ウクライナ義勇軍に参加する元自衛官は、狙撃兵として特殊作戦軍に所属していた。最前線でロシア軍を待ち伏せる彼は、ある日、別の義勇軍部隊と遭遇する。それは恐るべき謀略の計画へ巻き込まれる、波乱の旅への始まりだった。
日本では、陸自と海自の一
部がその計画に関わっていた。一連の企ては、防衛省幹部の一人と、CIA局員の構想から始まり、密かに具体化されていった。
ウクライナ戦争は、冷戦時代のように再び東西両陣営の境目を明確にし、分断を深めた。欧米と中露の対立が激化する中、日本は覇権争いの渦に巻き込まれていく。同時に、その地政学的宿命を、好機に変える運命の分岐点となった。
その地政図を書き換えるには、力による政策への転換が唯一の道だったが、現状の日本では、まず不可能だった。
この計画は、その弊害をもたらす体制の一新と、国民世論の正しい誘導が初期の段階になっている。
その決行の時、陸自の精鋭部隊が二つの目標に向って動き始めた。ひとつは国家の中枢部、もうひとつは北方領土だった。
計画通り進めば、最終段階で日本はあるべき大国の姿へ、劇的に生まれ変わるはずだった。覇権主義の国々に脅かされることなく、国民が豊かに暮らせる平和国家として・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 12:00:00
46348文字
会話率:44%
近未来、日本。
全国各地でツキノワグマやヒグマといった熊の生息個体数が爆発的に増加し、一方でその駆除にあたるハンターの人数は減少及び高齢化の一途を辿っていた。
一昔前の行き過ぎた保護政策と、狩猟免許取得に関する手続きが煩雑を極めたことが原
因だった。
やがて人や人間社会の文明を恐れない熊が市街地に出没するようになり、札幌や仙台で住宅内にいた住民が襲われる獣害事故が発生。
ついには北海道旭川市で、就寝中の一家五人がヒグマに襲われて全滅するという最悪の事案が発生するに至った。
事態を重く見た政府は、熊の駆除に関する判断の全権を持てる国家資格「熊狩士」「熊撃士」の創設を決定。
その専用狩猟用具の開発を大手企業「輪島秦重工」と、岐阜県関市の刀剣・製造販売「美濃関鍛冶工房」に依頼、防衛省の技術陣と環境省の狩猟部門が監修することで、熊を狩れる専門技術を持ったハンターの養成に乗り出した。
凄腕の熊狩士として全国に名を知られた前野高陽は、警察官だった五年前、恋人だった同僚の裕子をヒグマに惨殺され、そのヒグマへの復讐のために警察を辞職した過去があった。
手がかりは、裕子に撃たれて潰れた赤い右目のヒグマだということ━━━━赤隻眼(アカカタメ)と呼ばれるようになった仇のヒグマを執拗に追う前野は、相棒の若き熊撃士・村井健介と共に北海道中を股にかけ、いつ果てるとも知れない追跡の旅を続ける。
果たして恋人の復仇を遂げる日は来るのか。
ヒグマへの復讐のために身につけた、無法新神流居合術の妙技と熊斬り太刀「雷神」を武器に、前野の剣技は今日も人熊問わず冴え渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 20:59:44
20455文字
会話率:21%
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。そんな中、元自衛官の源王城(みなもとおうじ)はそ
の才能を買われて、怪獣の事後処理を専門とする衛生環境省処理科、特殊処理班に配属される。なんとそこは、怪獣の力の源であるコアの除去だけを専門とした特殊部隊だった。源は特殊処理班の癖のある班員達と交流しながら、怪獣の正体とその本質、そして自分の過去と向き合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 22:54:40
255351文字
会話率:65%
謎の射殺体が発見され、それが全ての始まりであった。
刑事事件として捜査するはずの捜査権は、意外なことに米国国防総省と防衛省に移管されてしまった。警察が押収した物的証拠は、その分析すらしないうちに、全て米国国防総省と防衛省に渡されてしまう。
だが、捜査権が米国国防総省と防衛省に移管されているのに、何一つ明らかにされていない。
果たして、この事件の真相に何があるのか?そして、正義とは一体何なのか?人類にとって不変なものではなかったのか?
