1945年、連合国に降伏した大日本帝国は解体され、日本本土は米軍の占領下に入った。帝国陸海軍は武装解除、将兵は復員し、軍隊は消滅する。軍国主義を主導した戦争犯罪者は逮捕され、極東軍事裁判所が開廷した。GHQは日本政府を指揮して戦時体制の
廃棄と民主化を推進する。急激な変革だった。特高警察の廃止とは共産党員の釈放であり、経済民主化は経営陣の追放だ。宇垣内閣はポツダム宣言の履行と内政の安定に邁進する。
第二次世界大戦に勝利した連合国だったが、早くも対立と分裂の危機に直面していた。欧州では、ドイツとその占領下にあった中欧・南欧の処遇をめぐって新たな緊張が生まれる。極東では、対日参戦を履行できなかったソ連に対してヤルタ密約が破棄された。中近東と東亜では独立を宣言した国々が武装蜂起する。連合国は国際連合を組織して結束を強化しようとした。だが、大戦の勝利者である米英中ソの各国にはそれぞれ山積する問題があった。
1947年5月、中ソ国境で軍事衝突が起きた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 09:00:00
74204文字
会話率:66%
終戦翌年の昭和21年5月・・
九死に一生を得て命からがら 酷寒の満州から 祖国日本に引き上げてきた
しかし焦土と化した 故郷
祖国の地に再び戻ることができたが 復員兵の多くがそうであるように
二人の復員兵は 失意のどん底に突き落とされた
これからどんな希望をもって生きて行けと言うのか・・
物語はそこから始めます 長編小説になる予定
他の小説の執筆も愉しみながら ゆっくりと書いていきます(^-^)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 08:50:18
5213文字
会話率:33%
鹿児島県岩川基地で彗星艦上爆撃機「芙蓉部隊」隊員の哲郎は八月十五日玉音放送を聞く。霞ヶ浦の予科練同期が特攻で散った事を想いながらも復員の帰途に就く。彗星で山口県岩国飛行場に同乗の中尉と着陸するが誰も居ない。広島の状況も分からないまま練習機赤
とんぼで故郷広島県吉田に向かうのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 21:43:13
7281文字
会話率:37%
サラリーマン松野貴雄は元復員兵。選抜狙撃手として活躍した彼だが、市井に混じり怠惰な日々を送っていた。
そんなある日、彼は首相暗殺の任を負った反体制派の人間を誤って殺してしまう。
贖罪という建前の下、日常を打破するため松野は首相暗殺という非日
常に身を投じていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 22:14:45
20819文字
会話率:26%
昭和の探偵小説、名探偵小田切シリーズ『青菊島』の冒頭、戦後の復員船で謎の言葉を残し死んだ群青馨(ぐんじょうかおる)は、現代で自殺した受験生、佐伯草太(さえきそうた)に憑依した。
そしてその世界にはやはり転生した名探偵小田切光臣(おだぎりみつ
おみ)もいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 22:21:43
999文字
会話率:27%
日露戦争に従軍した周防大尉は戦闘で負った傷を癒すべく、佐世保の海軍病院を目指す病院戦の寝台に横たわっていた。
そんな周防大尉の夢枕に、旅順や奉天で死に別れた部下達の霊が現れるのだが…
※本作品は、夏のホラー2023参加作品で御座います。
最終更新:2023-08-19 09:01:17
1957文字
会話率:26%
寺社仏閣と町家が共存する奈良市で営まれる、老舗和菓子屋の四方黒庵。
この四方黒庵に中途採用で入社した湯屋賀谷弘恵は、今でこそ穏やかな事務仕事に勤しんでいるが、実は半年前まで銃弾飛び交う戦場に身を置いていたのだ。
大日本帝国陸軍女子特務戦隊の
主計准尉だった弘恵が、今日のような内地で穏やかな日々を送れているのは、彼女の元上官と四方黒庵の若女将の友情による物だった…
※ 本作品は、XI様御主催の「穏やか事務員さんの真実!!」企画の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 05:24:07
3403文字
会話率:18%
大日本帝国陸軍女子特務戦隊の少女士官である園里香少尉。
彼女が奈良町を訪れた理由は、同じ女子特務戦隊で青春時代を過ごした戦友の四方黒美衣子と旧交を温めるためだった。
軍を除隊して実家の和菓子屋を手伝う四方黒美衣子と、戦後も軍に留まった園里香
。
立場は大きく変わったが、同期の桜の絆に変わりはなかった…
※ 本作品は、小説家になろうラジオ大賞3の参加作品で御座います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 09:29:35
993文字
会話率:29%
私はかつてセプテントリオの妖精姫(ようせいひめ)、とあだ名されていたらしい。
未来の王太子妃として厳しい教育と公務に耐えながら、貼り付けた笑顔で愛想を振りまいていた、遠い時代の残滓だ。
