平岡 志乃(ひらおか しの)は瀬戸内の軍港で栄える港町で、母と二人の妹とともに、慎ましくも幸せに暮らしていた。
幼い頃より箏(こと)を習っていた志乃。
女学生になった今、その腕前は師匠にも認められるほどになっている。
尋常小学校で教師
をする厳格な母のもと、志乃は箏の稽古に励む日々をおくっていた。
しかし、一家の大黒柱である母が突然、病に倒れてしまう。
病気の母と幼い二人の妹を抱え、途方に暮れる志乃。
そんなある日、絶望の淵にいた志乃に、金銭的援助の話が舞い込んだ。
援助の条件は、ある男性の妻になることだという。
相手が誰かも知らぬまま、男性の妻になることを決意する志乃。
そんな志乃に明かされた男性の正体は、皆から“死神”と呼ばれ、恐れられる人だった。
※ゆりいろ……箏(こと)の演奏技法のひとつで、音の余韻をだすために、左手で絃を押して揺らすことをいいます。
※この物語はフィクションです。時代考証等々、現実にそぐわない部分もあるかと思いますが、ご理解いただいた上でお楽しみいただければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 06:00:00
118518文字
会話率:31%
※本作は【バンダナコミック 縦スクロールマンガ原作大賞】応募作品となります。
ご興味がありましたら是非、長編の
【ベイビーアサルト~撃墜王の僕と、女医見習いの君と、戦艦の医務室。僕ら中学2年生16人が、その夏休み40日間になしとげた人類
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【あらすじ】
「コレでアレを飲むくらいなら、舌噛んで〇ぬっ!!」
古くからの軍港の街、みなと市。僕の住むこの街では夏になると、毎年恒例のイベントがある。
地元の中学生が、港湾の軍艦に乗せてもらえるイベントだ。
だけど今年は、前代未聞だった。
その最新鋭の空中戦艦、AIで完全自動運行が可能なその艦に、なんと軍人さんの同行無し。16人の中学生だけで二週間乗艦する事が決定したんだ。
「うふふ。そんな駄々こねたら、本当に赤ちゃんみたいじゃない?」
その軍のイベント「ふれあい体験乗艦」に選ばれたのは僕と15人の女子。全員地元の中学二年生。‥‥あれ? 男子は僕だけ? ‥‥マジかよ!?
僕、咲見暖斗は大人のいない中、母艦を、女子達を守るべく巨大人型兵器に搭乗して戦う。だけど戦うために特殊能力を使った代償で、僕の身体に思いもよらないハプニングがおこってしまう。
そんな僕を医務室で、白セーラーに白衣のコートを纏い待ち続ける女の子、逢初愛依。女医の卵でもある彼女が、僕の後遺症を治す為に、その手に持つ物はまさかの!?
「あ、赤ちゃん言うなぁ!」
「え~。だって」
医務室での彼女とのあれこれ。
そういえば‥‥こんな風に女子と話すのって‥‥俺、初めてだよな‥‥。
「あれ? 一人称が『俺」になってるよ? 暖斗くん」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 22:48:02
9920文字
会話率:36%
「ファーレス」、それは世界の運命、戦争の形を大きく変えた革新の結晶。
2031年に日米共同で開発されたその人型兵器は戦争という行為を一方的な殺戮へと変えた。その圧倒的な力の前に侵攻してきた各国の軍を壊滅させ、甚大な被害を与えた。
20
38年に戦争が一時終結した事で世界は「自由共和連邦」と「新世界統合同盟」へと二分された。
幼い頃に母を亡くし、軍人である父と共に暮らす少年「祈上晴人」は父の仕事の影響で世界各国を巡っていた。父「雄一郎」は日本国防軍大佐として自身の所属する大隊と共に同盟国である「ヨーロッパ統一連邦」の一州となったドイツにて行われていた第五世代ファーレスの完成セレモニーに出席していた。
当時13歳だった晴人はセレモニーの間自身と同年代の軍人の子女と軍施設内で交流を図っていた。セレモニーは予定通り進行していたが、突如会場近くの軍港が襲撃される。
