年下の婚約者に初めて会った時、僕は恋に落ちた。
学園に入学したら会えなくなるなんて嫌だ…。しかも婚約者のメリルは可愛過ぎるから心配だ。
年下の婚約者を心配する伯爵令息と、その婚約者の子爵令嬢のお話です。
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最終更新:2024-04-08 01:17:12
6345文字
会話率:43%
四歳から教会で育った少女ルナは現在十二歳、そろそろ将来を考える年頃になった。
夏の終わりに、同じ施設に育ったロージーと一緒に教会への寄付を集めに出掛けたパーティーで、レオンと名乗る見目の良い男性と知り合う。
その出会いから、運命が大
きく動き出すとも知らずに。
ルナが隠しているのは、本来の目の色と髪の色。
目立つのを避けるために、あえて不美人に見えるよう化粧している。
ルナの初恋は、たぶん二百年前に生きていた騎士様。
たまに助手としてお仕えする伯爵令息セドリックは、呪術師の子孫で爽やか若君。
レオンの友人のハリーは、誰にでも好かれる素敵な男性で、レオンと共に長い間、ルナが幼少時に巻き込まれた事件を調べている。
育ててくれたシスターリリーは、実は恐ろしく有能な女性で、こちらもワケありかもしれない。誰も聞けないけれど。
そして、本人も知らないルナの秘密を、シスターリリーだけが知っている。
ルナには「お姉さん人格のグレース」が、いることを。
しかも、ハリーもグレースに気がついて……
まさかの恋!?
言えないことの多いルナは、ロージーに言わせれば「金の匂いのするいい男が寄ってくる」らしい。
なぜ!?
自分の両親はどこにいるのか、初恋は実るのか(相手は実体がないけれど)、レオンとハリーの追う事件は解決するのか、まだ手探りの日々ですが。
焦らずに目立たずに生きていくルナの将来は、きっと明るいはず。
初恋の騎士様から、実在の恋人へ。
ルナは、誰の手を取るのか。
それは まだ ルナも知らない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 22:22:13
991052文字
会話率:35%
ファンタジー世界に転生してしまったらしい伯爵令息ロイドは、今日も今日と手王太子の愚痴に付き合っていた。
公爵令嬢で淑女の鑑と言われる程に完璧な婚約者。
彼女が家の権威を笠に着て男爵令嬢を貶し、あるいは人を使っていじめている、と彼らは思い込ん
でいたのだ。
定番だな、と彼は思う。どうやらここは乙女ゲームの世界、もしくはそれに似た世界らしい。
ただ、前世も男性だった彼は、そのタイトルもシナリオもわからない。
だから彼は、シナリオに忖度することなく王太子に異議を唱えた。「それはおかしくないか?」と。
家の力を使っているのは、彼らもである。
何しろ王太子に公爵・侯爵令息だ、家の力は婚約者に引けを取るわけがない。
プライドは高くもアホの子である彼らは、納得した。あっさりと。
家の力、すなわち王太子予算に手を付けることを諦めた彼らは、ならば男爵令嬢へのプレゼント代を稼ぐためにダンジョンの奥地へと向かう。
そこで彼らが見たもの、得たものとは……。
転生者である伯爵令息の目を通してみるドタバタ劇。
コメディタッチのお話です。
以前短編として投降した「まったくあの女は、家の力を使ってばかりで!」「いやまて、それおかしくね?」を長編向けに再構成したものになります。
そのため、設定を変更した部分がございます、ご了承ください。
R-15は念のためつけております。戦闘シーンなどで少々苦手な方は苦手なシーンがあるかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 05:20:00
122972文字
会話率:27%
「まったく、あの女はいつも家の力ばかり使って!」
王立学院に入ってから知り合った男爵令嬢に熱を上げている王太子は、今日も今日とて執務室で側近達を相手に婚約者の愚痴を零していた。
公爵令嬢で淑女の鑑と言われる程に完璧な婚約者。
彼女が
家の権威を笠に着て男爵令嬢を貶し、あるいは人を使っていじめている、と彼らは思い込んでいた。
そこに、側近の一人である伯爵令息から声が異議が上がる。
家の力を使っているのは、彼らもではないか。
何しろ王太子に公爵・侯爵令息だ、家の力は婚約者に引けを取るわけがない。
プライドは高くもアホの子である彼らは、納得した。あっさりと。
家の力、すなわち王太子予算に手を付けることを諦めた彼らは、ならば男爵令嬢へのプレゼント代を稼ぐためにダンジョンの奥地へと向かう。
そこで彼らが見たもの、得たものとは……。
転生者である伯爵令息の目を通してみるドタバタ劇。
コメディタッチのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 16:58:20
13715文字
会話率:28%
双子の妹マリヤが「聖女」であるため、放置されてきたマルタ・ブランヘルツ。それでも伯爵令息として出来ることをすべく、日々影で奮闘していた。
そんな時、双子で参加したとある夜会。マリヤが婚約者として狙うジャーディン第四王子が、影に徹するマルタ
に近付いてきて・・・?
