今まで人類に秘匿とされてきた魔法。
魔法を扱える探偵の美女、黒崎綺夜子は
ある日、大きなケガを負った日から
相棒になる人物を探していた矢先、
血だらけの青年が家の庭に現れる。
家の中へまで運び、彼を介抱すると
青年はゼフィルスと名乗り、
人
狼族の白狼王だと告げた。
綺夜子は彼の体の仕組みが自分たちと違うのに
気づき、彼が元の世界に戻るまでの間
衣食住を約束する代わり、
自分の護衛をするという条件をゼフィルスは飲み
彼に珀という名を与え契約する。
綺夜子は彼から番と呼ばれたり、
求婚してくるのを回避しながら
神話生物とされる妖精や怪異たちが
巻き起こす事件を解決していく。
デレツン探偵美女×素直クール人狼王が紡く事件録、開幕――!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:00:00
952文字
会話率:48%
「カトリーン・アプリコット公爵令嬢! お前との婚約を破棄する!」
舞踏会のホールで突然、婚約の破棄を告げられた公爵令嬢のカトリーン。
オリバー王子とその腕に抱きつく聖女エミリー、他の攻略対象者を見たカトリーンは、前世の記憶を思い出した。こ
の世界は、前世でプレイした乙女ゲーム。しかもカトリーンは忌み嫌われる呪われた王弟殿下に嫁がされる悪役令嬢だと気づいてしまう。
ところが、王弟殿下の呪いは狼のケモ耳ともふもふな尻尾が生えてしまう呪いだった。
もふもふな狼獣人に嫁げるなんてご褒美すぎると気づいたカトリーンは、バッドエンドになるために行動することに──!
「言質は取ったから。カトリーン、覚悟して」
「煽ったカトリーンが悪いから」
「カトリーン、俺のことだけ見て?」
呪いで狼獣人になっているちょっぴり腹黒な王弟殿下と、ひたすら狼獣人を愛でまくるカトリーンの、好きにまっしぐらな恋のハッピーエンドストーリー。
ꕥ氷雨そら先生主催『モフモフヒーロー小説企画』参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 21:12:20
12403文字
会話率:57%
「わ、わたしが王子様と結婚⁉」
「人の話はよく聞きなさい。結婚ではありません。あなたが我が国の王太子であるエドウィン様のお妃候補に選ばれたのです」
エドウィン王子の花嫁候補48人の1人として王都にやってきた田舎娘のアンナ。
候補者の貴
族令嬢は威張り散らすし、集められた候補者同士のマウント合戦に巻き込まれながら王都滞在を満喫するアンナは、王子様の騎士だという美形騎士ウィルと出会って――
ベタオブベタなボーイミーツガールです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 17:20:00
25652文字
会話率:39%
『ヤりたい』
「え……?」
ある日、困っていた妖精さんを助けたばっかりに、アマーリエはお礼と称され、吹雪の騎士団長との異名を取る表情筋が仕事をしない系の騎士団長の心の声が聞こえるようになってしまった!!
心の声で知ってしまった騎士団
長バーナードがアマーリエに向けるムラムラした感情。
ええと……この御方もしかしてわたしのこと好き……なの??
