王国近衛騎士団に所属する青年騎士レオは、国家存亡の危機に際して国王から勅命を受ける。
それは127歳の伝説の魔女――ポレットへ助力を乞うというもの。
とはいえ相手は老獪な魔女である。とても一筋縄ではいかないだろうと思われたが、相対してみれば
予想に反して幼気な幼女だった。
紆余曲折の末にこの二人は夫婦となるのだが、それは物語の始まりに過ぎない。
果たしてこの100歳年の差夫婦は、数多の障害を乗り越えて国を救うことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 11:14:33
71048文字
会話率:42%
シュヘラ・ロプノールは砂漠の国の姫だが、冷遇を受けていた。
よって東方の帝国皇帝が砂漠の国に親征し、シュヘラの父である国王がすぐに降伏した時、彼女は貢物として、あるいは人質として帝国の後宮に送り出されることとなった。
「貴女には嬪では
なく妃となって貰います。そして帝国風への改名を、今後は朱妃と名乗られますよう」
シュヘラを迎えに来た美丈夫の官吏、癸氏はそう告げた。
「な、なぜですか! 分不相応というものです!」
元々、親征で集められた異国の姫たちは序列三位の嬪の位が与えられる筈だったが、シュヘラのみ序列二位の妃とされたのだ。
だがシュヘラの反論は勅命の一言で封殺された。
こうしてシュヘラ改め朱妃は、後宮の陰謀劇に巻き込まれることとなる。その役割も分からぬままに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 21:40:54
143618文字
会話率:36%
栖歴2132年1月、地球人類が約170年ぶりに試みる月面着陸「ムーントリップ計画」は原因不明のアクシデントによって失敗に終わった。
それから約2か月後、月に住まう者たち――通称「ルナサリアン」が地球へ宣戦布告を行い、あらかじめ潜伏させてい
た軍勢を南ヨーロッパへ差し向け先制攻撃を仕掛ける。
準備不足のヨーロッパ諸国は優れた軍事技術と高い練度を誇るルナサリアンの軍隊相手に敗北を繰り返し、領土の大半を占領される国も少なくなかった。
そう、もはや過去の歴史となりつつあった「異星人との戦争」が再び勃発したのだ。
オリエント国防海軍第8艦隊――。
2129年に新設されたばかりのこの艦隊は正規空母2隻と戦艦2隻を擁する、国防海軍においては一般的な編制の艦隊である。
第8艦隊指揮下に属する「第17高機動水雷戦隊」を率いる女性士官メルト・ベックスは軍上層部からの命令を受け、本隊に先行して東ヨーロッパ諸国の救援へと向かうのだった。
一方、宣戦布告が行われる前から宇宙の不穏な動きを察知していたオリエント連邦政府の勅命を受け、大規模プライベーター「スターライガ」はスペースコロニー群の防衛に当たるべく星の海へと飛び立つ。
ルナサリアンが地球に対して差し向けた艦隊と睨み合うスターライガ及びオリエント国防海軍だったが……。
※タイトルの「∞」は「メビウス」と読んでください。
※本作は「スターライガ」の続編にあたる作品です。前作を読んでおけば物語を更に楽しめる……かもしれません。
※夕方6時半(18時半)前後を目安に、約5~7日に1話のペースで最新話を投稿します。
※Twitterの@sr32_STRもよろしくお願いします。
※いないと思いますが、無断転載は絶対にしないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 18:26:48
1882045文字
会話率:40%
五大国では歴史上、竜を崇める風習がある。
強大な力を持つ竜は、国同士の争いを避ける為、
平定の象徴として君臨してきた。
しかし竜は寿命が近づく。
死期を悟った竜は、各国王に勅命を言い渡す。
「私の力を納める器となる子を探し出せ。
その
者達は竜王として継承、平和をもたらす象徴とさせようぞ。」
各国から選ばれた子供達。
王族、孤児、農民の子ら。
竜の力となる体の一部ずつを子供達に宿し、
竜は息絶えた。
一人は爪を。一人は目を。一人は翼を。
一人は声を。一人は…
各々が強大な力を備え、
