船の中で女流棋戦を見学していたハヤトは波に飲み込まれて遭難し、中世の王族であるローレンツ家の次男のリチャードとして生まれ変わる。また同じ船に乗っていた女流棋士のマリナもハヤトと同じ世界に転生し王妃候補のマリナとして生まれ変わることになる。
一方、数百年前にローレンツ家の祖先に凍結封印された女神のアポフィスが、皆既日食の日に邪悪な気のエネルギーを紫色に光る彗星から得て蘇り、人類を支配下に置き、蛇族の暗黒世界を構築しようと企んでいた。
ローレンツ家の周りでは不審で邪悪な気配に包まれようとしていた。
リチャードの親であるローレンツ一世は、邪悪な時代への始まりと祖先について記載された古文書を見つける。
ローレンツ1世は、後継ぎである長男に古文書を見せるが、長男はアポフィスの手がかりを探索する途中で忽然と姿を消す。
しかし、古文書には、邪悪な存在に立ち向かうには、赤い龍の紋様を纏った太陽の女神の末裔を見つけ出し、ローレンツ家の祖先がかつて邪悪な存在を封印した際に必要だった3つの神器を探し出さなければならないと書かれてあった。
二人は邪悪な存在の封印に成功するのか。
主要登場人物
央妃 万理奈(マリナ):美少女女流棋士 ※( )は転生後
ハヤト(リチャード・ローレンツ):将棋とフェンシングが趣味の男 ※( )は転生後
アポフィス:邪悪な女神で蛇の化身
ブームスラン:アポフィスの家来
ローレンツ王:リチャードの親でアーカート地方の王
メイ:リチャードの兄で第一王子
イザベラ:女占い師
ルシア:ローレンツ家のメイド長(侍女)
アーム:従卒長
ベクター:ローレンツ家と対立している豪族
アリシア:ベクターの愛人
滝 宗因(タキ):男性棋士 ※は転生後
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 16:02:03
84505文字
会話率:26%
小森は戦略や戦史が好きな以外はただの大学生
ある日ひょんなことから戦国時代へと飛ばされその時に出会った武将の後継ぎの影武者にさせられてしまう
自分の境遇に戸惑いながらも小森は現代日本ではなることのできない憧れの『英雄』を乱世で目指す
最終更新:2024-11-17 23:40:06
126302文字
会話率:35%
陰陽師は現代においても活躍していた。科学では証明できない、妖による超常現象を人知れず退治してきた。
陰陽道本家の中のひとつ、神楽坂(かぐらざか)家の後継ぎ候補である神楽坂 湊(かぐらざか みなと)は妖の見えぬ陰陽師だったー…。
妖が見え
るようになる方法を探しながら退治していた湊は、ある夜同級生の女子に妖と戦う姿を見られてしまう。同級生の有栖川 楓(ありすがわ かえで)は一般人には見えない妖が見えているようだが、断固として認めない理由があった。
湊と巻き込まれた楓の人生は大きく狂いはじめるー…。
人間と妖に関わりを持つうちに、身体的、精神的に成長していく陰陽師と女子高生のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 16:01:54
7558文字
会話率:36%
ある日、黒猫を拾った雫川琴音。部屋から脱走した猫を追っていくと、たどり着いたのは夢乃屋という魔道具を扱う専門店。「こんなに早く後継者が見つかるなんて。ほっとしたわ」「この店の主が旅に出たいと言うから大急ぎで後継ぎを探していたんだ」ピッタリの
人材って、私がですか!? 訳が分からぬまま店を引き継ぐことになった琴音は、言葉を話せる不思議な猫と一緒に、新米店長として奮闘し始めます。ごく普通の街角にあるお店なのに、お客様は見知らぬ世界から訪れる不思議な人たちばかり。そんなお店の日常をぜひご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 21:00:00
93960文字
会話率:50%
5年前、日本全土を揺るがす未曽有の大災害が人類を脅かした。その規模はあまりに甚大であり、日本国内の生態系を大きく塗り替えた。言葉では説明できないような広域に及ぶ地殻変動。常識を超えた無数の新生物。当然、日本国内はその対処に大きな損失を伴った
。ただ、日本政府の尽力によって日本はなんとか一命をとりとめた。そんな災害から5年の月日が流れた。幾重もの対策を重ね続け、日本は何とか災害前とも遜色がないほどまで復旧できた。ただ一部の者は知っている。それが苦し紛れの延命にすぎないと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 07:00:00
3788文字
会話率:18%
経験豊富なバツイチ女と誤認されているヒロイン×腹黒だけど純情な年上男による、王子様育成計画!
