【ストック10万文字超え】
その国には双子の王子がいた。
弟は歴代の王族の中でもっとも巨大な魔力を持っていたのに対して、兄は平民の半分以下の魔力しか持たない『魔力無しの失格王子』だった。
両親からは冷遇され、王宮で貴族や使用人からも蔑まれる
中、双子の兄王子――シュバルツは『王位継承戦』へと望みを託す。
継承戦に勝利すれば、自分を馬鹿にしていた人間の目も変わるはず。そう考えて決闘に挑むが、双子の弟が放った魔法の一撃で敗北してしまった。
絶望したシュバルツは王宮を出奔して姿を晦ませるが……5年後、王宮で国家を揺るがす大問題が生じたことがきっかけで帰参することになる。
「せっかく王宮に戻ってきたんだ。今こそ、この国の玉座をいただいてやろう!」と王位簒奪を目論むシュバルツであったが、魔力を持たない『失格王子』が選んだ方法は……後宮征服? 双子の弟の婚約者をことごとく口説いて奪い取るという方法だった!?
敵は殺す。女は口説く。国は奪う。『魔力無しの失格王子』と呼ばれたシュバルツの逆転劇がまさに始まろうとしていた!
※本作にはR18にならない程度の性描写が含まれていますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 23:22:08
354255文字
会話率:38%
近々、王位継承戦が執り行われるヴィルトリア王国。
第七王女マヤ・ヴィルトリアもその一人。八人の後継者の中で最も忌み嫌われ、異端者と呼ばれる存在だった。
それもそのはずで、王位継承戦は蚊帳の外。マヤの興味は自身の研究分野である"魔法
"という、この世界では未だ存在しない偶像の産物のみ。
王位継承権を持つ八人のうち、三名の最終選考者決める場に一堂に会するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 21:51:36
5320文字
会話率:25%
名門伯爵のウッド家は王位継承戦で領地半減の沙汰を受けて落ち目であったが、美貌の娘キャサリンと王の腹心であるエバンス家の嫡男ハリーとの縁談が持ち上がる。
しかし、顔に大きな傷があるハリーを嫌ったキャサリンは慕う男の下に家出する。実は誘拐犯であ
るその男から、ハリー達は無事にキャサリンを救出するが、彼女はハリーに冤罪を着せ、その後も向かい合わない。
その間に事態は思わぬ方向に転がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 16:38:33
9604文字
会話率:24%
戦争で左腕を失ったことにより、軍人を辞することになった。その褒賞は、田舎で暮らすには十分すぎた。「田舎へ行って悠々自適に暮らそうか」そう考えて王都から田舎へ行く荷馬車に乗せてもらおうとしたとき、それがすべての始まりとなった。
王位継承戦
? どうやらまだぼくは戦火から逃れられないらしい。
これは覚悟を決めたきょうじんな男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 05:20:23
25803文字
会話率:38%
世界には強大な魔法があった。
王位継承戦争と周辺を巻き込んだ大陸の戦争でガリア王国が覇権を手にして数年。世界は均衡状態となっていた。
9人の魔女の強大な「魔法」という奇跡は魔女たちしか使えず、技術が発展してくにつれ、神々の愛を信じられなくな
った世の中では、魔女と権威あるものたちの意のままに生きることしかできない不自由さがあった。
全力で生きるのも馬鹿らしく、だからといって今の生を捨てきることなんてできない。ただ、嫌なことから「回避」しながらも生きるしかない。
周りの目を気にし、傷つくことを恐れて、距離をとるしかない。「魔女がいて神はもういない。魔女は人々を愛さない」
神の愛さえ信じられず、魔女たちの権力闘争に付き合わせれていく人々。
深淵の魔女エナトはそんな中で世界に調和と均衡を永続するために、旅にでて紛争を終わらせる。そうした中で南方の神聖帝国が古代の兵器「ドゥベルクの鎧」を求めているという情報が入る。エナトはそれを回収し破壊するために向かうが、それが均衡を崩壊させ「異界の扉」を巡る戦いへと巻き込まれるとは考えていもいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 14:29:14
34485文字
会話率:30%
過去に親友を殺された半神半人の主人公『天野来人』の復讐ストーリー。
神の力を使って、仲間たちと共に鬼と呼ばれる怪物と戦う!