[竜王]となる子供達。
時が流れ、竜亡き後も平和が続いてきた。
しかし、[竜王]五人が全てを変える事となる。
「平和の世界はもう終わりだ」
竜は子供達に力だけではなく、
とある意志を宿していたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 17:20:21
1476文字
会話率:8%
曹操は洛陽を脱出。
途中、陳宮に捕らえられるが説得し、共に故郷に帰還。
偽りの勅命をもって諸侯を焚きつけ、18か国の軍勢を集めることに成功する。
「河南の地を兵馬で埋めてみせる。」
その言葉は今や絵空事ではなくなったのである。
暴虐の王・董
卓を討つべく、曹操は持てる力を全て注ぎ込んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 21:45:21
9152文字
会話率:0%
1000年前に邪神・ドーマーを打倒した英雄の血を引く勇者・マルク。
幼少の頃から始祖の英雄を彷彿とさせる才覚を示し、人々から期待と羨望の眼差しを浴びていた。
そして彼の16歳の誕生日の朝。
聖都ギンスバーフの国王・フリードから勅命を受け、復
活した邪神の討伐へ向かう。
マルクはその恵まれた才覚をいかんなく発揮し、邪神の配下を次々と圧倒していく。
しかし、邪神の片腕と目される邪竜・バルツェロとの闘いの後、彼の運命は一変する……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 20:00:00
38401文字
会話率:38%
隠密騎士(シークレットナイト)。
それは皇帝ファルケンベルク四世の勅命の元、帝国内の人々を助け慈しみ、時には人知れず陰ながら護る者達である。
そのリーダー、エルンストは無実の罪を着せられ騎士団から追放、貴族身分を失った。
だが、彼
は帝国の人々を守るために影となって戦う。
この物語は隠密騎士達の戦いを描く物語。
極悪非道な悪に立ち向かい、人々の安寧を願う彼らの運命は如何に!
ハイファンタジーチャンバラの開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 21:02:16
7314文字
会話率:43%
星王族の勅命で、万能エネルギーの原料であるである、万原土を運ぶ主人公は、謎の重力の異常によって、近くの星に不時着することを余儀なくされていた。
そこは、とても良質な環境で、ついついそこでずっと住んでおきたくなるような星だった。しかし、その星
にはある秘密があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 16:10:19
4369文字
会話率:14%
天の星々から降り注ぐ光を力へと変える世界【ルクシオール】。
500年もの間、人類を苦しめ衰退へと追い込んでいた闇王は、王国王太子であり月の女神が遣わした【星導者(スターロード)】に討たれ、世界は失っていた平穏を緩やかに享受しつつあった。それ
から2年……。
大陸中央南部に位置するセンツステル王国、世界唯一の輝光士女学院にルナリアという一人の新興貴族が編入したところから、彼女たちの運命は動き出す。
月光の如き輝く白き長髪、抜群の美貌と才覚、時折見せる憂いの表情。
誰もが魅せられ注目する中で、当の本人である彼女……いや『彼』は、とても困っていた。
――女になってしまった呪いを解く方法を探す旅から帰国してすぐ、女学院に編入ってどういうことですか陛下っ!? 私は殿下との約束を果たすために……え? 学院の問題を解決してほしい? 勅命とあらばもちろんですが……ついでに嫁でも探してこいって、それは使命とは違うのでは!?
Sランク冒険者、世紀の発明家、謎の慈善王、そして王太子……の影武者にして本当の勇者、さらには……転生者。
貴族の子女という仮染の立場以外にも数多くの肩書と名前を持つ秘密多き『彼』は、魅力的すぎるクラスメイトたちを前に、女学院特有のあれこれや、月に一度やってくる『アノ日』にてんやわんやしつつ、それでも亡き親友との誓いを胸に、いざ王国の未来のため奔走せん!
