「お前はクビだ! 荷物をまとめてさっさと出て行け!」
調香師のフレイヤはモラハラ気味の工房長に妬まれ、クビにされてしまった。他の工房を訪ねてみたけれど、前職をクビにされた彼女を雇ってくれる工房はない。
諦めて故郷に帰ることにしたフレイヤは
、行きつけのレストランの店主に最後の挨拶をしに行くと、シルと呼ばれる美形でぶっきらぼうな魔導士の青年シルヴェリオと出会い、成り行きで彼に愚痴を吐露した。
その後、故郷に帰って実家が営む薬草雑貨店で働いていたフレイヤのもとにシルヴェリオが再び現れた。伯爵家の令息の――巷では冷徹と噂されている次期魔導士団長として。シルヴェリオはフレイヤが作る香水には不思議な力が宿るという話をレストランの店主から聞いて、彼女を自分の専属調香師としてスカウトしに来たのだった。
「眠ったまま目を覚まさない友人を助けるために力を貸してほしい。たとえ君の作った香水が奇跡を起こさなくても責任を問わない」
元上司によって調香師を追放されたせいで権力者を信用できないでいるフレイヤのために、シルヴェリオは誓約魔法を交わすのも厭わないと言う。冷徹と噂されている彼の熱意に感銘を受けたものの承諾を躊躇うフレイヤ。シルヴェリオはそんな彼女を誘い込むために、好物と聞いていたお菓子で釣った。そしてフレイヤは見事に釣られた。こうしてシルヴェリオの専属調香師となったフレイヤは、再び王都へと向かう。初めはお互いに仕事仲間としか見ていなかったフレイヤとシルヴェリオは、いつしかお互いに惹かれて意識するようになる。
これは、不器用な二人が力を合わせて周りの人たちが抱える問題を解決して、そんな二人をくっつけるために周囲があれこれと応援するお話です。
じれじれな恋と魔法と香りの世界と美味しい料理をご堪能ください。
※R15と「残酷な描写あり」は保険です
※アルファポリス様にも掲載しております
※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、香りや薬草の効能につきましては諸説や個人差があることをご留意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:08:03
186474文字
会話率:41%
社畜気質メイドと奔放な妖精の王さまと、時どき旦那さまのゆるい駆け引きと日常。
スーレイロル伯爵領の領主邸で働くメイドのユーリィは転生者。前世の記憶はあるもののユーリィとしての記憶を失っていたが、旦那さまやお屋敷で働く使用人仲間のおかげで悠
々自適に過ごしていた。
ある日、暇をもて余した妖精王が旦那さまの身体を乗っ取ってしまい、性格が180度変わってしまった旦那さまを前に使用人一同は困惑する。妖精王は旦那さまの身体を返す対価としてユーリィが失った記憶を要求してきたが、手を尽くせども思い出せない彼女は懐柔作戦で取引の難易度を下げようと試みる。
強者の妖精王に振りまわされてばかりのユーリィだが、窮地に立たされたスーレイロル伯爵家を救うべく今日も奔走する――時どき旦那さまを引きずり込んだりもして。気づいたら旦那さまが甘くなってたりして。
※カクヨム様でも掲載しています
※タイトル変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 01:57:03
96742文字
会話率:37%
自分の愚かさに気が付き、なんとか挽回しようとするアルフォードだが、自力では手に負えないと父親を頼る事にする。
父が調べると確かに息子では手に余る女性だとわかった。早速侯爵は裏から手を回し潰す事にした。
最終更新:2024-04-25 10:37:18
4266文字
会話率:68%
天国も地獄も見ることはない。天使にも獄卒にも会うことはない。
悪魔に絆されることはあっても、俺が死ねない理由を誰も教えてはくれない。
魔王の死後90年が経ち、平和と混乱が渦巻く世界で、男は安寧の地を探す。
最終更新:2024-01-04 00:00:00
121532文字
会話率:36%
「あなたをもう一度愛してもよいだろうか?」
アニー・フィードは孤児で平民ながら女性騎士として身を立てていた。魔獣の氾濫(スタンピード)の際にはボスモンスターを倒し英勇として称えられてドルリア王国騎士団の隊長へと出世した。隊長として忙しく働い
ている中、年下の部下であるエイベルと身分差がありつつも恋人としてつきあっていた。
ところがある日、目覚めると二十六歳の鬼隊長と呼ばれていたアニー・フィードはなんと十六歳の可憐な男爵令嬢になっていた。鬼隊長と呼ばれたアニー・フィードのほろ苦い恋と愛のお話。
キーワード、あらすじなどは後日訂正が入ると思われます。よろしくお願いいたします。
た、多分完結できるはず。
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 19:00:00
46809文字
会話率:45%
幼いときに母を亡くした寿々は、父に愛されず、継母と異母妹に虐げられ、使用人同然の生活をしていた。
小さな蛇を助けた夜、不思議な夢を見る。夢の中で出会った美しい男性・スミに頼まれ、珠を体内に預かったことで、寿々の人生は変わり始め……
〝ご懐
妊〟から始まる、異類婚姻譚ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 23:04:50
28712文字
会話率:36%
幼い頃から生き抜くために努力をし続けてきた主人公は、ある日、貴族の女の子の護衛を依頼される。そこで出会った美丈夫な男性に求愛(求婚?)されるも、恋愛経験がほとんどないため本気にしていない。人との関りを極力避けてきた少女と恋愛初心者少女に振り
回される青年の物語、開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 19:01:46
6871文字
会話率:42%
先祖返りをした狼王の治める国では、五人の子供まで先祖返りをしており、それぞれが人と狼の姿をとる事が出来た。
その中の一人、ヴァーリアは昼間は狼、夜に人型になる第一王女。仲の良い両親の様に恋愛結婚をしたいとこっそり思ってはいるものの、自分に
まとわりつくのは子供の時に命を助けた、国随一の猛獣調教師であるエーベルハルトだけで……?