可愛いペットや魅力的なヒロインたちも出てきます。
――――――
神の王の血筋である父親と、普通の人間の母
親。
そんな両親の間から産まれ、裕福で恵まれた家庭で育った半神半人の『天野来人』だったが、これまでの人生を神としての力と記憶を封印されて、人間として育てられてきた。
しかし、鬼呼ばれる怪物との遭遇をきっかけに記憶を思い出し、神の力に覚醒した来人。
覚醒をきっかけとして、来人は人間の身でありながらも、神々の王――“神王”の候補者の一人として、王位継承戦へと巻き込まれて行く。
それでも、来人にとって王位継承戦は目的を果たす為の手段に過ぎなかった。
神々の王になる以上の目的、それは仇討ちだ。
幼い頃、来人は親友の一人を鬼に殺されて、失っている。
これ以上親友の様な犠牲者を増やさない為に、そして親友の仇を討つ為に、来人は戦う。
『鎖』の力を使い、鬼を討つ。
これは、親友を失った半神半人『天野来人』が、地を歩く天使――ガイア族と呼ばれる犬の相棒、そして多くの仲間たちと共に戦い、神々の王となる物語だ。
現代で紡がれる新たな神話が、ここに在る。
イメージを描き、世界を彩れ。
――――――
■主人公を取り巻くヒロインたち
・ポニーテールの明るい人間の女の子。主人公の恋人。『美海』
・銀髪の儚い系。主人公の義妹。『世良』
・金髪ロングのふんわりパーマ。主人公の家のメイド。『イリス』
・黒髪ロングで眼鏡のエルフ。神様の先輩で主人公の先生。『ユウリ』
・???
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 23:00:00
426172文字
会話率:33%
聖殿で聖女の儀を施された私は、純真なうら若い純粋培養の箱入り娘から、くっそロクでもない異界の記憶と知識を詰め込まれたイロモノになって覚醒した。
しかたがない。こうなったら聖女として精一杯できることをするまで。
我が親愛なる殿下の諸国遍歴世
直し旅のお供をして、殿下をお助けするのだ!
ーーー
第三王子の王位継承選抜戦である世を忍ぶ仮の姿での世直し旅に、突撃強制同行する貴族令嬢聖女様視点のわりとやりたい放題なバカ話です。
不純な聖女ですが、一途な純愛!
……だと思って恋愛ジャンルですが、コメディで投稿したほうが良さげなキーワードですねw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 18:00:00
9669文字
会話率:39%
リル・フィオレ王国王位継承戦争は、すでに5年の月日が経過していた。国王ヘルブラントに従うリニは、王の妹リシャナの教育係に選ばれる。戦争を勝ち抜くためとはいえ、少女を戦場に出すことに葛藤しながらも、リシャナは才能を示し、リニはそんな彼女にひか
れていく。
二人の前に立ちはだかるのは戦争と身分差。この戦争は終結するのか。
『北壁の女王』のリシャナが「北壁の女王」に至るまでの話。
*いつも通りゆるっと更新。
*今回は月水金の週3回更新とします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 08:00:00
156445文字
会話率:55%
リル・フィオレ王国国王の妹・キルストラ公爵リシャナは国の北の国境を預けられている。かつて王位継承戦争で戦の才能を示したことから、軍を任されるようになったのだ。
国王は唐突に気が付いた。優秀で美しいこの妹が、まだ結婚していなかったと言うこ
とに。
シリアスになり切れないラブコメです。身分が高すぎて自由の利かない王妹と継ぐはずではなかった爵位を継いで、かつて一目ぼれした姫君を口説きに行く公爵の話。
*いつも通り、ゆるっと行きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 08:00:00
257772文字
会話率:56%
※完結しました。
ガリア継承戦争において連戦連勝中のブリタニア王太子ニコラス・ローレンス。小柄な体格に中性的な美貌の彼は、今日も笑いながら戦場を駆ける。
ブリタニアからは守護神とたたえられ、ガリアからは悪魔と恐れられるローレンスの実態は
残念な美形。しかも、誰にも話せない秘密があった。
そんな彼はひょんなことから次期ガリア王と見込まれている、現ガリア王の遠縁の青年、フランソワ・シャリエールと関わっていく。仇敵ともいえる相手との交流に、ローレンスは何を思うのだろうか……。
そんな、ブリタニア王国とガリア王国が王位を争ったガリア継承戦争の裏事情。
※主人公がかなり残念かつ空気を読まない恐れがあります。
※前半はコメディー色が強いですが、後半になるにつれ、シリアスになっていく予定です。重いかもしれません。
