昭和十八年(1943年)、南方戦線で駆逐艦「白雪」の艦長として奮戦する海軍少佐・芦名定道は、壮絶な海戦の後に異世界へ転移してしまう。そこは魔法が存在する、不思議な世界だった。
異世界で最初に出会ったのは、現代日本の女子高生・陽菜だった。彼女
とともに訪れた町は、陽菜の故郷である会津地方に酷似した風土を持ち、二人は驚きを隠せない。やがて二人は、この国の王女スイリアと出会い、王都で頻発する不可解な事件や魔物の襲撃に巻き込まれていく。
軍人としての知識や統率力を駆使し、政治的陰謀や魔物の脅威に立ち向かう芦名。一方、異なる時代の価値観を持つ陽菜や好奇心旺盛な王女スイリアとの出会いは、芦名の閉ざされた心に新たな光を与えていく。
元の世界に戻るため、そして異世界で芽生え始めた絆や恋心の行方は――。
冒険、歴史、恋愛が交錯する異世界転移ファンタジーが幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 21:10:00
34897文字
会話率:30%
都内の中学校で女子生徒が男に食い殺された。
容疑者の友人・多聞は納得がいかず、ヤクザの男と手を組み独自で事件を調べ始める。
一方女優志望の女子大生・千鶴は、彼氏の地元の風土記から配信用のネタを探していた。
――――悪い事をすると"
ツイタチ様の御使い”に食われる。
二人はやがて広島のある村に根付く、悍ましい因習へとたどり着く。
***
因習村ホラー・サスペンスです。
カクヨム、pixiv、NOVELDAYSにも投稿しています。
毎日更新ですが、最新話まで追いついたら不定期更新になります。
後日談の漫画が同タイトルでpixivにあります。
※R18のBLもあるので注意してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 22:00:00
324950文字
会話率:28%
目を開けたらそこは、雪景色と・・・獣人!?人間!?どゆこと!?
なんか知らん間に死んでて、どうやらここは異世界らしい。今はやりの異世界転生ですか、そうですかって納得できるかい!
あと、後々わかったけど敵から逃げ続けると私は強くなるらしい。
え~、なんかかっこ悪っ!
でも、そのおかげでなんとか生きてるし、もふもふも堪能できてるしいっか。
ただ一つだけ納得いかないことがある。逃げ姫っていうのやめてくれませんか?
*初めての投稿です。至らないところが多々あると思いますが、作者はお豆腐メンタルなのでお手柔らかにお願いいたします。また趣味で書いているため、かなりの不定期更新となりますのであらかじめご了承ください。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 22:04:07
233494文字
会話率:67%
『シバザクラは隠して』の続編です。
奈奈への恋心を自覚した小鞠。
バレンタインにかこつけて気持ちを伝えようとするが……?
陰キャと陽キャのもどかしい恋の行方は————
最終更新:2025-02-16 15:05:30
4461文字
会話率:56%
『リナリアを君に』の続編です。
あの日の放課後、棗さんにキスされてから意識してしまうようになった。それでも、スクバの中や教室ではいつも通りに会話する、変わらない。この関係は変わらない。
「今日は学校探検がしたいのです!」
「え、何で
?」
そんな突拍子もない提案にのって、二人で旧校舎の探検をすることになってしまった。
ちょっとしたハプニングから、気持ちを自覚してしまった私は———————
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 14:48:32
6279文字
会話率:60%
大ヴィン島で感染するハズがない南洋の風土病に罹患した女が殺された
彼女は、どこでこの病気に罹ったのか?
