思えば、幼い頃からお世辞にも婚約者に愛されていたとはいえなかった。
「俺は俺よりも馬鹿な奴の話は聞かない」
国母とは民の声を聞くものである。将来の王へ民の声を届けるため、汎ゆる勉強にのめり込み、気づけば学園で首席の成績を納めるまでになっ
た。
「婚約者なら俺を立てろ」
成る程、国母とはこの国に生きる淑女の頂点である。死に物狂いで王妃教育を習得し、デビュタントの頃には既に押しも押されもせぬ淑女となっていた。
「馬にも乗れぬ無能とは出かける気にもならない」
「剣も魔法も俺よりも弱いやつには」
「魔術こそ極めるべきもので」
「医術が」
「芸術が」
婚約者が望むままに、努力を重ねた。いつしか、【イグニスフィア王国の月】と謳われるようになった。
そんな私に婚約者が放った一言は─────
「ルーナ・グラシエス!!貴様との婚約を破棄する!!」
「─────私とて蹴り飛ばす権利くらいはございますよね」
べきっと音を立てて手元の扇子が折れる。婚約者に肩を抱かれた男爵令嬢がびくりと肩を跳ね上げるのが見えるが、知ったことか。
『第一王子(あんなやつ)やめて、俺につかないか?』
かつて第二王子に囁かれた言葉が脳裏に過る。あぁ、上等だ。そっちがその気ならやってやろうではないか。
─────王位簒奪を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 04:30:34
51736文字
会話率:55%
伝説の剣が抜かれ、勇者が現れたとされる時代から数百年。
剣の抜けたことに期待する騎士たちの前で、村が襲撃されるという惨劇が起きる。村の焼け跡で生き残った少女レイは、家族を失った怒りから禁術を用いて復讐を誓うも、謎の力によって無力化されて
しまう。
一方、禁術を吸収した剣は、かつて魔王が「強欲の魔女」オーケンに与えた遺物であった。
魔女サンティナは、魔王が残した失われた遺物を蒐集する野望を抱き、秘密教団を立ち上げる。
魔王が残した遺物は七つ。
魔女と復讐に燃える少女との戦いが幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 04:09:41
439860文字
会話率:27%
かつて、黄金の魔王と呼ばれる者がいた。
あらゆる戦にて常勝不敗。
ただ独りにて戦争さえも終結させる様な理不尽なる存在に、世界さえも屈した。
そんな彼が姿を見せなくなってから既におおよそ二百年。
それは、彼が現れる必要がない程世
界が平和になったという証であった。
戦いが彼を呼び、そして平和が人々の世界より彼を消したのだった――。
そう……彼は『戦いの天才』であると同時に『平時のポンコツ』でもあった。
戦い以外の事は、本当に無能であった。
あまりにも無能と言う事で彼は二百年(文字通り)玉座を汚す仕事にしか付く事はなく、そしてそれ故に彼は世界より忘れ去られ、とうとう彼はその玉座に居る事さえも出来なくなって……。
更に更に、彼にはもう一つ……もふもふたる秘密が存在して……。
もふもふ獣のぬいぐるみ系魔王が特に深い理由もないふわっとした理由で冒険者学園に入り、そこで二百年前の最後の戦いの相手である勇者の面影を持つ少女と出会い、勝手に運命を感じる。
これは、まあ魔王だった何かがそんな感じになれば良いなぁとかいうふわっとした願望のまま好きに生きる物語であった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 03:16:09
128033文字
会話率:27%
【第一章】 異世界で生きるミツル
異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父の死を目撃したショックから、前世の二十一歳の人格と記憶を覚醒させる。十一歳の怒りと悲しみの感情に支配された彼女は、前世で得た異能を用いて、父を
殺した魔獣を討つ。それ以来、彼女は北方の魔獣多発地域エレダンで、魔獣狩りとして生計を立てるようになる。しかし、彼女は一人ではなく、剣の中に転写されたかつての「かけがえのない大切な人」と共に生きていた。その胸にある願いを秘めて……。
【第二章】 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
