小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 451~500位
私たちは、キスをする。深く熱く。それが私たちの愛の確かめ方。
俺は時計を見ている、時計がコク、コクと進んでいく俺はずっと時計を見続けている。
今日も高嶋ともつぐは小説を書いている。書くペースは遅いが高嶋ともつぐは面白い作品を目指して書き続けてきた。主に「叙述トリックを使った小説」「実話を基にした小説」「言葉遊びを使った小説」を書いてきた高嶋ともつぐだったのだが……。これは高嶋ともつぐの短い小説を集めた掌編小説集である。果たして高嶋ともつぐは読者の心を掴めるのだろうか。
突然に夫に離縁を切り出したコルデリア。彼女の両親と彼女の夫は、体裁が悪いからという理由で離縁を受け入れません。
今から10年前、高二の夏俺は「彼女」に出会った。
結局、彼女とは夏と冬の学校の長期休日の間にしか会うことは出来なかった。
それでも彼女と親しくなっていくと、次第に俺は彼女に恋心を抱くようになっていた。
叶わぬ恋とは知っていた。けれど、せめて心の隅に忍ばせ続けておきたかった。
大人な彼女とまだガキの俺のほろ苦いラブストーリー
あの時、彼は「ヒーロー」だった。
第60回群像新人賞に出した作品です。
キシロ―という架空のIT企業家を描くことによって、「われわれ」と主語を大きくすることや
メディアについて、「声の大きさ」などで何かを判断することについての危うさを書こうとしました。
それに、「障がい者」「福島(カタカナでないのは考えがあってです)」の要素もあります。
っていうより自分なりに大江健三郎さんの作品「晩年様式美(インレイトスタイルと読みます)」の
「
三人の女達」(アカリ、千樫、リッちゃん)を書きたかっただけかもしれません。
とはいえ、二次創作作品ではないです。
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消えちまったよ。炎は自由化。人の子は人である。その証にパニックしてくれ。
少女は菊を抱えていました。それは見事な黄色い菊の花でした。
少年はそれを不思議に思いました。
これは色彩に乏しいながらも惹かれる物語。
ジャンルについては様々な意見が出るだろうと思いますし、ネタバレをしたくないのでジャンルは純文学にさせていただきました。ネタバレしないようにタグも少なめです。
夕涼み重陽会に添える、菊一輪。
http://nk.syosetu.com/n0484eg/
460位 宝物
短編SF
仕事のみに生きる男の隣の部屋に干からびた奇妙な男が越してきた。
出版社に勤める彩りを奪われた青年と、格子状の来客が織りなす、冒険活劇ニアミスの物語です。
中之島公会堂と川を挟んだ向かいの場所画廊を構える鴨井陸は自分の画廊主催の公募展に寄せられた一枚の絵に思わずうなる。それはフランスで活躍した画家ユトリロの風景画「白の時代」ととても似ていたからだ。そして冷たい風が画廊に吹いてそちらを振り向くと女性が立っていた。それは隣のカフェの女主人だった。思わぬ人の訪問に鴨井は少し驚きながらも、彼女と話をしてゆくうちに過去に生きた二人の男女の青春に触れる。今ではもう別々の人生になってしまった若い二人の
青春、それに思いを馳せながらしんしんと雪は静かに音も無く降り積もり、やがてかかわりあうすべての人々の思いも姿も雪が白く消し去ってゆく。これは降りしきる雪に過ぎ去った青春に思いを馳せる、そんな人々の心の情景をえがいた作品である。
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464位 嫉妬
これは、ある年の冬の終わりの日の出来事だ。
世界中を恐怖に陥れていた誘拐犯が、とある王国で逮捕された。
逮捕された誘拐犯の家には、無数のミイラと、人間の腕でできたイスがあった。
誘拐犯の青年は、そのイスに守護されるように、あるいは包み込まれるようにして座っていた。
尋問官と青年。
二人の問答の間に、彼らは感情の在り方を探求する。