調査の結果、どこにも知らせずに同じ病気を自宅で治療している富豪の妻が見つかる
最終更新:2025-03-13 21:16:35
30320文字
会話率:22%
『構築される精霊』より抜粋
〜序〜
世界でもっとも謎めいた生き物は、精霊だ。
あるところでは死者が転じ、またあるところでは無機物に宿り。ひとくちに精霊といえど、その経緯は千差万別である。
系譜を引くことは不可能に近く、体系だった研究は
長命な魔女すら投げ出すほど。しかし、精霊の魅力は損なわれず、むしろ一生を捧げる研究者ならぬ偏執狂は増えるばかりだ。
なかでも私の興味をひいてやまないのが、構築された精霊だ。
魔法はおろか、魔術の知識も持たない人間の、何気ない言動。そこに乗せられた意思や、執念や、また驚くべき偶然が重なることで奇跡のような運命をまとい、「彼ら」は生み出される。
構築された精霊とはすなわち、魔法的あるいは魔術的な条件を満たしたことで力を得た魂。ゆえに、世界の変動にたびたび登場する精霊も彼らであることが多い――
◇
風土記系競作企画「構」に参加しています。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.html折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-10 13:19:26
9483文字
会話率:19%
理知と信仰と社会・人の在り方を描く本格異世界ファンタジー
歴史の軸となる彩詠術の成立と少年王による変革を描く『金枝を折りて』(シリーズのメイン作品)
その約五十年後の田舎町、四季の風物と異文化流入を描く『夜明けの歌、日没の祈り』
国が滅び
た後の世にまで残る負の遺産を描く『女神の柩』
※作者のオンライン閲覧&バックアップ用まとめにつき、1頁の文字数が多くて空行もルビも無い不親切仕様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 09:46:21
994564文字
会話率:45%
異世界風土記様の競作企画「構」参加作品。
古代の失われたわざを用いて膨大な蔵書を収蔵した『黄金樹の書庫』、その探索にまつわる話。
最終更新:2024-11-07 00:00:00
8004文字
会話率:44%
宝石修復師×護衛騎士の年の差恋愛物です。
【主なあらすじ】
「宝石修復師」――今や鉱山が枯れ果ててほとんど産出されなくなった天然宝石を「修復魔法」で修理する職人達が居る。
魔法の腕は使い手の知識量に左右されるため「修復魔法」を使いこ
なすには「全ての宝石」に関する膨大な知識が必要だ。
それ故に、その膨大な知識を得る為の努力に見合う「技術料」として高額な依頼料が必要となり、必然的に王侯貴族や街の権力者のような「金持ち」を主な顧客として抱えることになる。つまり宝石修復師は高給取りなのである。
リーシャは「個人指名の依頼」がひっきりなしに届く腕利きの宝石修復師だ。届いた依頼をこなしながら世界各地に散り散りになった「祖母の形見」を探す旅をしている。
ある日、廃鉱山の町の酒場で行き倒れになっていた男性――オスカーを拾う。
見るからに「訳あり」で着の身着のままのオスカーに手を差し伸べ、「護衛」として雇うリーシャだが、どうやらお互い「秘密」を抱えているようで……
宝石修復師の少女と護衛騎士が祖母の形見である宝石の蒐集物(コレクション)を探して世界を旅する冒険譚です。風土や歴史、文化が異なる様々な国を宝石の修復をしながら巡ります。
魔法や信仰、食文化が異なる国で出会う人々との交流や、事件やトラブルに巻き込まれながらも絆を育む二人の関係性の変化などを楽しんで頂ければと思います。
宝石修復師×護衛騎士の年の差バディをどうぞよろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 17:25:36
554279文字
会話率:57%
銀行員だった俺は下町散策中に異世界へと飛ばされ、バッグメニューによってゴッドモードに掛かれた。元の世界に帰る接点が無いため、俺は気ままにこの世界を旅をして都合よく生きる事を決めた。異世界での風土、グルメ、時には戦闘、飽きない毎日が約束され
ている様だが、やっぱりのんびりしたいな。
【全章節改修完了】
【地理構造変更完了】
【一部の用語を変更しました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 03:25:39