ミツル・グロンダイルは、この世界で生まれた十一歳の「私」と、転生前の二十一歳の「私」の間で揺れ動き、自身の転生が招いた家族の悲劇に思いを馳せる。生きることを諦めていた彼女が、なぜ再び生きる道を選んだのか、その覚悟が問われる。そして、ミツルは前世の記憶を辿り、そこで異能の正体や、この異世界との密接な関係が次第に明らかになっていく。さらに、剣の中に宿るかつての大切な人との深い絆も描かれる。
無限に湧き続ける魔獣の謎や、魔獣から採取される魔石に依存した文明。ミツルの力とマウザーグレイルの存在意義、両親の過去や行方不明の母の所在。そしてミツル自身の意外な素性と過去。これらすべてが繋がるとき、バルファ世界の根幹を揺るがす真の脅威が姿を現す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 03:06:05
1734436文字
会話率:33%
異世界の存在が知れ渡って久しく、あらゆる分野で現実の世界と異世界の二つにまたがった産業が隆盛し、それによってもたらされる恩恵を前提とした社会が築かれ、栄える時代。
ダンジョン配信者――現実世界とは異なるもう一つの世界に存在するダンジョン
と呼ばれる迷宮や地形を冒険し、その様子をインターネットで配信するその存在は、ただの娯楽を大きく超えて、新時代のエンタテイメント産業となった。
大手配信事務所に所属する配信者達が鎬を削るこの業界に、かつて無名の配信者として活動していた主人公一条寺直重(いちじょうじ なおしげ)は戻って来た。全く無名の新興配信事務所、その唯一の所属配信者として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 01:31:15
241968文字
会話率:33%
小学生時代を過ごした故郷の町に帰って来た主人公刑部瑞人(おさかべみずと)は、すっかり変わってしまったかつての友人たちとの関係に戸惑い、孤独な高校生活を始める。東京の大学に進学するためにこの三年間を耐えるという方針を固めた彼がある日出会ったの
は、小学生の頃に通っていた剣道教室の先輩、朝倉琉子(あさくらりゅうこ)だった。
時の流れに取り残された瑞人と、成人している筈なのにイマイチ何をしているのか分からない琉子。全てが進んでいく中で、過去に生きる二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 19:30:18
87868文字
会話率:32%
VRゲームが爆発的に普及し、それに没頭する『VR廃人』が社会問題化しつつある世界。元VR廃人の大学生、十川一(そごう はじめ)は高校時代の友人から共通の友人である井出健人(いで けんと)がVR廃人になっていると聞く。
井出の両親の希望で
彼らに面会することになった十川は、そこでかつて自分がVR廃人となってまで没頭したVRMMORPG『エバークロニクルオンライン』に井出もまた没頭している事を知る。
面会した十川に井出の両親は依頼する。「息子をゲームの世界から連れ戻して欲しい」と。
これを受け、十川はかつて慣れ親しんだ『エバークロニクルオンライン』の世界へと再び足を踏み入れる。かつての友人を発見して説得――不可能ならば殺害してでも連れ戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 02:06:47
371240文字
会話率:31%
*――若くして冒険者を引退し、自堕落な生活を送っていた。*
彼は、かつて『最強の盾』と呼ばれた元・超一流冒険者である。
しかし今や、夜は安酒に溺れ、昼はぐうたらと寝て過ごす日々。
髪は伸び放題、衣服はボロ布同然、経済力も生活力も皆無。
仕事は長続きせず、戦闘能力以外の才能は見当たらない。
英雄の面影は消え失せ、ダメ人間の極みと化した。
そんな無職の彼の人生が――ある日、運命的な出会いで激変する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 00:02:07
48806文字
会話率:64%
『魔窟』を内包する街。
貴族の圧政に耐えかねた民衆は立ち上がり、貴族社会を打倒する。
突如その地位を奪われ、追われる身となった領主の娘メーヴェ。
妻と片腕を失ったかつての英雄ソル。
魔窟の英雄から敵視されて魔窟へ逃げる事になった、名門
ソムリンド家の三男アルフレッド。
