小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 251~300位
251位 湖
霧に包まれた湖の桟橋で、姿を消した「彼」に再会する「私」。
「彼」はなぜ、いなくなったのか。
そして「私」は ――
これは夢か、現実か。
霧に包まれた不思議な物語。
駅の線路に人が落ちている。僕だ。時刻は朝七時。制服に身を包んだ学生達で、駅のホームはいっぱいになる。僕を見て、何かを口にする者、青ざめる者、ひきつった笑いを見せる者。それぞれがそれぞれの反応を見せる。皆一様に僕の事を見ている。
電車がやってきた。風を切り、唸りを上げて。
高い悲鳴が上がった。やばくね、と誰かが呟いて、後ろに下がった。
最近、よく死ぬ。白昼夢だ。
雪が静かに舞う小さな町に、男は最後の仕事をしにやって来た……。
254位 郷愁
疲れ果てた中年のサラリーマンに訪れた、少し不思議な話です。
ザザァン、ザザァン。
静かな夢の中、海鳴りが聞こえる。
御影さんは男に縁がない。
バレンタイン短編企画作品です。
ちょっぴりミステリアスな感じの恋愛絡みの話です。「ああ~」ってなって貰えると嬉しいです。休憩時間なんかにどうぞ。
はじめに
2016年末、宅配便スタッフが荷物を投げつけたりする事が話題になった。
でも、考えてみて欲しい。そのスタッフは確かに二度手間三度手間だったかもしれないが、その時間で給料が発生しているのだ。
私なら寧ろ、一件に配達するだけで一日が終わればそんな楽な事はなく、給料も満足だ。
とつぜん作者不明の小説が届く。そこから現実と虚像の境界線は曖昧になり、私は猜疑心と忘却の波にのみ込まれてゆく。
『「またね」』シリーズのひとつで、時系列としては『苺』の続き。年末にボクがタマキに言った「ジャズ鑑賞会」を実施することになった。タマキから見た、ふたりの先輩(キミとボク)の人物像とタマキの心情。
* * * *
「二人だけだと、ときどきしんみりしちゃうのよねえ」
私には意外な言葉でした。
【 内容 】
ある男女が自分たちの生き様をどう変えて行くかを綴ります。
【 ご注意 】
15禁で、描写も思想も破滅的です。
※ エロティックな描写を含みますが、性交や性器の描写はなく未遂に終わります。
※ グロテスクな描写を含みますが、良し悪しを別に「治療」の目的になっています。
精神的な動揺を狙った思想をテーマとしています。描写自体も同じく精神的な動揺を狙っており、多少のグロテスク・エロティシズムを含んでいるために15禁としました。
多くの方にとって非常に不愉快な内容かと思います。繊細な方や不愉快な物に抵抗のある方は、絶対に読まないでください。私の力量は大したことありませんが、読んだことにより何らかの被害を被っても私は一切責任をとりません。
ホラーをモチーフに社会風刺をテーマにしています。そのため純文学系として「小説をよもう」に投稿いたしました。描写的に18禁にする必要は無いと思いますが……、どうなんでしょう。
【 その他 】
6年前に書いたホラー・オカルトをネタにした純文系の習作です。当時の社会に対する憂いを皮肉るつもりで書いていますが、今もそれなりに当てはまると思います。
習作ですので40字×40行の縦書きを想定しています(ルビはありません)。携帯やスマートフォンでは読みにくいと思います。
