小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
ホラーランキング 8651~8700位
大学進学をきっかけに都内で一人暮らしを始めた主人公。その物件は立地の良さや設備の充実度からは考えられないほど安い家賃の、いわゆる事故物件と呼ばれるものであった。
その日は蒸し暑い、初夏の金曜日だった。
しがない会社員の身に、突如として降りかかる女子高生の怨嗟。
あなたは想像できますか?自分の発言が自らを滅ぼすことになろうとは。
~拝啓 親友たちよ!~
まず、この手紙の書き出しとして、東京は変わらず騒々しいかね?
さて!色々あって、この村に越してきた俺は、今でも、癖で寝るとき耳栓をする訳だが、ここには、夜中道路を通るうるさい車も、トラックも、イカれたバイク集団もいないのさ!
お前らと今まで通りに遊んだり出来ないのは寂しいが、こっちの友だちや、家族もいい人たちで、上手くやっていけそうだよ。
行く前ちょっと愚痴ったネット回線とかも、都会ほどじゃないが、なん
とかなりそうだよ。上手くいってないことと言えば、ちょくちょく道に迷うことぐらいだよ、ホントに。俺って適応力割りと高いらしいw
---あ、そう、それと…もうひとつ。
この村…、少し、変なんだ。
落ち着いて読んでくれ、これは友達の話なんだが、そいつは今も、隣で本を読んでるんだよ、でも、でもそいつは、実は、昨日、死んだんだよ!いや、死んだはずなんだ!
道で、偶然死体を見つけた!でも、警察にいって、戻ったら、ないんだよ!死体も、血の痕さえも!!そして今もこうして…。
他にもある!この前、学校の先生が亡くなったんだが、その…、授業を受けてる、その時に死んだんだ!
授業中、外が騒がしくて、出てみれば、ついさっきまで教壇に立ってた人間が、血まみれで、死んでいたんだ!!
いるはずのない人間が授業してたんだ、そして、死んだはずの人間と会話して、今も一緒にいるんだ、俺は。
---信じられるか?
なあ、お前ら、お前らにこの謎が解けるか?
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最低限の愛をくれる家族。
屍人のような形相で往来を闊歩するスーツ姿のマネキン達。
テンプレートな会話で満たされた校内。
繰り返される日常。
極々平凡な毎日を過ごす中学3年生の和人は、これから先の人生も焼き直しのような日々を送る事に一分の疑問も抱いていなかった。
起床、登校、勉学、帰宅、睡眠。
いずれ登校は出社。
勉学は仕事へ。
分かり切った日常を過ごす和人は、いつしか変化を望むようになる。
大きな物で無くても良い。
ただ、平凡な日々を
少しだけ彩る何かを求めていた。
一方、世界ではワールドクリエーションという箱庭型シミュレーションゲームが流行していた。
地球儀型の本体を握り思念を伝えれば、ワールドクリエーションの世界は思いのままに姿形を変えていく。
天変地異を引き起こし、ゲーム内の人々はミームに従って様々な行動をとる。
学校でも大いに流行しており、放課後の教室はワールドクリエーションの話題で持ちきりだった。
大半の生徒はゲームを所持しており、和人のクラスメート達も例外ではない。
だが、和人はゲームを持っていなかった。
むしろ、空想の世界を熱く語るクラスメート達に辟易していた。
その日は下校時に豪雨が降り注いだ。
濡れた体を風呂で温め、家族が帰宅してから夕飯を食べる。
何事も無い一日を終らせるべくベッドへ潜り込むと、そこには薄っすらと青い光を放つ玉があった。
地球儀を模したジオラマ。
ワールドクリエーション。
明らかに自身の物ではないのだが、和人は出来心から玉へ思念を送った。
『世界が笑顔で満たされますように』
その日を境に和人の平凡な日常は歪み始める。
この作品は「カクヨム」にも掲載しております。
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ガチャ、いわゆるカプセルトイが大好きな男子中学生。
悪友に紹介されてガチャを回すと、転がり出てきたのは眼球だった。
もう一度ガチャを回すと、次に出てきたのは・・・。
8656位 瞑想
地方の鉄道で発生した不審死事件を調べるために付いてきてくれたと頼まれた。その鉄道に乗って数分の出来事。
夏に良くある怖い話。実際にあった怖い話を個室の飲み屋で後輩から聞いていた。それがあんなことになるなんて思いもしなかった。あれはなんとなく死よりも恐ろしい気がした。
普通とは違う大学生が心霊スポットを巡ったり、霊的事件を解決していくお話。
青年は繰り返す
何回目か分からない死を
嫌だ、痛い、やめてくれ
俺はモルモットなんかじゃない!人間だ!