様々な思惑の中、彼らの魔窟逃避行は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 00:00:00
288753文字
会話率:29%
かつて大陸はいくつもの国に分かれ、それぞれが覇を競って戦っていた。
それを一つにまとめた巨人、人類で初の『皇帝』の座についたのが秦の始皇帝である。
しかし、その暴虐極まる治世は長くは続かず、二人の男の戦いによって新たな世となった。
覇王項羽
と高祖劉邦。
圧倒的劣勢を覆し、勝利した劉邦は秦でも生まれ故郷の楚でもない国、漢を興す。
それから四百年。
政治は腐敗し、ついに民衆の不満が爆発した。
一八四年、黄巾の乱である。
それは漢軍によって鎮圧されたが、新たなる動乱の序章に過ぎなかった。
群雄割拠の中で頭角を表し、本来一人しか存在しないはずの皇帝が三人乱立する三国鼎立時代によって漢はついに潰える。
時代は三国時代。
魏の初代皇帝、曹丕。
蜀の初代皇帝、劉備。
呉の初代皇帝、孫権。
だが、この偽りの鼎立は平穏とは程遠く、戦いは収まる気配を見せない。
そんな戦乱の時代を根底から覆す様な大事件が、二三四年に起きる。
五丈原の戦いの後、蜀の天才軍師諸葛亮孔明が陣没。
その異才によって支えられていた鼎の足は大きく傾く事になる。
蜀の天才軍師諸葛亮の後継者として軍事の全権を担う、かつて麒麟児と称された姜維伯約。
一農政官だったが、魏の大軍師司馬懿仲達から見出された鬼才、鄧艾士載。
三国時代の終焉を彩る、才能のぶつかり合いが始まる。
※知っている方でも楽しめる様に、三国志の事をまったく知らない方でも興味を持ってもらえる様な内容を目指してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 01:00:00
553487文字
会話率:37%
これは異世界の話。
北西の街では亜人は迫害を受けていた。
名も無い亜人の少女は追手に囚えられ、亜人収容所に入れられ『六』の番号を与えられる。
収容所での生活で片足を失った六の少女は、それでも亜人達の一斉蜂起を画策する。
一方、
世界を分断する壁の向こう側で生活するかつての王族の最後の生き残りの少年イリーズは、呪いに蝕まれ残り少ない寿命を二人の妖精と共に過ごしていた。
亜人である六の少女と、王族の最後の生き残りのイリーズ。
二人の出会いは、お互いにとってかけがえのないものになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-14 00:00:00
378417文字
会話率:35%
最強の魔王ソフィが支配するアレルバレルの地、彼はこの地で数千年に渡り統治を続けてきたが、
圧政だと言い張る勇者マリスたちが立ち上がり、魔王城に攻め込んでくる。
残すは魔王ソフィのみとなり、勇者たちは勝利を確信するが、魔王ソフィに全く歯が立た
ず
片手で勇者たちはやられてしまう。
しかし、そんな中勇者パーティの一人、賢者リルトマーカが取り出した味方全員の魔力を吸い取り
一度だけ奇跡を起こすと言われる【根源の玉】を使われて、魔王ソフィは異世界へ飛ばされてしまう。
最強の魔王は新たな世界に降り立ち、冒険者ギルドに所属する。
そして、最強の魔王はこの新たな世界でかつて諦めた願いを再び抱き始める。
その願いとは、ソフィ自身に敗北を与えられる程の強さを持つ至高の存在と出会い、
そして全力で戦い、可能であればその至高の相手に自らを破り去って欲しいという願いである。
人間を愛する優しき魔王は、その強さ故に孤独を感じる。
彼の願望である至高の存在に、果たして巡り合うことが出来るのだろうか。
2020.4【アルファポリス】様にも同作品を掲載しております。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/60773526/537366203
2020.5【カクヨム】様にも同作品を掲載しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896551796
少しの加筆や修正等をして投稿しています。
宜しければお気に入り登録や、閲覧していただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 00:00:00
