然の襲撃を受けた。襲撃者である碧い瞳の少女は、仇討ちに来たと言う。その仇は、烈にとって一生消えない心の傷を残した事件だ。能力では圧倒した烈は、この碧い瞳の少女を引き取ることにす
る。同居生活をスタートさせれば、身辺が不穏になっていく。後見人である刀使いの女性に、重火器を顕現するゴスロリの少女、烈を「親友」と呼ぶ糸を操る青年、そして馴染み客でありながら得体が知れない老人たち。そして舞台は、夕刻においては何が起きてもおかしくない「逢魔街」そこに遥か以前から居住しているという伝説の人物が絡み合い、烈は世界を巻き込むほどの運命に翻弄されることとなる。*過去の作品から設定を持ってきている部分もありますが、単独作品として成立させてます。実は初めて書き切った作品からの設定なので、読み返すと照れてしまう自分がいます。前の作品は無理せずw、当作品にお付き合いいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 21:58:40
382097文字
会話率:37%
「やぁやぁ、理くん。ご機嫌いかがかな?」
「ふむ、どうやら彼は殺されたらしいね」
「この世に未練を残したままあの世には逝けないだろう?」
「お嬢さん、そんなところで何をしているんだい?」
マイペースで面倒くさがり。人当たりがよく紳士的で
無意識に人を誑かす天才。
警察関係者からは影で“変人”と噂されている美形の名探偵。一ノ瀬玲衣夜。
そんな探偵の周囲に集うは、個性的な面々ばかり。
「玲衣さん、たまにはちゃんとベッドで寝なよ。身体痛めちゃうよ」
「千晴は母親のようなことを言うねぇ」
「悠叶は案外寂しがり屋なんだねぇ。可愛いところもあるじゃないか」
「……何の話してんだ。頭湧いてんのか」
「ふふ、照れなくてもいいさ」
「……おい、いつまでもふざけたこと言ってると、その口塞ぐぞ」
「ふふん、できるものならやってごらんよ」
「えぇ、教えてくれたっていいじゃないか。私と君たちの仲だろう?」
「お前と名前を付けられるような関係になった覚えはない」
「あはは、理くんは今日もツンデレ絶好調だねぇ」
「っ、誰がツンデレだ!」
どんな難事件(?)だって個性派ぞろいの仲間と“○○”の助言でゆるっと解決しちゃいます。
「Shed light on the incident.――さぁ、楽しい謎解きの時間だよ」
▼下記サイトでも掲載している作品になります▼
カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16817330650673152289
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 16:08:16
111587文字
会話率:53%
皇国の森に住んでいたピクシーは、ある日皇女の城に忍び込み捕まってしまう。
そうして、皇族や貴族が腹を探り合う社会の中、ピクシーは様々な人間や他種族と交流していくこととなる。
最終更新:2024-01-21 00:34:41
2950文字
会話率:23%
縁無しの紺青の空、ただ立ち昇るだけの入道雲、アスファルトに霞む夏陽炎、降り注ぐような蝉時雨──僕は存在しない虚像の夏に、焦がれている。
これは、そんな虚像の断片に触れるための旅路。その先で再開したのは、記憶の奥底で生きる、既に亡き者で、盲
目な──初恋の少女だった。
これは何処か懐古心の湧き出る、幻想綺譚。そして盲目少女に光を見せてやるだけの、狂おしくも儚い夏物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 12:00:00
156064文字
会話率:58%
縁無しの紺青の空、ただ立ち昇るだけの入道雲、アスファルトに霞む夏陽炎、降り注ぐような蝉時雨──僕は存在しない虚像の夏に、焦がれている。
これは、そんな虚像の断片に触れるための旅路。その先で再開したのは、記憶の奥底で生きる、既に亡き者で、盲
目な──初恋の少女だった。
これは何処か懐古心の湧き出る、幻想綺譚。そして盲目少女に光を見せてやるだけの、狂おしくも儚い夏物語。
※現在連載している『鏡鑑の夏と、曼珠沙華』(https://ncode.syosetu.com/n3667ge/)の改稿前バージョンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 01:25:45
4440文字
会話率:15%
居場所が見つからず苦しい日々を送っていた美月はある日、雑居ビルの屋上でホストのアユムに出会い救われたと思った。彼をホストクラブのナンバーにあげるために必死に働き出稼ぎから戻ると、アユムが新規客の席で楽しげに笑っていた。湧き上がる憎しみと嫉妬
、美月はもう衝動を抑えきれなかった(読み切り短編・完結)夢読姫綺譚シリーズより。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:22:53