家に強盗が入ったことがきっかけでSCP財団のDクラス職員になった少年が、自分の能力を使って脱走を試みるお話です
※公式にないSCPが登場します
「…………ねぇ。毛はえ皿って知ってる?」
「…………毛はえ皿??」
「…………毛のはえたお皿」
僕は、その日、毛のはえたお皿を目撃する。
陸上部に所属する千野木穂香は厳しい練習を終えて家に帰るところだった。千野木が住む地域は非常に治安が悪く、未解決の変死事件が多く起きていた。
ふと千野木は前方に同年代と思しき少女がいるのに気付いた。その少女は両腕を伸ばして肘から先を下に曲げていた。両足も内側に曲がっていた。さらに小刻みに体を震わせながら歩いていた。
不気味に感じた千野木が横を通り過ぎようとした時、勢いよく振り向いた少女の首がコマの如く、回転した――。
むかしむかし。ある村を二日続いて嵐が襲ったころのこと。
畑が心配で外に出た男が、二度と家に帰ってこなかった。
彼の畑の近くには、うっそうと木々が生えた森があったが、嵐が止んだ後、森はすっかり姿を消していた。
雷が落ちたと思しき、黒々と焦げた草と土を見せるそこには、彼の名を刻んだ墓標が……。
これはとある事故物件の悪霊の物語である。
悪霊歴の1年新米の元へ、女子大生が入居してきた。しかし、女子大生のあまりの図太さに、悪霊は苦悩する。
全く怖くないゆるゆるホラー。
プロジェクトの責任者である代々木は、ハーブの責任者小原を問い詰めた。
小原は、しどろもどろに代々木の追求を交わしていたが、交わしきれなくなったのであろうか、
小原は告白する。
「実は、私も見たんですよ。緑色の小人、ホムンクルス」を。
この世には科学や理屈では説明のつかない不思議なことがごまんと存在する。
それが電子《インターネット》の世界で生まれた都市伝説でも、人伝に伝わった怪異であってもその本質は依然変わりなく誰の心の内に秘められた恐怖心と好奇心が織り交ぜられ形を成しそこにある。
現世《うつしよ》の者でない存在に異常に憑かれやすい女『鶯巣《うぐす》 まひろ』
アヤカシ払いの家系だったが為、長年孤独に生きてきた女『朝霧《あさぎり》 牡丹《ぼたん》』
これはそ
んな二人を中心に取り巻く
少し不思議で不気味で、それでいてなんてことのない雑多な短篇集《ショートショート》。折りたたむ>>続きをよむ
ある日、テナントビルの警備室に届けられた「忘れ物」の壺。
いつ、誰が忘れていったのか――もしくは、置いていったのか?
保管期間が経過する内に、軽かった筈の壺は、重くなっていた。
そして俺達は、思いがけない「お返し」を受けることになる――。
意に添わぬホラー体質の主人公、谷本新也(たにもとあらや)。 彼は友人や知人に誘われるまま、様々な場所へでかけて行っては、いろいろな怪異に見舞われて……
聖獣であるカワウソの太助は、充輝たちの前から去ったが、浄魂の剣の持ち主である充輝は、美佳の守護霊、お美津さんの力を借りて、なんとか強敵ウメズを倒すことができた。しかし、その戦いの最中、お美津さんが消え去り、最悪の悪霊ヒルコが蘇ってしまう。
聖獣の神である青龍に諭された太助は、再び、聖獣として、人のために戦うことを誓い、充輝の元に馳せ参じるが、強敵ヒルコの前に歯がたたない。
そんな二人の前に現れたのは、かつて浄魂の剣の持ち主を支えたとい
うヤマト一族の生き残り、美佳だった。守護霊お美津さんと現れた美佳は、みそぎの杖を使って、光輝たちに加勢する。
浄魂の剣の持ち主充輝と聖獣太助、ヤマト一族の生き残り美佳と守護霊お美津さんは、協力して、ヒルコに最後の戦いを挑むのだった。
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突然現れた女に手を引かれながらこう言われた。あなたはまだあなたではないといいながら。
「どういうことだ」俺、長谷川恵はそう叫んだ。
「私はあなたの知っている天城ではない」と天城に手を引かれながらその腕を強く引っ張れていた。
意に添わぬホラー体質の主人公、谷本新也(たにもとあらや)。 彼は友人や知人に誘われるまま、いろいろなところに連れて行かれる度に様々な経験をして…。
芥川龍之介「羅生門」のその後を描いた作品です。
老婆の心理的な機微を表現しています。
Black Tuesday。
___僕は、暗黒の火曜日を迎えようとしていた。
今年2020年に入ってからというモノ。
・・・運気が最悪で、何をしても上手くいかない!