※今回ばかりはタグがちゃんと仕事します。戦争の話なので、次々人が死んでいく恐れがあります。殺人描写も多いかも……。そういう時は、はじめに注意書きを付けます。
※設定上、GL、BL的に見えてしまうことがあるかもしれません。
※しかも、恋愛小説と言いつつ、前半、ほとんどそんなそぶりは見せません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-28 07:00:00
169893文字
会話率:52%
本来悪役令嬢の取り巻きとなり、たいして目立つ存在になるわけではなかったはずのフェルル。しかし、それにとある宗教の教祖が転生したことにより、シナリオは大きく変わることに。
自身の領地を大きく発展させ、本来目立つはずも無かったモブを王位継承戦に
参戦させ、フェルルは微笑む。
「魔王様の素晴らしさを皆に伝えなければ……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 10:05:02
83514文字
会話率:49%
国境にある小さな村に住むアデリタ・メディシナは知っている。この世界が『君が王にする~奇跡はその手から花開く~』、通称『キミガオ』と呼ばれるゲームの世界であるということを。けれど、対して世界に興味はなかった。何故なら、一目惚れした攻略対象を目
当てにさわりをちょっとプレイした程度のゲームであり、ストーリーもイベントもそれほど頭に残っていなかったからだ。そもそも、そんな一目惚れの攻略対象に会うこともできなかったので、プレイ自体放り投げたのが正解だが。
そも、生まれ変わったのならしょうがない、どうせモブでしょうと自由に生き始める。そして、かつて一目惚れした攻略対象であるイグナシオ第三王子にひょんなことから出逢い、共に暮らし、必ず戻ってくるからという彼の言葉に苦笑いを零し、別れた。数年の時を経て、アデリタはとある条件に合う者として王城へと呼ばれ、彼と再会する。数年間、人助けに、自宅改装、病の流行と慌ただしく生きてきたアデリタは知らなかった。イグナシオが抱く愛は深く重く熟成されていることに。
そして、そんな彼と共にアデリタは王太子を決める王位継承戦に参加することとなる。アデリタをやたら敵視する聖女様に、イグナシオへ呪いをかけた犯人と、様々な事柄に巻き込まれながらもアデリタは今日もイグナシオの愛に包まれ、薬師としての仕事をのんびりとする。
※アルファポリスにも掲載しています。
※5/25〜6/1までは毎日更新。以降は最低でも週一更新。
※ご都合主義もりもりです。
※基本アデリタ視点。★イグナシオ視点、◆その他の視点となってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 20:19:04
138516文字
会話率:59%
とある王国では、王位継承戦が幕を上げようとしていた。対決は超優秀天才イケメン性格良いけど幼い第五王子と、スペック普通だけど努力してきましたよ第一王子だ。どちらにも負けられない理由があり、えてしてそれは他者から見ればどうでも良い事だ。
少
なくとも俺はそう思う。
・・・・て俺の妹は言ってた。嫌だなあアニキ!俺は兄上に付いて行きますよ!
この世界はファンタジーであり、フィクションであるの実在する団体とは(以下略)
皆さまの感想、意見、アドバイスお待ちしております。
誤字脱字の指摘も是非、お願いします。
カクヨムにて先行投稿中です!!
(url)https://kakuyomu.jp/works/1177354055408591562折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 06:00:00
566766文字
会話率:49%
時は王位継承戦の中盤も過ぎた頃。
急に本気を出した弟にびっくりしながらも、職務をこなしていた私。
そんな時、事件は起きた。
最高重要参考人は、私だ。
‥‥なんでやねん
昨晩までずっと徹夜やったわ。そんなんするぐらいなら寝てますぅ~。
最終更新:2021-09-10 08:28:40
53622文字
会話率:54%
私の名前はフォー。
ワーン兄上、ツー姉上、スリー兄上、そして弟のファイーブがいるの。
で今絶賛王位継承戦でバトりあっているの。でもね、私は参加したら瞬殺されちゃうから急いで安全圏を作っているんだ。逆に弟は才能が有り余っているから参加している
の。世の中不公平だよね。
そんなこんなで今日まで生きて来たけどさぁ、何か派閥拡大で私に勧誘が来るんだ。それを頑張って追いやる話だよ!!