◆
王子様の教育係に任命された、と聞いてジュディの頭に浮かんだのは「子作りの手ほどき」である。
(王家の男子に対して「世継ぎのもうけ方」を
伝授する女性がいるとの噂は耳にしたこともあるけれど、まさか本当にまわってくるなんて)
ジュディは「後継ぎを産めなかった」として離縁された出戻り娘であるが、結婚の実態は「白い結婚」だった。
三年の結婚生活はまっさらで、実践はおろか知識もろくにない。
しかし、別れた元夫との契約により、その事情を他人に明かすことはできない。
断り文句も浮かばず、せめて報酬はふっかけようと覚悟して王宮へ向かった。
しかし、どうもその仕事は思っていたのとは違ったようで……。
◆カクヨム先行で公開中
◆以前公開した短編「王子様の教育係に任命されました」の連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n9050il/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 23:35:04
310358文字
会話率:31%
“アメリア・ウォーカー”は元はブラウン伯爵令嬢であった。前世は公爵“ウィリアム・ウォーカー”と政略結婚で結ばれ、彼の元に嫁ぐことでアメリアの家は伯爵という地位を守ることになった。
ウィリアムは公爵の中でも冷血として有名で経営などを得意とし、
公爵という地位の中でも特に有名であった。その中で、結婚の話が出た時に彼が出した条件は「干渉してこない女性」だった。ウィリアムは冷血だが顔はとても整っており、多数の令嬢から言い寄られていた。そのため、ウィリアムに興味がなかったアメリアが適任であると彼女の両親が政略結婚を決めた。ウィリアムは自分に興味がないアメリアを見てブラウン家を支援することを条件にアメリアと結婚することになった。だが、アメリアの生涯は孤独だった。ブラウン家でも嫌な扱いを受け、嫁いだ後はウィリアムとの会話はほとんどなく、必要な後継ぎを産むための行為しかなく、アメリアはそれが苦痛だった。自分の好きなことも何もできない、彼女はブラウン家を助けるための、ウィリアムの跡継ぎを産むためだけの、ただの道具だった。
そのまま心労が募り、病にやられ若くして命を落としてしまった。
後悔が押し寄せる中、彼女が目を覚ますと嫁いだ当初と同じ状況に。アメリアはせっかく与えられた二度目の人生では後悔がないように生きると決意をした。生き生きとするアメリアの様子を見て、ウィリアムも彼女のことが気になるようだが果たして……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 21:29:48
82684文字
会話率:35%
人族で最も古い歴史を持ちながら、過去の反乱により領土を3つの大国に奪われ、辛うじて存続しているトボルソ王国の第一王女ブリジアが、8歳にして魔王の地下後宮に入内するところから物語は始まります。
魔王は寿命を持たないため、後継ぎの心配はあり
ませんが、一人で支配するには広すぎる世界を自分の子どもたちに統治させるため、多くの妃がいます。
地下後宮の規則として、子を成せない者との夜伽は禁止されています。
トボルソ王国は、まだ子を産めないブリジアを守るため、美しい生娘8人を侍女として一緒に送り込みます。
後宮の妃たちと魔王、勇者を交え、幼いブリジアが生き残るために奮闘する物語です。
※中国のドラマの後宮ものにはまった挙句、書き始めた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 09:05:33
168537文字
会話率:47%
吉原遊郭の石田屋の主幸右衛門に後継ぎは居ない。幸右衛門は遠縁の浪人石田を後継ぎにすべく石田に始末屋を頼む。(遊郭における未払いの花代(遊興費)取り立てを生業にする者を始末屋と呼んだ)
始末が済み、花代を届けた石田は、亡き妻佐代に似た下女
の小夜に一目惚れし、小夜も石田に一目惚れした。小夜は借金の形に下女奉公していたが、幸右衛門や石田の仲間の勧めで、石田は小夜の借金を肩代りし小夜を妻にする。
石田に石田屋を継がせたいと思っている幸右衛門は、小夜を上女中にして家人用の部屋を与え、石田に石田屋専属の始末屋を頼む。しかし、白鬚社の番小屋に暮す石田と仲間たちは隅田村の衆に恩があるため、石田は隅田村から石田屋の妻小夜の元に通い、浪人仲間と共に石田屋から依頼される始末をする。
幸右衛門から、日本橋の呉服問屋山科屋清兵衛の倅清太郎の始末を依頼された石田は、妻小夜の情報で、石田たちは清太郎が小梅の水戸徳川家下屋敷で開かれる賭場襲撃を企んでいるのを知る。
山科屋清兵衛の倅清太郎の始末をした後、石田たちは山科屋清兵衛から、『倅清太郎と仲間が企んでいる悪事を阻み、清太郎を山科屋に連れ戻して欲しい』と依頼される。
また、石田屋幸右衛門を通じ、吉原遊郭の小見世仲間から始末屋と警護を依頼され、依頼を引き受ける。
