美しい青と白の月が巡るその世界を人々はナサティアと呼んでいた、ナサティアは古代の大地母神の名で大地そのものを意味する、そのナサティア最大の大陸はその地の民にエスタニア大陸とよばれていた。
今から1000年ほど昔の事、エスタニア大陸は無数の
群雄が割拠し混迷を極めていた。
その大陸北東部の小公国エルニア、継承騒動から祖国を追われた公子ルディガー=イスタリア=アウデンリートが放浪の旅で巡りあった運命の英雄達の力で公主の座を手に入れ、やがて史上初めてエスタニア大陸を統一し覇王と呼ばれる事になる。
暁の戦乙女ベルサーレ=デラ=クラスタ、鋼の聖女アンネリーゼ=フォン=ユーリン、青の軍師アゼル=メイシー、黒衣の宰相アンブローズ=カメロ、史上最大の魔術師アイゼンドルフ=ザロモン、そして偉大なる精霊魔女アマリア。
永久の刻が流れ去っても覇王と英雄たちの物語は今でも吟遊詩人達のサーガに歌われ続けている。
◇◇◇
ルディガーとその仲間達は戦乱のテレーゼの混沌の中、偉大なる精霊魔女アマリアと精霊王への道を切り開く為の戦いに臨もうとしていた、彼らを阻む死靈術とテレーゼの呪いを打ち破る事ができるのであろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 08:10:00
2512357文字
会話率:43%
《あらすじ》
「リーファ・フォルナイゼンッ!!
お前との婚約をここで破棄する!」
アスカンテレス王国の第二王子ナッシュの婚約者であった
侯爵令嬢リーファは、夜会の席で突如婚約を破棄される。
その結果、彼女の義妹であるマリーダが第二王
子の新たな婚約者となり、
リーファは実家である侯爵家から手切れ金を渡されて、国外へ追放された。
だがそれも「全て計画通りよ!」と嘯くリーファであったが、
物事は彼女の計画通りには進まず、
結局、彼女は自身と従者を護る為に、
伝説の戦乙女(ヴァルキュリア)になる事を決意。
そして数々の試練を乗り越えて、
リーファは戦乙女(ヴァルキュリア)となり、
アスカンテレス王国とその周辺国を護る為に
不倶戴天の敵国であるガースノイド帝国と戦う事となる。
だがリーファの思いはただ一つ。
――このまま婚約破棄された追放令嬢として、
――周囲に蔑まれて生きていくなんて嫌よ。
――だからそんな周囲の偏見を私自身の手で変えてやるわ!
――私はその為に戦乙女(ヴァルキュリア)として戦うわ!
――そして戦乙女(ヴァルキュリア)としての使命を果たしたら、
――私は好き勝手に自由に生きるつもりよ!!
しかし彼女の思いとは別にガースノイド帝国とその同盟国との戦いは、
苛烈さを増し、彼女自身も最前線で戦う事になるのであった。
果たしてリーファが自由を掴める日は来るのであろうか?
最強の女性主人公が織り成す本格派異世界バトルファンタジー小説!
※無断転載は固く禁じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 07:10:00
642117文字
会話率:25%
主人公・雪風健太郎(ゆきかぜ けんたろう)は(無駄に)高い戦闘力、
(ネットで得た)豊富な知識、(文系科目限定)意外に高い学力、
容姿も比較的良い方というそこそこのスペックの男子高校生だったが、
彼女できない男だった。 それもその筈。
それらの美点をすべて打ち消す「心が山猫レベル」「空気読まない、というか読めない」
「基本的に我儘」「ノリと勢いだけで生きている」「そのくせ興味ある事への拘りは凄い」
「人間偏差値44」「恋愛偏差値13」という非常にアレな性格だった。
彼女どころか、友達も少ない。 でもそれでいて無駄にフラグを立てる能力を持っており、
周囲を強引に巻き込んでいく。 果たして健太郎に彼女は出来るのであろうか?
