昔、遠い昔のことだ。
時は人魔大戦初期、この世界に一人の少年が異世界から召喚された。
彼は非常にめんどくさがり屋で、常に高効率な戦略を練り、仲間たちと共に魔王を滅ぼした。
結果、魔王が産み出した魔物は絶滅し、世界は一時の平和を手に入
れた。
しかし、その平和も長くは続かない。
──“魔王こそが我々人類の救世主である。”
中世の宮廷魔導師、デュデテ・ヘーテカレテの言葉だ。
これは、魔王が死して平和が訪れても尚、我欲のために他国への侵略の手を止めない人類の国々の愚行を嘆いて呟いた言葉として、今も世界史の授業に登場する有名な言葉である。
勇者タローがもたらした、効率的な魔導工学技術や高度な錬金術の知識は、魔王が崩御した後、それらは人と人との争いのために使われる事となり、第一次世界大戦及び第二次世界大戦が勃発する原因となったのだ。
……尤も、そんな物騒な戦争からは身を引いていた極東のこの国の一般市民にとっては、そんなものはどこか遠い国の話と同じものなのだが。
(ま、平和ボケしてんのは、飽くまで一般市民だけなんやけどな)
これは、よくある異世界転生モノの世界で魔王が倒された後、現代とほぼ変わらない文明レベルにまで成長した「近代異世界」を舞台に描かれる、魔王崇拝者と対ドール対策課の戦いの物語。
魔法あり剣ありの、ちょっと魔法少女テイストが混じってるような感じで仕上がってます。
飽くまで異世界ラノベテイストで頑張ってみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 23:00:00
10204文字
会話率:25%
「今」という名の「過去」、私たちの日々過ごしている今現在進行形の時間が既に過去のものであるという世界を描く。
「昔のことを覚えているか?」
旧友のレオンの問いかけにエドは「いや」と首を振る。
過去へと一時的に遡ることが出来る「P
NN」というドラッグは割と一般的に使われる薬物だった。
遊び半分で使い、過去の自分へと視点が映るエドとレオン、そこに映ったのは、記憶にない女性だった……。現実へと戻った時に主人公のエドは首を傾げる。
現実に戻ったエドは彼女の事を思い出すために記憶を辿っていくが手掛かりは掴めなかった。
エドが諦めかけてアルバムを開いた時、最後のページに書かれていた「Lear・C」と書かれた名前を見つける。
二人が過去を巡る、その二人自身は過去か現在か、ズレていく世界に飲み込まれていく中で後戻り
できない所に現れるリアという女性。
小さい頃からの約束を守ることの出来なかったエドに襲いかかる終焉とは……。
この作品は小説の2ページ分を毎日更新していく予定となっております。(_ _)
◎PNN 服用方法
一、一粒を口に入れて飲み込んでください。飲み物は何を飲んでいただいても構いません。噛んで飲み込むことも可能ですが、記憶のストックが上手く出来ない可能性があります。
飲んだ後、一時間以内にもう一粒をお飲みください。その際、日付と時間を書いておくことを推奨しています。服用後、その部分の記憶は抜け落ちます。ご了承ください。
二、一つの人生、つまり、一人における過去のストックは五回までとなっています。六回目は振り返りません。止まります。
三、過去に戻る際の服用方法を記載します。口に含む個数を二個にしてください。服用後、急な眠気に襲われますので、安全な場所での服用をお願いします。
四、服用方法を間違えてしまった時はお手数ですが、各医療機関での受診を素早く行ってください。取り返しかつきません。
五、ドラッグ・薬物との併用は避けてください。効力を発揮しない可能性があります。また、効果に異常がみられる場合があります。
最後に、こちらの薬を飲む際、当社では一切の責任を負いません。予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 16:52:44
10330文字
会話率:56%
大学受験に向けた勉強は今でもわたしの人生における大きな出来事だったと思う。それとプラスアルファ。
最終更新:2020-05-01 01:35:24
2339文字
会話率:0%
『昔のことは許してあげる。だから、どうぞ気軽に参加してね』
そんなことが書かれたお茶会の招待状を受け取ってしまった男爵令嬢のルシータのテンションは地の底に落ちていた。
実はルシータは、不本意ながら学園生活中に悪役令嬢というレッテルを貼ら
れてしまい、卒業後も社交界に馴染むことができず、引きこもりの生活を送っている。
ちなみに率先してルシータを悪役令嬢呼ばわりしていたのは、招待状の送り主───アスティリアだったりもする。
もちろん不参加一択と心に決めるルシータだったけれど、婚約者のレオナードは今回に限ってやたらと参加を強く勧めてきて……。
※アルファポリス様に投稿したものをそのまま転記しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 20:21:05
56487文字
会話率:19%
今よりもずっとずっと昔のこと。
西の果ての砂漠の中の砂の国。
そこには体が氷でできた一羽の鳳(おおとり)が住んでいました。
ということで童話にチャレンジしてみました。
短くまとめるつもりが4000字オーバー。解せぬ。
作者は幼
少のみぎりに母から大量に絵本や児童書を読んでもらったのでスーパー活字大好き人間になりました。
特に宮沢賢治の「よだかの星」が大好きで何度も読んでは感動していたものです。今でも宮沢賢治の中では一番好き。
そんな私も今では立派ななんJ民。周囲に聞かせるのはいつも贔屓球団の愚痴ばかり。
どうみても育成失敗です。本当にありがとうございました。
読み専から書き手に回って色々な試行錯誤をしております。
感想・評価・コメント・ブクマが作者の原動力。
よろしければどれか一つでもオナシャス!オナシャス!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 13:01:23
3901文字
会話率:29%
夏のお祭りの日。僕は綺麗な飴玉を君にもらった。
最終更新:2020-03-09 09:53:56
1845文字
会話率:5%
30年前に卒業した高校が廃校になった。
萩本希はぎもと のぞみアラフィフ 独身
久しぶりに地元に帰ってきたので、廃校になった高校を覗いてみることにした。
校舎の中は少し埃臭かったけど、懐かしい教室に昔のことを思い出していた。
楽しか
った高校生活を思い出しながら階段を降りているとき足を踏み外してしまい…
危ない!思わず目をつぶってしまった。
暫くして目を開けると、そこは30年前の教室とクラスメイトたち。
もしかして過去にタイムスリップしちゃったの?