今の私をそんな典雅な名で呼ぶものはいないだろう
。
五年もの間ずっと泥の中を這いずり回って戦って、ようやく生還した私を待っていたのは、平和に浮かれる人々の空っぽの賛辞と、冷たい拒絶だった。
***
※アルファポリスで公開していた「卑怯で臆病な僕は血塗れの聖女を受け入れることができない~セプテントリオの妖精姫~」および続編「幸福とは死者の群れの中に生者を見出すこと」を加筆、修正したものです。
※登場人物の感情を描いた作品なので、軍の組織や作戦などはものすごく適当です。戦車などについても作者は全くの無知なので、あり得ない勘違いなどがあれば教えていただけると幸いです。
※関東軍の従軍看護師だった母の従姉の思い出や、今まで読んだり人から聞いた戦争体験がごちゃまぜに入っています。どこかで聞いたようなエピソードがまじっていても生温かくスルーしてください。
※ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、関東軍に従軍した女性たちが八路軍に投降した後、さまざまな不幸な出来事がありました。これは八路軍の人々が酷いというより、戦場というものが持つ根源的な性質による悲劇だと思います。
母の従姉も直接的な被害には遭いませんでしたが複数の戦友が犠牲になったそうで、そのエピソードを参考に載せています。
そのため直截的な性描写は一切ありませんが、女性や子供への性暴力を含むあらゆる暴力をうかがわせるエピソードが複数あります。苦手な方はご自衛ください。
また、日本に限らず復員兵や軍属に対する差別で、戦場で傷ついた人々がさらに精神的に追い詰められた現実がありました。こちらの作品でも復員兵への差別が随所に現れているので、そういったものが苦手な方も回避された方が良いかもしれません。
※バッドエンドです。毎回のように惨たらしく人が死にます。流血や腐乱死体が毎回出てきます。
苦手な方は回避してください。
※今隣国で起きている出来事も、いつかは終息するでしょう。
その後残された人々の苦痛が少しでも和らげられるよう、世界が互いに思いやりあえますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 20:00:00
44839文字
会話率:12%
第二次世界大戦後の日本。闇製品が出回り、チンピラ浮浪児が跋扈する東京。
文武両道で皆から慕われているが、不遇な境遇のため将来に悲観している元浮浪児「匠」。
英雄になる事を夢見ている、小指の無い少女「今村」。
戦災孤児だが希代のホラ
吹き「ブギ」。
大切な人を戦争で亡くした漫画描き「私」。
それぞれに心の傷を抱え、家族と離れて暮らす4人の悪童たちが、冒険の旅に出る。
悪徳施設からの追手、野宿、過去の不良仲間、虚ろな目をした復員兵……。
様々な経験をしながら、果たして彼らは宝物を見つけることができるのか。
物語を追ううちに4人の過去が明らかになり、現在、そして未来に続いていく。
ーーオレさ、人間は幸せになるようには出来ていないと思うんだーー
大人になった匠に、「私」こと史人は何と答えるのか。
当時の歴史的背景や方言などを調べて書いていますが、もしおかしな点があれば、ご指摘いただけると幸いです。
完全にフィクションなので、実在の人物とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 16:22:41
132404文字
会話率:33%
火星紛争=火星独立戦争から復員した笠松は、フィアンセの元に帰るのだが……。地球視点と、火星視点でそれぞれ1話完結の短編です。
「カクヨム」様からの完全移植です!
最終更新:2021-09-11 21:42:11
6062文字
会話率:43%
終戦から間もなく、敗戦したマタイ皇国は、連邦政府の手によって解体され、連邦政府は新たな皇帝を擁立することによって旧マタイ皇国を傀儡国家に仕立て上げる。
戦争から復員したナギは、新皇帝を狙撃し、復讐を果たすため、連邦政府の軍人モズとの接触を試
みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 00:06:15
21483文字
会話率:34%
欧州のある国。
戦争が終わり復員したハンスは時計店を営みながら、一人息子のクルトと暮らしていた。
ある夕刻に一人男が店を訪れる。
「懐中時計を探しているのですが」
最終更新:2020-09-24 00:57:57
22097文字
会話率:33%
昭和20年8月22日、肥薩線で起きた列車退行事故。
祖父は実際にそれに遭遇し、生還したという。
戦後75年を経て、祈りと鎮魂を込めて記録として留めておきたい。
最終更新:2020-08-22 10:00:00
3234文字
会話率:0%
1945年にポツダム宣言を受諾し、日本が無条件降伏した後。米国の占領地となっていた沖縄では当時、連合軍将兵による無慈悲な「暴行」が頻発していた。
そんな中、将兵たちの間ではある2人組の復員兵達が噂になっていた。暴行現場に現れては、乱暴
を働く将兵を次々と蹴散らしていく、ならず者達――その名も、「ROGUE-MEN」。
幼気な少女の未来を守るため、「生き恥」を晒してきた男達の鉄拳が唸る!