一度は書いてみたかった心の声が聞こえちゃうようになりました系のラブコメです。
こちらは全年齢版 複数サイトに掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 20:52:51
21938文字
会話率:39%
「どうか私の側に――」
わたしを妻に望んでくれたのは、黒い髪の美しい青年でした。
あやかしの生贄になるために買われた少女が、助けてくれた不思議な青年と暮らす中で恋心を育て、やがて愛されるお話。
身代わり花嫁の和風ファンタジーをはじめて
書いてみました
ふわっと設定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 10:27:12
14365文字
会話率:40%
アドリオンという辺境の領主の息子・セオフィラス。
少年には両親がいた。弟と妹がいた。幸せな暮らしがあった。
幸福な時間は過ぎ去り、少年に出会いと別れが訪れる。
喪失とともに成長し、やがて彼は一国の王となる。
その一生は栄光か、悲劇か。
プロットなんてすぐ脱線しちゃうダメダメ作者ですががんばります。
感想書いてもらえたらやる気の出る単純なタイプです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 00:00:00
996228文字
会話率:61%
先祖返りをした狼王の治める国では、五人の子供まで先祖返りをしており、それぞれが人と狼の姿をとる事が出来た。
その中の一人、ヴァーリアは昼間は狼、夜に人型になる第一王女。仲の良い両親の様に恋愛結婚をしたいとこっそり思ってはいるものの、自分に
まとわりつくのは子供の時に命を助けた、国随一の猛獣調教師であるエーベルハルトだけで……?
妄信的にヴァーリアを慕う変態イケメンストーカー×変態でさえなければなぁ、と思いつつ絆される狼王女
※ヒロインが人外です。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:00:00
134134文字
会話率:34%
先祖返りで狼の姿をとる第一王子のイディム殿下。
そんな殿下の身の回りの世話をする、腰掛け騎士兼侍女のレオナ。
レオナは誰かに嫁ぐ気満々だったが、高身長のせいで誰にも求婚されないでいた。
そんな中、流行り病で二人の王子が他界してしまい、王位
継承権が最下位だったイディム殿下にも妃探し&子作りの使命が陛下から下される。
イディムの妃候補が見つかれば、陛下の権限により結婚相手を身繕うと言われたレオナは奮闘するがー?
※ヒロインは兄の影響で口が悪いです。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 22:49:29
7846文字
会話率:29%
リディス王国に結界をはり、魔物の襲来から国を守っていた神殿の聖女ルチル。
しかし、ルチルは王宮の第一魔術師で婚約者だったオズワルドに婚約破棄されたあげく、王命によって理不尽に神殿から追放され、聖女としての地位も失ってしまう。
行くところ
のないルチルは魔の森へと足を踏み入れ、そこで半分狼の姿のもふもふした元騎士団の青年、ルカに出会う。
ルカは昼は狼人間、夜は凶暴な大狼へと変貌する呪いをかけられていた。しかし、ルチルは聖女の力で、ルカを人間に戻すのだった。
人間に戻り、ルチルに恩を感じたルカは、毎日紳士的におせっかいを焼いてくれて……!?
オズワルドが没落してる?
私を追放した王国がめちゃくちゃになりそう?
それはさておき、狼王子に溺愛されるのも、悪くない、のかもしれませんね……?
紳士な狼王子と天然聖女のおりなすハートフルもふもふ愛されストーリー!
さあ聖女ルチルの明日はどっちだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 23:55:19
134537文字
会話率:40%
「長旅ご苦労。だが、君を愛する気はないから今すぐ実家に帰れ。婚約はすぐに破棄する」
狼王子の婚約者として城を訪れたシープに告げられたのは、そんな冷たい言葉だった。
羊族の姫であるシープは、両国の友好関係維持のために狼王子に捧げられたよ
うなもの。帰るわけにはいかないシープは宰相の助け舟もあり、夕食を共にするところまでこぎつける。
夕食が始まり、酒を口にしたとたん、狼王子の様子がおかしくなった。
「君はどうしてそんなに美しいんだ……」
「はい?」
「君のふわふわな毛皮に触れたい」
「さっきとキャラ違いません?」
そんな二人を見守る王と王妃は「いいぞもっとやれ」とこっそり声援を送っているのだが――?
下戸で真面目な狼王子と、自国を思う健気な羊姫の、ドタバタした恋の始まりの物語。
※猫じゃらし様主催「獣人春の恋祭り」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 07:14:07
4894文字
会話率:43%
白いオオカミをさがせ! 婚約破棄された隣国の第三王女スサンドラによって王国の第二王子アルルカはオオカミの呪いをかけられる
多額の報奨金を求める町民をよそに“ノケモノ”の少女、黒毛の獣人ラギッタは笑う
ラギッタは白いオオカミを匿い、恩を売って
は“すっげぇ恩返し”を狙っていた!