4184818文字
会話率:32%
普通の生活を送る高校生、桐谷零。
彼は3年前まで政府機関の兵士として特殊能力を開発され、洗脳され、利用されていた。
機関の手を逃れた彼は平穏無事な日常を過ごしていたが、些細な切っ掛けで機関に見つかってしまう。
かつての仲間と再開した零は協力
し機関からの刺客を迎え討つ。
彼は普通の日常を掴むことはできるのか……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 00:00:00
78522文字
会話率:44%
かつて天界に壊滅的被害をもたらした蛇神ヴリトラ。色々あって天界の神々と和解した後、彼は自身の能力を活用できる餓鬼道の治安維持局長官に就任した。
真面目に仕事をしていたらある時転機が訪れる。地上界へ行き世界の秩序を乱すものを倒せ、という仕
事が舞い込んできたのだ。
上からの命令なので特に何を思うでも無く了承するが、この仕事にはある条件があったのだ。
人間に転生しなければならないという条件が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:59:53
4061325文字
会話率:72%
かつてサヴァンティア大陸では『伝説の七英傑』が魔王を倒し、世界を平和にした。
あれから80年、七英傑最後のひとり『大魔道師』ギリオスが亡くなり、全ては過去のものとなった、はずだった……
しかし、その瞬間、世界を平和にした『ツケ』を払わ
される事となる、そう、大魔道師のひ孫、ダルマシオに。
大陸の南西、辺境でそのほとんどが魔物の巣喰う立ち入り禁止区域となっているスゥクネィダ地方、
そこの領主見習いという立場に居る少年ダルマシオは、十五歳となり正式な貴族となるため王都の学院へ通う事となるが、
彼の住む大陸最大の国グランサーヴァでは、『貴族の強さはメイドで決まる』という少し変わった価値観があった。
いかに強いメイドを持つか、いかに多くのメイドを従えるか……
幼いころから世話係の年老いたメイドの囲まれていたダルマシオにとっては、
いかに学院へ行くとはいえ、無関係だろうと思っていたのだが、そんな彼に『史上最強のメイド』が付くこととなる。
そう、実は『伝説の七英雄』は、真に実力を持ち、平和にした最大の立役者を存在ごと隠していたのだった、
それは伝説上の存在とされる『魔神』であり、魔王を倒した代償として80年間の眠りについていた女性……
その名は『ユピアーナ』彼女は封印されるとき七英傑とたったひとつだけ、重大な約束をしていた、それは……
『目が覚めたら、残りの命はメイドとして生きてみたい』
この物語は無能な闇魔法使いダルマシオが、
世界最強のメイドやこの世界では忌み嫌われる闇魔法使いのメイド達と共に、
三年間の学院生活を満喫し、最強のメイド軍団を作って嫁探しをする物語である。
そしていつしか、彼はこう呼ばれる。
あの貴族の坊ちゃんは『メイドが本体』であると……!!
※カクヨムではアダルトヴァージョンを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:48:32
62149文字
会話率:47%
目が覚めると知らない部屋にいた相模。その場にいた人にかつて勇者と言われた人を探し出せたら元の世界で生き返らせると言われる。翻訳と解析、低ランクの身体強化スキルを手にして降り立った地ですぐに知ったことは
勇者は200年以上前の人物でいるはず
がない
ということだった。
目的達成が不可能と分かっても戻ることはできない。魔法もほぼ使えないが生きて行くためにスキルと持ってきた銃三丁(対戦車ライフル、短機関銃、拳銃)と剣をずぶの素人が使って異世界を生き延びようとする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:35:41
34927文字
会話率:78%
鬼ヶ島にて、犬、猿、雉の犠牲もありながら死闘の末に鬼退治を果たした桃太郎。
島中の鬼を全滅させて村に帰った桃太郎は、娘を授かり桃姫と名付けた。
桃姫10歳の誕生日、村で祭りが行われている夜、鬼の軍勢による襲撃が発生した。
首領の名は「温羅巌
鬼(うらがんき)」、かつて鬼ヶ島の鬼達を率いた首領「温羅」の息子であった。