事件が発生した所轄の刑事と地方新聞記者が、協力しながら事件の真相に迫ってゆく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-05 18:36:14
33465文字
会話率:48%
警視庁公安部異世界課
それは誰もが知っているであろう公安警察とはまた違った活動を行っている。
異世界での活動。
2017年に設立され、異世界転生、異世界転移した日本人の保護、救出を任務とし、必要であれば異世界を攻撃することだって可能である。
異世界課は警視庁のお偉いさんと公安部、防衛省の一部しか存在は知られていない。
異世界課は公安の中でも運動神経、知能、武術が優れているごく一部の者しか配属されない。
異世界課は超能力や呪術など使えるものも採用している。これら魔法や特別な力を使用できるものを異世界課では超人と呼んでいる。
警視庁公安部異世界課の異世界での活動劇をどうぞお楽しみください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 00:07:38
3880文字
会話率:37%
西暦2040年。この日、日本国は地球ではないどこか別の惑星へ移動し、既知の国家との関係を完全に断たれてしまった。新たな世界で関係構築に乗り出した日本国であったが、多方に尽きる事のない様々な問題を抱えやがては国家間の争いに巻き込まれる。
第
二次関東大震災を経て再構成された首都と政府、日中軍事衝突を経験し戦力の見直された防衛省自衛隊もとい日本国国防軍。混沌とした世界を、彼らはどう渡り歩いてゆくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 23:59:41
268592文字
会話率:39%
民間の戦術航空団で働いているシマタニテツヤ。
彼が働いている航空団はスーパーマーケットも経営している。
彼はスーパーの店員とパイロットを掛け持ちしているのである。
機体は航空自衛隊より支給されているF-15。
防衛省の依頼を受け、日本領空の
パトロールを行うのが主な任務である。
基地はスーパーの裏手にあり土地の都合上、滑走路はたった200mの物が2本のみである。
離陸は空母と同じカタパルトで射出し、着陸は同様にアレスティングワイヤーを機体のフックに引っ掛けて止める方式を採用している。
航空団は隊長のテツヤを筆頭に、他のメンバーは副長のタカシに3番機のヨシミツ、4番機のシズコという内訳である。
スーパーではテツヤが青果のチーフでタカシが鮮魚のチーフ。
ヨシミツは精肉のサブチーフでシズコがレジのサブチーフという役割で運営。
基地司令はスーパーの店長と兼務の通称ゴキことカワモトが勤めている。
日本国内にとどまらず海を超えての4人の壮大な冒険が、今ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 10:17:06
350441文字
会話率:2%
あらすじ
2035年、日本は表向き平和を保ちながらも、裏では東アジアの緊張が高まっていた。中国が武力による台湾統一を掲げる中、政府は台湾有事に備えた極秘の防衛計画を進行していた。しかし、政官財の利害が交錯する中で、国民にはその危機感が伝わ
らず、日常が静かに過ぎていく。かつて優秀なジャーナリストだった桐生翔太は、この不穏な沈黙の裏に潜む国家の陰謀を感じ取り、独自の調査を開始する。
防衛省の官僚・大川仁美から極秘情報をリークされた桐生は、事実を明らかにしようとするが、中国のスパイ・李明華の妨害やマスメディアの情報統制により、次第に孤立していく。それでも桐生は、真実を伝えるために命を懸け、情報を公開しようと奔走する。しかし、国民の多くは危機感を共有せず、静かに迫りくる台湾有事に気づかないままだった。国家の陰謀と個人の抵抗が交錯する中、日本は歴史的な転機へと向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 12:21:38
9262文字
会話率:8%
ワールド オブ ルーム 〜二十年目の帰還者〜
あらすじ
現世とは異なる世界が幾つも連なって構成されている世界。
ルームと呼称される異世界にはそこの環境に準じたジンガイ、ヒトガタといった異生物が存在していた。そして、ルームは時折現世にドアを
開放し侵食する。20年前に発生した巨大な侵食は現世滅亡規模のものだったが、防衛省ルーム特別班は急遽討伐隊を編成し、何とか被害を小規模で修めた。ただし、討伐隊100数余名中帰還者ゼロ人という犠牲を出したこの災害によりルームへの対策が加速し、防衛省ルーム対策局が設立された。
