西園寺財閥の明日で二十代最後の誕生日を迎える社長令嬢の貴子は、百貨店のアクセサリー売り場のガラスケース越しにダイヤが埋め込まれた銀のネックレスに見入っていた。
「お客様、何をお探しですか?」
落ち着いたやさしいオトコの声が自分に向けられ
ていることに貴子は気づき、振り返ると、そこにポーカーフェイスの背の高い茶髪のイケメンがたっていた。
自分に近づいてくるオトコの声色と表情には必ず委縮や力みがあるのを感じる貴子は、いつもオトコといる時は落ち着きを得られず、会話すらほとんどできずにいるのだった。それが西園寺の名と財産から来ることもわかっていた。
そんな貴子だから、どんなことがあっても顔色一つ変えないポーカーフェイスのオトコとの出会いを求めていた。
今、目の前にいるこのお方こそ、理想のオトコに違いない。そう思う貴子は顔を赤らめながら「はじめまして」と声をかけたのだった。
「はい、お客様、何がおいり用ですか」
貴子は恋に落ちてしまった。委縮も力みも感じさせない、そのクールなポーカーフェイスに落ちていった。
「今晩私の家にいらして、ご一緒にお食事でもお召し上がりくださらない?
貴子のそんな様子を伺っていた若い女の店員が、もう我慢できないといった勢いで、間に入ってこう言った。
「他のお客様にご迷惑となりますので、店内でその様なことはなさらないでください」
「私には、この方でないとダメなの。やっと見つけた理想の方なの。邪魔しないでくださらない!」
「えっ!お客様?これを理想の方とおっしゃられても、私どもと致しましては困ってしまいます、どうすることも。・・とても言いにくいのですが、これは、その店員ではありませんでして、・・」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 06:57:50
961文字
会話率:39%
入社した初日、俺が気になってしかたがないそいつは「おふだ」付きだった。
最終更新:2022-12-28 00:43:29
963文字
会話率:34%
小学校入学のお祝いに、ひらがなでフルネームが印字された鉛筆を大量にプレゼントされた女の子のお話。
最終更新:2022-12-31 06:52:19
1000文字
会話率:5%
吾輩は天才である。
そこの人間、猫だと思って侮っていたら痛い目を見るぞ?
最終更新:2022-12-06 12:40:22
998文字
会話率:49%
最近の夫は、格安の自動販売機で缶コーヒーを買ってくる。
最終更新:2022-12-02 13:19:18
999文字
会話率:45%
わしは呪いの日本人形じゃ。
ある日ババアにおふだを貼られ、わしは力の全てを封じられた。
そして、そこら辺の人形と同じ、口が聞けない動かない人形と化したわしは、ババアの手によってババアの家の屋根裏にぶちこまれた。
それから幾年。
ババアの孫
らしき小僧が、屋根裏に登ってきた。
すると小僧はわしに妙なことを願ってきて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 06:00:00
1000文字
会話率:52%
ある日、俺はボロいアパートに引っ越してきた。すると、押し入れの奥に、見覚えの無いおふだの貼られたリングケースが置いてあり。
そのリングケースのおふだを誤って剥がしてしまったら、幽霊が…ひなこが出てきた。
色々あって、俺は幽霊のひなこと結婚し
、幸せな日々を送っていた。
そんなある日、俺が家に帰ると、純白のエプロンを着けたひなこが駆け寄ってきた。
抱きついてきたひなこを見ていると、どう見てもエプロン一枚だけしか着てなように見えるけど…これが噂の裸エプr…!?
こちらの作品は、なろうラジオ大賞4への参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 08:55:28
1000文字
会話率:54%
俺は男子高校生をしながら『祓い屋』のバイトをする苦学生だ。
友人と遊びに行った帰りのこと。悪霊の気配を感じた俺は、仕事で使う『おふだ』を持って悪霊の気配がする方に急いだ。
すると、そこには─────
こちらの作品は、なろうラジオ大賞
4の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 11:25:39
1000文字
会話率:49%
死ぬほど頑張っている受験生へ。
エールのエッセイ。
頑張って!
最終更新:2022-12-31 05:34:57
570文字
会話率:0%
家庭環境が最悪な少女と少女を助けたい少年。
二人は、どうにかして星座を見たかった。
果たして──。
最終更新:2022-12-30 16:51:44
1000文字
会話率:32%
「小学生でこの問題が解けるなんて天才だ!」
ランドセルを背負った少年が褒められていた。
最終更新:2022-12-30 16:50:13
362文字
会話率:100%
先輩が好きだ。どうしようもなく好きだ。だからこそ、だけれども、私は───
最終更新:2022-12-31 00:40:26
1713文字
会話率:0%
とある夏の日の夕暮れ。
外からは祭囃子と盆踊りの音楽が聞こえてきた。
「この音だけは、いつまでも変わらないな…」
部屋で一人、椅子に深く腰掛けていた老人は呟いた。
最終更新:2022-12-31 00:24:59
1000文字
会話率:25%
囲炉裏の火がちらちらと燃えくすぶる薄暗い部屋で、
二人の男が話していた。
「三角川にかかる淀み橋の、お札をはがしてはいけないよ。」
最終更新:2022-12-29 20:46:48
995文字
会話率:43%
お読みいただきありがとうございます。
小学生だったころ、ラジオ体操に行く朝に感じたこと、見たことを、
どこか異国の片田舎っぽく書いてみました。
子供だった頃は、朝の温かな感じや徐々ににぎわう街並みに
意味もなく少しだけワクワ
クしていたな...