異種恋愛ケモ身分差ノマCPハッピーエンド! バトルと流血ちょい盛りです!
本作は猫じゃらし様の獣人春の恋祭り企画参加作品です
なお獣人種別は「ラギッタ:未定/黒毛」 「アルルカ:狼」です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 12:01:34
18980文字
会話率:39%
ーーこれは身代わり異類婚姻譚にして、溺愛がわかりやすくなるまでの物語。
エルネスタは皇帝夫妻の娘として生まれながら、双子を忌む因習によって捨てられたという秘密を持つ。しかし市井で暮らす彼女の元に皇帝よりの使者が訪れ、出奔した姉姫の代わりに美
貌の人狼王イヴァンと身代わり結婚することになる。
人と人狼族の間には分厚い壁があり、両種族が少しでも近づくよう奮闘するエルネスタ。やがて夫とも打ち解けていくが、彼の愛は不器用で周囲にはばればれなのに本人ばかりが気付かない。
ほのぼのしたりお仕事したりして過ごす中、迫り来るのは身代わり生活の期限。お互いを思いやる二人は本当の夫婦になることができるのか。
*戦闘・流血・未成年の飲酒について予告なしの描写あり。ファンタジー世界として広いお心でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 20:10:45
286342文字
会話率:38%
魔物の力を着ぐるみとして纏い、魔物と戦う「着ぐるみ士」のジュリオは、勇者を擁するSランクパーティー「白き天剣」から追放される。
その理由は「着ぐるみを着ている姿が暑苦しい」という、なんとも理不尽なものだった。
同時に勇者パーティーのマスコッ
ト役をあてがわれ、ただの人気取りのために所属させられていたことも暴露されたジュリオは絶望。
逃げるように仲間の元を離れた彼が夜の山で一人うなだれていると、山中で暮らしていた巨大な狼と出会う。
リーアと名乗る狼と意気投合したジュリオは彼女に自分の着ぐるみになってもらい、心機一転再び頑張り直すことにした。
が、リーアは実は魔王の血を引くフェンリルの一族で、その着ぐるみを身に着けている間のジュリオには、規格外の最強ステータスと共に「あらゆる魔獣種の魔物に慕われる」スキルが備わることが判明。
着ぐるみ士兼調教士として活動を始めたジュリオと、力の大半を着ぐるみに変えてもなお強大な力を持つリーアは、自分を慕ってついてくる神獣や霊獣、魔物を引き連れて、自分を見捨てた「白き天剣」の面々を見返すことを決意するのだった。
※エブリスタ様、カクヨム様、ノベルアップ+様、アルファポリス様、魔法のiらんど様、ノベリズム様でも並行して投稿しています。
https://estar.jp/novels/25697863
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918950508
https://novelup.plus/story/158607835
https://www.alphapolis.co.jp/novel/103558036/551405912
https://maho.jp/works/15591074771453629824
https://novelism.jp/novel/sg4FyjR3Qw6n0PbZKkR7XQ/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 17:24:44
248231文字
会話率:44%
高校生の高洲優也は駅のトイレでレイプされそうになっていた女子高校生を助けて、ナイフで刺されて死んだ。
気がつくと女神ディスティーネの力でユウヤとして異世界転生していた。
孤児院で育ったユウヤは闇の魔力を持っているので孤独だった。
孤児院の屋
根の上で泣いていると人語を話す怪我をした狼が現れた。
口づけで魔力を渡すと人間の女性の姿になり、なんでも願いを叶えるという。
寂しくないようにずっと一緒にいてほしいと願う。
数日後、ユウヤよりも四歳年下の女の子ラザリンが孤児院にやってくる。
ラザリンはユウヤに懐いていつも一緒にいてくれた。
ユウヤは十六歳の成人になったので孤児院を出て冒険者になった。
ラザリンも駄々をこねてついてきた。