310044文字
会話率:43%
これは、失われたものを取り戻そうとする者たちの物語──
叙事詩圏の辺境、メリッサ村に住むふたごの姉弟アデリナ(リナ)とルート(ルゥ)。男勝りな少女アデリナは騎士になることを志し、内気な美少年であるルートは教導会の程よい地位での隠居生活
を目指しそつなく暮らしていた。
そんなある日ふたごは、突然自分たちの父親がいなくなっていたことに気づく。父親だけではない。父親と過ごした記憶も一緒に失くしていたのだ。父親の失踪の理由は? そして思い出から父親が消えたのはなぜなのか? 背後に見え隠れする魔女結社と星室庁の陰謀に立ち向かいつつ、ふたごの冒険は始まる…… これは、失われたものを取り戻そうとする者たちの物語──
叙事詩圏の辺境、メリッサ村に住むふたごの姉弟アデリナ(リナ)とルート(ルゥ)。男勝りな少女アデリナは騎士になることを志し、内気な美少年であるルートは教導会の程よい地位での隠居生活を目指しそつなく暮らしていた。
そんなある日ふたごは、突然自分たちの父親がいなくなっていたことに気づく。父親だけではない。父親と過ごした記憶も一緒に失くしていたのだ。父親の失踪の理由は? そして思い出から父親が消えたのはなぜなのか? 背後に見え隠れする魔女結社と星室庁の陰謀に立ち向かいつつ、ふたごの冒険は始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 21:00:00
184174文字
会話率:33%
魔女狩りが起こる遥か昔のこと。〈叙事詩圏〉の西部辺境ロカノンの地にて、ある巨大なプロジェクトが進んでいた。名付けて〈記憶堂〉、大いなる《記憶》を讃え、聖遺物を納める大聖堂の建造がそれだった。このプロジェクトは領主と教導会と異民族とが手を取
り合い、文字通り相争った歴史的記憶を埋葬し、〈女神の平和〉の到来を謳うための記念館になるはずだった。ところがそのプロジェクトの最新の現場監督、名誉市民ヘラルドはある朝呼び出しを受けて、プロジェクトの停止を命じられる。憤慨する老人ヘラルドは、この歴史の背景にあるものを知らされるが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 20:30:00
10566文字
会話率:59%
魔法文明が滅び、最後の魔法使いが死に絶えてからかなり後。魔女狩りが過激化する少し前──フェアリーテイルが人を殺すと信じられた時代に、土着の《物語》を調査し、裏を取って聖典の世界観に組み伏せることを〝仕事〟とする教導会専属の黒いローブの男たち
が主人公。そんな話。
※この小説は「イセカイフドキ」様主催の共作企画「調」の参加作品です
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2022_01_shirabe/kikaku.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 12:00:00
11048文字
会話率:46%
備忘録として書いてみます。
キーワード:
最終更新:2025-02-23 11:20:07
17128文字
会話率:3%
結婚適齢期を迎えた青年たちの通過儀礼である〈炎龍鳥狩り〉。危険な儀式に挑む青年たちの無事を祈って、血縁の娘たちは、その血の呪力を込めて皆で刺繍を施した新しい上衣を贈る。九歳のプディヤは、この、〈糸の姉妹〉の仕事に、今回、初めて加えてもらった
。本来ならまだ少し早いけれど、儀式に挑む従兄のユウアムはプディヤを幼いころから特に可愛がり、プディヤも彼に特に懐いていたから、その糸にはきっと強い想いの力が宿るだろう――という理由で。
アジア山岳少数民族風異世界で、年の離れた従兄への幼い初恋に心を揺らす少女を描くファンタジー短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 15:08:26
6519文字
会話率:20%
卵から生まれて水の中で育ち、満月の夜に陸に上がって<ひと〉になる不思議な種族〈沼地の民〉。しっぽと水かきを持つ青白い肌の〈幼生〉は、大人たちの仲間入りをしたいという気持ちが芽生えてはじめて〈ひと〉の姿を得て陸に上がることができる。仲良
しだった弟が未だ幼生のままなのを、一足先に陸に上がった姉は、やきもきと案じるが……?