熱血KY系男主人公が織りなすラブコメ&ヒューマンドラマです。
※2021年2月27日【番外編開始】
※無断転載は固く禁じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 07:12:55
437688文字
会話率:27%
戦後『古事記』『日本書紀』に記載されている日本神話などの物語や初代神武天皇から続く古代天皇系譜伝承は、戦前の国家主義及び軍国主義の象徴とみなされ、戦後日本の社会と大半の日本人からほとんど拒絶されている。そして特に初代神武天皇及び2代綏靖天
皇から9代開化天皇にいたるいわゆる「欠史八代」は架空の存在になったどころか『古事記』『日本書紀』成立直前に国家の歴史を延長させるために「無の状態」から「ビックバン」の如く創作されたという説が戦後の歴史学界と日本国民の常識となって今日にいたって久しい。
しかしその一方で、戦後も一貫して神武天皇といわゆる欠史八代の天皇の実在を主張する歴史学者がいたのである。
さて、戦後の古代天皇実在論者は架空論が主流となった今日までにどのような根拠で特に以下のことを叫んでいたのであろうか?
「そ、それでも……神武天皇は……実在した!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 16:21:35
38076文字
会話率:8%
最高位の召喚獣、ヘルデビルは滅多に召喚してもらえず日々退屈していた。ある日、友達のスライムの出番を奪い、人間界に召喚されると、そこで出会った駆け出しの召喚士、シンカに一目ぼれしてしまう……。最強召喚獣の恋は、果たして実るのであろうか?サモン
ズラブストーリー(?)ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 18:00:00
46723文字
会話率:69%
戦場を死者の群れが蹂躙している。
蠢く死体は、人を町を国を飲み込んで進み続ける。
天に届く死体の山の上で、大日本帝国と不愉快な仲間は、凱歌を上げる事が出来るのであろうか?
最終更新:2024-04-29 17:41:45
188966文字
会話率:25%
幼いうちに母を失い不幸であったディアーヌ・ド・ラヴェルニエールはもと悪役令嬢の手を借りて迷惑な性格の父と手を切ることに成功するが、今度は悪役令嬢にさせられる運命にあるらしい。謎のもと悪役令嬢の導きによりディアーヌは運命から逃れられるのであろ
うか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 04:08:41
32159文字
会話率:57%
ソフィア=メフィアは、ふとしたことから『眠り姫』を演じて眠り続けるフリをしなければならなくなった。彼女は果たして、屈辱と苦痛とに耐えつづけることが出来るであろうか?
最終更新:2024-03-29 09:24:35
21197文字
会話率:23%
独身社畜のアラフィフサラリーマンである俺は、これでもう何周目であろうか?
今日も就寝前に大好きなロボットアニメ『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』のBDを鑑賞していた。
このロボットアニメは、残念ながら世間ではあまり人気が出なかったものの、俺
は可能な限りのグッズを集め、設定や資料を読み漁り、コミケで同人誌を出すほど愛していた。
ゆえに俺は胸を張って言える。
世界で一番『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』詳しい人物であろうと。
そんな俺であったが、出勤の途中、突如地面に出現した穴に落ちてしまい、別の世界で落馬して倒れていた少年と頭をぶつけ、なんとその体が入れ替わってしまった。
こうして異世界の貴族の嫡男と入れ替わってしまった俺だが、なんとか異世界での生活に慣れ、13歳で教会からスキルを授かった。
だがそのスキルのせいで、廃嫡、領地を追放されることに。
だがこの俺、ダストン・バルサークはまったく落ち込んでいなかった。
なぜなら、自分のスキルが『絶対無敵ロボ アポロンカイザー』であったからだ。
