アンジェリカ・ブランシュはブランシュ伯爵家に生まれながら、家族として過ごす事ができなかった。両親の愛は母にそっくりの美しい妹にだけ注がれて、アンジェリカは関心を向けられる事もなく、共に食卓を囲む事さえなくなった。妹はそんなアンジェリカを下に
見ている。
魔法学院を卒業し、魔導研究所に勤めるようになっても関係は変わらない。
それでもアンジェリカは諦められなかった。いつか家族として一緒に過ごす日が来る。共に食卓を囲み、ささいな事で笑い合う──そんな日が来るのを夢見ていた。
変わらない日々の中、アンジェリカは古文書を解読し古代魔法を復元させるという依頼を受ける。それはこの世界の成り立ちに関わる重大なものだった。機密事項ゆえに研究所で解読を進める事も出来ない為、アンジェリカは所長秘書であるヴィクトルの屋敷で任務にあたる事になる。
ヴィクトルと共に過ごすうちに、アンジェリカは自分を大切にする事を知っていく。
しかしそんなアンジェリカを、妹が放っておくわけもなく──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 08:00:00
7786文字
会話率:26%
ルクサリア帝国には、皇族の一握りしか把握していない機密事項がある。
その中の1つに、高職管理課がある。そこに1度目をつけられると、逃げられることは出来ない、皇帝の諜報部隊として恐れられていた。
子爵令嬢のルディアナ=アルムは、その高
職管理課の雑務係として、皇宮に勤めている。
高職管理課に属しているために、周りからは距離を取られてしまい、友人はほとんどいない。
少し浮いた存在のルディアナには、本当に空中に浮いた存在の友人がいる。
アノン=ルクサリア、はるか昔のルクサリア帝国の皇女の幽霊だ。その彼女が幽霊となって、ルディアナの業務を影から支えている。
ルディアナの所属する雑務係の業務は、諜報活動や暗殺を扱う高職管理課には必要不可欠なもので、その雑務係はルディアナの他、高齢のサルマ夫人とたった2人で担っている。
2人の主な業務は、皇族とそれに並ぶ高位の貴族の命を呪いや悪霊から守ることーー解術をすることだ。そして、その発信源を特定し、諜報部隊に託すこと。
解術は産まれ持った能力であり、学問や修行を極めても後天的に得ることが出来ない。そのためルディアナとサルマ夫人は、皇族の解術をする極めて特殊な、大切な存在として、国の機密事項の1つになっている。
そんな有能者として、ルディアナは幼いことから皇族の解術をしてきた。
これは、決して目立ってはいけないルディアナの、皇宮でのお仕事記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 22:20:00
68395文字
会話率:41%
ベルセルク。英名バーサーカー。こちらの呼び名の方が日本ではなじみ深いだろうか。
北欧神話の伝承に登場するそれは、戦いの神オーディンによって人知を超える力を手にした者とされている。
走れば、一息の間に隣の山まで駆け抜け。
叩けば
相手の頭部を破壊しその足元の地が砕け。地割れを起こしたとさえ言われる最強の戦士。同様に加護を受けたベオウルフやヴァルキリーらと共に、聖戦ラグナロクをオーディンの下闘い抜いた。
結果――オーディンとその義弟ロキは命を落としそれとともに彼らもまた神々と運命を共にしたと言われていた。
以上、江部栗鼠田書店発行『はじめてのほくおうしんわ』より一部抜粋。
さて、何故この物語の冒頭をアタシがこんな厨二病の様な綴りで始めたかには実は理由があります。
えへぇ? アタシがただの厨二病だからだろって⁉ そ、そんなことないもん‼
……こほん。いいですか? 閑話休題しますよ?
え?
そもそもアタシが誰なのかって?
失礼しました。アタシは愛生歩。華の14歳女子中学生。
好きな教科は体育と美術。嫌いなのは数学と英語。あと裁縫とか細かい作業。身長159cm、体重は機密事項。悩み事は父親に鍛えられているから、太ももと二の腕の筋肉。すっごい太いから、マジ最悪。
……えっと、なんの話してたんだっけ?
