大都市アレフレド―――日々魔物と対峙する冒険者が集う都市。
この町で師匠である大英雄『桃太郎』に近づくため、そして教えである『困っている人には手を差し伸べ、泣いている人にはそれ以上をさし出しだせ』を体現し、英雄を夢見て日々冒険に勤しむ桃
水蒼。幼い頃に師匠と離れ離れになった蒼は、アレフレドで犬、猿、雉ではなく、龍の娘、悪魔の王、雷撃の昆虫、不死の騎士、自分の仲間を従えて、師匠という英雄に近づき、追い抜くべく励む。そんな冒険者として励む蒼に対して、世界を滅ぼそうとする邪神教、天災級のドラゴン、性格の腐った勇者、新人潰しの極悪な冒険者ギルドとの戦争……、様々な困難が蒼を襲う。
※かなり過激な残酷な描写が含まれますご注意ください。
※1話あたり4000文字程度。毎週木曜日の21時更新!!
※2020年12月20日:総アクセス数12万突破!!
ありがとうございます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 20:04:28
1615457文字
会話率:40%
俺、戸塚・涼介は超能力者であり、その能力を買われて、街の治安維持を社長であり、パートナーでもある欧羅・巴さんと日々遂行している
しかし、今回の依頼は奇妙だ。連続動物変死体遺棄事件。しかも全ての動物が高所から叩きつけられたかのように死んでい
る
超能力者の仕業に違いないが、何故このような奇行を行うのか?
まあ、俺としては金さえ貰えればそれでいいのだが……
手がかりも運よく得られ、こうやって犯人と対峙してるのだが、こいつの真の目的は何だ?
もしかして、この事件は始まったばかりなのか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 18:35:53
57486文字
会話率:47%
魔法教育を押し付ける養父に見限られ追放された少年ブレイズは、十二歳という若さで家を出た。
形見の魔剣を手に、恐ろしい魔物はびこる山で生き抜いていく。
そう決めてから十年の月日が経った頃、ブレイズは古龍すらさしたる苦労もせずに勝利できる、
最強の剣士となっていた。
強さを追い求めるだけの十年が過ぎ、強さを極めてしまったブレイズには、何の欲望も残っていない。「敵を殺せ」と囁いた魔剣の誘惑も、もはや弱い。
そう静かに絶望していたその時、魔剣が神秘的な少女に変貌し「外の世界を見たい」と言った。
困惑するブレイズだったが、その言葉に突き動かされ、共に下山する。だが、十年人里から離れていた剣士と、人間初心者の魔剣が問題を起こさないはずもなく。
山賊を一網打尽にし、冒険者に絡まれ、ギャングと敵対し、戦い三昧の日々を送ることに。だがそんな中、正体不明の暗殺者がブレイズに迫る。
魔剣の少女ティル、商売狂いの男マーチャ、かつてのメイドベティ。個性豊かな仲間たちと共に、ブレイズは自らの過去の真相、そして待ち受ける苦難の運命と対峙する。
『呪われた勝利の十三振り』の使い手たちを殺せ。でなければお前に、生きる道はない。
十二歳で追放されて十年、最強となった剣士は、死闘続きの日々に身を投じていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 12:00:00
107501文字
会話率:58%
プロポーズを予定していた日、若者は化け物じみた力を持つ少年に殺された。そして転生を経て、この世界が生前好んでいたファンタジー的世界であることを知る。だが、文字に触れるたび、妙な違和感を突き付けられた――そんなある日、父の剣の稽古を受けるべく
向かった道場に、『武士は食わねど高楊枝』と記された、掛軸があることを知った。
――亜人という存在と彼らが持つ『魔法』という技術によってファンタジー化を遂げた地球で、転生者・総一郎は苦悩と葛藤の中に生き抜く。
一章・日本編では、生まれ落ち健全に成長する総一郎が、魔法を覚え剣を学び、人食い鬼と対峙する幼少期を記す。自然豊かな環境で妖怪を始めとした亜人たちに囲まれ、伸び伸び成長する総一郎。しかし人食い鬼と呼ばれる敵との殺し合いや、狂気めいた邪神の少女と邂逅し……。