あれ?でも何かおかしい気がする。
こんな制服だったっけ?
授業で魔法なんてあった?
あれ?もしかしてココは「異世界」ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-28 12:04:51
3853文字
会話率:14%
帝国の端、国境線に接した街、グロウ・ゴラッド。
帝国から存在しないものとして扱われた、逃げ場のない常冬の街。
そんな過酷な異世界の街で生きてきたビーツァとシエレイ。過去に平和な国で生きてきたことなど遥か昔のこと、そんな記憶は名前と共に捨て
たと逞しく生きる二人。最初は互いに手を取りあって生きていた二人も、やがてそれぞれに生きる術を身に着け、それぞれの道を歩み始め。久しぶりに再会した二人は、街の外れにある一つの酒場で酒を酌み交わす。そこは、無愛想な看板娘の名前を冠した、「血まみれジーニャ」という物騒な名前の酒場で……
――この酒場で起こる波乱とその結末に、彼らの生き様が刻まれる。
そんな物語も、旧友たちが当たり前のように店に入るところから始まって……
※本作品は、拙作『Welcome to the tavern of 「bloody Jenya」 ~ 血まみれジーニャの酒場へようこそ』を半ば無理やりに異世界転移に変更した作品です。
……多分、テンプレ的な良さは皆無な「テンプレ詐欺作品」ですが、それでも良ければどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-15 20:15:14
11153文字
会話率:34%
私は今、とても幸せだ。
ここはとても安全だし、おいしい蜜だってもらえるから。それに、寂しいときには必ず優しい花が駆けつけて、私をぎゅっと抱きしめてくれる。
だから、私は幸せだ。昔のことはどうしても思い出せないけれど……。
最終更新:2020-01-31 20:11:04
4064文字
会話率:3%
アルバムを片手に昔のことを思い出す。裏野ドリームランドで遊んだ子ども時代。どうして、わたしはウサギの着ぐるみが怖かったのだろうか……。
すっかり忘れていた記憶が頭の中によみがえる。
※夏のホラー2017に合わせて書いた作品です。
最終更新:2017-08-01 00:15:32
7005文字
会話率:0%
町に伝わる言い伝えの彼女と出会ったのは、少し昔のことである。
最終更新:2020-01-19 04:17:09
1377文字
会話率:38%
親の転勤で昔に住んでいた町へ帰ってきた主人公は、初恋の相手・幼馴染のヒロインと再会する。ヒロインは、美人で勉強もスポーツもできて、誰にでも優しい素敵な女の子になっていたのだが……なぜか主人公だけには冷たい……。
「もしかして、俺……忘れ
られてる……?」
「もしかして、私……忘れられてる……?」
再会した幼馴染が両想いなのに、お互いが昔のことを「忘れている」と勘違いし、なかなか前に進めない……!
甘さマックスなすれ違い青春物語ラブコメ!
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 19:03:14
22902文字
会話率:49%
ある本を読んでいて何となく昔のことを思い出したので、その話。
長くとも3話くらい。
2019/12/26
暴力の描写があるので、R15に引き上げました。
最終更新:2019-12-26 22:39:50
8418文字
会話率:12%
『お前みたいな女、大嫌いだ……殺してやりたいよ……』
お互い、印象は最悪。なのに気が付けば、一夜を共にしていた。
竜人の帝が国を治め二千年。貧乏士族の娘である矢野目六華(やのめ・りっか)は皇太子妃になった姉を守るべく、竜宮を守護する竜宮警
備隊に入隊する。
入隊して半年が過ぎた秋の頃、久我大河(くがたいが)という美丈夫が六華の上司として赴任してきた。その男を見て六華は衝撃を受ける。
(ど、どうしよう! 息子の父親だ!!!!)