正義感の強い王子×影のように育った魔法使い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 21:26:02
5901文字
会話率:34%
上手く婚約破棄されたことに喜んだ、子爵令嬢カトレヤ・レマック。好きな仕事に専念するが、身に覚えがない妊娠を告げられた。
先輩ゼルク・コルニス伯爵令息の手助けの元、彼女はこれを「婚約破棄の呪い」だと突き止めた。元凶の悪霊を突き止め、除霊を試
みるのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 20:05:02
10243文字
会話率:43%
異端な姿で産まれた伯爵令息マウラ・スカルノ。彼を嫌う継母によって鼠に変えられるも、なんとか屋敷から逃げ出した。
そこでとある男クロウに拾われた彼。共に魔法を好むことから、彼の研究を手伝うことで、居場所を見つけるが・・・?
魔法好きな変わ
り者の男×魔法を掛けられた伯爵令息折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 21:59:50
9230文字
会話率:29%
『弱虫悪役令嬢の結婚前夜』の番外編になります。
本編を読んでからお楽しみください!!
最終更新:2024-03-26 20:58:36
2519文字
会話率:21%
祝 ~hafuri~ 連載1000話記念 最新作!
惑星ペルセウスの伯爵令息ウィリアムは私立、ペルセウス学院の中等部三年生。高等部へ内部進学するため、見聞学習を申し込む。選んだのは太陽系第三惑星、地球。各種保険適用外になるホド危険な惑星
を選んだ理由は一つ、不人気だったから。
現地で渡された内進課題は、多くの卒業生を苦悩させた難問。『終わった』と心の中で呟くも、気を取り直してフランスへ向かう。目当ては『フランス料理』と『マカロン』。ウィリアムは食いしん坊だった。
夜のパリを散策中、出会った盲目のピアニスト。いろいろ話すうちに仲良くなり、課題に向き合うようになる。貴族の常識、両親の事。奔放な伯父のアレコレも含め、永遠の愛とは何かを考える。そんなウィリアムが出した結論とは。<全10話 予定>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 07:05:06
12379文字
会話率:31%
子爵令嬢レベッカはリーンハルト伯爵令息と婚約している。だがリーンハルトは突然「他に好きな女性ができた」と言い、一方的に婚約破棄を告げてきた。
このままでは行き遅れになってしまう。焦って新しい婚約相手を探すレベッカに対して、何故かリーンハル
トが付きまとってきて…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 23:45:41
8221文字
会話率:43%
これがいわゆる異世界転生というやつ?
とはいっても知っている作品ではなさそうだし、好きに生きていけばいいやと思っていたのに。
お茶会で聞いた第二王子の名前も、幼馴染が仲良くしている伯爵令息の名前も、なんだか聞いたことがあるような、ないような
?
と思っていたら、突然の厄災に見舞われた国を救う『星詠みの神子』が現れたとかなんとか。
――それなら知ってる!
最早鬱ゲーと称された、敵も味方もすぐ病む死ぬとかいう乙女ゲー(なのか?)の主人公じゃない!?