もし「ヌルいぜ! ここをこうしたら気絶してやるぜ!」って方がお見えでしたらご教授ください。悪魔の文章を書いてみたい(笑)
ご意見やご感想、お叱りは私のTwitterアカウントに直接お送り頂いても構いません。中の人は品行方正な平和主義のハズです(笑)
http://twitter.com/abismoreal
【 追記 】
※ 連載形式が好きですので1節ごとに投稿します。全4節ですが火曜日に終了予定です。
※ Wardからコピペしましたが、インデントが消えてる!!!これは読み辛いですね。字下げってどうやってコピーするんだろ……。
2018/08/26
数行の改稿およびインデント追加、スマートフォン用に段落分け折りたたむ>>続きをよむ
退屈すぎる日常を送る僕の前に突如現れたのは、色白で、スタイルがよくて、笑窪がかわいらしい人だった。
雑踏の中で「ある場所についてきてほしい」と頼まれた僕は、彼女の潤んだ瞳に魅了され、彼女と一緒に裏路地へと向かうことになった……
先生が縁側に座して、外の風景を見ながら、菅原道真の有名な句を口ずさむ。
以前自サイトに載せていたものを加筆修正したものです。
ネコさんは語る。「吾輩は猫である。名前はまだない。が、宿主は吾輩のことを「ネコさん」と呼ぶ。」
いつも見晴らしの良いところにいるネコさんと宿主の関係。
未来のない今。
それでもなお、彼は次を期待させるズルイ男だった。例えるなら、去り際に香るコロンの様に、くすぐる様な魅力を持った男。
(本当に……ズルイ男よ)
一人涙した日から時は過ぎ、彼女は彼のもとへ赴く。かつて愛し、今は眠る彼のもとへと。
268位 若葉
人は痛みと共に生まれ、傷みと共に生き、悼みと共に死んで行く。人生に「いたみ」はつきもので、「いたみ」なしでは生きられない。「いたみ」によって引き合わされたふたりが描く、名もなき命の物語。
これは、とある県の裁判所で、無限の可能性を秘めていた一人の若者を自殺に追い込んだ罪で逮捕された男がパソコンで書いた日記として、検察側が提出した証拠の一部である――。
※この作品はフィクションです。
実在の人物や小説、サイトとは一切関係ありません。
※他サイトとの重複投稿を行っております。
随分間が空いた上に、内容的にも2ヶ月ほど前の話なのですが、
久々の団地団記念(6/3に楽しんできました)ということで、
明日も仕事ですが頑張って載せてみました。
丁度良く「さくら/ケツメイシ」もBGMなので団地PVにも上手く韻を踏めたということでw
久方ぶりですが読んで頂けたら幸いです。
貴女のさくらはそこにいます。
BGM
さくら/ケツメイシ
さくら/capsule
桜の時
/aiko
千本桜/黒うさP feat. 初音ミク折りたたむ>>続きをよむ
蒲公英様の『かたつむり企画』参加作品です。
ある営業マンが突然の雨で逃げ込んだ軒先にいたのは、チョット気不味い相手だった。
雨で動きの取れない二人は……。
こんなことがあったような。なかったような。
なんてことない女子高生2人の「はじめまして」。
逃げる2月。せまる3月
そんな時期での卒業旅行。
卒業前のひきこもごも
小説にしてみました。
自分が求める幸せな風景を作り出すには、ピースが足りない。
誰より愛する女性と結婚したものの自分では彼女を幸福に出来ず苦悩する賢治。自分が歩むべき人生に悩む薫。自分の人生に足りてない部分を埋めるものを模索する香織。
『欠け』を抱えた三人の出会いは何を生み出すのか?
