《一、太陽の章 王族》
愛し合うシタール王国の王女クリビアとカラスティア王国の王子ロータス。
しかし、あろうことかシタール王国が二人の結婚式の行われている大聖堂を襲撃する。
そして二人は引き裂かれる。
クリビアはロータスの為に別れる決意をす
るが、ロータスはクリビアに執着して彼女を求め続ける。
それからクリビアの厳しい人生が始まった。
《二、星の章 願い》
ロータスから逃げるクリビア。彼女の運命の相手は他にいた。
クリビアは前世で一緒になれなかった恋人と今世で再び出会った。
しかし彼女はロータスの子どもを妊娠していた。
出会いと別れを繰り返し、彼女は自分の居場所を探す。
《三、最終章 命を救う魔剣》
クリビアに伸びる魔の手と魔剣の秘密。
そしてそれぞれの人生が始まる。
*ヒーロー登場は星の章から
#ヒーローじゃないのに準主人公だっていいじゃない
※アルファポリスで『愛の輪廻と呪いの成就』という題名で投稿していたR18の作品をR15に変更し、題名、構成などを大幅に変えたものです。
おおまかなあらすじ、結末などは変わっていません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:50:00
34938文字
会話率:32%
五歳のソフィアは山中で盗賊の頭ソーハンに拾われる。ソーハンは懸賞金がかけられ指名手配されている亡国の王女だと気付いて引き渡そうとするが、結局一緒に暮らすことに。
段々女性らしく成長するソフィア。
ソフィアはソーハンが大好きで結婚したいが彼は
十二歳も年の離れたソフィアに自分にふさわしい男と結婚しろと言う。
そしてある日突然姿を消す。
傷心のソフィアは村の人からソーハンを首都で見かけたと聞く。
首都には自分の指名手配の絵姿が貼られている。
しかし、ソーハンを捜す為危険を承知で首都に出ることにする。
そして城の奴隷たちにに食事を運ぶ仕事をしながら彼を探すが、その奴隷の中に山中ではぐれた兄がいた!
そこからソフィアの運命が大きく動き出す。
積極的なソフィアと彼女を受け入れることを迷う優柔不断でうだうだ情けないソーハンが結ばれるまでのお話です。
基本的にソフィア目線とソーハン目線で話は進みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 05:50:00
37602文字
会話率:30%
幼い頃に母が男と家を出て行き、父や義母、使用人達に冷遇されていた侯爵家の娘、アーシェル・レイノルズは、その境遇に黙って耐えていた。
そんな彼女に、父が婚約者を決めてきた。相手は、格上の公爵家の子息で同い年のエイリック・オルティス。
彼はア
ーシェルに真摯に接し、そんな彼に彼女もすぐに惹かれていく。
二人の良好な関係が続いていたある日、アーシェル達が通う学園に一人の少女が編入してきた。
彼女の名はジェニー・パリッシュ。
学級委員のエイリックは、ジェニーに学園の事を教えている内に彼女と親密になっていく。
人目憚らず仲睦まじくする二人の姿に、日々心を痛めるアーシェル。
そんな時、アーシェルは突然吐血する。
町医者に診て貰った所、「あと二ヶ月持つかどうか」と余命宣告を受け、絶望が彼女の心を支配した。
アーシェルは決意する。
余命があと僅かならば、それまで好きに生きようと。
まず始めに、アーシェルはエイリックに『婚約解消』を申し出た。
ジェニーという愛する人が出来た彼は、その提案をすんなり受け入れると思っていたのに、彼から出た言葉は予想と全く違って――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:40:00
37316文字
会話率:52%
理想とする国を目指した騎士アンナと、三人の大切な仲間たち。
平和な国にしたいという志は同じなのに、それぞれ時代の渦に巻き込まれていき──
多くの愛する人との別れや悲しみ、それを乗り越えて再び出会う愛の形。
人の想いは、人の正義は、星の数
ほどある。
ストレイア王国に生きる、高潔な騎士たちの生き様。
それぞれの想いを胸に、彼らは動乱の時代を駆け抜けていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 06:07:23
745026文字
会話率:44%
「オリヴィア・ブロムウィック。貴様にはほとほと愛想が尽きた。婚約破棄を言い渡す!」
婚約者の第二王子に婚約破棄を言い渡されたオリヴィアは、あっさりとそれを受け入れる。
そして第一王子派である侯爵家の侍女となったオリヴィアは、少しずつ第一王
子とお近づきになって行くのだが──
「オリヴィア。まだ弟を忘れられないか?」
「……申し訳ございません」
オリヴィアが真に愛する人とは、一体?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 20:03:42
7170文字
会話率:47%
伯爵令嬢のアディには、誰にも言えない秘密があった。
そんなアディに、大好きな幼馴染みであるフィックスとの結婚が決まる。
大喜びするアディだったが、フィックスに「君を愛することはない」と言われ、白い結婚を求められてしまった。
愛する人と一緒
にいられるのならばとアディは承諾するも、フィックスのお相手と思われる女性への嫉妬が止まらない。
「離婚してほしいの」
「待ってくれ」
悩んだ末、切り出した離婚という答えに、フィックスから待ったが入って──
フィックスに事情を聞いたアディは、秘密を打ち明けることになるのだった。
*柴野いずみさん主催『ざまぁ企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 20:02:18
10951文字
会話率:45%
バーチャルの世界なら、何でもやり放題だ!!