妄信的にヴァーリアを慕う変態イケメンストーカー×変態でさえなければなぁ、と思いつつ絆される狼王女
※ヒロインが人外です。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:00:00
134134文字
会話率:34%
うさぎの餌やりが得意な旭日みおちゃんが、学校の花、一条ゆめさんに絆される話。
最終更新:2023-01-20 10:46:45
4266文字
会話率:46%
王子や兄に付き纏う令嬢を追い払う日々を過ごしていたリリリリリー・リンドリリーは、ある日初対面の男爵令嬢フェフェ・フェルターンに「このままだとあなたはヒロインである自分を虐めて破滅します」と宣言される。「乙女ゲーム」であるこの世界で「逆ハー
レム」を実現するのだ、と奮闘する彼女は、「攻略対象」らしい見目麗しい令息たちのセンシティブな部分をことごとく踏み抜き、逆上した彼らを返り討ちにしてしまうとんでもない恋愛音痴だった!
変な女が変な女に絆される百合風味の話です。恋愛要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 05:16:45
16838文字
会話率:40%
エリザベス・フォン・ストークス公爵令嬢は非常に頑張り屋な令嬢である。バカ王子が起こした婚約破棄騒動の後始末や年度末の生徒会業務などで、彼女は非常に忙しくしていた。ある日、中庭で仕事をしていた彼女は、そのままそこで居眠りしてしまう。起きた彼
女に居合わせたのは、大商人の息子、ダニエル・バードンだった。
限界まで頑張ってしまう令嬢が、さぼりがうまい商人の息子に絆されるお話です。冒頭に定番の婚約破棄騒動がありますが、それは本筋ではありません。
王太子とその婚約者が出てきますが、とても仲良しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 11:00:31
9800文字
会話率:62%
イレーネ・フィルブルク公爵令嬢はルディウス・ガード将軍に恋をしていた。しかし、彼はアーリア・エルデルク公爵令嬢に想いを寄せて文通していたのだ。
嫉妬の炎を燃やすイレーネ。アーリアを憎んでいる彼女の妹カレンシアを焚きつけて、アーリアを敵国の皇
帝の元へ飛ばした。
これで邪魔者はいなくなったと思ったのだが、事態はどんどんと思わぬ方向へ転がっていく。
妹により敵国へ吹っ飛ばされた公爵令嬢。そこは皇帝の寝室だった。二つの恋に揺れ動く物語のサイドストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 21:52:43
6028文字
会話率:30%
僕、閨禰涼矛(けいねすずむ)は、中学から11年付き合った彼女、薄墨妃依瑠(うすずみひいる)に振られた。理由はよくわからないまま。
でも追いかけて問いかけるようなことはしなかった。
2ヶ月後、傷心の中、僕の誕生日に飲みに誘ってくれた幼馴染か
ら、元カノが結婚するという話を聞いて、浮気されていた可能性が浮かぶ。
証拠とかないけど、とにかくめちゃくちゃ悔しくて、信じられなくて、情けなくて。
でも僕はラッキーなことに一緒に呑みに行っていた幼馴染、朝岐明陽恋(あさきめいこ)に励まされて、そのまま交わって、なんだかんだ吹っ切れる。
しばらくは次の恋、って気持ちにはなれなかったけど、明陽恋との時間を通じて心から絆される。
別に元カノに復讐したいとか、取られた相手が許せないとか、そういう気持ちを抱くこともない。
浮気されたかもしれないことも、それを教えてもらえないまま裏切られたことも、それが11年っていう長い時間の積み重ねの末路だってことも、思ったよりも簡単に割り切れた。
僕の方はね。
元カノの妃依瑠にはいろいろ理由があったらしいんだけど......。
※数話で完結する短編です。
※胸糞悪い展開があるので、苦手な方はご注意ください。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 18:00:00
45932文字
会話率:36%
旧、「浮気された令嬢はチャラ男騎士に絆される」
ああ、やっと婚活ができる…!そう思っていたのに、私が一番大っ嫌いな、チャラチャラした騎士が私に関わってくる。
せっかくあの浮気野郎(元婚約者)と婚約解消したのに…!
あんたのせいで、私は皆に
好かれているの!と、よくわからない電波な男爵令嬢も、解消したはずの元婚約者まで私に関わってくるんだけど!?