R-15 となっていますが性的描写とか残虐描写はありません。ただ、登場人物が抱える悩みが十五歳未満の方にはチョット、分かり辛いかもしれないという事で入れさせていただきました。
【欠けている】の続編となります。読まなくても大丈夫ですか、読むとさらに主人公三人の関係を理解できて楽しめるかもしれません
アルファポリスの方でも掲載しております。
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未来を見せてくれる不思議な店があるというが…。
許されぬ恋に悩む女子大生の美香が見せてもらった二つの未来。
そして、自分の選択した道。
その先にある本当の未来とは…
「大丈夫?」
突然暗くなる。僕は驚いて灰色の世界が見える場所に顔を上げる。
そこには黒色の長いさらさらとした髪、真っ黒のクリクリとした真ん丸の目。僕が初めて見るものだ。
僕は体を出来るだけそれに近付けるように壁に前足を付けてそれをマジマジと見る。
するとそれが僕を四角い世界から出した。そのままそれに抱かれた。
「君も1人か。」
温かい。それは真っ白い歯を見せた。一本無かったけど。
「君、冷たいね。」
ピンク色に変わった空を見
て、それの温もりに埋もれてみた。折りたたむ>>続きをよむ
僕が考えたしょうもないショートストーリーを週一または二週間に一回あげていく場所です。
本当にしょうもないものがほとんどですが、たまに面白いものがあるかも。
一華が信じていた人に裏切られる。そんな時、姉のつむぎが住むスウェーデンねある町にしばらく滞在し、その町の生活を経験する。日本に戻り日常の生活に戻るが、トラブルが起こり、嫌なことや苦しみを味わうことになる。それは兄の光将が解決してくれるが、日本での生活に嫌気がさす。その時姉の旦那さんの友人から連絡があり、一華の進むべき道を示してくれる。
一華の未来はどうなっていくのか、そろそろお話を始めて行きましょう。
十歳年上の伯爵家の青年・公隆に恋をした、幼い少年・唯。
唯を弟のように慈しむ若き芸術家とのやさしい時間は、長くは続かなかった。
やがて公隆の政略的な婚姻によって破壊され、傷つく唯。
青年の妻の元夫が公隆に寄せる想い。
そして破滅と惨劇が同時に襲ったのちの、やさしい悲劇に唯は飲まれてゆく。
私、周愛玲は失恋の痛手を癒す為に妻子ある男とカナダへ感傷旅行に出かけた。その感傷旅行から戻ると、私は精神的にスッキリした。両親と芳美姉から提案のあった中国2号店の計画を、中国の春麗姉や樹林と推し進め、倉田社長にも、その協力をお願いした。そんな中、学友、渡辺純子と平林光男の結婚式に工藤正雄と再会。心が揺れる。倉田社長は台湾への輸出で苦悩する一方、私を中国に連れて行き、2号店の計画を実行させる。中道係長が、時々、私を誘う。欲張りの私は、男た
ちの欲望に振り回される。果たして私の未来は定まるのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ
長く付き合っていた男女の恋愛が、終わる瞬間を描いています。恋愛において、なぜ女性は、こうも猛々しく、なぜ男性は、こうも女々しいのでしょうか? ってな話です。
二つ上で中三の幼馴染、王皓也とは小学校に入ったばかりからの付き合いだ。でも、最近彼の様子がおかしい。 うるさくて能天気な陸玖と、無口だが頭が切れ、しかも優しい皓也。
台湾人の両親を持つ皓也と陸玖は、小さい頃から毎日お互いの家を行き来するほど仲が良かった。でも、皓也には誰にも言えない秘密があって――。
それは、同性で幼馴染の陸玖が好きだということだった。
うるさくて能天気な幼馴染×無口で優しい台湾人
果たして二人の関係は
いかに……?
※小説投稿サイト「エブリスタ」にて連載中です。折りたたむ>>続きをよむ
何年も前に、国技館からの大相撲中継に映り込んでいた少女がいた。僕は彼女と、思わぬ場所で「再会」することになる。
幼なじみ百合/ごっこ遊びで姫役と王子役はいつも決まっていたふたりは、ある日、交代して、マンネリ解消を試みるが…… 一万字程度の創作百合短編です。
人も来ない山奥に突如やって来た白髭のお爺さん。彼がやってきた理由とは…
彼方に映る入道雲。それは誰もしもを魅了するもの。
彼女もまた例外ではなかった…
いや、入道雲とか見てて興奮すんぞ!!
そんなちょい見ててイタイ主人公の話!
