シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室に
もらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:00:00
493307文字
会話率:32%
アメリカ合衆国のデンバー北西部にある先端技術開発区画にある研究施設で事故が発生し、有害物質が周囲に拡散したらしい。
事故対応に向かった消防隊や警察から次々と先端技術開発区画に向かったのだが、彼らからは、要領を得ない応援要請が届くだけだった
。
先端技術開発センターから次々と車で避難する者達が、次々と交通事故を引き起こしてさらに事故を拡大していく。
どうやら有害物質の拡散は偽りで、研究中の遺伝子改造を行った生物がBSL-4(バイオセーフティレベルの最高レベル)を誇る区画より外に出てしまったらしい。
後にヒドラウイルスと名付けられた遺伝子改造生物は、幼生を傷口から新たな宿主の血管を伝わり脳内に至ると脳の組織を自らの組織に置換していくらしい。
さらに神経組織や筋肉組織までもがヒドラウイルスに置換されていくことで元の人間以上の力を持つことになる。その結果知性が無い生存本能だけで動き回り、新たに人を襲うことになる。
いわゆるゾンビそのものだ。
そんな事故現場近くでサマーキャンプに参加していた6人のハイスクール生徒の1人の視線で物語が始まる。
ラジオで状況を確認しよとしていた時に、友人の父親からの通信が届く。一方通行の通信だが、それを信じて避難場所からの脱出が始まる。
ゾンビを倒しながら何とか友人家族と合流すると、早急に町を離れることになった。
ロッキー山脈の西にある友人の父親が所属する協会の拠点へと向かう途中で、アメリカ軍による核を使った都市攻撃が始まる。
どうにか拠点へと到着したところで、もう1つの脅威が襲い掛かる。ロッキー山脈の冬だ。
冬の間に傍受した通信内容によると、アメリカの住人の9割以上がゾンビ化してしまったらしい。残された生存者は1千万人を下回っているらしいが、政府は混乱している状況だ。
比較的近い場所で生き残っていた人達と合流し、近くの小さな町からゾンビを掃討していることが軍に知られて、軍と共同でゾンビを掃討することになる。
町のゾンビを掃討しながら、アメリカ軍を維持してきた兵站基地の制圧が当面の目標になるようだ。それが間に合わないと、ゾンビ相手の銃弾や兵器が枯渇してしまいかねない。
さらには穀倉地帯の穀物集積所を早めに奪回することも、飢えを防ぐうえで重要な課題になりそうだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 09:30:00
2558723文字
会話率:38%
失われた家族の記憶を胸に、彼は異世界で目を覚ました。
そこは、力が支配し、商いが盛んで、権力が渦巻く世界だった。
新たに与えられた名は、ガイウス・リキニウス・リィアトル。
戦火と陰謀に揺れる地で、彼は静かに生き方を選び取る。
力を誇る者
でもなく、旗を掲げる者でもなく。
彼は、制度を築き、商を興し、影より未来を紡ぐ道を歩み始める。
かつて失ったものを取り戻すために。
かつて愛したものを胸に抱きながら。
これは、表に立たぬ者が、静かに世界を変える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 09:28:53
76106文字
会話率:14%
地球が異世界と融合して同時期に現れた魔王に世界は危機にあった。人類は異世界の勇者と協力して魔王討伐を目指した。
あれから三年が経過して冒険者達は次々と魔王に敗れていった。