二章・イギリス編では、前半章で総一郎の友人なイギリス人、ファーガスの視点で、魔物に挑む冒険活劇を描き、後半章で総一郎がいかにその魔物として迫害、差別を受けたかを辿る。ファーガスは力を付け、人望を得て英雄となり、総一郎は孤独と狂気の中で獣に堕す。少年たちは恋を知り、友情を分かち合い、そして陰謀によって運命を別つ。
三章・アメリカ編では、総一郎がかつて日本で生き別れた姉、白羽と、彼女が従える反亜人差別組織ARFとの関わりを描写する。姉からの否定で修羅に落ちた総一郎と、ARFの怪人たちは激突する。そしてようやく和解へと至った時、宿命は捻じれ、ゆがみ、邪神が嗤う。総一郎とARFは一丸となって差別と狂気に立ち向かうが……。
投稿開始から8年の時を経て、「なろうで最も狂っている」とさえ言われた本作は完結予定となります。その最後を見届けていただけると嬉しいです。
※注意 この作品にはそれなりに鬱展開が存在します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 11:25:05
2450376文字
会話率:54%
世界を旅する少年ラグノ。
彼はある晩、森の中をふらふらと飛ぶ奇妙な光と遭遇する。
謎の光を追い、夜の森を駆けるラグノ。ついに追いついたその時、光はラグノの手に吸い込まれるように消えていった。
翌日、近くの村を訪れたラグノは、村を襲う強大な
魔物、オーガと対峙する。
その時、ラグノは自身に宿った驚異的な力に気づくのだった。
この作品は「カクヨム」にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 06:00:00
133519文字
会話率:41%
奇妙なパンデミックが起きた世界。
取調室で、刑事と容疑者が対峙する。
嘘のない世の中で、本当の嘘つきとは?
この作品は、ノベルアップ+、Prologue等でも公開しています。
最終更新:2022-09-24 01:07:16
1943文字
会話率:36%
プラチナブロンドの北欧系美少女・藍田アイノが転入したのは、ヤンキーだらけの五百鬼女学園。
登校初日から番長グループの洗礼を受ける彼女だが、実は異世界の聖女の生まれ変わりで、超強力な「加護」を身にまとう無敵少女だった。
無自覚のまま四天王を
瞬殺した彼女は、ついに総番長『炎獄鬼神《イフリート》』伊吹と対峙する!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 12:04:50
9994文字
会話率:25%
怪異狩りを生業とする少年は、父の仇を追い求め訪れた雪山で、ひとりの少女と対峙していた。そこで彼は、新たな力を得る──!
※少年ジ●ンプの読み切り的伝奇活劇です!
最終更新:2022-04-30 09:08:44
8524文字
会話率:31%
「風華、動きを止めて! 行くわよ白銀!!」
近代日本の術者の家系に生まれた私、北条 沙姫。父や兄、一族の人たちから無能だ役ただずだと罵られ、ついには些細な口論の末、実家から勘当されてしまう。
「いいわよ、私は普通の生活にあこがれているのよ。
あんな監獄のような実家なんてこっちから願い下げよ!」
実家から無一文で飛び出した私だったが、最初に遭遇してしまった災害級の妖魔と対峙して大きく人生設計を狂わされる。
「ちょっとぉー、この衣装は恥ずかしすぎるわよー!」
これは無能と蔑まれ続けてきた少女が、うっかり世界を救うかも?しれない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 18:00:00
161843文字
会話率:42%
歴史上大陸全土を救ったと言われている聖女を生んだ国『聖王国レガリア』
ある日突如押し寄せてきた帝国軍に、西の公爵が光り輝く槍を持って対峙するが味方の裏切りにより大敗する。
一人娘の公女ミレーナは二人の騎士と一人のメイドと共に脱出するが、逃げ
る道中一人の騎士を犠牲にしながら遂に暗闇の森の中で帝国兵に追いつかれ囲まれてしまう。
自分の為に命を落としていく仲間たちに次第に心が挫けるが、それでも己を奮い立たせながら立ち向かっていく。
やがて反撃の狼煙を上げ心身ともに成長していく少女と、それを蔭から支える為に全てを投げうった一人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-08 07:00:00