「このスキルを極めたら、絶対無敵ロボ アポロンカイザーに乗れるかもしれない!」
根拠もないのにそう思った俺は、異世界で絶対無敵ロボ アポロンカイザーを極めるために、異世界で奮闘を始めるのであった。
「カモォーーーン! アポロンカイザーーー!」
剣と魔法とスキルの異世界で、好きなスーパーロボットを極めんとする、元アラフィフ独身である俺の第二の人生が始まる。
※この作品は、カクヨムでも連載されています 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 19:00:00
151336文字
会話率:40%
ここは、我々が知る世界と似たような世界である。
ただ、唯一大きな違いがあるとすれば、我々が子供の頃にテレビで見たヒーロー・怪人が実在し、世界中で激しい戦いを繰り広げている点であろう。
平成時代の日本、佐城県にある過疎化が進む北見村。
ヒーロ
ーがいないこの村に目をつけた一人の怪人が現れ、北見村にピンチが訪れようとしていた。
「誰かぁーーー! 助けてくんろぉーーー!」
「無駄だ! この村にヒーローなど……「待てぃ!」」
老婆の悲痛な叫び声が村中に響き渡ったその時、一人の真っ赤な男が怪人の前に立ち塞がる。
「豊穣戦隊ファーマーマン! トマレッド見参!」
「なぜ一人なんだ?」
「予算不足だ!」
戦隊ヒーローなのに一人しかいない、トマレッドこと本日ヒーローデビューを果たした赤川弘樹。
高校一年生、十五歳。
果たして彼は、怪人を倒し、無事メンバーを揃えることができるのであろうか?
今より、ニューヒーローの戦いが始まる。
カクヨムでも掲載を始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 19:00:00
417678文字
会話率:53%
これは、帝国内乱中のお話。
もしお宝が出れば戦費になるからと、テレーゼの案内で未知の地下遺跡の探索を始めるヴェンデリンたち。
ところがその地下遺跡にはお宝など存在せず、ビー玉ほどの大きさのガラス玉が埋まった、石碑のようなものしか存在しなかっ
た。
ガッカリして帰る支度を始めるみんなであったが、ヴェンデリンとエリーゼがそのガラス玉が光り始めたことを発見、それを伝えようとした瞬間、二人は意識を失ってしまう。
目を覚ました二人は、地下遺跡ではない場所に飛ばされており、さらにヴェンデリンはその場所に見覚えがあった。
「(なぜ日本に戻っているんだ?)」
エリーゼと二人、日本に飛ばされたヴェンデリンは、生活費を稼ぎながら元の世界に戻るヒントを得るべく一宮信吾を探すことを決意する。
そしてようやく見つけた彼であったが、時間軸のズレがあったようで、ちょうど二人は同じ年。
信吾は高校生であった。
「俺、幼馴染の美少女とかいなかったけど……あと、美少女転校生と仲よくなんてした経験ない」
「金髪巨乳美少女を嫁にしている君が言う?」
中身が違うだけなのに、リア充高校生になっていた信吾に嫉妬するヴェンデリン。
逆に、大貴族になり奥さんが複数いるヴェンデリンに驚愕する信吾。
時期はちょうど夏休み、元に戻るヒントすら掴めないヴェンデリンたちと信吾たちは海水浴へと出かけ、エリーゼたちが飛び入り参加したミスコンの商品で、無人島キャンプへと移行する。
ところがその無人島には、ヴェンデリンたちと同じく別の世界から来た招かれざる謎の客たちがいて……。
はたして、ヴェンデリンは元の世界に戻れるのであろうか?
入れ替わった二人の長いようで短い夏休みが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-11 19:00:00
141458文字
会話率:47%
思いが形になる空間に迷い込んだ少女の日常
次々と現れる神獣・精霊・妖怪変化のたぐいと動物さんたち
そのすべてが 原初形態とは異なる『少女の想像の産物』として、ちょ~っと姿かたちが違った風に現れて 個性豊かに自己主張しながら それぞれの生
活を始める。
異なる地域・異なる年代のごった煮のようなパラダイスに 調和はあるのだろうか?
住民たちの幸せが実現するのであろうか?