ただし。
友達がハマっていた話を聞いただけで私はプレイしていないから、作品を特定したところで自分の立ち位置も、何が起こるかも、全くわからないけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 23:30:41
125535文字
会話率:24%
【あらすじ】6歳になると受けさせられる魔力測定で、微弱の初期魔法しか使えないと判定された子爵令嬢のロナリアは、魔法学園に入学出来ない事で落胆していた。すると母レナリアが気分転換にと、自分の親友宅へとロナリアを連れ出す。そこで出会った同じ年の
伯爵家三男リュカスも魔法が使えないという判定を受け、酷く落ち込んでいた。そんな似た境遇の二人はお互いを慰め合っていると、ひょんなことからロナリアと接している時だけ、リュカスが上級魔法限定で使える事が分かり、二人は翌年7歳になると一緒に王立魔法学園に通える事となる。この物語は、そんな二人が手を繋ぎながら成長していくお話。
※魔法設定有りですが、対人で使用する展開はございません。ですが魔獣にぶっ放してる時があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 08:08:23
228422文字
会話率:44%
【あらすじ】
クレイス子爵家の四女ミルティアは、大好きなシャトレイ伯爵家の三男クレオをもてなす為に中庭で茶席の準備を張り切りながら行い、待ち構えていた。そこへ柔らかな笑みを浮かべたクレオがやって来る。和やかな雰囲気で始まった二人だけのティー
タイムだが、クレオは開始直後から終始ミルティアを甘やかすような言動を繰り返し、遂にはミルティアを自身の膝の上に乗せ始める。
そんなクレオの接し方に淑女としてのプライドを刺激されてしまったミルティアは、抗議した。しかしデレデレ気味のクレオは一向に甘やかす行為をやめてはくれず、遂にはミルティアの口に出された焼き菓子を「あーん」とあてがってきた。流石のミルティアもこれには耐えられず、真っ赤な顔をしながらその膝の上から逃れよう奮闘し始める。
この話は、そんなやりとりをしていた二人とあるティータイムの出来事のお話。
※全二話のサクッと読めるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 10:53:42
11187文字
会話率:51%
※ヒロインが初っ端から妊娠している状態で始まります。
【あらすじ】
あと半年で挙式を控えていた子爵令嬢のシャーロッテは、その二カ月前にある悲劇に見舞われる。深夜、彼女の暮らす子爵邸に侵入者があり、彼女はその男に純潔を散らされ、しかもその後二
カ月間も同じように襲われ続け、最終的にはその男の子供までも身籠ってしまったのだ……。その状況に先方の伯爵家より、婚約を破棄して欲しいと迫られた。血筋を重んじる貴族社会では、いくら被害者とはいえ、どこの馬の骨とも分からぬ男の子供を身籠ったシャーロッテは受け入れられないのだろう。被害者であるシャーロッテに申し訳ない様子を見せる伯爵。しかし、その息子である婚約者のアルベルトは、何故か怒りの表情を浮かべていた。11年前にシャーロッテと婚約を交わし、つい数日まで仲睦まじかったアルベルトの急変した態度から、シャーロッテの妹リリアーナは姉が故意にその侵入者を招き入れたとアルベルトが思い込んでいるのでは、と懸念し始める。被害者である姉に婚約破棄を促し、更に不当な怒りをぶつけてくる伯爵家の人間に対し、リリアーナの怒りが爆発しかけたその瞬間、何故か話は思わぬ方向に転がり始めて……。
全4話で完結。
※作中『凌辱』という言葉が出てくるので一応『R15』と『残酷な描写あり』のタグ付けております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 14:23:25
20079文字
会話率:26%
黄泉の世界に行くはずが、うっかり異世界の天上へと迷い込んでしまった、私――藍沢楓。
異世界の創造神と茶飲み友達となり、創造神アリアナが守護する世界へと転生することに。
面倒なしがらみなどごめんと平民に転生したはずが、どうしてか伯爵家の長男
に執着されてしまう。
しかも、称号で創造神の茶飲み友達であることがバレてしまって……!?
軽めなノリの短めな作品です。
サクサク更新していきたいなと思っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 09:09:04
14945文字
会話率:33%
子爵令嬢エリーゼと伯爵令息エドマンドは、幼い頃出会った瞬間に互いに運命を感じ、結婚の約束をした。しかし、婚約から約10年、ふたりの恋は冷め切ってしまう。
貴族の集う学園の卒業パーティーの最中、ひょんなことから喧嘩したふたりは、婚約破棄するこ
とを決めた。エドマンドが婚約破棄を告げた直後、美貌の公爵家嫡男がエリーゼに求婚してきて……。
エリーゼの明日はどっちだ!