ゆらゆらと、カップから沸き上がる湯気が揺れる。
「…にっが。」
カップに口をつけていた人物はポツリと零した。
音を立てながら椅子を引き、立ち上がると、入れ忘れていたミルクと砂糖を取りにキッチンへ向かう。
ブラックコーヒーは苦手で、いつもミルクと砂糖は絶対に欠かさないのに。
少し自嘲しながら砂糖の瓶とミルクのパックを持って机に戻り、その2つを置くと椅子に腰掛けた。
少し軋んだ、乾いたような音に、普段は気にしないくせに今はわずか
に不愉快そうに眉を寄せた。
まるで覇気のない表情のその人物は、するりと目元を触り、小さく溜息をついた。
少し腫れている目元を優しく撫でたり強く押したり。
元に戻そうと努力してみるが、腫れは冷やさないことには中々戻らないと分かっている。
それでも、この寒さだ。
布団から出ても床に足をつけると、あまりもの冷たさに布団に引っ込んでしまうというのに、冷やすためとはいえ冷たいものなんて触りたくない。
全てが億劫になり、気が滅入る。
でも、たぶんきっと、理由は寒さだけじゃない。
人物は目元を触っていた手を離し、今度は大きく溜息を吐いた。
カップに口をつける。
「…にがい。」
机の上に置いただけで、砂糖とミルクを入れていないことを思い出す。
カップからは、もう、湯気は出ていなかった。
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二年前に父親が死んで、一年前に親友を失って。
人生のどん底にいた主人公、渡瀬怜希に一つの救いの手が差し伸べられる。
「良かったら私と友達になってよ」
それは病弱の女の子。山吹彩葉からの誘いだった。
それを受け彩葉とともに過ごしていた怜希に。
恋の気持ちが芽生えるのは当然のことだった。
「好きだ」
だが更なる悲劇が彼を襲うこととなる。
平凡な高校生・井上は、隣の席のちょっと変わったクラスメイト・闇蜜との間に不思議な秘密を共有することになる。そして、その秘密は少しずつ増えてゆくのであった。
文系男子と理系女子の、普通に見えてその実不可思議な高校生活を描いたスクールラブコメディ。
薄氷(うすらひ(い))のように冷たく想いを捨てた少女と恋に狂った好青年の末路とは―。大正の美しき風景が悲しみと狂気を一層際立たせる。(青年目線寄りのストーリー展開です)
「生きるって、なんですか。分かるって、なんですか」
高校二年の小出が出会った関根という少女はそう言った。小出は自らの家庭を顧みながら関根との接近を試みる。友人のミネタと励まし合い、時に傷つけ合う。そして小出の父は衰え、母が身ごもった新しい命は……。
(未完の作品です。途中までは定期的に上げられますが、のちに不定期になると思います)
タイトル一文字。
その読み方をする漢字から連想する物語
女子のつぶやき小説
話題の映画「君の名は。」の非公式スピンオフ。感動すること間違いなし!
私が行く猫の集会に、青い顔をしたわらわない猫がいます。
ある日、彼は車にひかれて死んでしまいました……。
「むさしの」の続きです。大江戸物の怪医者ファンタジー(自称)二作目。
神田の町中にて、倒れている子供を見つけた鈴代と甘斗の師弟。
親元へと送り届けるが、どうやら物の怪の絡む厄介な病にかかっているよう。
原因を探る二人の前に「稲荷」が現れ……
稲荷登場編です。
水子の多い小さな集落に育った主人公の想いと子を亡くした母の悲哀。
男がいて、女がいて、それで、、、という感じ。
初小説。勢いだけで書いてます。文体がうざくて冗長です。主語を省略し過ぎた感があります。言葉遣いは感覚に従っているので、気になる点があればご指摘いただければ嬉しいです。多分、後日書き直します。
ご意見、ご感想などお待ちしております。
この小説はフィクションです。どなたかを攻撃、愚弄する意図は有りません。
時代、舞台考証は適当です。
桜とは人の心を奪う美しさを持っています。そんな桜に心を奪われた一人の女性のお話です。
482位 告解
霧の中、洞穴にやってきた三人。それぞれのかかわりとそれぞれがそれぞれであるためにとる行動。