そうそう‼ バーサーカー‼ どうして突然アタシがそんな話をしたのかって。
それはとっても簡単で。
それはとっても非日常的な理由。
いるんです!
アタシ達のクラス!
狂戦士‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 22:49:56
19207文字
会話率:23%
うっかり全国配信で闇の組織の最重要機密が世界中に広がった!組織をバックれて有名配信者になろう!
うっかりやらかして配信の同時接続者が1000万人!?
世間に知られてはいけない秘密裏に開発された魔法「シークレット魔法」
厨二病魔術師が
伝説のシークレット魔法をバンバン使って無双する所を誤って配信してしまい、組織にいられなくなってしまう。
もう、いっそのことバックれて、国の最重要機密を配信で晒して金儲けをしていこうと決意する。
組織、暗黒秘密(ダークシークレット)の機密事項は今日を持って世界の常識です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 09:56:53
3044文字
会話率:22%
汐崎星吾(しおざきしょうご)は平凡ではない大学生。立派に超のつく力を持ち、世のためヒトのため超常現象と戦う毎日を送っていた(有料)。彼らのような人間を管理するのは国家機関の某役所。失敗でもしようものなら戸籍を剥奪されてしまう、リアルに囚わ
れの身の上なのであった。
ある日彼は某役所の入り口で怪しい美人と接触する。機密事項である彼らの尻尾をつかみ、自分の計画に使おうとしている女は名前を松井深葉。どーとでも回避できる計略はどーにも回避されず、イタズラ好きの上司のタワムレにより、汐崎は深葉にあごで使われる立場となってしまったのだった。
彼女の計略とは彼女の野望、「素敵なお屋敷を格安で手に入れること♪」。
レトロな屋敷には不思議が付き物、そのために安く売り出されている屋敷の現象を解き明かし(あるいは退治したりして)、害がないなら買いましょう、という魂胆なのである。
嬉々として大望を語る深葉に、組織の命令とあれば逆らえずに汐崎が連れてこられたのは、まずは信州の山の中。金持ち社長がイギリスから移築したという塔も見事な洋館だった。かつては栄華を誇ったこの屋敷、社長の死後は怪奇現象が相次ぎ、以後何人もの持ち主の手に渡り離れて、現在は相場の半値以下で売りに出されている状態だった。
屋敷の造りは美しく、深葉はお気に召した様子、しかし塔の検分となれば、彼らはとんでもない、妖精(!)に遭遇などしてしまう!! 掟により妖精――その名をプティット・ローズ――の面倒をみなくてはならなくなった現代の美女と、ドライな男の、ありえない日々の開幕編である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 00:43:55
18547文字
会話率:49%
これは、(三級機密事項)や彼らが引き起こす(三級機密事項)を対処する(二級機密事項)の記録。
存在するが虚構の記録であり、存在しないが事実。
現在の世界の深刻度は(特級機密事項)であり、これが結末深刻度に化さないようにする事が最優先事項。
最終更新:2022-01-12 18:51:29
914文字
会話率:8%
西海東光時代、西蘭国の中書省司書房の舎人として、出仕することとなった月涼。
本来の身分を隠しながら秘密裏に皇帝の機密事項を処理する役目を持つ一族に生まれた。
今回の出仕もまた、孤独との闘いかなどと思いながらの出仕だったが、前回の出仕で知己と
なった藍がいた。天真爛漫な藍に翻弄されつつ今回の任務をこなす月涼。予定通りの任務のはずが、そうもいかない出来事がおこり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 10:14:45
150752文字
会話率:48%
聖歴3000年、北太平洋海底で発見された紫と緑の2対で構成された古代遺物であり永久機関「ヴァルハラモーメント」を巡り戦争が勃発。
北半球を占める巨大国家オーディス合衆国はXフレームと呼ばれる人型戦闘兵器を開発、初号機「パラディン」の圧倒
的戦力によって南半球の国々を一斉に敵に回した。それにより戦火は地球全土へと広がり、Xフレームに対抗する為に量産タイプであるZフレームが新たに開発され戦争は拡大化する一方だった。
半年後、パラディンが2対のヴァルハラモーメントを回収し終戦を迎えようとしたとき、火星に生活圏を移したバルド国が強襲をかけ、機密事項であったもう一つのXフレームと緑のヴァルハラモーメントを強奪し逃亡。
