地球と同じ銀河の海に『ファルトン』と『アーバイン』という、人型生物が繁栄し文明と技術を発展させている地球型惑星が有った。
『ファルトン』はいくつもの国家間の諍いを経験したが、急速に科学技術を発展させ自らの衛星だけでは無く外惑星へ進出してその
資源を使い宇宙空間にいくつもの生存可能な施設を建設し繁栄を更に広げていた。
しかし、『ファルトン』に危機が迫る。
この星の繁栄の源。恒星『ヨーカ』が赤色巨星への坂を降り始めたのだ。
次々と起こる異常気象。恒星風の嵐、公転周期の変化、自転軸の移動。
いずれも僅かな変動であったがもたらされる影響は大きかった。
植物が枯れ食糧危機が訪れる。物価は高騰し各国で暴動が発生する。
貨幣経済は崩壊に向かい人々は掠奪に走る。
ここに来て人々には『ファルトン』と運命を共にするか、見捨てるかの選択を迫られる。
多くの犠牲を払って生み出された『コールドスリープシステム(CSS)』を搭載した大型のコロニー艦を中心とした移民船団を外惑星軌道上で建造して外宇宙のまだ見ぬ惑星へ旅立つ一団が現れた。
次々に建造される移民船団。大国や資金力が豊かな団体は我先に『ファルトン』を後にした。
そして、最後の船団が『ファルトン』を後にする。
数奇な間柄に有る3つの船団。予め予定された目標惑星の星域は近いが、それぞれの星域へ向かう事する。
そのうちの一つが『アーバイン』の衛星軌道上に到達して、移民禁止事項を無視して侵略を開始。
あがらう事も出来ずに隠れ住む先住民。
だが、偶然にその中の一人が日本へ転移。日本の技術や『術』を使って隠れ住むアーバインの民を救う。
反抗の機会を窺う先住民達。
しかし、地球にも『ファルトン』をたった一団が迫る。
彼らはどう出るのか?
『侵略』か『協調』か『離脱』か
『アーバイン』そして『地球』いずれにも訪れる最後の時。
人類は生き残っているのだろうか?
そして去っていく者達に行き先は有るのだろうか?
今、そのひとつの終わりが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 17:43:59
2601722文字
会話率:31%
これは近未来、人類の未来と希望を担うはずであった火星を舞台にしたSF大河小説。
それは混迷の時代、我らの新たな版図への入植事業が開始されて百有余年を経てもなお赤い惑星の大地は荒れ地のまま放置され、数多の人々はその衛星軌道上に軌道要塞(
オービットフォートレス)なる巨大な宇宙都市群を築き、命と文明の灯を繋いでいた。
悠久の新天地が人々を拒むのは何故か?
ある事件をきっかけに母なる地球と隔絶された軌道要塞群は離合集散を繰り返し群雄割拠して戦乱の時代を迎えた。
人々は求めた。この乱を収め火星を統べる英傑を。
そして一人の風雲児が名乗りを上げた。これこそが“火星のジャンヌダルク”と呼ばれた女傑ルナン・クレール。
一介の宇宙海軍中尉でしかなかった彼女が時代の荒波にもまれ、仲間たちと共に如何にして英傑への階を駆け上がるのか?
風雲児を待つ運命は勝利の栄光か、はたまた敗残の果てに火炙りとなるのか?