しかし、その20年後討伐隊の1人が帰還した。20年前と同姿で。
彼は人間なのか。何か別のモノなのか。
彼の扱いに対して様々な思惑がが交錯する中、新たなアクシデントが発生する。
それに対する彼の行動と功績で新たな波紋が生じ、ある決定に繋がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 20:30:35
30759文字
会話率:38%
とある惑星リエントでは、人類はバグという人の命を脅かす驚異と共に生きていた。
リエント北部をバグの魔の手から防衛しているD機関で生まれた双子の兄妹クノとシノは、生まれた直後には外界から隔絶されて、将来バグを殲滅する英雄になるようにと、特殊
な教育や訓練を強いられていた。
満足な食べ物も与えられず、訓練では失明しかけたり、骨が砕かれそうになったりと、毎日が命懸け。周囲の大人である機関の職員達は自分達を道具のように扱い、信用できるのは修羅場を隣で一緒に生き延び続けた兄妹の絆だけ。
そんな2人が7歳になった時のこと。
機関の代表を務める実の父親エクラシーは、英才教育をしてきた割には、強いものの最強には至れない中途半端な戦闘力のまま、成長が見られなくなった自分の息子と娘に見切りをつけた。
これ以上は訓練費用と時間の無駄・邪魔・不要と判断されて、クノとシノは廃棄処分と称され、捨てられることとなった。
リエント全体を統括している政府防衛省に連れていかれた2人は、殺されるのを回避するために抵抗をした結果、備えていたその戦闘能力と鍛え上げられた肉体を披露することとなる。
その力が政府に認められたクノとシノは、バグと戦うために改造された新人類賢者に加えられることとなった。
こうして、今度は人類を守るために命を懸けて戦うことになったクノとシノ。
新たに得た生活も戦い、命懸け―
そして、これすらも、エクラシーの思惑通りだった。
お互いが生きるため以外に戦う理由もなく、逃げることも許されない。
だが、そんな不幸でしかなかった兄妹が賢者になった途端に光が差していく―
同居人であるメイドのベルウィンとの出会いを皮切りに、ようやく【人】として扱われるようになったクノとシノは、自分達が戦う理由・守りたい存在を少しずつ見出し、信頼できるものを増やしながら戦っていく。
これは―そんな彼らや、共に戦う賢者たちがこの星からバグを滅ぼすまでを描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:57:43
529235文字
会話率:23%
防衛省は7月12日に最高幹部5人を含む218人(のべ220人)を処分される異例の事態になりました。
今回は自衛隊の不正が起きてしまっている要因と、
「特定秘密」の定義を少なくとも内部においては明確にしなくてはいけない理由について個
人的な意見を語っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 17:31:19
3998文字
会話率:2%
過去や周りに囚われずにつき進む女性、燈(あかり)と、過去に囚われ、正しい道を探そうともがく彩恵子。二人はその優れた能力と、貧しさという生い立ちの共通点から、知らぬうちに国家の思惑に組み込まれていく。ひょんなことから政治事件に巻き込まれた燈
は、事件を隠蔽したい勢力から付け狙われることになる。それを助けようと立ち上がる彩恵子は、図らずも自分の過去と対峙することを迫られることになった。中国の諜報機関、警察組織、暴力団に追われる中、燈は事態を切り抜けようと奮闘するが、燈をこの世界に引きずり込んだ政治家の外山と防衛省に設立された秘密組織は、果たして燈の味方なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 11:51:52
162688文字
会話率:29%
※俳優M.Sさんが巨大化して戦う某住宅CMからヒントを得たお話です。
防衛省、それはしがないサラリーマンである彼にとって縁のない言葉の筈だった。
拒否権なしの召集の手紙を受け取りビクビクしながら赴くと、最近世界中を悩ませている宇宙怪獣
の対策班に選ばれたと告げられ喜んだのもつかの間、謎の機械から謎の光を受けた誠人は某特撮ヒーロー並みの大きさに巨大化してしまう。
格闘経験も無いのに「怪獣と戦ってね!」と無茶振りされる誠人。彼の困惑なんか知らんとばかりに突進してくる宇宙怪獣。
頑張れ誠人!負けるな誠人!君のヒーローとして人生は始まったばかりだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 12:09:53
8544文字