直感的に第五世代を狙ったテロであると判断した晴人はすぐさま会場に向かうが既に爆撃されており、炎の中何とか父の元へ辿り着き、父のファーレス操縦用の認識端末と第五世代の奪還を託され、ドックに保管されていた日本軍に提供される予定の第五世代機に乗り込み、非正規兵とは思えない動きで敵を圧倒し、父の最期の願い通りに敵機を破壊。その後、救助隊が到着するも既に息を引き取っていた。
緊急時かつ本人から託されたとはいえ他者のパスを利用する事は違法行為であり、軍人の子息であろうと罪は免れない。しかし、晴人の類まれなる操縦技術を見込まれ、非公式に軍に入隊し、戦果を挙げる事で放免とするという形に落ち着いた。
新たに創設された特殊任務部隊に入隊。二年間「特務少佐」として活動し、あらゆる戦況において勝利を収め、その功績をもって無罪放免となったが、両親や友人もおらず軍にしか自身の居場所を見いだせなかった晴人は上官の勧めで士官学校に入学する事に。
元軍人である晴人は当然の事ながら他の追随を許さない成績で案の定主席として入学する事となった。
横田にある「第一国防軍士官学校」に入学する事になった晴人だが、父が軍人であった事が災いし、学内のいざこざに巻き込まれていくことに。しかし、学園生活の裏では世界各国の思惑が複雑に絡み合い、日常が日常ではなくなっていく。
晴人の学園生活は一体どうなってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 02:00:00
49749文字
会話率:48%
少し未来の話。人型兵器〈AFM〉が戦場に投入され、企業が軍隊を持ち、戦いは公然とした金儲けの手段になっていた。機械式臓器の埋め込み手術で多額の借金を抱えた傭兵のカイトは、携帯端末にインストールされた人工知能のヨナと共に、東南アジア海域に浮か
ぶ人工島『浮揚軍港』に住み着いている。潜行機を駆り、海賊を討伐する傭兵稼業をはじめて一年。謎の女社長、ユーミから期間契約を提案され、カイトのもとへ届けられたのは日本製の潜行用AFM。その名は『伊號』。それは、かつて企業軍人だったころ“ブルー・リッパー”の異名で知られたカイトの愛機だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 00:25:17
174692文字
会話率:52%
人類初の星間戦争となった長い戦役の中で要塞として
存在した「逆巻」は戦後、その軍事的な価値を喪失し
「逆巻市」として改装され
今は、多くの市民を守り支えている
「逆巻港」と呼ばれることもあったこの居住地も
終戦後、五十年以上という長い時間
が経過し
重要資源の枯渇によって経済的な価値をも喪失していく
この状況を打破するため「市長」はある計画を立案する
その計画の第一段階として寄付を募り警備隊を発足させた
――――――なぜ今、警備隊なのか?
その答えをいまだに知らずにいた隊長の御影護と隊員達は
初任務として資源宙域の警護に向かうことになる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 00:27:25
302754文字
会話率:54%
記憶を失った皇女が敵国騎士と出会い世界を変える、とある世界の物語。
海を挟んで向かい合う二つの大国は、それぞれの独自の武力により拮抗し、いくつかの国を従えあるいは連合し、敵国同士としてそこにあった。今は、つかの間の休戦状態となっていた。
ディスタード帝国の第一皇女であるアデレードは、皇帝の父に甘やかされ、ほかに咎めるものもいなかった。17となり、女帝への即位が近い彼女は、帝国の属国一つであるミニエーラ王国など関係国への外遊のため船で海を渡っていた。
順調な航路であったが、その途上、アデレードは船から落ちてしまう。
目が覚めたアデレードは、愛称のアディという名前以外、一切の記憶を失っていた。
彼女が誰なのか。黒い宝石が埋め込まれたペンダントだけが唯一の手掛かりだった。
そして、彼女はレオール王国の軍港都市で、敵国騎士に助けられるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 23:58:40
244702文字
会話率:46%
真珠湾軍港空襲さる―――
突如として謎の勢力に攻撃を受けた真珠湾軍港。
燃え盛るハワイから幕を開ける太平洋の戦乱、日米英の対応は?