どれだけ、人徳に反する行為をしても、どれだけの破壊行為を行っても、どれだけ略奪しようと、どれだけ人の不幸を知ったこっちゃ無いと、自身の思うままに暴虐の限りを尽くそうとも、ゼロにできる。
全て無かっ
たことにできる。
何故なら、この世界はバーチャルだから。
ボタンひとつでリセットできる。
ボタンひとつで、思い出も、夢も、希望も、どれだけの積み重ねがあろうとも、私がひとつ、このボタンを押すことで、無かったことにできる。
そんな世界で、それでも希望を失わずに、戦おうとするあなたは、変わりなく私の憧れだ。
あのとき、私を助けてくれたように。
私に生きる理由をくれたように。
しかしもう、私は現実に希望をもてないのだ。
人々は愚かだ。現世に真の平和などあり得ない。
だから、この世界を作った。
大丈夫。
何度間違ったって、リセットできる。
何度過ちをおかそうとも、あなたが正しい道をいけるまで、待ってあげる。
愛する人と、心ゆくまで、永遠の時間を過ごすことができる。
それが、私の作ったバーチャル世界。
慈愛と、狂気と、真の平和を実現し得たこの世界で、
みんなで幸せに過ごそう。
あなたもこっちへ来ない?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 01:23:08
81804文字
会話率:58%
悲劇と成長、そして魔法が織りなすライトノベル。
剣士が崇められ、幻の実の使い手が戦場を席巻する世界で、魔法は蔑視されている…そんな無関心の中、明るく遊び心のある青年ダリウスが誕生する。彼の唯一の武器は、誰もが役に立たないと考える魔法だけだ
った。
アカデミー入学初日から、ダリウスは屈辱と過小評価を受け、弱者に容赦のない世界に苛まれる。困難を乗り越えるシンプルな物語は、やがて暗い運命へと変わっていく。強くなるにつれ、ダリウスは肉体的な敵だけでなく、愛する人たちが次々と死んでいくのを見守る苦しみにも直面する。昇り詰めるほど、彼は孤独になっていく。
栄光を掴むために、どんな代償を払うべきなのか?