これは風雲急を告げる紅の惑星の覇権を廻る女傑たちの物語である。
ルナン・クレールの戦いが今始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 14:48:58
89227文字
会話率:22%
23世紀初頭の近未来。火星に移住を本格的に開始した人類だったが、ある事件をきっかけに火星の地上には有害なウィルスが蔓延り、移住者は火星本土からの撤退を余儀なくされた。さりとて、地球への帰還もままならない人々が窮余の策として、作り上げたのが小
惑星改造型人工宇宙都市。以来、150年の月日をかけて火星の衛星軌道を中心にその周辺空域には、百期以上のスペースコロニーが点在していた。人々は自らが作り上げた新天地をスペースコロニーとは言わずに、親愛を込めて”わが邦城”、またはオービット・フォートレス”軌道要塞”と呼んだ。
各軌道要塞はその住民の民族性、宗旨、生活習慣が共通する者同士が連合、同盟を組み連邦国家を形成するに到った。この時代の火星空域には大きく五つの連合国家が誕生しており群雄割拠し、離合集散を繰り返していた。
主人公の女性士官、ルナン・クレール中尉は連邦国家の一つ、神聖ローマ連盟の自由フランス共和国海軍に属し、フリゲート艦に乗り組んで次期決戦兵器の試験運用航海に出ていたが、艦隊を組んでいる僚艦が謎の敵によって次々と撃破されていく。その最中に艦長と次席が次々と戦死。若干20代の若手女性士官が指揮を執ることに!艦は被害を受けて漂流状態。部下の間にも不穏な空気が立ち込める…。更には指揮権引継ぎ時に無理難題も…。ルナンはどうやってこの難局を乗り切るか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-17 20:05:04
159706文字
会話率:19%
時は平安。バイオサイバー平安京を中心とする列島国家に、人の世を害する一人の鬼が出没していた。名を酒呑童子という。京で最強と謳われるモンスタースレイヤーの源頼光は、理論物理学者・安倍晴明が作り出した新兵器、「血吹」という名の太刀を手に、酒呑
童子討伐に向かうこととなる。
宇宙規模の量子論的災害によって人類がその現実ごとゆらぎの中に落ちようとしている中、酒呑童子はこの災害を抑えるために人類が衛星軌道に打ち上げた無数の特殊な観測衛星を破壊し、世界に混沌を呼び込もうとしていた。頼光は、かつて失ったはずの弟子と共に、この鬼を討つべく大江山へと分け入るのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 19:47:29
27159文字
会話率:39%
ちよっと未来の地球のような惑星が舞台。この星の人類は犬の半獣人。月の衛星軌道で火星有人ロケットの組立がすすんでいる。
そこへ、太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の方向からシリンダー型スペース・コロニーが飛来する。
SF御三
家の一人の作品に出て来る宇宙船にちなんで「リラーマ」と名付けられたそれから、猿のような外見の宇宙人からメッセージが送られて来た。宇宙戦争が始まる!?
拙い文章ですが、よろしくお願いします。
参考
『宇宙のランデヴー』(Rendezvous with Rama)アーサー・C・クラーク
猿の半獣人は映画「猿の惑星」のような感じ。
犬の半獣人はこんな感じ?アニメ「名探偵ホームズ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 22:00:00
39990文字
会話率:38%
秋葉原に女体ロボットが出没、街を破壊し始めます。さらに、衛星軌道に次元女王の宇宙空母がジャンプアウト、秋葉原のヲタク向けに洗脳音波の艦砲射撃を始めます。女体ロボットを迎え撃ったムーンライトセレナーダーは1度は敗北しますが、超天才のロボのエネ
ルギーを断つ作戦が成功、ロボは破壊され、宇宙空母も轟沈するのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 07:59:38
5224文字
会話率:62%
紫煙と外連味と一抹の寂寥感漂うレトロフューチャー風味スペースオペラ百合
かつて栄華を誇ったが国力の衰退著しいある国の国策企業による、安全性を黙殺した『圧縮恒星炉』開発が失敗した結果、その国民と国土の大半を吹き飛ばす事故を起こしただけでな
く、その残骸の膨大な熱量によって超々地球温暖化を招き、陸地の7割を海に沈めてしまう、という大惨事を起こしたことによって、人類は否応なく宇宙進出を果たさざるを得なくなり、衛星軌道上には大小様々なスペースコロニーがいくつも点在している新たな時代を迎えていた未来の太陽系。
系内の各地に潜む賞金首の犯罪者を追って宙を飛び回る賞金稼ぎを生業とする、通称『ロウニン』と呼ばれる人々の一員で、ぶっきらぼうな一匹狼の女性・ザクロは、根城にしている人口の約半数を同業者が占めるスペースコロニーの格納庫にて、どこからか逃亡して忍び込んだとおぼしき、常にオドオドしている様子を見せる若い女性・ヨルと遭遇する。