全体的に馬鹿馬鹿しい内容です。
以前投稿していたものを書き直し、タイトルを変えて再投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 21:01:29
15660文字
会話率:29%
貴族学校に通う伯爵令嬢ベディネは、街で『催眠術ショー』を見かける。
「催眠術は本当にあるんだ!」と信じてしまったベディネは、さっそく催眠術の本を購入する。
目的は、気になっている伯爵令息ハーベンを落とすため。
翌日、学校の食堂で、ベディネ
はハーベンに「催眠術をマスターした」と声をかける。
キュウリを苦手とするハーベンに、
「あなたはキュウリが好きになる。キュウリを食べられるようにな~る」
と術をかけると、本当に食べられるようになってしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 16:35:17
6843文字
会話率:40%
伯爵令息ハワードは婚約破棄を告げる。
「傲慢」「強欲」「憤怒」「嫉妬」「色欲」「暴食」「怠惰」な令嬢たちに。
果たしてハワードはどんなやり取りを繰り広げることになるのだろうか……。
最終更新:2024-01-31 07:05:11
4523文字
会話率:50%
伯爵令息フレッドは、社交パーティーで子爵令嬢ドロシーとの婚約を破棄しようとしていた。
フレッドは武術を志しており、“自分ではドロシーを幸せにできない”と判断したためである。
しかし、会場にテロ集団が乱入し、貴族たちは人質に取られてしまう。
フレッドは戦おうとするが、ドロシーもまたスカートの中から三節棍を取り出し、臨戦態勢に入る。
二人は協力して、テロ集団に戦いを挑むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 16:35:11
6010文字
会話率:35%
公爵令嬢シャナンは生まれてこのかた自身を含め美男美女ばかりに囲まれた生活を送っていた。婚約者候補の令息は己の美貌を自慢するが、シャナンにはいまいちピンと来ない。そんな中新入生に平民上がりの伯爵令息がやって来て……。
最終更新:2024-02-19 23:42:42
7751文字
会話率:28%
結婚なんてしたくない。そう思っていたノーリア。しかし、気持が揺らぎはじめ、兄のような伯爵令息クレドに相談する。『それなら、私と結婚しませんか?』『ノーリアは私を愛する必要はありません。愛される努力もしなくていいんです』
偽装結婚のはずが……
…あれ? 逃げ腰令嬢×結婚までしたらこっちのもの令息の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 21:20:49
5453文字
会話率:37%
ダニエル・ブラック伯爵令息は幼少期に訳ありの王女殿下であるローズメリアの婚約者となった。
「ごめんなさい……! でも私、真実の愛を知ってしまったの!!」
そう宣う王女殿下。そして婚約破棄。
それはともかく、すぐに辺境伯家に婿入りすることにな
ってしまったのはどうなんだ……そう思いながらも、馬車に揺られて辺境伯家へ。
結婚相手は『アマゾネス』という噂の令嬢アデレード。
だが自分こそ所詮はモブ的見た目とスペック、という自覚のあるダニエル。見た目などいいから、良識さえあればいい。多分愛せる。
乙女脳王女殿下のお守りに疲弊していたダニエルが望むのは、平穏な日々のみ。辺境伯邸までの長い道中、解放感と心地好い空気に疲れた心を癒していたものの、それはただの現実逃避。結局のところ格上への突然の婿入りである。
自分は良くても相手はどうなのか。婿入り先で虐げられやしないだろうか……と徐々に不安になっていく中、ようやく入った辺境伯領。
案内役として現れたのは物凄いイケメン。
「僕はロマンス小説のヒロインか!?」
それは、ウッカリあらすじでタイトル回収してしまうほど。
襲い掛かる魔獣に、なかなか会えない未来の妻。
次々浴びせられる辺境の洗礼に、か弱い都会っ子のダニエルはどう立ち向かうのか?!