不思議なものを見聞きする谷本新也(たにもとあらや)は、高校時代の先輩藤崎柊輔(ふじさきしゅうすけ)に、取材の同行を頼まれる。
それは、出るという噂のホラー物件(廃屋)で……
むかしむかし。山に薪を取りに行った男が、息せき切って村へ戻ってきた。
治療を頼み彼の腹には、縫合された大きな傷がある。口を縛る銀色の糸は、およそこの辺りでは見られない、珍しいもので………。
不気味な言葉を呟き続ける女性。俺はその女性が誰なのか思い出したかった。
その女性が誰なのかを思い出しそうになったとき、俺は他の場所に連れて行かれた。
俺はどうなってしまうのだろう…。
※この作品は「カクヨム」にも掲載されています。
兄ちゃんが昔、友達と探していた、知らない世界へ行く方法。
それは人が持つ憧れかもしれないけど、見知った世界を離れるのは勇気のいることかも。
そう考えてしまうと、まず出会えないものがある。兄ちゃんはそれを考えなかったからこそ、出会うことができたのかもしれない。
どうして腹八分目にするのがいいのか。子供の頃のおじさんは、家族に理由を尋ねてみた。
両親は健康のためだという。満腹だと動きも頭の働きも鈍くなり、いざという時に対応できない。だから空腹に困らないほどの、腹八分目がいいのだと。
しかし、祖母が語った理由は、更に別の、奇妙な内容だった。
近所に設置された謎の自販機。
軽い気持ちで使ってみて後悔した俺達の話。
2月の下旬、古都の大学生、水上コーキは従妹で美人の高校生、七倉みのりの下宿探しを手伝うことになっていた。
下宿探しはつつがなく終わろうとしていた。
しかし、面白半分に事故物件検索サイトを調べてしまったことで、彼らの運命は大きく動き出す。
サイト上で予言される事故は止められるのか!? そして標的となったコーキの運命は!?
リング+呪怨みたいなお話です。
私の職場には“呪われている”と噂されている席がある。「単なる噂」と切って捨ててしまいたいところだけど、そうも言っていられない事情が……
8688位 風鈴
8689位 偽億
私が小さかった時。傘を使ったチャンバラごっこは、男子のお約束の遊びだった。
格好の遊び道具である傘も、使うのは外にいる間だけ。屋内に入る時には、傘立てのお世話になる。
私が通っていた習字の教室にも、もちろん傘立てはあったのだけど……。
ある日を境に右目と左目で見えるものが違くなった。
選ばなかった世界は。
|直人(なおと)は|太位無(たいむ)教の信者だった。しかし、あることをきっかけに|聖人(セイント)に目をつけられる。|聖人(セイント)から、あるものの獲得を迫られるが、直人はそれを拒否してしまう。|直人(なおと)の運命は、ひょんなことから、あるトラック運転手に託される。
町外れの山中にある廃病院に肝試しに行った私たち。
只の幽霊でも出てきた方が、まだマシだった……
※夏のホラー2019出展作品です
"顔のない人が追いかけてくるの"
顔のない人――――それは、神か悪神か?
享保《きょうほう》二十年(一七三五年)の秋。
お姉ちゃんは七つになる前に、この世を去った。
月日が私も過ぎて私も七つを迎える。
これは、私の忘れられない幼い日の出来事。
顔のない人は私の前に幾度となく現れた、黒い能面から不敵な笑みを見せた。
ある夜、私は真夜中にうなされ、この世をなのかあの世なのか区別が付かないほど、意識が朦朧とする。
母に起こされた父は私をおぶり、「小石川養生所」へ駆け込む。
※「小石川養生所」当時の総合病院。
しかし生命のしのぎを削る、この場所でも、顔のない人は執拗につきまとい、死の淵をさまよう私を高みから見物する。
鼻歌の代わりにお経を唱え、足音の代わりに死臭を漂わせる。
気配だけで私を恐怖へとおとしめる。折りたたむ>>続きをよむ
街のはずれ。
丘の上に建っている病院跡の廃墟。
夏の最後の日、俺たち3人はそこに忍び込んだ。
ここは山間にある終末期医療の病院、絵麻病院。
その病院にひっそりと伝わる七不思議を語るのは一人の少女。
まずはその扉を開けてみてください。
※1話1000文字ちょっとでスマホからサクサク読める作品です。隙間時間にどうぞ。
日本のどこかにある病院。
どんな街にでもあるような良くある病院。
その名は『近藤中央病院』
何処にでもある病院で起こる怪奇現象。
これはあなたの住む街にある病院かもしれない。
トラックドライバーが仮眠をとるために立ち寄った小さなパーキングエリア。
そこにはひとりの少女がいた――。
もうすぐ夏。なのに小学四年生の僕は遊びに行くことも出来ず、退屈な入院生活をしていた。
ヒマ潰しにカブトムシの幼虫をこっそり飼うことにしたんだけど……。
それが悪夢の始まりだった。