オーディス合衆国は奪われたヴァルハラモーメントの力を恐れ、61代大統領サルバ・リーゲルによってバルド国と友好条約が結ばれ終戦となる。
それから17年後。
何者かにサルバが暗殺されて間もなく、バルドがオーディスに強襲を仕掛けるが、それは明らかにヴァルハラモーメントではない何か別の目的が垣間見えた。
しかし、多くの命が奪われたことにより、オーディスはバルドに対して報復を宣言。両国は再び戦火に呑まれる。
バルド国が求めるものは何なのか。その間にもオーディス合衆国が企む計画は少しずつ、だが確実に進行していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 20:14:45
35805文字
会話率:31%
能力者、或いは魔法使いと呼ばれる存在が大半を占めていた華々しい時代はとうの昔に消された。
記録も、絵画、メモ、機密事項、歴史、教科書、言葉さえも失われたあの時代。確かにルカ=コーダは生きていた。
手を握るとか、握らないだとか、終わっ
た事、始まる事、全てを愚かだと言う少女、四ッ谷言ノ葉。
彼女は謳歌するは青春時代、
彼の血を引く今の世界、最後の少女。
終わり、終わる。
あの子を見ていた景色を、自分も手に入れるために。終わらせるんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 20:26:17
9353文字
会話率:53%
【Product】 それは本来なら持つことのない力や能力”特性”を扱う物体、人型、異形の総称。
【名前のない教団】 特性を扱うProductを、捕獲、管理し、表向きは宗教活動を行っている教団。
”あの日” 日常も常識も変わってしまった
。
ある事件をきっかけにProductになってしまった青年 [機密事項] と名前のない教団、Productが私たちのどこか知らない影の部分で「日常」を繰り広げるSFホラー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 19:45:00
10163文字
会話率:37%
春休みが明け、高校生2年生を迎えた日向拓真は突然現れた未来人にこんなことを言われる。
[あなたがこの地球の未来を救う鍵よ。]
さらに、逆らうと機密事項保護のために殺されるとも伝えられ仕方なく協力することになった拓真だが、その協力内容とは
心の中に入り込んだ" ハートキー" と呼ばれる心に潜む鍵を7つ集めるというもので、その集め方は鍵の所有者を恋に落とすことだった?!!
困惑しながらも所有者探しをしていると、1人目の所有者を見つけた拓真は絶望する。
それは、学校一の美少女、いわゆる高嶺の花である九重夏鈴であったからだ………
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-02 23:11:22
15555文字
会話率:34%
大陸の中心地にアピス国という小国があった。
其処に住む、ミ族、大女皇様を中心に暮らしている。
大女皇様(ショハム)
888段の階段を登りつめると、神殿があり、其処へいつものお勤めをしていた。
皇女たち四人は、息を切らせながら、頂上に
到着する。頂上で待っていた下女が皇女たちを案内する。
四人は、神殿の中の大広間に入っていく。しばらく、其処で待っていたら、女皇様が現れて、、
「娘たち、良く来てくれました、さぁ、付いてきて、、」
皇女たち四人は、女皇様のあとに続いて行く。
四人は、口を揃えて、「はい、女皇様、、」
皇女たちは、命令書は機密事項である事に緊張する。
その機密事項の書類に記載されていたのは、、、
第1皇女(華姫)、オデム石、、〈ヘブル語〉
第2皇女(蝶姫)、バーレケト石、、
第3皇女(風姫)、アヒヤマァ石、、
第4皇女(月姫)、サピール石、、
幻の貴石を探してくるようにと、、、
華姫は、北の大地へと、、蝶姫は、東の大地へと、、
風姫は、西の大地へと、、月姫は、南の大地へと、、
四人の皇女たちは、ロイヤルアピストレインを使って、幻の貴石探しに向かうのであった。それぞれの皇女に下女一人をナビゲーターとして付けることにした。
それぞれに、トレインを準備することになる。
一番早くに準備できたのは、蝶姫のロイヤルアピストレインである
月姫は、ナイトのイチに訪ねてみる、、
第4皇女、月姫は、機関長のイチに訪ねて、、
整列した乗組員たちに、皇女月姫は、出発の号令をかける。
皇女様を乗せたロイヤルアピストレインは、これから、サピール石を求めて長い旅が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 22:28:40
3704文字
会話率:59%