どこか不思議と惹かれる雰囲気を纏う彼女と関わる内に、ザクロはヨルの抱える事情に首を突っ込む事になり――。
※未成年者喫煙は法律で禁止されています。たばこは二十歳になってから。正しいマナーと節度を持って吸いましょう。
※この小説はフィクションであり、実際の出来事や個人名、団体名とは異なります。また、作中の描写には差別や受動喫煙等を肯定する意図はありません。
※無断転載お断り
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 20:00:00
297883文字
会話率:67%
2050年、流通革命新世紀。
超高齢化社会を迎えた現代では、カタグルボッツは世界中の人間の生活、仕事、流通を支えるパートナーとなっていた。
さらにカタグルボッツによって、運用される光通信を使用したワープ装置・デジタルゲートによって流通革命が
起こり、世界の流通サービスは一変。
その流通を支えるのは、デジタルゲートを総括し、各地へと繋ぐ、静止衛星軌道上の超ISS級ロボット・アトラスボッツ。
アトラスボッツの巨大運送システム・デコピンカタパルトによって、人類は世界の裏側まで飛んでいけるのだ。
しかし、デジタルゲートは、カタグルボッツと心を通わせた、思春期の少年少女のパートナー「カタクルー」となった人間だけが利用可能となっている。
日本に住む半人前の少年・ススムは「ミライ運送」の配達員兼、レスキュー隊員だ。
相棒である人型ロボット……父が手掛けた兄弟同然のクローと共に、配達先に待つお客さんに笑顔を届ける毎日を送っている。
ある日、外国に配送に来ていたススムとクローは、いくつかの事件に巻き込まれる。
事件は全て、デジタルゲートを統括するアトラスボッツを狙う謎の組織の陰謀だった!?
デジタルゲートが起こした流通革命によって、失業を不安視した人間を煽る過激団体と、謎のスポンサー。
彼らは、世界中のシンパを集め、デジタルゲートを妨害、破壊しようと目論む。
謎のスポンサーが解き放った、悪のロボット・フィクサーがデジタルゲートを使い、アトラスボッツに向かって解き放たれる。
アトラスボッツが悪の組織の手に渡れば、世界の流通が止まるだけではなく、
超質量デコピン攻撃によって、地球は焦土と化してしまう!
いよいよとなれば、地球を救うため、世界の文明を後退させてでも、アトラスボッツを破壊しなければならない!?
だが、2人の健闘虚しく、アトラスボッツはコントロールを失っていき──
決戦に臨むとススムとクロー。クローはススムだけは守ると覚悟を決めていた。
ススムとクローの真の絆が試される!
地球の運命が、一人と一機の小さな双肩にかかっていた! 近未来SF冒険双肩活劇!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 22:51:57
9751文字
会話率:47%
◆西暦2063年。 謎の地球外敵性体群『XENEMS[ゼネムス]』が突如として襲来。 衛星軌道上からの電磁パルス攻撃によって文明の利器の大半を無力化された人類は、なすすべもなく総人口の7割あまりを失った。 かかる危機に対し、生き残った人々
は対侵略世界同盟『GAIA[ガイア]』を結成。 かくしてヒトの存亡と尊厳を賭けた闘いが始まる。 その主力たるは、人外未知の敵性技術で造られた前衛戦闘機『ヴァンファイター』と、それらの殺人的な性能に適応すべく肉体を機械的に強化したパイロット──『ヴァンドライヴァー』たちであった。 時は今、西暦2083年。 太平洋の防衛を担うGAIA第3遊弋艦隊に新たな戦力が投入されるところから、物語は始まる。 ◆本作は〈ヒロインは戦闘機〉というキャッチコピーを掲げて送る〝近未来空想科学戦記〟です。 とあるSF小説に強くインスパイアされていますが、かといってハードSFではなく、あくまでも〝ラノベ〟。 そう思って読んでいただけたら幸いです。 ◆本作はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 16:00:00
72755文字
会話率:26%
カイル・リードは観測ステーションから、未調査の惑星を探索していた。そこで法規を犯し、現地の少女と接触をしてしまう。
賞罰対象になることを覚悟した待機中、彼は気がつけば地上に降り立っていた――――。
彼を強制的に衛星軌道から地上に転移させた力
は何か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 21:46:52
1712005文字
会話率:63%
『戦後暦200年』文明を崩壊させた戦争から、二世紀が経った世界。
黒い義手を持つ傭兵の少女イブキは、宇宙を目指す少年ノアと出会う。
「友達に会いたいんだ」戦争中に打ち上げられ、今も衛星軌道を漂う機械の友達と。
「会いに行こうよ。200年
前のお姫様に」
旅立った彼等を、荒野に潜む自律兵器たちが待ち受ける。
【壊れかけた世界でも、垣間見た希望はそこにある――!】
荒廃した世界を旅する少女の【SFアクション小説】!!