これは、過去から現在、未来まで続く光のような、月と星たちの物語……。
※R-15作品です。性的な表現が含まれます。
※この作品はカクヨム様にも掲載いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 20:48:33
703072文字
会話率:46%
アメリア大陸のはるか西の洋上、アラニア海の辺境海域に浮かぶ島国グラハム王国。
建国以来【鎖国】を国是として大陸との交流を断っていた王国は、250年ぶりとなる大陸からの異国船――ラファーン帝国船団の来航、そして国交の樹立を端に国内は開国派
と鎖国派とに分裂。両陣営の対立によってグラハム王国は混乱の最中にあった。
日々、国都ドレンフォーラ内で開国派要人への襲撃など破壊活動を繰り返す鎖国派勢力に対し、王国府は国都守護職カイル・ウェイ・ハーン伯爵と、その配下にある国都警備隊【新撰組】に対して鎖国派勢力の取り締まりを命じる。
一日、鎖国派勢力による新たな要人襲撃計画を掴んだハーン伯爵は、新撰組に計画の阻止と首謀者の捕縛を命じる。勅命を受けた新撰組局長ジーゴ・イリオス率いる隊士たちは、鎖国派勢力が潜伏している国都内の宿屋を強襲したのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 16:05:05
162027文字
会話率:35%
王国内でも珍しいユニークスキルという力を持つハルは、勇者パーティーに抜擢され、後方支援者(ポーター)として仲間たちを支えている。しかし、ユニークスキルといっても、鑑定結果は『目が良い』だけ。確かに視力はいいが、どんな能力か分からず仲間たちか
ら邪魔者扱いされていた。
ある時、我慢の限界を迎えた勇者カナタにパーティー追放を宣告される。口論の最中、危険度最上位の魔獣・ベヒモスに遭遇してしまう。その力に恐れをなした勇者たちは、ハルを囮にしてその場から逃亡。
死を覚悟したハルの前に現れたのは、絶世の美少女・ルナ。
ベヒモスを一蹴したルナから、ハルの持つユニークスキルがこの世界を構成する元素である『マナ』を視認することができる魔眼であると教わる。ルナに誘われ、美少女ばかりの冒険者クラン『ヒカリエ』に所属することになったハルは、隠された力を徐々に発揮させ、仲間たちから認められていく。
一方、ハルを追放した勇者カナタは、パーティーの頭脳であり、影の司令塔でもあったハルを失ったことで、ゴブリンのような弱い魔物にすら苦戦するようになってしまう。
自分の失敗を棚に上げ、ハルや他の仲間を罵り続ける勇者カナタは、自らその地位を没落させていき、王の勅命によって処刑されそうになる。
亡命中に死にかけた勇者カナタは謎の男・カーネルに命を救われ、ハルが所属する冒険者クラン『ヒカリエ』があるハルジオンという町へ向かうことになる。
ハルはやってきた勇者たちを返り討ちにしつつ、残念な美少女たちと共に、冒険したり、カフェで働いたりしながら絆を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 21:00:00
283314文字
会話率:33%
学園の卒業という祝いの場で響いた、場違いな声。
「お前との婚約を破棄する!」
陛下からの勅命である婚約、それを理解していない王太子などこちらからお断りです。
とっくに見切りをつけてありますので、私は隣国に向かわせていただきますね。
最終更新:2022-06-10 10:49:40
6603文字
会話率:49%
花魔女リアのここ最近の楽しみは、職場に隣接する施設へやってくる、王立学校時代の同級生ラスを眺めること。片やごくごく普通の花魔女。片や王太子とも親しい将来有望な政務官補佐。王立学校の時代だってほとんど接点はなかったふたり。ところが上からの勅命
で引き受けた気難しい花の世話の連絡役としてラスがリアの下へ通ってくることに。「ロマンス始まってない?」「始まってないよ!?」城の片隅で始まる小さなハッピーエンドロマンス。