そこで政府は高校生を集め冒険者として覚醒させ冒険者と共に魔王討伐に向
かわせる政策に方針を変えた。
男子高校生の英太は一クラス全員で冒険者覚醒儀式を受けた。ギルド教会で儀式が開始されるなか、英太が惚れていた三人の女子がスカウトに来たイケメン勇者に取られ、自分は冒険者覚醒儀式によって可愛らしい六歳児の幼女に性転換してしまった。
儀式によってまれにTSするらしい。
不本意ながらオールレベル1 の幼女になった英太をスカウトする冒険者は一人もいないかと思えた。
一人だけ選ばれず好きな女子も勇者に奪われ、失意にさいなまれていた幼女英太に手を差し伸べる冒険者がいた。
勇者と引けを取らない実力と美貌を誇る白銀の聖女パラル。
彼女が英太の手を握ると優しく微笑み『サタンちゃま』と呼んだ。
どうやら幼女姿の英太の職業は悪魔王サタンらしい。正体知っていた聖女さまはサタンちゃまを冒険者のパートナーに選んだ。
戸惑いながら聖女さまに選ばれたサタンちゃまは内心ホットしていた。
しかし、聖女さまの肩にかけられていた鞄の中には、かまされたら最後。絶対服従の首輪が入っていた。
『サタンちゃまをあたくしの犬に出来れば、あのクソムカつく勇者をだし抜ける』と聖女さまはほくそ笑む。
そう、世間の評判とは裏腹に彼女は腹黒聖女さまだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 09:02:54
1654641文字
会話率:53%
剣士ライン=キルトは、冒険者として名を馳せることを夢見て、血と汗と剣を捧げてきた。
幼い頃から剣を握り、パーティの中堅として名が通るようになったこの頃、ライン=キルトはようやく手応えを感じ始めていた。
……その矢先だった。
「悪い
けど、ここで終わりにしましょう、ライン。あなたには……未来がないもの」
恋人であり、仲間でもあった魔術師アイリスが、そう言い放った時、何を言われているのか理解できなかった。
「……どういう意味だ、それは」
アイリスは視線を逸らし、パーティのリーダーであるグレイが代わって口を開く。
「すまない、ライン。お前の剣の腕が信用できないわけじゃない。だが……今回、新たに加わることになった“彼”が条件を出してきたんだ」
「“彼”?」
聞き返すまでもない。今、貴族の道楽で冒険者を気取っている、あの男――リオネル=ダンバリー伯爵家の令息だ。
小手先の魔法と派手な装備を振りかざし、貧乏くさい冒険者の中でやたらと目立っていた。金とコネで危険な任務を避け、戦果だけを誇る男。
その男が言ったというのだ。「アイリスを専属魔導士にする。だが、あの“しがない剣士”とは縁を切ることが条件だ」と。
「私……選んだの。ごめんなさい、ライン」
目を伏せるアイリスの言葉に、ラインの胸は張り裂けそうになった。
何も言えず、何も聞こえず――店の扉を開け、ふらふらと外へ出た。
気がつけば、ギルドの前に立っていた。
まだ陽が高い。依頼掲示板の前に人だかりができている。
ラインは、呼吸を整えて掲示板に目をやった。これまで何度も挑んできたように――ひとりででも、やってやる。
「すみませんねえ、ラインさん。最近、伯爵家からの圧力がありまして……あなたに依頼を渡すのは、ちょっと……」
この街の冒険者ギルドでの依頼は受けられなくなっていた。
夕刻。人通りの少ない裏道。
貴族に歯向かえば、全てを失う。それが“この街”――貴族が支配する街の現実。
だが、だからこそ、ラインの中に燃え盛るものがあった。
「見ていろ、アイリス……ダンバリー……」
その時、ラインの中で何かが生まれた!それは、剣聖になる決意!