世の中には、大っぴらには知られていないが「能力」、というものが存在する。それはまれに人間の体に宿り、力を授ける。「能力」は機密事項とされていて、能力を持たない人間たちは能力のことを知らない。そして、その「能力」を使う能力者たちが集まったチ
ームが「能力捜査班」。一応警察の一部である。本部は東京。彼らの主な役目は能力に関する事件の解決である。
これは、そんな「能力捜査班」の班員である、ある少女の能力バトルと恋の物語。
※更新は気ままです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 20:36:27
88048文字
会話率:40%
ある日のこと普通の高校生三人組が帰っている最中交通事故にあい、その際軍の機密事項を知ってしまう。三人組は軍に入り、さまざまな事件 陰謀に巻き込まれていく...!
最終更新:2019-05-13 01:00:00
1621文字
会話率:36%
『――へ、ようこそ。当エリアに移住後は、以下の7つのルールを遵守していただくことにより、生活が永久に保障されます。(※移住後は、エリア外への移動は一切できなくなりますのでご注意ください)――』
日本の房総半島に創られた国家再生特別行政
区――。
その広大なエリアは、日本人であれば誰でも受け入れて、死ぬまで生活を保障すると宣伝している。しかし、巨大な壁で内側を隠し、内部情報を徹底的に封鎖しているため、多くの一般人は近づこうとすらしない。そのエリアに移住を希望する人間は、資本主義社会に適応できなかった落伍者ばかり。そのため、人々は彼らのことを『天国堕ち』と呼んだ。
一流企業に就職した飽海花も、天国堕ちの人間をさげすむ一人だった。しかしそれが、ある日を境に突如として逆転。順風満帆な人生からまたたく間に転落した花には、もはや天国堕ちする以外に道は残されていなかった。そしてその日から、花の人生は予想もつかない方向へと大きく変わり始める――。
虐待から逃げてきた女子中学生。五億の借金から逃げてきた中年男性。花粉症で死にかけて逃げてきた人気アイドル。戦争から逃れてきた11万もの難民たち。世界の最先端をいく超科学。永久に続く幸せなエリア。誰もが幸せに働く優しい社会。そして、その裏に隠された様々な機密事項と、闇でうごめく卑劣な陰謀――。
どうして巨大な壁で隠すのか。どうして二度と外の世界に出ることができないのか。愛を知り、平和を望み、胸が張り裂けんばかりの戦場に究極の武装で潜入した花は、最後の最後にその真実を知らされることになる――。
(※注 本作品は全体的に穏やかな展開となっておりますが、終盤のごく一部に、非常に残酷な描写が登場します。可能な限り控えめな表現にはしてありますが、苦手な方はご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 18:00:00
210627文字
会話率:52%
この国には数年前から『幸せ度数システム』が導入されているーー
人の人生は一度きり。当たり前の事なのに本気になって人生を謳歌しようとする人は少数派だった。
どうやって測っているのかは機密事項だが測定は小学校で二回、中学校で一回測って高校の入学
式に中間発表がある。自分の幸せ度数を知ることが出来る機会は人生でたった三度だけ。高校入学、二十歳の誕生日、そして死んだ後ーー
死んだあとは家族に渡されその人の人生がどれほど充実していたかが分かる。だから自分で確認出来るのは実質二度のみ。
幸せの度合いなんてその人次第。なのに人から見て幸せでないといけないのでしょうかーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-17 17:03:13
3470文字
会話率:17%
この国には数年前から『幸せ度数システム』が導入されているーー
人の人生は一度きり。当たり前の事なのに本気になって人生を謳歌しようとする人は少数派だった。
どうやって測っているのかは機密事項だが測定は小学校で二回、中学校で一回測って高校の入学
式に中間発表がある。自分の幸せ度数を知ることが出来る機会は人生でたった三度だけ。高校入学、二十歳の誕生日、そして死んだ後ーー
死んだあとは家族に渡されその人の人生がどれほど充実していたかが分かる。だから自分で確認出来るのは実質二度のみ。
幸せの度合いなんてその人次第。なのに人から見て幸せでないといけないのでしょうかーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-18 08:55:09
2681文字
会話率:53%
目を覚ましたら、あたしは草原にいた。
名前も記憶も失って――。
……あれ?
