小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 51~100位
「薔薇を盗んだ少女が消えた」
学校でまことしやかに囁かれる噂を笑った少女の机の上におかれた白い紙を開くと・・・。
ある五月の物語。
空高く舞う竜の群れ。
それは老いた男の長年の夢であった。
まぼろしの竜を追い求めたひとりの男の物語。
生きようと思っていた。瑞々しく張りのある未希の頬に顔を寄せて瞳を閉じていた。凍えた空気が肌に沁みる冬の朝方、彼女の呼吸しか聞こえない静けさの中で、僕は安らぎを感じて幸福だった。見つめた曇りガラスの窓に、幾つかの水滴が滴っていた。
各話は繋がっていないので好きな所から読んで下さい
この作品はカクヨムにも掲載しています。
タイトル『星新一風のショートショート』
→『さくっと読めるショートショート集』
に変更しました
空虚な暮らしを送る一人の男が不思議な家電屋と出会う。風変わりな常連客との交流を通じて生き方を再生する。
「終電、無くなっちゃったね」
彼女は、そう呟いた。
僕は縁側にある座椅子に腰を据え、荒れ果てた庭の先に広がる雑木林を見つめる。そこに住まう鳥獣や虫を掻い潜りながら意識だけを鬱蒼とした雑木林の奥へと移動させ、薮のなかで息を潜めている人物を想像する。彼の服は水を浴びたかのように濡れそぼり、手にはナイフが握られている。彼はそこでなにかを待っているようなのだが、一体何者なのか僕にはわからない。それは、彼の正体を想像しようとすると、決まって背後の座敷から時江さんが現れ、雑木林をさ迷っていた僕の意識
を現実へと連れ戻すからだ。時江さんは、一日中縁側に座っている僕の世話を焼く。僕はそのことに罪悪感を覚えながらも、感謝の言葉はおろか返事すらせず、雑木林ばかりを見つめて生活をしている。しかしその生活も、人語を喋る三毛猫の到来と、時江さんの消失によって終わりを告げるのであった。折りたたむ>>続きをよむ
名前も、年齢も、舞台設定もない。ただこの世界の何処かで、間違いなくあったかもしれない。
絢爛な魔法も、退廃的すぎる政治も、侵略もない。
ただ一つを失って、その間を埋めようと背伸びをする。そんな男の子のお話。
※
・短編小説です。
・ある種のロール・書き方の練習です。
――、風が吹き上がる。めろこの前髪を煽り耳を切る様な冷たさを残して通り過ぎた。彼女は駆けて追った最終車両が過ぎ去ったホームの先端に立つ。
悪い男に引っ掛かった、めろこはホームで渡せなかったチョコを独り食べる。
すのまなみ
というインスタライブがあります。
今の時点で3ヶ月続いています。
フルート奏者の日野さんが行なっているものですが
音楽以外にも勉強になることが多く、書き留めていこうと思いました。
世界に革命を起こした独裁者マルスコード=モーガフ。
彼の後ろには3人の女の影があった。
唯一の愛情を求めるエマ。
世間の称賛を求めるランドワーゼ。
新しい世界を願うシャルアル。
三人の女の欲望が絡み合い、時代が渦巻く。
11歳のルルとココは生まれた時からずっと一緒に育ってきた幼馴染。
そんな2人の女の子の日常を本人の視点から描いた、小学生向きの童話です。
宗教とは、神とは一体何なのか?
それは必要なものなのか?
死にたがりの男、桐谷と、殺されたがりの女、上園の、生きて、死ぬ、恋愛ストーリー。完結編。
(この小説は青空文庫でも掲載されております)
【matatakiシリーズ】予報通り雨が降ってきた学校の帰り道、傘を差した同級生は足早に帰っていくが、濡れたまま歩を早めない男子。そんな彼に声をかけてきた女子も、傘を持っていなかった。(横書きバージョン)
当初は印刷して書籍にするだけのつもりの短編小説でありましたが、執筆中のモチベーション維持のためこちらに投稿しようと考えました。毎週木曜日の晩から金曜日にかけて一章分上げるつもりであります。皆々様のご感想、ご意見賜られるならば筆者として、もとい人間として恐悦至極に存じます。
内容の紹介といたしましては、主人公である「地獄沢天之助」がこのクレイジーで凶悪な現代社会を生き抜くという涙ぐましくも熱いお話、といった具合でございます。私が察するに、
彼は恐らく頭を何度も激しく揺さぶることで頭のネジを緩ませてしまったのでしょう。悲しい限りであります。折りたたむ>>続きをよむ
目を覚ますと、そこは三途の川の手前だった。そこに現れた美少年は、私が天国に招かれたことを告げた。しかし私は、天国へなど行きたくなかった。
初恋を14年間もこじらせた高校2年生・北村一真。
彼には思春期で生意気な二葉と、年の離れた三鈴という2人の妹がいる。
彼の初恋の相手、とは誰なのでしょう…?
