小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 251~300位
夜の商店街の片隅に、こんな看板が立てかけてあった。
『あなたも猫に癒されてみませんか?
食べ放題、歌い放題で、三千円!
ご新規様大歓迎!
BAR NIKUKYU』
「へえ」と足を止めたところから始まる物語。
「あ……先生……あの、手術は……」
「お目覚めですね。ええ、手術は無事成功しましたよ。
体の調子の方はいかがですかな?」
「ええ、大丈夫です……ふふっ」
「ん、どうされましたか?」
「いえ、絶対成功すると思っていたので」
「ははは、私の腕を信用していただけていたのなら嬉しいですがね
『絶対』とはまた、どうしてそう思われましたか?」
「ああ、ふふ、違うんです。あ、もちろん先生の腕は信じていたんですけど、手です」
「手?」
事件の場所は、小学校の校庭。その日、そこで町内運動会が行われていた。
地区を目安に町内、四つのチームに分かれ、優勝を争っていたわけだが
そう厳格でもなければ殺伐ともしていない。
フラっと立ち寄り、受付のテントで住んでいる場所を言えば
その地区チームのハチマキを渡され振り分けられる。
海に住むにんげんの「わたし」は、色鮮やかな熱帯魚の女の子や人魚とともに、明るいさんご礁に暮らしている。
たわいもないお喋りはちょっぴり息がくるしいけれど、優しいみんなは毎朝わたしの家まであそびに来てくれる。
みんなの心のなかなんて、知りたくなかった──。
葬式帰りの男が目にしたのは、いつかの古びた車だった。
向日葵畑の中央にて、其れは静かに佇んでいた。
静謐を以て語られる誰かさんの後日譚。
7月、私は友人の結婚祝いにバラを贈った。
美しい花嫁を見て、いろいろな記憶がよみがえってくる。
紘一と真美は、娘の美香との三人暮らしだ。夫婦の念願の夢のマイホームがとうとう建った。
胸を躍らせて新居に入居したある日の事……奇妙な気配を感じたのだが……。
261位 雨音
雨の日に、僕は幼い頃を思い出す。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
7年くらい前に書いた短編。あの桜以上に美し桜を、俺は見た事がない。
現代自由主義はエゴイズムだ。自由主義を徹底的に批判する。
『偶然の街』
俺は偶然の街で、執筆している。芸術を創るのに、この偶然の街を利用しない手立てはない、という連作の小説。
彼女と同棲している女の子の話。
この作品は「Prologue」にも掲載しています。
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
少年ダイの新しいランドセルが片方だけ重い。不良品だと思って放り投げると、片方の羽が壊れたランドセルの精がいた。ダイは、羽を直そうとするが、最後の一歩手前でやめてしまう。そこにはダイの思いがあった。
ある冬、降るような星の下に立っていた男の子とそばにいた女の子の話。
なろうラジオ大賞4の応募作品です。
絵でも何でも、いつも語り掛けていると魂が入るものなのです。
「おっ、ちょうど良さそうなのがいるじゃないか。
お前、声かけて来い」
「は、はい!」
「おいおい大丈夫か?ちゃんと警察学校出たんだろ?それも成績優秀だったと聞いているぞ」
「は、はい!」
「同じ返事を・・・・・・相当緊張しているな。まあ、いい。
俺が後ろに控えているから大丈夫だ。安心して職質してこい」
「は、はい!」
二人の警官はその男に近づいた。
趣味が悪い…と思った私は、彼の顔を睨みつけた。(※重複投稿作品)
273位 歳
お年寄りの気持ちって、どんな感じなんだろうか。そう思って、打ち始めました。
子どもの頃の思い出。
その中には、ちょっとした怖い思い出もある。
あれはなんだったのか……、私には今でもわからない。
最近は夏祭りを楽しめていませんよね。そこでエア夏祭りですよ。あなたもどうですか?
1人の大学生が、1人の女性とすれ違うのだったが・・・
何かがおかしい。彼女は一体・・・
職場の人間を大ハンマーで殴って逃げてしまった男。追われることを恐れて逃亡することを決意。逃亡先での体験や出会った人とのお話。
note(https://note.com/yokoze_asahi/m/m80651ec6fdba)にも投稿、挿絵あり。
あなたの病気、治らなければよかったのに。
病室が同じと言うことで、タキナとチサトは仲良く過ごしていた。やがてタキナだけが完治したことで、チサトはタキナの退院を素直に喜べない自分の心を醜いと、自己嫌悪するようになる。
ぼくは赤の他人からよく道を聞かれる。
そんな自分に疑問を持ったことなかったし、誇りにすら思っていた。
だけどある日、ぼくは友人から「お前はナメられるタイプだから道を聞かれやすい」と言われてしまい……。
34歳、恋愛経験なし、童貞。
結婚出来る気がしない男は嫁を買った。
短いです。気軽に読んでください。
少し奇妙な物語です。
それはとてもいいことでした。ためになるお話でした。とてもいい人でした。
だから私は明日も笑顔でいます。
※この作品はカクヨム・ノベプラ・プロローグ・自サイトにも掲載しています。
主人公の「僕」は、「浅川リコ」が好きだった。
部屋に閉じ籠り、「僕」の過去は順風満帆だと言い聞かせながら、結局は「浅川リコ」とは付き合ってすらない現実に、理解ができていない「僕」の独白。
今を生きる若者に伝えたい。ネットで出会った桜と月が色んなことをする話。
私は悩んでいた
そんな男に降りかかる憂鬱
自問自答する日々
そんな男に訪れる転機とは――
289位 藥
俺はサンタじゃない、トナカイだ。
トナカイはトナカイの仕事をすることにした。
コンビニ店員に恋して、おでんを買い続けた男の小説です。
293位 踏切
腹の中をバケモノにする呪文を貴女と、大好きな【あなた】へ。
プラットホーム。落とし物。手紙。
あて先は、彼女。
人間の人間たる人間性をベースに描かれるささやかな自殺。
こういうことにきづきかけると真実を愛してよかったなと想います。
尻にダイナマイトを挿した瞬間に突然死した教師に、誰しもが他殺を疑わなかった。
奇行に走るような人ではない。誰が殺し、尻に挿したのか? いくら探しても犯人は見付からない。
しかし誰もが彼の痴態を疑わなかった!
日常の退屈を全て覆す、ケツダイナマイト純文学、何故か参上──!!
『帝国崩壊』
人々は気付いているはずの、日本帝国の崩壊寸前の姿。其処からどうすれば良い、融和ではなく、互いに対峙し合って、共存する革命を、待っているのなら。帝国崩壊に気付いて、今度はどうしようとするだろうか、失うものと、残存するものの、勝利の行方を。帝国崩壊に関する、連作の長編小説。
2015年頃の作品です。
この作品は他のサイトにも投稿しています。
『屍としての、プロット小説』
部屋に散乱した文庫本から、その屍になった語彙や話のくだりが、プロットになりそうなものを探し、アレンジを変えて再生し、小説化することで、屍に生命を与えていく、連作の小説。死したプロットよ、生き返れ。
「きっともう、普通の人が一生で聞く分以上の嘘を聞いたと思う。」
6年ぶりに会ったラットリーは、離婚して、囚人のカウンセラー兼ソーシャルワーカーとして働いていた。
コーヒー片手に、近況を報告しあっていたら、どういうわけか囚人の個性の話になり…
黒森 冬炎 様の『着こなせ!制服~お仕着せ企画~』参加作品です。