ここでないどこかの大地に暮らす幾つかの種族を紹介する、『異世界風土記』的な連作ファンタジーの1作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 21:29:33
9888文字
会話率:11%
ウェンスノーセ合邦に王家などは実在しない。
似たものは在るが、その名に権威や格式を感じ取る国民は余りに少ない。象徴としてもこの国に君臨したその在位は短く断続的に過ぎ、とうてい、自ららが戴く「王家」とは誰も認めてなどいない。
王が治め
るにウェンスノーセは抱える事情が余りに複雑に過ぎた。
まず、貧困。
雪勝ちな山塊の麓にへばりつく様に人々は暮らしている。なぜわざわざこの様な場所に好き好んで暮らすのか。
そして、人種、民族。
狭い国土は20前後の部族と10以上の人種、宗教に彩られ混淆し、誰が治めても何処かで不平が挙がる。そういうふうに出来て上がってしまっていた。
自然、合議と遵法の風土がこの地に育まれた。
その、王党派と議会連合、最後の決戦の戦場。
連合軍の主軸に、大魔導、ホリッシュロートンの名を見て取る事が出来る。
だがこれを唯一最後に、その名は歴史から姿を消す。
険阻な国土は、人々にそれを克する力を養わせた。
魔導の力は小国、ウェンスノーセが他国の干渉を撥ね退ける盾であり、渇望される矛でもあった。
国内が納まって後、その魔力は請われて国外に猛威を振るった。
だがそこにも、ホリッシュの名は無かった。
これに興味を抱く者は時の狭間にただ絶望するしかない。
事実は家内で、口伝でのみ継承されているのだから。
決戦に臨み、既に初代は政治的存在と化していた。
彼はこの時点で戦後を睨み、活発に活動していたのだ。
遂に敵対することとなった水竜遣い、ダンスタールに向け最後の瞬間迄で懸命に念話を送っていた。
ここで我等が潰し合いを演じて誰が喜ぶと思う。
この小邦は近隣に刈り尽くされようぞ。魔力のみをだ。
我が子女も質に出そう。ここはたって退いてくれ、ダンスタールよ。
世界を焼き尽くす程の力を手にしながら、溺れず、奢らず、初代はそれを直に振るう事無く、それを担保に世界に向け精力的に働き掛け続けた。
小国、ウェンスノーセ。それが魔の強国として世界の表舞台に躍り出たのは、初代のそうした入念な工作の結果だった。
魔の強国、などと嘯いても、それは一握り、個の資質に依存した劣弱なものに過ぎない。
それを。決定的な局面で、決定的な戦力として然るべく、投じる。
「戦勝代理人」ウェンスノーセ魔導傭兵は大陸各国が大金を積みその力を要請した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 19:26:50
10433文字
会話率:18%
フレイア国教会の僧ヒエイは、この国では希少な魔法の使い手だが、周囲からは無能と蔑まれていた。教会に課せられた「天使」のための徴税のノルマをこなさないためだ。
このフレイア王国は、天使の君臨する国だった。強大な力を有し天気を自在に操る天
使は、理不尽に雨ばかりを降らせて、長年人々を苦しめていた。王族と貴族はそれに媚びへつらい己らだけが安全な場所に住み、搾取するのみで民の暮らしを顧みることをしない。
そんなこの国に、彼はすっかり嫌気がさしていた。
そんなヒエイに、ある日上司で師匠のデロス司教から極秘命令がくだる。
東方ナイアス神聖国へ使者としておもむき、大聖人ヴォルヴァ様をお連れせよ。
大聖人の力を借りて暴虐な天使と支配者たちを追い出そうというのだ。
風の魔法使いヒエイは同僚の怪力の持ち主アトラスとともに、はるか東方の国へと旅に出る。
襲い来る刺客。天使の付き人メルラとその配下による妨害。見知らぬ異国の風土や支配者……。二人の前には次々にさまざまな障害が立ちはだかる。
それでも彼らは前に進む。
理不尽な「天気」をやっつけるために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 16:20:00
280848文字
会話率:42%
埼玉県北西部の山中にかつてあった祇祐堂を巡る怪事件の伝承。
最終更新:2024-12-02 20:16:16
8509文字
会話率:14%
「ルージュ、お前の瞳は神様に愛された色なのよ」
「ルージュ、貴様の瞳の色は不吉で、厄災を呼ぶ色だ」
元公爵令嬢のルージュは石榴の瞳を生まれ持ったため、王城の物置部屋に追いやられ、不遇な扱いを受け続けてきた。
そんな彼女はこの世界を守る【国境
塔の神】の書物を読み解き、いつかその場所に行きたいと望んだ。【国境塔の神】は人の持つ色を好み、その色に込められた思いを食らうという。彼なら自分の願いを叶えてくれるかもしれない──そう一縷の望みを抱き、彼女は生け贄として【国境塔の神】に赴くのだが……「君は間違いなく【人】だ。であれば、僕の話し相手になってくれないだろうか」とカミ様に気に入られてしまい?