107798文字
会話率:46%
戦国時代の合戦の一瞬を足軽の目線から描きました。
こんな感じなのかなという想像です。
最終更新:2022-09-20 21:52:11
1083文字
会話率:0%
江戸三大大火の一つ、目黒行人坂の大火。
その火に対峙した人々に降りかかる出来事の一コマ。
最終更新:2022-09-20 16:37:50
4081文字
会話率:50%
僕、菅原海人【カイト・スガワラ】は登校中に魔法陣にぶつかり吸い込まれて異世界へ。
その国の王様に連れられ王宮の地下にやって来た僕が目にしたのは、床に突き刺さるエクスカリバー(?)だった。
テンプレ的なイベントをこなし、勇者として持ち上げ
られた僕はエクスカリバー(?)をくれた王様の為に、仲間と共に凶悪なモンスターを蹂躙する日々を送ってた。
ただ、そこには何か不穏な企みがある様で。だけどお人好しの僕はそこのところを見ないふりして過ごしていた。
いよいよ竜王討伐に赴き、不審な動きをする仲間に目を瞑りながら王様の目的の白花《はっか》を手に入れ、仲間を下山させて単独で竜王と対峙する。
激戦の果てに双方力を使い果たし、最後のジャンケンの三本勝負。結果引き分け。
そこで竜王にエクスカリバー(?)の正体を聞かされ、実は生贄にされていたとも告げられた。
何だかんだでいい人だった竜王に国を案内されている最中、突然現れた獣人軍の怪物と戦うはめに。
今まで竜王や四天王でも倒さなかった怪物を竜王達の力を借りてド派手に倒した僕が、『お人好しスキル』を弄られながら本当の勇者になっていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 21:00:00
44104文字
会話率:25%
残念令嬢のティアは、箱庭と呼ばれる小さな温室で異界の少年レナンと出会う。
やがてティアはレナンと婚約するが親友に騙され、彼との婚約を破棄してしまった。
だが、それは恐るべき力を秘めたレナンを、姫殿下である黒騎士マリアベルと結婚させ
る為の国王の謀略だった。
事実を知ったティアは彼を取り戻す為、黒騎士マリアベルと対峙する事を決め、命を賭けてその身に“アクラスの秘石”を取り込む。
秘石を取り込んだティアは“力”を得て、マリアベルに迫るのだった。
一方、レナンは“白き勇者”として黒騎士マリアベルと共に戦う日々の中、彼女の強い愛情に触れ、徐々にマリアベルに惹かれてしまう……。
そんな時、王都を恐るべき災厄が襲う。災厄の後、大きく変わってしまった二人の世界。
これは互いを求めあいながらも、隔てられた世界と運命に翻弄される少女と少年の物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 07:00:00
987239文字
会話率:33%
流されやすい現代っ子の間宮真也には、『トラウマ』がある。
その経験は、彼に深い無力感と一つの信念を植え付けた。
間宮真也は中学3年生の冬に並行世界の日本の首都『新東都』へと転移してしまう。
彼は、転移直後に虫の化け物『殻獣』と対
峙し、それに対抗する力を持つ異能者『オーバード』として覚醒する。
世界でも12人しかいないとされている最上位のオーバード、『ハイエンド』の13人目となった彼は、オーバードたちの学校である異能者士官学校『東雲学園』に入学する。
何の因果か、彼の周りには同じく『トラウマ』を抱えた人々が集まってくる。
不思議ちゃんなロシア美女、ヤンデレ風味な妹、生意気な男の娘etc……
ドタバタとした学園生活と、殻獣から人々を守る軍人としての生活。
さらには新設された学生特別部隊に選抜され、世界を巻き込んだ戦いに、『最硬』の彼は否応なしに巻き込まれていく。
※この物語はフィクションです。実際の人物、国家、企業とは何の関係もありません。特定の人種、国家、宗教を貶める意図はありません。
※1章は導入、学園モノは2章から。そこのみを読みたいという方向けあらすじが第2章冒頭にあります。
※2019/8/10、2019/10/12 タイトルを変更しました。(旧々題:異世界の俺は最強『だった』ようです→旧題:虫の化け物が闊歩する平行世界で『最硬』の異能者に覚醒した俺、異能者士官学校生活を満喫する。→黒の棺の超越者《オーバード》 ー蠢く平行世界で『最硬』の異能学園生活ー )