石田は、小梅の水戸徳川家下屋敷の留守居役後藤伊織に剣術指南をしている日野道場の日野唐十郎の紹介状を携えて、水戸徳川家下屋敷に留守居役後藤伊織を訪ねると、まさにその時、水戸徳川家下屋敷の賭場を襲撃する清太郎たち三人に遭遇する。
居合いの達人の石田と、手練れの後藤伊織は、刀と木太刀で清太郎たちを倒して捕縛する。清太郎は家業を継ぐ気がなく、大工をしたいと考え、密かに大工の棟梁八吉の元で修業する身だった。清太郎の仲間二人も大工修業する無頼漢の兄弟子だった。
その後、水戸徳川家下屋敷に留守居役後藤伊織の裁量により、石田は清太郎の仲間二人を死罪にし、清太郎を山科屋清兵衛に引き渡すが、清太郎は改心しない。そこで、清兵衛は清太郎と親子の縁を切り、石田たちに、清太郎の打ち首処分を任せる決断をする。
清太郎の身柄を引き受けた石田たちは、逃げたら首を刎ねる、と言って清太郎の身を大工の八吉の頭領に任せ大工修業させる。清兵衛は清太郎と親子の縁を切る離縁状を北町奉行所に届けた・・・・。
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最終更新:2024-07-09 09:53:00
29128文字
会話率:40%
私、レイラ・ハーストンは結婚適齢期である十八歳になっても婚約者がいない。積極的に婿探しをするも全戦全敗の日々。
これはもう仕方がない。
結婚相手が見つからないので家は弟に任せて、私は家を出ることにしよう。
最終更新:2024-06-17 12:18:04
4626文字
会話率:25%
田舎町。平成最後の夏。有名酒造店の後継ぎとして期待されることが嫌で仕方ない長男・朔太郎。 大学の夏休み期間の帰省中、誰よりも大切に思っていた弟・操が死んでしまう。 が、乗り過ごした電車が止まった駅で再び操に会う。
仲の良い兄弟の、お互いへの
重い感情がおりなす薄気味悪い話です。 都市伝説の「きさらぎ駅」オマージュ要素があります。
※作中後半、文字化けしている箇所がありますが、仕様によるものです。
※本作品には、ショックを受けたりフラッシュバックに繋がる可能性のある描写が含まれます(自死、心中描写)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 23:14:04
45791文字
会話率:46%
婚約破棄されたフィオラ•フロンティエラ辺境伯令嬢は、怒りのあまり婚約者の頭を掴みあげて投げ捨ててしまう。婚約者のスチュピードは気絶する。その後、領地へ戻ったフィオラは、後継ぎとして領地を発展させようと努力する。そして技術者達のまとめ役のミ
ミクリと一緒に公共のバラ園を造ることになった。
そこへ神職へ進んだ兄フラテロが、元婚約者のスチュピードを連れて帰ってきてしまった。スチュピードの暴言に、フィオラは彼と拳で語り合うことを決意した。スチュピードの卑怯な攻撃から、フィオラを守って怪我をするミミクリ。2人の仲は深まる。けれど、兄フラテロがミミクリの正体を見抜いてしまう。ミミクリは、姿形を変えて敵情視察に来ていた隣国の皇太子だった。彼はフィオラに惚れてしまったのだ。
これは、フィオラとミミクリの恋のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 17:08:01
15966文字
会話率:30%
天蘭王国(_テンランオウコク_)
この王国の第一皇女であるセナ。彼女【セナ】は現国王である【ルク王】の1人娘であり、この国唯一の後継ぎでもあった。しかし、年に一度、春に行われる〈春祭り〉の日に、自分自身【セナ】の幼なじみだと名乗る青年シウォ
ンに、出会い。現国王の命を狙う者がいると告げられる。
そして、その日の夜。国王は何者かに毒を盛られ、殺された。王が殺されることを予知していたかのように殺される前に姿を消した王の娘であるセナと専属護衛であり幼なじみであるルソン。セナとルソンが消息不明になってしまった城では、〈春祭りの日〉の夜 現国王に毒を盛り、城に紛れ込んだ王の弟だと名乗る者に、王座を任せようとしていた。
※第1幕はノベルアップにも掲載中。
他. / カクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 01:04:55
57123文字
会話率:60%
奉祀を世襲してきた家の後継ぎとして育てられた少女の話。『蛭蛾』で登場したキャラクターが少しだけ出ます。
最終更新:2024-04-18 22:37:19
9756文字
会話率:43%
父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を
奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