謎と隠された神々、そして生誕から紡がれる残酷な真実が刻まれたこの世界で、ダリウスは真の敵が常に目の前にいるのではなく、自らの内に潜んでいることを知る。
『軽蔑と栄光』は、壮大なアクション、深遠な感動、そして誰もが心を奪われるであろう実存的な旅路を織り交ぜた作品だ。単なる戦いを描いた小説ではなく、喪失の重み、記憶の価値、そして自己嫌悪から逃れようとする静かな闘いを描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:21:10
127760文字
会話率:5%
10歳で前世の記憶を思い出し、自分がこの世界(知り合いが書いた恋愛小説)の悪役令嬢だと気づいてしまったフレア。
前世で名もなき剣豪であった彼女は、その並外れた身体能力と筋肉で断罪を回避し、運命に抗おうとするが……。
自分と同じ転生者は出てく
るわ、恋愛小説とか言うくせに世界観はなかなかハードだわ、あんまり小説の中身も覚えていないわで、度重なる苦難が彼女を襲う。
果たして彼女は、愛する人と結ばれ、今度こそ幸せになれるのか?――というお話です。
※2022年に連載終了した『ほむらの剣』の改稿版です。新しく設定を付け加えたり、修正したりといろいろ書き直したので、全く別の小説として楽しんでいただければと思います。2022年版を読んでいなくてももちろん大丈夫です。続編とかではありません。
尚、今回の連載は毎日投稿ではなく、ある程度書き溜めたら発表という形になります。本当は全部書いてから一気に出したかったのですが、なかなかのボリュームになりそうで無理でした。
ゆっくり、のんびり、この世界を楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:08:07
240405文字
会話率:39%
それはただの楽しみのためです、それを真剣に受け止めないでください
最終更新:2025-06-20 00:05:00
224701文字
会話率:11%
難病の妹・静流を失った大学生の和也。深い悲しみに沈む一家だったが、その絶望は突如、驚愕へと変わる。死んだはずの静流が、医師たちも説明できない謎の蘇生を遂げたのだ。
「奇跡だ」と手放しで喜ぶ両親をよそに、兄の和也だけは気づいていた。蘇った妹
が、以前とは“何か”が決定的に違うことに。食卓での異様な行動、感情の欠落した瞳、そして和也の脳内にだけ響く「あれはもう君の妹ではない」という不気味な警告の声……。
日常に潜む小さな違和感は、やがて家族の絆を蝕む静かな狂気へと変貌していく。これは本当に妹なのか? それとも、愛する妹の姿を借りた未知なる恐怖か。家族の中で孤立した和也は、たった一人でその悪夢の真相に立ち向かう。
愛と狂気が交錯する、衝撃のオカルト・サスペンス。もしあなたの愛する人が、“別人”になって帰ってきたら――あなたはどうしますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:00:00
3584文字
会話率:34%
「お兄ちゃん、ずっと、好きだったよ。」
──その一言で、世界最強の兵器が目を覚ます。
2049年、日本は国際的孤立の中にあった。遺伝子技術で生まれた特殊な子供「イーロン」たちは、卒業と共に国家の管理下に置かれる運命にある。
北海道名寄市で
暮らす結花は優秀なイーロンだが、一般生徒の義兄・祥吾への想いを抱いていた。一方、同級生のイーロン・杏は祥吾に興味を示し、人型兵器MPGでの模擬戦を挑む。
そんな中、結花の父・英明が開発する秘密兵器の存在と、迫りくる国外勢力の脅威が明らかになる。バレンタインデーの朝、謎の敵部隊が名寄を襲撃。家族を、友人を、そして愛する人を守るため、少年少女たちは鋼鉄の巨人と共に立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 23:40:01
82651文字
会話率:33%
目覚めたとき、俺の記憶は消えていた。
自分の名前は「高木謙太郎」。それだけは、医者や周囲の人間から聞かされて理解していた。でも、それ以外の過去は何もわからない。俺は何をしていたのか、どこに住んでいたのか、誰を愛していたのか――すべてが霧の中
だった。
そんな俺の前に「まい」という女性が現れた。
彼女は俺の「恋人」だと言った。戸惑いながらも、彼女は俺を支え、笑顔を見せてくれる。記憶がない俺にとって、まいは唯一の拠り所だった。彼女といると、どこか懐かしく、温かい気持ちになる。俺は少しずつ、彼女の存在を受け入れていった。
しかし、俺は知らなかった。
彼女の言葉の裏に、たった一つの「嘘」が隠されていることを。
その嘘は、俺の失われた記憶と深く結びつき、決して明かしてはならない「真実」を覆い隠していた――。
この物語は、記憶をなくした男と、愛する人を失った女が織りなす、切なくも温かい愛の軌跡である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 20:41:54
592651文字
会話率:33%