なんて思い出を、思い出していただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 20:38:58
852文字
会話率:22%
テーマのキーワードを全て使ったラップです。
ラジオのパーソナリティの御方に歌を歌って貰いたいと思って作詞しました。
同じくラジオで歌って欲しいと思う方は評価を入れて戴けると嬉しいです。
最終更新:2022-12-31 00:00:00
584文字
会話率:80%
ヒューマンドラマ? いいえ、キャットニャンドラマです。
最終更新:2022-12-09 18:00:00
1000文字
会話率:0%
古民家の屋根裏を改装して、ひっそりと営む喫茶店。
マスターが趣味だけでやっている様なお店の雰囲気をお楽しみください……ニチャアア。
最終更新:2022-12-05 17:31:13
1000文字
会話率:54%
幼い頃の私と祖母のお話。
最終更新:2022-12-30 22:42:06
408文字
会話率:59%
授業中に落としてしまったえんぴつを拾ってくれたのは......
最終更新:2022-12-30 17:52:30
593文字
会話率:20%
久しぶりに帰ってきた幼馴染と再会した主人公は、思い出のひまわり畑で想いを告げる。
(完全にご都合主義です!!)
最終更新:2022-12-30 11:05:30
914文字
会話率:65%
缶コーヒーの中をのぞきこみ、異世界にとばされた阿蘭。そこは技能(スキル)を発現させた別の住人もいる世界だった。発現させた技能を利用し淑女(レディ)を誘うベレー帽の男、獣怒。獣怒は自家用車を運転し、今回の餌食を沈みゆく日の果てに連れ去ろうとし
ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 22:35:46
877文字
会話率:8%
缶コーヒーの中をのぞきこみ、異世界にとばされた阿蘭。そこで阿蘭は異世界にとばされる理(ルール)を把握しているような言動をとる女の子と会う。しかし、彼女は事件(ミッション)の対応真っただ中。理(ルール)のことを知るため、阿蘭は彼女の後を追い、
事件に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 00:53:03
832文字
会話率:40%
コンパニオンから受け取った缶コーヒーは異世界の扉を開く鍵だった。平凡な中小企業サラリーマン百々野の異業種冒険譚。
最終更新:2022-12-11 20:27:11
915文字
会話率:17%
親代わりに育ててくれた祖父。
その遺品整理をしていた時、彼は気になるものを見つける。
なろうラジオ大賞4用に書き下ろした作品です。
最終更新:2022-12-30 21:20:41
1000文字
会話率:26%
地雷系男子の洋は彼女にフラれたが、諦め切れず、屋根裏から彼女の生活を覗き見る。
なろうラジオ大賞4参加用に書き下ろした作品となっております。
最終更新:2022-12-29 17:03:59
991文字
会話率:35%
妻の誕生日に、大きなひまわりの花束を買って帰った夫。
浮気をしていた夫は、この機会に妻とやり直したかった。
妻は、その花束を素直に受け取り、夫の考えを理解する。
夫、妻、二つの視点で描いた作品になります。
お互いの胸の内を覗いて
みませんか?