※世界観はユルユルです。
※ラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 00:00:00
218592文字
会話率:30%
獣人と、古代生物の獣人、人間が交じって住む、偶には異世界人も降ってくるが、主に水棲獣人が住むザブジャブジャブーン海洋王国。
その北の海の深海に住む伯爵令息イゼロは、複雑な種族性と複雑な家族関係に悩みながらも、不器用に毎日を送っていた。
しか
も、容姿が容姿なので女性には嫌厭されてばかり。
そんな中、ひとつの都市伝説を聞く。
関係ないな、と流していたら……目の覚めるようなフワフワした美少女が現れるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 00:53:51
19218文字
会話率:52%
「アレクサンドラ・ベランジェ伯爵令嬢、ジュリー・ギュマン男爵令嬢を虐めているというのは本当なのか?」王立学園の卒業パーティーの最中にわたくしの婚約者であるサミュエル・ゴテルリエ伯爵令息が叫んでいます。わたくしはアレクサンドラ・ベランジェ。ベ
ランジェ伯爵の娘です。サミュエル様の隣にいるのは、ジュリー・ギュマン男爵令嬢。彼らはいつの間にそんなに仲良くなったのでしょうか。ジュリーとはわたくし、お友達だと思っていたのに…。
ゆるゆる設定です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 07:00:00
2667文字
会話率:49%
イングリットはマイアー伯爵令嬢で、幼い時に結ばれた婚約者がいる。彼はヨハネス・シュミット伯爵令息で、二人はこの国の北東部にある領地で暮らしていた。北東部は自然豊かな地方で言うなれば田舎だ。二人の婚約は同い年で同じ家格であるというだけで幼い内
に交わされたもの。イングリットもヨハネスもそういうものだと受け入れ時を過ごしていた。その関係が変わり始めたのはヨハネスが王都の学院に進学したことがきっかけだった。
ゆるーいざまぁと、穏やかに育んだ愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 17:00:49
24145文字
会話率:60%
生まれたとき、期待されていた魔力がゼロだと認定された私は、伯爵である父の大きな期待を裏切った。そのため父に愛されることはなく、罵倒されて育った。
そして八歳のときに魔術師だった母親がなくなると、父親は子連れ女性と再婚し、今度は三人で私を
虐待し始めた。その上使用人達からも見下されて、彼らの仕事までさせられた。
そんな最悪の家庭環境の中にいたドアマット状態の私を救い出してくれたのは、同じ一門の伯爵家の三男の幼なじみだった。
その後私は、一門の長である侯爵様の取り成しで、我が家の嫡女と認定された上に、その恩人の幼なじみと婚約することが決まった。
しかし、その七年後に二人の婚約は解消されてしまった。弟が生まれたために私が廃嫡され、婿取りではなくなったからだ。
婚約者を心から愛していた私は大きなショックを受けて悲しみに沈むが、彼は平然としてそれを受けいれてしまった。その様子またショックを受けた私だったが、学園の卒業式に予想もしないとんでもない展開を迎えたのだった。
ドアマット伯爵令嬢と幼なじみの伯爵令息、そしてもう二人の幼なじみの意外とハイスペックな四人組の恋愛模様と友情の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 19:00:00
28183文字
会話率:23%
フォークロア伯爵家の使用人夫婦の娘であるケイティーは、兄とともに幼い頃から伯爵家の坊ちゃま二人の遊び相手として過ごしてきた。
有り難いことに家庭教師からも一緒に勉強を教わる事もできた。
兄は奨学金をもらい、上の坊ちゃまとともに主に貴族
が通う学院に通っている。
ケイティーも頭がよく、下の坊ちゃまに一緒に受験しようと誘われているが、彼女はそれを拒否している。
平民の自分には貴族の勉強はいらないと。
坊ちゃまには乳兄弟の王女殿下が思いを寄せていて、彼女からは自分こそが彼を守れる人間だと宣言されていた。
しかし上層部の人間だからといって坊ちゃまを守れるとはケイティーには思えなかった。
身分違いで結ばれなくても、自分は下から坊ちゃまを守ってみせる!とケイティーは思っていた。
そしてそんな彼女を坊ちゃまも守ろうと色々と行動に移していた・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 19:05:17
12801文字
会話率:31%
ラグーレン子爵の妹ルシアは、突然、伯爵令息ゴルマンに婚約破棄を言い渡されてしまった。理由は持参金らしい。でもよく考えてみると、格上の伯爵家の人と結婚するより、兄アルベスを支えて領地再建に力を尽くす方がいい。むしろ婚約破棄してもらって、いいこ
としかない!
……そんな前向きな日々を送っていた矢先。ルシア宛に伯爵家からゴルマンの結婚式の招待状が届いてしまった。侮辱目的と分かっているが、家格的に欠席は許されない。しかし兄は多忙すぎて一緒に行けそうもない。兄妹が途方に暮れていると、兄の友人フィルが同行を申し出てくれた。
(アルファポリス様で連載していたものを微修正して掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 12:00:00
157289文字
会話率:32%