『弟が優秀なせいで王国が荒れそうです』の続編だよ!なっっっっっげぇからそこんとこ注意して読んでね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 12:34:18
42240文字
会話率:48%
翼族最後の生き残りエルピスと共に女王の待つ屋敷へと戻るも、そこに彼女たちの姿は誰一人としていなかった。少年ラクイラからも彼女たちの存在すらもないものとされてしまった。そこへ三通の手紙が届けられ、生命の神、翡翠色の龍、エルピス、ラクイラは、招
待された魔王城へ赴くこととなった。そして、血族の力の目覚めと、王位継承戦への招待状が訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 00:04:48
187799文字
会話率:60%
夢の中に存在する、お菓子な世界【 Gateau(ガトー) 】
そんな夢の世界へと踏み入った青年、【創司(そうじ)】は、王位継承争いに挑む【ミュスカ】と出会った。
王位継承戦の課題は全部で三つ。
そして、課題をすべてを突破した者達のパート
ナーによって行われる代理王位決定戦【菓王祭(ガトーフェスティバル)】
代理戦の勝者に与えられる栄誉を手に入れるために、ミュスカのパートナーとして代理戦へと挑む事を決めた創司。
王位をかけた彼らの戦いは幕を開けた―――
パティシエが贈るお菓子な夢の物語
【 Gateau de fantasie ~ガトー・ド・ファンタジー~ 】
夢の世界で彼はナニを思い、ナニを求め―――そしてナニをなすのか。
甘美な魅力にあなたはあらがえますか――――――
可笑しなお菓子な物語の開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 06:00:00
6238文字
会話率:23%
旧題:王太子争いに巻き込まれた婚約令嬢(仮)は、今日も運命の出会いを求めて宮仕えを頑張ります!
公爵令嬢クララは、内侍(王族の秘書)として城へ出仕することに。ところが内侍は、未来の妃に箔を付けるための役職だった。
おまけに、この国の王
太子は未だ定まっておらず、宰相の娘であるクララは第3王子フリードの内侍兼仮の婚約者として王位継承戦へと巻き込まれていくことに。
けれど、運命の出会いを求めるクララは、この婚約を受け入れるわけにはいかない。憧れだった宮仕えを諦めて、城から立ち去ろう。そう思っていたのだが。
「おまえはおまえの目的のために働けばいい」
フリードの側近、コーエンはそう言ってクララに手を差し伸べる。これはフリードが王太子の座を獲得するまでの契約婚約。その間にクララは城で思う存分運命の出会いを探せば良いと言うのだ。
クララは今日も、運命の出会いと婚約破棄を目指して邁進する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 12:02:32
131226文字
会話率:35%
優れた容姿の妹とそうでない姉の王位継承戦。
結果が分かり切っていたはずの戦いは、一人の騎士によってその運命を変えつつある。
最終更新:2021-09-20 18:20:05
7692文字
会話率:7%
異界より呼び寄せた者共を競わせ、勝者を王と定める選定の儀式―――『王位継承戦』。
古来より幾度と繰り返されてきたその儀式は、今再び幕開けようとしていた。
しかし、此度の王位継承戦は前例の無いイレギュラーが多発して……
その戦いの要
因である王位継承者として召喚された、自身の記憶が欠落している少年・シグマ。
彼は事の成り行きで手に入れた最凶の力を駆使して、戦いの日々へ身を投じていく。
それがたとえ『痛み』を伴う過酷な道だとしても。
これは数奇な運命に巻き込まれた少年が、いくつもの出会いと別れを繰り返して、『覇道/破滅』を辿る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 23:19:27
526445文字
会話率:31%
※の印付きのお話はたとえ緩くてもグロ表現が含まれますので苦手な方はお控え下さい
聖なる存在に愛されて産まれてきた少年が王位継承権と婚姻が嫌で飛び出しても出生国に結局振り回される話
主人公は三人居る内の次期国王継承権を持っているただ普通の
人より魔力も精霊獣からも愛されているというだけの高位貴族の次男坊グスターク・フォン・リンディハイムが仕方なしに王位継承戦をする、というありふれた話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 22:24:28