※この作品は、pixivにも掲載しています。
明衣という名前ですが、同一人物です。
ある病院の病棟は建て替えられることになった。すでに周りの桜は切られてなくなっており、時が重ねられるとともに、建物も階が重ねられていく。
バレンタインデーとチョコレートと創作組とMIOちゃんと作ちゃんとそれから崎代くんのお話で出て来るチョコレートは実は本当に売っていたもの
ユリ、ごめんな。爺ちゃんが死んだらユリはまた一人ぼっちになっちまう……
幼い頃、アルコール依存症の父に優しかった母を殺され、独りぼっちになったユリを引き取ってくれたのは母方の祖父母だった。
ユリは祖父母からたくさんの愛情をもって育てられるが、10年後祖母が他界。翌年には祖父の命も残り僅かとなってしまう。祖父は枕元にユリを座らせ、母親が殺されてしまった当時の真相と、ユリにしか頼めない最後の願いを託すのだが……
※この話は同作者『霊媒師募
集』第四章とリンクしています。折りたたむ>>続きをよむ
誠一は父のお通夜の日、住職から長年放置している墓の存在を知らされる。
その墓はなぜ忘れられ家族のだれも墓参りをしなかったのか。
調べるうちにある事実がうかんでくる。それをきっかけに、墓とはなにかを考えるようになる。
時代、場所は不明。小さな国の領主の娘、珠姫は、偶然に招かれた笛の名手のに心ゆすぶられて病の床に臥すこととなった。原因となった笛吹き(誉世)は、父の懇願により都から呼び返されることとなった。笛の音に癒されて、珠姫は回復してゆく。珠姫の心は、笛の音にばかりではなく、もともと初恋であったのだが、ますます彼に引き寄せられていく。恋や愛という感情をまだ理解できないまま、笛を聞くだけであったのが、琴を合奏することへと進み、更なる関係を望むようにすら
なる。しかし誉世は、彼女の思いを知りつつその場を去ってしまう。その場に残された誉世の袖と笛、何があったのか語らぬ二人。領主は誉世を処刑してしまう。こうして誉世は彼女のものとなった。処刑場で遺体と対面した彼女は、それが自らの罪によるものであったことを知ることとなった。折りたたむ>>続きをよむ
「和モノ布教し隊」の「和モノ納涼企画」の作品です。
初の和モノテイストの作品となってます。
納涼企画なので涼しくなってくれれば嬉しいです。
いつもラブラブなジョーくんとわたし。一緒に海の果実を食べて、キスをして。――――「わたしのこと、殺してもいいよ」ジョーくんの妹の死から狂いだしたセカイ。わたしも、ジョーくんも狂っていた。これは、ひとりの女の子の死によって狂ってしまったふたりの物語。“恋の果実”の短編集収録。
「ぼく」と「彼女」の日常的な風景。
画家と作家にまつわる一風景。
親から見放された14歳のアラカが話せる人形メイと共にふる里を離れ、占い師である遠縁の老婆と共にピサド国を旅し、成長していくお話です。
クリスマスプレゼントをもらって発狂する美少女(ノベラにもある)
とある地方都市の居酒屋で交わされる、大将とアルバイトのマリちゃんのたわいないやりとりを盗み聞きして書き落としています。
盗み聞きなので不定期更新です。
あ。
(色々な意味で)生々しい話はありません
大人しく、地味な性格の霞は、お花屋さんの一人娘。そんな霞の初恋は幼稚園の頃。初恋の人は引越してしまい、名前は覚えてないけれど、とても大切な人だ。
中学の入学式。隣の席の人に突然、「お前、うざいんだよ」と言われて……?
歳の少年少女が描く、まばゆく、どこか懐かしい物語__。
田舎の小学校からちょっと都会の中学校に進学した中学一年生の少年、赤津裕。
周りが知らない人だらけの環境でうまく学校に馴染めない彼は、同じような境遇にいる少女、橘みやびと友達になり、いつからか一緒に下校するようになった、それもほぼ毎日…。
これは、そんな大人と子供の真ん中で揺れ動く少年少女の、どこか懐かしくはかないひと時の物語。
『世界の中心の樹』を求めて……
『シーと神風特攻隊』の続編
夜のドライブをしていたら、ハエが車から出ようとしていました
『黒木渚論・・・配信ライブ、死に損ないのパレード』
黒木渚の、配信ライブ、死に損ないのパレード、についての感想。球体から始まる、前衛芸術の舞台。黒木渚の表現の姿勢は、圧巻のひと言だった。是非、視聴されることを、お勧めしたい、という、評論的文章。
自殺。それはいけない事なのだろうか?
人生から逃げているからいけない事?
なら勝手に生んだ親の方がいけないだろう。
自殺など数ある死因の一つでしかなく、状態変化の一つでしかない。
人を救う人をヒーローと呼ぶのなら、生から救う人もヒーローである。
とある死刑確定者の最後の日までを第三者の目線から書いてみた
ニートの俺はある日、喫茶店にて初恋の相手――佐藤さんと遭遇した。
『名前のない君と僕の物語』としてムーンライトノベルズに載せていたものです。
義兄弟。義弟×義兄。真面目で不器用な兄と、偽りの優しさを受け止めた弟。
Twitter投稿済。
ドトール渋谷神南1丁目店の奥には円形のテーブルがある。
日常の手記のように。
流れるように過ごす日々と、
より意味や価値を追求する幾ばくかの時間。
30歳という節目をもって行われる新陳代謝を、日一日落とし込み、見えてくる世界はどんな世界か。
透は、シナリオライターを目指し、会社を辞める。そして父と大げんかする。
透は、将棋道場で不思議な老棋士と出会う。彼は右腕がなかった。
老棋士は忠告する。
「夢をみるのは自由だ。でも、叶わなかったときの覚悟はできているんだろうな」