(本作はカクヨム、ハーメルン、暁、エブリスタでも掲載する予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 00:07:10
2484文字
会話率:47%
俺たちは、送り出した罪をどう償えばいいのか。
蒸気大戦が休戦なった直後の帝都、連合軍の包囲を受けていたこの街では物資が窮乏し、各地からの横流し品によって闇市が栄えていた。
小さな闇市の顔役を務める道重(みちしげ)は、見慣れない米屋がものを
売っているのを見かけた。良心的な価格でものを売る米屋に道重はこの闇市にとどまって商売を続けてほしいと声をかけるが、その米屋を追った復員兵が闇市に乗り込んでくるのであった。
この時期、帝都には戦地からの復員兵が続々と送り返されていた。過酷な戦場から帰された彼らは、迎えるべき英雄ではなく忌むべき暴徒と化していた。復員兵は闇市に目をつけ、徒党を組んでこれらを支配下に置いていたが、道重たちの闇市を訪れた一味もご多聞に漏れず、みかじめ料をせしてめてきて……。
後に『戦後の混乱期』と呼ばれる時期の〈蒸気都市〉帝都を描いた中編小説です。
※蒸奇都市倶楽部発行の同人誌『蒸奇都市倶楽部報「地底の大機関」』(2014年5月初版発行)の絶版に伴い、一部を改稿したうえで掲載します。
※サークルの小説としては『スチームパンク“風”』の世界設定なのですが、この作品そのものはスチームパンク色はまったくないため、ジャンルやキーワードは手探りで付けています。
※小説投稿サイト『カクヨム』にも掲載予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-18 10:00:00
50882文字
会話率:44%
長く続いた宇宙戦争は終わり。
復員輸送に従事する、元駆逐艦と元艦長の、何でも無いオハナシ。
※1 読み切りのつもりだけど予定は未定
※2 「カクヨム」さまとの重複投稿
最終更新:2019-02-11 08:00:00
6984文字
会話率:56%
聞き覚えのある声に真田亮二は目を覚ますとそこは見覚えがない戦場だった。
撤退命令が出たという事を聞かされ、身体中の痛みに耐えながら幼なじみの一条総司を名乗る声の主に半ば強引に引き連れられる形でその場から命からがらたった二人で何とか前線基
地まで引き上げる事に成功する。
撤退の際に亮二は総司から、日本という国が独裁政治によって、いつしか自衛隊が国防軍と名前を変えて同盟国と共に戦争に参加していた事、独裁政治によって廃止されていた徴兵制度が再び制定されて自分たちが徴兵令で軍属となっていた事、戦っている相手は中東で武装蜂起した“共産枢軸”という“自称国家”の武装勢力である事等を聞かされた。
亮二は負傷者とは言っても、爆風による全身打撲程度で軽傷の部類に入っていたが、何故、自分は今戦地にいるのか、記憶の欠陥が著しかった事もあって、基地に着くとすぐに基地の病院に収用された。
撤退命令と同時に一時的な停戦合意が締結された事から、少し余裕が出たのか病院では記憶欠陥に対する様々な検査を受けていたが、しばらくすると記憶の欠陥以外は回復していた。
その為、亮二は記憶の欠陥を補う目的も含めたリハビリで、基地内の訓練施設で復員に向けた様々な訓練と教本を基礎から読まされる事になっていた。
身体的な訓練では不思議と他の者よりも良い成績が出ていたが、記憶の欠陥からそれが何故なのか亮二にはわからなかった。
停戦合意が締結されているとは言え、いつ破棄されるかわからない状況と兵員の補充の問題から記憶の欠陥は無視されてしまい所属大隊に新たに新設された“新兵器の実戦運用部隊”への配属が言い渡される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 13:07:21
90962文字
会話率:23%
「私」が大泣きに泣いた初夢とは、戦争から帰還した所から始まりました。
最終更新:2015-05-07 21:28:39
1484文字
会話率:29%
架空戦記創作大会2014秋 参加作品です。
最終更新:2014-11-01 00:00:00
4196文字
会話率:0%
過去に類例を見ない、凄惨な総力戦となったパタグラム公国とメイタジューラ共和国の戦争は終結を迎えた。
大戦を生き抜いた公国海軍少尉ヴァイヒも、武装解除命令に従って復員を待つだけだったはずだったのだが、なお抵抗を続ける陸軍第六師団が彼らの待機し
ていたヤース市を占拠してしまい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-27 23:50:45
11905文字
会話率:44%
手紙シリーズ最終章です。1000文字小説と小説家になろうを互いに別の国に見立てて書いてみました。
彼から来た手紙は、必ず帰ってくるという気持ちで満ち溢れていた。私は、そんな彼をじっと待ち続けた。
手紙シリーズの紹介…第1章「手紙」 [『
1000文字小説』さんにて投稿]・第2章「返信」・第3章「遠く離れた捕虜収容所から」[『1000文字小説』さんにて投稿]・最終章「再びの出会い」[本作]
ぜひとも、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-15 00:00:00
793文字
会話率:17%