風土記系競作企画「構」に参加しています。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.html
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 08:39:17
9322文字
会話率:29%
遊牧で暮らしを立てる者が多い草原地帯で、町を作って生活しているデラフ族。他部族の不穏な噂が聞こえてくる中、町にやってきた隊商は、山向こうで拾ったという一人の少年を連れていた。
天真爛漫な族長の娘と、外から来た不遇な少年の交流譚。中世風な世
界が舞台の物語です。[個人サイトとカクヨムにも掲載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 08:30:00
9998文字
会話率:52%
帝国の役人と、二人のわけあり学生による、古代遺跡調査行。[個人サイトとカクヨムにも掲載]
最終更新:2022-12-18 15:18:41
9998文字
会話率:45%
※『Dawn of the Mapmaker』という題名でCross Infinite World社から英語版が出版されました。詳細は目次下部をご覧ください。
その知識は、本来お前が持つべきものではない――
筆写師見習いのかたわら、地
図制作を請け負うウネン。領主の依頼で仲の悪い隣領との境界を測量することになった彼女は、護衛を探すために訪れた酒場で一人の旅の剣士と出会う。
ウネンが過去に作った地図を手に、剣士は「測量技術を誰から教わった?」と詰め寄ってくる。彼は、三年前に失踪したウネンの師匠を罪びとだと言って探していた。
師の犯した罪とは何なのか。門外不出の知識とはどのようなものなのか。
恩師の無実を証明すべくウネンの旅が始まる。
――小柄で男の子と間違えられてばかりいる地図屋の少女と、少女の師匠を追う腕利き剣士(口下手で苦労性)と切れ者魔術師(笑顔が胡散臭い)との、世界の秘密を巡る冒険譚。本編完結済み、番外編追加予定有り。[個人サイトとカクヨムにも掲載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 17:14:01
545160文字
会話率:44%
ユイが越してきた村では、年に一度独自の神事があるという。主役となるのは、十〜十五歳の少年少女。彼らは弓や銃を携えて、夜の杜へと入り込む。
〈神狩〉と呼ばれるその神事。狙いは、その夜に生まれ落ちる神。
神を産む塔の足下で行われる〈神狩〉と
は。〝他所者〟のユイが体験した一夜の話。
企画『風土記系FT競作企画「構」』参加作品
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.html
※「カクヨム」「Nolaノベル」にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 00:00:00
9680文字
会話率:39%
ファンタジー異世界ふれあい街歩き。異世界転移した高校生男子とドラゴンの少女とのほのぼの二人旅。
旅行気分を味わえる飯テロと観光のお話です。旅番組を見る気分でどうぞ。
第一章はほとんど状況説明なので、手取り早く旅番組をご期待の方は第二章から読
んでください。
高校生の優也は、なぜか来てしまった異世界で、ずっと閉じ込められていたドラゴンの少女──シルと二人で旅をしている。
他のドラゴンを探すため──でも、この世界の言葉を知らない優也とシルの旅は、なかなかドラゴンに辿り着かない。
洞窟の中に森が広がる国、
大きな空飛ぶクジラの背中の上、
言葉も文化も違ういろいろな街を巡って、二人で観光をしたり美味しいものを食べたり。
そんな旅が続く中で、世界を知らなかったシルは好きなものを見付けてゆく。
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※ このお話には飯テロが含まれています。
※ 主人公たちは、観光しかしません。