この時、剣聖ラインへの道が誕生した。
このまま終わってたまるか。
ここからラインの復讐劇が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 08:20:00
167583文字
会話率:34%
その世界には魔法があった。
第一次世界大戦後、イギリス海軍拠点スカパフローにて拘留中のドイツ艦隊70隻あまりが消えた……。
それから20年あまりが経過した1940年。異世界から侵攻してきたムンドゥス帝国によって世界は大戦に巻き込まれ
ていく。南半球へ攻め入り、着実にその領域を広げた異世界帝国は、ついに北半球にも侵略の魔の手を伸ばしてきた。
アメリカ太平洋艦隊がハワイ沖にて撃滅され、大日本帝国海軍が誇る連合艦隊も、トラック諸島に襲来したムンドゥス帝国艦隊と交戦するも大敗を喫してしまう。
追い詰められる連合艦隊だったが、その救援に現れたのは、ワシントン海軍軍縮条約の結果、標的艦として沈められたはずの戦艦『土佐』らと、スカパフローで自沈したドイツ艦を再生した秘匿艦隊だった。
魔法技術研究部=魔技研の手によって蘇り、新たな姿となった艦と兵器を携え、日本は、異世界からの侵略者に立ち向かう。
※カクヨム、ノベルアップ+にも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 08:11:16
2659485文字
会話率:42%
地球から遥かに遠く離れた惑星サモナルドが舞台。そこでは、召喚師と呼ばれる者達が日常生活から国家間の戦争に至るまで幅広い分野で強い影響力を与えている。そんな召喚師の中で、ケンタウリ国の召喚術師カーンフェルトは当代髄一の召喚力を誇る。ところが、
ある召喚実験において致命的な問題を引き起こし、カーンフェルトは自らの命を失うことに。そして、カーンフェルトは奇跡的に現代の日本に転生することで復活を果たすのだが、果たして、転生したカーンにどのような運命が待ち受けるのか?そのカギは、彼の運命を左右する二人の女性が握るのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 07:40:00
386851文字
会話率:31%
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化
身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
※本作は、以前に執筆した『初恋復讐《リベンジ》』を大幅加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 06:27:49
863669文字
会話率:37%
SNSで同世代の女子から絶大な支持を誇るインフルエンサーの瓦木亜矢。彼女は、ある日ライブ配信中に、恋人の鳴尾はるかの浮気現場に遭遇し、そのまま別れを告げられるという屈辱を受ける。自分の名誉回復のため、友人との賭けに乗った亜矢は、学内の冴えな
い男子・深津寿太郎を学園祭の人気投票トップに変身させるべく奮闘するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 18:35:51
157299文字
会話率:36%
私は、華の女子高生、宮沢紗都。
我が群馬が誇るカルタの大会で優勝し、お祝いのために旅行で東京の浅草に来てぶらぶら散策をしていた。
焦った様子でワインの瓶をポイ捨てした人が警察署に止めてあったパトカーに乗り込む場面よりも、真っピンクのイルミネ
ーションに染まる日本一高いタワーに目を奪われていた。猛スピードで走り出した飲酒運転のパトカーが、目の前に来るまで気付かなかった。
ドン!という音とともに意識を失い、目が覚めたら、、、
異世界で貴族のご令嬢に転生していた!
しかも、この世界は乙女ゲーム「傾国の美女〜女スパイは大国の王子様を籠絡する〜」の舞台に非常に似ている。
その上私は、無能王子に婚約破棄され、その後に起こる戦争で散る予定の悪役令嬢マーサ・アクトゥールに転生してしまった。このままゲームのようにすすんだら、二度目の生も短く終わってしまう。
そうならない為に、婚約破棄してくるであろう無能王子とヒロインにカウンターを決めると決心した!