天空の女神シルフィが知ろし召すパストゥール大陸では、さまざまな種族が暮らしている。
その種族の一つ、猫耳族のシルヴィアはカトゥス王国の第七王女。姉たちが次々と結婚していくのを見送る中、21歳になっても結婚に興味のないシルヴィアは、国内随一
の剣士として将軍を務めていた。
ある日、第五王女の姉グロリアが政略結婚で嫁いでいた人間族のブランシャール帝国が、突如侵攻してくる。同盟国からの完全な不意打ちになすすべもなく王国は蹂躙される。シルヴィアは将軍として奮戦するも、個人の力では戦局を変えることができず、冷酷無比の悪魔のような皇帝・リオネルによって殺されてしまった。
しかし、目が覚めると、4年前の17歳に戻っていた。それは、まさに姉グロリアがリオネルに嫁ぐ日だった。
愛する人たちを守るため、グロリアの身代わりとなって、仇のリオネルに嫁ぐ決心をするシルヴィア。当時、即位前の第三皇子だったリオネルは、奇天烈な言動が多い『うつけ』と評判の能天気な若者だった。4年の間に何が彼を変えたのか。
天空の女神フレイの三種の神器と次期皇帝の座を巡る争いに巻き込まれながら、未来を変えるべくシルヴィアの奮闘が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 12:11:05
118019文字
会話率:66%
「大家さん、大家さん、『神曲』って知ってますか」
「誰かと思えば、ことぶき神楽さんじゃないか。そんなに慌てて、どうしたってんだい」
「いえね、その『神曲』ってぇ話を落語にしようかと思いましてね。誰かに怒られやしないかと心配なもんだから、
大家さんに聞いておこうと思いまして」
「そうだな、『神曲』と言えばダンテ・アリギエーリさんの作品ですから、ふざけるなと思うお人はいるかもしれませんな」
「ダンテさんに怒られますか」
「いや、ダンテさんは十四世紀初めのイタリアの詩人さんだから、怒られることはありませんよ。古典を愛するお人に『けしからん』と言われるかもしれないということです」
「古典を愛する人なんていますか」
「ああ、それじゃ、それ。そんなことを言ってはいかん」
「すみません、正直なもんで。怒る人はいるかもしれないが、まあ大丈夫ってことでしょうか」
「どう聞けば、そのような答えになるのか不思議ではあるが、まあ、ことぶきさんが書きたいと言うのなら、仕方あるまい」
「ありがとうございます。そんじゃ、さっそく書いてきますね。書いたら持ってきますから、読んで感想くださいよ、約束ですよ」
ことぶき神楽さん、そう言うと大家さん家を飛び出していきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 10:23:29
10099文字
会話率:64%
西方諸国の蒸気タービンからはじまり、世界中で近代化がすすむ世界。
戦場には陸上戦艦が登場し、騎兵は戦争の勝敗を決める決勝兵科の役目を終えつつある。
主人公は、佐治鹿嶋。ついに軍の最後の魔法使いと呼ばれるまでに数が減り、希少になった魔法使
い仲月見イスカの副官である。
鹿嶋には、上官であるイスカにも言えずにいる、ある秘密がある。
それはこの国の皇女さまと、かつて恋愛関係にあったこと。導かれるようにして恋に落ちたはずの二人だが、最終的に鹿嶋は「この恋は運命じゃない!」と皇女さま本人に言い張ることになる。
まだ何も持たず、何ものでもなかった鹿嶋が、愛する人のためにすべてをかけて疾走する!
※最後はハッピーエンドになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 06:41:08
192195文字
会話率:41%
世界に魔法が普及した現代。
誰もが小さな魔法を使い、科学と魔法が交錯する社会で、“到達者”(リーチャー)と呼ばれる頂点の存在がいた。
主人公・シン=クラヴィスは、「技巧の到達者」として技術力で最強と称されながらも、
何よりも家族を大切
に想う男。
妻のサクラ、二人の幼い子どもたちと共に、静かな日常を何よりも愛していた。
しかしある日、政府直轄の魔物討伐機関MSIから緊急召集が届く。
世界各地で魔獣の異常出現、魔法暴走、不可解な現象が頻発し、
世界はゆっくりと、だが確実に崩壊へと向かっていた――。
かつて共に頂点を競った他の到達者たちは、技術を極めたシンを異端視し、次第に敵対していく。
家族を守るため、信じる道を貫くため、シンは一人、戦いに身を投じる。
だが、彼自身もまだ知らない。
最も愛する存在の中に、隠された”真実”が潜んでいることを――。
世界を救うのか、家族を守るのか。
選ばなければならない時が、迫る。
これは――
ひとりの男が、愛する人たちを守り抜くために、世界を相手に立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 22:30:25
291418文字
会話率:26%
どうしようもないことってあるよね。
戦争は無くならない。例えAがBを潰してもAが分裂してBが生じるのだから。
死んだ人だって返ってこない。死んでしまったのだから当然でしょう?