※ 戦闘とか多分しません。
※ 悪いことはあまり起こりません。
※ 主人公は言語チート、ないです。ヒロインは主人公以外とは意思疎通できません。
※ 主人公が本当に何もできません。
※ ヒロインはドラゴンですが、人間の姿の時はほとんど人間と変わりません。人外要素を期待していたらごめんなさい。尻尾とか角とか、ないです。
※ ラブコメ・恋愛要素はぬるいです。
※ レーティングの判断に自信がなくて「R15」にしてますが、それを期待するとがっかりすると思います。基本的に何も起こりません。
--------
ノベルアップ+とカクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 07:10:00
325898文字
会話率:21%
ある時、気付いたら知らない場所にいたし、自分のことも、ぼんやりとしか思い出せなかった。
そんなわたしを助けてくれたのが、母さんと、父さんと、兄さん、今のわたしの家族。
でも、これはわたしが勝手にそう呼んでいるだけ。みんなからどう思われている
かは、わたしは知らない。
わたしには、みんなの言葉がわからないし、わたしの言葉もみんなには伝わらないから。
◆
獣人の家族に拾われた少女が、言葉が通じないまま兄と慕う相手に溺愛されてそのまま結婚してしまうお話です。
(語り手が無知なまま結婚するので、見方によっては怖い話だと思います。あまり良い話ではないかもしれません)
語り手は相手を「兄さん」と読んでいますが、血は繋がっていませんし種族も違います。なんなら多分語り手の方が年上だと思われます。
カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 18:33:49
13034文字
会話率:3%
間違えて人に生まれてきた精霊の子は森へ帰り、精霊が生まれる。
森と洞窟の国ルキエーでは、時折緑の髪の子供が生まれてくる。
緑の髪の子は、間違えて人に生まれてきた精霊の子ラー・ロウと呼ばれる。
名前を持たず、家も持たず、人ではなく精霊に近い
ものとして生きる。
ラー・ロウが森に帰るその時は、精霊に戻る時。そして、新しい精霊の誕生の時でもある。
──さあ、祝え。ラー・ロウは帰る。ラーは生まれる。
--------
この作品の舞台は、『旅をする──ドラゴンの少女と巡る異世界』の第四章、第五章の舞台と同じ国です。
https://ncode.syosetu.com/n8191go/
この作品単体で完結した作品ですので、特に『旅をする』を読んでいる必要はありません。
ですが、もしよろしければ、『旅をする』もどうぞ。
『旅をする』は世界各地のグルメと観光がメインのほのぼの旅日記で雰囲気はだいぶ違いますが、それでもよろしければぜひ。
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風土記系競作企画参加の短編です。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku.html
テーマは「祝い」……祝えてると思います、多分。
カクヨムとノベルアップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 20:00:00
3710文字
会話率:23%
小説「ウェルズギメア」の世界観解説をする小説となっています。ウェルズギメアを読んで頂かなくても楽しめると思います。
最終更新:2024-08-25 14:53:36
2061文字
会話率:0%
主人公の女性が、レトロな商店街で自称魔女の年上女性と出会い、彼女からだされる課題をこなす内に、成長していくまったりスポコン系シスターフッドの物語。
土地の個性が強い京都の風土、歴史、そこに生きる地元の人々の交流等の京都暮らし気分を楽しんで頂
けると嬉しいです。
カクヨムさんにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 00:48:16
13241文字
会話率:48%