会話率:40%
高校卒業後、海上自衛隊に入隊して8年、艦艇勤務者として平凡な日々を過ごしていた南2曹は浪速地方連絡部に転出を命じられる。そこは、海上自衛官としての経験がなんの役にも立たない、勤務地だった
最終更新:2024-06-24 07:18:02
11647文字
会話率:57%
日本政府は血癒島内にて発生中の暴動、いや殺戮を隠蔽した。
特選群所属の近衛弘正二等陸佐・赤城小鳥三等陸佐は上官に呼び出され事実上のクビを言い渡される。
混乱する両名の前に防衛省の役人、氷室京香が現れ再就職先としてブラックヘブンという民間軍事
会社を勧めてきた。契約兵(傭兵)は国に属さない。つまり法律に縛られない。
死臭と死肉が漂う戦地にて二人はゾンビのような者と相対する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 15:31:24
36371文字
会話率:49%
防衛省統合幕僚監部にテロを未然に防ぐことを目的として秘密裏に設置された特殊防衛部隊。法整備をして正式に部隊創設を目指す官僚と実働部隊を率いる隊長という2つの顔を持つ宮津陸仁-ミヤヅ リクト-と様々な経歴を持つ個性豊かな隊員たちの奮闘と日常
の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 00:33:11
169412文字
会話率:19%
テレビ局3局の社長が列席する、記念式典には、総理と、何故か防衛省の近江大臣がゲストとして呼ばれていた。
最終更新:2024-02-19 11:26:05
5490文字
会話率:12%
ちょっと自己肯定感の強い男、浦和 賢太郎。
彼が最強の大隊の小隊長になり、最強の隊長と呼ばれる様になるまでの物語。
蟲が世界を襲い、人の領域が大きく減じた現代。
蟲を倒し市民の平和を守る、防衛省 特別な機関 防蟲隊。
その中でも最強の大隊
と名高い埼玉大隊に所属することになった浦和 賢太郎が少しずつ最強の隊長になっていく話。
【序章】埼玉大隊に入隊するまで。
【第一章】小隊長になるまで。
《タグ補足》
男の娘キャラがでます。
女の子キャラがたくさんでます。(プロローグが終わってから)
恋愛要素は薄いです。
バトルやアクションがメインな訳ではなく、日常がメインです。
カクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 08:04:03
145187文字
会話率:30%
日本の政府運営機密組織、防衛省陰陽庁。
陰陽庁は日本内の怪異を退治するエリート霊媒師を雇っている。その中でも人類最強と謳われる神木将隆。
そんな彼が派遣されたのは最近怪異が頻繁に出現するというM市だった。高校生として潜入している彼。
普通で
は考えられないほど頻繁に起きる怪異に今までの仲間と新たな高校の仲間を交えてM市を守る。
M市の謎をバトルで解き明かす!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 15:00:00
8732文字
会話率:45%
妖魔・・・人とは異なるモノの総称。妖・妖怪・物の怪、怪異、悪魔など呼ばれる存在の事を指す。
妖魔は多種多様で闇に紛れるモノ・森奥で暮らすモノ・人の社会に溶け込むモノ等々。
身を隠して暮らすモノや人と寄り添い生きるモノも居れば、人に牙を
向けるモノもいる。
そんな害ある妖魔から人々の生活を守る為に日夜励んでいる者達がいる。
その名は対魔師。
対魔師の起源は定かではないが、平城の世にはすでに存在が確認されており、陰陽師や忍び、隠密、祈祷師などその時代によって名を変え、秘密裏に活動を行っていた。
対魔師と言う名が世に知れ渡るようになったのは第2次世界大戦後。
戦火となった日本列島に人々の怨念が多く留まった事で妖魔が大量発生。
この状況下を重く受け止めた日本政府は防衛庁内(現在の防衛省)に対妖魔対策取締課(通称、対魔課)を秘密裏に設立。
内部紛争など多くの問題を抱えながらも現在まで人々の暮らしを守り続けてきた。
対魔師は危険且過酷で特殊な職業の為、担い手が少なく万年人材不足。
そこで政府は十年程前に対魔師育成学校を各地に設立。
有能な人材発掘と育成に尽力を注ぐことに。
数年前、内部紛争の影響で対魔師の存在が公表されたこともあり、対魔師を目指す若者が急上昇。
子供が憧れる職業№1として認識されるようになる。
この物語はそんな対魔師を目指す少年少女の物語となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 14:07:08
66162文字
会話率:52%