魔女のことばに気を付けて望みを叶えなさい。
姉と父はいいました。
美しい雄の人魚であるシルヴィは、ある日助けた人間の王子に恋をしてしまいます。
種族違いの恋に思い悩むシルヴィに、見かねた姉と父が北の洞窟に住む海の魔女のことを教えます。魔女
に相談をして人間の王子の元へ向かいなさいと。しかし魔女は狡猾で残忍です。魔女のことばに気を付けて望みを叶えなさい、そういってシルヴィを送り出しますが、魔女の企みはその時からもうすでに始まっていたのです。
残酷な残酷な人魚姫のお話。
※残酷童話BLアンソロ用に書いたお話を少しだけ改変
※内容がアレでかつバッドエンドなのでR15
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 08:25:53
5842文字
会話率:23%
居場所が見つからず苦しい日々を送っていた美月はある日、雑居ビルの屋上でホストのアユムに出会い救われたと思った。彼をホストクラブのナンバーにあげるために必死に働き出稼ぎから戻ると、アユムが新規客の席で楽しげに笑っていた。湧き上がる憎しみと嫉妬
、美月はもう衝動を抑えきれなかった(読み切り短編・完結)夢読姫綺譚シリーズより。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:22:53
4511文字
会話率:27%
少女は森の奥でひっそりと暮らしておりました。
鹿狩りに来た王子が大怪我をしているのを見て彼女は魔法で彼を癒します。
王子は少女を聖女だと思い妻にする為に城へと連れて行きます。
少女は愛する王子の為、その国の為に癒しの魔法を使い続けました。
しかし王子は隣国の姫と新たな恋に落ちます。
彼女を妻に迎えたくなった王子は邪魔になった聖女を魔女と呼び処刑させました。
彼女は天が遣わした聖女でも邪悪な魔女でもなかったというのに。
カクヨムなどにも掲載しております。
2003.05.13 日間ヒューマンドラマ〔文芸〕1位ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 06:33:45
2008文字
会話率:2%
「わたしのおねがい、かなえて。ムルムル」
これはある冬のお話。小さな女の子、メアリーが街で出会ったのは、とても不思議なぬいぐるみでした。ねがいごとを何でも叶えてくれるぬいぐるみ、ムルムル。メアリーはショウウィンドウの中のムルムルに惹かれ
、お店のおばあさんからムルムルを譲り受けます。
メアリーとムルムルはずっと一緒。悲しいときも、楽しいときも、幸せなときも、辛いときも。そしてメアリーは、ムルムルの不思議な力におねがいするのです。おねがい、おねがい、おねがい。ねがいを叶えるムルムルと、隠されたそのひみつとは──?
少女の心温まる願いと、心冷え渡る残酷童話をあなたに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 00:00:00
3445文字
会話率:46%
昔々、緑の町をまもるふたりの女の子がいました。
ふたりの強さは、魔物から守られている町中の人が知っています。
やがてその評判は、国中の人々の噂になりました。
最終更新:2021-12-23 00:26:04
1638文字
会話率:20%
流れ星の刑にされて天界から追放された星のポールは海底のヒトデになった。ポールは自分を追放した天界の星々が困っていると思っているが、実は誰も困っていない。
最終更新:2021-12-18 11:11:51
2822文字
会話率:46%
ジョシュとクレアは、親に捨てられお腹を空かせていました。
最終更新:2021-04-06 15:28:40
2016文字
会話率:34%
小さな町で起こった、恐ろしいお話。
最終更新:2021-03-13 07:32:16
2282文字
会話率:33%
とてもかわいくてわがままで残酷なお姫さまがたくさんの人を殺して、女の人にやっつけられるおはなしです。
虫と蛇がいっぱい出てきます。
Twitter企画「殺伐感情戦線 第24回 窓」に参加するために書きました。
最終更新:2020-07-26 01:20:08
3635文字
会話率:0%
シンデレラは心がとても薄汚れていました。シンデレラは魔法使いのおかげで舞踏会へ来ることができました。シンデレラは邪な瞳で王子を狙っていました。
この作品はカクヨム、novel daysにも掲載しています。
最終更新:2019-03-22 23:47:42
3545文字
会話率:30%
“イカれてる”という言葉は、この掌編小説集にふさわしく無い。
そもそも、この私からしてみれば、『狂気』などという下らないものは、“権威ある”または、“道徳的文化の推進”を謳った者が、自らが“普通”で“道徳的”であることの証明に産み出し
た、いわば神に対する悪魔のような存在だ。
では、なんと形容しよう?
人を脅かさんとする悪魔的妄想か?
はたまた、“非道徳的”な者の犯罪予告か?
どれも違う。
“断片”だ。
ヒトという生物の、ありふれた脳髄に眠る、シナプスの一端であると、私は形容しよう。
....刻限のようだ。
私は行くよ、後は自由にしたまえ。
そうそう、読み終わったら二階の窓際にある一番小さな本棚に返しておいてくれ。
最近、娘が片付けろ、と煩くてね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 17:17:54
18621文字
会話率:45%
森の中を一人の少女が彷徨っていた。まるで枯れ木のように擦り切れて死にかけだった彼女は、とある樵の青年に出会う。彼女を口減らしにあったと思った青年は、彼女を連れ帰り甲斐甲斐しく世話を焼いた。彼女は見る見るうちに元気になり、青年によく懐いた。だ
が声は出ない。まるで仲睦まじい兄弟のように過ごす彼らだが、青年にはある秘密があった。「その扉を決して開けてはいけないよ」。しかしともに過ごすうち、物憂い影を宿すようになった青年、少女はその扉を開けてしまう――。(あからさまな残酷描写はありませんが、念のためR-15に設定させていただいてはおります。また、pixivにも投稿しました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-10 15:32:01
9258文字
会話率:15%
美しい赤い靴を買った少女。
ですが、彼女を待ち受けていた運命は、とても残酷なものでした……
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2016-07-08 06:00:00
2414文字
会話率:37%
クーデターにより、森へと追われた姫と、姫に恋した狼のお話。
ドロナワ式に冬童話2012に参加。
「児童」よりは「大人」向けの童話かも知れません。
最終更新:2012-03-03 07:00:00
5545文字
会話率:15%
或る家の軒下に巣をつくっていたアリジゴクはあぶと友達になり、人生を語り合う。しかしそれは、ほんの束の間の友情だった。
最終更新:2010-07-01 18:09:24
1252文字
会話率:42%