4511文字
会話率:27%
遠い日のサナトリウム、清らかで静寂な隔離された世界。ひそやかに行われていたのは悪夢の所業だった。運命の時に目覚めし少女が求めたものとは…?狂気と幻想が錯綜する正統派ゴシックホラー。(読み切り短編・完結)夢読姫綺譚シリーズより。
☆ラストの詩
は自作の同タイトル曲の歌詞です。オリジナル曲は同名義の愛野ニナでYouTubeとSoundCloudで公開しています。→https://youtu.be/14zIDQoOSIc?si=ONUQknWaqut8i6lP
曲はまだ歌入れ前のインスト曲です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 20:24:26
3582文字
会話率:8%
こんなところでは、夢を見ることさえできない…。ヤングケアラーの玲奈は、苦しい思いを抱えながらそれでもなんとか穏やかに家族との質素な日々を過ごしていた。ある夜のこと、不思議な美少女に出会い、夢を叶えてくれるという魔法の鏡を手渡される。それ以来
、玲奈の現実が狂い始めた。交錯する彼方の記憶に心が侵食されていく。絶望の中で彼女は選んだものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 10:30:28
6358文字
会話率:13%
平安末期、人と妖《あやかし》との間に生まれた混血の少年・冴月《ひづき》。
八百年来、謂われのない恨みや理不尽な扱いに晒され続け、令和の世を無為に生きていた。
そんなある日、過去、自棄になった末に所属していた暴力団組織・溝際《みぞぎわ》
組の末端組員・仙葉《せんば》の訪問を受ける。
彼は、組が開発した新型麻薬を売るのを手伝って欲しいと頼んで来た。
断る冴月に構わず、仙葉はその怪しい薬を置いていってしまう。
その薬からかすかに放たれる妖気に気付き、不審を感じた冴月は、やむを得ず仙葉のあとを追った。
他方、ある特殊能力ゆえに両親に疎まれ、母方の祖父母の下で育った少女・和華《のどか》は、保護者だった祖父母亡きあと、祖父母の残した神社兼自宅以外の遺産をすべて実父に取り上げられ、高校卒業後の進路に悩んでいた。
高校最後の夏休み。そろそろ寮へ戻る支度をしようと思っていたある日、実父がある薬箱を手に来訪。中身を和華の所属する全寮制高校の寮内で売るように指示。
うまくやってくれれば大学への進学費用は出す、と唆されるが、都合のいいときばかりいい顔をする父のやり口が気に入らない。
更に、薬の説明を読んで、明らかな麻薬に類する薬だと判断した和華は、薬そのものから放たれる嫌な空気に、早々に警察へ持ち込む決断をする。
しかし、その道中で突如、一つ目の妖に襲われて……!?
妖気を放つ、謎の薬を介して交錯する、少年と少女の運命は――。
令和に暗躍する妖ミステリ綺譚、開幕。
※この物語はフィクションです。
実在する地名などが登場するかも知れませんが、一切関わりはありません。
※エブリスタにも同時掲載中です。
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97789文字
会話率:48%
私の名前は、マヤ。今は真夜と名乗っています。私は、とある男を追いかけ悠久の刻を生き彷徨う吸血鬼。
私は人間が好きです。だから、人間世界と暗夜の世界の秩序を保てない者には仲裁をいたします。それが私。「紅の吸血鬼」。この通し名で畏れられて
いる。
でもこの畏れは必要不可欠。私が追う男は、「破壊者」として畏れ一目置かれているのですから。この男に私は還して貰うモノがある。そして還すモノも・・・
どこかで、男の噂がするとその街へと脚を赴きます。最愛の従者ラファと共に。
さて今日は、この街へと向かいましょう。
そして、その街で一人の少女と出会い、仲良くなってしまいました。
今回はそのお話しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 07:02:12
194287文字
会話率:50%
《不定期更新 2021年2月末にダラルロートの気配が滲む所まで本編を進めました。》
とある次元世界に産み落とされたコラプション スライムとその血族のお話。
■ 原則として各章の主人公視点で進行。
■ 時々、人物紹介を兼ねたデータ回を挟
みます。
* 『暗黒騎士と鏡の剣』はSuzukiセンセの『北奉神綺譚』と世界観を共有しています *
http://ncode.syosetu.com/n0140dg/
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880749516折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 08:40:20
1910606文字
会話率:46%