かつて名も知らぬ男とたった一晩体を重ねた六華は、妊娠し息子を出産。シングルマザーの道を選んでいた。昔のことを思い出されたらと心配する六華だが、彼はどうやら覚えていないらしい。
「お前、俺になにか言いたいことがあるんじゃないか?」
「いいえ、まったく……(その眉毛のしかめ方、息子にそっくりすぎて困ります……)」
腕っぷしは最強だけれどどこかずれてる六華と、全てがとびっきり上等だが、どこか面倒くさい大河の【異世界オフィスラブ】
※アルファポリス、カクヨムにも載せています。
【一部完結しました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 00:20:18
236438文字
会話率:31%
自我のあるゴミが、昔のことや最近のことを綴ったり、心の中を吐露したりしております。
誰かこのゴミを救ってください。ゴミではなく、人間になりたいのです。
最早、自分をゴミというのもゴミに失礼だと感じている今日このごろです。
最終更新:2019-12-18 01:07:09
1383文字
会話率:0%
だいぶ昔のことになるが、ある島に降り立ったことがある。
そこは小さな神々が暮らす島だった。
キーワード:
最終更新:2019-12-15 03:23:57
895文字
会話率:0%
ーーいらっしゃいませ。おや? 迷子ですか?
では、少しだけ待っていてください。この辺りは複雑ですから、道案内しましょう。ただ、今は店を離れられないんです。もう少しで店主が帰って来ますから、急ぎでなければ、それまでお茶でも飲んでゆっくりして
いてください。
ここは、しがない呪い屋ですよ。探し物、失せ物から、縁結びに縁切りも承ります。
……あ、それでしたら店主が拾ってきたんですよ。人伝に「退魔の刀」と聞いたんだとか……胡散臭いでしょ?
私も同意見ですが、実際ここでは「そういったもの」との縁も切れるんです。
時間潰しに、大昔のことでしたらひとつくらいお聞かせしましょう。といっても、店主から聞いた話で、本当かどうかわかりませんがね。
ーーこれはとある城を舞台とした、宴好きな人々と妖魔の契約話です。平和そう? いや、どうでしょうねぇ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 23:38:35
7764文字
会話率:43%
クラスメイトの死と通り魔殺人鬼の出現を境に不思議な夢を見るようになった赤坂薫。
その夢は昔、薫自身が体験してきたものだった。
昔のことをあまり思い出せない歯がゆさを払拭するために、とある神社を探す。
自身の夢を頼りに自分の過去を暴いていく。
最終更新:2019-11-27 12:00:00
3300文字
会話率:14%
新入社員として入った会社を半年で辞め、フリーターになった私は、web小説の書籍化で小説家としてデビューし、人生大逆転――するはずだった。
しかし編集さんから告げられたのは、一巻打ち切りの無情な宣告。
デビューと同時にバイトも辞めたため、今の
私はニートまっしぐら。
人生行き止まり、お先真っ暗な状況の中、昔のことを思い出して落ち込む私だけど、再びかかってきた編集さんからの電話で自体は急展開。
『石油会社の社長が、十万部買ってくれるそうです!』
十万部の増刷で続刊も決定、コミカライズまで決まった私の人生は、一瞬にしてバラ色となる。
そんな中、都内で行われたとあるイベントに参加した私の前に、大量のボディーガードを引き連れ、ド派手なドレスを着た女性が現れた。
そう、彼女こそ私の本を十万部買ってくれた張本人、ハンドルネーム『石油女王』さんだったのだ!
彼女は私の前にやってくると、両手で手を掴み、「作品だけじゃなく作者もこんなに美しいだなんて、尊すぎてしんどい……」と限界オタクのような言葉を発しながら崩れ落ちるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 16:46:44
9397文字
会話率:33%
裏門をくぐればいつも君がいた。もう一度、名も知らないあの子に会いたい。
主人公は、航空機に憧れて航空自衛隊に入隊した男の子。
しかしパイロットや航空機整備とは程遠い職を拝命し、理想と現実の狭間で悶々としていた。
ふとある時、遠い昔
のことを思い出す。
言葉も交わしたことがない。名前も知らない女の子のことを。
笑顔だけが2人の合い言葉だった。何故だろう、とても会いたい。
日々の変わらない日常が、ある日突然一変する。
LINEノベルにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-18 17:00:00
5258文字
会話率:22%
昔のことがきっかけで高校三年間ずっと友達を作らずにボッチでいた主人公、波島 太陽。
ラーメン屋であった芝谷桜との帰り道の途中にトラブルに巻き込まれてしまったが、、、
最終更新:2019-10-10 16:00:00
9438文字
会話率:2%