(カクヨムにも掲載しています)
*残酷要素はありません
*人は死にません
*流血もありません
*裏切りも騙しもないです
*純然たるハッピーエンドロマンスです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 18:30:45
14116文字
会話率:45%
平和な世がやってきた時、騎士たちにやってきた勅命は『人を多く殺生したものを死刑に処す』というものであった。
最終更新:2022-06-03 09:00:00
1931文字
会話率:29%
聖王国宰相ザカリアスと、第四皇女セラスティアは、聖王の勅命により意に染まぬ婚姻を結ぶことになった。
セラスティアは一度は他王家に嫁いだ身であったが、その国は兄王統治の祖国によって滅ぼされたばかりである。
曰く付きの姫を下賜することにより、宰
相の力を削ごうというのが王の狙いだった。
宰相と皇女は反目しすれ違いながらも、しかし少しずつ心を通わせ合う。
※友人との合作です。一話ごとに交互に書いており、多少の文体などの違いがあります。
※見切り発車で始めたため設定などはかなりいい加減です、“ぽさ”を重視しています。
※完結済み22話、予約投稿。ハッピーエンドです。
※アルファポリスで友人が同じものをあげています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 19:08:08
70541文字
会話率:28%
大公爵家の令嬢ルイーズには心に想う方が居た。いつかまたお会いできたらと願う日々だったが、14歳になった年、残虐で恐れられる皇太子アダンに婚約を望まれてしまう。大公家を思えば婚約が正しい。でも彼の方を想うこの気持ちは捨てられない。こんな気持ち
のまま殿下に嫁ぐなんてと嘆く日々。
揺れるルイーズに気持ちを整理する時間を与える父シリル。その期限は1ヶ月。その間に探し出し、一目会いたい、最後に一目会えたらきっぱり諦めようと決意する。そんな折、大陸の反対側にあるという聞いたことが無い国から特使一行が事故のため訳あって大公家に。そこでルイーズは想い人に酷似した人アシェルを見かける。記憶の中の彼とは雰囲気も年齢も違う。でも初めて出会ったはずなのにルイーズはアシェルがどうしても気になる。アシェルも何か言いたいことがあるようでー・・・・・・?
その裏ではのらりくらりと婚約を先延ばしにする大公家に皇太子アダンの勅命でルイーズの誘拐計画が進行していた。執着と怒りに支配されたアダンはルイーズが手に入らないなら既成事実を作ってしまえば良いと画策していたのだった。
ルイーズの想い人は見つかるのか、アシェルは何者なのか、皇太子から逃れられるのか。
大帝国ドラルヴスを舞台に彼女の運命の歯車は廻り始めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 13:44:45
13233文字
会話率:63%
"奇跡"と呼ばれる特殊能力が存在する世界。
ドラゴンを操る"竜血の奇跡"を授けられた竜騎士に支配される宗教国家。
孤児として育った青年エルドには、ドラゴンに乗って空を飛ぶ夢があった。
しかし、そ
の夢を叶えるには"竜血の奇跡"を授かるしかない。
はたして年に一度、ひと握りの幸運な者が奇跡を授かる祝福の日。
信じがたいことに、エルドに"奇跡"が授けられた。
もっと信じがたいことに、その能力は"自爆"だった。
同じ日、親友アレフは世にも珍しい"再生の奇跡"を授かる。
結婚も決まり順風満帆な彼を自分の暴発に巻き込んでしまわないよう、エルドは町を出た。
しかし、教皇の勅命により希少な"奇跡"を集める竜騎士の手によって、エルドの人生は一変するーー。
「竜騎士はひとり残らずぶっ殺してやる」
これは、青年エルドの復讐譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 11:33:17
10891文字
会話率:43%
トリスタニア王国にある『パレス・バルモア』にて、実にきらびやかな夜会が催されている。