見た目はご令嬢、中身はグンマー人。
マーサ・アクトゥールは、傾国の美女の脚本を破綻させる。
***この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 06:10:00
92213文字
会話率:50%
地味で目立たない貴族の三女・エリーナ。家では冷遇され、使用人のように扱われる日々を送っているが、ひとたび男装すれば絶世の美貌を誇る貴公子“エリアス”、華やかなドレスと化粧を纏えば正体不明の美女“エルビナ”として社交界の話題をさらう。これはす
べて、人生を生き抜くため、そして前向きにお金を稼ぐため。情報収集から潜入調査まで、依頼に応じて自在に姿を変えながら、エリーナは王都に渦巻く陰謀と数々の謎へと立ち向かう。三つの顔を武器に真実を追い求める彼女の傍には、遊び人で幼馴染の王子や、家族のような年下の王女の姿が。
エリーナは今日もお金のために頑張ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 05:19:10
68801文字
会話率:48%
六樹亮(ムツキ・リョウ)17歳は平凡?な高校生である。ある日、クラスごと異世界転移に巻き込まれ、クラスメイト達は異世界の国王にチート能力や武器を授かり、迫り来る魔王軍の迎撃を依頼される。
しかし六樹は転移の途中、魔王軍の攻撃により世界の狭間
に投げ出される。目を覚ました六樹は自身がクラスメイトより2年ズレて転移した事、多くのクラスメイト達が力を振りかざし堕落した事、そして魔王の正体を知る事になる。
強大な勢力を誇る魔王軍、理不尽な力を振りかざす元クラスメイトの転生者たち、チートを持たない六樹の格上狩りが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 00:00:00
283227文字
会話率:49%
「彼が望むのなら、毒すらも甘露となるでしょう…」
目覚めた私の視界に広がるは、朝鮮王朝の宮廷。
かの悪名高き側室、張禧嬪として新たな生を得た私に、世間は容赦なく「毒婦」の誹り(そしり)を浴びせる。
しかし、私の心はただ一筋、若き国王・李焞(
スクチョン)の御心(みこころ)のみを求めていた。
彼の深まる御寵愛(ごちょうあい)は、同時に歴史が刻んだ悲劇の結末へと私を誘う毒でもある。
現代から渡りし身で、この狂おしいほどの愛と、定められた破滅の運命から逃れ、真の幸福を掴むことは叶うのか?
絢爛たる宮廷の闇と欲望が渦巻く中で、哀しくも気高く咲き誇る、禁断の恋絵巻。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:56:35
29177文字
会話率:13%
15歳にして絶頂の人気を誇るアイドル、姫歌(ひめか)・スターアントワネット。
彼女は天性の才能と美貌を持ち、武道館を満員にするほどの歌唱力を誇っていた。
しかし、その裏では「愚民どもを支配する姫君」として己の才にうぬぼれ、周囲を見下していた
。
そんな彼女が異世界へと転生したとき――その世界の「歌」は、命を削り聴衆に分け与える聖なる行為だった。
「誰がそんな自己犠牲をするものか!」と反発する姫歌だったが、ある少女・ノォトと出会い、次第にその世界の厳しい運命を知る。
やがて聖女として祭り上げられた姫歌は、王家の命令により大規模コンサートへと招かれる。
しかし、歌うことはすなわち自身の命を削ること――
命を落としてなお誰かを救いたいと願う聖女たちの壮絶なステージを目の当たりにし、彼女は「歌う意味」を問うことになる。
「私の命に、世界が飢えている。」
これは、かつて傲慢だった少女が歌の本質と運命に向き合う壮大な物語。
歌で世界を巡り、誰かの希望になりながら、彼女は本当の聖女へと成長していく――
魂を震わせる異世界アイドル×命の歌ファンタジー!