人に似た鬼「鬼人(きじん)」の暴虐に対して村は為す術なく、桃太郎も巌鬼との戦いにより、その命を落とした。
「俺と同じ地獄を見てこい」巌鬼にそう言われ、破壊された村にただ一人残された桃姫。
「地獄では生きていけない」桃姫は自刃することを決めるが、その時、銀髪の麗人が現れた。
雪女にも似た妖しい美貌を湛えた彼女は、桃姫の喉元に押し当てられた刃を白い手で握りながらこう言う。
「私の名は雉猿狗(ちえこ)、御館様との約束を果たすため、天界より現世に顕現いたしました」
呆然とする桃姫に雉猿狗は弥勒菩薩のような慈悲深い笑みを浮かべて言った。
「桃姫様。あなた様が強い女性に育つその日まで、私があなた様を必ずや護り抜きます」
かくして桃太郎の娘〈桃姫様〉と三獣の化身〈雉猿狗〉の日ノ本を巡る鬼退治の旅路が幕を開けたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:35:34
396924文字
会話率:51%
ディーノのライト―――それが、この世界で与えられた俺の名前だ。生まれて間もなく両親と死に別れ、両親の幼馴染に引き取られて育った、一見何の変哲もない平民。
だが、そんな俺には誰にも言えない秘密があった。そう、それは「こことは違う世界の記憶を持
っている」ということ。
今、俺の目の前に広がる世界と景色は、前世でこよなく愛したソシャゲ【ブレイブクライムオンライン】だった。
100人に一人どころか1万人に一人知ってりゃいいほうじゃねぇの?と思われそうな、ドが100個はつきそうなマイナーゲーム。
だが、そこは勝手知ったるこの世界、ならばこそ生き延びることができるはず!むしろ楽しんでしまえばいいんじゃね!?
普段はのんびり、適度に冒険、そして時折世界の謎やら話のあらすじ、大きな流れに挑み抗いながらも、やはり基本は平和に暮らしたい、そんな男と愉快な仲間達の物語。
※ハーレム要素薄いです。
何でか女の子キャラ増えません。増やしたいのになかなか増えません。全くいない訳ではないんですが。でも、多少女の子キャラ増えたところで、ハーレム発展する可能性はかなり低いです。
※主人公は前世記憶持ちなので、多少のチート要素はあります。
が、主人公を上回るチート性能持ちの現地人が主人公のすぐ横にいるせいで、あまり目立ちません。
※ザマァ要素ほぼありません。
ザマァされるような屑い胸糞キャラを主人公の周りに侍らせたくない、というのが作者の根底にあります。今後も絶対に未来永劫ザマァ案件は起こらない!とまでは断言できませんが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:33:02
6129321文字
会話率:45%
かつて卓球の天才と呼ばれた少年、士道正宗は卓球から逃げた。
少年はもう二度と競技はやらないと誓い、地元の高校に進学し、青春を謳歌していた。好きな人もできた。勉強に打ち込み、放課後はたまに友人とバカし、理想の学生生活を送っていた。
だがまわり
が天才がこのまま埋もれるのを許してくれない。
少年は様々な経験をし、想いをぶつけ、ぶつけられ、その果てにどのような決断をするのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:27:37
71186文字
会話率:49%
星々が墜ち、神々の黄昏とともに、神話の時代が終わりを告げた。多くの民が過去の神々の存在を忘れ去るなか、一つの組織はその真実を受け継ぎ、歴史の陰で密かに動き続けていた。
心に傷を負い、自分の殻に閉じこもっていたノアは、任務により世界最高峰の
学術機関アカデミアへの潜入調査と、十二の宝具を集めることに。初めは冷たく閉ざされた心のまま任務を遂行するノアだが、アカデミアでの生活や新たな友人との出会いを通して、人の温もりや絆を知り、少しずつ変わり始める。
だが、アカデミアの背後には、神代から続く恐ろしい真実と陰謀が隠されていた。不可解な出来事が次々と起こり、ノアは謎を追い求め、真実を探る。陰謀はやがて、神話の存在そのものに深く根ざした秘密へと導かれ、ノアの運命を大きく揺るがしていく。
時に彼は心を引き裂かれるような選択を迫られ、何度も壮絶な戦いを繰り返す。孤独だった少年は、仲間と共に己の運命に立ち向かい、星々の黄昏から続く壮絶な真実と対峙することになる。そして、神代の終わりに隠された恐るべき真相が明らかになるとき、ノアは最後の決断を下さなければならない。