軽い話なので、気楽にお楽しみいただけると幸いです。
※今回はパート1(全22話)がまとまったので、それを完結予定として毎朝7時に公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 07:00:00
31315文字
会話率:19%
ネットの世界ではリアルに無いものを求めてしまうのかもしれない。ネットゲーム上の繋がりであるサフランこと黒田和樹と秋桜(コスモス)。淡い想いを抱いている秋桜とゲームを謳歌していたサフランであったが、ひょんな事から秋桜と合歓(ゴウカ)の兄妹とリ
アルで合う事に。果たして、彼等の邂逅は何を齎すのであろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 16:02:06
998文字
会話率:53%
単なる三角形や四角形、円を紙に書いてみれば、それは魔法として顕現する。火は灯され、水は凍てつき、雷が打たれる。ただの当たり前、人は平然と魔法を使う。
しかし、ある者は思った。
魔法とは一体なんであろうか___と。
魔法学者は言う。魔法
、特に幾何学的図形を用いた魔法___幾何魔導は原始的な言語の一種であり、この世にいる我々よりも高次元の存在、神のようなものがその内容を理解して願いという魔法を実現させるのだと。
彼らはそれの神のようなものを、《全なる存在》と呼ぶ___
そして、生まれながらにしてその存在に最も近いものがいた。恐ろしき異様な幾何学模様を身に纏う少年。赤子にして言語を理解し、魔法の類まれなる才能を持つ者。彼は一体どのような運命を辿るのであろうか?
世界の謎を解き明かす少年の物語が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 21:00:00
37050文字
会話率:53%
文学の衰退と未来 活字文化の終焉 はたして、文学は生き残れるのであろうか?
キーワード:
最終更新:2023-11-08 07:25:21
11043文字
会話率:1%
私は大きな使命を抱えている。そしてそれを長年に渡りやり遂げて来た。
若い頃に絶頂期を迎えた私も、時の経過と共に寄る年波には勝てない。"老い"とは切ないものである。
順風満帆に想えたその人生も、
やがて晩年を迎える。ある日、突如としてそれは私の身にも振り掛かる。
"私"とは何者なのであろうか?そしてその"使命"とは?教訓を秘めた結末をご堪能あれ!
(この物語はフィクションです。存在する人物、団体とは一切関係ありません。)
【一人称作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 01:00:00
4041文字
会話率:15%
エルフ・エルフィーナが、異世界から召喚された。彼女は、精霊と対話ができる他は、たった一つだけの魔法しか使えない。彼女を召喚したのは、何も知らない大里山小学校の純朴な若い教頭。ただ、学校の仕事を手伝ってほしくて、夢中でお願いしただけ。
エ
ルフィーナは、その願いに答え、そこで働く教師を救い、そこで学ぶ子どもを救う。でも、やっぱり最後に救われているのは、エルフィーナ本人………果たして、それには気づくのであろうか?
エルフ・エルフィーナを中心に、大里山小学校で巻き起こる様々な出来事を通して教育界の明日を照らす希望のチャイムは鳴るのか?
逆・転移(?)は、双方に夢と希望を与えることができるのか?エルフ・エルフィーナ先生の“夢の授業”です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 11:00:31
139711文字
会話率:44%
人間というとは、時折物凄くジャンクフードを食べたくなる生き物である。
例え腹がカロリーの暴力で満たされても、精神が満たされないのは、私だけであろうか?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事
項2
主人公の性格が宜しくない気がします。
毒舌という事です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 15:52:23
892文字
会話率:43%
日大建築科学生の康一は、1970年頃の日大紛争で知り合った土木科の島田の実家の離れの大谷石防空壕付きの民家「伽藍工房」に嶋田の学友四人と暮らすことになる。東中野駅近くで魅力のあるこの伽藍工房には住民の知人など多くの男女が訪れ激動の時代の中
で青春を謳歌していった。
住人の中で唯一の童貞の康一は、何人もの女性が訪れるこの家で女性体験が出来るものと期待していたが、康一の心を奪ったのはそういった期待の対象とはならなかった純朴な天使の様な由紀子であった。
プラトニックに由紀子を思い続ける康一であったが、気の多い康一の前に女としての魅力あふれる女性「さなえ」や「真奈美」が現れ、女性体験の誘惑で康一を惑わす。
真夜中に突然康一の部屋を急襲しキスをしてきたミー子の思いも捨てきれないものの、あくまで由紀子への一途な純愛に邁進していった康一の愛は成就するのであろうか?