人によっては胸くそ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 22:23:31
3815文字
会話率:67%
義妹に婚約者を取られ後継ぎの座も奪われたアガシャ。
実家から追い出されガルシア公爵家に拾われて侍女をやっているが、お嬢様(五歳)の婚約者である第三王子(五歳)がアガシャに結婚相手を斡旋しようとしてくる。
元婚約者の言葉がトラウマになって結婚
願望のないアガシャだが、ある日第三王子が連れてきたのは学園時代の憧れの人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 21:00:00
20832文字
会話率:60%
「18歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いを解くため、未来に転送された王女セラ。召使いのカエルと、使用人のサリエルと一緒に、転送先の現代で、お好み焼き屋の店主、「片岡商店」の平木世津子(60)に匿ってもらう日が始まる。
17歳の夏、飲食店の経営について学びながら、自分の夢を追っていたセラ。「おばあちゃん」と呼ぶようになった世津子のために、後継ぎのいない「片岡商店」を継ぎたい。その夢を背に、クラスメイトの篠田アキラと、中学の頃幼じみだった黒崎千冬の3人で、休みがてらお店の手伝いに携わっていた。
親友たちとの日々、蝉時雨の夏休み、将来のこと、それぞれの日常と生活。ひと夏の青春と冒険が彼女らの間を交錯しながら、明るい未来が待っているはずだった。
そんな矢先、登下校の道中に、世津子が店先で倒れたという連絡を受ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 00:42:02
13259文字
会話率:15%
私、ユーファミア・リブレは、魔力が溢れるこの世界で、子爵家という貴族の一員でありながら魔力を持たずに生まれた。平民でも貴族でも、程度の差はあれど、誰もが有しているはずの魔力がゼロ。けれど優しい両親と歳の離れた後継ぎの弟に囲まれ、贅沢ではない
ものの、それなりに幸せな暮らしを送っていた。そんなささやかな生活も、12歳のとき父が災害に巻き込まれて亡くなったことで一変する。領地を復興させるにも先立つものがなく、没落を覚悟したそのとき、王家から思わぬ打診を受けた。高すぎる魔力のせいで身体に異常をきたしているカーティス王太子殿下の治療に協力してほしいというものだ。魔力ゼロの自分は役立たずでこのまま穀潰し生活を送るか修道院にでも入るしかない立場。家族と領民を守れるならと申し出を受け、王宮に伺候した私。そして告げられた仕事内容は、カーティス王太子殿下の体内で暴走する魔力をキスを通して吸収する役目だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 17:53:01
229185文字
会話率:50%
伯爵令嬢アリエスは、困窮した実家を救うために名前も知らなかった他国の伯爵に嫁ぐことになった。
六年間の悲惨な結婚生活に耐え続けたアリエスだったが、後継ぎができないことを理由に無一文で放り出されてしまう。
夢も希望もなくしたアリエスは、
実家に頼ることなく自力で生きるために祖国の王宮での職を手に入れた。
だがそれも名ばかりの閑職。――というわけで、アリエスはこれ幸いと自由気ままに欲望のままに、面白そうなことには首を突っ込み、面倒なことからは逃れて生きることにした。
そうしてアリエスが面白おかしく生きているうちに、周囲からは尊敬され慕われて、確固たる地位を築いていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 06:00:00
317851文字
会話率:44%
日本を代表する大企業『山吹グループ』の後継ぎ――山吹秀次(やまぶき・ひでつぐ)は、父の言いつけでお見合いすることになる。
見合い相手は、山吹グループが合併する大企業の経営者一族らしい。つまりは政略結婚だ。
渋々お見合いに向かう秀次。彼
の前に現れたのは、クラスメイトであり、学校一の美少女とも呼ばれている月見里蓮華(つきみさと・れんげ)だった。
秀次は婚約を断ろうとするが、蓮華は彼のコンプレックスを――人間不信を解消してくれるらしい。
半信半疑ながら蓮華と婚約することにした秀次。
そんな秀次を待っていたのは、一途に尽くしてくれる蓮華との同棲生活だった。
「家事はわたしに任せてください」
「わたしは夫になる秀次くんを支えたいんです」
「無理はしていません。むしろ絶好調です。きっと愛の力ですね」
あれ? これ、政略結婚だよね? なんでこいつ、こんなに尽くしてくれるんだ?
これは、政略結婚したふたりが本物の夫婦になるまでの物語。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 08:01:47
61393文字
会話率:48%