僕とは全く違う薄いこがね色の髪と青く清らかな眼を持つ母は、昔は『舞姫』と呼ばれるような踊り子であった──森鴎外「舞姫」のその後の世界を息子の視点で描いた作品。ちなみに作者は舞姫も森鴎外も大嫌いです。某大学文芸部部誌掲載済。
昭和十七年六月四日、私は重巡洋艦『摩耶』に艦載された水上偵察機のパイロットとして、アリューシャン列島のダッチハーバー攻撃作戦に従事しました。北の最果ての海はとても厳しいところでしたが、貴女の姿だけが私の心の支えになってくれました。
スリップダメージを与える手段が強いRPGは良いRPGだ。たとえばそれは毒状態。紫色か緑色。泡が出たりすることも多い。ゴリゴリと、不安になってしまうほどダメージを与え続ける。喰らえば痛いし、喰らわせれば愉快な気分だ。しかし、強力なボスキャラなどにスリップダメージが通らないなんてのはとても萎える。だが、そうしてしまいたくなる気持ちもわからなくはない。初手でスリップダメージを与えてその後は防御主体で堅実に立ち回るだけでボスバトルに勝たせるなん
てわけにはいかないのだ。少しは苦戦してほしい。その気持ちはわかる。阿部千代の書く、スリップ&スラップという小説の題名は、つまりはそんな感じでつけられたのだった。折りたたむ>>続きをよむ
私が英雄を殺すと、死に戻りが起こった。
その日のことを皆が覚えている中、英雄だけが忘れていた。
※短編→連載版
書きながら、登場人物たちに『純文学とは何か?』を語らせていきます。なるべく高尚なものをバカにする方向で行きますが、最終的には純文学を肯定する予定です。予定は、未定。
クラスメイトの白石愛海が死んだ。
彼女が亡くなった日、教室の黒板に
「白石愛海は死んだ」ーーそう書かれていた。
黒板の文字を書いたのは誰か?
彼女は誰かに殺されたのか?
ユイは、黒板の文字を書いた人物を探し出し、白石愛海の死の真相を突き止めようとする。
彼女は事故死なのか、自殺なのか、他殺なのか‥‥。
ユイがたどり着いた答えはーー。
そろそろメッキがはがれてきているような気がしないでもないが気にしない、何故なら今日がぞろ目でなんとなく縁起がいいから(よくわからない)
みこと。@【とばり姫コミカライズ発売中】
文学
純文学
有名企業に勤めるエリートのクセに、デート先が母校の文化祭なんてダサすぎ。
でも、優良な結婚相手を逃さないためにオッケーしたら、当日彼は、校舎裏で予想もしない話を始めて──。
※ダークな復讐ストーリーです。バドエン注意。
※なろうラジオ大賞5にキーワード「文化祭」で参加しています。
僕を見捨てないでほしいよ。お願いだよ。もう僕を置き去りにするのはやめてくれよ。
推しが人を殺したかもしない
大学生の高瀬純は大学の先輩と訪れたコンカフェで推しのサリと出会う
二人は店の外でも会うようになり秘密の関係を続けていたがサリが殺人をしたかもしれないと知り
高瀬はサリがなぜこんなことになったのかをただ知りたいと願った。
A man and a woman meet at a bar in a hotel. Read on.
古今東西の物語を拾遺し、再編してみました。
短編集になっています。
食べられるものを捨ててると、そのうち食べられるもの自体が無くなってしまうんですよ…。
「うへぇあ~おめぇーにはぁ生きてる資格はねぇ! って言われちっあたよぉ~!」
ある夜の町。とある酔っ払いがそう言った。誰も聞いていない、ただの泣き言。
「僕には生きる資格はないんだ……」
これはある中学生の少年の嘆き。
それもまた自分の部屋の空気に溶けて誰の耳にも届かない。
「お前みたいなクズに生きる資格はねーんだよ」
これはある男が吐き捨てた言葉。それを聴くのは見下ろされ、うずくまる者。
生きる資格とは。
い
つの時代も、ふと誰かが考えることだ。
自分にはあるのか、あんなやつにはあるのか。
だが、そもそもそんなもの存在するのだろうか。
人間は誰もが産まれ、生き、そして死ぬ。
無能だろうが有能だろうが悪人だろうが善人だろうが、皆、生きる資格はある……
か! どうかは今の時代、試験によって決められる!折りたたむ>>続きをよむ