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 09:18:05
866249文字
会話率:41%
「人を憎むな」新人刑事が殉職した父親から学んだこと。性善説によるものだが人は罪を犯しても改善更生する。しかし父が言っていたことは違った。加害者より被害者に向けた言葉。その言葉を胸に邁進する刑事の前連続殺人が起こる。しかもその加害者たちが皆長
期刑務所から出所した者達ばかりだった。十年以上の刑を務めた上で死んでいった者達はどういった関連があるのか。しかも犯人の足取りが全くもってわからない。しかしあざ笑うかのように犯人は証拠たる物を残していく。やっとたどり着いた事実。そして現実。犯人の苦悩、そして被害者家族である新人刑事が被害者家族、刑事、その両面から対峙する姿勢。 恨み、憎しみ、苦悩、それらを取り除くにはどうしたらいいのか? 被害者そして加害者の苦悩を取り上げた警察小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 18:29:52
27822文字
会話率:36%
第二王子の凱旋祝いの舞踏会。
名門トレイル侯爵家の令嬢セレーネは、最も美しい姿で、婚約者と対峙する。彼女の婚約者は、舞踏会の主役である第二王子アレックス。その彼の傍らにはセレーネではなく、男爵令嬢のアリア。
翌日、セレーネが事件の容疑者とし
て国王から審問を受ける。
トレイル侯爵家の名誉を冷徹に守り続けた、『トレイルの影の十字架』は、隠蔽するのか断罪するのか。
セレーネがずっとその正体を探していた〝十字架〟が、彼女に真実を問う為、暗い牢へ訪れる。
〝十字架〟に告白するセレーネの罪の真実。
6話完結の短いお話ですが、シリアスめ。
主人公の悪役令嬢は善人ではありません。悪役令嬢ですから後悔もしません。でもちゃんとハッピーエンド。
読者様へ
タグにあります通り毒薬が使われます。毒に苦悶するシーンはありません。残酷シーンもないですが死亡者がいます。なので穏やか仕様とは言えないと予め。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 00:00:00
11209文字
会話率:72%
相羽奏は自分の運命を拒絶するため、15年培ってきたものを断腸の思いで断捨離して新たな高校生活をスタートさせた。何かが欲しいわけでもなく、他人に何かを求めたいわけでもない。ただ純粋に普通の人間として真っ当な人生を送りたい、ただそう願っていただ
けだった。
だが奏を待っていたのは個性的な同級生や若干ウザイ先輩。そして人生で二度目の初恋だった。
最初はほど良い距離で接していた彼らの隠された心情を何気ないことで奏は触れてしまう。それを知ってしまった奏は無視することが出来ず助けようと奔走するのだが、その中には一度捨てたものを拾い集め、過去と対峙しないと解決できないものもあった。
割り切りと葛藤、前進と後退を繰り返し、後悔を重ねながらも少しずつ成長していく青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 12:15:40
35033文字
会話率:51%
広瀬更紗(ひろせ・さらさ)は、いずれ結婚するのだと信じていた同じ会社に勤める恋人に裏切られ、会社に居づらくなり退職する。
心に深く傷を負いながらも、アルバイトをしながら穏やかに日々を過ごしていたのだが、ようやく心身ともに回復を見せ始めた頃、
元恋人からつきまとわれるようになってしまう。
恐怖を感じ、必死の思いで逃げてきた場所は、幼い頃に住んでいた月川町だった。
両親とよく訪れていた月川神社の前まで辿り着いた時、更紗は何かに憑りつかれたような元恋人に襲われそうになる。
間一髪のところで難を逃れた更紗を救ったのは、一匹の可愛らしい子犬。そして、豹変してしまった彼と対峙していたのは、暗闇に溶け込むかのような漆黒の髪をなびかせる長身の男だった。
しかし、その男には犬のような耳と尾がついており、更紗は目を疑うのだが──!?