姫歌が選ぶ未来とは――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:50:00
24993文字
会話率:30%
人類が異能力を使えることが当たり前になった世界で、国内学生No.2の異能力を誇る『火炎放射』こと二宮二乃は、異能探偵局、そして、無能力者にして異能力者よりも強い行方に出会う。
異能力を正しく使うこと、そして、その力を人の為に役立てたいと
願う二宮は、異能探偵局で犯罪を追いながら自身を成長させていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:13:11
93986文字
会話率:61%
西暦2321年
人類の文明が衰退した世界において、栄華を誇る国、〝アルカディア〟。
そこに生まれた少年、「ヤコブ」は、人類が待ち望んだ最後の希望―――〝預言者〟だった。
ある日、ヤコブは生まれながらに持った力、予知夢により、世界に
危機が訪れていることを知る。
世界を救うため、今、『奇跡』の少年の物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:12:21
472490文字
会話率:45%
全校生徒一万人を誇る釣鐘高校の生徒会。その末端に位置する支援委員会所属の倉狩影郎は、少し頭がおかしい男子高校生。
そして、彼の元を訪れるのは、青春に追い詰められた敗北者たち。支援委員は、報われなかった者を救うために存在しているのだ。
彼
は、今日も依頼を待っている。人を救うことだけが、彼の唯一の存在理由だから。
これは、青春ラブコメには決してあってはならない、あらゆる結果を覆す物語。敗北者を救う系青春ラブコメディ、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:07:21
113977文字
会話率:57%
私の名前は羽生鷹虎(ようこ)、剣道場の娘で格闘技好きの高校3年生だった。でも、どうやら死んでしまったらしい。何故か魔法の存在する世界の貴族令嬢・アシュリーに転生したようで、5歳の時に前世の記憶を取り戻した。魔法も使えるようだが、親にも内緒で
ちょっとやらかしてしまって・・・どうも魔力が多すぎるのか上手く使えない。災害でも起こしては大変なので、とりあえず魔法は使うのは止めておこう(本音はもう面倒くさい)。 まずはこの弱っちい身体を鍛えることにした♪ 私のこの世界の父親は、王国一の強さを誇るグレンヴィル辺境伯。父や兄達の様に強くなれるように頑張ろう。 魔の森で出逢った神獣に『真っ直ぐ育て』と言われたけれど、私、前世でも真っ直ぐさには定評があったんだ。「猪突猛進」だとよく言われたのだ!まかせてくれ!!・・・このお話は、格闘技好きの一見可憐な少女が、思うがままに生きていたら、いつの間にか色んな人を救ってしまう・・・いや、迷惑掛けまくっただけかも知れない。そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 21:00:00
799804文字
会話率:50%
幼い頃から剣を握り、王国騎士団の団長にまで上り詰めた、男爵家出身のエルディン。戦いと、ある程度の一般常識以外知らない、とんでもない世間知らずの男だ。
そんなエルディンが政略結婚で妻に迎える事になったのは、侯爵令嬢のセレンディーネ。“王国一
”と謳われるその美貌を誇る彼女だが、エルディンに突き付けたのは「白い結婚を望む」という冷たい現実。
暫くは絶妙な距離感を保っていたが、同じ時期に結婚をした同僚の言葉に感化され、エルディンはセレンディーネを何とか口説き落とす事を決意。だが、男まみれの世界で生きてきたエルディンにとって、恋愛感情とは未知なるもの。エルディンの計画は難航する。
同期や部下、両親などたくさんの人間から助けて貰い、徐々に口説き文句のレベルが上がるエルディン。そんなエルディンに、いつしかセレンディーネも惹かれ始めていて──。
恋愛経験ゼロ、ヘタレ男のエルディンが、高貴な令嬢のセレンディーネを口説き落とす事は出来るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:40:07
1993文字
会話率:29%
風の神に守られ、繁栄を誇る国・エアリエル。だが信仰の衰えとともに、少しずつ国に綻びが生まれていく。
騎士となった青年・ヴァンクは、幼なじみの失踪に疑念を抱き、国の奥深くに隠された「祈りの犠牲」と向き合っていく。
風の女神の加護を持つ少年・
クレール。彼は、女神の“代わり”として地下に囚われていた──
壊すのは、神か。守るのは、君か。
これは、信仰の終焉と再生を描く幻想譚。
※カクヨムでも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:00:00
15711文字
会話率:39%
周囲と比べて身体の小さなサッカー少年神明寺弥一。小さく細身の体格にも関わらず彼のポジションはDF、しかし彼は相手のチャンスをことごとく潰して得点を許さない。
まるで最初から読んでいたかのように先回りをしてのディフェンス。
彼は本当に心の読
めるサイキッカーだった。
心が読める事を武器に弥一はイタリアでサッカー留学を経て日本へと帰国。
高校1年となっても身長は150cmと一際小柄を誇るが彼は宣言する。
「全試合無失点で行くつもりなんでよろしく♪」
こちらの小説は「カクヨム」の方でも転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 19:02:52
1784300文字
会話率:38%