下着もない!
現存する唯一の街トワイライト。
誰もが“ENE”というエネルギーに依存した生活を送るその街には、トゥキープオーダーという超人的な
能力を発揮する武器を使い、ENE関連の犯罪を取り締まるディペンダーという存在があった。
“被召喚者”の保護という任務を受けたディペンダーの卵、河原ウニは街への帰還中、地下通路で不法侵入者に遭遇する。
「あなた、その目って……」
期せずして事件に巻き込まれてしまった“被召喚者”の少女は、そこで不思議な力を発揮し河原ウニのトゥキープオーダーを破壊。その代償として部長の大森聡一朗に大量のゼロが並ぶ請求書を突き付けられてしまう。
弁償代を支払うため、インターンとしてディペンダーになることになった少女。
数字を追い求める日々の中で、少女は自らの力と、調査庁の奇妙なシステムに対して疑問を抱きはじめ――
定期的に不定期で更新します(⌒-⌒; )
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-16 00:19:54
45106文字
会話率:47%
退職したて、ギャンブル依存症の男、最首駆男は、
全財産をオンラインカジノで使い果たしてしまう。
愚か者。そんな言葉がぴったり似合う駆男。
刺激がない生活に嫌気がさして、なにもせず、現実逃避の毎日。
プライドの高い、高学歴で残念な男。
これ
からどうやっていきていくのか、そんなことを考えながら、
悩み苦しむ29歳。
しかし、そんな彼にもなんの役にもたたない取り柄があった。
それは現実逃避の中でも最強の奥義。
「眠る」である。
しかも駆男の眠る能力は普通のそれではない。
なんと、10時間以上確実。どんな夢を見るかだって
自分で決められてしまう。
そんな駆男の楽しい夢の中に乱入者、まさかの逮捕。
自由気ままに夢を楽しんでいた駆男は
国家機密事項に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-31 18:50:16
19670文字
会話率:14%
[ふわふわが出て殺す!]
大福製造の大手企業である粉好製菓は大きな秘密を抱えていた。それは企業内でも上層部だけが知る機密事項であり、世の常識をひっくり返しかねない事実だった。
それは、ある存在。
<ふわふわ>
彼の存在だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-04 18:00:00
8693文字
会話率:22%
卒業旅行で右半身を失い、下半身不随となった僕は、PCで見付けた復讐代行サイトに登録し、事故当時、僕を助けなかった友達に復讐を敢行する決意を決める。
復讐が成し遂げられていく中、何故か無関係な人の死に直面したり、友達の変貌に少し戸惑いを隠
せなくなった時、復讐代行業者から一通のメールが届く。それは、他者の機密事項だった。
その情報を元に復讐内容を変更し、狂気にくれる僕だったが、ふと、違和感のある疑問にぶつかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 14:41:49
2106文字
会話率:42%