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。(念のために記載しておきます)
2022/7/31 連載開始~
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「エブリスタ」にも掲載しています。(九条睦月名義)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 06:52:10
113809文字
会話率:49%
150年前のある事件をきっかけに、10歳のまま年を取らない体となった少女フレイ。150歳を超えて国を統治するルシオ王が危篤と聞き、ある出来事の真相を確かめるため、故郷バレンシア王国へ再び足を踏み入れる。
そこで旅人の青年リーフたちと出会い、
王国のお家騒動に巻き込まれていく中で、フレイは自身の過去と対峙していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 09:42:24
211599文字
会話率:53%
普通の高校生だった緋岡ハルは、異世界に召喚されて、勇者として魔王討伐の旅に出た。早く魔王を倒して日本へ帰るんだと意気込んだはいいけれど、対峙した魔王には全く歯が立たない。
そのまま捕らえられたハルは、命は無事だったもののイケメン魔王の秘密
に気づく。
「あれ? この人もしかして方向音痴なんじゃ?」
ちょっと残念感の漂うイケメン魔王様が、空気を読まずに勇者を溺愛していくラブコメディ。
わたしって日本に帰してもらえるんだよね…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 10:13:33
228954文字
会話率:43%
恐怖と絶望の魔王――ガイゼルは、魔王城へとたどり着いた勇者パーティと闘う気満々であった。
しかし、ガイゼルの目の前に現れたのは、ボロボロの衣服をまとう聖女のみ。
恐る恐る理由を聞いてみたガイゼルだったが、限界寸前の聖女から語られたのは、人
類の救世主と謳われる「勇者パーティ」の非情な現実であった。
「勇者パーティはクズの集まりでした……」
「えっ」
話を聞くたびに、逆にメンタルをブレイクされるガイゼルは、苦悩する。
「お、おかしい。本来の予定であれば、勇者パーティとかっこよく戦っているはずだったのに……」
――ならば、どうするか?
「聖女よ!! この吾輩が励ましてやるから、頼むから元気を取り戻し、吾輩と闘ってくれ!!」
──かくして魔王ガイゼルは、本来、敵であるはずの聖女を一生懸命に励ますことになったのである。
※全四話、本日中に完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 20:21:05
22778文字
会話率:31%
「私はリリアーナを愛している。聖女を虐める底意地の悪い君はまるで向いてない。我がオノレーヤの国母なぞに添えてみろ、国がまともに治まるとは到底思えない。よってここにオノレーヤ第1王子ルビウスとその婚約者、オールディント公爵家ゼナとの婚約を破棄
する。」
「つまり、愛妾でも側室でもなく正室としてお出迎えに?」
「側室も愛妾ももたん。高潔な私を愚弄するつもりか。そんな言葉を軽々と吐くとは…!浅ましく汚れたその思考を恥じろ。」
精霊信仰の強いこの国で聖獣との契約を果たした平民の聖女は多くの支持を得て王子の新たな婚約者になろうとしている。
視界の端にニヤリと口の端を釣り上げた王子殿下が見えた。
かの伝説の聖獣様が私と対峙し神秘の美しい肢体はキラキラと輝きを放ちながら一つ唸りなさった。
この生涯にたった一度でも聖獣様と対峙する機会が与えられるなんて…
お言葉を交わす栄誉が与えられるなんて…
嗚呼、_____私は俗物でしかないのだ。
暇つぶしにちょろっと寄ってみてください。 楽しんでくだされば幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 17:50:53
11386文字
会話率:19%