※「防空壕のあるシェアハウス「伽藍工房」で恋は彷徨う」シリーズ「ミー子」編と連携折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 18:00:00
18912文字
会話率:33%
コメディー……かもしれません
最終更新:2023-07-22 09:01:26
2016文字
会話率:30%
地上調整機関アースガルズ————この場所は神々が住んでいる天上に存在し、人間達が生活している地上を管理している。
そこで、アースガルズに所属する神様達は、地上における生物や資源のバランス・国や企業、個人などが適切な状態になるように、日ご
と、システムを用いて調整していた。
そんな中、アースガルズの最高権力者である最高神シキは、地上で続く不可解な事件を調査していた。それは、個人を対象にした、タチの悪い嫌がらせに思われたが、いずれも加害者が不明なのであった。
果たして、シキは一連の事件を解決させることができるのであろうか?
設定
天上:神々が住んでいる世界。人間が住んでいる地上と、お互いの行き来はできない。
アースガルズ:天上に存在する場所で、神々が地上に対して影響を与えることができる機関。
システム:神々が地上に影響を与える場合に使用するもの。地上で言うところのコンピューターである。
神様:天上に住んでいて、人間と同じ姿をしている。
上級神:アースガルズで大きな権力を持つ神様。
最高神:アースガルズで一番大きな権力を持つ神様。
管理項目:上級神以上でないと使用できない調整。地上のコンピューターや機械を操作することができる。
その他:上級神以上は、地上で発生した過去の映像を自由に視聴することができる。また、上級神の許可を得られれば、一般の神様も視聴することができる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 07:05:15
20633文字
会話率:67%
フェリウスと呼ばれるこの世界には、かつて竜角人と呼ばれる人々が存在した。古龍に祝福された種族と言われた彼らの竜角には、ある伝説があった。『白磁の竜角』———竜角人の王族のみが持つという白い竜角は不老不死の薬になるという伝説だ。そしてその伝説
を信じた者たちの手によって、ライン大陸東部海上の島国に住んでいた竜角人は絶滅し、歴史の表舞台から姿を消してしまう。
竜角人の絶滅からおよそ300年後。ライン大陸西部の国、リンドブルム王国で貴族であり冒険者でもあるリッカとクオンの姉弟は、王国南部に広がる『翠の森』の探索をしていた。その途中、地下遺跡の中で、二人は魔法により仮死状態で眠っている竜角人の少女を見つける。彼女の竜角の色は白―――伝説の『白磁の竜角』だった。
目を覚ました少女はカリンと名乗った。最初は警戒していたカリンだったが、リッカとクオンの優しさに触れ、次第に打ち解けていく。しかし、もし彼女が『白磁の竜角』を持っているのなら、悪人に竜角を切り取られて殺されてしまうかもしれない。リッカとクオンは、世界で独りぼっちになってしまったカリンを守ることを決意する。しかし『白磁の竜角』には、カリン本人も知らないある秘密が隠されていた・・・。竜角人への悪意が残るこの世界で、姉弟はカリンを幸せにできるのであろうか?三人の物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 08:06:35
712194文字
会話率:65%
海のド真ん中に浮かぶ板切れ。そこに乗っかっている1人の少年があった。
彼はわけもわからぬうちにそのような状況となり、そして今現在、“嵐”が迫りつつある……。
所持品はたった一振りの“武器”のみ。あとは着の身着のままな少年。
果たしてこの
少年はどうなってしまうのか?
そして、どうにかなったとしてそこに何が待ち受けているのであろうか?
かつて“サムライ”と呼ばれた少年と“姫”が出会う時……。
そこに、神話より導かれし契約が成される――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 06:05:06
44629文字
会話率:25%