ユウヤとラザリンの冒険が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 17:01:21
47764文字
会話率:27%
兎族の姫、リリーはある日、熊の漁師に襲われていたところを狼族の王子、アルテミオに救われる。
「狼は恐ろしいもの」として育ったリリーはアルテミオを警戒するが、少しずつアルテミオに惹かれていくリリー。
リリーの聡明さや、美しさに惹かれるアルテミ
オ。
非力な一族である兎の姫と、恐ろしい狼の一族の王子とは婚姻を認められない。
アルテミオには、鷹の一族の姫との婚姻を、リリーには猫の一族の王子との婚姻を進められてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 14:55:08
40149文字
会話率:38%
~転生してすぐに捨てられた少年は、最強の狼に育てられて死神の使徒となり暗躍する~
前世の記憶をおぼろげながらもって転生した少年は、生まれた直後、魔狼の森に捨てられた。
少年は、最強の魔狼王にして、先代の死神の使徒の従者でもあったフレ
キに拾われる。
魔狼王フレキによって、フィルと名付けられた少年は、子魔狼たちと兄妹のように一緒にすくすく育つ。
フレキによって、人族社会は弱肉強食の恐ろしいと教えられ、徹底的に鍛えられたフィルは、本人も気付かないうちに、人族の枠を越えた強さを身につけてしまう。
そして、フィルは成人年齢である十五歳になると、死神によって使徒に任じられ、魔狼の森から巣立つのだった。
死神は、生命に寿命を迎えさせ、死した魂が迷わぬよう天に還す善なる神なのだが、人々には恐れられ、忌み嫌われている。
そのためフィルは死神の使徒であることを隠し、下級冒険者となり、迷える魂を天に還すため、人が健やかに寿命を迎えられるように暗躍するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 12:02:41
112893文字
会話率:44%
乙女ゲー「プリズンラバース」のヒロインに転生したレノアは、余裕をかまして魔法学園生活を送った結果、狼王子の攻略に失敗。
獰猛な人狼に変身して牙を向くフェリクス王子を前にして、ここが現実の世界なんだと気付かされる。
フェリクス王子に殺され
そうになった時、悪役令嬢のオリヴィアに助けられた。
攻略対象キャラ以外で唯一自分に優しく接してくれたオリヴィア。改めて考えると、そんな彼女の運命はとても可哀想で不遇である事を思い出す。
しかも自分がバッドエンドを迎えた事でオリヴィアの死亡フラグを立ててしまった事に激しく後悔したレノアは決意する。
オリヴィア様の死亡フラグ、私が必ずへし折ってやる! と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 18:12:44
6103文字
会話率:37%
月の痣を持って生まれた公爵令嬢のオリヴィアには、始祖返りを制御できる特殊な力があった。それ故、幼い頃から始祖返りであるフェリクス王子の婚約者としてあてがわれていた。
それなりに良い関係を築けていたものの、とある事件をきっかけにフェリクスが
暴走。何とかそれを制御できたものの、その代償は大きかった。
それ以降、フェリクスが再び暴走しないよう環境の保全に努めていたオリヴィアの前に、よく面倒事を持ってくる男爵令嬢レノアが現れ、何故か彼女は、オリヴィアの事を『悪役令嬢』と呼ぶ。
「ど、どうして! オリヴィア様は悪役令嬢なのに、私に優しくして下さるのですか! シナリオが狂ってしまいます! それでは困ります!」
と言われても、意味の分からないオリヴィアであった。
そんな中迎えた王立魔法学園の卒業パーティーで、事件が起こる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 08:40:59
5420文字
会話率:40%
オークションで売りに出される奴隷の少女。
カムイと名乗る白い毛皮を持つ狼に買われ婚約を迫られた。
カムイは失われた少女の記憶を取り戻そうと一つの商会に目をつける…
最終更新:2022-05-04 16:39:53
8989文字