*イラストを「しぐなる。」様、ロゴデザイン等を「友利まつり。」様にご協力いただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 13:14:44
128197文字
会話率:44%
ここはヒューストン。宇宙にいちばん近い街。
最終更新:2024-06-11 07:00:00
382文字
会話率:0%
西暦5012年。突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。
生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍
を結成。衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。
この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 19:34:31
12470文字
会話率:0%
天の川銀河系にある数千億の恒星。そのうち5%に満たないオリオン渦状腕。7つの勢力が派遣を争っていた。圧倒的な武力をもつ銀河帝国が6割を支配していた。
地球歴8024年。亡国の少数部族オラシオンの姫アシリレラは、14人の部下とともに、海
洋惑星OJONⅢの降下を命ぜられた。任務は偵察と本隊の陽動支援、それと軍務を終えた老犬を飼主に還すこと。当初順調だった任務は、反乱軍からの銃火を浴びて暗転する。
「2人やられた。姫。情報が漏れたとしか思えないですなぁ」
刻限になっても降下してない本隊にアシリレラはシビレを切らし、衛星軌道上の戦術級戦艦に連絡するが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 17:58:08
57877文字
会話率:56%
人類が宇宙に拠点を設けてから既に千年が経過していた。
地球の衛星軌道上から始まった宇宙開発も火星圏、木星圏を経て今や土星圏にまで及んでいる。
ミハル・エアハルトは木星圏に住む十八歳の専門学校生。彼女の学び舎はセントグラード航宙士学校とい
い、その名の通りパイロットとなるための学校である。
ミハルは実技こそ学年トップであったものの座学成績の方は芳しくない。また卒業を間近に控えていたけれど彼女はまだ就職先が決まっていなかった。かといって別に学科成績のせいではない。実技成績トップである彼女は引く手数多であり、内定がもらえていないのは単に就職活動を始めていなかったからだ。
そんなミハルに転機が訪れる。就職指導のグレン教員から航宙機レースへの出場を勧められたのだ。
このレースがミハルの人生を左右するとは提案したグレンにも予想できなかった。彼が望むような展開になることはなく、ミハルは想定外の道を選ぶ。
ありきたりな生き方を選択することはなくミハルはパイロットの高みを目指していた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 09:26:47
566267文字
会話率:48%
時に銀河星歴(G.S.)0221年。ラムルはアルタイル星域 惑星マルドゥーク宙域にいた。
第三銀河帝国 防衛軍に所属する戦闘人形(ドール)ルミナスのエースパイロットだったが、突然、発生した次元断層にルミナスごと巻き込まれた。
気がつく
と、正体不明の惑星衛星軌道上だった。自由落下を始めるルミナス。制御AI:アリスと共に何とか湖に不時着し、そこに拠点を造る事になる。
見も知らぬ世界、そこでは、どんな出会いが待っているのか? やがて巡り合う5人の少女達と5人の精霊達。そして、ルミナスを含めた6体の機神(ドール)とは。
幻想(ファンタジー)の世界に紛れ込んだ空想科学(サイエンス)の物語は何処へ行くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 00:00:00
227734文字
会話率:57%
ユーグの隊員となったクリスタルは、惑星メイダで開催された広報イベントに参加していた。
その陰に、彼女もまだ知らない敵意が忍び寄る。そしてその敵意がクリスタルに忍び寄っていることは、ユーグ総司令官であり、クリスタルの身元引受人であるアルバ
ート・ロワーズの元に、差出人不明のメッセージという形で既に知らされていた。
イベントは事件もなく終わり、本部への帰路へ着こうという段階にあったクリスタルであったが、いくつかの不運が重なり、本部へとユーグの艦艇がすぐに出せなくなった、惑星メイダの衛星軌道上の基地、ラズルールに足止めとなってしまう。
そして、そんなクリスタルに、確かに、その狂気は忍び寄っていた。
それは、一隻の定期船が、星系内で襲撃、占拠されたことから、一気に噴き出すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 20:00:00
114894文字
会話率:41%
唐突に日本消滅!