これは、星々が墜ちた後の時代に生きる少年ノアが、自らの宿命に立ち向かい、成長する物語である。
#初投稿です、まだ未熟な部分が目立ちますが、温かい目で見てください
#不定期投稿です
#作者はかつてのアサクリシリーズが好きだったので、作中で似たような展開があるかもしれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:10:00
111401文字
会話率:51%
富士山の麓、青木ヶ原樹海にある廃墟「王座病院」。かつて精神科病院として機能していたその場所は、東日本大震災で崩壊し、今では悪霊や異世界への入口など、数々の都市伝説が囁かれる廃墟と化していた。
時は二〇三〇年、人工知能とロボットが社会を支配す
る未来。五人の大学生と一人の女子高生が都市伝説を確かめるために廃墟化した王座病院を訪れる。だが、そこには彼らの想像を超えた闇が待ち受けていた。
暗闇の中で明かされるのは、彼ら自身が向き合わざるを得ない「幸福」の形。廃墟の暗闇で、彼らが見つけた真実とは――。
息もつかせぬ緊迫のサイコサスペンスホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:03:11
56084文字
会話率:46%
ここは夜の美しい都市、〈インザヘル〉。かつては賑わっていた都市でも、今は変わり果てた姿になってしまっている。ビルの窓は割れ、地面のコンクリートには穴が空き、悪党に荒らされたような跡が各地に見られる。昔のような夜景の綺麗な都市に戻したいという
一心で計画された〈インザヘル復興大作戦(リバイバル)〉。主人公であるレインボー・サインナーズはこの計画に参加することになった。普通なら格が高い第一官位である人が参加するべきだが、第二官位であるレインが人数合わせで参加することになった。レインが一人で戦っても勝てるわけがない。そう感じた〈インザヘル復興大作戦(リバイバル)〉の計画者は助っ人である〈コンバット〉をつけた。レインは〈コンバット〉に一目惚れをしてしまう。〈コンバット〉の危険性も知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:00:46
52120文字
会話率:56%
ーーかつて神は危惧した。
自分が作り出した存在である感情を持つものたちが罪という咎めを背負うことを恐れなくなったからだ。
人々はそれを嘆き、そしてそれを悲劇と呼んだ。
何十年という日々を過ごしても、何百年という時を過ごそうとも、その
悲劇は収まることはなかった。
そんな悲劇が続いたある日、神はある存在を作り出した。
ーー罪という咎を許さない者
ーー罪という咎めを背負う者を許さない者
そのような存在を神は『罪狩り』と呼んだ。
罪狩りは罪人(つみびと)から見ると言わば『死刑執行人』と呼ぶべき存在であった。
神から与えられた力によって罪狩りは影ながら暗躍し、世界に蔓延る罪人たちを文字通り狩り続けた。
そのため、罪狩りたちも力を与えた神に忠誠に近いものを持って生きていた。
ーーしかし、それはある一人の罪狩りを除いての話である。
ーーそして、これはそんな罪狩りの御話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 23:00:00
1062112文字
会話率:49%
世界を支配し、恐怖と力で君臨していた魔王。しかし、勇者との戦いで敗れ、命を落とす。
次に目覚めたとき、なんと日本のごく普通の女子高生に転生していた!
さらに驚くべきことに、かつての宿敵である勇者もまた転生しており、今世では兄として一緒に
暮らしていたのだ。
平凡な日常に戸惑いつつも、中に眠る魔王としての野望は消えていない。
力を取り戻すため、元の体である結城魔緒で学校生活を送りながら、周囲の人々を観察し、世界征服の計画を少しずつ練り上げる。
友情、青春、そして初めて感じる人間としての感情が、魔王を少しずつ変えていくが、果たして再び魔王として君臨するのか、それとも人間として新たな道を歩むのか?
二つの世界の狭間で揺れる魔王の新たな物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 22:55:45
40227文字
会話率:40%