会話率:58%
獣人系乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公、王子と婚約すれば婚約破棄のあとに破滅が待っている。破滅を回避しようとしていたが、自分の失態で王子に気に入られて、婚約者になってしまった。ヒロイン、婚約破棄を気にしながらも、優しい王子が気になってい
く。
アルファポリスで書いていたものの手直しです。
本編は完結しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 20:05:44
111323文字
会話率:48%
狼王子から白雪姫とそのお母さんの護衛を任された家来達のひそひそ話をお楽しみください♪
最終更新:2021-12-28 08:30:54
1145文字
会話率:72%
【書籍版重版!! ありがとうございます!! 双葉社Mノベルスにて凪かすみ様のイラストで発売中】
【双葉社のサイト・がうがうモンスターにて、コミカライズも連載中です】
「おまえのような悪辣な令嬢には、この国から出て行ってもらおう」
王太子に
婚約破棄され捨てられた瞬間、公爵令嬢レティーシアは料理好きOLだった前世を思い出す。
レティーシアは国外追放も同然に、女嫌いで有名な銀狼王グレンリードの元へ赴くことになったのだ。
「王からも政治からも遠ざけられたお飾りの王妃? なら思う存分、趣味と料理を楽しみますね」
もふもふ達に囲まれた離宮で美味しい料理を作りつつ、前世の記憶と共に目覚めたチートな魔力を研究するマイペースな毎日を送るレティーシア。
だがある日、美しい銀の狼と出会い餌付けして以来、グレンリードの態度が変化していき……?
※料理を愛する悪役令嬢がチートを発揮し元婚約者たちを見返しつつ、狼の姿を持つ国王に愛されるお話
【年間ランキング1位(異世界転生・転移恋愛ジャンル)になりました。応援ありがとうございます!!】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 23:00:00
560691文字
会話率:32%
子爵令嬢ミアは、父親の左遷が原因で婚期を逃した身の上だった。
ミアはある秋の日に傷ついた銀狼フェンリルを介抱し、「未来の番」と呼ばれる。
その日からミアの運命は一変した。
王宮では第一王子と第二王子の王位継承争いが勃発。
なぜか第一王子に
命を狙われたミアをフェンリルが救出した――と思ったら……?
「え? あの狼は殿下だったのですか?」
「いまさら気づいてももう遅い」
「待ってください、殿下は六つも年下じゃないですか!」
有無を言わさず連れていかれ、火種の残る王宮で年下狼王子との生活が始まった――!
※冒頭は流血や暴力表現のあるややシリアス展開ですが、基本的にギャグとラブの予定です。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 11:22:27
81480文字
会話率:27%
少年は、孤児だった。
老婆に救われて、生き延びたが、つい最近、老婆は死んでしまった。
飼っていた犬も死んでしまった。犬好きをこじらせているぐらいで、小遣いで葬式もした。
老婆の葬式を一人でやり終えた次の日、何と授業中に異世界に飛ばされてしま
う。
何が出来るだろう、何をすべきだろう。
勇者とその仲間として召喚されたクラスメイトは困惑する。元の世界からこちらに来るときに与えられた二つのもの、【称号】と『元の世界で執着していたもの』を手に恐怖に支配されていた皆。
たった一人、孤児だった少年だけが、犬山桐吾だけが己の意思を強固に持ち、召喚された理由に抗った。
犬が大好きで、不良並みに喧嘩っ早く、異世界に容易く順応した。
彼が持っていた執着は、『老婆と共に住んでいた家』、『老婆に与えられた名字』、『犬を飼い孤児を養子にし老婆の家で暮らすという夢』。
クラスでたった三人、召喚時に人外となったうちの一人。
『全天の牙たる人狼王』犬山・ラ・トーゴの冒険譚は始まる。
誰も知らないはぐれ狼として。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 21:27:47
95407文字
会話率:38%