衛星軌道上にあった超巨大宇宙要塞が降ってきたから仕方がないね。
なお、墜落させたのは俺の模様。
俺はヨシダ・タロウ。
悪の組織に殺され、正義の科学者に改造された元一般人のヒーローだ。
俺は戦った。人類のために戦った。
年中無休、完全無給、人権尊厳一切なしの状態で戦い続けた。
そしてついに悪の組織を壊滅させて、世界の平和を守らされたのだ!
守ったじゃない。守らされた。ここ重要。
しかも決戦の地の宇宙要塞は自爆寸前で脱出不可。
どうせ死ぬなら俺を戦わせるばかりだった日本人共も道連れだ!
くらえ、要塞墜落日本消滅アタァァァァァァァァ――――ッック!!!!
こうして俺は日本ごと死んだ。
気がつくと俺は異世界にいた。しかも何故か女の子になっていた。
これは、俺が全てのしがらみから解放されたということだ。
だったら今度こそ好きに生きてやるぜ。ヨシダ・ハナコとしてな。
俺は『俺の正義』の味方、転生仮面イセカイザー!
世界の平和なんぞ知ったことか!
この異世界で俺が守るのは『俺の平和』だ! ――いざ、変身(リンカネイト)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 23:34:21
101323文字
会話率:35%
元パイロットの万網奔(28)は、今や乞食をやっている。
彼女は後に人型兵器「人肢戦闘車」のエース・パイロットとして「煙草の死神」とあだ名され、革命運動に奔走することになるが、その半生のうちに何を見て、何を目指し、何を恐れたのだろうか。
衛
星軌道の汚染によってインターネットが崩壊した未来、歪んだ封建社会を敷く『貴族連合』を舞台に、ミリタリーロボット大河が繰り広げられる。
カクヨム・なろう同時連載作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 19:43:34
12188文字
会話率:39%
世界から戦争を、兵器を無くそうと真剣に考えた男がいた。その意志を継ぐ者がいた。衛星軌道兵器”天幕”を用いて加害者たちを打ちのめす計画が立てられた。
時が経ち、国々は廃退し、国家と呼べるのは日本国のみになった世界で、彼らの敷いたレールの上
で生きる若者たちの苦闘と青春の人生を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 18:19:04
129971文字
会話率:46%
オレの名前は佐藤|麻里亜《マリア》。|顧客企業《クライアント》の|経営者《トップ・マネジメント》を相手に企業戦略の立案やら商品開発、マーケティング等の支援をする、いわゆる経営コンサルってのを生業にしている。今日は|顧客企業《クライアント》
であるスペースリフト社の新商品「|宙間《スペース》|浮遊《フライング》」の商品戦略を見直すため、これからシャトルに搭乗して宇宙に上がるところだ。
あぁ、「|麻里亜《マリア》」という名前の人物が「オレ」という一人称を使っていることに「男装女子」や「オレっ娘」を想像した輩がいたら申し訳ない。オレはノン気でノーマル-という表現は最近では適切ではないらしいが仕方がない-、LGBTQなどとは縁もゆかりも無い、所謂「身も心も」男だ。|異常《アブ》なのはオレの性ではなく名の方、つまり「|麻里亜《マリア》」という名前の方である。
シャトルが衛星軌道上に定位すると、船内の空気が一変した。まるで顧客達の興奮と緊張が伝わってくるようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 19:54:32
13793文字
会話率:35%