死は全てを奪う。その人の選択肢、記憶、未来。そして、周囲の人がそ
の人と関わる権利。そんな当たり前が永劫に奪われてしまう。
そして、一度起こったことは絶対に変わらないんだ。愛する人が死んだ事実は変らない。奴らに殺されたという事実は絶対に変わらないんだ。
……だからね、大好きな親友がいるという曖昧な現実は私を慰めてはくれないんだよ。それは明日にでも奪われるかもしれない。例え戦争が終わっても、また次の戦争が始まるのだから。
旅行先で偶然テロに遭うかもしれない。奴らに襲われるかもしれない。眠っている間に居住区が攻撃されるかもしれない。
いつかは奪われて、殺されて、死体だけが事実として残る。そんな風に思っちゃうから、ふわふわな幸せは苦しいんだ。二人で誰もいない場所に行かない限り幸せなんて感じられないの。
だから、奪うことでしか自分を慰められない。憎いあいつらから奪って、壊して、殺して。仇かもしれない人間を殺し尽くす。憎い奴の家族が私と同じ気持ちを味わっていると思えば、少しは胸のうちが晴れるかもしれない。
目の前に死体の山を築いて、そうやって1つずつ事実を積み重ねないと満足できないの。
最低だよね。
……でも、私を最低にしたのはあいつらだから。
私は私を肯定するしかないんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 21:00:00
115406文字
会話率:45%
――私、セラ・デ・ファンネリアは念願の軍人になる事が出来た。
しかし将軍の怒りを買い、更に妹の策略で除隊させられてしまう。
セラは全てを失って戦術学園に戻るが、そこでコーネル・V・レイバックという不思議な男性に出会う。
「僕はね。セラを
将軍にしても良いと思っているんだ」
「はぁっ!?」
彼との出会いでセラの運命は大きく動き始める。
「私、この国と愛する人の為に頑張ります!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:27:04
120396文字
会話率:49%
冤罪をなすりつけられ、愛する人の手で処刑された私…のはずなのに、刻戻りが起きて私は数年時を遡った。
お母さまが死んでしまって、そして忌まわしいあの親子がやってくる数日前に。
これはなにか意味があるの?
リーディアが、手に入れた天秤、その天
秤には自称女神が宿っていて――――。
死へ向かうのは自分だけじゃない。
リーディアは前を向いて運命を抗ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 08:00:00
127499文字
会話率:33%
子供の頃、アレックスは森の中で絵本で見たお姫様に出会った。絵本の挿絵と同じように宝石の中で眠るお姫様に、前世を思い出した。
前世で果たせなかった約束、果たせなかった想い。
今度こそ愛しい愛しい最愛のお姫様に
永遠の忠誠を誓い
永遠の幸せと
永遠の愛を誓う。
前世の初恋を叶えたい青年×400年眠り続けた少女
愛する人に愛され、幸せになるまでの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 00:00:00
126816文字
会話率:41%
一緒に同じ朝を迎えるほどではないけれど
君の好きなものをぼくも好きになり
穏やかでいいから
二人で前に進みたい
最終更新:2025-06-16 16:58:09
9532文字
会話率:1%
「勇者たちの心臓と引き換えに、貴女の家族を生き返らせてあげますわ」
地図にも載っていない小さな農村で、大切な家族と穏やかな日々を送っていた村娘アリソン。ある日、村を出て王都へ行った幼馴染が突如帰郷して再会を喜んだのも束の間のこと、その日
の夜、彼女は勇者レインナートによる理不尽な断罪で一夜にして家族全員を失った。
絶望する彼女を救ったのは、人間の敵であるはずの魔人たち。
勇者を殺せば家族を生き返らせられると知ったアリソンは、魔人の手を取ることを決意し、同じく勇者によって愛する人を殺された少女ラズと手を組み、復讐を始める──。
これは、ただの村娘が勇者を殺すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 12:01:36
603527文字
会話率:49%