そして第三帝国総統ヒトラーの野望は世界へと伝播する。
世界は再び大戦へと突入する。
史実とは少し異なる世界
で繰り広げられる世界大戦の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 22:06:55
17030文字
会話率:22%
「欧州大戦」後にそう呼称される戦争が勃発。
「帝国」の隣国侵攻によって始まったソレは、帝国優位に進み帝国軍は欧州を席巻した。
しかし「連合王国」を中心とする連合国軍が大規模反攻作戦を実施、一転帝国は守勢にたたされた。
資源地帯を抑えら
れた帝国は補給もままならず、圧倒的物量で攻め入る連合国軍によって敗退を繰り返し、ついには首都が戦場となってしまう。
国家存亡の危機のなか、連合王国の軍港に大規模な輸送船団が集結しつつある、という情報を得る。
壊滅寸前の帝国海軍に軍令部はこの輸送船団を襲撃・撃滅せよと命令を下す。
その襲撃艦隊の司令に任命されたブリュンヒルト中佐は、稼働可能な5隻の駆逐艦のみを使って、襲撃を試みるが………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 16:26:44
24958文字
会話率:40%
人々が鉄に跨り、空を駆けることが当たり前となった時代。
世界の空を5つに分ける五大国の内、最も繁栄を極める、飛翔国:カルラアルディハーカ。
その空大国は、隣国のアルカバレンと、全面戦争に踏み入る手前の武力的な膠着状態にあった。
始まりは
、戦争の緊張と好奇に浮き立つ人々の営みから外れた、下層空域の辺境。
盛衰の一過が匂う、とある寂れた軍港に、天使が落ちた。
そこで天使が出会ったのは、神より下された原罪を背負って生きる、軍訓練生の青年。
その異質な二物を捕らえんとするのは、神の威を目指す野心の闇。
出会った二者を引き裂かんとするのは、空帝軍直下、精鋭戦闘飛翔機群。
そして真実の傍に置かれた神官たちは、二つの行く末を空に占う。
いま、青年は世界の歪を思い出し、決断する。
空翔けるは、父の遺した愛機、ヘルハンダー。
覆すことの出来ない神の築きし秩序の中で、神の国に見離された青年天使は脱国を目指す。
はたして、青年が抱いた恋慕は、蒼穹に天使を逃すのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 08:00:00
12978文字
会話率:22%
宇宙暦四五一八年九月。
自由星系国家連合のヤシマに対して行われたゾンファ共和国の軍事行動は、アルビオン王国により失敗に終わった。クリフォードは砲艦の画期的な運用方法を提案し、更に自らも戦場で活躍する。
しかし、彼が指揮する砲艦レディバ
ードは会戦の最終盤、敵駆逐艦との激しい戦闘で大きな損傷を受け沈んだ。彼と乗組員たちは喪失感を味わいながらも、大きな達成感を胸にキャメロット星系に帰還する。
レディバードでの奮闘に対し、再び殊勲十字勲章を受勲したクリフォードは中佐に昇進し、新たな指揮艦を与えられた。
それは軽巡航艦デューク・オブ・エジンバラ5号(DOE5)だった。しかし、DOE5はただの軽巡航艦ではなかった。彼女はアルビオン王室専用艦であり、次期国王、エドワード王太子が乗る特別な艦だったのだ。
エドワードは王国軍の慰問のため飛び回る。その行き先は国内に留まらず、自由星系国家連合の国々も含まれていた。
しかし、そこには第三の大国スヴァローグ帝国の手が伸びていた……。
王太子専用艦の艦長になったクリフォードの活躍をお楽しみください。
クリフォード・C・コリングウッド:中佐、DOE5艦長、25歳
ハーバート・リーコック:少佐、同航法長、34歳
クリスティーナ・オハラ:大尉、同情報士、27歳
アルバート・パターソン:宙兵隊大尉、同宙兵隊隊長、26歳
ヒューイ・モリス:兵長、同艦長室従卒、38歳
サミュエル・ラングフォード:大尉、後に少佐、26歳
エドワード:王太子、37歳
レオナルド・マクレーン:元宙兵隊大佐、侍従武官、45歳
セオドール・パレンバーグ:王太子秘書官、37歳
カルロス・リックマン:中佐、強襲揚陸艦ロセスベイ艦長、37歳
シャーリーン・コベット:少佐、駆逐艦シレイピス艦長、36歳
イライザ・ラブレース:少佐、駆逐艦シャーク艦長、34歳
ヘレン・カルペッパー:少佐、駆逐艦スウィフト艦長、34歳
スヴァローグ帝国:
アレクサンドル二十二世:スヴァローグ帝国皇帝、45歳
セルゲイ・アルダーノフ:少将、帝国外交団代表、34歳
ニカ・ドゥルノヴォ:大佐、軽巡航艦シポーラ艦長、39歳
シャーリア法国:
サイード・スライマーン:少佐、ラスール軍港管制担当官、35歳
ハキーム・ウスマーン:導師、52歳
アフマド・イルハーム:大将、ハディス要塞司令官、53歳折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-02 12:00:00
132463文字
会話率:25%