なろうラジオ大賞4参加用に書き下ろした作品となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 14:06:55
1000文字
会話率:22%
あらすじが苦手です。
最終更新:2022-12-30 21:10:18
810文字
会話率:0%
絶版になったC級映画のベタなワンシーンみたいだ、と
自分でも思います。
最終更新:2022-12-06 23:55:36
925文字
会話率:0%
ゴブリンがゴブリンに仲間はずれにされ、人に裏切られた人に出会い、暮らし、学び、そして…捨てられた赤子を育て、学ばせる。
赤子は成長し、ゴブリンからゴブリンの亡き師の本などで学び、生きていた。
二人は種族は違えど、確かにあった。
絆が、愛
情が、温もりが、二人にはあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 21:00:00
1377文字
会話率:21%
浮遊具開発に関わった者達
最終更新:2022-12-30 20:23:47
1000文字
会話率:0%
定年を迎えた隆夫の夢
最終更新:2022-12-29 21:03:09
998文字
会話率:22%
何てことのない朝の風景
最終更新:2022-12-28 20:16:44
996文字
会話率:45%
「真実の愛に目覚めた!」と言って親が決めた婚約を勝手に破棄をする貴族が増えた世界。
ある法律が施行された。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。
※「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家にな
ろうラジオ大賞」応募作品。(ラジオ大賞4)
※1000文字以内の掌編です。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 19:28:48
985文字
会話率:47%
公爵令嬢のエルマは王太子の婚約者だった。
エルマは臆病な性格で何をされてもやり返すことが出来なかった。
そんなエルマに王太子は失望し、彼女を冷遇する。
王太子が婚約者を冷淡に扱うのを見た学園の生徒達は、「王太子に邪険に扱われるような人
間は蔑ろにしても良い」と考えるようになり、エルマへのいじめをエスカレートさせる。
そんなある日、エルマの学年は森に魔物討伐の演習に出かけることになる。
運悪く竜に遭遇してしまい……。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。
※「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」応募作品。
「ラジオ大賞4」参加作品。
1000文字以下の掌編です。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 18:22:57
986文字
会話率:18%
前世の私は天才だった。
しかし「お姉様ばかりズルい!」が口癖の弟と、「女が剣術や魔法が出来て何になる! 可愛げがないだけだ! 弟はこの家の跡継ぎなんだ! 弟を立てなさい!」が口癖の両親に、弟を立てることを強要された。
前世の私は愚かで
嫉妬深い弟の尻拭いをしながら、目立たないように馬鹿な振りをして過ごさなければならなかった。
……で、前世の弟が前世と同じ顔と性格で現れた。
しかも現世の私の婚約者だという。
勘弁してよ神様!
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。
「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」応募作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 18:26:26
995文字
会話率:28%
叔父が亡くなった。
うまいものを作る大衆食堂の主人だった。
最終更新:2022-12-30 19:00:00
1000文字
会話率:34%
リア充滅殺団の忘年会の帰り道、団員仲間と星座を探す。
神聖なる暗闇で、リア充たちがにゃんにゃんしてた……!
最終更新:2022-12-30 13:22:42
930文字
会話率:31%
午前4時。
いつも通りにじいさんと会い、缶コーヒーを飲む。
最終更新:2022-12-29 19:52:22
996文字
会話率:45%
いつも余裕のある感じで接してくれる彼女の雫さん。そんな彼女の行動には好きなのもあれど悔しさも込み上げてきた僕は彼女の余裕さを取ってみたくなって……
最終更新:2022-12-30 19:00:00
1000文字
会話率:31%
15歳の夏休み
少年から青年へと変化し始める主人公の淡い恋の1ページ
最終更新:2022-12-30 17:45:16
1000文字
会話率:20%
なろうラジオ大賞4
「なりたい自分になれるおふだ」という噂を聞き、就職活動の面接で50連敗中の清野美久(せいのみく)は小さな神社を訪れる。
美久は「誰にも負けない自信に溢れた自分」を求めるが、神社の主と名乗る男は代償に夢見る力を差し出せと
言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 17:41:56
993文字
会話率:53%
30代独身の松村健人はきまぐれで地元の夏祭りをのぞいてみた。そこで学生時代に仲が良かった女性と再会する。
最終更新:2022-12-24 23:14:06
999文字
会話率:34%
小説家として多くの人に愛された叔母が亡くなった。梢は叔母が残したあるものを探しに仕事部屋を訪れる。果たしてそれは一体何か。
最終更新:2022-12-18 18:51:25
997文字
会話率:6%
私は捜査一課に勤める刑事。妻を亡くし、性同一障害を抱える高二の我が子、篝(かがり)と二人暮らし。仕事では敏腕と噂されるが、実は篝(かがり)から事件解決のヒントをもらうことも多い。
今日は篝とホームセンターに買い物に行った帰り道だ。
最終更新:2022-12-30 17:08:20
1000文字
会話率:38%
私は捜査一課に勤める刑事。妻を亡くし、性同一障害を抱える高二の我が子、篝(かがり)と二人暮らし。仕事では敏腕と噂されるが、実は篝(かがり)から事件解決のヒントをもらうことも多い。
最終更新:2022-12-28 18:06:22
1000文字
会話率:31%
私は捜査一課に勤める刑事だが、捜査に行き詰まっていた。
※いじめ、性同一障害に関する記述があります。
苦手な方はお避け下さいませ。
最終更新:2022-12-23 17:00:00
1000文字
会話率:46%
町の小さな夏祭りに向けて、子どもたちがお囃子太鼓の練習をする中で、小六女子が頑張る話。
第4回小説家になろうラジオ大賞応募作品です。
最終更新:2022-12-30 16:24:16
1000文字
会話率:42%
喫茶店のマスター(童顔。22歳)と、推しである彼をコッソリ愛でながら働く従業員のエミリア(元メイド。28歳)の、タイトル通りの話。
第4回小説家になろうラジオ大賞応募作品です。
最終更新:2022-12-21 13:59:01
1000文字
会話率:20%
小学生の頃、ランドセルに傷をつけられた少女と、その傷をつけてしまった少年が、高校生になって再会する話。
第4回小説家になろうラジオ大賞応募作品です。
最終更新:2022-12-15 09:06:18
1000文字
会話率:39%