不定期更新です。
**4/8、これチョロインじゃね?って思ったのでタグ追加しました。
**4/10題名変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 15:34:35
42342文字
会話率:50%
毎日毎日、同じように少しおバカな王太子殿下に告白されては、お断りをしているエイミーはそろそろ我慢の限界。
「君が好きだ!」
「お断りします!!」
だって、殿下には婚約者がいるじゃないですか!!
このままだと、私は悪女と呼ばれるようになっ
ちゃうわ!それだけはいやぁぁぁあぁ!!
と思ったのに、何故か殿下は周りかの人たちから少しずつ凋落させて囲ってきていて……。
なんで周りは賛成モードなの〜〜〜〜!?
誰かこの状態にツッコミ入れて!!!
今日もエイミーはおバカな殿下に振り回されて、嫌われる方法を模索中!
エイミーが殿下に絆される日はくるのか!?
ー ー ー →
恋愛ハイテンションギャグ、ラブコメ。
1話完結型なので、頭空っぽにしてサクッと読んでください。(3話で一つの話とも言う)
語彙力、文章力がないのだけは許してください。
毎日17時更新予定。
カクヨミとアルファポリスでも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-03 17:00:00
169203文字
会話率:52%
父の話をきっかけに、前世の記憶が蘇った俺。
ここは、『乙女ゲーム』が舞台と思しき世界である。
俺の転生先は『不遇モブ』であった。
しかも面倒臭いことに『乙女ゲーム』に転生したわけではない。
『乙女ゲームの悪役令嬢に転生した小説』に転生し
ているのである。
ヒロイン……つまり真の悪役の後見人となる、男爵家の嫡男(※名前が数度出たくらい)に。
これは由々しき事態である。
モブなのに断罪される可能性が高い。
オマケで断罪とか、笑えない。
なのでフラグは叩き折る!
『小説の内容』?!
いや、それは知らん!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-03 14:32:04
23103文字
会話率:29%
ベッドから落下をしてしまった際に自分に前世があったことを思い出したリリアーナは絶望した。
悪役令嬢もヒロインも自分には無理。結婚もしたくない、貴族の娘なんてごめんだ!平民がいい。なら、家出をしよう!と思い立って家出を決行したのだが……。
注
意:思いついたまま書いてあるため設定はユルユル、世界観はガバガバで読みにくいかもしれません。なんでも許せる方向けです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 17:15:42
10598文字
会話率:32%
「君相手だと全く発情しない! むしろ萎える! ありがとう!」
「やっっっかましいですね⁉︎」
運が悪いと思った一日、極め付けの失礼な発言をしてきた青年将校に、サラは渾身の肘鉄を喰らわせた。
一族に授かった神の加護が強すぎるうえに年月が経ち
すぎて最早呪いでは? となった青年と、それに巻き込まれて止むなしで付き合って絆される普通の少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 16:47:43
3009文字
会話率:37%
ある日、金花那緒は男に刺された。
生死の境を彷徨う那緒を拾ったのは「宇久森 真」と名乗る男。献身的な男に絆される那緒だったが、彼女を待ち受けていたのは “保護“ という名の “軟禁“ 生活だった!
「お、おおっ、おおおおお金ないででで」
「お金が目的ではないので安心してください。ですが、残高×××万××円は少なくすぎると思いますので僕の方で足してーー」
「預金を把握されてる!?や、や、やっばりお金をををを」
「ーーしまった。悪手でしたか」
暴走する那緒、宥める宇久森。
ふたりの奇妙な軟禁生活が始まる。
「それは愛ゆえというやつですよ」
はたして、宇久森の目的とはーーー?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 23:27:01
125072文字
会話率:41%
膨大過ぎて制御の効かない魔力を持つノムル・クラウは、わずかに感情が高ぶっただけで惨劇を招いてしまう。
それゆえに人との関わりを避け、放浪の旅を続けていた。
孤独な日々を過ごす彼が出会ったのは、ユキノと名乗る樹人の幼木。二人は互いの目
的を叶えるため、行動を共にすることに。
ノムルを慕うユキノと行動を共にするうちに、ノムルの心に変化が訪れる。
人間の男と樹人の少女が、ゆっくりと親子の絆を結んでいく物語。
※他サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 18:08:54
242549文字
会話率:39%
第11回書き出し祭り参加作品。連載予定無しのため、書き出し祭り掲載分+αと人物設定のみしかありません。
『これからよろしくね、俺の奥さん』
それが、夫となった人から掛けられた最初の言葉だった。因みに、僕は男である。もう一
度言おう。僕
は、お!と!こ!である。しかし科学技術の進歩により、染色体の関係で生ま
れる子供の性別が偏ったりはするが異性婚同性婚問わず子供は培養槽で育つ時代だ。結婚相
手が異性か同性かなんて些事である。
家長の言葉が何よりも重いこの国で、少々の手違いと緩い法律により僕は目の前の男の
『妻』になった。これは僕とアイツの夫夫(笑)生活の記録である。離婚が先か絆されるの
が先か。1年後の僕はどちらを選んでいるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 17:00:00
4893文字
会話率:27%