国王の名代たる王太子オスカーは、声高らかに婚約者ロクサーヌ・ウィンクス侯爵令嬢への婚約破棄を宣言した。
『あれ? これって』
王女エヴァンジェリ
ンの『学友兼公式代筆人』のアナベル・ウィンクスは、ここが前世で読んだヒストリカルロマンス、『聖星節にラストワルツを』の世界だと思い出す。
『星ラス』のでおなじみの本作にて、アナベルの役どころは名前だけのモブ令嬢。
ピンク髪の定番ヒロインを抱く王太子から、冤罪で追放されかけた『麗しき悪役令嬢』が、『英雄殿下』の異名を持つヒーローと結ばれる。
かと思いきや、アナベルの目の前で姉のロクサーヌが、正義を重んじるはずの騎士団によって連行されてしまう。
まさかの展開に立ち尽くすアナベルの前に、ロマンスのヒーローが遅ればせながら登場する。
『国王陛下の勅命で、そなたを廃嫡とする』
この流れは、原作準拠。それでは一体なぜ、『英雄殿下』は『麗しき悪役令嬢』を見捨てたのか。
どよめきの余韻が残る大広間で、予想外の言葉が発せられる。
『オスカーに代わり、私が新たに立太子する。さらに、ウィンクス侯爵家のアナベル嬢を妃に迎えよう』
英雄殿下の宣誓を受け、みんなの注目の的となったアナベル。
『そんなバグ。聞いてないわよ』
世間で『不遇の真ん中令嬢』と称されるアナベルは、果たして英雄殿下のお妃がつとまるのだろうか?
やがて、『英雄殿下』が『不遇の真ん中令嬢』を、お妃に選んだ理由が明かされる。
すれ違い気味の二人だが、苦難を乗り越えて結ばれるまでの物語である。
※アルファポリスにて、先行連載中です。
上記サイト主催の賞にも、本作はエントリー中にございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 08:00:00
85040文字
会話率:38%
王の勅命により『幻影の辻斬り』討伐の任を受けた女騎士ジャスティナは袴姿の東洋辻斬り剣士ジャックに挑むも、不覚をとり首を刎ねられてしまう。
だが目を覚ますとジャスティナは生きていた。
胴体のない生首として。
ジャスティナはパニックに陥るも
、同じく首を刎ねられ胴体だけとなった賞金稼ぎの男ハウディの提案により彼の胴体を借りて元凶と思われる『幻影の辻斬り』ジャックを追うことになる。
女騎士の生首と賞金稼ぎの胴体、二人一組(一首一胴)の旅が始まる。
ゲーム制作サークル『Qpic』の『Qpic Virtual Festival』の企画で書いたものをなろう用に書き直したものです!全六話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 20:00:00
18848文字
会話率:58%
『最強の存在は死にたくても死ねない』
勇者クラトスは王の勅命を受けて、幼馴染である魔法使いヘカテーと共に竜人である最悪の魔王二ケを討伐するべく、故郷の街を離れ魔王城へと向かった。紆余曲折はあったが、何とか魔王を倒して勇者の旅は終わりを告
げた。
魔王を倒した勇者は、世界の人々から英雄として称賛を受けた。
そんな勇者クラトスであったが、称賛を受けると同時に魔王ニケから世界の秘密について聞かされ絶望する。その秘密とは、『魔王を倒したものが次の魔王になる』というものと、もう一つどうしようもない絶望的な秘密だ。
その秘密の結果、勇者はいつか自分が守った世界を自分自身の手で破壊することになると知り、自らの死を望むが、勇者として選ばれた際に発生した『自殺やそれに準ずることは行えない』という神との盟約によって、自ら死ぬことは出来ない。クラトスは魔王としての力も得たために、以前よりずっと強くなってしまい、ヘカテーでもニケでも倒すことが出来なくなってしまった。
最強の勇者は、世界を救うべく自信を殺してくれる相手を探して戦いの日々に身を投じるのであった。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 00:23:06
166865文字
会話率:35%