154593文字
会話率:55%
これは、とあるニートの男がある日古本屋で100円で売られていた古文書から謎の生物を呼び出してしまい、本の中に吸い込まれて「本の国」に実体化し、なんやかんやで本の国のお姫様と小人達と世界を救う勇者になっちまうお話である。
〜登場人物〜
・
霧江 冬吾(きりえ とうご)
高学歴だが「自称小説家」のニート。37歳、独身彼女無長身メガネ。風采は中の上。ファッション含め、雰囲気的には「虞美人草」の甲野欽吾を目指しており、ペンネームも「夏草 欽吾」という、ちょいイタい名前。ファッションは、和服率高い、大正時代寄り。
・阿田牧 三春(あだまき みはる)
資産家一家の三男坊で、高学歴だが「自称作曲家」のニート。長身痩躯イケメン見た目年齢25歳、心はいつも14歳の37歳。霧江の幼なじみでゲーム仲間。決まった彼女はいないが、女関係はほどほどにあるらしい。見た目はチャラくはないが、お洒落には独特のこだわりがある。
・ジーニャ
本の国の王女。灰色がかったブロンドに灰緑色の瞳、赤い別珍のドレスにボンネットという姿で、20世紀初頭の人形のような姿。内気で本ばかり読んでいる。頑健な石造りの「知の館」と呼ばれる、図書館のような屋敷に住んでいる。本の国には四季もなく、時間に無頓着で年齢という概念が薄い人もいる。彼女もその類いで、自分では何歳かわからないが、見た目年齢的には10歳前後(本当は14歳ぐらい)。次期女王候補だが、女王になることについては極めて消極的で、「本を読む時間が減るから、出来れば他の方にお譲りしたい」とのこと。一応「王位継承戦」に出るが、どうやって負けるか懸命に考えている。時々お茶会をする老女(おばあちゃま)には、本当の名前はアナスタシアだと言われている。
・マクシミリアン殿下
本の国王位継承者。ジーニャとは年の離れた異母兄で、紳士的かつ善良な統治者。本の国の政治は、実質彼が行なっている。本来なら彼がもう王様になっちゃえという所だが、生真面目過ぎる性格故、母が正妻ではない(嫡子でない)為王位継承権はジーニャに劣る、自分は王様ではないと否定する面倒な男。困ったジーニャは、王の子らを集めて「王位継承戦」を行う事を提案し、彼もしぶしぶ了承する。長身金髪碧眼、9割の人が認めるハンサム。優しいお兄ちゃん☆
他、愉快なキャラが登場予定☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 18:40:30
10355文字
会話率:32%
異世界の国、フランツ王国の王女エリザベートにより異世界に召喚され高校生の如月勇人。
彼は王位継承戦に巻き込まれることを忌避して逃亡を図る。
逃げた先で知り合う三人の浮浪児。のちに彼らは剣や魔法のエキスパートとして勇人の冒険を支えてゆく。
紆
余曲折を経て、エリザベートのために王位継承戦を戦う決意をした勇人だが、彼には本来あるべきはずのサーバントとしての力がなかった。彼はその力を得ることができるのか。
また、対戦相手である王子ミハエルのサーバントとして、現れたのはカミラ・アルカードを名乗る女吸血鬼だった。
継承戦の最中、そのカミラによってエリザベートは吸血鬼にされてしまい、ミハエルとカミラは逃亡。
果たしてエリザベートは人間に戻れるのか。また、やがて明らかになる浮浪児ミーナの持つペンダントと魔法の関係とは。
エリザベートを吸血鬼とした呪いを解く方法を求め始まる、異世界で知り合った仲間たちとの冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 20:51:26
105335文字
会話率:62%
もし仮に、想像力がこの世で最も強い力だとしたら世界はどうなるだろう。それを実現するための道具、《タロット》と出会った男の話がしたい。星守聖は昔から想像で遊ぶのが好きで、日常の小さな不思議を面白がる趣味があった。雲を大きな帆船に見立て航海に出
たり、木々のざわめきが何かの徴と思ってみたり、星を繋いで物語を紡いだりしていた。そんな彼がある日の帰宅途中、空から降る光の柱を目撃し世界を統べる国の《王位継承戦》中だと言いはるお姫様から《タロット》を渡される。そのゲームのルールは、他の王位継承者を倒しタロットを奪えば世界を統べる王となる。しかし仮に戦いで死んだとしてもタロットが蘇らせてくれる優しいルール。仮にそんな美味しい話があるとすればの話だが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 22:00:00
31418文字
会話率:71%