今から4年前、突如、発した世界的な恐慌により、どの国も経済的な不安を抱える中、この国は東国からの宣戦布告により思いがけない戦争に突入した。当初、準備不足により、航空戦力は完全に劣勢となり、陸軍部隊は各地で敗走を繰り返し、重要な飛行場を占領
され、完全に制空権を失うといった緊急事態となった。そんな中、首都空襲のため発進した爆撃機の全てを撃墜した12歳の少女がいた。彼女は「救国の少女」と呼ばれ、10匹を超えるドラゴンを同時に操り、敵の航空戦力を各地で壊滅させる大戦果をあげる。また、海軍と協力して南トルオカ海戦で相手艦隊を撃破し、敵国の軍港を占領、停戦まで持ち込むことができた。
この大活躍に国民達の熱狂は止まらず、国民栄誉賞を受賞した彼女は、しぶしぶ、軍人となり首都防衛の要として、東部地区飛行場に配属されることなるが、その後、まるで戦争は起こらず、穏やかな平和が続いたことで、その熱狂も国民に忘れ去られてしまった。彼女は、軍人として、ドラゴン一匹の世話をしながら学校に通い、日々の軍事修練を行いながらも、休暇には街に買い物にでたり、休み時間には、数少ない女友達と会話を楽しむ普通の16歳になっていた。
そんなある日、高高度を飛ぶ新型偵察機が現れてしまう。ドラゴンに乗って対応することを主張する彼女は、戦力としての疑問を周囲から抱かれ、取り巻く環境が変わっていくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 20:00:00
20197文字
会話率:55%
太平洋戦争末期に差し掛かる頃、ルーカス少佐はある命令を下される。作戦は呉軍港空襲だった。
作戦を遂行すべく、ルーカス航空隊にはベン中尉とベテラン中尉で構成された少数精鋭の部隊で行うことに。
特にベン中尉は海兵隊に志願したときの同期であり、ラ
イバルであり、相棒である。
そんな二人はすれ違うけれど、訓練や日々一緒に生活するうえで、お互いを知り、認め合うことで友情が芽生えた。
お互いを知っていくことで、音楽や映画などの趣味が似ていてよく遊んだ。
だけど、お互いを知っていくことで、悪いこともあった。そ
れは幼馴染のフェイスを二人同時に好きになってしまったこと。
二人はフェイスを守るため、空を翔るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-03 21:50:28
11093文字
会話率:58%
平和という時代まで遡ろうとしたらもう指で数えるのは不可能な程、世界の全ての国が戦争が幾年も続いていた時代。
そんな中人類はかつての人々が夢を見ていた戦闘用大型ロボット、『タイタン』の開発に成功していた。
島国である陽和もタイタンの開発を行っ
ていた。
軍港を擁する都市、福原に研究所を設けて新型の開発に乗り出していた。
その福原に海軍の人間が引き渡しを要求しに来たのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-30 07:00:34
26391文字
会話率:63%
重複投稿。
豚が主人公の動物のメルヘン。
でも子供向けではありません。
戦争をテーマにした童話です。
むかしあるところにシロ王国という島国がありました。
最終更新:2015-02-21 19:47:26
7237文字
会話率:16%
1939年 11月18日
秋風しみる呉軍港に停泊している戦艦日向。
艦魂であるため、人間に気づかれないのを寂しがってた日向の艦魂『日向』。
そんな彼女に、待ちに待った『艦魂の見える人』が配属された。
彼の名前は、加藤 正樹。18歳ながら、中
尉の階級を持つ優等生である。
ようやく自分が見える人と出会う事ができた日向。
祖父と同じく艦魂が見える事を知った正樹。
この二人が繰り広げる物語にどうぞお楽しみあれ!
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-10-14 13:02:10
6426文字
会話率:38%
1950年。ドイツ軍港キールで行われた一大観閲式。ココに軍艦達の舞踏会の幕が上がる。
最終更新:2013-07-07 00:00:00
26716文字
会話率:26%
地方の軍港の高校生である「僕」は律子と言う美女を追っていくうち、偶然UFOの到来を目撃した。「僕」の精神はその頃から狂いはじめる。自分の時間概念がどんどん壊乱していく中で律子を追い求め、精神分析科医伊藤泰海氏と自衛隊の陰謀に巻き込まれながら
、「僕」はなんとか過去の律子を救うためにもがきはじめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-14 00:01:05
31540文字
会話率:43%
昭和十八年呉の軍港は賑やかで、その中つつましく毎日お父さんの帰還を港の見える小さな家で待ち望んでいる家族の話。
最終更新:2009-09-03 12:55:56
1474文字
会話率:5%