7月半ばの3連休に電車に乗っていたら、『日曜日の21時過ぎにギターケースを背負い、制服姿で港町に降りていく一人の女子高生』という、妙に感傷を刺激する明るい暗色のような存在に遭遇してしまった結果、衝動的に書かれることとなったショートショートです。
数分でさくっと読めますので、宜しければスナック菓子感覚でご一読ください。
クマバチとは、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫。この昆虫は、長い間「航空力学上、飛べるはずのない形なのに、飛んでいる」とされ、その飛行方法は大きな謎とされてきた。
かつて飛べないはずのクマバチが飛んでいる理由として、「クマバチは、飛べると信じているから飛べるのだ」という説が、まことしやかに論じられていたのだ。
重大なプロジェクトと任されたサラリーマンの静かなる心の葛藤。
290位 渇求
「キュリオン」は繁華街からやや離れたところに構える
落ち着いたバーである。
宗慈は閉店間際、馴染みの客、もはや友人と言っていいその男と二人で談笑していた。
と言っても主に宗慈は友人の「狙ったとおりあの女を抱いてやった」「あいつと不倫している」
などの下世話な話の聞き役だ。
バーのマスターというのは牧師並みに秘密を打ち明けられる。
宗慈はオーナーからこの店を任せられるようになってからというもの常々そう思っていた。
店の扉が開き、男が一
人入ってきた。
長身でその身を隠したいかのように長いコートと帽子を被っている。
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note掲載小説
キリン×note「また乾杯しよう」コンテストピックアップ作品。
https://note.com/yagicowcow/m/mefbcda0b8cca
テニス部の僕とYは真夏の神宮球場でバイトしていた。
ある日、部活からバイトまで水分を補給出来なかった。
青春真っただ中。
夏の夜空の下、高校生の男の子二人の通じない気持ち。
少女が通う雪の森には、小さなキツネが暮らしている。
頼りなく震える身体、穴倉で丸くなる尻尾を、少女はいつも心配しながら眺めた。
無垢な少女は、ただキツネの幸福をだけを祈って、その姿を見守るのだった。
しかし、運命は残酷である。
キツネのささやかな平和は、腹を空かせたオオカミに脅かされてしまう。
捕食者の出現に、揺れ動く少女の心――無力な彼女は、キツネの無事をひたすら祈り続けるのだった。
293位 花冠
ひとつの卵から命を分け合った
双子の私たち 美帆子と美央子
高校時代に憧れた人は、わたしの片割れに恋をした。
心の中に封じ込めた記憶が、同窓会をきっかけに息を吹きかえす。
同じ顔なのに、中身はまるで違う。
誰かの気をひくことも、守られることも得意なはずなのに
本当にわたしがほしいものは手に入らない
どうしてわたしは、わたしなんだろう。
鏡のように互いを見ては
自分を見つけ出そうとする 双子の私たちの物語
○年□月△にち
人生生きていれば突然な出来事なんて幾らでもある。
突然の告白。
突然の幸福。
突然の別れ。
突然の出会い。
突然の死。
それは戦争も例外ではない。
俺達は歪んだ愛し方しか知らなかった。
月(るい)の隣に引っ越してきた星(ひかる)
彼との出会いが、俺の人生をかえていく。
初めて芽生えた気持ち
初めて感じた気持ち
これは、運命?
俺と彼の視点で交互に描く物語。
繋がり合おうとする度に、引き離されていく。
月(るい)と星(ひかる)の中にある二つの愛(きもち)。
それでも、手離したくない。
二つの愛。
化け物に喰われそうになる度、助けてくれたのは、いつも、君だった。
どれだけ、遠回りしても
ずっと別の人を愛していても
俺には、君が必要で
僕には、君が必要で
俺は、君と生きていける?
僕は、君と生きていける?
俺は、君の隣で生きていきたい。
僕は、君の隣で生きていきたい。
歪んだ愛に翻弄されて生きていく二人の物語。
それでも、幸せになることを望んだ二人の物語。
二つの愛(きもち)を胸に抱えて生きていく二人の物語。
この物語は、フィクションです。折りたたむ>>続きをよむ
今よりはるか昔の時代、石川隆二の妻と娘は未知の病にかかってしまう。医者に説明された唯一の治療法は都市伝説に登場する薬草を使うことだった。医者の説明を聞き、薬草を手に入れるため隆司は禁足地へ足を運ぶ。
人は変わっていくのであります。
……ただし個人差あり。